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『加門七海(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全66件

  • ベストセラー『203号室』の戦慄、ふたたび! 著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!

    ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!
  • 怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとする南だが、まるで誰かが邪魔するように、指が切れ、虫が湧き、一人暮らしの部屋に異変が起こり始める。迫りくる怪異は、止まることなく続いていく……。名手が描く、背筋が凍る傑作長編ホラー小説。
  • 1,320(税込)
    監修:
    加門七海
    レーベル: ――
    出版社: 宝島社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    映画、アニメ、漫画などで多く登場する「陰陽師」。平安時代に人智を超えた霊的な力を持っていたという安倍晴明が活躍したエピソードが知られている。しかし、陰陽師は古代から明治時代まで実在し、日本人の習慣や風俗、精神性にまで影響を与えてきたのだ。本書では、陰陽師の歴史とともに、知られざる彼らの活躍を追う。
  • 呪術はリアルに 使えます。

    身近にある咒(まじない)から始まり、式神や結界など、日本の文化と深くかかわり常に表裏一体の関係にある呪術をわかりやすく解説。初心者でもわかりやすい、呪術の基礎知識の決定版!
  • 七海さんが神秘の島へ行くとただでは済まないのだ!! 大好評の沖縄編3部作完全収録!! オカルト・風水・民俗学に造詣の深い加門七海氏の日常生活はあちらの世界となんとな~く共存中!! 大好評のオカルト系日常エッセーコミック第2弾。
  • ホラー界をリードする作家らの代表作ばかりを収録したオールタイムベスト

    『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「浮遊する水」。ある商家の崩壊を
    陰惨に語る宮部みゆきの時代怪談「影牢」。美しく幻想的な恐怖を描く小池真理子の不気味な地下室が舞台の「山荘奇譚」。記憶の不確かさと蠱惑的世界を
    描いた綾辻行人の「バースデー・プレゼント」など、ホラー界の実力派作家によるオールタイムベスト! 解説・朝宮運河
    【収録作】鈴木光司「浮遊する水」(『仄暗い水の底から』角川ホラー文庫
    坂東眞砂子「猿祈願」(『屍の聲』集英社文庫
    宮部みゆき「影牢」(『あやし』
    三津田信三「集まった四人」(『怪談のテープ起こし』集英社文庫
    小池真理子「山荘奇譚」(『異形のものたち』角川ホラー文庫
    綾辻行人「バースデー・プレゼント」(『眼球綺譚』角川文庫
    加門七海「迷(まよ)い子」(『美しい家』光文社文庫
    有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」(『赤い月、廃駅の上に』
  • 770(税込)
    監修:
    加門七海
    レーベル: 宝島SUGOI文庫
    出版社: 宝島社

    大ヒットマンガ『呪術廻戦』では、式神や厭魅、呪禁など過去に実在した呪術が数多く登場する。その呪いの系譜は、縄文時代にはじまり、平安時代に全盛を迎え、今なお息づいている。本書では、『呪術廻戦』の呪術を日本で生まれた5つの呪術系統で分類し、古典に記された呪術と比較。さらに各キャラクターのモデルを実在した呪術師から独自考察する。『呪術廻戦』から呪術大国・日本の闇の歴史をひも解く一冊である。
  • 2,200(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    澤村伊智
    著者:
    加門七海
    著者:
    小松和彦
    著者:
    東雅夫
    他4名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン!

    「怪と幽」14号は、特集二本立て!

    特集1「奇想天外 きのこの怪」
    きのこは不思議に満ちている。まず、見た目からして奇妙だ。美味しい食物として親しまれながらも、幻覚を引き起こしたり毒により死に至りしめたりする種が存在している点が不気味である。そもそも、きのこはかりそめの姿で、本体である菌糸は地下に広がり、普段は目に見えない。動物と植物のあわいで揺らめく神秘的な生態は、昔から人々を惹きつけてきた。きのこに関する神話・民話・文学は日本のみならず世界に分布している。熱狂的な愛好家がいる一方で、前号の特集「怪奇大特撮」で映画『マタンゴ』が“トラウマ特撮”として挙げられたように、恐怖の対象にもなり得た。幾つものきのこ文学を遺した泉鏡花や宮沢賢治、研究者の南方熊楠はもとより、きのこを存分に語る「キノコデー」を提唱した柳田國男まで──きのこは、お化け好きを虜にする!

    特集2「幽霊と魔術の英国」
    英国では、数々のお城や建築物に幽霊が現れるとされ、現在王室の面々が住まう宮殿も出るのは「当たり前」。霊の出現が観光名所としてのアピールにも繋がっている。そんな「この世ならぬ存在」との距離が地続きの国は魔術の本場でもあり、アーサー王に仕えたマーリンに始まり数々の魔術師の存在や影響が文化に色濃く現れている。英国発の魔術ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの勢いも止まらない。幽霊と魔術が日常に息づいているこの国は、日本の作家や読者にも大きく影響を与え魅了し続けてきた。英国の幽霊と魔術の世界に、いざ出発!

