『野村胡堂(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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「親分、何をしていなさるんで?」ガラッ八の八五郎は、庭口からヌッと長んがい顎を出しました。「もう蟻《あり》が出て来たぜ八、早いものだな」江戸開府以来と言われた名御用聞き、銭形平次ともあろう者が、早春の庭にしゃがんで、この勤勉な昆虫の活動を眺めていたのです。…この「買った遺書」ほか、「痣《あざ》の魅力」「雪の精」「くるい咲き」の4編を収録。
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「八、遊びに行こうか」平次もたまにはこんなこともありました。お小遣いはふんだんにあり、差し迫っての仕事はなし、隅田川を渡って、堀切あたりの菖蒲《しょうぶ》でも眺め、ヨシキリの声でも聴いて、田園趣味にでも浸ろうかと思ったのでした。相棒には八五郎があり、帰りに一杯きこし召せば、それで文句を言う八五郎ではありません。「そいつはありがたいが、親分、大変なことが始まったんで」八五郎はまだ朝飯前と見えて、寝ぼけた顔を二階から差しのぞかせました。「お前の大変が来ないので、江戸は淋しくてかなわないよ、どうしたんだ八」…平次とガラッ八との絶妙なコンビが織りなす江戸の風物詩。
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「ヘッヘッ、親分、今晩は」ガラッ八の八五郎、箍《たが》のはじけた桶《おけ》のように手のつけようのない笑いを湛《たた》えながら、明神下の平次の家の格子を顎で平次に言わせると開けて入るのでした。それは両の手で弥蔵《やぞう》をこしらえて、格子をまともに開けられるはずはないからだというのです。五月のある日、爽《さわ》やかな宵、八が来そうな晩でしたが、お仕着《しき》せの晩酌を絞って、これから飯にしようという頃になって、ようやく個性的な馬鹿笑いが、路地の闇をゆさぶるのでした。
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「おっと、待った」「親分、そいつはいけねえ、先刻待ったなしで行こうぜと言ったのは、親分の方じゃありませんか」「言ったよ、待ったなしと言ったに相違ないが、そこを切られちゃ、この大石(たいせき)がみんな死ぬじゃないか、親分子分の間柄だ、そんな因業(いんごう)なことを言わずに、ちょいとこの石を待ってくれ」「驚いたなア、どうも。捕物にかけちゃ、江戸開府以来の名人と言われた親分だが、碁(ご)を打たしちゃ、からだらしがないぜ」…この 「名馬罪あり」のほか、「幽霊の手紙」「庚申横町」「迷子札」を収録。
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「八、なんか良い事があるのかい、たいそう嬉しそうじゃないか」「ヘッ、それほどでもありませんよ親分、今朝はほんの少しばかり寝起きがいいだけで――」ガラッ八の八五郎は、そう言いながらも湧き上がってくる満悦《まんえつ》を噛み殺すように、ニヤリニヤリと長んがい顎《あご》を撫で廻すのでした。「叔母さんからまとまったお小遣いでももらった夢をみたんだろう」「そんなケチなんじゃありませんよ、はばかりながら濡れ事の方で、ヘッ、ヘッ」「朝っぱらから惚気《のろけ》の売り込みかい、道理で近頃は姿を見せないと思ったよ」…この巻には「雪の夜」「雛の別れ」「娘の役目」「子守唄」「権三は泣く」の5編を収録。
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妖しの釣り天井に奇怪な密室。役人さえ手を出せぬこのお化け屋敷の主は高貴な美女。美男コレクターの彼女のために、妖術使いの女道士・雪江は二人の美男剣士をも邸に誘いこんだ。そして、女主人の前で何が始められるのか? 波乱万丈、息もつがせぬ物語は、さらに意表をつく結末で、読む者を驚倒させずにはおかない。わが国屈指のストーリーテラーが描き上げた構想卓抜な大長編伝奇快作。
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銭屋五兵衛の財宝をめぐる暗闘で、壮大な物語の幕は開く。五兵衛の遺児・お京、異人を装う元手代・多三郎、宿敵同士の美男剣士・篠原求馬と横山新太郎、さらには水茶屋の女、軽業の少女、兇賊……。多彩な人間模様が絡みあい江戸の闇を奔(はし)る。謎が呼ぶ謎の果てに登場するのは、美男を招く妖異の邸。奸計、怨念、邪慾、そして悲恋。千変万化の展開で読者を魅惑の迷路に誘う、これぞロマンの白眉!
