『八谷響、101円~400円(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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いずれ平安京と呼ばれることになる、斜陽の都。下級貴族の青年俊道の周囲には、不可思議な出来事が起きる。だが、彼は目をそらす。己の平穏な暮らしだけが大切だから。鬼がそばを通り過ぎても、決して彼には見えはしない。見ることなど、しない。
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明るく勝気な青年、志賀。しかし彼は生存率1%であるアルファ同種の生き残り子、生粋のアルファだった。番となれるのはオメガのみ。性を狂わせる種と蔑まれ続けたオメガを番としないため選んだ道は、本来の志賀を封じる人生だった。
小説家として基盤を築いたなか、舞い込んだ一通の手紙。差出人、墨谷の文章に惹かれ、交流を持つが、墨谷はオメガだった。
本能にのまれた志賀は、墨谷を深く傷つけてしまう。「これは愛なのか、本能なのか」真実を知り、愛を知る、大人のBL。 -
夏休み、橘博道は姉に紹介された甘味処兼レンタル着物ショップ都庵で短期アルバイトをすることになった。しかし店主の立夏は付喪神であり、加えて幽霊と遭遇するハプニングに見舞われる。
生まれつきの霊感体質のため幽霊からの悪影響を心配する博道に、立夏は親身になってくれる。彼の力で幽霊騒動は終結。そして、博道のちょっと不思議なアルバイトは平穏に続くかに思えたが、立夏の狙いは他にあった。
立夏を見守る神社の神様白鷺、過去からずっと立夏を愛し続ける蛇の神紫弦。超常の存在達の思惑に巻き込まれた博道は――。 -
不死の異形であるガイは、ある日森の中に捨てられていた赤ん坊を拾う。孤独な暮らしをエリクと名付けた子供の成長で癒やされていくガイだったが、やがてその愛情の形は変化していく。種族の違い故に苦悩するガイに、エリクは……。
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バスケ部の合宿で、真奈は栗岡高校のエース、霧島冬耶と出会う。
同じミステリーが好きで、かっこいい彼。そして真奈と同じで虫が大嫌いな彼。
そんな冬耶に心惹かれていく真奈だったが、合宿は少しずつ終わりに近づいていく。
ほのかな想いに明確な名前を与えられないまま……。 -
不思議な喫茶店カフェ・アクアリウム。そこで遭遇した三つの謎の解決に、図らずも一役買った修。優しいマスターと共に解いた事件は、しかし序章に過ぎなかった。修は、本当の物語へと飛び込む。すべての終わりと新たな始まりのために。
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貴族の姫・馨子に仕える白露は、和歌が苦手な姫から、恋文の代筆を頼まれる。優れた和歌を美しい文字でしたためた白露の文のおかげで、馨子と相手の公達・時雅の間で文のやり取りが始まった。ところが白露は、文が返ってくる度、目にする時雅の歌に、次第に惹かれていく。主の恋人に想いを寄せるなど、あってはならないことと、自分を戒める白露。間もなく、時雅から馨子に婚姻の申し入れがあり、彼は馨子の邸を訪れる。ふたりが語らう部屋の隣に控えていた白露だったが、突然、時雅が現れ、文を書いたのは白露だと言い当てられてしまう。想いを心の奥に隠し、主人に仕える白露を、思いがけない運命が待っていて…。
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小説を書くのが好き。小説を書くのが楽しい。そういう方はたくさんいると思います。
書いているうちに「もっとうまくなりたい!」と思うようになるのも、当然の流れです。
ある日突然「もっと他の人とは違う書き方をしてみたい」と思う瞬間が来ます。
自己流ではありますがここに「ちょっとだけ今よりレベルアップ」するためのいくつかのポイントを載せていきます。 -
――また見ている。悟は行きつけの喫茶店『オリゾンテ』の経営者の一人、真澄に恋をしている。けれど真澄がいつも見ているのは、彼の兄の恋人高梨。もどかしく思いながらもどうすることもできずにいた悟の目の前で、ある日高梨は真澄に映画のチケットを渡す。誰かと一緒に行ってくるといい、と。悟は思わず自分と行こうと言ってしまう。そこから少しずつ、二人の距離は縮まっていき……。【後日譚同時収録】
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異母兄雅史の突然の死により、妾だった母共々鵜藤家に引き取られた秀二は、次期当主としての生活と人生を強要される。冷酷な父、そんな父に媚びる母、そして愚かしくも秀二に纏い付く許嫁の美代子。身勝手な周囲の思惑にがんじがらめにされた秀二を唯一救ったのは、雅史の純粋な『愛』だった。しかしその『愛』を信じた秀二には、やがて残酷な結末と現実だけが遺される。
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「僕のこと、忘れないで。ずっと憶えていて。今日までの僕の姿を」高校の夏期休暇を迎えた鈴彦は、五年前から一人田舎で療養生活を送る兄八尋の下を訪れる。久しぶりに会う兄は思い出よりもいっそう美しく、彼の優しさにも鈴彦は心惹かれる。しかし実は八尋の余命は幾ばくもなく、彼の抱える死への恐怖を目の当たりにした鈴彦はずっと八尋のそばにいたいと願う。だが次第に夏は終わりに近づき、鈴彦が帰らなければならない日が迫る。別れを前にして、彼らは互いに深く求め合うが。
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両親を亡くし、夢も失った圭輔は、母の郷里の叔父泰之の下へ身を寄せる。そこで蔵に住む美しい文緒の世話を命じられるが、その夜泰之に陵辱される。初めは泰之を恐れていた圭輔だが、彼の想いもよらぬ優しさに次第に心を開く。夜毎血縁を忘れ愛欲に溺れる圭輔。しかし、泰之の胸の内には遠い日の歪んだ恋情が未だに燻っていた。泰之が文緒を人知れず蔵の中で育てた理由とは。圭輔は泰之と文緒のことを調べるうち、やるせない結末へと辿り着く。
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