『文芸・小説、三雲央』の電子書籍一覧
1 ~3件目/全3件
-
睡蓮はヒツジグサとも呼ばれ、羊の刻(午後2時頃)に花を咲かせ、夜にまた閉じる。これを3回繰り返すと命が尽きる。古来、蓮は穢れた水中から空高く茎を伸ばして咲く姿から、極楽浄土の花と尊ばれてきた。だが、睡蓮は似て非なるもの。根に絡みつく怨念や業を断ち切れなかったかのように、その葉も花もかろうじて水面に首を出し、顔を浮かべるのみだ…。花は三度開き、声にならぬ呻きと呪詛を残して命果てる。3人の怪談猛者が今回聞き集めてきた恐怖の声は、そんな睡蓮の断末魔にも通じる怪。信じがたいけれど本当にあった、現実の恐怖なのである…。
-
彼女がトイレのドアを閉められぬ理由(ワケ)。
日常の薄皮を剥いて見えた地獄。震え止まらぬ初単著!
恐怖箱シリーズのアンソロジーで、寡作ながら毎度印象深い話を持ってくる隠れた名ハンター、三雲央。
彼がこれまでじっくりと集め、温めてきた怪談がついに1冊に纏まった。
突然気絶した女性。目を覚ますと体に謎の歯形が…「虎視」、
町工場の片隅に置かれた古びた黒のランドセル。中には意外なものが…「ランドセル」、
引っ越したばかりのアパートに遊びに来た友人。深夜、突然顔面をテーブルに打ち付ける音が…「一緒に暮らしていた」、
トイレのドアを閉められぬ女性。その戦慄の理由とは…「閾値」他、
衝撃の全36話!
著者について
怪談コンテスト超-1参加後、恐怖箱シリーズにて実話怪談の執筆を開始。
共著に『恐怖箱「怪画」』『恐怖箱「屍役所」』等。
慢性的な体調不良につき、現在、暗い1Kアパートにこもりきりの生活を余儀なくされている。
足のさきの痺れと、肌のぶつぶつがひどい。 -
エグいほどに恐ろしい。
内臓の襞に粘りつく、おぞまし怪談!
ひと言で言えば、おぞましい。厭な話ばかりが集められている。生者の闇が、死者の無念をひきずりだし、悪意に力を与えたとでも言おうか…人心の醜さがとてつもない恐怖と惨事を引き起こしている。蔵で見つけた般若の面の曰くとは…「紙般若」、家族が順繰りに死んでいく呪われた家…「四人結界」、墓場でコックリさんをした姉妹は…「妹からの手紙」ほか、魘されること必至の35話!※本コンテンツは単行本「恐怖箱 厭鬼」に収録の『黒神輿』『忌み名』『落ち首』と同一です。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。