『島田明宏(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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すべては三沢の地からはじまった――。競馬記者の小林は、異色な経歴の競走馬トナミローザに興味を持つ。取材を進めるうち、日本で初の民間洋式牧場が青森の三沢にあった事実や、歴史の狭間に埋もれた偉人・廣澤安任の存在を知る。さらに、敬愛する寺山修司との意外なリンクも。競馬黎明期からの血統を継ぐトナミローザ、その陣営の真の狙いも次第に明らかに。時を経て連なる人の想いは海をも越えて一頭の競走馬に託される。史実に基づき、日本競馬の未来を照らす物語。「寺山修司没後40年記念認定事業」の一冊!
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食品会社に勤める太一は大の競馬ファン。ある日中山競馬場で、キレ者で知られる上司の立花に会う。立花に見込まれた太一は、会社が買収の危機にあることを知らされる。阻止にはあと十億円必要で、立花が用意できたのは五千万。増やす手段は皐月賞での単勝一点勝負! 狙いの暴れ馬が勝つ根拠は? オッズを保つ作戦は? 超リアルな夢物語。勝ち馬探しのヒントも満載の、全く新しい馬券ミステリー。「純烈」リーダー酒井一圭氏も大興奮!! 「こんなスリリングな勝負、私も加わりたかった!」
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明治時代の名馬ミラ。血統書がなく、その子孫は非サラブレッド=サラ系と分類された。1970年代、厩務員の大谷はサラ系の名馬ミラの子孫を担当する。その馬は彼や周囲の思いを背負い活躍し始める。舞台は現代に移り、競馬記者小林のもとに、ミラの血統書の存在をほのめかす電話が……。一枚の血統書が競馬の歴史を根底から変えるのか。人々の夢を乗せた「もし」の結末は。壮大なる競馬史ミステリー。
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武豊騎手推薦
騎手になって良かった!
と改めて思えた一冊です。
幕末から令和へ、西郷従道に始まり藤田菜七子まで。
時代を築き、繋いだ総勢33人の騎手で読む日本競馬史!
女性騎手の誕生や、革新的騎乗法の導入、外国人騎手の登場など、武豊を筆頭に数多の競馬ファンを魅了してきた名ジョッキーたちの知られざるエピソードを通して、日本競馬の歴史を概観します。
【目次】
はじめに
■幕末期に誕生した日本の洋式競馬を牽引
西郷従道
■明治時代の根岸競馬でスター騎手誕生
神崎利木蔵
■競馬と「馬産」が結びつき盛りあがった戦前競馬のエース
函館孫作
■日本初の女性騎手誕生
斉藤すみ
■無敗の牝馬クリフジを御して最年少ダービー制覇
前田長吉
■戦後日本初の海外遠征・騎乗スタイルの革命
保田隆芳
■日本競馬にいくつもの「初」の記録を刻む
野平祐二
■リーディングジョッキー7回獲得し頂点に君臨
加賀武見
■競馬界に連綿と輝き続ける「武」家の系譜
武邦彦
■地味な地方回りから時代の寵児に
増沢末夫
■若くして関東のトップジョッキーとして君臨
郷原洋行
■個性派三冠馬を御してファンを魅了
吉永正人
■意外性で「穴党」を歓喜させた仕事人
田島良保
■史上初!オークス3連覇を果たした「牝馬の嶋田」
嶋田功
■ソツのない確かな騎乗で見事な結果を見せた関西のリーダー
河内洋
■2頭の芦毛の名馬と三冠馬でファンの心を掴む
南井克巳
■勝つも負けるも派手な「ピンクの勝負服」
小島太
■9年連続リーディングジョッキーになった「天才中の天才」
福永洋一
■勝つための乗り方を追求して確立した「好位差し」の名手
岡部幸雄
■競馬史に残る名言を生んだ悲願のダービー制覇
柴田政人
■ときに事件を巻き起こすドラマチック・ジョッキー
田原成貴
■百年ぶりの天覧競馬制覇が生んだ名シーン
松永幹夫
■存在自体が「競馬小史」不世出の天才騎手
武豊
■世の中に競馬をアピールし続けた熱い情熱
後藤浩輝
■60歳を越えてもなおファンを沸かせる地方競馬の「レジェンド」
的場文男
■地方競馬から中央競馬への道を切り拓いたパイオニア
安藤勝己
■南関の花形ジョッキーは中央に移籍してもすごかった!