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正義感と人情に厚い岡っ引、騒々しい子分の八五郎を供に、窮地は名人芸の投げ銭で切り抜ける、ご存じ銭形平次。若い娘が化粧品屋で次々と消える『金色の処女』、与力一家に祟る化物の怪『復讐鬼の姿』、輿入れ途上の花嫁が相次いで誘拐される『七人の花嫁』など、江戸情緒たっぷりの妖奇と謎。初文庫化作品を中心とした初期傑作10編。恋女房となるお静とはまだ許婚の仲。全編にみなぎる若き平次の魅力。
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鷹狩の際に三代将軍・徳川家光を目指し、どこからともなく飛んできた一本の矢。その矢尻には「トリカブト」が塗られていた――。
その曲者を召し捕らないうちに、家光はまたも鷹狩へ向かうことに。
ご老中たちは是が非でも、その鷹狩の日までには、暗殺を企む曲者を召し捕らねばならないと考え、朝倉石見守からその探索を命じられたのが、岡っ引きの銭形平次。
はたして平治は得意の投げ銭で、将軍暗殺を企む悪党を見事召し捕ることはできるのか?
【大活字シリーズ】は、通常の電子書籍よりも約200%拡大した大きな文字が初期設定されており、小さな文字を読むのが苦手な方、高齢者の方をはじめ、端末操作が苦手な方でも気軽に電子書籍を楽しめるような設定となっています。
タブレット型電子書籍リーダーでの読書に最適な設定となっています。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
銭形平次がまだ独身だった若い頃――
とある日、平次の上役・八丁堀の与力、笹野新三郎が鈴ヶ森の磔に立ち会った。
その日を境に、新三郎の家族に次々と災難が降りかかる。
新三郎の息子、新太郎が誘拐されそうになったり、
その日死罪にした罪人の血だらけの生首が新三郎の屋敷に投げ込まれたり……。
そうとう新三郎に恨みを持つ者の仕業と思われるのだが、
心当たりのない新三郎の妻お國は平次に敵対心をもつ利助に相談してみるが――。
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初夏の頃、平次は子分の八五郎と亀戸へ行った帰りに、お松とお村の美女2人が海女をしている見世物小屋に入る。
その翌日、海女のひとり、お松が見世物の最中に死んでしまう。
それを目の当たりにしていた八五郎は、大慌てで平次の下に転げ込んでくる。
一番怪しいと思われるお村だったが、どう考えても、お松を殺すことはできない……。
現場に行った平次は、水槽のミスをすっかり抜くように指示を出す……。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
本所の七不思議のひとつ、たぬき囃子が聞こえる晩に限って、大家ばかりを狙う泥棒が本所に出没する。本所は、平次とことごとく張り合った利助の縄張りだが、利助の娘・お品の頼みで平次は手助けをすることに。
泥棒が入った六軒を調べた平次は、翌日、本所で片っ端から狸狩りを始める。そして翌日も同じように狸狩りをし、本所中の笑いものになるが、遂に3日目、平次はお品を通じて利助とその手下をある場所に向かわせる――。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
芝三島町の学寮の角で土地の遊び人「疾風の綱吉」という男が殺された。
背後から1箇所、肩甲骨の下あたりを狙ったように心臓へかけてやられて
いて、大の男でもひとたまりもないような大きな傷。
この辺りの縄張りは、柴井町の友次郎という御用聞き。早速調べてみるが、
この綱吉、やくざ者だが男振りも評判も良い男で、人に恨まれるような人間
でもない。懐の財布も残っていて、物盗りでもないようだ。
友次郎が綱吉の傷口を調べてみると、凶器は大工の使うノミのような物と
思われる。やがて、下手人として綱吉と女を取り合っていた辰五郎という
