『メグ・アレクサンダー(マンガ(漫画)、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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運命とは皮肉なものだ、とジェームズは思った。イギリスに戻って最初に会ったのが、よりによっていちばん会いたくない女性だとは。二台の馬車がすれ違い、あやうく衝突しそうになった。その相手の馬車に乗っていたのが、誰あろう、七年前に婚約しておきながら、彼を捨てて、父親ほども年の離れた金持ちと結婚したアリシアだったのだ。馬が暴れ、気絶した彼女は今も変わらず美しく、ジェームズはついときめいてしまった自分が許せなかった。彼は苦い思いを噛み殺し、そっと彼女を抱き起こした。★運命のいたずらで別れた恋人たちの麗しい再会を描きます。★
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海軍大尉の不器用な愛に、若き令嬢は心惹かれて…。
時は1794年――。イタリアの資産家令嬢エリザベスの運命は、伯母のいるイギリスへと帰る軍艦に委ねられた。ことの始まりは、彼女の父親を助けた海軍大尉ペリーとの出会いから。フランスの侵略から大切な娘を守りたい一心の父親は、ペリーを見込んで、エリザベスを積荷と見せかけて、強引に軍艦に乗せてしまったのだ。あからさまに迷惑そうな態度をとるペリーに、初めは反発していたエリザベスだったが、彼の不器用な優しさを知るうちに、恋心が芽生えてしまい…。 -
俺だけに聞かせてくれ、その甘い声を
秘密を抱えた侯爵との恋が燃え上がり!?
主人夫妻の遺児を育てるため故郷に帰ってきたジーナは、五年前に別れたジャイルズと再会した。かつては互いに隠し事をしたまますれ違ってしまったが、ジャイルズは再会を運命とばかりにジーナを誘惑してくる。「俺を好きなら触れさせてくれ」ジャイルズの甘美な愛撫に抗えず、燻っていた恋情が煽られていく。しかし、彼の真意が見えなくて……!? -
捨て子のプルーデンス、17歳。出自もわからぬ娘が貴公子に恋して……。
1789年英国。孤児のプルーデンスは、冷たい雨が降りしきるなか、宝物のブローチだけを手に、南を目指して歩いていた。人使いの荒い北部の紡績工場から逃げ出して、もう3日。追ってくるかもしれない監督官の目をあざむくため、かかしの服を拝借し、腰まであった髪も切った。そんな折、ひょんなことからウェントワース卿セバスチャンと出会い、世にも恐ろしげな追いはぎから救われたうえに、食事と服も与えられる。自分が薄汚れた少年のようななりをしていたにもかかわらず、女性だと気づいたと言う彼に、プルーデンスは胸のうずきを覚えた。高貴な身分のセバスチャンに恋する資格など、あるはずもないのに……。■生まれてまもなく捨てられたプルーデンスは、産着に留めてあった紋章入りのブローチを頼りに出自をたどります。はたして彼女の親は誰なのか、そしてセバスチャンとの身分違いの恋の行方は……?涙なくして読めない究極のシンデレラストーリーをご堪能ください。
*本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
1789年9月。プルーデンスは、少年のふりをして幼い仲間ダンとともに南を目指して歩いていた。ふたりは満足な食事も与えられず朝から晩まで働かされる孤児院からやっとの思いで逃げてきたのだ。とは言えあてもなく、道端に倒れそうになったそのとき、豪華な馬車の持ち主がふたりを救うが…? 18世紀イギリスの底辺の子供と最上級の貴族が出会い、恋をする――身分違いの運命の恋をヒストリカル・ロマンス史上初の単行本全3巻でお届けします。
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パーディタはうんざりした顔でホールを見まわした。いくら私がダンスが好きでも、こういう社交界のパーティに参加し、退屈な男性の相手ばかりしているのはごめんだわ。しかし、そのときうしろから聞こえてきた男性の皮肉な声に、そんな思いも忘れてパーディタは憤然とした。「小娘を押しつけようとする、おせっかいな婦人ばかりだな」次の瞬間、パーディタは一歩下がり、男性の足を思いきり踏みつけた。「ごめんなさい」作り笑顔で言う女性に、アダムは息をのんだ。つぶらな瞳に、滑らかで白い肌。こんな愛らしい娘は見たことがない。だが明らかにわざと足を踏んだ彼女に、今度は僕が恥をかかせてやる。
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六年前、ジュディスはダンと泣く泣く別れた。彼女の継母の悪意に満ちた中傷のせいでダンの名誉に傷がつくのが耐えられなかったからだ。そして今、ジュディスは結婚することに決めた。彼女ももう二十五歳。意地の悪い継母と暮らす家を出るには、結婚するよりほかにない。しかし、相手にはぺてん師だという評判があった。彼女がおじから相続した莫大な遺産が目当てだと言う人もいる。そんな折、ダンが突然目の前に現れ、ジュディスは彼のことを思いきれていないのに気づいた。★英国摂政期(リージエンシー)の劇的な物語を描いて人気のメグ・アレクサンダーの作品をご堪能ください。★
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1793年、マルセイユにほど近い港ではフランス在住の外国人が難民と化し、われ先に脱出せんと埠頭に押しかけ、ごったがえしていた。沖合にはイギリスの軍艦が待機し、英国人のリントン一家も接岸する救助艇を待って乗り込もうとした。が、そのとき、船にどっと人々が殺到して娘のエマ・リントンだけが取り残された。「お父さま!」エマは必死で叫んだが、船は無情にも遠ざかっていく。呆然とする彼女の肩を、背後からがっしりとした手がつかんだ。「行きましょう。ここにいては危ない」英国人の紳士に言われ、エマは振り返った。この人は誰?私をどこへ連れていこうというの?