    ※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
  • 2,860(税込)
    著者:
    加門七海
    レーベル: ――
    出版社: 笠間書院

    平安時代後期の官僚であり、歌人としても活躍した大江匡房。
    宮廷儀礼の参照元となった有職故実書『江家次第』を著し、神仏への信仰の礎を作るなど、後世に大きな影響を及ぼす多くの業績を残した。

    しかし、秀でた官人としての顔の一方で、大江匡房は鬼、土蜘蛛、御霊、傀儡、占い、呪術、陰陽道などと深くかかわり、菅原道真や小野篁、吉備真備といった伝説的人物にも心を寄せた。
    その理由はなんだったのか?
    未来を予言する詩といわれる『野馬台詩』の読解に込められた秘密とは?

    謎多きこの人物に、伝承や怪異に造詣が深い作家・加門七海が史実をもとにした大胆な推理で迫る!
  • 1,980(税込)
    編著:
    三津田信三
    著者:
    加門七海
    著者:
    菊地秀行
    著者:
    澤村伊智
    著者:
    霜島ケイ
    著者:
    名梁 和泉
    他1名
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    屈指の名手たちが「自分が最も怖いと思う怪談」を綴る。戦慄の怪談小説集。

    「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。
     同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。居間にたたずむ邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の布団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」)
    ホラー界の巨星、三津田信三が、屈指のホラー小説の名手七人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
  • 2,200(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    恒川光太郎
    著者:
    山白朝子
    著者:
    澤村伊智
    著者:
    織守きょうや
    他5名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン!

    「怪と幽」13号は、特集二本立て。
    第一特集は「怪奇大特撮」。1954年の『ゴジラ』を筆頭に、日本では特撮作品が数多くつくられてきました。毎年新作が放送される児童向けのTVドラマシリーズだけでなく、庵野秀明監督によるリブート作品「シン・」シリーズが次々に話題となり、ゴジラを中心とする「モンスター・ヴァース」シリーズが世界を席巻するなどエンタメの主役となった日本の「特撮」。そこに登場する怪獣やヒーローたちは、人々が自然の生き物や災害、社会問題など現実世界に対して抱く畏敬や恐怖の象徴でもありました。怪奇や幻想をかたちにしてきた、「こわい特撮」の魅力に迫る特集を目指します。
    大アンケート企画、京極夏彦氏や小林靖子氏へのインタビュー、対談、エッセイなど盛り沢山でお届けします。謎のヒーロー「カイトユウマン」も爆誕。
    第二特集「民俗写真家 芳賀日出男」は、昨年逝去した偉大なる写真家の追悼企画。
    豪華連載陣も健在です。京極夏彦氏の「了巷説百物語」は、オールスターキャストで描かれる「巷説百物語」シリーズ最終章。今回から2倍の枚数にペースアップし、一気にクライマックスへ! 

    ※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
  • オバケだって分かってくれる人の前に現れる!! オカルト好きに一目置かれている、怪談、エッセイ作家の加門七海の奇妙な日常を、怪談エッセイコミックで今がぜん注目のみつづくがマンガ化。描き下ろしコミックも収録。
  • 1,980(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    小野不由美
    著者:
    小松和彦
    著者:
    諸星大二郎
    著者:
    高橋葉介
    著者:
    押切蓮介
    他6名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン!

    天才少年「悪魔くん」が悪魔の力を借りて、人類が平和に暮らせる理想郷「千年王国」を築き上げようと活躍する、水木しげる氏の傑作漫画『悪魔くん』。
    2023年にはNetflixで令和版アニメの公開が予定されていて注目を集めています。第一特集では貸本版(松下一郎)、マガジン版(山田真吾)、ボンボン版(埋れ木真吾)――といった漫画作品を中心に紹介&考察。世界規模で混迷するいまこそ救世主「悪魔くん」を、我は求め訴えたり!
    第二特集は、シリーズ第三集『営繕かるかや怪異譚 その参』の刊行を記念し、小野不由美氏の「営繕かるかや怪異譚」を特集。
    コミカライズを手掛ける加藤和恵氏と小野氏の対談、漆原友紀氏へのインタビューなど盛りだくさん。
    情報コーナーでは、相葉雅紀さんと中田秀夫監督の対談や稲川淳二さんへのインタビューなど、注目記事満載です。

    ※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
  • 「ここには、何かがいる……」大学に受かり、念願の一人暮らしを始めた沖村清美が選んだアパートの一室は、どこかがおかしかった。絶えずつきまとう腐臭、部屋に残る得体の知れない足跡……。次々と起こる怪異が、清美をじわりじわりと追いつめていく。著者自身の実体験も盛り込まれたリアルすぎる恐怖。読み出したら止まらない、戦慄のノンストップ・ホラー!
  • 1,980(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    貴志祐介
    著者:
    山白朝子
    著者:
    小松和彦
    著者:
    諸星大二郎
    他5名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン!

