『内田良(実用、新書)』の電子書籍一覧
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年5000人以上が精神疾患、「定額働かせ放題」の教師たち……このままでは日本から先生がいなくなる! 解決策を各分野の識者に問う。
●教員不足の原因は、長時間労働を生み出す「給特法」にある! ●教育現場を残業地獄から救う方策を各専門家が徹底議論! 近年、「教員不足」が加速している。小学校教員採用試験の倍率は過去最低を更新し続けており、倍率が1倍台、「定員割れ」の地域も出始めている。その根本原因は、ブラック職場と指摘されて久しい「教師の長時間労働」、そして、その長時間労働を生み出す「給特法」という法律にある。給特法の下では教師はいくら働いても「4%の固定残業代」しか得られず、そのために「定額働かせ放題」とも揶揄されている。この状況を一刻も早く改善するため、現役教諭、大学教授、学校コンサルタントら専門家が「給特法」の問題点の指摘および改善策を提案。教育現場を残業地獄から救うための方策を考える。 -
「地毛証明書」への疑問,制服のジェンダーレス化要望……いまだに残る理不尽なルールをはじめ,校則のあり方が問われている.それをだれが,どのように見直し,決めていくのが望ましいのか.生徒・教師・保護者・市民……人々の校則との関わりの実際と構造,そして民主主義的な場である学校のルール形成の可能性を探る.
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「子どもには人権がある」と言われるが、ほんとうにその権利は保障されているか。大人の「管理の都合」ばかりが優先され、「子どもだから仕方ない」で片づけられてはいないか。貧困、虐待、指導死、保育不足など、いま子どもたちに降りかかるさまざまな困難はまさに「人権侵害」。この困難から子どもをまもるべく、現場のアクティビストと憲法学者が手を結んだ。子どもたちがどんなところで困難を抱え、なにをすればその支えになれるのか。「子どものためになる大人でありたい」と願う人に届けたい、緊急論考集。
序章 子どもの権利──理論と体系 木村草太
【第1部 家庭】
第1章 虐待──乗り越えるべき四つの困難 宮田雄吾
第2章 貧困──子どもの権利から問う、子どもの貧困 山野良一
第3章 保育──待機児童問題は大きな人権侵害 駒崎弘樹
第4章 10代の居場所──「困っている子ども」が安心できる場を 仁藤夢乃
第5章 障害──障害をもつ子どもへの暴力を防ぐために 熊谷晋一郎
第6章 離婚・再婚──子どもの権利を保障するために親が考えるべきこと 大塚玲子
【第2部 学校】
第7章 体育・部活動──リスクとしての教育 内田良
第8章 指導死──学校における最大の人権侵害 大貫隆志
第9章 不登校──再登校よりも自立の支援を 大原榮子
第10章 道徳教育──「道徳の教科化」がはらむ問題と可能性 前川喜平
第11章 保健室──学校で唯一評価と無縁の避難所 白濵洋子
第12章 学校の全体主義──比較社会学の方法から 内藤朝雄
【第3部 法律・制度】
第13章 児童相談所・子どもの代理人──子どもの意見表明権を保障する 山下敏雅
第14章 里親制度──子どもの最善の利益を考えた運用を 村田和木
第15章 LGBT──多様な性を誰も教えてくれない 南和行
第16章 世界の子ども──身体の自由、教育への権利、性と生殖に関する健康 土井香苗
終章 子どもの権利を考える──現場の声と法制度をつなぐために 木村草太 -
いじめ加害者は学校に居続け,被害者の側が外に居場所を求めざるを得ない――こうした歪な現状をどう変えていくべきか.ひきこもり・いじめに関わり続ける精神科医と,教育問題にエビデンスから迫る社会学者が,いじめを取り巻く人々の意識データ,スクールカーストの構造等から迫り,被害者優先のケアのあり方を議論する.
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2021年3月,文科省が学校の業務改善や効率化の共有のために始めたSNSプロジェクト「#教師のバトン」.だが実際に集まるのは,過重労働に苦しむ匿名教員の声ばかり.本書は厳しい学校現場の問題に加え,これまで教師が公に声を上げられなかった理由を探り,教師が発信することで変わる学校の未来像を展望する.