男が挙げられる。
ところが、辰五郎は八五郎が平次のところへ転がりこむ前に、暫く世話に
なった男。八五郎は辰五郎が人殺しをするような人間ではないと友次郎を
説得するが、まったく譲らない。困りきった八五郎は平次に助けを求める
が――。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
千駄木螢澤には、水も垂れそうな良い男ばかりが揃っているからと
名付けられた「源氏長屋」というものがあった。主人の鈴川主水を
頭に、弟の佐野松、掛り人の杵太郎、下男の猪之松まで、間違いなく
男と知りながらも、本当に惚れ惚れするような男ばかりの男所帯。
ところが最近、その源氏長屋で妙なことが起こっているという。
主人の弟の佐野松が、次第次第に影が薄くなって、痩せが眼について
きたと言うのだ。
主人がいろいろと気を付けて見ていると、離れになっている佐野松の
部屋へ、夜な夜な通ってくる女があるというのだが――。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
人間技では盗めないようなものを盗んでおきながら、3日以内には
元の持ち主に返すという不思議な盗賊が江戸中を荒らし廻っていた。
「盗んでは返すというやり方が気に入らない」と、日頃の温厚な様子
にも似ず、ひどく腹を立てる平次。下手人を捉えようと、早速調査に
乗り出した。
調べてみると、下手人は風太郎と名乗る、目の醒めるような美しい
女泥棒だという。盗まれては返すという騒ぎが3度ほど続き、次に
風太郎が目を付けたのは旗本中でも屈指の家柄、赤井左門の屋敷だった。
千両箱2箱を盗まれたものの、いつもどおり3日目には戻ってくると
安心していたのだが、今回ばかりは5日経っても戻って来ない。
焦った平次は、初夏の街を大汗になって駆けまわるが――。 -
江戸の名探偵 銭形平次が繰り広げる痛快捕物活劇!
江戸の平和を守る銭形平次と子分の八五郎。卓越した推理力と正義の投げ銭が
今日も悪党を退治する! 全380編にも上る銭形平次捕物控の初期作品10巻セット。 -
江戸の名探偵 銭形平次が繰り広げる痛快捕物活劇!
江戸の平和を守る銭形平次と子分の八五郎。卓越した推理力と正義の投げ銭が今日も悪党を退治する! 全380編にも上る銭形平次捕物控の初期作品5巻セット。
【収録作品とあらすじ】
1.金色の処女
鷹狩に出かけた三代将軍・徳川家光を狙い、どこからともなく飛んできた一本の矢。暗殺を企む曲者を召し捕ることはできるのか。
2.復讐鬼の姿
平次の上役で八丁堀の与力、笹野新三郎に降りかかる数々の災難。新三郎に恨みを持つ者の仕業と思われるが、新三郎には心当たりがない。
3.七人の花嫁
江戸で、祝言の夜に花嫁が失踪する事件が次々と発生。誘拐事件と分かり捜査に乗り出したものの、犯人を取り逃がしてしまう。
4.呪いの銀簪
銀のかんざしを深々と右眼に突き立てられた若い芸妓の死体が見つかる。その手には、男物の羽織の紐が握られていた――。
5.北冥の魚
八五郎が知恵を借りたいと平次の元へやってくる。上州屋荘右衛門の遺言の謎を解くヒントをもらいたいということだが……。 -
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町方を悩ますものは武家がらみの事件…。第7集
怪しい浪人兄妹を探るため、兄妹がやっている塾に送り込まれたガラッ八。そのガラッ八が、「土に気をつけろ」という文を残して行方知れずに。しかも、浪人の妹が殺された。お家騒動もからむ難事件に平次が挑む「捕物仁義」。ほかに「禁制の賦」「忍術指南」「二人浜路」「雪の夜」「雛の別れ」「娘の役目」「子守唄」「権三は泣く」の8編。 -
推理の冴えと投げ銭の妙技で悪を懲らしめる。第9集
質屋の旦那が入浴中に吹き矢で打たれた。残された吹き矢筒の口元には、べったりと紅のあと。矢には毒が塗られ、片腕を落とすことになった質屋の旦那。下手人は薬屋から嫁いできた若い嫁に見えるが。意外な真犯人を導き出す平次の推理は?「南蛮秘法箋」ほか「結納の行方」「十手の道」「遺書の罪」「六軒長屋」「第廿七吉」「詭計の豆」「尼が紅」「凧の糸目」の8編。 -