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父が賭博に負けて家財産をすべて失ったうえに馬車に轢かれ、亡くなって四カ月。インディアの一家を没落させた張本人のアイシャム卿が、姉妹のどちらかと結婚したいと言ってきた。どちらが花嫁になるか、明日までに決めてもらいたい、と。妹のレティには将来を約束した相手がいる。インディアは家族の窮状を救うために心を決めた。この結婚に皆の幸せがかかっているのだ。でも、アイシャム卿はどこまでも尊大で、不埒な男。これがわたしの運命ならば、あまりに悲しい……。■英国貴族にはいろいろな爵位がありますが、本作のヒロインの父は身分の低い貴族でした。そこへ降って湧いた、侯爵からの結婚話。願ってもない玉の輿のはずですが……。
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父の友人だったシャヴァスに裏切られ、彼の屋敷に軟禁状態のエマ。気にかかるのは彼女を守るため囮となったサイモンのことだ。これまで何度もサイモンに煮え湯を飲まされてきたシャヴァスは、この機に彼をギロチン送りにしようと企んでいる。どうか無茶をしないで! サイモンの無事を信じるエマだったが、監視の目が厳しく連絡をとる手段がない。でも約束の教会へ行けば、彼はきっと私をみつけ出してくれる――いつしかサイモンに信頼以上の思いを寄せるエマだが!?
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いつか産みの親を捜しだす希望を胸に、ウェントワース卿の城で働きだした孤児のプルーデンス。だが、突然やって来た彼の兄嫁は、プルーデンスを「貧民窟の子供」とさげすみ、城から追い出そうとした! しかも、かばってくれたウェントワース卿との衝動的なキスを目撃され、ふしだらと言いふらされてしまう。これ以上迷惑はかけられないと、プルーデンスは黙って城を立ち去るが…。18世紀イギリスの身分違いのロマンス、ついに完結!!
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貴族のウェントワース卿に助けられ、ともに旅することになった孤児のプルーデンス。生まれてまもなく捨てられた彼女は、産着にあった紋章入りのブローチを手がかりに、まだ見ぬ産みの親を捜そうとしていた。だが、そんな彼女を見つめるウェントワース卿の瞳には、憂い影が宿っていた。果たしてそのわけは…!?18世紀イギリスの底辺を生きる娘と最上級の貴族が出会い、恋をする――身分違いの運命の恋を単行本全3巻でお届けする第2弾です!
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1793年、革命下のフランス――英国貴族のエマは祖国へと逃れる混乱のなか、家族からひき離されひとり取り残されてしまった。絶望するエマに手を差し伸べたのは革命家風の若い男性。「ミス・リントン、死にたくなければ俺と一緒に来るんだ!」私を知っている彼は何者? レディの称号をもち、いつギロチン送りにされてもおかしくないエマは混乱するが今頼れるのは彼しかいない。それに荒くれ者のような姿だけど、強くてまっすぐな彼の瞳は信用できる気がするの――。
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ジュディスは騙されている! ダンは焦っていた。6年前、身分違いが理由でひき裂かれるように別れた恋人ジュディスが、うさんくさい財産目当ての男と結婚するというのだ。相手のトラスコットは、ここ2年あまりで急にロンドンで有名になった牧師でそれ以前の生活は謎に包まれている。トラスコットを調べるうち、ダンは彼の恐ろしい裏の顔をつきとめるが…。「汚れた顔の天使」(全3巻)に登場したダンがヒーローになって帰ってきたスピンオフ作後編です。
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6年前、由緒正しき貴族の娘ジュディスは初恋の人ダンと泣く泣く別れた。継母が「スラム街育ちの孤児」とダンの噂を社交界に流したため、彼の名誉を守るために自ら身をひいたのだ。そして今、25歳になった彼女はダンとは別の相手と結婚を決めた。年々ひどくなる継母のいじめから抜け出すには結婚しかない。けれど挙式間近になって、ダンが目の前に現れて…! 「汚れた顔の天使」(全3巻)に登場したダンがヒーローになって帰ってきたスピンオフ作です。
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「私と結婚する悲しい子羊はどちらの女性かな?」名門貴族アイシャム卿の言葉はあまりに冷たかった。彼は没落寸前のラシュフォード家の借金を水に流すかわりに条件を出した。それは、姉妹のどちらかとの結婚だったのだ。なんてこと!彼は、父が亡くなる前の最後の賭博相手だったというのに。その、父の仇とも言うべき男性と結婚ですって? だが断ることはできない。恋人のいる妹をかばい、姉のインディアが彼の前に進み出ると彼は強引に唇を奪って…!?
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借金の形に決められた結婚だったが、インディアはやがて婚約者のアイシャム卿に心を許すようになる。だがその矢先、彼の弟ヘンリーから思いがけない話を聞かされることに。アイシャム卿の女性遍歴と、弟へのいわれのない差別だ。相続権のない自分は、昔から兄に見下されてきたと打ち明けられ、思わずヘンリーを慰めると、その隙をつかれてインディアは唇を奪われてしまう。しかも、その瞬間をアイシャム卿に見られてしまい…!?19世紀英国ロマンス完結編。
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