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『うかみ綾乃(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~36件目/全36件

  • 275(税込)

    奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 永浦は身を横向きにして、涎でぬらついた玲子の頬を優しく撫でてくる。「おまえの中で、イキたい」その言葉がじんと、胸を蕩かす──三年前流れ着いた倉庫街のコンビニで働く玲子の前に、ある日突然現れた男、永浦は倉庫勤めの帰りに、三日に一度モンブランを買っていく。お互いに世を忍ぶふたりが、距離を縮めるのにさして時間はかからなかった。残してきた子供と横領事件。それぞれに切ない過去が交差するとき、時が動き出す。異形の愛は一気に激しく燃え上がり──「まん・なか You're My Rock」でコンビを組んだ高原秀和が再びメガホンを取り、「悶憮乱の女 ~ふしだらに濡れて~」として公開、ピンク映画ベストテン2020 桃熊賞受賞作品原作。著者、情愛短編の金字塔!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 275(税込)

    村に伝わる因習の生贄となり、娼婦として生きるサク。納屋に隔離された姉に会うことを禁じられた新太は、年に一度、祭りの夜にサクと過ごすことだけを楽しみに暮らしていた。そして、その祭りの夜──納屋からサクが消えた。連れ出したのは弟の新太。みじめな生活から抜け出すため、ふたりは村を捨てたのだった。姉弟が消えたのを知った村の消防組はふたりを追跡する。捜索隊を率いるのは、姉弟にやさしかった耕作。しかし彼は己を卑怯者と自嘲していた。追っ手のせまるなか、ふたりは死を覚悟する。そして幼い姉弟は肌を合わせ、こえてはならない一線をついに……。ふたりの運命は、そして耕作の下した決断とは──? 団鬼六賞の大賞受賞作家による秘蔵の作品がついにお蔵出し!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 770(税込)

    「この森にはね、蝮まむしが出るのよ。誰も入っちゃいけないのよ」──伝統ある生田流箏の家に生まれ育った姉妹、京香と清香。伝統とは裏腹に、家の窮乏は深まっていた。そこにつけ込み、箏の世界で権力を握ろうとする二人の男の卑劣な罠によって、生来の激情が剥き出しになっていく姉。一方、姉の婚約者に一途な想いを寄せてきた複雑な嫉妬心から、自ら暗い罠に堕ちていく妹。この姉妹を幼い頃から見守り続けてきた使用人の正巳。そして──四年に一度の盛大な祭事「蝮をどり」の夜、聖なる森への入り口が開く……。愛と性を描き、絆を描く、著者渾身の大作! 第二回団鬼六賞大賞受賞作品。『エロスが何かわかっている』と選考委員・石田衣良氏に称賛された逸品!!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    こぢんまりとした定食屋を切り盛りする32歳の明代。5年前の結婚を機に、義父の小柴徹三の店を手伝うようになり、今ではすっかり若女将としての仕事が板に付いてきた。そんな明代であるが、頭を悩ます問題が一つあった。夫の幹夫のことだ。父の店も継がず、結婚後は浮気ばかりしてロクに家へ帰ってこない。久しぶりに戻ってきたと思えば、泥酔状態のまま明代を半ば強引に犯すのだ。そんな夫への愛情はすでに無くなっていた明代。代わりに優しい義父への想いが募っていき……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    54歳の康文は、法事のために故郷へ戻った際、30歳前後の笑美子という女に声をかけられた。子供っぽい愛くるしさと豊満な乳房を持った笑美子は、近くの『ちょんの間』で働く風俗嬢だった。独り者の康文は他にこれといった用事はなく、今夜一晩、彼女と付き合うことにした。濃厚なセックスが終わり、ちょっとした笑美子の仕草を見ていた康文は、ある一人の女性を思い出していた。その名は津由子――。康文が高校生だった頃、初めて男にしてくれた相手であり……。
  • 信じないけど愛してる。女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。どこにある? 私の愛――11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は、性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し、婚約者と帰郷をした沙織は、その男・恭司と予期せぬ形で再会、さらわれ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は? 映画『溺愛』原作者がつづる性愛小説。体の奥底から想いは溢れて止まらない。
