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『ジェニファー・テイラー(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~30件目/全30件

  • ロマンス界の三傑がロマンティックな都市を舞台に描いた、豪華なクリスマス短篇集。思わず引き込まれる筋書きのミシェル・リード、ゴージャスなヒーローが魅力のヘレン・ビアンチン、恋に落ちた男女の会話の妙が堪能できるペニー・ジョーダンによる珠玉作です!

    『シチリア式結婚』
    祖父に命じられ、借金のかたに資産家ラファエルと結婚したニーナ。長年彼に片想いをしてきたニーナは、たとえ身売り同然の結婚でも、いつかは愛してもらえるかもしれないと、淡い望みを抱いていた。だが、別居状態の夫が美しい従姉とロンドンで情事に耽っていると聞き、胸が張り裂けそうに。その日、突然ラファエルが帰宅し――

    『誘惑の季節』
    職場で傷ついた秘書のアニークは仕事を辞め、疲れた心と体を癒そうとおばの家へ向かった。ところが、急用で留守のおばの代わりにそこにいたのは、隣に住むパリ出身のハンサムな実業家セバスチャン。アニークは平和を求めてやってきたのに、彼女を面白がるような彼の言動に心を乱される。さらには、不意に唇まで奪われ……!

    『恋に落ちた天使』
    派遣看護師のメグは仕事のためクリスマスをセビリアで過ごすことになり、患者の名づけ子の公爵クリスティアンと出逢う。貴族らしい美麗な横顔に惹かれる一方、彼の傲慢と偏見に満ちた言葉に、メグは声を失った。「多くの看護師が貧しい人のために奉仕しようとするが、きみは高い報酬を払う患者に雇われる道を選んだわけだ」
    *本書は、既に配信されている作品の傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマスの喜びを彼と一緒に……。ただそれだけが、シンデレラの願い。

    毎週水曜日、ペッパーは朝から落ち着かず期待に胸を高鳴らせる。彼女の小さなベーカリーに、サイモンというすてきな客が来店するから。出逢って5カ月近くがたったころ、彼が大企業のCEOと知って驚いた。ペッパーは8歳で母と死に別れ、その後、育ててくれた祖母も亡くなって天涯孤独となってからは店の2階を住まいに、つましく暮らしてきた。そんな自分には、サイモンは手の届かない遠い存在に思えたが、彼の会社のパーティを手伝った夜、二人の間の壁が崩れ、情熱が溢れた。だが、NYで最もセクシーで勢いのある実業家とされるサイモンとの恋は世間の注目を集め、ペッパーは彼に迷惑をかけまいと別れを告げる。ほどなく店と家を焼け出され、予期せぬ妊娠まで判明するとは……!

    ■おなかの子には、父親の顔を知らずに育った自分と同じ思いはさせたくないペッパー。ゆえあって生涯独り身を決め込むサイモンの決断は? クリスマスが嫌いなサイモンと、クリスマスが大好きなペッパーが粉雪舞う季節に繰り広げる、愛おしくて感動的なロマンス!
  • ナースのリアノンは2週間前、亡き親友から忘れ形見を託された。赤ん坊の父親は、世界的に有名なギリシア富豪、ルカス・ペトラキデス。陰のある美貌、洗練された立ち居振る舞いだけでなく、誠実さと責任感の持ち主という評判を知り、リアノンは心を決めた。親元のほうがこの子は幸せなはず。愛着が湧いてしまう前に渡さないと。ところが、電話をしても取り次いでもらうことさえできず、やむなく彼の高級リゾートで開かれるパーティー会場へ向かった。勇気を振り絞り、話を聞いてほしいと告げたリアノンをルカスは冷たく一瞥して、警備員に彼女をつまみ出せと指示した。満座の注目が集まるなか外へ連れ出されながら、リアノンは叫んだ。「あなたの赤ちゃんがいるの!」

    ■ウェールズの郊外でつましく暮らすリアノンは、給料の半月分もの大金をはたいてルカスのホテルの一室を予約したのでした。でも、無慈悲な大富豪はリアノンの訴えを真っ向から否定して……。HQイマージュの代表作家、ケイト・ヒューイットの秀作をどうぞ!
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 記憶喪失の彼に教える? 私との関係と娘の存在を

    ある日、救急搬送されてきたイタリア人を見て看護師のジーナは凍りついた。なぜマルコがロンドンに? 3年前、出張先のフィレンツェで医師である彼と出会い強く惹かれあった。めくるめく6週間を過ごしたのに、冷たく別れを告げられた。その後、ジーナはマルコの子を産んだが、彼はそれを知らない。そして今、病室で意識を取り戻したマルコの言葉に、ジーナは慄然とした。「なぜか、君とは親しい仲だった気がするが」…マルコは記憶を失ってしまったのだ!
  • 彼の苦しみに、私は何をしてあげられるの――?

