『野呂邦暢(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。
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芥川賞候補の表題作、「白桃」など、名品7篇を収める
少年の日に受けた苦痛と屈辱を夢と想像の世界に仮託して、救済を希いながら精神を病んだ青年の不幸を主題に、暗い人生の側面を描く処女作「壁の絵」。心象風景の詩的な美しさ、技巧の見事さを示す短編「水晶」「十一月」、ほかに「日が沈むのを」「日常」「朝の光は……」「白桃」の佳品を収録する。青春の鬱屈と孤独を、秀れた資質と鋭敏な感性をもって描出した著者の、透明な結晶の輝きにも似た初期作品集。(『十一月 水晶』改題)。 -
デビュー作「或る男の故郷」など、端正な5篇を収める
海辺の石造りの白い家、広い庭。棕櫚の葉が風で音をたてる。……それは海東光男の至福の夢ともいえた。同業の恋人、病んだ父、交通事故、自衛隊員であった過去。N市の広告代理店員である主人公の日常と鬱屈した心情を、視覚的描写と旋律的文体で描く、表題作ほか「不意の客」「歩哨」「狙撃手」「或る男の故郷」を収録。著者の秀れた資質を開示する初期作品集。
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