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『三木たか子(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~15件目/全15件

  • ナースのリアノンは2週間前、亡き親友から忘れ形見を託された。赤ん坊の父親は、世界的に有名なギリシア富豪、ルカス・ペトラキデス。陰のある美貌、洗練された立ち居振る舞いだけでなく、誠実さと責任感の持ち主という評判を知り、リアノンは心を決めた。親元のほうがこの子は幸せなはず。愛着が湧いてしまう前に渡さないと。ところが、電話をしても取り次いでもらうことさえできず、やむなく彼の高級リゾートで開かれるパーティー会場へ向かった。勇気を振り絞り、話を聞いてほしいと告げたリアノンをルカスは冷たく一瞥して、警備員に彼女をつまみ出せと指示した。満座の注目が集まるなか外へ連れ出されながら、リアノンは叫んだ。「あなたの赤ちゃんがいるの!」

    ■ウェールズの郊外でつましく暮らすリアノンは、給料の半月分もの大金をはたいてルカスのホテルの一室を予約したのでした。でも、無慈悲な大富豪はリアノンの訴えを真っ向から否定して……。HQイマージュの代表作家、ケイト・ヒューイットの秀作をどうぞ!
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 誰かが薔薇の花束を贈ってくれたら、自分が特別な存在なんだと思える……。

    故郷での休暇中、エレナーはフルク・ファン・ヘンスムと再会した。彼と最後に会ったのは、もう15年も前のことだ。昔のフルクは、エレナーの髪を引っ張るような威張りん坊の少年だった。それが今や有名な内科医で、長身の立派な大人の男性になった姿に、エレナーは息をのんだ。でも、意地の悪さは以前と変わらない。エレナーの家族にはにこやかなのに、なぜか彼女にはそっけないのだ。不意にフルクから、結婚はしたのかと問われ、エレナーの脈拍が上がる。まだと答え、同じ質問を返すと、フルクは言った。「婚約はしている」エレナーはなぜだかわからないけれど、ばかばかしいほど動揺した。単なる嫌いな人のはずなのに……どうしてこんなにも心が乱れるの?

    ■「婚約者はきれいな人?」女心から思わずそう問いかけ、目をみはるような美人で服のセンスも抜群という答えに、エレナーは自分の着古した服を見て意気消沈。そんな彼女は、クリスマスに大切な人から大きな薔薇の花束を贈られるのが夢ですが、はたして……?
    *本書は、クリスマス・ストーリーから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 帰らなきゃ。愛していると気づかれる前に。

    エイミーは夫マルコに会うため、町に帰ってきていた。それは、新婚半年で彼女が家を出て以来、2年ぶりの再会であり、離婚を切り出し、夫に同意してもらうための再会でもあった。滞在は短ければ短いほどいい――鋭いマルコのことだから、長くいたら、きっと嘘がばれてしまう。本当は愛していると。だから、彼の同意を得たら、すぐに立ち去るつもりでいた。ところが夫は離婚を受け入れず、帰すまいと束縛する。しかもなぜ、傷ついたように私を見ているの?子供が望めない私への、愛などどこにもないはずなのに……。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • すべてをなくした娘の前に、運命の恋人は現れた。

    7年前に父親を亡くして以来、アランドラは一人で病弱な母親の世話をしてきた。最愛の母を看取ったあと、彼女は遺言と1通の手紙を見つける。両親が駆け落ちしたことは知っていたが、父方の祖父が母に宛てた手紙に込められた侮蔑を見てとった瞬間、アランドラの中の反発心がふいにかき立てられた。祖父に直接会って、この手紙を突き返そう。祖父の屋敷を訪ねた彼女を迎えたのは、マットという男だった。会うなり彼はアランドラを“金目当て”と決めつけて……。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 新年の始まりは孤独に迎えると思っていた。