    医師ベンがこの町に戻ってくる…!? 田舎町で看護師として働くエミリーは驚愕した。3年前、エミリーは彼と熱烈な恋に落ち子供を授かった。けれど妊娠を告げるとベンは彼女を嘘つきだと決めつけ、「他の男の子供を押しつけるな」となじったのだ。それなのに…いったいどんな顔で会うつもりなの? ところが再会したベンはエミリーの子供を見るなり顔色を変え、話を聞いてほしいと告げてきた。拒絶しようとするエミリーだが、思いがけない事実を打ち明けられ…?
  • 二年前の離婚以来、ソフィーは鬱々とした日々を過ごしてきた。悲しい過去を振り切るためには、自分から変化を求めなければ。決然として病院勤務をやめたソフィーは、豪華客船のクリニックの看護婦に応募して採用された。長い髪をばっさり切り、地味だった服を明るいものに変え、新しい経験に希望を抱いて船に乗り込む。唯一の不安はクリニックの医師とまだ顔を合わせていないこと。挨拶のために医師の船室へ自ら出向いたところ、そこでソフィーはあまりにも思いがけない人物にでくわした。彼がなぜここにいるの? 二年前に別れた夫のリアムが!
  • ワケありの子を産む私は、彼の恋人にはなれない…

    看護師アナはがんで姉を亡くし、天涯孤独になったばかり。でも新しい職場の医師ベンが何かと気にかけてくれ、寂しさもまぎれて想いはどんどん彼に傾いていた。医者として信頼でき、一緒にいるだけで幸せな気持ちになる…。そんな彼とついにキスしてしまったけど、この恋はあきらめなければいけない。なぜならアナのお腹には、亡き姉の忘れ形見が宿っているから。代理母としてこれからシングルマザーになるアナは、彼の重荷になりたくなくて身をひこうとするが?
  • この腕に抱いた幼子の温もりは、片時も忘れたことがなかった。

    ローズは17歳で、生まれたばかりのダニエルを養子に出した。初めて愛した相手には去られ、両親にも見捨てられて、彼女は独り、ロンドンに出て、息子のダニエルを産んだのだった。息子とのつらい涙の別れの後、ローズは看護師として自立した。それから18年、彼女に奇跡のような再会の機会が訪れた。ダニエルの養父であるオーウェンに呼び出されたのだ。会ってみると、オーウェンは荒削りだがハンサムな男性だった。養母を亡くして失意の息子が、生母に会いたがっているという。すぐにも会わせてほしいと懇願するローズに、オーウェンはしかし、息子に近づかせまいと、金を渡して引き下がらせようとして……。

    ■2017年に惜しまれつつこの世を去ったロマンス小説家ジェニファー・テイラー。作家と生前に親交のあった泉智子氏が翻訳を手がけた本作は、やむなき事情で手放したわが子を想うヒロインと、その子を守ろうとするヒーローの出逢いと深い愛を描く感動ロマンスです。
  • 10年前、レイチェルは恋人スティーヴンの前から姿を消した。当時の二人は、バレリーナの卵と野心に燃える若き事業家で、スティーヴンは千載一遇のチャンスを掴もうとしているところだった。身ごもっていると気づいたのは、そのときだ。愛する人が夢に邁進できるよう、彼女はそっと身を引いたのだった。若気の至りと言うには大きすぎる過ちだったと知ったのは、10年後、レイチェル親子とスティーヴンの偶然の再会のあと……。あれからずっと彼女を捜し続けていたというスティーヴンは、裏切られた苦しみのあまり、冷徹な億万長者へと変わっていた。自分と同じ青い瞳の男の子を見て、彼の目に新たな怒りの炎が上がる。

