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『アン・グレイシー(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~15件目/全15件

  • 恋人はおろか、愛人にもなれない。ましてや、彼の妻になど。

    家庭教師のフランシスは自らを戒めていた。彼に惹かれてはいけない。初仕事として派遣されたのは、遠く離れたスコットランドの領主の館。主であるラクランに、ロンドン社交界の作法を教えることだった。伯爵令嬢の婚約者がいながら、貴族のしきたりには無関心な彼を、ダンスや求愛のレッスンを通して完璧な紳士に仕立てあげるのだ。若い女教師の指図などおとなしく聞くはずもない傲慢な領主は、フランシスと踊りながらも投げやりで、誘惑的な冗談でからかってくる。野性的な美貌を持つこの男性に、軟弱なワルツなど似合わない――彼には、情熱的な愛こそふさわしい。握られた手を強く意識しながら、フランシスの胸は疼いた。それを私が知ることは、決してないけれど。

    ■ミシェル・ウィリンガムのすばらしいデビュー作をお届けします! 悲しい過去を乗り越えるため、男爵の娘ながら家庭教師として身を立てる健気なヒロインと、氏族のために伯爵令嬢を妻に迎えることが決まっている領主の許されぬ愛。圧巻の読み応えをお約束します。
  • 穢された天使を救うのは、人生を諦めた孤独な伯爵

    天涯孤独になった令嬢ケイトが、貧困から脱するための条件。それは廃墟同然の館を立て直し、主である伯爵ジャックに健康的な食生活を送らせること。彼は戦争で片脚を負傷し、美しい顔には大きな傷痕を残していた。そのために婚約者に逃げられたジャックは屍のようだったが、明るいケイトに世話をされて次第に生気を取り戻していく。ケイトの心の中でも、強面の伯爵の存在が大きくなっていった。しかし彼女は、誰もが忌み嫌い蔑むような、消し難い過去をもっていて――。
  • ★夜のロンドンを闊歩する怪盗の正体とは……?★亡くなった父の遺志を継ぐため、はるか東方から故郷イギリスに戻ってきたキットは、父の愛人とおぼしきローズ・シングルトンのもとに身を寄せ、彼女の姪という触れ込みでロンドン社交界にデビューした。ひっそりとパーティに顔を出し、情報を集めるつもりだったのがダイヤモンド鉱山の持ち主と噂され、人気の花嫁候補に!さらに困ったことに、求婚者の叔父ヒューゴー・デヴニッシュが彼女の身元を疑っているようなのだ。折しもロンドンの街では、貴族の館からお宝を盗む泥棒が出没し、たまたまヒューゴーの目の前で消えたことから、彼はぜひとも犯人を捕まえたいと考えていた。けれどもなぜかキットがその怪盗に思え、必要以上に気にかかる。それならいっそキットを手に入れて真相を暴いたらどうだろう……。■誰にも頼らず一人で生きていくすべを学んだキット。実力だけで社会にのしあがった貴族の次男ヒューゴー。よく似た二人は見えない糸に導かれ、惹かれ合いますが……。英米であっという間に人気作家となったアン・グレイシー。ついに日本にも登場です
  • 美しいジェインは、安全で、分別のある結婚を願っていた。名家出身の、裕福でまっとうな男性と結婚する――。しかも恋に落ちることなく。子供を望む彼女は、貴族出身ながら駆け落ちして貧しく不幸になった両親の記憶から、結婚にはある程度の裕福さと安定が必要だと信じている。

    ジェインはその美貌を見込まれ、まさにぴったりの相手――美しいものを収集するのが趣味のキャンベリー卿から求婚される。ところが、愛がないということ以外、まったく問題のない結婚に進もうとした矢先、キャンベリー卿とはまったく違う危険な男性と出逢い、たちまち恋に落ちてしまう。

    路上で暴漢からジェインを救ってくれたその男性は、横暴な父を見放し、貴族の身分を捨てて生きるザック。彼もまたジェインに一目で恋してしまったのだが……。

    ジュリア・クイン、ステファニー・ローレンスも絶賛のロマンティック・リージェンシー。ついに刊行!大人気、チャンス姉妹シリーズ第3弾!!
  • 継妹たちの世話を頼める人はいないものか…前触れもなく伯爵位を継いだカルは、妙齢で奔放な彼女たちに頭を悩ませていた。その夜も継妹は家を抜け出し、女学校時代の担当教師のエムに付き添われて帰宅する始末。カルはエムを学校まで送り届けることに。初めての出会い以来、彼女に心奪われていたカルは思わずキスしてしまう。そして彼女にある申し出をしようと決意して――堅物ヒーローと苦労人ヒロインの心温まる恋物語。
  • 愛など不必要な難攻不落の伯爵が、身分も財産も何もない私を……?

