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『白石一文(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~29件目/全29件

  • コロナ禍、夫の良治に乞われ、病院に同行した名香子。肺がんの診断を受けた良治は、今日からは好きな人と暮らし治療をすると告げて家を出てしまう。人生をやり直すという一方的な言い分に、二十数年の夫婦生活を思い呆然とする名香子。自らの命と真に向き合ったとき、人は何を選ぶのか。直木賞作家渾身の作。

    ”もう一度”
    人生をやり直したかったのは、
    あなただったのか、それとも――。

    自分のものなのに、こんなにも自分の力でどうにもならない人生を、
    生まれてしまったという理由だけで、私たちは生きている。
    角田光代(文庫収録書評より)

    生まれ、生き、そして死ぬ。
    それって一体何だ?


     【目次】
      0 兆し
      1 影
      2 告知
      3 悪い冗談
      4 苦い思い出
      5 家出の原因
      6 ミーコ
      7 夫の恋人
      8 失敗
      9 帰郷
     10 高級な終わり方
     11 再会
     12 枯向日葵
     13 もう一度
     14 産声

       人生は作り上げられるのか 角田光代(「小説現代」2021年4月号掲載書評)
       解説 國兼秀二
  • 妻と、妻の親友。三角関係は、まさかの場所にたどり着く――。

    二年前に会社を辞め、失業中の昂一は、
    妻の無二の親友・由香里の出産に立ち会い、
    そこからきわどい関係を、始めてしまった。
    事実を知った大手広告代理店勤めの妻・絹子は昂一を
    ある場所へと連れて行き、意外な言葉を口にする。
    ほんとうの人間関係の重さ、繋がりの凄まじさ、奇跡の意味を描く、
    傑作デビュー長篇。「文庫版あとがき」も収録。

    ※この電子書籍は、2022年12月刊行の文春文庫を底本としています。
  • 作家・野々村保古は、最愛の女性ことりと、四匹の猫といっしょに暮らしている。十五歳下のことりと知り合ってから二十年、二人はかたときも離れることがなかった。還暦を前にした野々村は、知人の死をきっかけにこれまで出会った人たちへと思いを馳せるようになる。そんな時、ある事件からことりへの疑惑が生じ……。人生という「奇跡」の意味を考え、小説の淵源へと迫る著者渾身の自伝的作品。
  • シリーズ2冊
    850880(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 朝日文庫

    少しずつ記憶と食い違う現実、そしてある日私のかかとはプラスチックになった──。妻の「死」以来、作家・姫野伸昌の肉体はプラスチック化と脱落を繰り返す。読者を挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!
  • 小説家の前沢倫文が恋人の英理と暮らす新宿のタワーマンションで、米露中の要人が立て続けに不可解な死を遂げた。しかも現場には、白い幽霊の目撃情報が……。マンションに隠された企みとは? 世界有数の快楽地、新宿二丁目の秘密とは? そこは、地球の中軸が通っている場所だった――。
  • 850(税込)
    著:
    白石一文
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「五年間はなにもすまい」。大企業を辞めた洪治は無為な日々を過ごしているが
    ある日付き合っていた彼女から昔の不幸な出来事を聞かされる。
    絶望に追われた二人の間には睡眠薬の山があった――(表題作)。
    なぜ人間は生まれ、どこに行くのか。一度倒れた人間が一歩を踏みだす瞬間に触れる
    美しい短編「草にすわる」「花束」「砂の城」「大切な人へ」「七月の真っ青な空に」を収録。
    解説・瀧井朝世
  • 1,650(税込)
    著者:
    白石一文
    イラストレータ:
    北澤平祐
    レーベル: ――
    出版社: 岩崎書店