内田博幸
■JRA短期免許で有馬記念3連覇を果たした「黒船」の衝撃
オリビエ・ペリエ
■退路を断って「日本の騎手」を選んだ2人の名手
ルメール&デムーロ
■「悲運の天才の息子」が登り詰めた険しい山
福永祐一
■地方から移籍して3年連続JRAリーディング1位を獲得
戸崎圭太
■16年ぶりのJRA女性騎手が見せる確かな騎乗
藤田菜七子
日本競馬年表
あとがき -
拓馬の家は福島県南相馬の競走馬生産牧場だ。2011年3月11日、東日本大震災の津波で牧場は壊滅。愛馬シロは子馬を産み落とし事切れた。恋人も失った拓馬に唯一残された希望である子馬は「リヤンドノール(北の絆)」と名付けられる。競走馬として成長して迎えた日本ダービー。拓馬の、福島の思いを背負うリヤンは奇跡を起こすのか。伝統の祭、相馬野馬追の地を舞台に描く、人と馬の祈りの物語。
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地方競馬の騎手、一色純也。中堅だが成績は三流だ。彼が所属する北関東競馬で、競走馬から禁止薬物が検出された。愉快犯? それとも競馬開催を妨害しようとする陰謀? 純也は恋人の競馬ジャーナリスト、沙耶香と調査を始める。薬物事件はその後も続き関係者が揺れる中、純也にかつてない好調の波が訪れ……。競馬に関する描写のリアルさと、ミステリーとしての切れ味に思わず息をのむ衝撃の作品。
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2011年度JRA賞 馬事文化賞受賞作品の増補改訂版。
新たに見つかった手紙など、新事実に基づいて大幅に加筆!!
ウオッカのダービー制覇の64年前、牝馬としてデビューわずか3戦目でダービーを制したクリフジ。この名牝の11戦11勝すべてで手綱を取り、今もなお破られぬダービー最年少勝利の記録を持つ男がいた。
たった2年半の騎手生活ながら、四冠達成、生涯勝率3割超などの成績を残し、第二次世界大戦で戦病死した彼の足跡は多くの謎に包まれており、関係者でさえも調べる手立てがなく、ほとんど忘れ去られていた。しかし、2006年夏、ある出来事をきっかけに、彼の謎に満ちた人生が明らかになる。
著者の6年にわたる取材から、少しの幸運と多くの悲運により23年の生涯を終えた“幻の天才騎手・前田長吉”のすべてが、ここに蘇る――。
競馬史をも書き換える歴史集として、伝説の天才騎手の謎を解き明かすミステリーとして、主人公の知られざる数奇な運命をたどるドラマとして、いくつもの楽しみ方ができる読みごたえのある一冊。 -
北海道は羊蹄山の東、支笏湖に連なる山間で競走馬を生産する風死狩牧場。起業に失敗した祐介はそこで働き始める。サラブレッドとの触れ合いに感動しながら、閉鎖された地での生活に不自然さも覚える。やがて次々と変死、失踪事件が発生。ヒグマか、怨恨か、謎が深まる。開拓時代の歴史を縦糸に、現代競馬の最先端事情を横糸に編まれゆく、人と馬との系譜。息もつかせぬ急展開、圧巻の競馬ミステリー。
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20年来の“心友”作家が初めて明かす、天才・武豊「苦難の日々」の真実!
有名馬主との確執から悪夢の落馬事故、そしてどん底のスランプまで。天才は何を悩み、「決断」したのか?
逆境から這い上がるまでの「心の軌跡」全記録!
2014年4月に刊行された同名の単行本版に約30ページの書下ろしをプラスした文庫版をもとに電子書籍化。 -
実業家・堂林の所有馬が次々と故障。競馬記者の小林が疑惑を追う中、堂林の馬ジェメロがデビューを迎える。小林が魅了されるほどの素質馬だが、惨敗した上に故障も判明。そんな折、先輩記者の沢村が謎の死を遂げ、小林自身も危険を感じるようになる。競馬界で何が起こっているのか。誰を信じればよいのか。北の大地で小林が見た真実とは!? 現実を超えるリアリズム、これが21世紀の競馬ミステリー。
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東日本大震災に襲われた牧場で母馬の命と引き替えに産まれた奇跡の子馬「リヤン」が、福島の人々の想いを背負ってターフを駆ける! 馬と人、人と人の「絆」の感動物語! 舞台は、千年の伝統を誇る世界最大級の馬の祭り、「相馬野馬追」が開かれる福島県南相馬市。2011年3月11日、津波に呑まれた南相馬の牧場でただ1頭生き残った牝馬シロは芦毛の牡馬を産み落とし、息絶えた。「リヤンドノール(北の絆)」と名づけられたその子馬を、牧場主・雅之とその長男・拓馬は、放射能汚染の風評被害などと戦いながら競走馬として育て、デビューさせる。リヤンは拓馬たちの夢を載せ、日本ダービーめざして疾走する……。
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「『自分が武豊であること』の意地と矜持と覚悟を、どん底から這い上がる過程で、非常に強く持つようになった」(本文より)。有名馬主との確執から悪夢の落馬事故、そしてどん底のスランプまで。天才は何を悩み、「決断」したのか? 20年来の“心友”作家が初めて明かす、天才騎手・武豊の「苦難の日々」と、逆境から這い上がるまでの「心の軌跡」全記録! 競馬ファンのみならず、逆境に苦しみ、日々葛藤するすべての人に読んで欲しい一冊です。
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