『安住雄太(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~36件目/全36件
-
「殺してやる」殺意を胸に陽子がふと視線を傍聴席にむけた。座っている青年に気づいた。女心をわかれとは言わない。でも、もっと違うやり方があったはずだ。去っていくお前を繋ぎ止めたかったんじゃない。多香子はきちんと別れたかった。明日を生きるために。望まぬ女体化された肉体。香川はこれからに震えあがった。
-
アンダーグランドな世界。突然現れた男に玲子は拉致される。車内で男との激しい口論の末、玲子は本当の自分と対峙することになる。愛すること。こころの奥にある安らぎに気づいたとき玲子は彼を受け止めようと決意する。木漏れ日が降る雪の中で。
-
地下に巣くう魔物。
「ママお小遣い頂戴」激しいDVをまじかにして西城は瑛大を失踪事件の犯人に仕立てあげる。都合のいい時だけ甘えてくる瑛大を七海は疎ましく感じていた。このままでは殺される。拷問にも似た激しい調教。西城は死体なき殺人事件を上手く利用し犯行現場を更地に変えた。 -
『電流インパル』との合本。
遠のく意識の中に地獄花が咲き誇る。遠ざかる足音に紗雪は大量に飲み込んだ水を吐き出さずにはいられない。
『電流インパル』~ちょっとした冒険心が闇に連れ去られる。結花は香織を振り払って歩き出した。
スリルをお求めならいつでも当店へいらしてください。冒険心が悲劇を生まないようにご注意を。
あまりの痛みと恐怖に結花は震え上がる。 -
『誘拐』との合本。性的倒錯は語りだしたら切りがない。この男が望む性的倒錯はノソフィリア。病症状態の身体への性的興奮。誘拐。「なにこれ? 動画のネタ? アハハ! 受ける」愛妻にまで手を出した三上を中西は許せない。報復する。せいぜい、これからを苦しんで生きるといい。
-
代々受け継がれる淫らな血。我が一族はなに一つとして変わることはない。異端者。
一族の結束は口外できぬ異教にある。戸惑いも恥じらいすらここでは許されない。
縄が引かれるごとに女の髄が熱く痺れ気を発してしまう。
また一つ、淫らな出来事がこの空間を支配しようとする。 -
生きたラブドールが欲しい。作り物ではすぐに飽きてしまう。異端と狂気が行き来する。
~~~~
(冒頭部分の抜粋)
生きたラブドールを手に入れた井沢は意気揚々としている。
心美を椅子に座らせ両脚を大きく開脚させた。しっかりと繋ぎ止める。
繋ぎ止めると手首を縛り頭上に繋ぎ止めた。
噛ませたボールギャク。
梱包もしなくては。
これはラブドールとして選ばれ心美の儀式だ。
紙袋を心美に被せると井沢は心美を取り囲むように置かれたラブドールのくちびるを舐めた。
どれだけ好みのラブドールを購入しても井沢は直ぐに飽きてしまう。
心美のために用意した道具はたくさんある。
廃屋を改築した一室に心美は囚われていた。
誰も来ない一角で耽美な情景を繰り広げようではないか。 -
ひょんなことから幽霊、公子と同居するハメになった。そうとうに古い霊である公子を地縛霊から解き放したところ頭を抱える奇行を繰り返す。しかし公子はオレのなかの生き神と相性がいい。無念の霊を公子とともに成仏させる日々はハプニングだらけ。
-
訴えるわよ。和子の気丈さが裏目に出てしまう。気丈な和子に大石は嗜虐心を煽られる。
夫の死が仕組まれていたとも知れず和子は夫の遺品があると呼び出され拉致されてしまう。
見開いた先にあるのは逃げ出せない奈落の底。翻弄される和子の叫び。 -
いつものように朝がきて夜が来るはずだった。帰りの電車内。佳代は痴漢に気づいた。このままやり過ごせば。佳代は俯いていた。しかし男は違った。無人駅で佳代の背中を押すと鬱蒼と生い茂る一角に佳代を連れ込んだ。嵐が過ぎれば。佳代はそう思い込んでいた。GWの凌辱劇。