    “氷の伯爵”の異名をとる独身主義のダレンヴィル伯爵マグナスが、年頃の令嬢を集めてパーティーを催し、花嫁を探すと言い出した。会場の手伝いをすることになった家庭教師タレイア・ロビンソンは、招待者の条件とやらを漏れ聞いて、伯爵の高慢さにあきれ返った。血統がよく、歯が丈夫で腰の大きい、気性が穏やかな貴婦人?まるで繁殖用の雌馬を探しているかのような言い草だわ!だがパーティーが無事に終わったとき、伯爵は思いがけず、その条件をまるで満たさない女性を花嫁に指名した。「ミス・ロビンソン、式はできるだけ早く執り行いたい……」■華やかな令嬢たちをさしおいて、数合わせで晩餐会に呼ばれただけのヒロインが伯爵の花嫁に!? 頑なに独身を貫いてきた伯爵が突如花嫁探しすることにした動機に、思わずにんまりしてしまいます。名作家アン・グレイシーの不朽の名作をどうぞお楽しみください。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 村はずれの家でつましく暮らすエリーは、ある雪の夜、怪我をして記憶を失った男を助けた。いずれ去っていくと知りながらも彼に惹かれてしまい……。(A・グレイシー『雪のプロローグ』)家族をなくし、素性を隠して家庭教師をしているセーラは思わぬ来客に怯えた。それは6年前、彼女を冷たく捨てた恋人だった。(M・ジャレット『サファイアの魔法』)独身主義の令嬢ベスは家族からの結婚の圧力をかわすため、幼なじみのジャックに求婚者のふりを頼む。ジャックが本当に彼女を妻にするつもりとも知らずに。(L・ストーン『クリスマスは伯爵と』)英国摂政期、愛の奇跡に彩られたクリスマス短編集!
  • 遊び人として知られる、子爵家の跡取りフレディは、親友のデイヴナム男爵から留守のあいだ、妻の妹たちの面倒を見てくれと頼まれる。“妹たち”といっても本当は血のつながらない乙女たちが、男爵夫人の姪として、ふるまっているだけなのだが……。しぶしぶ引き受けたフレディだったが、気乗りしない原因は姉妹のひとりダマリスだった。彼女がいると、いつもの“軽薄な放蕩者”でいることができなくなってしまうのだ。ある朝、フレディはダマリスが貧民街へ入るところを見かける。彼女は自分の夢をかなえるため、内緒で磁器の絵付けの仕事をしているのだという。自分でもよくわからない気持ちに駆られ、フレディは毎朝送り迎えをすることに。早起きなどしたことがなかったのに、その日から朝靄(あさもや)の中をダマリスと歩くのが、なぜか楽しみとなったのだった。そんな時、結婚しない息子に業を煮やした両親が花嫁探しのパーティを開くと知ったフレディは、結婚願望はないというダマリスに、婚約者の<ふり>をしてくれと頼むのだが……。結婚をあきらめたダマリスと、放蕩者を演じ結婚から逃れようとするフレディ。偽りの婚約者となったふたりの秘密のゆくえは――? 大好評<チャンス姉妹>シリーズ!
  • 住み込み家庭教師のアビーは幼い頃に両親を亡くし、妹の幸せだけを願っていた。ところが、施設で暮らしているはずの妹が売春宿に誘拐され、2人の友人とぎりぎりのところを逃げ出してきた。行くあてのない妹たちを匿ったアビーは家庭教師を首になったが、苦しい生活の中、4人は姉妹として生きていくことを誓った。そんな時アビーは、寝たきりになり使用人たちから搾取される、孤独な老男爵夫人と知り合う。夫人を救うため“姪”として悪徳使用人たちを追い出した4人はチャンス姉妹と名乗り、屋敷で暮らすことになるが、そこへ長い間外国に行っていた現男爵にして夫人の甥、マックスが帰国する。夫人には姪などいるはずがない、詐欺師だと疑うマックスだったが、なぜかアビーのことが気になって…。窮地に立たされた4人の乙女たちが互いに協力し、幸せをつかむシンデレラ・ストーリーを描いた、アン・グレイシーの待望の新シリーズ!
  • 真珠とドレスで着飾り、キットは煌びやかな英国社交界に舞いおりた。僻村から亡き父の故郷ロンドンにやってきたのは、父との約束を果たすため。1年前、父は死に際に言い残したのだ。かつて裕福だった自分を陥れ破滅させた男たちがいる――彼らに裁きを下してくれと。かくしてキットは悲愴な決意を胸に、あどけない令嬢を装って舞踏会に出席した。伊達男たちが言い寄ってくる中、一人異彩を放っていたのが富豪ヒューゴー。鋭い眼光が印象的だ。あの目にはすべて見透かされてしまいそう……私の計画も。キットはそっと身を震わせた。
  • 660(税込)
    著者名:
    アン・グレイシー
    翻訳者名:
    石川園枝
    レーベル: ハーレクイン