    太古より人々の営みは呪(しゅ)とともにあった。
    縄文時代の遺跡からは無数の呪具が出土し、記紀をはじめ古代の書物には呪詛が溢れ、陰陽師たちの占いは政治に絶大なる影響を及ぼした。
    呪術はファンタジー世界の魔法でも、科学が未発達であった過去の遺物でもない。
    日本人は現代でも様々な局面で神仏に祈願し、マジナイやゲン担ぎにまみれて暮らしている。
    人間の切なる祈りや欲望を表出するツールとして、いまも世界中で脈動しているのだ。
    特集では、そんな呪術の「領域」にフォーカス!

    京極夏彦「了巷説百物語」ほか豪華連載も充実!
  • ”視える”作家が綴る恐すぎる実体験。書かれた”怪”は”怪”を招く。

    海が怖い。海は死に近いからーー。山では、「この先に行ったら、私は死ぬ」というような直感で足がすくんだこともある。海は、実際恐ろしい目にあったことがないのだけれど、怖い。ある日、友人が海に纏わる怖い話を始めた。話を聞いているうちに、生臭い匂いが立ちこめ……。(「船玉さま」より)
    海沿いの温泉ホテル、聖者が魔に取り込まれる様、漁師の習わしの理由、そして生霊……視える&祓える著者でも逃げ切れなかった恐怖が満載。
    「"これ本当に実体験! ?"と驚くことばかり。ぞくぞくします。」 高松亮二さんも絶賛の声! (書泉グランデ)
    文庫化にあたり、メディアファクトリーから刊行された『怪談を書く怪談』を『船玉さま 怪談を書く怪談』に改題し、書下ろし「魄」を収録。解説:朝宮運河
  • 1,980(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    恒川光太郎
    著者:
    近藤史恵
    著者:
    澤村伊智
    著者:
    小松和彦
    他6名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンタテインメントマガジン!

    「怪と幽」9号では「家」を特集!
    「ステイホーム」が呼びかけられ、家で過ごす時間が増えました。本来なら心休まる場所である「家」でナニかが起きたら……憩いの場は一転して、恐怖の牢獄へと変貌することでしょう。
    近年、松原タニシ『事故物件怪談 怖い間取り』や雨穴『変な家』がベストセラーとなり、小説では小野不由美による連作「営繕かるかや怪異譚」、澤村伊智『ししりばの家』、アンソロジー『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』……といった濃厚な家系(いえけい)作品が注目を集めています。引き籠りがちないまこそ、我が家の“怪と幽”を味わってみませんか?

    ※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
  • 1,980(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    恒川光太郎
    著者:
    山白朝子
    著者:
    澤村伊智
    著者:
    加門七海
    他7名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    お化け好きに贈るエンタテインメント・マガジン!

    民話――昔話、伝説、世間話といった語り伝えられる物語は、いまも私たちの暮らしの中に息づいている。
    明治から昭和にかけて、柳田國男をはじめとする民俗学者たちによって聴き集められた「話」は、一九七〇年代に興った民話ブームで大きな広がりを見せた。
    全国の民衆から採集された「話」は、当時の記憶を残す一級資料として、その地に生活する人々の営みを真空保存している。
    誰もが知る昔話「桃太郎」にも、様々なヴァージョンの類話が各地域に存在しており、そこには確実に語り手の体温が遺されている。
    そして、ネット社会の現代でも「話」は、つねに変化を遂げながら脈を打ち、産声をあげ続けているのだ。
    お化け好きをとりこにし続ける、愛おしき化け物の名産地・民話の魅力を再発見しよう!
    強力な連載陣もお見逃しなく!
    シリーズ最終編「了巷説百物語」が、ついに始動!!

    ●特集
    LOVE 民話
    【対談】京極夏彦×黒史郎 
    【寄稿】飯倉義之、伊藤慎吾、徳田和夫、花部英雄、廣田龍平、間宮史子
    【インタビュー】板倉俊之(インパルス) 
    【再録】ざんねんな民話の世界

    ●小説 京極夏彦、有栖川有栖、山白朝子、恒川光太郎、澤村伊智
    ●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介、波津彬子
    ●インタビュー/エッセイ 小松和彦、東雅夫、加門七海、村上健司&多田克己、荒俣宏
    ●グラビア 嘉村ギミ、芳賀日出男、佐藤健寿、新作能「アマビエ」、怪食巡礼
    ●怪談実話 我妻俊樹、中山市朗、春南灯
    ●お化け友の会ひろば 大倉流小鼓方・上田敦史、志村真幸、弘前乃怪、北陸怪談研究会、妖怪朗読家ゆうか 
    etc……
  • 1,300(税込)
    著者:
    加門七海
    レーベル: ――

    過ぎると言っても過言ではない“鬼”への愛が止まらない!! 加門七海が“鬼”への愛を語りつくす。鬼界のヒーロー酒呑童子を称え、朝廷の犬・源頼光と四天王の悪行をさらす、愛と怒りとイチャモンだらけの歴史ミステリーエッセイ。大幅加筆あり!!
  • 九字を切る、ゆびきりをする、千羽鶴を折る、これらはすべて、オマジナイ。

