『文春e-Books、京極夏彦(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。
ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。
「居るかい」
藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。
祖父の死骸のそばで「私が殺した」と繰り返す孫娘(「馬癇」)、急に妻に近づかなくなり、日に日に衰えていく左官職人(「気癪」)、高級料亭で酒宴を催したあと死んだ四人の男(「脾臓虫」)、子を産めなくなる鍼を打たねば死ぬと言われた武家の娘(「鬼胎」)……
「虫のせいですね」
棠庵の「診断」で事態は動き出す。
「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取る連作奇譚集。 -
日本各地に言い伝えられる「妖怪」から江戸・明治期の絵師・河鍋暁斎、
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるまで令和版「妖怪談義」。
「水木しげる作品」がウケ続けているわけは?
柳田國男が『遠野物語』で描いた「河童」「山人」…
「幽霊」「妖怪」「おばけ」の怖さ
「私は京極だが、京極は私でない」のはなぜか?
目次
はじめに
第一談 世界の半分は書物の中にある
第二談 水木“妖怪”は何でできているか
第三談 水木漫画と日本の“妖怪”文化
第四談 「怪しい」「妖しい」「あやしい」話
第五談 柳田國男と『遠野物語』の話
第六談 河鍋暁斎はやはり画鬼である
第七談 幽霊は怖いのだろうか?
第八談 「ことば」と「おばけ」との関係
第九談 日本語と“妖怪”のおはなし
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