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『陳舜臣(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全90件

  • 直木賞作品を含むミステリアスな短篇集。

     辛亥革命後の中国で、ある宦官に清朝時代の宝物・青玉獅子香炉の贋作をつくってほしいと依頼された李同源は、名人の弟子というプライドを胸に、本物に勝るとも劣らない見事な品を彫り上げる。
     真作として紫禁城内に収められた李同源の獅子香炉は、その後、国共内戦が激化したため、安全な場所に移送することに。獅子香炉にただならぬ愛着があった李同源も随行するが、宝物が入っているはずの箱を開けてみると……。
     直木賞を受賞した「青玉獅子香炉」のほか、ラワン材のバイヤー・王究が日本に送ってきた恐ろしい材木を描く「年輪のない木」、アフガニスタンへ仏跡巡礼の旅に出ていた日本人高校教師が、現地で殺人事件に巻き込まれる「カーブルへの道」など、全5篇を収録。
  • 太平天国の興亡を描く傑作大河小説。15年にわたり清朝を震撼させた争乱の発端ーーアヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて広西省金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。
    『太平天国(一)』『太平天国(二)』『太平天国(三)』『太平天国(四)』シリーズ4冊合本版
  • 中国・明からの使節を迎え沸き立つ17世紀初頭の沖縄・琉球王国。だが、この国の平和は幕府を後ろ盾にした薩摩によって侵されつつあった。侵攻に膝を屈するか? 独立をかけて抵抗するか? そして宗主国・明は助けてくれるのか? 生き残りを賭けて琉球の闘いが始まる。
    『レジェンド歴史時代小説 琉球の風(上)』『レジェンド歴史時代小説 琉球の風(下)』上下巻合本版
  • 1,210(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    明朝末期のマカオ、美丈夫の野心家・鄭芝竜と、豊臣の遺臣・安福虎之助との運命の出会い。風雲児の生涯を描く壮大なロマンーー東に虎視眈々と機を窺う満洲族、西に流賊・李自成軍が迫る明朝末期、中国南部の港町・マカオで、二人の男が運命の出会いをした。美丈夫の野心家、生れながらの統領の器、鄭芝竜と、大坂落城時、脱出して蘇州の大商人の用心棒となった長身の浪人、安福虎之助である。壮絶な乱世に、南海制覇の野望に燃える男と、夢と生き甲斐を大陸に求めた男の人生の軌跡を描く、歴史長編。
    『風よ雲よ(上)』『風よ雲よ(下)』上下巻合本版
  • 「西遊記」の世界をもっと語りたくなる名著! 快訳&紀行の名コラボーー東勝神州傲来国花果山の石から生まれた孫悟空は、天の玉帝をも恐れぬ暴れ猿。東海竜王からまきあげた如意棒を振り回し、妖怪退治。猪八戒、沙悟浄を連れた三蔵法師と西へ……。中国四大奇書の一つ『西遊記』。三蔵法師のモデル玄奘の足取りを辿った著者自身の西域紀行とのコラボレイトも愉しい好著! 
    『新装版 新西遊記(上)』『新装版 新西遊記(下)』上下巻合本版
  • 歴史の要点は、政権(王朝)の興亡にある。どのような人物が王朝をたて、どう政治をしたか。有徳と暴虐の交替、文化の差が政権を変える有様を、明快平易に語る史書。三皇五帝の神話時代から、祭政一致の神意国家、地方分権の封建制社会、秦の始皇帝による天下統一。再びの動乱、隋による再統一まで。
    『中国五千年(上)』『中国五千年(下)』上下巻合本版
  • 中国の歴史は奥深い。三皇五帝の時代から夏・殷へ、そして孔子や老子など諸子百家が輩出した群雄割拠の春秋戦国時代へ、数多の英雄が登場し、やがて消え去る。――覇権を争い、権謀術数の渦巻く滔々たる時の流れを、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国五千年の歴史シリーズ。
    『中国の歴史(一)』『中国の歴史(二)』『中国の歴史(三)』『中国の歴史(四)』『中国の歴史(五)』『中国の歴史(六)』『中国の歴史(七)』全7冊合本版
  • 清朝末期。大英帝国の新興資本は、市場を求め中国進出を企てていた。彼らが流入させた阿片の暴利を貪る特権商人、官僚達の中に、国を憂う清廉潔白な実力官吏・林則徐と豪商・連維材がいた。明治維新を始めとした近代アジア史に強烈な衝撃を与えた事件を活写する陳文学の最高峰!