    知識があれば効果が得られる。超えてはいけない一線の手前で踏みとどまれる。そして、一線をこえることも、できるかもしれない。
    海女が身につけるドーマンセーマンのお守りの意味、神社の御幣が麻である理由、羽織の組紐に込められた思い、マタギや日本酒醸造元や宮大工などの伝統的職業の方々が大切にしている儀式、
    かごめかごめや影踏みなど、わらべ歌に秘められたものとは。
    ふだん何気なく話している言葉や見かけるもの、お守りと思っているものや作法や所作などが、実は呪いにつながっているとしたら。
    圧倒的な数の文献と民俗学知識とフィールドワークにより、お咒いの実態を明らかに。すぐにでも実践したくなるおトクなうんちく満載。「お祓い日和」と併せて読みたい一冊。
    第一章 お咒い日和●日常的な行為も、実はお咒いと密接に関わっている。言葉の持つ力、何気ない所作に宿る呪術的なエネルギー、現代では娯楽として扱われている音楽も、かつてはマジカルな存在だった。それらひとつひとつを繙く。

    第二章 古来のお咒い●信仰、禁忌、験担ぎ――。伝統的な職業・産業の世界には、今もお咒いが残っている。古の昔から今に至るまで、各所に根づいたその知られざる実態を、多くの文献とフィールドワークから明らかにする。

    第三章 お咒いと占い●マジナイ、あるいはノロイは、願望成就を目的に行う行為だ。ではその願いが果たして叶うかどうかを知るためには――。その方法が占いだ。深い関係にある両者について、第一章、第二章を踏まえながら解き明かす。
  • 着物は選ぶものではない。着物が人を選ぶのだ。糸に布に織りに――。入り組んだ情念を身にまとうとき、怪しい気配が立ちのぼる。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。日常的に着物やアンティークを身につける本人の実体験や見聞きした逸話の数々……着物をめぐる怪しくも深遠な世界が綴られる十一章。
  • 1,980(税込)
    著者:
    京極夏彦
    著者:
    有栖川有栖
    著者:
    近藤史恵
    著者:
    乙一
    著者:
    松村進吉
    著者:
    荒俣宏
    他6名
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    『怪』と『幽』が合体! お化け好きに贈るエンタテインメントマガジン!

    「怪と幽」第3号は、妖怪ブームに沸く台湾を特集。

    ●特集 妖怪天国 台湾
    【インタビュー】何敬堯「台湾の妖怪と、妖怪ムーブメント」
    【紀行】村上健司「旅行のついでに立ち寄りたい 台湾の妖怪伝説地」
    【インタビュー】瀟湘神、NL、小波「臺北地方異聞工作室とは?」
    【怪談実話】瀟湘神「山の中に潜む恐怖 現代台湾魔神仔実話」
    【寄稿】伊藤龍平「台湾と日本の「妖怪」、くらべてみれば…… 概念の伝播、付与されるアイデンティティ」
    【寄稿】林巧「アジアのなかの台湾のお化け」
    【復刻】日影丈吉「騒ぐ屍体」
    【寄稿】東雅夫「華麗島に魅せられた文豪たち」
    【インタビュー】曲辰「台湾における妖怪/怪談文芸事情」
    【紀行】「日本と台湾の妖怪文化を繋ぐ 溪頭松林町妖怪村レポート」
    【エッセイ】池澤春菜、伊藤潤二、椎名誠、東山彰良「妖しき華麗島」

    ●小説
    京極夏彦、有栖川有栖、近藤史恵、乙一

    ●漫画
    諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介

    ●論考/エッセイ
    荒俣宏、小松和彦、東雅夫、多田克己&村上健司、加門七海(新連載)

    ●グラビア
    しきみ、芳賀日出男、佐藤健寿、台湾妖怪紳士録、国際日本文化研究センター新所蔵画図、怪食巡礼

    ●怪談実話
    三輪チサ、吉田悠軌、小田イ輔

    ●お化け友の会ひろば
    インタビュー 安達寛高 映画『シライサン』
    インタビュー ホセ・サナルディ『南米妖怪図鑑』
    対談 諸星大二郎×佐藤健寿『世界伝奇行』
    寄稿 本城達也『昭和・平成オカルト研究読本』
    レポート 宮本幸枝「不思議な宿」
    etc……
  •  私たちには、「お化け」が必要です。

     怖いとは、何か。
     どうして、何かを怖いと思うのか。
     そして、恐怖を覚えながらも、どうして人は、「この世」ならざるモノたちに「萌える」のか。

     あの世との境目からつかのま立ち現れるモノたちへ、うわさの伝奇・ホラー作家がかぎりない愛情と畏敬の念を込めて描く、私たちが忘れて久しい「豊かさ」と出会うための、身も心も震わす“恐怖教育”の一冊。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 昔ながらの白粉刷毛に魅入られた私が見たものは、世にも美しく恐ろしい美少年だった。獣の刷毛に、水で溶いた白粉を滴るほどに含ませて、そいつであの手を嬲りたい。彼の手を求めて私は……。(「おしろい蝶々」より)
     強い想い故に、異形に身を落とした少年を描いた表題作のほか、全6篇の哀しく儚い物語。

