『八谷響(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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謀反によって国を追われた勇桜は、仇を討つために瑞龍国王太子の妃候補として後宮に入る。叶わない想いと知りつつ王太子の乳兄弟炎雀と惹かれ合うが、再びの王位簒奪の企みがあることを知る。
果たして本当に、愛した男がそこに関わっているのか。苦悩しながらも、悲劇を繰り返さないために勇桜は己を差し出すことを決意する。
中華風オメガバースファンタジー。 -
――切り裂きジャックとは、何者だったのか。――
1888年のロンドン。のちに「切り裂きジャック事件」として有名になる連続殺人事件が発生した。
新米新聞記者のステラは、先輩のガブリエルとともに事件の取材に当たる。しかし、取材の中で知り合った女性がジャックの手にかかってしまう。衝撃に打ちのめされたステラだが、最後の事件をきっかけにジャックへ至る手がかりを掴む――。 -
賢者マオフィに「呪いをかけられた姫を助ける」と予言された王子ヴィオレス。周囲に流されて会いに行ったカレナ王女の『呪い』は、思いがけないものだった。
彼女と風変わりな友情を結ぶに至ったヴィオレスだが、五賢者の一人が接触してきたことにより思わぬ事件に関わることになる。
一方ヴィオレスを助けるため行動を始めたカレナは、旅の途中で自分自身と向き合うこととなる。
ヴィオレスとカレナが辿り着いた答えは、大陸の隠された歴史を暴くこととなる。 -
いずれ平安京と呼ばれることになる、斜陽の都。下級貴族の青年俊道の周囲には、不可思議な出来事が起きる。だが、彼は目をそらす。己の平穏な暮らしだけが大切だから。鬼がそばを通り過ぎても、決して彼には見えはしない。見ることなど、しない。
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生まれながらに人と竜の架け橋となることを己に課していたサリエルは、貴族たちの陰謀により国内の竜が利用されようとしていることを知り、阻止すべく行動することになった。
そんな中、彼の護衛として任務に当たったリアリスが陰謀の首謀者に捕らわれてしまう。さらに自由を求める竜アハレインの単独行動により、王国は脅威にさらされることになる。
危険な状況の中アハレインと想いを通わせたサリエルは、改めて石師としての自分の生き方を見つけ出す。
感情を失い生きてきたリアリスは、相棒の竜ドゥーガルダの愛を初めて理解する。
竜と人、それぞれの想いが開いた新たなる共存の道とは。 -
明るく勝気な青年、志賀。しかし彼は生存率1%であるアルファ同種の生き残り子、生粋のアルファだった。番となれるのはオメガのみ。性を狂わせる種と蔑まれ続けたオメガを番としないため選んだ道は、本来の志賀を封じる人生だった。
小説家として基盤を築いたなか、舞い込んだ一通の手紙。差出人、墨谷の文章に惹かれ、交流を持つが、墨谷はオメガだった。
本能にのまれた志賀は、墨谷を深く傷つけてしまう。「これは愛なのか、本能なのか」真実を知り、愛を知る、大人のBL。 -
人族奴隷の白虹を、気まぐれに奴隷市場で買った時雨。
従者として白虹をそばに置いていたが、ある夜謎の襲撃者によって彼は怪我を負う。
事件を調べるうち、輪藤国の奴隷制度に関わる政争で失脚した有力者が白虹の元の主であり、陥れられた彼を白虹が救おうとしていることがわかる。
時雨は白虹とともに旅立つが、次第に白虹に惹かれていく。
獣人と人族が結ばれることなど、決してないのに。 -
奴隷として生きてきたタリスは、メルガ王国の王子メドゥに救われる。彼のもとで様々なことを学んでいたタリスだが、ある日百年前にメルガに滅ぼされた国の王族の末裔ミラルドに出会い、ともにメルガを出奔することになる。しばらくは平穏な日々が続いたが、ミド六国連合がタリスの血筋を利用しようと接触を図ったことで、ミラルド共々大陸の諍いに巻き込まれることになる。自身の無力さに打ちのめされ翻弄されるタリス、王たる者の道を模索し続けるメドゥ。そして、己の生きる場所を求めるミラルド。交差する彼らの苦悩は、争いの続く大陸の未来を楽園へと導くのか。
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若き科学者フランツは、実は由緒ある魔術師の家系の末裔。不老不死の薬の開発を命じられ、辺境の地に追いやられる。そこで彼を待っていたのは、端正な顔にガラスのような黒い瞳の男性型人造人間。寂しさを紛らわすために人間として必要な知識を教えているうちに、彼に感情が芽生えて…。人ならざる者に恋などできるのか? 不死をめぐる禁断のラブストーリー。