    ■「あなたのために身を引いた」「君のためにがむしゃらに働いた」自分のしたことは相手を想ってこそだったのに、とすれ違う二人の苦しみと愛の深さが、読む者の心を打つ感動ロマンスです。
    *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の奇跡は訪れた――数億分の一の確率で。

    自分が住む田舎町に医師のベンが現れて、看護師のエミリーは驚いた。3年前の夏、わたしはベンに熱烈な恋をして、赤ちゃんを授かった。なのに、パリに住む彼に伝えに行くと、嘘をつくなと追い返され、ただの都合のいい遊び相手だったのだと思い知らされた。ところが、再会したベンはエミリーの子を見るなり、顔色を変えた。なんという運命のいたずらか、息子はベンにそっくりだったから。エミリーは、わが子ともども拒絶されたことを忘れてはいなかった。だが、ベンが過去に癌を患い、子どもは持てないと宣告されたと聞き、もう一度彼に愛されたいと願うようになる。たとえベンが、エミリーのいない人生を望んでいても。

    ■生涯を通じて、愛と命をテーマにした胸を打つ作品を世に送りつづけたJ・テイラー。今回も涙を誘う感動作です。ヒロインは息子に接するヒーローを見て、3人で家族になる夢を抱きます。そして彼がパリに帰るまでの1週間で、その本心を知ろうとしますが……。
  • この愛をつらぬけば、傷つくのはわかってる。だから、本当の気持ちは言わない――

    看護師のアナは癌を患った姉のため、代理母になることにした。ところが体外受精で妊娠したのもつかの間、姉は帰らぬ人となる。すると姉の夫は子どもはいらないと言いだし、愛人のもとへ走った。姉の形見の子を喪うことに耐えられず、産む決心をしたアナは、妊娠を隠したまま短期の仕事を見つけて、診療所で働き始める。同僚のベン・コールは優秀な医師で、とても魅力的なうえに、いつも何かと気にかけてくれて、孤独なアナの心は揺れ動いた。そしてついにキス――それは心ときめく、情熱的な口づけだった。でも、この恋はあきらめなければ……。訳ありの子を産む私は、彼の重荷にしかならないのだから。

    ■2017年に惜しまれつつ亡くなった人気作家のジェニファー・テイラー。読み手の心を揺さぶる感動のロマンスは、永遠に不滅です。周りの人々のため懸命に生きる本作のヒロインは、その優しさゆえに孤独で、手に入りそうになった愛すら逃してしまうのですが……。
  • ずっと温かな家族がほしかった。でも、彼は愛に背を向けていて……。

    結婚式の前日、助産師のポリーは婚約者から一方的に別れを告げられた。花嫁になるはずだった翌朝、車の接触事故を目撃した彼女は、その一方が自分が担当する、過去に流産の経験がある妊婦だと気づく。しかし、そこに居合わせた高名な小児外科医エリオットは、ポリーの経験も知識も信用せず、彼女に冷淡な態度をとり続けた。二人で協力して妊婦を病院に運んだあと、あらためて自分に起こった大事件を思い出し、ポリーが青ざめた顔で歩き出したときだった。呼びとめる声がして振り返ると、先ほど会ったばかりのエリオットがいる。「きみは悩みごとがあるようだな。ぼくに話してみないか?」その声に、彼女は不思議と慰められ、心の傷も少し癒えた気がした……。

    ■今作はJ・テイラーの遺作『遠回りのラブレター』に登場する、ポリーがヒロインの物語です。困っている人を放っておけない彼女は人生最悪の日に、仕事と車椅子の息子がすべてというヒーローに出会います。彼の凍った心を、優しいポリーは溶かせるでしょうか?
  • あなたは我が子のために帰ってきた。わたしを愛していたからではなく……。

    ベスとカラムは平凡ながらも幸せな夫婦……のはずだった。けれど彼女にはなかなか赤ん坊ができず、不妊治療も失敗が続いた。そんな妻に愛想を尽かしたように、カラムは離婚を切り出し、仕事と言って遠い異国へ旅立ってしまう。ところがその後、ベスは自分が妊娠していることに気づいた。やっと苦労が報われた。これでカラムとわたしは親になれる……。だが喜びは続かず、ベスが書いた手紙に彼からの返事はなかった。捨てられた失意の中、彼女は待ち望んだ赤ん坊を出産して育て始める。だから1年後、突然カラムが戻ってきても、ベスの気持ちは複雑だった。心は親子で拒絶された悲しみと、今もつのる彼への愛に引き裂かれていた。