    *おしろい蝶々
    *夜の孔雀
    *琅(ろう)がん物語
    *闇月夜
    *花影
    *亡春

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 霊能者や霊感者が足しげく通うおすすめのパワースポットを紹介! パワスポってどんな所? そもそもパワースポットって何? など今さら聞けない質問を直撃。漫画やインタビュー、写真でパワースポットの真の姿を徹底解剖する。
  • 視える、感じる人に聞いたいま絶対行くべき京都・奈良のパワースポットを総力特集! 上級者はどのパワースポットに行っている? そのスポットのポイントとは? 誰も知らない聖地のヒミツをインタビュー、コミック、グラビアで徹底解明!
  • 長野県のとある山中で、古から封じられていた媛神という祟り神を解き放ってしまった大学生の十朱春生。しかし、祟り神というにはあまりにも弱々しく見える媛神に、春生はいつしか保護欲をかきたてられていく。一方、代々、媛神を封じ続けてきた御室忠行にとって、この世に混沌をもたらすとされる媛神は必ず封じ直さなければならなかった。果たして、媛神が招く災いとは? そして、春生の運命は…。日本神話をベースにした長篇伝奇小説。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 好奇心が猫を殺す……この事件もちょっとした好奇心がきっかけだったのかも知れない。大学で民俗学を学ぶ宮地紀之は、諏訪信仰の野外調査のさなか、北アルプス山中で鎌が幹に打ち込まれた奇妙な神木を発見する。いけないことと知りながら、学問的興味からその鎌を木から削り出してしまう宮地。だがその行為を村人に発見されて、彼は神木に神を再び封印するための“祭”に参加させられることになってしまう。とりあえず儀式が執り行われるまでの間に、祭について調べて回った宮地は、件の村の神主の血筋をもつ高藤正哉とその妹の梓の存在を知り、連絡を取る。が、それが忌まわしき“裏”の祭りを引き起こしてしまう“出会い”になることを彼はまだ知らなかった…。
     神封じ、土着信仰など、民俗学をテーマにした迫真のネオ・モダンホラー。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 「河図と洛書を揃える意味を、君は知っているのか?」すべてを無に帰す「河図」の宿命を負った少年・風守太一と、その双子の弟にしてすべてを生み出す「洛書」の月緒。「それは世界で唯一、核弾頭を持っているということだ」彼らは破壊だけでなく、再生さえも司る最強の呪術兵器。いや、兵器というよりむしろ……神だ。世界の命運を握る双子の、絡み合う糸の行き着く先は? 衝撃の世紀末幻想。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 770(税込)
    著:
    加門七海
    レーベル: ――