    ◎「夕刻、暴力的にこの身を責めた炎が、まだ体内でくすぶっていた。可哀想、私よりこの人が、可哀想--彼に貫かれ、神経がばらばらに刻まれる中で、ずっと思っていた。なぜこの人はこうなんだろう。激痛に蝕まれているのは自分だけではなく、彼も同じだった。」<本文より>
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    53歳の高木直久は、スナックで知り合った36歳の祐子という女にダマされ、2千万の借金を背負わされてしまう。そのせいで仕事先もクビになり、完全に自暴自棄になってしまった直久は、死に場所を探して、雪国へ向かう特急列車に飛び乗った。するとその車中で、祐子そっくりな顔をした女性を目撃する。彼女はどうやら一人でこの列車に乗っているようだった。祐子への恨みが再び湧いてきた直久は、代わりにこの女を虐めようとするが……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    代々続く住職の家に嫁いで5年。30歳の雪絵は、夫・正志の経営方針に疑問を抱きつつあった。ことあるごとにお布施を強要させ、その金で自分は女遊びに繰り出す。寺は華々しく盛り上がっているが、どこか納得がいかない思いが募るのだった。そんな夫に嫌気がさした雪絵は、近くに隠居している義父の元へ会いに行く。一人で慎ましく穏やかな生活を送っている義父と酒の飲みながら話をしているうちに、ふと涙を流してしまう雪絵。優しく抱き寄せた彼の胸元で「お義父さま……ずっと好きでした」と告白した雪絵は……。
  • 〝紫城麗美〟の筆名で官能小説を書いているテンコ。内向的な性格で男性経験はほとんどない。あるときAV撮影現場で出会った助監督の楠田と関係を持つ。テンコは性に奔放な麗美を装うことで自らを解放し、過激なセックスの快楽に酔い痴れていく。「あぁ、もっと欲しいの……」。すれ違いながらも、心と体の奥底から性愛を求め合う男女の官能小説。
  • 繋がっているこのひとときだけ、彼への愛しさを欲情に変えて解き放てる──沙友紀はいたって生真面目な性格。彼に二股をかけられ、突然の別れを告げられた傷心の沙友紀が実家に行くと、母に会いに来た青年・湊人と出会い、初対面で見透かされ、追い打ちをかけられるような一言を浴びせられる。後日、職場に現れた湊人から「好きでもない男と純粋に愉しんでみないか」と誘われ、流された沙友紀は激しい快感に支配され自ら求めるほどに乱れた。そして、それは苦しい恋のはじまりでもあった。愛し方を知らないことより、残酷なことってなんだと思う──その答えは…天然石に願いを込めて、切なく揺れ動く。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    イラスト:
    藤井祐二
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    辰朗は49歳。若い頃は画家志望だったが、今は普通に働いている。かつて愛し合った女の幻を今も引きずっていて、今日は思い出のお祭り会場を彷徨っていた。そこで男に乱暴を受けていた女性を助ける。暴れる男に巻きこまれて腰を強打した辰朗を、その女性は家まで来て介抱してくれた。彼女の名前は結麻。29歳の人妻で、夫と義母の横暴に耐えきれず、家出してきたという。ふっくらと笑みを浮かべた頬、ゆるいウェーブを描く栗色の髪、フレンチスリーブのワンピースから伸びた彼女の二の腕が、蛍光灯の下、柔らかそうな光沢を放っている。家に帰るよう促したが、そのまま2人は妙な同棲生活を送るようになった。とうとう一線を越えそうになった時、結麻の夫が訪ねてきて、帰ってくるように懇願してきた。微妙な関係のまま、辰朗と結麻は浴衣姿で、1年前に出会ったお祭りに繰り出す。我慢できずに暗がりに連れ込む辰朗。「ずっと……待っていました……」そうつぶやく結麻の浴衣をまくり上げ、バックから……。
  • 食品会社のOL・友美は転勤で25年ぶりに東京へ戻ってきた。新しい職場で友美は思いがけない相手――幼馴染みの蒼太と再会する。蒼太とは4歳の頃、大人の目を盗んでお医者さんごっこをした仲。互いの身体への単純で無邪気な好奇心から見せ合ったり触りっこをしたりしたけれど、秘密めいた罪悪感と昂奮も確かにあった。蒼太の指がわたしのアソコに…と思い出すと目を合わせられない。再会以来、互いに避けていた二人だが、友美のミスで蒼太は仕事相手と呑めない酒を呑む羽目になり――!?