花見に芝居…事件は江戸を偲ぶ名所案内。第8集
花見に沸く飛鳥山。茶番のつもりの仇討ち芝居を逆手にとった殺人事件。被害者には敵が多かった。犯人に同情する平次の裁定は?「花見の仇討」ほか「蜘蛛の巣」「妹の扱帯」「歎きの幽沢」「腰抜け弥八」「恋をせぬ女」「弱い浪人」「苫三七の娘」の7編。 -
平次親分の評判は、度胸と情と男っぷり。第6集
評判はよくないが滅法男の気を引く踊りの師匠が絞殺される。犯人の姿を火の見櫓から目撃していた老人がいた。大柄な色の黒い男。容疑者は師匠に入れあげ、店をつぶしたあげく、女房を死なせてしまった伊勢屋だが…。犯人がわかっていながら目をつむる、平次の粋な計らい「仏喜三郎」。ほかに「桐の極印」「浮世絵師」「お舟お丹」「針妙の手柄」「痣の魅力」「雪の精」「くるい咲き」「買った遺書」の8編。 -
全10巻、自選の80篇を収める〈決定版〉の第1集
ご存じ、江戸開府以来の捕物名人・銭形平次と、こぶんガラッ八こと八五郎の名コンビが、情緒ゆたかな大江戸八百八町を背景に起る怪事件のかずかずをみごとに解決してゆく捕物控。――1931年の第1作より1957年、筆をおくまでの27年間に書きつづけられた長篇、読切合せて400篇のなかから、自選で作者快心の読切ばかり80篇を集めた「銭形平次捕物控」の決定版である。
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ご存知、神田明神下の親分の胸のすく活躍。第2集
評判の悪い高利貸しが花見帰りに殺された。夜とはいえ、衆人環視の中での殺人事件。平次の鋭い読みが犯人を割り出す「花見の果て」と、「生き葬い」「小便組貞女」「遠眼鏡の殿様」「妾の貞操」「猿蟹合戦」「艶妻伝」「夕立の女」の7編。 -
今日も事件、急を知らせるのは八五郎…。第3集
評判のいい米屋のご隠居が殺された。怪しいのは養子に入った主人夫婦。ところが、その主人が殺されてしまう。飼い猫の首輪が真相を明かす「猫の首環」のほか、「月待ち」「八五郎の恋人」「百草園の娘」「飛ぶ若衆」「井戸端の逢引」「雪丸の母」「八五郎子守唄」「濡れた千両箱」の8編。 -
いつの世も犯罪にお金と権力はつきもの。第5集
5年前、一万両を隠して材木商の主人が殺された。犯人と目されたのは二人の甥。一人は遠島になり、島で死亡する。5年後、今度は残った甥が殺される。一万両を巡る奇怪な事件に平次が挑む「幽霊の手紙」。ほかに、「名馬罪あり」「庚申横町」「迷子札」「平次屠蘇機嫌」「敵討果てて」「紅筆願文」「白紙の恐怖」の7編。 -
人情話もあれば、凶悪犯と決死の立ち回りも。第4集
正月明けの15日、資産家の松の木に大きな沢庵石がつり下げられた。その夜、今度は資産家を狙って大石が寝間を襲う。裏に隠された真実とは。平次が解き明かす人情話「正月の香り」にはじまり「麝香の匂い」「十七の娘」「笑い茸」「刑場の花嫁」「火遁の術」「青い帯」「酒屋忠僕」「隠し念仏」の9編。 -
愛されて26年、書き続けられた平次の物語。最終巻
鉄砲を使った殺人事件。被害者は女狂いの米屋の主人、寝ているところを殺された。大金持ちだが吝嗇家、吉原遊びも汚く、主人のせいで自殺する娘も多かった。動機は怨恨。平次の人情裁きが冴える「鉄砲の音」と「厩の火」「宿場の女」「敵討設計書」「地中の富」「美男番付」「五月人形」「美しき鎌いたち」「屠蘇の杯」9編を収めた最終巻。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
雑司ヶ谷きっての大地主、虎五郎という四十男が無残な死体となって自分の部屋で発見された――。
方々から恨みを買うような人物であったため、容疑者は3人も5人もいる。
そこで、知恵を借りようと、三つ股の源吉が岡っ引き銭形平次を訪れるが
どうしても手の放せない用事があると断られてしまう。