    こはるとちはるはクラス一の親友。好きなケーキ、好きな服、好きな色が同じなのは嬉しい。だけど好きな人が同じなのは…嫌な気持ち。白石一文と北澤平祐が贈る恋の大問題。
  • 直木賞作家、文句なしの最高娯楽小説!
    加能鉄平は妻・夏代の驚きの秘密を知る。いまから30年前、夏代は伯母の巨額の遺産を相続、そしてそれは今日まで手つかずのまま無利息の銀行口座に預けてあるというのだ。その額、48億円――。結婚して20年。なぜ妻はひた隠にしていたのか。日常が静かに狂いだす。もう誰も信じられない。鉄平はひとつの決断をする。人生を取り戻すための大きな決断を。夫婦とは、家族とは、お金とは。困難な今を生きる大人たちに贈る、極上の物語。
    「ぼくはこの作品にまるまる2年間費やした。もうこれ以上おもしろい物語は書けないかもしれない」(白石一文)
    白石作品、過去最高のエンタメ度!
  • 大企業を辞め福岡に戻った男。
    東京から追ってきた、友人の妻。
    人生の半ばを過ぎた二人は再出発できるのか――。

    大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川圭吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。
    心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない――。

    人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされていく。
    企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。

    解説・池上冬樹

    ※この電子書籍は2006年に光文社より刊行され、文藝春秋より2020年5月に刊行した文庫版を底本としています。
  • 順風満帆な会社員人生を送ってきた大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。しかし、その情事は彼女が仕掛けた罠だった。自らの運命を変えた珠美と会い続けようとする芹澤。彼女との時間は、諦観していた彼の人生に色をもたらし始める――。喪失を知るすべての人に捧げるレクイエム。(解説・中瀬ゆかり)
  • 「どうして自分はあのことを忘れることができないんだろう?」
    剥きだしの叫ぶが響く、著者の初期傑作。

    美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。
    それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。

    東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。
    その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。
    彼の特異な過去を知った枝里子は。

    「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」

    切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が文春文庫に登場。

    解説・窪美澄
  • 2,000(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: ――

    作家・姫野伸昌は妻・小雪の死を境に酒浸りだったが、突如周りで不可思議な現象が起き始め、やがて自身の肉体がプラスチック化し脱落し始める。姫野は天罰と直感するが、しかしなぜ? 微かに残る妻の死の記憶──。読者に挑戦し、挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!
  • 小柳美帆はエリート記者の黒川丈二との結婚を目前に、故郷の福岡で同級生の仲間優司と再会する。中学時代「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」と唐突に謎の言葉を口走った優司。今その背中に大きな龍の刺青と計り知れぬ過去を背負っていた。時間や理屈を超え、二人の心に働く不思議な引力の正体とは――恋より底深いつながりの核心に迫り、運命の相手の存在を確信させる傑作。
  • 最期ののちはきみのそばで眠りにつきたい――。亡父が残した愛人への手紙。それは砂上の出会いから続く「運命」の結実だった。愛を失った夫。心を病む元婚約者。愛人の息子を名乗る男。35歳の主婦・美砂子は、自らを取り巻く人間関係の根源に、父の妄執と、千億の愛すら呑み込む「超越」をみる。生きるとは何か。人はなぜ、子を成すのか。果てなき愛への答えを示す、圧倒的長篇小説。
  • 968(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小説の限界に挑む超大作! 直木賞作家、全身全霊の900枚。

    世界的ベストセラー作家の兄の不審死と遺された謎だらけの随筆。記憶とは食い違う原稿の真実が明かされるとき、“世界”は大きく揺らぎはじめる――。
  • 550(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: ――
    出版社: 鉄筆