  • 男子高校で英語教師をしている私には最近なぜか気になる生徒がいる。3年生の槙野英介。剣道部の主将で端正なルックスの彼は、いつもふざけて私をからかうくせに、ふとした時に何か言いたげな顔をして真っ直ぐな目を向けてくる。ある週末の買い物帰り、突然の雨に困っていた私に傘を差し出してくれた槙野くん。私に傘を貸し、雨の中を走り去った彼の姿に胸がざわめく。翌日、彼が熱をだして保健室で寝ていると聞いた私は……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    イラスト:
    藤井祐二
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    英太は30歳のしがないフリーター。いつもここぞというところで正社員になれず、この歳になっても道頓堀のカラオケボックスで働いている。楽しみと言えば、向かいのビルの窓から鳥にエサをあげる女性の笑顔を見ることぐらい。20代後半に見える彼女は喫茶店のウエイトレスらしい。ある日、仕事終わりで一杯飲もうと考えていた英太は、偶然街中でその女性と遭遇。思い切って声をかける。紫乃と名乗る女性に笑顔はなく、刺々しい態度しか見せない。それでも2人は連れ立って遊歩道を歩き、人気のない場所へ。英太は強引に唇を奪い、野外で乳首に舌をはわせてみた。甘えた声をこぼす紫乃だが、それでも態度は固いまま。しかし、秘部に手を伸ばすと、そこはすでに愛液で溢れていて……。
  • ふだんと違う私を疑わないで。この指は私を触っている……?もうすぐオサムと結婚する絵里。仕事や身の回りの整理も順調に済ませ、式まであと数日という時に受け入れがたい悲劇が彼女を襲う。皮膚の奥まで沁みてくるような愛を感じることも、そのぬくもりが本当に自分のためだったのか尋ねることも、もうできない。淋しさを抱えレコード店の店長となった彼女に、不愛想で「顔だけはいい」佐鳥は冷たい。なぜこんなにも絵里に厳しい態度をとるのか、絵里がずっと感じていた淋しさの理由と繋がっていて――佐鳥の本当の気持ちを聞かされた時、絵里は佐鳥に、佐鳥もまた絵里に抑えきれない愛しさを感じる。共鳴する愛が向かう先には……?
  • アラフォーを迎えて落ち目になった女優の麻矢は、元アイドルの桜とこずえを誘い新作映画を企画する。艶かしい媚態でスタッフを誘い、スキャンダルを揉み消すために股間に顔を埋める麻矢。「あぁ、感じちゃう。もっと上から下まで……お願い、監督」。一方、桜とこずえは濡れ場の撮影で我を忘れ、淫らに熱を溜めた下腹部を男の中心部に擦りつけた――。
  • 打ち寄せる快楽の苛烈さに、灯子は全身をよじらせ身悶えた。彼女が愛するカメオを彫る岳生の繊細な指は、溢れだす愛液を絡め取りながら、激烈な快感を刻み込んでくる。「欲しい……」。喘ぎながら訴えた。「まだだよ。もっと灯子の肉体を苛めたい」。カメオ職人の瀬能岳生と、彼に惹き寄せられた女たちの、切なくて狂おしい情交を描く長篇官能小説。
  • 「ずっと一緒よ。私たちは、離れないの」。凪は枕元に置いてある赤い毛糸を手繰り寄せ、両端に作られた輪っかを弟の漣と自らの首にかけた。ふたりが離れると、互いの首が絞まるようになっている。両親を亡くして以来、ふたりはずっとそうして寄り添って生きてきた。「気持ちいいよ、漣。もっと感じてもいい? 姉さん、我慢できないの。ここが苦しくて……」。第二回団鬼六賞を受賞した注目の女流官能作家が描く、切なくも狂おしい傑作情痴小説。
  • 十六歳で不幸な事件に巻き込まれ、心を閉ざして生きてきた美しい女・織江。幼少の頃からその美貌に憧れ、織江の事件を書いて小説家デビューした醜い女・由羽。同作の映画化を契機に再会した二人は感情をぶつけ合いながらも、編集者・尾崎の協力を得て奇妙な共同創作活動を始める。愛されたい、満たされたい……女の執念と嫉妬を描き切った傑作。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    3年前に夫を亡くした32歳の汐莉は、外語大出身の経歴を活かし、イベントコンパニオンとして働くようになった。忙しく仕事に追われる中で、彼女は仕事に誠実で、いつも励ましてくれる54歳の社長・島谷に特別な感情を持つようになる。