『伊藤比呂美(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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ドイツの大学に招聘され研究プログラムに参加することになった詩人。ヨーロッパを駆け巡りながら、鷗外との邂逅を綴る。 -
母と父、そして夫を見送った。森羅万象の「生き死に」を見つめるが、ショローの女のぼんのうはつきない。暮らしのもろもろ極上エッセイ、そして20年とりくんできた、柔らかくて強靭な口ずさみたいお経の数々。
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※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。
土嵐の吹きすさぶ荒野で少女は育った。
1934年、アメリカ中西部。13歳の少女、ビリー・ジョーの両親は、水不足に悩む土地で小麦の農場を営んでいる。この地域では、環境破壊によってたびたび強烈な土嵐が襲い、農作物は損なわれ、家にも学校にも土ぼこりが舞いおこる。そんなとき、ビリー・ジョーは大好きなピアノを弾く。激しいリズムでピアノに向かっていれば、土ぼこりのことなんか忘れられるから。ところが、突然の悲しい事故が一家を襲う。キッチンで起きた火事。母が、まだ産まれぬ弟が、そしてビリーも……。大切なものを喪って、父も、ビリーも、心が荒れていく。この土ぼこりの土地に、いつまで暮らすというのだ。ビリーは一人、西へと向かう汽車に乗ろうと、真夜中の停車場へと向かう。
「散文詩」として描かれた、苛酷な環境で育つ少女の物語。装飾なく叩きつけるように書かれた切実な文体は強い感動を生み、多くの賞を獲得した。詩人・伊藤比呂美の名訳がよみがえる!
※この作品は一部カラーが含まれます。 -
<特集>
今ひとたびの京都 秘められた魅力
コロナ禍に見舞われた3年近い月日を経て、千年の都が、新たな魅力を放とうとしている。待ちに待った鎮静化を機に、京都に生まれた作家たちに、心に残る土地の記憶をつづってもらった。錦繍の秋、あの懐かしい都へと、今ひとたびの旅に出てみよう。
<目次>
高麗美術館――鄭詔文さんのこと 黒川創
京都 美の脇役たち 柏井壽
京都を外から眺めてみると 綿矢りさインタビュー 綿矢りさ
特集とりとめな記 特集編集班
SNS(喧騒)から少し離れて 上田岳弘
Looking for 鷗外⑥ 伊藤比呂美
楸邨山脈の巨人たち㉑ 北大路翼
Q&A 今月の猫じゃらし⑥ 加藤由子
アマネク ハイク⑨ 神野紗希
気まぐれ編集後記 Web新小説編集部 -
カリフォルニアで夫を看取り、二十数年ぶりに日本へ愛犬と帰国。“老婆の浦島”は、週の四日は熊本で犬と河原を歩き、植物を愛でる。残りは早稲田大学で、魚類の卵のように大勢の若者と対話する。移動の日々で財布を忘れ、メガネをなくし、鍵をなくし、犬もなくしかけた……思えば家族を、あらゆるものを失って、ここに辿り着いたのだった。過ぎ去りし日を噛みしめ、果てなき漂泊人生を綴る。(解説・ブレイディみかこ)
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<特集>
文学発信せよ、SNS!
文学が手のひらの中にあると言ったのは誰だったか。そうだ、今や文学は持ち歩けるのだ。
そこで、今月はSNSを駆使している方々にその体験、また文学との関係をお書きいただいた。
<目次>
SNSは物語にしやすい 武田砂鉄
SNSも本棚 山崎ナオコーラ
縦と横と紙と電子 和合亮一
特集とりとめな記 特集編集班
Looking for 鷗外⑤ 伊藤比呂美
藤沢周・連作小説館⑨ 鷺 藤沢周
アマネク ハイク⑧ 神野紗希
Q&A 今月の猫じゃらし⑤ 加藤由子
楸邨山脈の巨人たち⑳ 北大路翼
気まぐれ編集後記 Web新小説編集部 -
思春期の「あのふきげん」とどう向き合うか。
家庭に1冊、備えて安心、悩める母の奮戦記。
子どもがつまずき、傷ついたとき、ベッド手ただただ、話を聞くこと。
体の変化を受け止めること。子どもを、そして自分自身を肯定すること。
いつかはきっと、笑顔になれる。
過激でまっとうな比呂美さんの子育て!