そこで、平次の代わりにガラッ八に白羽の矢が立つ――。 -
御免――と低い声の
羽織袴を身に纏った典型的な御用人、石川孫三郎。
江戸きっての腕利き岡っ引き、銭形平次の下にまた新たな事件が舞い込んできた――。
石川孫三郎が懐から取り出した一枚の紙。
そこには、紅筆で書かれた謎の25文字のかな文字。
平次が解いた謎は、呪いの願文だった――。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
岡っ引き、銭形平次の子分のガラッ八が
親分の学をお借りしたいと平次の元にやってくる。
上州屋荘左右衛門の遺言の謎を解くヒントをもらいたいということであった。
しかし、ばかばかしいと平次は取り合わなかったが、
その二日後、その遺言の謎がもとで殺人事件が起きてしまう――。 -
[作品について]「随筆銭形平次(旺文社文庫、旺文社、1979(昭和54)年10月30日初版発行」には、下記の20作品が収録されています。それにあわせて副題の連番を付けました。(川山) 錢形平次以前 六十年前の小学生 小学生の思ひ出 盛岡中学の優等生 盛岡の思ひ出 半世紀前の吟旅 一高時代の食慾 ペンネーム由来記 新聞記者時代 人物五十年 文壇交友帖 銭形作家交友控 銭形平次以前 平次誕生 平次身の上話 捕物帖談義 捕物小説は楽し 捕物小説について 捕物小説といふもの 平次読む人読まぬ人 捕物帖を語る 探偵小説このごろ 捕物帖の世界 作品年譜[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]「銭形平次 捕物控」[初出]「オール讀物」文藝春秋社、1931(昭和6)年4月号[文字遣い種別]旧字旧仮名
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[作品について]「随筆銭形平次(旺文社文庫、旺文社、1979(昭和54)年10月30日初版発行」には、下記の20作品が収録されています。それにあわせて副題の連番を付けました。(川山) 錢形平次以前 六十年前の小学生 小学生の思ひ出 盛岡中学の優等生 盛岡の思ひ出 半世紀前の吟旅 一高時代の食慾 ペンネーム由来記 新聞記者時代 人物五十年 文壇交友帖 銭形作家交友控 銭形平次以前 平次誕生 平次身の上話 捕物帖談義 捕物小説は楽し 捕物小説について 捕物小説といふもの 平次読む人読まぬ人 捕物帖を語る 探偵小説このごろ 捕物帖の世界 作品年譜[初出]「探偵作家クラブ会報 一九号」1948(昭和23)年12月[文字遣い種別]新字新仮名
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卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
銭形平次がまだ独身だった若い頃のお話です。
近頃の江戸では、祝言の夜に花嫁が失踪する事件が次々と発生する。
花嫁の誘拐事件とわかり、平次とガラッ八が捜査に乗り出し
犯人を追いかけるものの、取り逃がしてしまった……。
そこで平次の許嫁であったお静が、
平次の役に「立てるならば…」とおとり役をかってでる。
誘拐されるのを待つという平次との祝言を始めるが
突然、お静が消えてしまう。
平次の計画通りに進んだと思っていたが
その後のお静の行方は分からずじまい……。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
岡っ引き、銭形平次の縄張りではないものの是非、平次に見てもらいたいとお声がかかり、
子分のガラッ八とともに駆けつけると
そこには、銀のかんざしを深々と右眼に突き立てられた若い芸妓の死体が……。
その手には、男物の羽織の紐が握られている――。
しかし、そこは平次をライバル視する石原の利助の縄張り。
さらに無実の男を召し捕ってしまう――。 -
卓越した推理力と正義の投げ銭が悪党を退治する痛快時代小説!
