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『坪田譲治(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~4件目/全4件

  • 「人間はみな死ぬる。解り切ったことである。然し誰しも直ぐ死ぬるようには考えていない。」(「せみと蓮の花」)――老境の童話作家が、過ぎ去った起伏の多い人生と、なつかしい人々への愛憎こもごもを、昔語りにも似た闊達自在さで描いた10篇。幼少期の思い出、肉親との葛藤、師の鈴木三重吉、小川未明のことなど、〈童心の文学〉といわれた譲治の心の陰影が、ユーモアに包まれて独得の味わいを醸し出す。
  • シリーズ2冊
    495(税込)
    著:
    坪田譲治
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    童話界の長老・坪田譲治が、子供の頃の思い出を綴った、詩情あふれる名品。明治の生活や風習、子供たちの遊び、郷里の自然などが、飄逸な文体で活写されている。明治の父親像を髣髴させる「エヘンの橋」ほか「ドンコツの最期」「学校に住んでいたいたち」「かっぱに出会った話」など17編を収録。サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作。
  • 独自の童話と昔話の発掘とで、新しい児童文学を確立した坪田譲治。本書には、なつかしい少年の日々を厳しい現実をふまえながら、鮮やかに描く“善太・三平”ものをはじめ、子供の目に映った老人の生活を通して、人間の生き方を見つめる「お馬」、キツネやタヌキが人を化かすことが信じられていた頃の話「狐狩り」など、人生の真実を、その清新な童心描写で捉えた33編を収める。
  • シリーズ3冊
    495605(税込)
    著:
    坪田譲治
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    ぼたん雪のふりしきる冬の日、わなにかかっていた一羽の鶴が、貧しいまき売りの老人に助けられ、美しい布を織って恩がえしをする『ツルの恩がえし』ほか、心温まる日本の昔話の精粋39編を収録。遠いむかしから語りつがれてきた数々の伝承は、作者の清冽な心に洗われてほのぼのとした輝きを加え、大人と子供の世界の交流の場ともいうべき美しい夢想の境を構築している。

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