新収録を加えエッセイ増量。長女カノコからの一文も。
パワーアップして名著復刊。
〈読者の声続々!〉
「こんな母であってほしいと願ったし、こんな母でありたいと今は思います」
「いきなり海外で学校生活。姉妹と母親のしんどさがひしひしと伝わる」
「産む前に読んで、育てたあとに読んだら、別の本みたいで二度美味しい!」 -
<特集>
大丈夫、猫がいる Vol.2
3月1日号で特集した「大丈夫、猫がいる」には多くの反響がありました。
新型コロナウィルス感染症の蔓延やロシアのウクライナ侵攻など、さまざまな困難と向き合う私たち。そのそばに、猫という存在はいつも静かに寄り添っているのです。
背をなでる指先から伝わる温もり。
遠くから自分を呼ぶ鳴き声。
出会いのエピソードと、せつない別れ。
猫との暮らしはそれぞれに、日々をかたちづくっています。
今回も、猫とゆかりの深い方たちに、とっておきのエピソードを綴っていただきました。
まだまだ先の見えない毎日が続きます。
でも大丈夫。
私たちのかたわらには、やっぱり猫がいるのです。
<目次>
山頭火と猫 町田康
やっぱり猫がいないと… 大高郁子
庭のサンちゃん 浅生ハルミン
特集とりとめな記 特集編集班
Looking for 鷗外④ 伊藤比呂美
猛獣ども⑬(最終回) 井上荒野
アマネク ハイク⑦ 神野紗希
Q&A 今月の猫じゃらし④ 加藤由子
楸邨山脈の巨人たち⑲ 北大路翼
気まぐれ編集後記 Web新小説編集部 -
<特集>
戦争が言葉を奪う─作家は何ができるのか
戦争が始まるとくり広げられるプロパガンダ。
ウクライナの例をあげるまでもなく、情報戦争の側面が大きな現代では言葉がのみ込まれて、真実は藪の中に葬られます。
編集部では戦争状態における言葉の意味を考えるために、この特集を組むことにしました。
新鮮な感性を持つ書き手にこれまでにない視点でご寄稿いただきました。
<目次>
戦争の対義語は 上田岳弘
作家の自己プロパガンダ 一ノ瀬俊也
戦時統制と荷風の不機嫌 宮川匡司
山折哲雄ロングインタビュー(後編)「日本列島には生き残りの知恵があった」 宮川匡司
特集とりとめな記 特集編集班
Looking for 鷗外③ 伊藤比呂美
藤沢周・連作小説館⑧ 帰途 藤沢周
猛獣ども⑫ 井上荒野
アマネク ハイク⑥ 神野紗希
Q&A 今月の猫じゃらし③ 加藤由子
楸邨山脈の巨人たち⑱ 北大路翼
気まぐれ編集後記 Web新小説編集部 -
<特集>
今、死生観を問う
新型コロナウイルスの不安を乗り越えたと思った矢先のロシアの軍事侵攻。伝わってくるのは悲惨なウクライナ情勢です。
それゆえ今こそ、いのちの重さを考える時。問われているのは死生観ではないでしょうか。
<目次>
山折哲雄ロングインタビュー(前編)『「老病死」から死の規制緩和を思う』 宮川匡司
それについて書けない 古川日出男
精神的な成熟そして進化と深化の融合 梨木香歩
特集とりとめな記 特集編集班
町田康の読み解き山頭火⑪(最終回) 町田康
Looking for 鷗外② 伊藤比呂美
猛獣ども⑪ 井上荒野
Q&A 今月の猫じゃらし② 加藤由子
兼好のつれづれ絵草紙⑱(最終回) 三遊亭兼好
漱石クロニクル ―絵で読む夏目漱石の生涯―⑱(最終回) 大高郁子
楸邨山脈の巨人たち⑰ 北大路翼
気まぐれ編集後記 Web新小説編集部 -
浮気、恋愛、DV、セックスレス、舅姑&嫁婿問題、介護、パワハラ上司……などなど、生きている限りつきまとうさまざまな悩み事。著者が回答者を務める「人生相談」に寄せられた中から、お悩み解消への示唆に富んだ問答を選りすぐる。相談者に寄り添い、ときには突き放し、しかしあくまで温かい著者の回答は、悩める人の心に明かりをともす。
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<特集>
この作家を読もう──新刊を撃て!