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夏休み、橘博道は姉に紹介された甘味処兼レンタル着物ショップ都庵で短期アルバイトをすることになった。しかし店主の立夏は付喪神であり、加えて幽霊と遭遇するハプニングに見舞われる。
生まれつきの霊感体質のため幽霊からの悪影響を心配する博道に、立夏は親身になってくれる。彼の力で幽霊騒動は終結。そして、博道のちょっと不思議なアルバイトは平穏に続くかに思えたが、立夏の狙いは他にあった。
立夏を見守る神社の神様白鷺、過去からずっと立夏を愛し続ける蛇の神紫弦。超常の存在達の思惑に巻き込まれた博道は――。 -
OLの美咲は、ある日帰宅しようと会社を出たところで「姫様!」と、自分を呼んでいるらしい声を聞く。その声の主は、美咲が10年前、異世界に転生して勇者となり、魔王の手から救ってやった王国の仲間、アルフレッドだった。彼がニホンを訪ねてきた目的は、異世界の王国エルディアスと美咲の務めている商社との業務提携を進めること。思いがけない再会に、美咲の胸は熱くなる。それは、エルディアスの王太子・ローラントへの秘めた思いがあったからだ。エルディアスとニホンを頻繁に行き来することになった美咲は、ある陰謀の匂いを嗅ぎつけるのだが…。愛しい男のため、10年ぶりに勇者として立ち上がる美咲の愛と戦いのファンタジー。
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不死の異形であるガイは、ある日森の中に捨てられていた赤ん坊を拾う。孤独な暮らしをエリクと名付けた子供の成長で癒やされていくガイだったが、やがてその愛情の形は変化していく。種族の違い故に苦悩するガイに、エリクは……。
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バスケ部の合宿で、真奈は栗岡高校のエース、霧島冬耶と出会う。
同じミステリーが好きで、かっこいい彼。そして真奈と同じで虫が大嫌いな彼。
そんな冬耶に心惹かれていく真奈だったが、合宿は少しずつ終わりに近づいていく。
ほのかな想いに明確な名前を与えられないまま……。 -
不思議な喫茶店カフェ・アクアリウム。そこで遭遇した三つの謎の解決に、図らずも一役買った修。優しいマスターと共に解いた事件は、しかし序章に過ぎなかった。修は、本当の物語へと飛び込む。すべての終わりと新たな始まりのために。
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貴族の姫・馨子に仕える白露は、和歌が苦手な姫から、恋文の代筆を頼まれる。優れた和歌を美しい文字でしたためた白露の文のおかげで、馨子と相手の公達・時雅の間で文のやり取りが始まった。ところが白露は、文が返ってくる度、目にする時雅の歌に、次第に惹かれていく。主の恋人に想いを寄せるなど、あってはならないことと、自分を戒める白露。間もなく、時雅から馨子に婚姻の申し入れがあり、彼は馨子の邸を訪れる。ふたりが語らう部屋の隣に控えていた白露だったが、突然、時雅が現れ、文を書いたのは白露だと言い当てられてしまう。想いを心の奥に隠し、主人に仕える白露を、思いがけない運命が待っていて…。
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初めて出会ったとき、苑は美しい少女の姿をしていた。十五年後偶然再会した彼と過ごす時が、最愛の妻を亡くした森村の哀しみを癒していき、やがて安らぎは恋へと変わっていく。しかし苑には、十五年前から彼を縛り付ける重い秘密が纏わりついていた。
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平安の世、都では鬼が出没するという噂が立ち、人々は恐れおののいていた。治部省に勤める藤原清継は、そんな世の乱れを沈めるための舞比べの舞人選びを任され、雅楽寮頭の家を訪れる。そこで出会ったのは、夜の桜のようなはかない雰囲気の舞人・尭季だった…。どうしても、自分を舞人に選んで欲しいと清継に懇願する尭季。その熱意に翻弄される清継も、ある日鬼に襲われて、あやうく殺されそうになる。彼を助けたのは、帝の寵愛を受けている美しい白拍子・尾花だった。彼女は尭季に近づいてはならないと清継に忠告するが、彼は聞き入れず、また悲劇が…。何年も花をつけない桜の木の下で鬼が舞う。いったい誰のために――!?
