『その他(レーベルなし)、ヒキタクニオ(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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いっけん仲良しのOL三人組。でも実態はちょっと違う。他に拠る場所がないというだけの関係。三人の微妙な序列も煩わしい。
本当はそこから抜け出したくてたまらないのだ(「霞網」より)。
一般職OL、女子大生、キャバ嬢、文芸編集者、女子中学生、服飾デザイナー、女子高生、雑誌ライター…
さまざまな年齢・職業の女性たちをめぐる物語。
女の魅力、可笑しさ、哀しさ、はかなさ、したたかさ、ばかばかしさを抜群の冴えで描く。 -
武士であることを捨てて長屋暮らしの赤木十四郎。
面白いことが大好きで、型にとらわれない生き方を押し通す彼の裏の顔は、贋屋と呼ばれるニセ物作りの名人だ。
人の心を踏みにじる悪党どもを相手に、精巧な贋作をでっち上げて悪巧みを暴き、地獄へ突き落とす。
情にあついがゆえに侍を捨てた男が、世におもねらず自分の道を突き進んでゆく姿は爽快。
登場する贋作に大拍手!
しいたげられた人がニセ物で救われる勧善懲悪の時代小説。 -
“考えること”をやめていた俺にもたらされた女の啓示「赤い大きなアメリカ女」。シングルに舞い戻った三十男が溺れる冷え切った女の底知れぬ魔性「月光」。女を骨抜きにするホストが落ちた“心が読める”南の島の恋「人殺しパラダイス」…。“心の闇”という名の秘境を探訪する全5篇。
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女34歳、独身、サーカス団の社長に就任!? 本当にやりたい仕事って? 仕事に忙殺されているアラサー女子必読!
PR会社に勤める小暮美奈は、ある日、子会社の社長に就任するように言い渡される。その実態は「スミレ大サーカス」を経営することだった! 偏屈な川崎団長以下、女好きの幸一・ケンカ好きの幸作兄弟、いんちきドイツ人のモーゼスブラザースなど変わり者ばかりの団員たち。何とか彼らに馴染み、奮闘を続ける美奈だったが、サーカスの興業を邪魔する影が次々と姿を現し……。さあ、美奈はサーカスを守り抜くことができるだろうか!? -
ウドブノという、飲めばどんな願いも叶うというロシアの伝説の飲み物をめぐる手に汗握る争奪戦が始まる!
神宮前情報社のアンナ、ヨーコ、ノアのもとに「ウドブノ」が転がり込んだ。これを日本に持ち込ませたのはヤクザの白瀬たち。元々の所有者であるロシアの組織は取引の不具合を怒り、チョルト=暗殺者を送り込んできた。一方で、元警官で絵図師の津屋崎は、アンナたちにウドブノを白瀬に売れば5000万円になると持ち掛ける。簡単ではないし、勝ち目も薄い。騙し騙され、二転三転するウドブノ争奪戦。もう誰も後には引けない! -
関東を二分する組織、十四会の会長・今切が消えた! 裏社会の探偵・時園は、十四会の君島から会長捜索の依頼を受けるのだが……。
裏社会専門の探偵・時園。関東を二分する組織の長・今切。組織の頂点を見据えた若頭補佐・君島。すべては、一人の男が消息を絶ったことが始まりだった。関東を二分する老舗組織、十四会の会長・今切の消息が外出先で途絶えた。十四会の若頭補佐・君島は、裏社会の探偵・時園に捜索の依頼をする。時園は、君島から押し付けられた会長ガードの若衆菅田とともに今切の行方を追う。今切は消息不明になったその日、いつもは履くことのない印伝(いんでん)の靴を履いていたという。消えた今切の足取りを追いかけるなか、十四会のもとに、今切のものと思われる小指が、何者かによって送り付けられてきた! 時園、君島の進むべき道はどこへ向かうのか? 彼らはどこまで行くと決めるのか……。ぬるい言葉はいらない。ギリギリの男たちの生き様に、ただ刮目(かつもく)せよ! 大藪賞作家渾身のハードボイルド小説。 -
父殺害の事件捜査が突然の打ち切り。納得できない娘の塔子は、闇の事件を扱う文目屋(あやめや)の存在を知り、独自に捜査を始める。
殺すことで、私は変わるのか? 幸せな将来を捨て、彼女がなろうとしたのは“殺し屋”。傷ついた者たちに安息の時は訪れるのか――。大藪春彦賞作家が満を持して放つ衝撃作。父・清隆(きよたか)を銃殺した杉山(すぎやま)と帰宅後、不運にも鉢合わせした塔子(とうこ)は、重傷を負わされてしまう。かろうじて一命を取りとめたものの、半年間の昏睡状態に陥ったのち、奇跡的に目覚めた。犯人・杉山への判決に納得がいかない塔子に、担当刑事の犬伏(いぬぶし)は、「捜査に強い圧力がかかり、十分な捜査ができなかった」と告げる。さらに犬伏は、警察も捜査できない事件を扱う文目屋(あやめや)なる“殺しの集団”の存在を塔子に明かすのだった……。
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