一番敏感に時代の空気を察知するのは作家と言われます。研ぎ澄まされたアンテナで変化を感じ取ります。今月の特集は時代のトップランナーと言われる方々の作品を鏡にして、荒れたさびしい時代の混迷を解き明かそうという試みです。
<目次>
高橋源一郎ロングインタビュー『これは、アレだな』 宮川匡司
川上未映子『春のこわいもの』を読む 眠以子
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』を読む 宮川匡司
逢坂冬馬氏インタビュー 宮川匡司
Looking for 鷗外 伊藤比呂美
藤沢周・連作小説館⑦ 言問 藤沢周
猛獣ども 井上荒野
町田康の読み解き山頭火 町田康
アマネク ハイク 神野紗希
兼好のつれづれ絵草紙 三遊亭兼好
漱石クロニクル ―絵で読む夏目漱石の生涯― 大高郁子
楸邨山脈の巨人たち 北大路翼
Dr.よねやまの芸脳生活 芸術家の生き様を医学で考える 米山公啓
江戸の愛猫 宮川匡司
Q&A 今月の猫じゃらし 加藤由子
気まぐれ編集後記 万年editor -
鴎外を読む、鴎外を生きる
前夫と別れて熊本から渡米し、イギリス人の夫を看取るまでを鴎外の文学と重ね合わせるように書く。詩人が鴎外作品に入り込む新境地。
20代の頃、熊本の切腹マニアを訪れた「わたし」。前夫と暮らした熊本から渡米し、ユダヤ系イギリス人の夫を看取るまでの20年を、「阿部一族」や「ぢいさんばあさん」に重ねる時、言葉が動き出す。生きる死ぬるの仏教の世界に身を浸し、生を曝してきた詩人が鴎外を道連れに編む、無常の世を生きるための文学。解説・姜信子
目次
切腹考
鴎外先生とわたし
どの坂もお城に向かう
先生たちが声を放る
弥五右衛門
マーマイトの小瓶
普請中
ばあさんとぢいさん
ヰタ・リテラーリス
山は遠うございます
隣のスモトさん
阿部茶事談(抄)
ダフォディル
地震
(森倫太郎として死)
解説 風速50米の哀しみ 姜信子
※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。
夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。
もんもんと考え、るると書く。
カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。
料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。
山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。
ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、
そして……日本に帰ろう。
「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――
女のための戦記『閉経記』から五年。
書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。 -
政変、災害、戦争、盛者必衰――動乱の中世日本に生まれた新しい物語たち。人間の荒々しさ、滑稽さ、生きる無常さを説いた古典作品を、作家たちはどう読み訳したか?人気シリーズ第4弾。
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「こんな寂聴さん、見たことない!」話題の美人秘書・瀬尾まなほさんも仰天の対談。伊藤比呂美「寂聴先生、いったい私はどんなふうに死ねばいいんでしょう?」 瀬戸内寂聴「そんなこと言ったって、知らないわよ。私だって死んだことないんだから」 冗談のような会話から始まる対論は、あちらこちらに話題をシフトしながら、どんどんディープな方向に。 天下の瀬戸内寂聴に、詩人・伊藤比呂美がずんずん斬り込む! セックス、鬱、子ども、老い、死……どんな難問・奇問にもずばり回答します!
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水俣病をはじめ多くの死を見つめてきた作家は、どのように死をとらえどう生きるのか、日本を代表する詩人が率直に問いかけた魂の対話、増補版。石牟礼文学の入門書としても。
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※特別試し読み版では、町田康訳『宇治拾遺物語』より、「こぶとり爺さん」として知られる「奇怪な鬼に瘤を除去される」を丸ごとお楽しみいただけます。
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話題の古典新訳を手掛けた作家たちは作品について、どう捉え、どう訳したのか。古事記から百人一首まで、第一線の作家たちが作品の魅力や訳の工夫などを語った、大好評の古典講義。
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写経中に欲情する男、蛇にレイプされる女、天女像に射精する修行僧……独自の言語感覚でエロスを詩的に表現する詩人であり小説家でもある著者が、難解で知られる日本最古の仏教説話集『日本霊異記』を下敷きにして現代の物語を創造した。黎明期の仏教が教える人間の「性と生と死」を高度な作品世界に蘇らせ、大きな反響を呼んだ連作短編集の文庫化。
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死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の孤独。苦しみにみちた日々の生活から、向かい合うお経。般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃??詩人の技を尽くしていきいきとわかりやすく柔らかい現代語に訳していく。単行本ロングセラー、待望の文庫化。
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拒食・過食はくりかえす!?食べ物に悩む若者たちへのインタビュー+詩人と精神科医の対話-本人と親と医師の三つの視点で、次へのステップを示す。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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寝たきりの母を持つ詩人は、死とはどういうものか知りたかった。他の人にあけすけに聞けない、「でも石牟礼さんなら」。これまで多くの苦しみと死を見つめてきた作家は、切実なことをぐさりと言われたような気がした。こうして十二月の穏やかな日、二人は語りはじめた。老いと病、介護・看護、家族の死、さらには『梁塵秘抄』。そして「いつかは浄土へ」という祈りに至る安らぎの対話。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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故郷をおん出て何十年、他国に流離で十何年、親も夫も子も危機で、死と老いと病とが降りかかる。それでも生き抜く伊藤しろみ。この苦が、あの苦が、すべて抜けていきますように。本書は詩であり、語り物であり、また、すべての苦労する女たちへの道しるべである。(講談社文庫)
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あ、気持ちいい。あ、かわいい。育児に疲れた母親を癒すのは、子どもたちのやわらかい身体。かつての自分の奮闘を、3人の子を育てた25年後の比呂美さんが見つめる「完全版」エッセイシリーズ第2弾。
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