『川上新一、1001円~(実用)』の電子書籍一覧
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変形菌は、鉱物でも化石でもなく「生きている宝石」。
身近な公園でも観察できるので、「宝探し」を楽しむ人が最近増えています。本書は、小さくて目に入りにくい変形菌を見つけるコツ、基礎知識、超拡大撮影や標本作りの方法まで、変形菌ライフを満喫するための実践的な情報を満載した入門書です。身近な公園へ、自然豊かな山へ、宝探しに出かけてみませんか。
【おもな特長】
・変形菌を見たことがない人、なかなか見つけられない人にとって最高の手引き
・変形菌をすでに観察している人にとっても、そうだったのかと目からうろこの独自情報満載
・アオウツボホコリ発見も夢じゃない!? 憧れの種に出会うための季節や場所、探し方を徹底分析
・図鑑ページでは代表的な変形菌130種を美しい写真で解説。専門的な図鑑並みに充実した情報量
・通常のマクロレンズでは撮影が困難な、変形菌超拡大撮影のノウハウを、自然写真家が余すことなく公開 -
約250種掲載!
初心者からセミプロまで使える変形菌図鑑!※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
動物でも植物でも菌類でもない不思議な生物、変形菌。
そんな変形菌の待望のフィールド図鑑が登場!
◎この一冊で野外で見つかるほとんどの変形菌がわかる
身近なものから、美しい好雪性(雪解けの時期に出てくる変形菌)のものまで。日本で見られる変形菌250種を掲載。
◎専門家による、変形菌を見つけたり、見分けるための情報が満載
基本的な生態解説や、発生地域、時期、基物などの探すためのヒントになる情報はもちろん、同定に役立つための色や形の詳細なデータや、類似種までしっかり解説。
初心者から上級者まで幅広く使える図鑑です。
◎変形菌の特徴がよくわかる美しい生態写真
一目で各種の特徴がわかる写真や、発生環境がわかる生態写真を多数掲載。
また、色鮮やかで多様な形の子実体が多数掲載されている本図鑑は、写真集のように眺めるだけでも変形菌の世界を楽しめます。
■内容
はじめに
変形菌の分類体系/変形菌のライフサイクル/見つけ方と観察/図鑑の使い方/用語解説/見た目から分類する検索表
アミホコリの仲間
ドロホコリの仲間
コホコリの仲間
イトホコリの仲間
ケホコリの仲間
ハリホコリの仲間
クビナガホコリの仲間
スミホコリの仲間
ムラサキホコリの仲間
ルリホコリの仲間
カタホコリの仲間
モジホコリの仲間
ツノホコリの仲間
コラム
不思議な形のアミホコリの仲間/ムラサキホコリの仲間の表面網と分類/ルリホコリの仲間と好雪性/モジホコリの仲間の変形体
■著者について
解説:川上 新一(かわかみ・しんいち)
和歌山県立自然博物館主査学芸員。専門は粘菌類の分類・系統・進化学。
1966 年、大阪府生まれ。筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了。博士 (生物科学)。
著書に『変形菌ずかん』( 平凡社)、『変形菌入門』(文一総合出版)、『変形菌 graphic voyage』(技術評論社)など。
日本菌学会会員、日本変形菌研究会会員。
写真:新井 文彦(あらい・ふみひこ)
きのこ粘菌写真家。
著書に『きれいで ふしぎな 粘菌』『きのこのき』(文一総合出版)、『もりの ほうせき ねんきん』(ポプラ社)、『森のきのこ、きのこの森』(玄光社)、『粘菌生活のススメ』(誠文堂新光社)、『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』(幻冬舎)、『きのこの話』(筑摩書房)など。
写真:髙野 丈(たかの・じょう)
自然写真家・編集者・サイエンスコミュニケーター。
著書に『探す、出あう、楽しむ 身近な野鳥の観察図鑑』(ナツメ社)、『井の頭公園いきもの図鑑』(ぶんしん出版)、『美しい変形菌』(パイ・インターナショナル)、共著書に『変形菌入門』(文一総合出版)。
井の頭いきものナビ・井の頭バードリサーチ代表、NACOT(自然観察指導員東京連絡会)会員、日本変形菌研究会会員。 -
「森のなかの美しい宝石のような生物である粘菌には、宇宙の大不思議が宿っている。
その粘菌が、いまや21世紀の知的探求の最前線に立とうとしている。
かつて我が南方熊楠は、粘菌のなかに生命現象の原基を見出そうとしたが、現代の生物学は、さらに粘菌のなかに知性活動の原基を見出そうとしている。
この本は胸躍る粘菌研究の最前線から届けられた、こよなくチャーミングな報告書である。」
中沢新一氏 推薦!!
脳や神経をもたない単細胞生物でありながら、外的刺激に対して複雑な行動様式を示す粘菌(変形菌)。
その特異なふるまいは、コンピューターサイエンスや人工知能研究の黎明期から科学者たちを悩ませてきた「単一始点最短経路問題」に最適な解を与えうる能力をもつことで注目を集めた。
この驚くべき生物が、どのようにして無数の色や形へと変身をとげるのか、その体内でどのような化学反応がおき、多様な行動・判断を生み出しているのか、その情報処理システムには、まだ多くの謎が残されている。
本書は、サイエンスドキュメンタリーフィルム『The Creeping Garden』の製作を通して、2人の英国人がどのように研究を深めていったかを描き出す。
その過程で粘菌研究の歴史や、現在第一線で活躍する科学者たちの研究をふまえ、粘菌を応用したコンピュータや人工知能、ウェアラブルデバイスなどの取り組みについても紹介。
巻末には、粘菌を活用した研究で2度のイグ・ノーベル賞を受賞した中垣俊之博士と、現在日本の変形菌研究をリードする川上新一博士による対談も収録。 -
謎の生きもの粘菌の入門書!
粘菌(変形菌)という生きものをご存知ですか?
この生きものは、動きまわって微生物などを捕食するアメーバ動物的状態を経て、きのこのように子実体を形成し、胞子で繁殖するなど、その一生の間に、あるときは動物的性質を、あるときは菌類的性質を持つ、動物でも、植物でも、菌類でもない不思議な生物です。
また粘菌は、知の巨人・南方熊楠が生涯を通じて研究した対象として知られていますが、他にも宮崎駿の漫画『風の谷のナウシカ』中に、物語の核となる生物としても登場しています。
最近では、北海道大学の中垣俊之教授らのグループによる粘菌研究が、イグノーベル賞を2度も受賞して大きな話題になりました。
そんな粘菌の魅力は、何と言っても、子実体の美しさ、かわいらしさです。赤、白、黄色、金属的光沢すらある金色や銀色など、色彩は多様、アイスバー型、まち針型、まんじゅう型、プレッツェル型など形もさまざま。一度見たら、強烈な印象が残るに違いありません。
また、アメーバが大きくなったような変形体も本当に興味深い存在。単細胞生物にもかかわらず知性の片鱗を見せるというのですから、多くの研究者を惹きつけてやまないのも納得です。
本書は、主に初心者に向けて、そんな粘菌の基本的な生態を解説するとともに、北海道や東北各地で撮影された本邦初公開の写真をカラーで多数掲載しました。
粘菌の姿や生態はもちろん、原始の姿を今に残す森の美しさも楽しめます。
いざ、どきどきわくわく間違いなしの、粘菌ワールドへ。
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