-
信じていた。なにもかも。それなのに――。恨みの連鎖。どん底のなかでみえた光と影。ノンを愛している。愛されたかった。浅はかな計略に飲み込まれていった。ドラッグとタブーなセックス。復讐劇のはじまり。その結末で告げられる真実。直樹は復讐のために生きた。
-
『拉致』、大幅改稿。『牢獄』との合本。運命の人がまさかのひとだった。牢獄。思い出の場所。そんなところあっただろうか。葉月の終わらない夜がはじまる。拉致。生餌にされる沙織の新たな日々。快楽のドアのむこうにひろがる恍惚とした世界。
-
人肌をまとった甘いミルクシャワーが宇野のくちのなかを濡らす。
さらに強く吸いつくと飲み込めないほどの母乳が噴出した。じょじょに乳房らしい感触が母乳が噴き出すごとに戻ってくる。
甘いしずくが、男らが触れるごとに噴き出す。これからに解き放された莉緒にとって今が一番最低でいい気がした。 -
束の間の休息が暗転する。モンスターペアレントである母親からこの姉妹は逃げ出したかった。母親の目を盗むようにこの姉妹はチャットを利用していた。悪意と善意が入り乱れる空間の怖さも知らずに……。
-
宿カレ・宿カノ。神待ち娘から進化した宿カレ。援助相手を固定する女の子が増えた結果、お互いを限定的にカレ・カノと呼ぶことがある。
もう一つ、宿カノには違った意味を持つこともある。女性の一方的な盲目な片思い。
「告白する前に振られちゃったな」
情報に鍵をかける生活保護。メルマガ。千春を取り巻く人間模様。 -
捨てる神あれば拾う神あり。千尋の変わり身の早さに聡は笑いを噛み殺せない。
これだけのことをされても俺は千尋が好きだ。この苦しさから解脱を解きたい。もし祈る仏がいるとしたら、この苦しさから解脱を解きたい。こんど生まれるのなら、深海の泡でいたい。 -
シークレットな凌辱撮影。利理の肉体が被虐に吠えあがる。このDVDでしかみられない光景。量産できないからの価値。
ダークウェブに利理の痴態が流される。
利理を犯したい男らが大金を積む。利理の個人情報はもちろん有料だ。
今のネット社会の闇は深い。 -
地下に巣くう魔物。
変態性欲に憑りつかれた西田が潜むマンションに博美はなにも知らず引っ越す。
博美ちゃんは僕だけのものだ。
変態性欲に突き動かされる西田のターゲットとして博美は選ばれ拉致された。
地下室で繰り広げられる凌辱劇…… -
赤い月が綺麗。神がくだした罪科。恨めしくもあなたを愛していました。
数奇な運命に二人は翻弄されながらも赤い月の導きによって再会を果たす。
メリーバッドエンド。 -
ひととして本当に必要なのはなんだろう。安易に踏み込んでしまったアンダーグランドな世界で宮下はひとの繋がりを嫌でも考えさせられる。出会うべきして出会ってしまった清美のみせる笑顔に宮下はどん底のなかで歯を食いしばった。なんとしても清美を護りたい。こんな感情はじめてだ。はじめて誰かを愛しいと宮下は感じた。いまさらになって――――。戸惑う感情。
-
事件は些細なことから起こった。
執拗につき狙われる母娘。
生意気な真央に山内は嗜虐心を煽られる。
掻痒感に蝕ばわれた恵は母親でなくついにメスと化す。
突破的なできごとに恵は母親を捨て、言われるがままに双頭ディルドを突き立てられると腰を振った。
拒む娘を無視して恵はただ腰を振り続ける。自由になるために。 -
生きて生還してくれるよね。葉月の想いが心はぐれる。言葉を失った葉月にみえるものは真っ暗闇の海原だけだと思い込んでいた。罪を重ねあわすもの同士が交わす言葉は声だけではない。犯す罪の呵責。失うものへの強い喪失感によって葉月は言葉を失った。叩きつけるシュウの激情に葉月は迷いながらもありったけの想いを投げかけてみる。『飼育』『レイピスト』『遥かなる想い』に続く☆飼育シリーズ第四弾!