    “氷の伯爵”の異名をもつ独身主義者のダレンヴィル卿が、年頃の令嬢を集めてパーティーを催し、花嫁を探すと言い出した。会場の手伝いをすることになった家庭教師タレイア・ロビンソンは、招待者の条件とやらを漏れ聞いて、伯爵の高慢さに呆れ返った。血統が良く、歯が丈夫で腰の大きい、気性が穏やかな貴婦人?まるで繁殖用の雌馬を探しているかのような言い草だわ!だがパーティーが無事に終わったとき、伯爵は思いがけず、その条件をまるで満たさない女性を花嫁に指名した。「ミス・ロビンソン、式はできるだけ早く執り行いたい……」
  • 高貴な身分ながら天涯孤独となり、困窮を極めたケイトのもとを、亡き母の名づけ親だという年老いた伯爵夫人が訪ねてきた。老婦人は事情も告げず、ケイトをなかば強引に馬車に押し込むと、ロンドンを遠く離れた、荒れ果てた屋敷へと連れていった。ここに何があるというの……?ケイトはいぶかりながらも、あまりに急な出来事と長旅の疲れから、気を失ってしまう。目を覚ますと、見知らぬ男がすぐそばにいた。蝋燭の火に照らされたどこまでも青い瞳が、じっと見つめている。ケイトはぼんやりした意識の中で、その輝きに吸い込まれた。
  • "「ロンドンに怪盗現る!」
    不穏な噂が飛び交う社交界に、令嬢キットはデビューした。名を偽り、亡き父との約束を守るために盗みを働く怪盗の正体・・・キットは、自分を鋭く見つめる視線に気づく。彼は昨夜の盗みの現場を見られ、危うく取り押さえられそうになった男性ヒューゴー。まさか、私の正体に気づいたの!?"
  • ある雪の降る夜、未亡人エリーの家の前に、まるで窓辺に灯るキャンドルの光に導かれたかのようにひとりの男が倒れていた。このままでは凍えて死んでしまう…! エリーは手厚く介抱するが翌朝、目覚めた男性は自分の名前さえも知らない記憶喪失だった。その上エリーのことを妻だと思い込み熱いキスを求めてきた。こんなすてきなキスは初めて…でもあなたはいったい何者!? (「雪のプロローグ」)。「誓いのキスを奪われて」も同時収録。
  • マグナス・ダレンヴィル伯爵――ギリシャ彫刻なみの美貌をもつが、心まで石でできていると噂の“氷の伯爵”。住み込み家庭教師のタリーは、彼のため開かれる花嫁選びパーティーの準備に追われていた。そんな折偶然、彼女はマグナスの会話を盗み聞いてしまう。「欲しいのは跡継ぎを産むための丈夫な歯と腰をもつ妻だ」いったい彼は女性をなんだと思っているの!? 憤慨するタリーの耳にさらに信じられない言葉が続く。なんですって、彼は私を花嫁にするつもりなの!?

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