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過去の戦争時、栄養不足による兵士の脚気に悩まされた軍部は、安価で栄養があり、誰でも間違えなく調理できるレシピを研究・開発。
その集大成とも言えるのが昭和５年に発行された本書「軍隊調理法」です。

※本電子版は現代かなづかいに近く、より読みやすい再販改訂版（昭和12年発行）を原本としております。

当時、軍隊における食事は数少ない楽しみ、娯楽の側面もあり、庶民はなかなか口にできない豪華なメニューが用意されていました。

筑前煮や卯の花炒めなどの和食のみならず、カレー、カツレツ、コロッケ、ステーキ、ハンバーグ、また甘味（デザート）、行事食までを網羅。
多彩なメニューは全部で265種類。今日の献立を考える際にも役立ちます！

【豆知識】これら軍隊食で覚えたレシピを除隊した兵士が故郷に持ち帰り、前述のメニューを全国に広めるきっかけにもなったとも言われています。

■目次
第一章　調理一般の心得
　第一　基本調理
　第二　特殊調理
第二章　調理法
　第一　主食
　第二　汁物
　第三　煮物
　第四　燒物
　第五　揚物
　第六　和物
　第七　漬物
　第八　嘗め物（パン副食）
　第九　甘味品（加給品）
　第十　特別食
　　其の一　携行食（辨當）
　　其の二　流動食
　　其の三　軟食
　第十一　食品の簡易製法
附録　 乾燥野菜及特殊調味品使用法

※本書は国会図書館デジタルコレクションがインターネットで公開しているデジタルデータを元に制作しました。原著となる「軍隊調理法」は「糧友会」から昭和５年に発行されました（昭和12年再版改訂）。同作品は著作権保護期間を満了したパブリックドメインです。内容には一切手を加えておりません。一部読みにくいところや、現代では自粛すべき表現、一般に通用しにくい言い回しなども含まれております。ご了承ください。

※本書はすべて画像で構成されております。

本文モノクロ：448ページ