    ■2017年、惜しくもこの世を去った名作家J・テイラー。今作は彼女が闘病中に執筆した一作です。元夫婦のあいだに生まれた、未来の象徴である小さな女の子に、作家がどんな思いを託していたか……。愛と命を紡ぐ温かな涙流れる物語を、どうぞお読みのがしなく!
  • あの日、彼は私とお腹の子を捨て、私は彼への恋心を、捨てた……。

    エイミーはギリシアの島に、幼いわが子を連れてきた。恋人だった外科医ニコに子どもは欲しくないと言われ、別れて独りで産んで、看護師を続けながら育ててきただいじな息子だ。流産したと思っているニコは、その存在さえ知らない。これは、父親の顔も知らない子と学校でいじめられた息子に、パパはギリシアの人だと話し、その地でルーツを感じてもらう旅だった。まさか、そこでニコ本人と、偶然の再会を果たすとは思いもせずに。幼い心はただでさえ傷ついているのに、もしもまた拒絶されたら……。息子を守りたい一心で事実をひた隠しにするエイミーだったが、皮肉にも、9年ぶりに会うニコとわが子は、あまりにも生き写しで――

    ■2017年、惜しくもこの世を去った名作家による、涙あふれる感動作をお贈りいたします。別れる前、ニコに知らせた流産は双子のうちの一人だけで、もう片方の胎児はお腹の中で無事に生きていた――そんな奇跡が生んだ、シークレットベビー&運命の再会の物語!
  • 愛の言葉も冷酷な罵りも、すべて私が愛したあなた…。

    ローラは旅先のスペインで運命的な出会いをした。めまいがするほどハンサムな彼は、アンダルシアの大富豪ルイス・デ・リベラ。ふたりは一瞬で恋に落ち、結婚…幸せはずっと続くと信じていた。が、そんな時、ローラが彼に告げられずにいた忌まわしい過去を暴かれてしまう。ボーイフレンドに襲われたこと、そのことで彼女の父が高額な慰謝料を請求したこと。すべてを知った彼の冷酷な言葉に傷つき別れを告げたのに2か月経った今、愛してもない私の前に現れたのはなぜ?
  • 二年前の夫の事故死で悲惨な結婚生活は幕を閉じた。当時、新聞はエデンが夫を死に追いやったとスキャンダラスに報じ、彼女は世間から逃れるようにして人里離れたコテージで暮らしてきた。訪れる人などめったにいないのに、嵐の夜、ドアをノックする音が……。見知らぬ男は、エデンの名前を知っていた。彼はマーカス・コールと名乗り、軽蔑の表情で数枚の写真を突きつけた。ショックが体を駆け抜ける。抱き合うカップルの女性は妹のエレノア。マーカスは私をエレノアと思い込んでいる。相手は彼の妹の夫だという。身を引かなければ後悔することになると脅す彼に、黙って承知した。妹を守るために……。でも、マーカスに誤解されたまま別れるのはつらい。ところが事態は思わぬ展開をし、エデンとマーカスは周囲に対して、熱烈に愛し合う恋人同士を演じることになった。交わすキスに真実の愛が込められたとき、二人だけの秘密が生じた。
  • 私を誤解しているけど、あの人に真実は絶対に話せない!!

    実りの無い結婚をしていた夫が亡くなった。なんとも言えない寂しさのなか、突然ひとりの男がやってきた。彼は私に彼の妹の夫との不倫をやめるよう忠告に来たのだった。だが、彼は誤解していた。不倫をしているのは、私の双子の妹なのだ。この事実を告げれば、結婚間近の妹を不幸にしてしまう。だから、彼には誤解されたままにしておこうと決心した。それでことは済んだはずだった。しかし意外なことに、彼との仲は深まり、誤解の傷は耐え難いほど大きくなっていく!!
  • 結婚は家を破産から守るため。何度もそう言い聞かせたはずだった……。■キャサリンは父親を破産から救うために、形だけの結婚に応じた。相手はジョーダン・ジェイムズ。有能な建設会社の社長だった。あれから一年、別居同然の夫は世界中を飛び回る忙しい生活で、彼女はともにパーティに出席するだけの偽りの妻の役を演じてきた。ところが、今度は兄が賭事で多額の借金を作ってしまった。またも救いの手をさしのべるジョーダンが出した条件に、キャサリンは茫然とした――実際に夫婦として暮らし、子供を作ること。彼女の脳裏に忘れたくても忘れられない、あの夜のことが浮かぶ。結婚式の夜、ジョーダンに抱きすくめられたときのことだ。夫が手を離さなければ、わたしはあのまま身を任せていたかもしれない。あれはわたしの中に流れる奔放な母の血のせい……。母はさまざまな男と情事を重ねたあげく、家族を捨てて出ていった。一度欲望に溺れれば、わたしも母と同じ道をたどってしまう……。キャサリンは心とは裏腹の、そんな自分が怖かった。
  • 飛行機トラブルでアマゾンに不時着。ふたりの運命は…!?

