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『オリヴィア・ロンドン(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 「今、ぼくにフェラチオしたくてたまらないでしょう?」

    キャリアウーマンのデルタは、仕事と他人のために尽くすことで欲望を昇華しているが、
    ときには盛りのついた中年女の本能むきだしで、出会い系サイトで不毛な男漁りをする。
    だがその日、待ち合わせの喫茶店に現れたコナーは、夢に出てきてほしいと願うようなハンサムな大学院生だった。
    「あなたみたいにセクシーな人……初めて会いました」
    彼がテーブルの下でデルタのスカートの中にてのひらを押しつけ、じわじわと股間に近づけてくる――卑猥な言葉とともに。
    デルタはとめどなく湧き上がる渇望を感じて、彼にむしゃぶりつきたくなった。
    二人はタクシーを拾い、コナーのアパートメントへ。
    来客をもてなそうとキッチンに向かいかけた彼を、デルタが引き留める。
    「飲み物はいらないわ。いるのはあなただけ」
    ツイードのズボンのファスナーを下ろし、彼のものを両手でなでさすると、喉の奥へ深々と受け入れ……。
  • 朝一番にボスの硬くそそり立ったモノを丹念に処理する──
    奉仕こそ、わたしの人生最大の悦び。

    エレナはすばらしい美人だが、お金も学歴も向上心もなく、特に欲もなく、
    三度の食事よりフェラチオが好きという以外、取り柄のない女だった。
    サンフランシスコのヒッピー街の古いアパートに住み、バイトを転々としている。
    あるときエレナは、デクラン・ダナヒューという作家の雑用係に雇われた。
    知識層の男性は苦手だったが、デクランはハンサムで気さくで優しく、
    エレナはひと目で強く惹かれた。いつか絶対、彼と溶けるまでファックしたい。
    物書きに性欲があるかどうかなんて、まったくわからないけど……。
    彼女をあくまで従業員として扱うデクランのそばで、エレナはいつも濡れていた。
    ついに我慢できなくなったある夜、「おつかれ、また明日」と笑顔で言うデクランに、
    エレナはしずかに歩み寄ると、彼のファスナーをおろした。

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