    『新装版 阿片戦争(一)』『新装版 阿片戦争(二)』『新装版 阿片戦争(三)』『新装版 阿片戦争(四)』4冊合本版
  • 列強の蚕食に苦しむ清国では、甲午の役(日清戦争)の敗戦で不満が爆発。保皇派の康有為は公車上書を著し、立憲君主制を提唱する。義和団事変で8ヵ国連合軍が紫禁城に乱入し、権勢を誇った西太后も光緒帝(こうしょてい)と西安に逃れた。王朝打倒を目指す孫文ら若き革命家たちは集結を始める。
    『中国の歴史シリーズ 近・現代篇(一)』『中国の歴史シリーズ 近・現代篇(二)』 全2冊合本版
  • 2,145(税込)
    著・その他:
    陳舜臣
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    戦争前夜の日本と中国、荒波を生きる青年! 25歳の華僑青年・温世航は、関東大震災で被災。失踪した仲間を追う。巨匠が描く日中近代史ーー華僑貿易商の一族として、上海に生まれ日本で育った温世航(おん・せいこう)。25歳の時、関東大震災に遭う。未曾有の天災に、緊張状態にあった日中関係も良好になるかと思われた。だが朝鮮人虐殺の報は、両国関係に再び暗い影を落とす。仲間の青年の失踪事件を追って、世航は旅立つ。日中十五年戦争前夜を描く大河小説! 
    『山河在り(上)』『山河在り(中)』『山河在り(下)』全3冊合本版
  • 夏に先だつ幾千年、中国中原に君臨した神々。時代は下り、やがて殷へ。暴君紂王を倒して次なる世界を開いたのは、周だった。その周も大動乱をへて、秦に統一される。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。
    『小説十八史略(一)』『小説十八史略(二)』『小説十八史略(三)』『小説十八史略(四)』『小説十八史略(五)』『小説十八史略(六)』全6冊合本版
  • 1,034(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    アヘン戦争による経済破綻、西欧列強の進出、日清戦争の敗北。内外の憂患に潰され清は、亡国のときを迎えた。孫文につづく革命家たちは、自主・独立の旗を掲げ、民族の力を結集、中華躍進の基礎を築く。――波乱の歴史を豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国5千年の歴史シリーズ。<全7巻・完結>
  • 安禄山、史思明の乱による唐の疲弊は、はなはだしかった。一応の命脈は保っていたが、黄巣の乱を経て、ついに梁にかわられる。中国大陸は、ふたたび覇権争いの修羅場と化し、北宋・南宋の約2世紀半の春秋を送った。やがて、平原のかなたに湧き起こる旋風、モンゴルが荒々しく雄々しく台頭の兆しをみせる。<全6巻>
  • 隋の煬帝とは従兄弟、北朝の名門・季淵が挙兵し、次男・季世民の活躍で、無血の政権獲得に成功。唐王朝が、うぶ声をあげた。女帝・武則天の周をはさんで、絢爛たる時代が花ひらく。玄宗皇帝の宮廷に、楊貴妃の笑声が、乱舞する美女群の嬌声が、弦歌の音色とともにこだまする――中国史の醍醐味の極みを描く。<全6巻>
  • 1,100(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    13世紀、モンゴルは急速に力をつけ、中原の地に、若々しく荒々しい新鮮な血潮を輸血した。大元帝国の誕生。チンギス汗からフビライへと続くその大勢力は、世界征覇をめざして猪突の猛進をする。――波乱の歴史を、豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国5千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 1,012(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    洪武・永楽と栄えた明も、やがて北虜南倭の禍、宦官の跋扈、党争の表面化などにより、滅びの時を迎える。後を襲ったのは、清。康煕・乾隆の黄金時代を現出するが、栄華の隙をついて、アヘン禍が衰運を呼ぶ。――波乱の歴史を豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国5千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 三国志時代、それは中国史上でもっとも波乱に富み、もっとも興味深い時代である。後漢の無法政治の闇のかなたから、ヒーローの時代の光が差す。諸葛亮孔明と劉備の親交、曹操の権謀、孫権の術数など、人々は躍動し、蠢動する。そして、次なる隋の大統一達成まで、時の流れは瞬時のよどみもない。<全6巻>