    大手精密機器メーカーに勤める田宮里江子は、大学時代の親友の夫・長谷川岳志と10年ぶりに遭遇する。岳志は、親友の恋人でありながら、初対面でいきなりプロポーズしてきた男だった……。直木賞作家のTwitter連載小説として話題となった恋愛小説。何度も読んで、何度も涙するという読者が続出した。鉄筆文庫の創刊第一作。
  • 715(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    建材会社社長の高梨修一郎、50歳。先代社長の娘と離婚し、現在は一人暮らし。取引先の粉飾決算によって経営危機に陥り、事態収拾を図るとともに引退を考え始めていた。今、脳裏に浮かぶのは、怒涛のように過ぎ去った日々の記憶。18歳で会社に入った高梨と、先代の女社長の間には、何年経ったとしても、絶対に誰にも言えない秘密があった――。心を締めつけ続ける「孤独」を緻密に描いた傑作長編。
  • 恋人の家に転がり込んできたのは、とっくの昔に離婚したはずの彼の元妻だった。ひとつの場所にとどまることのできない女の存在が二人の関係を変える(「夜を想う人」)。一度は別れを選び、それぞれが新しい伴侶を見つけ、子供も授かった元夫婦の約束とは(「二人のプール」)。裏切りに満ちたこの世界で、信じられるのは私だけ? 平穏で幸福な愛の“嘘”に気づいてしまった男女を繊細な筆致で描く六篇。
  • 友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって……。生への根源的な問いを放つ傑作長編。
  • 結婚を目前にして、最愛の女性・晶に裏切られた正平。それから5年。苦しみながらも、家業である甘味処「博多ぜんざい・ナカムラ」の仕事に打ち込んだ正平は、店舗を増やし、成功を収めていた。そんな中、突然の、晶からの電話。再会で明らかにされる、想像を絶する別離の理由とは…。表題作のほか「20年後の私へ」「たとえ真実を知っても彼は」「ダーウィンの法則」を収録した傑作恋愛短篇集。いずれも、目に見えない“大切なもの”が、読んだあなたの心にのこる傑作。
  • 540(税込)
    著:
    白石一文
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、損保会社を辞め、妻子とも別れ、何もかも捨てて故郷・博多に戻った青野精一郎。煙草も吸わないのに40歳の若さで肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように、結婚と離婚をくりかえす、津田敦。48歳になって故郷の町で再会し、せいちゃん、あっちゃんと呼び合う小学校以来の親友のふたり。人生の幸せとは、本当にかけがえのないものとは何なのか? やるせない人生を、共に助け合いながら歩んでいく、感動の再生物語。
  • 560(税込)
    著:
    白石一文
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    この世はすべて幻影? 震災後の生と死を鋭く問う、白石一文の問題作!酒造メーカーに勤める熊沢武夫。彼が東京で買ったネーム入りのコートが、故郷・長崎で発見された。だが武夫の部屋のクローゼットには新品のコートがかかったまま――。なぜ、まったく同じコートがこの世に二つ存在するのか? 謎を追いかける武夫の前に、ある女性の存在が浮かび上がる。3・11後の世界を舞台に「生きること」の実相を描く。
  • 私、賢ちゃんの身体をしょっちゅう思い出してたよ――挙式を控えながら、どうしても忘れられない従兄賢治と一夜を過ごした直子。出口のない男女の、行きつく先は?不確実な世界の極限の愛を描く恋愛小説。
  • 681(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」――愛するべき真の相手はどこにいるのだろう?「恋愛の本質」に果敢に挑み、描き上げた“もっとも純粋な”恋愛小説。第142回直木賞受賞作!
  • シリーズ2冊
    748770(税込)
    著:
    白石一文
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。(講談社文庫)
  • 人は、自らの意思で自分の人生を選び取ることができるのだろうか?

    大手メーカーに勤務する冬木亜紀が、かつて恋人からのプロポーズを断った際、相手の母親から貰った一通の手紙。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。著者渾身の傑作長編。
  • 638(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    一度きりの人生で彼が本当に求めていたのは何だったのだろう。力作長編。

    4年前の不始末から精神的に不安定な状況に陥っていた龍彦の父は、次期総裁レースの本命と目されていた。その総裁レースを契機に政界の深部に飲まれていく龍彦。愛と人間存在の意義を問う力作長編!
  • 682(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    愛と命をテーマに、緊張感溢れる筆致で綴った、珠玉小説集。

    大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで、同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ…。心のもどかしさを描く珠玉小説集。
  • 814(税込)
    著者:
    白石一文
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人は何のために生きるのか? 著者渾身のデビュー作。

    38歳の若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリートサラリーマンと、暗い過去を背負う短大生。一瞬の光を求めて生きる男と女を描く、感動の物語。

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