    ボロアパートの窓に寄りついて、老人は木枯らしに似た声を放った。「オサム、修。開けてくれ」バカな。裕一であるはずはない。親友だったあいつは、ひと月前に死んだはずだ。しかし、俺は老人の言に従い、裕一の研究日誌を探し当ててしまう。そして、古銭に触れてしまった。呪われた古銭に。次に魂を蝕まれるのは俺なのか…。八百比丘尼(やおびくに)伝説の迷路に迷い込む青年が得た、恐るべき真実とは…? 長篇ホラーサスペンス。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 「香港まで行って、息子を捜してくれないかしら」実の母の悠長な提案は、風守太一にとって青天の霹靂だった。今まで存在すら知らなかった双子の弟・月緒を日本に連れ帰る役目を背負わされた太一は、親友の長岡健治と共に香港へ飛ぶ。しかしそこで龍の守番と天幇、対立するふたつの集団に狙われていると気づき、太一は自分の存在に疑問を持ち始める。『河図(カト)』そして『洛書(ラクショ)』とは? 迫力の世紀末幻想。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 十二年前に京の危機を救い、一躍、神の力を持つ者として名を知られるようになった安倍晴明。その晴明が那智での千日修行から帰京した折、最初に目にしたものは、京の人々が皆、香色の服を着ている姿だった。香色の服……即ち凶服である。それは明らかに現つの光景ではない。まさに凶兆! 一体、凶に何が起きるのか? そして、星の告げる晴明の運命は!?
     少年期から青年期にかけての安倍晴明の活躍を独自の観点で描いた伝奇アクションが、電子書籍として復刊! 本書はその第2弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 晴明を希代の鬼と断言する浄蔵に、保憲は激しく動揺する。一方、京の瘴気の正体を忠行に卜占で見てもらった能宣は、帰りに大路で京人が喪服を着ている光景に遭遇し、呆然となる。思えば京の凶事は、すべて晴明の帰京とともに始まっている……ならば晴明は、本当に京に牙剥く鬼なのか? また、保憲、能宣、道満は、晴明を本気で調伏することができるのか!?
     少年期から青年期にかけての安倍晴明の活躍を独自の観点で描いた伝奇アクションが、電子書籍として復刊! 本書はその第3弾にして完結編。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 承平七年の平安京に“陰陽寮の化物”と噂される少年がいた。彼の名は安倍晴明……その比類なき呪力と超然とした態度故、陰陽生たちから憎悪と嫉妬の感情をぶつけられているのだ。そんな晴明に、京内を徘徊する妖魔を操っているとの嫌疑がかけられた。果たして晴明は、魔道魔物に与する京の破壊者なのか!?
     少年期から青年期にかけての安倍晴明の活躍を独自の観点で描いた伝奇アクションが、電子書籍として復刊! 本書はその第1弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 638(税込)
    著者:
    加門七海
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    古くから人間と共生してきた動物たち。彼らは、神社の狛犬、お稲荷様の狐、神社仏閣のあちこちに彫られた竜や鳥など、日本では古くから崇められる対象でもあった。なぜ人は動物に神を見るのか? 狼、狐、竜蛇、憑きもの、猫、鳥、狸といった日本に存在する「霊能動物」の起源を、丁寧にわかりやすく繙く。文献や伝承、そして著者自身の霊能体験と幅広い知識がふんだんに盛り込まれた力作。
  • 「ぎゃぁああ~!!」虚空を飛びながら、鷹彦は叫んでいた。なんでこんなことになってしまったのか。夏休みの宿題を写させてもらうため、図書館に行こうとしただけなのに……。
     道でばったり美人教師に出会ってしまったのが不幸の始まりだった。連れていかれた博物館で、鷹彦の前につぎつぎ現れる魔人・妖人。天使にはなつかれ、あまつさえ、あの天草四郎にさらわれてしまったのだ! おまえら江戸時代の人間じゃなかったのか!! ……とは言えない気弱な鷹彦。彼の前に、キリシタンをめぐる怖るべき秘密が明かされようとしていた。
     ドタバタ痛快伝奇アクション、第1弾。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 770(税込)
    著:
    加門七海
    レーベル: ――

    「四大琴」と呼ばれる古い琴があった。中国から伝来した秘宝で、それにしかるべき糸を張り、曲を奏せばありとあらゆる願い事が叶うという。そしてその四大琴の持ち主が吉原にいるとの情報を得た徳川家斉は、御庭番・舘脇和右衛門を派遣する。しかし、御庭番とは名ばかりで不器用で生真面目、機転がきかず遊女のあしらいもろくに出来ない舘脇の捜査はなかなか進まない。そんな折り、舘脇は一人の幇間と出会う。一八と名乗るその男はただの幇間ではなく、八咫烏の式神を操り江戸り魔界に精通する不思議な存在であった。彼との出会いが舘脇を、そして事件を意外な方向に導いていく…。
     著者ならではのオカルト・風水の知識を駆使し生み出された、新解釈の“江戸”を舞台とした痛快伝奇時代劇。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • あの夏の事件から数週間、鷹彦は平穏な生活を……ぜんぜん送れないでいた。新聞部の名物娘・鬼瓦くるみちゃんが何を嗅ぎつけたのか、鷹彦にしつこくしつこくつきまとっていたのだ。そんな折、鷹彦の元に従兄の勧仁から連絡が入った。天国に帰ったはずのテンテンが、伊豆熱川のバナナワニ園に現れたという。
    「さ、行きましょう!」すっかりついて行く気のくるみちゃんに溜め息をつくしかない気弱な鷹彦。ところが彼の行く手には、さらに困ったモノたちが待ち受けていたのだった!
     ドタバタ痛快伝奇アクション、第2弾。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 495(税込)
    著:
    加門七海
    レーベル: ――

    鎌倉の友人宅で“女を殺した”ことがあるという刀を見せられた私は、その刀に強く魅かれてしまう。夜中、刀の先に私が見たものは、崩れた日本髪の美しい女と血の滴りであった……。(「女切り」より)
     妖かしと異形の世界を通じ、名もないものたちの、愛と孤独と哀しみを描く、恐ろしくも甘美で魅惑的な物語。ホラー八篇を収録。

    *女切り
    *石の碑文―「Kwaidan」拾遺―
    *弟
    *喜三郎の憂鬱
    *かみやしろのもり
    *すみだ川
    *小さな祠
    *虫すだく

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 495(税込)
    著:
    加門七海
    レーベル: ――

    恋敵への呪咀の念が、過去の“蠱毒(こどく)”を甦らせ、女子大生の胎内に蟷螂(かまきり)が宿る…。短篇処女作の「蠱」をはじめ、カメラマン志願青年の眼球すりかえ奇譚「浄眼」や、弥勒信仰をテーマにした、戦慄の生体ミイラ村物語「桃源郷」など、学園を舞台にした五篇を収録。乾いた怖さが心地よい、「現代の怪談」の傑作。
    *蠱
    *浄眼
    *桃源郷
    *実話
    *分身

