『高橋慎一朗(実用、新書)』の電子書籍一覧
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「武家の古都・鎌倉」が世界遺産として認められないのはなぜか――。われわれが認識している古都鎌倉は、鎌倉時代そのままの「古都」ではなく、古都の魅力に惹かれた人々が、時代ごとに付け加えてきた由緒や魅力、いいかえれば「幻想」の集大成と言えるからである。日本人の記憶と想像によってつくられた都市鎌倉の実像と魅力を、源氏以前の時代から現在までの通史をたどることで浮かび上がらせる。
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独自の街づくりを行った鎌倉時代、城が作られるまでは「大きな道」が権力の象徴でした。まちを清潔に、平和に保つためにくだらない掟を連発する武士と傍若無人な庶民達。中世における「権力の象徴としての」街づくりについて説く一冊。
為政者たちが巨大な公共施設をつくりたがるのは、いつの時代も同じこと。中世において、権威の象徴は「道」であった。「道」の平和を守るため、武士たちはあらゆる掟を連発し、「道」を有効活用するために、住民たちはしたたかに対処した。
【目次】
第一章 “武士の都市”鎌倉の掟
鎌倉幕府の法
しつこく出された道の掟
犯罪の取り締まり
庶民の娯楽はどこまで許されるか
武士は武士、坊さんは坊さんらしく
第二章 御家人・戦国大名の掟
豊後大友氏と『新御成敗状』
下野宇都宮氏と『式条』
下総結城氏と『新法度』
第三章 道路掃除の掟
道路へのこだわり
道路掃除はだれがするのか
聖なる空間
巨大な道路は権力の象徴
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