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『野呂邦暢(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~5件目/全5件

  • 夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。
  • 495(税込)
    著者:
    野呂邦暢
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    故郷を捨てた二十歳の青年が、1年の放浪の後、洪水でめちゃめちゃになった故郷へ帰ってくる。荒廃した町を憑かれたように徘徊する彼の内部に、荒涼としたものに立ち向かう青春の意志が芽生える…。鬱屈した青春の煩悶を生き生きと描いた『一滴の夏』ほか『恋人』『隣人』『冬の皇帝』など、全7編を収録した秀作集。
  • 495(税込)
    著者:
    野呂邦暢
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    河口の鳥の観察に熱中する失業中のカメラマンは、飛翔する鳥たちが、すでに自然の習性を失いつつあることに気づく。方向感覚が狂い、季節はずれに渡来する鳥たち。油でよごれた港辺に漂う鳥の死骸。荒廃する河口でおこる鳥たちの異変に、現代の不安と焦燥を的確に描く表題作はじめ、全5編収録の初期短編集。
  • 462(税込)
    著者:
    野呂邦暢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    芥川賞候補の表題作、「白桃」など、名品7篇を収める

    少年の日に受けた苦痛と屈辱を夢と想像の世界に仮託して、救済を希いながら精神を病んだ青年の不幸を主題に、暗い人生の側面を描く処女作「壁の絵」。心象風景の詩的な美しさ、技巧の見事さを示す短編「水晶」「十一月」、ほかに「日が沈むのを」「日常」「朝の光は……」「白桃」の佳品を収録する。青春の鬱屈と孤独を、秀れた資質と鋭敏な感性をもって描出した著者の、透明な結晶の輝きにも似た初期作品集。(『十一月 水晶』改題)。
  • デビュー作「或る男の故郷」など、端正な5篇を収める

    海辺の石造りの白い家、広い庭。棕櫚の葉が風で音をたてる。……それは海東光男の至福の夢ともいえた。同業の恋人、病んだ父、交通事故、自衛隊員であった過去。N市の広告代理店員である主人公の日常と鬱屈した心情を、視覚的描写と旋律的文体で描く、表題作ほか「不意の客」「歩哨」「狙撃手」「或る男の故郷」を収録。著者の秀れた資質を開示する初期作品集。

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