    事故で最愛の両親を失い、自らは生き延びたアンバーは、絶望の中で、自分の余命もわずか半年だと知ってしまう。そんなとき、運命的に出会ったのがウルフだった。アンバーは惹かれるまま彼のホテルの部屋に入ったが、服用している鎮痛剤の影響で翌朝には記憶がなく、いたたまれなくなって、寝ているウルフを残して逃げ出した。クリスマスに、親しくなった同僚の実家に誘われたアンバーは、その荘厳な屋敷で出迎えた男性を見て息をのむ――ウルフ!同僚の兄だという彼は、なぜかアンバーを睨みつけ……。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 看護師のユージニアには、1年半前に婚約した堅実な恋人がいる。だが、結婚のためにといっさいの贅沢を許してもらえず、彼の母親からも何かと文句をつけられ、息苦しい毎日だった。ため息をつくユージニアにいつも声をかけてくれるのは、同じ胸部外科で働く、外科医長のドクター・グレンフェル。長身で穏やかで、誰からも尊敬されている医師だ。ある日ドクター・グレンフェルに頼まれ、ユージニアは彼の助手としてポルトガルに同行することになる。そこで彼女を待っていたのは、忘れていたすてきな日常だった。
  • 亡くなったばかりの母の形見のアンティークの指輪。
    その大事な指輪を、ルーシーの兄が何週か前になくしてしまった。
    華やかなパーティの最中にも、思い出すだけで胸に痛みが走る。
    いま、そんな彼女に熱い視線を這わせる大富豪ジャドがいた。
    男の見つめ方はどこかほかの人とは違っている。何かが……。
    席を立とうとした彼女は、ある女性を見て息をのんだ。
    その指に鈍く光るのは母の指輪。女性はジャドの連れだった。
    いてもたってもいられず、指輪を返してほしいと訴えると、
    ジャドは、この指輪をはめて婚約してくれるなら、と甘く囁いた。
    *本書は、ハーレクイン・デジタルから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幼いころ離婚し、愛された記憶もない父が亡くなったとき、ジェシカ姉妹に巨万の遺産が遺された。だがその遺産のせいで、ジェシカの姉は、女たらしの情夫と結婚してしまうのだった。義兄はジェシカにさえ、色目を使い、姉に仲を疑われている。恋愛に幻滅し、ほとほと困り果てたジェシカは、見合いこそ最善の結婚スタイルであるという境地に達し、それを実践することにする。ところが、現れたお見合い相手も、前の結婚で大失敗し、育ち盛りの幼児ふたりを抱えて途方に暮れる、女嫌いの医師ライルで……。
    *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • この半年の間にキャリーは立て続けに不幸を体験した。母が病気で亡くなり、愛していたジェフも車の事故で奪われた。ある日、彼女は弁護士に呼び出され、意外な事実を知らされる。ジェフは名門スペンサー家の人間で、彼の莫大な遺産の受取人はキャリーだけだったのだ。キャリーは気の進まないままスペンサー家の屋敷を訪れたが…。クリスマスにこんな仕打ちを受けるなんて…ゆれる恋心を細やかに描く。
  • 事故で最愛の両親を失い、自らも大怪我を負ったアンバーは、生き延びた奇跡を噛みしめる間もなく、自分に残された余命がわずか半年だと知ってしまう。まだ22歳で、まともな恋愛経験すらないのに……。絶望して1週間ほど泣き暮らしたあと、彼女は現実を忘れようと、豪奢なホテルのバーに生まれて初めて足を踏み入れた。そこで出会ったのは、ウルフと名乗るゴージャスな紳士。経験のない胸のときめきを覚え、アンバーは願った――このすてきな男性に、最後に夢を見させてほしい、と。
  • 亡くなった母の形見であるアンティークの指輪。その大切な指輪を兄がなくしてしまい、ルーシーは落ち込んでいた。だが、あるパーティの席で、見知らぬ女性の指に母の指輪がはめられているのに気づく。女性にはジャドという連れの男性がいた。彼は先ほどからずっと、ルーシーに熱い視線を送っていた人で……。
  • 7年前に父親を亡くして以来、アランドラは1人で病弱な母親の世話をしてきた。最愛の母を看取ったあと、彼女は遺言と1通の手紙を見つける。両親が駆け落ちしたことは知っていたが、父方の祖父が母に宛てた手紙に込められた侮蔑を見てとった瞬間、アランドラの中の反発心がふいにかき立てられた。祖父に直接会って、この手紙を突き返そう。祖父の屋敷を訪ねた彼女を迎えたのは、マットという男だった。会うなり彼はアランドラを“金目当て”と決めつけて……。
  • “兄の会社が倒産寸前ですって?”リンゼーは衝撃を受けた。親代わりとしてずっと面倒をみてくれた兄が失踪した理由が、まさかそういうことだったとは思いもしなかった……。だが兄を捜しだし、力になってあげたくても、リンゼーにはとても金銭的な余裕などない。そんな折、元夫の実業家ダニエルが突然、資金援助を申し出た。プレイボーイの夫との生活に傷つき別れを選んだリンゼーだったが、ダニエルの交換条件を耳にした瞬間、なぜか心を揺さぶられた──ふたたび彼の妻になる、というばかげた提案に。
  • ジェシカはため息をついて受話器を置いた。姉からの電話だ。姉はジェシカと夫の仲を疑っている。事実無根のこんなことで執筆を邪魔されるのはかなわない。ジェシカは好評の前二作に続いて三作目では、結婚生活には必ずしも愛は必要ではない、見合い結婚こそ理想だ、という持論を展開するつもりでいる。姉の疑いを除くには……ふと新聞の交際広告欄が目にとまった。そうだわ! こういう形で結婚に持ちこめれば、姉も心配しなくなるだろうし、私の持論を実証することもできる。ジェシカは早速、交際広告の原稿を書きはじめた。
  • 演劇の魔力にとりつかれた若者たちはみんな貧しい。アンナ・レンドルも同様、ひもじさは指を噛んでごまかし見てくれだけの安物の服にかかとのすりへった靴をはいているが、心の中は激しい野心に燃えていた。アンナは初めて有名女優との共演のチャンスにめぐまれ今日からは上演する劇場を使ってのリハーサルが始まる。それなのに、出がけに家主から家賃の催促をされ集合時間に遅れてバス停から走り続けなければならなかった。おまけに楽屋口では若い男とぶつかってはじきとばされる始末。その拍子に脱げてしまったおんぼろ靴を、男はまじまじと見ている。

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