『医学・薬学、大櫛陽一(実用、新書)』の電子書籍一覧
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血圧が「年齢+90」以下なら降圧剤はかえって危険!?
降圧剤を飲むと死亡率が5倍に !?
脳梗塞の発症率が2倍に!?
全国70万人の健診結果、人口40万人の住民追跡調査、脳卒中患者
10万人の研究解析で分かった!
高血圧とクスリをめぐる新事実。
高血圧対策の第一人者・医学博士大櫛陽一氏の著書
『長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい』(2014年刊行)を
最新研究結果を踏まえて大きく増補改訂し、新装版にて登場! -
血圧130を超えると高血圧――は「常識のウソ」だった
日本では、血圧が「130」を超えると高血圧とされる。
だが、この数値は絶対的なものではなかった。
例えば2014年4月、日本人間ドック学会が発表した基準値では、
「147」までが正常値とされた。
このように血圧の基準値というのはいくつも存在しており、
それら基準値の中でも130というのは「低め」の設定なのである。
では、なぜ、基準値はいくつもあるのか?
そもそも血圧とは、年齢別で考えるべきものである。
同じ成人でも40歳と80歳をひとつの基準で括るのは無理がある。
血管は年齢とともに柔軟さを失っていくので、
年長者になるほど高い血圧で血液を流れやすくしている。
それを、130という低めの基準値によって「高血圧」に該当させてしまうと、
年長者に必要な血圧をも降圧剤で下げることになる。
その結果、薬で血圧を下げた人ほど脳梗塞になりやすい、
という研究・調査も確認されているほどだ。
なぜこうしたことが起きるのか。どう対応すればいいのか。
本書はこうした「血圧130の常識のウソ」を説き、
高血圧とは何かを全36話で学ぶものである。
大櫛陽一(おおぐし・よういち)1971年、大阪大学大学院工学研究科修了。大阪府立羽曳野病院、大阪府立成人病センター、大阪府立母子センター、大阪府立病院などを経て、1988年より東海大学医学部教授。2012年より東海大学名誉教授。2006年、日本総合健診医学会シンポジウムで、全国約70万人の健康診断結果から、日本初の男女別・年齢別基準範囲を発表するなど精力的な調査、研究に定評がある。大櫛医学情報研究所所長
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