-
「夜な夜なパーティを繰り広げる」原田は白井の一言に裏があることに無意識に気づいた。桜井も薄々感づいている。
愉しいパーティにピエロが突然登場、期待の歓声のなか、ピエロはその場が楽しめるようにおどけるものだ。しかし、ここでのパーティは大きく違う。どんなサプライズがあるのか、招かれたものはそれを愉しむ。
蘭こそが、これからのシークレットなパーティ、最大のサプライズであってオードブルだ。 -
インターネットで死にたいものを集う集団自殺者を騙し大金を払ってまで生きたい。生かせたいもの達に臓器を非合法に売買しようと人知れず二人は手を組んだ。そのために未来は天城の毒牙にかかり激しい調教を受けることになる。朽ち果てるように調教を受け入れるしかない未来はついに被虐の契り、リングを薬指に嵌めさせられた。穢れたウエディング。
-
ハイキングコースから少し離れたところに松井は犯行現場を絞っていた。列車が行き交うトンネル近くに犯行現場を用意しておいた。あとはお目当ての女を連れ去ればいい。敢えて肉体として女をみると違った楽しさがあった。拳を振り上げるよりも面白い。田代と出会ったことで松井は違う性犯罪に手を伸ばすことができた。
-
惨い殺し方をするあげは。深海に包まれたあげはの想いが離れ離れであった二人を硬く繋ぎ留めた。
殺意に囲まれた世界で生きるように仕向けてしまったシュウ。待てない女は戦うことで同士になることで共に歩き出そうとしていた。
手作りの結婚式。あげはの叶わぬ夢を一つ葉月は天に還す。☆飼育シリーズ第五弾! -
鏡に映る現実は残酷だ。じっと老いた自分をみやる。険しい表情を浮かべ過ぎていったバブル時代。バブルの残痕が陣座する今。ギクシャクとする親子関係。もう修復できないと思っていた――。老いを考えずにはいられない50代。ふさぎ込む智子に奇跡が起こる。綺麗を追い求めてもいいじゃない。素敵な年齢を重ねることに智子は気づいた。彼に「ありがとう」と伝えたい。深夜に届くラブソング。
-
偶然みつけたアブノーマルサイトから真理子が生まれ変わることとなった邂逅が紡ぎだす。好奇心からの導きが真理子のすべてを輝かしだす。自分だけの王子様がこんな近いところにいたんだ。
一冊の本から生まれた意外な出来事。すべては真理子のクリックから紡ぎだされた。 -
形式だけの結婚生活。まだ始まったに過ぎない汚辱の舞台がリビングから地下室へと移り変わろうとしていた。郵便配達員になりすました男が置いていった箱。開けられたドアはいつものように感じられた。
目を見開ききった世界。開かれた禁断のドアを若菜は自らで閉めることができない。孤独と隣り合わせの日々――。 -
怪しい求人広告になにも知らず莉子は惹かれ面接を受ける。しかしすべては仕組まれていた。鋭い眼差しをした男と女によって猟奇に満ちた世界に貶めいれられる。逃げ出すことのできない空間で莉子の身体に刻まれる螺旋。終わることのない世界。正気と狂気が入り混じる。
-
まだあどけなさを残す花音を執拗に付回す男がいた。なにも知らずいつもの帰り道に一台の車が。花音は疑う素振りもなく歩いていこうとする。開かれた後部座席から牙をむいた劣情が顔をだす。連れ去られはじめて思い知らされる未曾有な仕打ちに花音はついに力尽きた。次から次に流し込まれる液体が頭上へと吹き上がる。
-
女が煙草を吸うことを嫌う男性は多い。貶められた被虐の日々が舞を大きく変えた。社会概念から背をむけた日から舞は社会から職場ですら疎外感を拭えずにいる。救われぬ葛藤が再び悲劇の惨劇へと自らで足を踏み入れてしまう。二度と逃げ出せない深い心の闇が千本松原に広がりみせる。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。