『文芸・小説、永峯清成』の電子書籍一覧
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著名な人の死は多くの場合、劇的であり、葬られた場所は
厳粛な処だ。
たとえその人物が、世に悪人だと言われたとしてもである。
その厳粛さに惹かれた著者が、
若い頃から訪ねた墓地に眠る人の生き様に思いを馳せ、
もし問いかけがあるならば、その答えを思索する異色の紀行書。
目 次
はじめに
〔日本の部〕
一 正成(まさしげ)の首塚
二 六波羅探題北条一族の墓
三 北条高時の墓
日野俊基の墓
護良(もりよし)親王の墓
四 菅原道真の墓
五 支倉常長の墓
六 渡辺崋山の墓
七 江藤新平の墓
八 西郷隆盛の墓
九 平民宰相 原敬の墓
〔ヨーロッパの部〕
一 カタコンベ
二 山賊ホセマリアの墓
三 「スペイン戦争」犠牲者の墓
四 カルメンと椿姫の墓
五 哲学者ニーチェの墓
六 ウィーンの中央墓地 ベートーヴェンの墓
七 ヒットラーの両親の墓
八 ナチス親衛隊員の墓
九 ユダヤ人墓地 -
信長の天下布武の前に敢然と立ちはだかり、戦国武将たちが最も恐れた男、上杉謙信。領土欲を持たず正義のために戦い抜いた男の生涯。
上杉謙信と聞いてまず思い浮かぶのは、どのようなイメージだろうか。あの信長軍団を破った戦国最強の武将、毘沙門天を崇拝する敬虔なる仏教徒、生涯女人を近づけなかった変わり者、大酒飲み、武田信玄の永遠のライバル……。これらの事からわかるのは、まず戦国時代には類を見ない異色の人物だということである。事実、謙信の場合、領土欲から合戦を仕かけるということはなかった。すべての戦いが正義という大義名分のもとになされたのである。著者は取材を重ね、史料に当たるうち、謙信の重大な欠点に気づいたという。それは実に短慮な性格であったということ。気に入らない部下を大勢の前で叱責する、思い通りにならない部下に嫌気がさし責任を途中放棄してしまうなど、明らかにリーダーとしては不適格な一面がある。著者はそこに謙信の武将としての限界を見た。信長と最も異なるのがその点だという。これまでの天才・謙信像を覆し、その内面を赤裸々に描く。
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