ある日、風邪を引き、イベント中に倒れそうになったところを、島谷に助けられた。介抱された汐莉は気持ちを抑えきれなくなり、部屋で彼に抱きついてしまう。その日は一線を越えることはなかったが、完全に気持ちに火が点いた汐莉は、久しぶりに彼と顔を合わせたところで「もう我慢できない」と抱きつく。互いの心に残っている傷を埋め合うように、2人は激しく求め合う。島谷に激しく愛撫されてイキまくった汐莉は……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    上司との不倫に疲れた29歳のOL・佐倉絵里は、13年間ずっとそばにいてくれた愛犬・シロウの死をキッカケに、全てを清算することを決意。寂しさを紛らわそうとオナニーをしてしまう自分を変えるために引っ越しを決めた。部屋を出る前日、美味しい肉じゃがを持って、大家の息子・塚本祐樹が訪ねてくる。どんな話でも聞いてくれる彼に包容力を感じた絵里は、その体に触れたい衝動に駆られた。「裸で抱き合いたい……」。その言葉を受け入れてくれた彼の大きくなったアソコを優しくなめ回す。自分でも驚くほど感じてしまう絵里だったが、その裏側には秘密があって……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    イラスト:
    藤井祐二
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    28歳の建築士・茉莉は苛立っていた。同じ建築事務所で働く西尾の要領があまりにも悪いからである。茉莉は24歳で一級建築士になったエリートで、同じく一級建築士である所長の息子と付き合っている。一方、西尾は27歳の二級建築士。茉莉にとっては前から目障りな存在だったが、彼が茉莉に好意を持っているのは明らかで、しばしば茉莉のタイトスカートの奥を覗こうとしていた。そんなある日、2人で担当した仕事が上手くいかず、クライアントから猛抗議を受けてしまう。何とか問題は解消できたが、茉莉の気持ちは収まらず、西尾に罵声を何度も浴びせていく。「スカートの中を見たいんでしょう。だったら見なさい。そして触りなさい」。そんな言葉まで飛び出す茉莉には、嫌悪以外の気持ちが芽生えていた。西尾を這いつくばらせると、自分の脚で……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    「あなたのを……あなたの……これを……」31歳の竹本祐一郎は、恩師の通夜で、十数年ぶりに学年一の美女・鏡子と再会する。彼女は亡くなった恩師や他の男との不倫の噂が絶えず、通夜の席でも女性陣になじられ、会場を飛び出してしまう。あとを追いかける祐一郎。彼は学生時代、恩師と鏡子の逢い引き現場を目撃していた。先生への歪んだ愛情を聞いた祐一郎は、片思いの気持ちを鏡子にぶつける。彼女の喪失感を埋めるかのように、彼女を抱きしめる祐一郎。喪服を脱がせ、キスを重ねると、興奮を隠せない鏡子は、勃起した祐一郎のペニスを見て懇願し……。
  • シリーズ3冊
    110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    医療器具メーカーに就職したものの半年で会社が倒産してしまった耕介は、32歳の従姉・佐村美代子が経営する小さな薬局を手伝うことにした。幼い頃から美しかった彼女にずっと恋心を抱いていた耕介は、二人きりで働ける環境に興奮しまくりであった。そんな中、美代子が階段で転び、足を痛めてしまう。一人では立つこともままならない。いろいろと看病する耕介であったが、ある問題が発生する。「トイレに行かせて……」顔を赤らめながら言う美代子に対し……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    定年退職した川島宗司は、妻を亡くしてやもめ暮らしの身である。そんな中、週に一度通う陶芸教室に、気になる女性が現れた。松野透子、34歳で独身。「川島さんて、亡くなった父によく似ているんです」と、いつも微笑んでいる割に、どこか淋しげな雰囲気を漂わせる女性であった。ある日、借りた本を返そうと透子の住まいへ向かうと、玄関先でガラの悪い若者と口論している彼女を目撃。何とか止めに入ると、透子が泣きながら抱きついてきた。そのまま部屋の中に入り、つい肉体関係を持ってしまうのだが……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    イラスト:
