『大原ケイ、0~10冊(実用)』の電子書籍一覧
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セルフ・パブリッシングから4年で日本SF大賞を手にした作家、藤井太洋の実践的な創作ノウハウを知る一冊
通勤時間にiPhoneで書いたという初めての小説『Gene Mapper』から4年、藤井太洋は『オービタル・クラウド』で2015年日本SF大賞を受賞した! この間、藤井太洋はどのようにして構成力を上げ、筆力を磨いてきたのか。なぜ、iPhone、iPad、Kindle、文庫、単行本、あらゆる形態の本に文章を合わせられるようになったのか。デジタルメディアを使いこなし、セルフ・パブリッシングから商業出版へと進んだ藤井自身が作家志望者に向けて執筆ノウハウを実践的に解説する。(講演日2015年5月16日)
【目次】
第一部 電子出版、独立作家の執筆・出版手法
ご挨拶
執筆/編集
小説を書く前に ピッチ(梗概)を書いてみよう
要素を検討
視点
背景
文体
参考になる書籍
いつ書くか
続けるためのTip
小説の構成
テンプレートではない。パラダイムだ
より実践的に
ポリティカル・コレクトネス
文章力を付けるトレーニング
リーダビリティ:情報量
予感の文を効果的に
リフローで阻害されやすい文
推敲
工学的アプローチ
出版
「本」の4P Product, Price, Promotion and Place
「本」の情報
著者
ジャンルを味方に
広告
ソーシャルと「ホームページ」
プロであろうがなかろうが
第二部 藤井太洋×仲俣暁生×鷹野凌 “独立”を語る
独立作家のプロモーションではホームページが重要
確実に良くするために紙に印刷して赤字を入れよう
ハリウッド映画の三幕構成を試してみよう
好きな作家の作品を筆写してみよう
プロットを紙に書いてみよう
ジャンルを味方にしてみよう
読者が手にする形を意識して、書いてみよう
読んでほしくない人には届けない工夫をしよう
藤井さんの推敲手法を真似してみよう
海外ドラマでプロットを鍛えよう
講演者プロフィール
NPO法人日本独立作家同盟について
本冊子は、2015年5月16日に東京・渋谷で開催された日本独立作家同盟 第一回セミナー「電子出版、独立作家の執筆・出版手法」(講演 藤井太洋)をまとめたものです。
【著者】
藤井太洋
作家。1971年生まれ。2012年、電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題に。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、第35回日本SF大賞を受賞する。最新作は、個人情報の危機を描く警察小説『ビッグデータ・コネクト』 (文藝春秋)。
仲俣暁生
フリー編集者、文筆家。1964年東京生まれ。『シティロード』『ワイアード日本版』などの編集部を経て、『季刊・本とコンピュータ』に参加(03?05年は編集長)。同誌終刊後、フリーランスで書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる。09年に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメディア「マガジン航」を創刊。現在、編集発行人。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)ほか。
鷹野凌
NPO法人日本独立作家同盟理事長。フリーライター。ITmedia eBook USER、ダ・ヴィンチ・ニュース、INTERNET Watch、マガジン航などのWebメディアを中心に、著作権やセルフパブリッシング(自己出版)、電子出版、書評などの記事を数多く執筆。著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)。ブログ「見て歩く者」: http://www.wildhawkfield.com/ -
「アメリカの電子書籍“ブーム”は終了しましたので」というコラムがネットでさかんにシェアされた。出典はNY在住の出版エージェント・大原ケイ氏のブログ。現在、アメリカの電子書籍は3割定着。セルフ・パブリッシングは玉石混淆だがブームは続く。著者も読者も好きな形を選ぶことが定着したという。本書は前出コラムを元に再構成。電子書籍”ブーム”真っ只中にいる日本、舵きりのヒントがここに。【読了時間 約16分】
「アメリカの電子書籍“ブーム”は終了しましたので」というコラムがネットでさかんにシェアされた。出典元はNY在住の出版エージェント・大原ケイ氏のブログ「Books and the City」。アメリカは日本のように「出版不況」ではないし、「流行り」だから買うという人も少ない。本の価格帯も「新刊のハードカバー20ドル、Eブック10ドル、セルフ・パブリッシング数ドル」とすみ分けができている。だが、電子書籍のセルフ・パブリッシングが「出版」のハードルを下げたことも事実だ。アメリカは、著者も読者も本は「モノ」ではなくメッセージをやりとりする「ツール」だという認識がある。本書は前出のコラムと「マガジン航」の記事をベースに再構成し、緊急出版したものである。電子書籍”ブーム”真っ只中にいる日本、舵きりのヒントがここにある。【読了時間 約16分】
【目次】
アメリカの電子書籍はもう“流行り”ではない
“ブーム”は終了、3割でまず定着
セルフ・パブリシングについて
マンガはメジャーじゃない
リテール(小売り)全体の形態が大きく変わっているのであって「本屋さんがなくなる」問題ではない
YAというカテゴリーから大ヒットが生まれる土壌がある
人が本を読まなくなっている、と諦めていない
Eブックの急成長が止まったその理由は?
アメリカの電子書籍の未来を占う
セルフ・パブリッシングは、必ずしも儲かりはしないが著者の選択は広がる
マルチメディア的な本が増えれば、単価が上がり、売上増につながるかも
定額読み放題のストリーミング型読書
内容やフォーマットが更に多彩に
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