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • どこにでも異界はひっそりと口を開け、いつでも世界はどこかしら汚濁にまみれている。桜の古木の傍らに小さな庵を営んで、十六夜清玄は訪れるものを静かに待っている。笹琵琶を掻き鳴らし、経文を唱え、世界の律呂をととのえようと…。三宝荒神の力を頼み、姿無き神霊・精霊と交感する清玄が“見た”ものは。怪奇幻想連作小説。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 鬼門の方向に鳥居のある人丸神社……そこは昔から鬼調伏の場所として知られており、代々その神社の宮司を務めている可那の一族の当主には、鬼と神の姿を見て取る能力があるとされていた。高校生の可那融(かな・とおる)は最近、自分が鬼になってしまう夢ばかりを見ていた。折しも世間は謎の連続猟奇殺人事件で大騒ぎをしている。果たして、この事件と融との関係は? そして犯人は一体……。
     哀しき“鬼”の生き様を描いた大人気怪奇アクション巨編が、ついに電子書籍として復刊! 本書はその第1弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 495(税込)
    著:
    加門七海
    レーベル: ――

    壇ノ浦での旅行を「平家がまだピチピチしていて、とてもよろしゅうございました」と語る加門七海が体験した、本当にあった怖い話。中国旅行中に重慶の旅館で出会った死神。無理やり造りを変えてしまったために、氏子が次々と死んでしまった神社。付き合う男性が全員死んでしまった絶世の美女。そして、いまだに続いているという東京都慰霊堂と三角屋敷を巡る話(完全封印版)…。ありとあらゆる体験を語った「怪談本」の決定版。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • G県に鬼伝説を持つ家があることを知った融は、可那との関係を調べるためその地を訪れる。そこで融が出会ったのは、鬼を祭った一族の末裔だという美少女・隠寺秋子と、融と同じく鬼を調べに来た青年・真名井公彦だった。互いに反目しつつも隠寺の鬼について調べていく融と公彦。その二人が知った、秋子の哀しい秘密とは? そして、人丸は……。
     哀しき“鬼”の生き様を描いた大人気怪奇アクション巨編が、ついに電子書籍として復刊! 本書はその第2弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 骨董店で手に入れた京都・大江山の鬼の文鎮。その直後、友人から蝶の上に角を生やした鬼が乗っている写真を見せられた。「揚羽蝶ってね、別名“鬼車”って言うんだって」鬼の乗る車? この写真は合成なのか、それとも…。撮影場所はなんと大江山近くと聞いて、私はさらに驚愕した。矢も楯もたまらず旅に出たわたしを、摩訶不思議な出来事が待ち受けていた。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 新しき可那の当主・裕幸の命を受け、人丸が融に襲いかかった。人丸の圧倒的な強さの前に、いよいよ死を覚悟する融。だがその時、女神復活を目論む公彦が破邪の剣で人丸に斬りかかり、そのまま人丸を捕縛した。更に公彦は、驚く融の頭上に破邪の剣を振り上げ、融を……。果たして公彦の行う女神復活の儀式とは? そして融と人丸の運命は……。
     哀しき“鬼”の生き様を描いた大人気怪奇アクション巨編が、ついに電子書籍として復刊! 本書はその第4弾にして完結編。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 融が鬼王・九重の魂を呑み込んでから八年後、邪に襲われていた女子生徒・佐竹真弓が、異形の者に助けられた。異形が黒板の隅に残した名前は“可那融”。運命は、この融に助けられた少女を中心に、結里絵と公彦をめぐり合わせた。そして、結里絵の息子・裕幸と融をも……。無限連鎖の天鳥の呪いを、果たして融は変えることができるのか。
     哀しき“鬼”の生き様を描いた大人気怪奇アクション巨編が、ついに電子書籍として復刊! 本書はその第3弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 時は平安の世、広才の士と仰がれた小野篁(おののたかむら)は美しきこと世にまれな、年若い女に恋をする。しかしその女は、篁の“異母妹”だった。みずからの命をすりへらし、来世で出会うことに望みをかける女。だが男は、罪深き恋ゆえに、のちの世で会うことも叶わぬことを知り、現世に女の魂を永遠にとどめようとする。二人の恋の忘れ形見、小野小町。恋を遠ざけ続けた彼女は、やがて自分の中に封じられたさらなる悲劇を知ることになる…。
     夜ごと地獄の庁に座す魔性の男、小野篁。その女(むすめ)、小町。平安京の闇に葬られた小町の悲恋とは? 呪われた一族の血とは?

    ●加門七海(かもん・ななみ)
    東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 山手線は、何を封じるためにつくられたのか? 東京タワーと放送局に仕掛けられた新たな呪術とは!? 今も我々のまわりに張り巡らされるハイテク風水の正体をあばき、首都存亡の未来を予告する衝撃の後篇!
  • 550(税込)
    加門七海
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    怪異はいつもあなたの隣に……。実話怪談の名手による、恐ろしくも甘美な幻想譚7編!

