『ピーター・トレメイン(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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ラーハン王のブレホンは、フィデルマとは因縁の仲。事態は絶望的だったが、フィデルマは諦めなかった。調べるうちに、事件のあった晩の夜警がそのあと事故死していたり、エイダルフが被害者を襲っていたと証言した少女が消えてしまったりと、不審なことが次々判明する。さらに、処刑を目前にエイダルフが牢からいなくなってしまい――。誰かがエイダルフを助けるために連れ出したのか、それとも何らかの理由で消そうとしているのか。謎が謎を呼ぶもつれた事件を、フィデルマはいかに解き明かす? そしてエイダルフの運命は? シリーズ第9弾。
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巡礼の旅に出ていたフィデルマは、良き友であるサクソン人の修道士エイダルフが、カンタベリーへの帰途、殺人罪で捕らえられたという兄からの手紙を受け取り、急ぎラーハン王国に向かった。ラーハンといえば、フィデルマの兄が治めるモアンとは揉めごとの絶えない隣国。どうやらエイダルフは12歳の少女に対する暴行と殺人の容疑で捕まったらしい。ドーリィーとして弁護しようとするフィデルマだが、エイダルフの処刑は既に翌朝に決まったと告げられる。不利な状況下で、彼の無実を証明すべく事件の捜査を始めるが……。人気シリーズ最新作。
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法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ修道女フィデルマが、アイルランドの各地を巡り難事件を解決する。修道士が占星術で自らの死を予言して死んだが、犯人と名指しされたのは修道院長だった事件「みずからの殺害を予言した占星術師」。ダロウの修道院で客人に供する魚料理が消え、料理長が死体で発見された。犯人は外部の人間か、内部の者の犯行か?「魚泥棒は誰だ」。小王国の族長の跡継ぎを選ぶための会合で、有力な候補者が死亡、どうやら毒を盛られたらしい。犯人を推理する「法定推定相続人」など5編を収録。日本オリジナル短編集第5弾。/【目次】みずからの殺害を予言した占星術師/魚泥棒は誰だ/養い親/「狼だ!」/法定推定相続人/訳註/解説=石井千湖
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フィデルマは、単身巡礼の船旅に出ていた。修道女としての人生に疑問を抱き、また、気の置けない友人であったはずのエイダルフに対する気持ちもわからなくなっていたのだ。だが船には、若き日にフィデルマを捨てた、かつての恋人キアンが乗っていた。波乱ぶくみの船出の翌朝、巡礼団の一員である修道女が、行方不明になる。時化のなか、海に落ちたかと思われたが、船室から血のついた衣が見つかった。殺されて海に捨てられたのだろうか? 七世紀アイルランドを舞台に、王の妹にして弁護士、美貌の修道女フィデルマが活躍するシリーズ第8作。
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船長から捜査の全権を委任されたフィデルマは、巡礼たちに聞き込みをする。だが船に乗っている修道士、修道女は奇矯な人物ばかり、被害者に思いを寄せていた者、嫉妬していた者、被害者の行状を良く思っていなかった者と、様々な感情が被害者をめぐり渦巻いていたことがわかってくる。捜査は難航し、相変わらず自分勝手でなれなれしいかつての恋人キアンに、フィデルマは苛立ちを隠せない。外からはサクソンの略奪船の影が迫り、内では殺人事件。フィデルマは目的地サンティアゴ・デ・コンポステラ到着までに、犯人を見つけることができるのか。
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法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマ。彼女がまだ修道女になる前、モラン師が学院長をつとめるタラの学問所に入学した時に出合った、フィデルマ最初の事件「化粧ポウチ」、フィデルマが学問所の最終試験として出された事件の謎を解く「痣」、ドーリィーの資格を得、修道女になってからの事件、三晩続けて聞かれた死を告げるバンシーの声の正体「バンシー」、有名なローマ第九ヒスパニア軍団の鷲の謎にフィデルマが挑む「消えた鷲」など全6編を収録。若き日のフィデルマに会える、人気シリーズ日本オリジナル短編集第4弾。/解説=大矢博子
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法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。巡礼として訪れたローマの教会で、聖餐杯のワインを飲んだ若者が急死。居あわせたフィデルマが急遽謎を解く「聖餐式の毒杯」、殺人の疑いをかけられ窮地に陥った幼なじみを救うべく奔走する「ホロフェルネスの幕舎」、偶然立ち寄った宿の幽霊騒動に巻きこまれる「旅籠の幽霊」、アイルランドの大王(ハイ・キング)の王位継承をめぐる事件に挑む「大王の剣」、アイルランド代々の大王の廟所で起きた不可解な殺人を解決する「大王廟の悲鳴」という、バラエティ豊かな5編を収録。/解説=村上貴史
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オー・フィジェンティの大族長が、和平協定締結のために、モアン王国を訪れたその時、大族長とモアン国王を何者かの矢が襲った。どちらも命に別状はなかったが、襲撃がモアン側の陰謀だというオー・フィジェンティの主張に、両国は一触即発の危機に。モアン国王は自国の潔白の証明を、妹で法廷弁護士でもある修道女フィデルマに託した。襲撃者はすでに殺されていた。フィデルマはわずかな証拠を頼りに、相棒エイダルフ修道士と共に、襲撃に使われた矢の出処と思われるクノック・アーンニャに向かう。美貌の修道女が名探偵。好評シリーズ、長編第7弾。
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イムラックの大修道院の院長セグディーは、困り果てていた。修道院で大切に保管していた聖アルバの聖遺物が消え失せたのだ。管理担当の修道士まで失踪してしまった。そのような時、国王と大族長暗殺未遂事件の調査のためにフィデルマたちが修道院にやって来た。救いの神とばかり院長は調査を依頼する。聖遺物はモアン王国の大切な宝。暗殺未遂事件の犯人の一人が元修道士であったことから、二つの事件の結びつきを感じたフィデルマは院長の依頼を引き受ける。モアン王国の平和と威信がかかる難事件を、フィデルマは見事解決することができるのか。美貌の修道女が名探偵。好評シリーズ、長編第7弾。
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