    大富豪の娘ガブリエルのイライラは頂点に達していた。ブラジルのアマゾンの炎天下で、待っている飛行機が飛ばないのだ。操縦士は彼女を思わせぶりに一瞥しただけで埒があかない。そして、やっと離陸しひと安心と思ったら、突然エンジンの故障で密林に不時着してしまった! 最後の連絡地点で待つのが最良と、ふたりは密林の奥へと進み始めた。しかしこの時初めて、彼女はお互いに名前を名乗っていなかったことに気づいた。だが、試練はこれからで…!?
  • 広告代理店に勤めるナタリーは取引先の社長にしつこく言い寄られ困りきっていた。 その夜もオペラに誘われ、ナタリーは友人のマーカスに助けを求めて恋人のふりを頼む。だが、現れたのはマーカスではなく、ひと目をひく風貌の見知らぬ男フリン。 彼はまるで恋人のような抱擁をして、ささやいた。 「君を助けにきた」
  • “この結婚は過ちだ”結婚式当日を迎えたヘザーは悩み苦しんでいた。教会では父や親族、友人たちが、祝福しようと待ちかまえている。いまさら気づくなんて。崩れ落ちそうになっていたヘザーを支えてくれたのは、見知らぬ男性だった。彼はやさしくヘザーの話に耳を傾け、頭で考えるのをやめて自分の心に素直になるよう忠告し励ましてくれた。3か月後、結婚をキャンセルしてロンドンで再出発しようとしたヘザーは、新しい職場であの時の男性アーチーと再会した…!!
  • 数カ月の休暇のあと、看護師のルーシーは仕事に復帰した。その初日、彼女は信じられない話を耳にする。コナーが小児科長として病院に戻ってきたというのだ。なによりも仕事を優先し、恋人だったルーシーを捨てていった彼が?医師としてさらに出世するためアメリカへ渡ったはずなのに、なぜ今になって戻ってきたのか……その答えは、ルーシーが恐れていたとおりのことだった。コナーは別れたあとで彼女が産んだ娘イザベルに会いに来たのだ。彼は娘の正式な父親になるためならなんでもすると言い放つ。ルーシーは不実な彼が信じられず、なんとしても娘を守ると心に誓った。■今月から、同じ病院を舞台に、ジェニファー・テイラーの作品を二カ月連続でお届けします。生と死が交錯する過酷な医療現場で起こる、家族をめぐる愛の絆の物語にどうぞご期待ください。
  • ヘザーは挙式前日に結婚を取りやめ、ロンドンにやってきた。過去を知る者のいない場所で新しい暮らしを始めたかったのだ。ところが派遣の看護師として勤務についた初日、思いもよらない男性と再会する――小児科医長のアーチーだ。彼こそ、あの日私に勇気をくれた人だった。教会の外でベンチに座って思い悩んでいた私に、優しく声をかけ、自分の心に従うことだと励ましてくれた彼。そのアドバイスに力づけられ、私は婚約を解消した……。実のところアーチーは思いやりのある優秀な医師だった。なのにもうすぐ辞めるという。ヘザーは胸に鈍い痛みを覚えた。
  • 看護師として国際医療支援組織で働いていたナタリーは、心臓発作で倒れた父に代わって製薬会社を経営することになった。ところが、同じ組織で働く医師のラファティはそれを快く思わず、ある日、いきなり会社に押しかけてきてナタリーを責めたてた。君は天職を捨てて、金もうけに走ったと。あまりに一方的な言い分に反発を覚え、ナタリーは彼に会社の身分証を渡して言い放つ。「一カ月間、そばで私の仕事を見ていて!」看護師でなく、一人の女としての私を見てほしい。ナタリーの提案には切実な願いがこめられていた。★「危険すぎる恋」に続き、海外援助の医療チームの一員として活躍する医師と看護師のラブ・ストーリーをお届けします。★