    少女が神隠しに遭い、居るはずのない子供たちの笑い声が聞こえる……。「化け物屋敷」と噂される友人宅の古家(ふるや)に滞在した「私」は、いつしか「家が見せる夢」に憑(つ)かれていく――(表題作)。雨の夜、裏路地に蹲(うずくま)る影。それは雨粒が象(かたど)った朧気(おぼろげ)な女性の輪郭だった。妖しい美しさに惹(ひ)かれた男は……(「幻の女」)。怪異蒐集家としても名高い著者による、甘美な幻想譚7編。
  • 実話怪談の名手でもある著者が描く、日常のすぐ隣にある怪異! 妖しくも恐ろしい全8編を収録。

    人身事故のため、停車中の通勤電車内。男は網棚付近に漂う黒い靄(もや)のようなものを目撃する。他の誰も気づかないが、禍々(まがまが)しい気配を放つ何か……。やがてそれが男に向けて迫ってきたとき、彼を襲った身の毛もよだつ出来事とは?(表題作)実話怪談の名手でもある著者が描く、日常の隙間(すきま)から立ち現れる怪異の数々! 全8編を収録。
  • 実話怪談の名手でもある著者が綴る、恐ろしいまでに美しい怪異譚12編。

    悪行を尽くしてきた男が、老いさらばえ傷つき、葬送地の草叢(くさむら)にうち棄てられていた。死を目前にした者と、死体から着物を剥(は)いで売るためにやってきた男が出会ったとき――。(表題作)。とある表具師(ひょうぐし)が語る、古びた一双の屏風絵をめぐる恐ろしくも切ない怪異譚(「墨円」)。磨き抜かれた文章が紡ぎ出す美しき夢幻の数々。書下ろし作品を含む12編を収録。
  • 「死ねばいいのに」。一人の女の剥き出しの憎悪が、終わらない悪夢を招んだ!

    亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信、食べ物に繰り返し混じる異物……。二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのか? それにしても、理屈では説明のつかないことが多過ぎる。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい? 反撃に出る亮子。だが、本当の恐怖は始まったばかりだった。
  • 495(税込)
    著者:
    加門七海
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    猫に優しい町を選び、マンションを購入した著者。ある雨上がりの日、路地裏で一匹の仔猫と出会う。掌に乗るほど小さく、ぐったりしていた仔猫を見捨てられずに飼うことを決意するが、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきて……。病院通いに、気功にお経。猫に振り回されながらも、しみじみいとおしさが湧いてくる。怪談作家のあやしくも愛にあふれた体当たり「育猫日記」。
  • 加門七海の実話心霊体験コミック集。60年に一度の出雲大社ご遷宮の晩、現地で何が起こっていたか!? 当日午前零時、加門氏は小雨降る中出雲大社拝殿前にいた。そこで感じたあまりにも巨大な存在とは!? 遷宮祭レポートをカラーフォトで収録。
  • 第5回『幽』怪談実話コンテスト入選作を一挙収録。

    稲川淳二、一柳廣孝、加門七海、東雅夫、福澤徹三が選考委員を務める『幽』怪談実話コンテスト。拝み屋を営む大賞受賞者をはじめ、上は87歳から下は13歳まで、世代を超えて寄せられた正真正銘の怪談実話!
  • 1,540(税込)
    著者:
    加門七海
    著者:
    東雅夫
    レーベル: 幽ブックス
    出版社: KADOKAWA

    怪を求めて東へ西へ!

    日本各地に伝わる怪談の舞台を、加門七海と東雅夫と怪しい仲間たちが探訪。岐阜山中で、遠野の宿で、一行を待ち受ける怪奇現象の数々。迫真の怪談紀行にして名作ガイドでもある、かつてないトラベル・ブック、誕生!
  • 2月23日は、富士山の日。「祝・世界遺産」の大々的なイベントが開かれ、さらなる注目を集める。本書は、富士山に登らなくても楽しめる文化遺産的ウンチクと他書では紹介されない怪しいスポット、願いごとを叶えるための驚きの方法といった“加門ワールド”の魅力はもちろん、今も富士山を信仰して登拝する富士講信者にもインタビュー。「ご来光は山頂では拝まない」など、貴重な証言も紹介し、歴史的資料としての魅力も十分!
  • 日本古来の呪術や風水に関するルポルタージュで注目を集める加門七海氏の実話心霊体験集第4弾。今回も名称は伏せてありますが、実在の様々な場所での自身の心霊体験を、作画担当のJET氏が迫力の画面で再現しています。
  • どうか、女の子の霊が現れますように。

    辻村深月、香月日輪、加門七海、福澤徹三、高野秀行、黒史郎、松村進吉、小島水青、田辺青蛙、岩井志麻子といった人気作家から新進気鋭の作家まで、「愛」をテーマに怪談を書き下ろし。豪華な競作集。人気シリーズ、第10弾。

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