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国際比較でも突出した長時間労働で知られる日本の教師に重くのしかかる部活動指導。9割以上が部活顧問を担当しているが制度上は義務ではなく、解放を求める声も上がる。では、どんな世代、専門、経験をもつ教員の負担になっているのか。一方で「やりがい」は何に由来するのか。勤務と意識の実態を、独自の全国調査データから描き出す。
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2021年度より公立学校教員への導入が可能になった「1年単位の変形労働時間制」。この制度は教員の多忙化解消につながらないどころか、さらに多忙化を進展させる可能性すら含んでいる。本書では、学校がおかれている実情や法制度を踏まえつつ、この制度の持つ問題点について、現場教員を含む様々な視点から論じる。
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【中学教員の実情と本音がわかる!】
「学校では子どもとの真剣勝負、でも家庭が大事なときもあるんです」
主人公は、中学2年の担任で、数学教師、サッカー部顧問の佐藤先生。
佐藤先生を中心に、学年主任や同僚の先生たちの1年間の働き方をマンガにしました。
教師は魅力ある仕事なのに、倒れたり、辞めたりする教員があとを絶たないのはなぜ?
教員の「働き方改革」を訴える、教育社会学者、内田良先生が監修。
学校教員、教員志望の学生、保護者向け。
【 内田良先生から緊急提言!】
「部活がしんどい」「学校行事がたいへん」といった声は
ここ数年で広く知られるようになってきたが、
教員のリアルな日常、生々しい現実を描くという切り口がなかった。
テレビのニュースも、学校にはなかなかカメラが入れない。
本書では現場の教員の声をマンガにした。
外部からは想像できない実態が描かれている。
教員の働き方を考えるうえで、日常がわかること、
特にその家庭の様子がわかることの意義は大きい。
教員にも家族がいることに、私たちは目を向けてこなかった。
当たり前のことだが、教員には家族がいて、しかしその家族を放置して、
学校の仕事をしている。
教員に仕事をまかせているのは、子どもを持つ家族(保護者)である。
教員の働き方を考えるということは、単に教員という職種の労働環境だけではなく、
子どもをもつ大人たち全体の労働環境を考えることにもつながっていく。
●中学校の教員の6割が過労死ライン超え
●休憩時間がない、とれない
●夏休みも忙しい
●グラウンドでの運動。猛暑でもやめられない?
●中学校教員の忙しさは、部活の影響が大きい
●自分で自分の仕事を増やしてないか
●「生徒より家庭」と言えない事情
●学校外のできごとは保護者の管轄
●魅力ではなくリスクに目を向ける
【監修者プロフィール】
内田良(うちだ・りょう)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。福井県出身。1976 年生まれ。専門は教育社会学。日本学術振興会特別研究員、愛知教育大学教育学部講師を経て現職。学校管理下の組み体操、校則、教員の働き方など子どもや教員の安全やリスクについて研究している。Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2015受賞。ウェブサイト「学校リスク研究所」を運営。著書に『教育という病――子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)、『迷走する教員の働き方改革――変形労働時間制を考える』(共著/岩波ブックレット)など多数。
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いじめ、体罰、セクハラ……なぜ学校では問題が「隠れる化」するのか。そして教育の現場で起きる問題は教師だけが悪いのか。気鋭の教育社会学者が、学校を取り巻くさまざまな「ハラスメント」の実態を明らかにするとともに、その解決策を探る。
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「このままでは過労死するかも」
「プライベートがまったくない!」と悩む教師の方、必見!
あなたが長時間労働になっているのは、あなたのせいではありません。
教員は、「給特法」という法律のもとで、どれだけ働いても勤務時間を把握されず、
「自主的に」残業しているとされて、いくらでも仕事が増やされてきたから、
民間企業や一般公務員ならありえないほどの職務を担わされて、帰れなくなっているのです。
「給特法」のせいで、教師は民間企業や一般公務員と違って、
月8時間程度の残業代だけで、いくらでも残業させてよい状態にされています。
教師の多くが過労死ラインの月80時間以上の残業をさせられている状態になったのは、
この「給特法」という法律のためです。
いま、この状態の中で、どうしたら自分の身を守ることができるのか?
教師の長時間労働問題をわかりやすく伝え、いざというときの身の守り方を考えるための1冊です! -
学校教育の問題は、「善さ」を追い求めることによって、その裏側に潜むリスクが忘れられてしまうこと、そのリスクを乗り越えたことを必要以上に「すばらしい」ことと捉えてしまうことによって起きている! 巨大化する組体操、家族幻想を抱いたままの2分の1成人式、教員の過重な負担……今まで見て見ぬふりをされてきた「教育リスク」をエビデンスを用いて指摘し、子どもや先生が脅かされた教育の実態を明らかにする。
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