  • アナはダルヴァーストン総合病院で働く産婦人科医。さまざまな事情を抱えて訪れる患者を親身に見守る彼女には、スタッフにさえ打ち明けていない秘密があった。それは五年前に離婚したこと。夫のサムを愛していなかったわけではない。むしろ愛していたからこそ、つらい別れを告げたのだ。けれど新任の救急科の医師が彼だと知って、動揺は隠せなかった。別々の人生を歩むなら、同僚としてうまく接しなくてはならない。アナは必死にサムを友人として見ようとするが、当時は気づかなかった幸せな日々ばかりがよみがえってくる。そして欲しかった子供が持てないとわかった、あの日の記憶が……。
  • 故郷へ帰った恋人を追い、ケイティはキプロスへ飛んだ。どういうわけか数日前から恋人と連絡がつかなくなっていたが、到着時刻は知らせてあるから、迎えに来てくれるはずだ。ところが、空港に彼の姿はなく、携帯電話もつながらない。しかたなく勤務先に電話をすると、電話口に出たのは、彼のいとこだという男性、クリストス・コンスタンティンだった。「いとこの結婚をじゃまするつもりで来たなら帰ってくれ!」クリストスの冷徹な言葉にケイティは凍りついた。あれほど愛してると言ってくれた人がほかの女性と結婚する?そんなはずないわ。ケイティは電話を手に呆然と立ち尽くした。
  • 赴任先の病院で新しく上司となった男性に会い、ケリーは絶句した。彼は……ルカ・フェレーロだわ!二年前、ルカは突然、恋人だったケリーのもとを去った。ただ一言、別の女性と結婚することになった、とだけ告げて。ケリーは深く傷つき、苦しみ、やっとその痛手から立ち直って、新しい一歩を踏み出したところだった。それなのに、こんなふうにルカと再会するなんて!いいえ、今のルカは単なる上司だ。距離をおき、冷静にふるまおう。だが、あのときルカが彼女を捨てた理由の一部が明らかになり、ケリーの決意は数日で崩れ去った。★「キプロスの花嫁」(I-1924)で愛を見つけたケイティの双子の妹ケリーの物語をお届けします。イタリア人医師との苦しみに満ちた別離を経験した彼女を襲う新たな苦難とは……?★
  • 海外派遣医療チームの一員に選ばれたケイシーは、チームの責任者を知って愕然とする。五年前の恋人、アダム……。ケイシーは彼をとりこにし、そのあげく捨てたのだ。すべては、ある復讐のためだった。彼はいまだに私の仕打ちを恨みに思っているに違いない。案の定、再会したアダムは冷酷に言い放った。「あいにくだが、君をチームに加えることはできない」しかし、彼の瞳に怒り以外の感情がよぎるのをケイシーは見逃さなかった。★緊迫した紛争地域を舞台に火花を散らすふたり。思わず引き込まれてしまうストーリーです。★
  • 看護師ナタリーは、倒れた父親の代わりにパーマー製薬会社を経営せざるをえなくなった。彼女とともに国際支援組織で働いていた医師のラファティは、彼女が金もうけに走ったと誤解し、会社に押しかけ彼女を責めたて、組織に戻るよう説得した。彼は私を有能な看護師としてしか必要としていない。私はひとりの女としてラファティに求められたいのに!ナタリーは自分の思いを伝えるために、ある重要な提案をした。「1か月間、そばにいて私の仕事を見ていて!」
  • 「あの島でわたしの新しい人生が始まるんだわ…!!」そう期待に胸ふくらませ、ケィティが向かった先は恋人の故郷”キプロス島”。しかし空港に現れたのは恋人のいとこ、クリストス・コンスタンティン。彼の冷酷な言葉が彼女を悲しみの底へ突き落とす。「いとこの結婚式をだいなしにするつもりならイギリスに帰ってくれ」どういうこと!? 本人に確かめたいのに彼は連絡先も教えてくれない。ケィティはやむなくクリストスの監視下で看護師として働くことになったが…。

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