    藤井祐二
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    河津クロールは東京下町にあるストリップ劇場・ショービッグ虹堀のアナウンス係。55歳になるまでの27年間、幾多の踊り子たちを紹介してきた。しかし、この劇場も衰退の一途を辿り、とうとう歴史に幕を下ろすことに。最後の1ヵ月は盛大な幕引き公演をしようと、従業員総出で奔走してきた。その中心にいるのは37歳の風吹沙羅。河津は、18歳でこの業界に飛び込んできた妖艶な彼女がストリップの女王と呼ばれるようになるまで見守ってきた。そして、密かに恋心を持っているのは、もはや劇場中の公然の秘密となっていた。幕引き公演が続き、残り1週間。沙羅は思ってもない行動に出る。花魁の格好でステージに立つと客の手を招いて、秘部を触らせたのだ。動揺を隠せない河津。その行動の裏側には引退の決意が隠されていた。そして迎えた最終日。河津は彼女と2人きりになり、部屋に招き入れられると……。
  • 110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    今年40歳になる楓は小料理屋の女将をしている。常連客に支えられ、小さいながらも心温まるお店であった。そんなある日、大手焼き鳥屋チェーン社長の美濃長蔵が退任したというニュースを聞き、ショックを受ける楓。昨年まで14年もの間、美濃の愛人として暮らし、かなりの援助を受けていたからだ。数日後、酔いつぶれた美濃が店にやってきた。かつての豪腕経営者の面影なく、ボロボロな様子の彼を不憫に思った楓は、閉店後にフェラチオをして、元気づけてあげるのだった。その後、美濃の頼みを聞き、とある計画を企てて……。
  • シリーズ3冊
    110(税込)
    著:
    うかみ綾乃
    著:
    沢里裕二
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    大野和也はどこにでもいるような30歳のサラリーマン。妻はあの有名な竹宮コンツェルン創業者の次女・君代だ。周りからは逆玉扱いされていたが、まったく気にしていない。母が亡くなってから好き勝手に生きている実父・大野正明が座右の銘にしている「楽観は人生を幸せにする」の言葉の通り、平凡な家庭に幸せを感じていた。問題は、亡き義父に代わって竹宮コンツェルンをけん引する33歳の義姉・涼子と妻の反りが合わないこと。才色兼備の涼子は未だ独身を通していた。普段は顔を合わせないが、義父の十七回忌について話し合うため、久しぶりに豪華な竹宮家へ足を伸ばす。妻が先に帰った後、広大な邸宅内をブラブラしていると、そこで偶然の艶めかしい声を聴いてしまう。「大野さん……もっと弄ってってばっ」。普段は冷静な涼子がオナニーをしていたのだ。自分の名前を連呼して果てた義姉を見てしまった和也は……。
  • 440(税込)
    著者:
    うかみ綾乃
    イラストレーター:
    朝日曼耀
    レーベル: 秘蜜の本棚

    「この万札の分だけでいい。俺の好きにさせてくれ!」そうすれば俺は、過去への悔恨から解き放たれる気がする……。
    風俗店経営者・亮介は、17歳の自分を思い出す。名門校の優等生、サッカー部のエースでキャプテン。
    だが、あるときそんな人生が一変する。部活顧問に犯され続けた挙句、最後は殺して刑務所に入った。
    後悔している。なぜ犯される前にあいつを殺さなかったのか。ホモなど全員死ねばいい――。
    そんな過去を持つ亮介だったが、親の借金でウリ専ボーイになった、プライドの高そうな少年・直哉の眼を見て心がざわめいた。
    「なんてことだ。俺はあいつが、愛おしいとでもいうのか。この世でもっとも俺を嫌い、軽蔑している奴に、俺は生まれて初めて、惚れているというのか――」
    残酷の裏社会、捻じれた情愛、肉食セックス、極道たちとの壮絶なバトル。2人の運命は――?