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絹のような金の髪に青い目。絶世の美姫と言われるマリアテーゼは、カレドニア王国の二番目の王女。しかし、残念ながら恋愛には興味がなく、むしろ女が男に養ってもらうためにする“結婚”というものを忌み嫌っていた。そこに現れたのが隣国の王子・テオドルス。女好きの遊び人で、実はマリアテーゼの父から、「恋愛の楽しさを娘に教えて欲しい」と頼まれている。自信満々のテオドルスは、そんな姫などたやすく落とせると軽く引き受けるが、マリアテーゼはなかなか手強かった。そこで、意地になったテオドルスは――。こじらせ姫と軟派王子の恋の攻防は、どちらに勝利が!?
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小説を書くのが好き。小説を書くのが楽しい。そういう方はたくさんいると思います。
書いているうちに「もっとうまくなりたい!」と思うようになるのも、当然の流れです。
ある日突然「もっと他の人とは違う書き方をしてみたい」と思う瞬間が来ます。
自己流ではありますがここに「ちょっとだけ今よりレベルアップ」するためのいくつかのポイントを載せていきます。 -
――また見ている。悟は行きつけの喫茶店『オリゾンテ』の経営者の一人、真澄に恋をしている。けれど真澄がいつも見ているのは、彼の兄の恋人高梨。もどかしく思いながらもどうすることもできずにいた悟の目の前で、ある日高梨は真澄に映画のチケットを渡す。誰かと一緒に行ってくるといい、と。悟は思わず自分と行こうと言ってしまう。そこから少しずつ、二人の距離は縮まっていき……。【後日譚同時収録】
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異母兄雅史の突然の死により、妾だった母共々鵜藤家に引き取られた秀二は、次期当主としての生活と人生を強要される。冷酷な父、そんな父に媚びる母、そして愚かしくも秀二に纏い付く許嫁の美代子。身勝手な周囲の思惑にがんじがらめにされた秀二を唯一救ったのは、雅史の純粋な『愛』だった。しかしその『愛』を信じた秀二には、やがて残酷な結末と現実だけが遺される。
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「僕のこと、忘れないで。ずっと憶えていて。今日までの僕の姿を」高校の夏期休暇を迎えた鈴彦は、五年前から一人田舎で療養生活を送る兄八尋の下を訪れる。久しぶりに会う兄は思い出よりもいっそう美しく、彼の優しさにも鈴彦は心惹かれる。しかし実は八尋の余命は幾ばくもなく、彼の抱える死への恐怖を目の当たりにした鈴彦はずっと八尋のそばにいたいと願う。だが次第に夏は終わりに近づき、鈴彦が帰らなければならない日が迫る。別れを前にして、彼らは互いに深く求め合うが。
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両親を亡くし、夢も失った圭輔は、母の郷里の叔父泰之の下へ身を寄せる。そこで蔵に住む美しい文緒の世話を命じられるが、その夜泰之に陵辱される。初めは泰之を恐れていた圭輔だが、彼の想いもよらぬ優しさに次第に心を開く。夜毎血縁を忘れ愛欲に溺れる圭輔。しかし、泰之の胸の内には遠い日の歪んだ恋情が未だに燻っていた。泰之が文緒を人知れず蔵の中で育てた理由とは。圭輔は泰之と文緒のことを調べるうち、やるせない結末へと辿り着く。
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ジーヌ子爵家の長女ユーリは、18歳という若さながら祖父の作った私塾を継いで人材を育成し、領地の発展に尽くしていた。しかし、彼女が変声器で声を変え男装していたのは、そういった役目からではなく、美貌を売り物にする母や妹に反発を感じていたためだった。ある日、塾の卒業生が失踪したという連絡を受け、捜索に乗り出す途中で、前国王のシャルルに出会う。彼も知人の次男が駆け落ちしたらしいと聞き、探していたのだ。シャルルはユーリと行動を共にすることになり、彼女の意思の強さと秘めた恋の悲しさに心惹かれていく。やがて二つの事件は一つの結末を迎えるが…。人捜しの旅を続ける若い女性2人と青年3人の思惑が複雑に交錯するファンタジック・ロマンス。
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