銭形平次がまだ独身だった若い頃――
とある日、平次の上役・八丁堀の与力、笹野新三郎が鈴ヶ森の磔に立ち会った。
その日を境に、新三郎の家族に次々と災難が降りかかる。
新三郎の息子、新太郎が誘拐されそうになったり、
その日死罪にした罪人の血だらけの生首が新三郎の屋敷に投げ込まれたり……。
そうとう新三郎に恨みを持つ者の仕業と思われるのだが、
心当たりのない新三郎の妻お國は平次に敵対心をもつ利助に相談してみるが――。 -
鷹狩の際に三代将軍・徳川家光を目指し、どこからともなく飛んできた一本の矢。その矢尻には「トリカブト」が塗られていた――。
その曲者を召し捕らないうちに、家光はまたも鷹狩へ向かうことに。
ご老中たちは是が非でも、その鷹狩の日までには、暗殺を企む曲者を召し捕らねばならないと考え、朝倉石見守からその探索を命じられたのが、岡っ引きの銭形平次。
はたして平治は得意の投げ銭で、将軍暗殺を企む悪党を見事召し捕ることはできるのか? -
江戸風俗と年中行事、それと切っても切れない捕物帳の世界。そこには今は失われたなにかが…。本巻には「井戸端の逢引」「雪丸の母」「八五郎子守唄」「濡れた千両箱」の4編を収録。
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「へッへッ、へッ、へッ、近ごろは暇で暇で困りゃしませんか。親分」「馬鹿だなア、人のつら見て、いきなりタガがはずれたように笑い出しやがって」……お馴染み平次、本巻には「花見の果て」「生き葬い」「小便組貞女」「遠眼鏡の殿様」「妾の貞操」の5編を収録。
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呉服問屋貫兵衛の涼み船ではおおはしゃぎ。貫兵衛はころをみてオランダ渡りの赤酒を全員に振舞う。ほどなく酒をくらった連中はみな腹をかかえて笑い出し、やがて踊り狂う。そして悲劇が…この「笑い茸」のほか、「正月の香り」「麝香の匂い」「十七の娘」「刑場の花嫁」の5編をあわせ収録。
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「親分、た、たいへん」と鉄砲玉のように飛び込んでくるお馴染みガラッ八、悠然とかまえる平次……岡本綺堂の「半七捕物帳」、横溝正史の「人形佐七捕物帳」とならぶ三大捕物帳のひとつ、野村胡堂作の「銭形平次捕物控」登場! 平次とガラッ八との絶妙なコンビが織りなす江戸の風物詩。本巻には「赤い紐」「傀儡《かいらい》名臣」「お藤は解く」「玉の輿《こし》の呪」「金の鯉」の5編を収録。
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東海坊という修験者が道灌山に人を集めて「火伏せ」の行。だが舞台でのクライマックスに東海坊は火に巻かれて焼死した。平次は「殺し」と断定した…この「火遁の術」のほか、「青い帯」「酒屋忠僕」「隠し念仏」のあわせて4編を収録。
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「私は徹底的に江戸の庶民を描く。とりわけ無辜(むこ)の女を虐(しいた)げる者は必ず罰せられるだろう。八五郎のように私はフェミニストだからである」野村胡堂はかつてこう書いた。本巻には、「瓢箪供養《ひょうたんくよう》」「金の茶釜」「活き仏」「権八の罪」の4編を収録した。
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「親分、あっしもいよいよ来年は三十ですね」ガラッ八の八五郎は、つくづくこんなことを言って、深刻な顔をするのでした。「馬鹿だなア、松がとれたばかりじゃないか。そんなのは年の暮れに出て来るせりふじゃないか」……本巻には読み応えのある「猿蟹合戦」「夕立の女」と「艶妻伝」の3編を収録。
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「親分」「何だ八、また大変の売物でもあるのかい、鼻の孔が膨《ふく》らんでいるようだが」…平次とガラッ八のやりとりはいつも痛快。無法非情な暴君につかえる若侍の悲痛な武士魂を平次の十手がすくう「十手の道」ほか、「南蛮秘法箋」「結納の行方」「遺書の罪」の4編を収録。
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「親分、た、たいへん」と鉄砲玉のように飛び込んでくるお馴染みガラッ八、悠然とかまえる平次……平次とガラッ八との絶妙なコンビが織りなす江戸の風物詩。本巻には「百草園の娘」「飛ぶ若衆」「猫の首環」「月待ち」「八五郎の恋人」の5編を収録。
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「親分、変なことがあるんだが――」「お前に言わせると、世の中のことは皆んな変だよ。角の荒物屋のお清坊が、八五郎に渡りをつけずに嫁に行くのも変なら、松永町の尼寺の猫の子にさかりが付くのも変――」…お馴染み平次と八五郎のコンビ。本巻には「六軒長屋」「第廿七吉」「詭計の豆」「尼が紅」「凧の糸目」の5編を収録。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。