  • 330(税込)
    著者:
    うかみ綾乃
    イラストレーター:
    夜桜左京
    レーベル: 秘蜜の本棚

    伯父夫婦の代わりに、豪華な別荘の管理人を十日間務めることになった健(たける)。
    やってきたのは、製薬会社の御曹司:青斗(せいと)と、執事の峰岸。
    生まれたときから体が弱い青斗。夏はこの別荘で過ごすという。
    ある日、健の目の前で青斗が倒れてしまう。心配でたまらない健はつい、窓ごしに寝室を覗いてしまう。
    そこで見た驚愕の光景に、健は一人欲情する……。
    そして、一人苦しむ健の目の前に、苦い過去を作った張本人が再び現れる!?
    美少年・御曹司・純愛ラブ。
    【本作品はハニーボーイズVol.1に掲載されております。】
  • 別れた彼氏に病気をうつされたかも? 不安になった私は産婦人科で診てもらうことに。ところが診察室にいたのは、高校時代の同級生・早瀬くん。真面目だけど地味な学生だった彼は、男らしくて白衣姿もさわやかなドクターになっていた。逃げ帰りたい気持ちの私をやさしく落ち着かせてくれた彼にすべてをゆだねる。早瀬君の指があそこを押し開き入ってくる。奥の奥まで彼の視線が注がれている。診察だとわかっているのに、はしたなく愛液が溢れてきて…。
  • 550(税込)
    著者:
    うかみ綾乃
    レーベル: 官能ロマン

    東京の会社でリストラにあった健吾は、元部下の香奈絵に誘われて彼女の実家の温泉旅館へ行く。その夜、歓迎の宴会のあとで健吾が露天風呂に入っていると香奈絵がやってきて唐突に「結婚してここで暮らさない?」と、全裸で迫ってくる。島には妖しい巫女もいて健吾は……。団鬼六賞受賞の気鋭作家の最新官能ロマン!
  • 330(税込)
    著者:
    うかみ綾乃
    イラスト:
    夏咲たかお
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    誰にも言えない秘密。院長でイケメンの彼は私のもの。

    デート中の事故で全治三ヶ月の怪我をした朋美は、婚約者の恭司が院長を務める病院に入院した。婚約者であることは伏せて……。二人の逢瀬は真夜中、朋美の個室で声を殺して。身動きのとりづらい体で、毎夜のように激しく求められ、充実感を味わっていた。しかしある日、朋美は偶然訪れたサンルームで恭司のある噂を聞く。
  • 私たち、たくさん、たくさんセックスしたけれど、キスをしたのは、いまが初めて…真奈美はある「罪」から匿われるように、豪華なマンションに連れてこられ、隔絶され、濡れた時を恭平と過ごす。乳首を吸い上げられ、屹立が媚肉を…いっそこのまま溺れることができたら―が、別の女性が現れ、一人残された真奈美は「罪」の場所へ向かう。追いかけてきた恭平から、聞いたのは意外な事実。そして初めてのキス―濃密な一週間の物語!!
  • 330(税込)
    著者:
    うかみ綾乃
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    ここでだけは触らないで――あの子が見てる……

    失意のうちに恋人から逃げ、東京から瀬戸内の小島に帰った七緒。幼くして死んだ従弟・祐希との思い出を胸に静かに暮らすことを望むが、大怪我をして自暴自棄になった恋人・真也に見つかることを恐れていた。ある日、ついに七緒は真也に見つかり、祐希との思い出の沼の前で犯されてしまう。嫌がりつつも体は反応して――。

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