  • 夏に先だつ幾千年、中国中原に君臨した神々。時代は下り、やがて殷へ。暴君紂王を倒して次なる世界を開いたのは、周だった。その周も大動乱をへて、秦に統一される。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。<全6巻>
  • 始皇帝死後、陳勝、呉広の乱に端を発し、中国大陸はふたたび戦乱の渦にまきこまれた。項羽、劉邦の相次ぐ挙兵。大秦帝国は、もろくも滅んだ。そして劉邦と項羽の争いは、劉邦に凱歌があがる。漢の誕生である。文帝、景帝につづいて即位した武帝は、漢に黄金時代をもたらす。時代を動かす英雄たちの足跡。<全6巻>
  • 名君・武帝を得て、空前の黄金期を迎えた前漢にも、やがて衰退の風が吹き始める。西暦8年、帝位を簒奪した王莽は、新を樹てた。しかし、その政権はあまりにもあっけなく滅ぶ。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩した梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。<全6巻>
  • 1,100(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    王莽によって簒奪された王朝を回復した後漢も、やがて衰え、中国史のなかで最もよく知られ、最も躍動する三国志の時代を迎える。多くの英雄が輩出し、のびのびと、しかし激烈に、時代の波を押し渡る。波乱の歴史を、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る、中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 1,056(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    群雄割拠の時代を経て、中国に大統一時代が訪れる。戦国七雄の確執の後、力強いうぶ声をあげたのは秦だった。だが大政権の誕生は、政権内部そのものにさまざまな矛盾を生み、秦の天下も束の間に滅ぶ。覇権はやがて漢(前漢)へと移る。――滔々たる時の流れの妙を平易に語>る中国五千年の歴史シリーズ。<全七巻>
  • 乱歩賞受賞作と初期の傑作長編推理――乱歩賞受賞の処女長編でありながら、中国人名探偵・陶展文の活躍を、清新かつ簡潔で乾いた文体、独得のユーモア、優しく成熟した人間認識で描き、大人(たいじん)の風格を漂わせる『枯草の根』。余命いくばくもない異母兄の依頼で始めた父親の汚名晴らしに、産業スパイやドンデン返しを織りまぜて、完全犯罪を明らかにする、爽やかな『炎に絵を』。人間と人間の織りなす綾で読者を魅了する長編傑作推理2編。
  • 1,078(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本から遣隋使を迎えた隋の時代を経て、花開く唐時代へと時は流れる。長安に優雅な宮廷の楽がひびき、宮女の脂粉香がたちこめる。しかし盛衰は世の常、唐もまた兵乱の末、次なる宋へ……。激しい政争、権力争奪劇……滔々たる歴史の流れを、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 1,056(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    中国の歴史は奥深い。三皇五帝の時代から夏・殷へ、そして孔子や老子など諸子百家が輩出した群雄割拠の春秋戦国時代へ、数多の英雄が登場し、やがて消え去る。――覇権を争い、権謀術数の渦巻く滔々たる時の流れを、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    北京原人化石、殷墟発見など地中の夢を探る――北京原人、50万年前のヒト。第二次大戦時、その「遺骨」はどこへ消えたのか? ついに実在が証明された殷王朝、ではその前の夏王朝は? 20世紀に入り、中国では次々と新しい遺跡が発見され、発掘された。奴隷王朝の実態、青銅時代の流転、さまざまな墓陵の謎……。地中からの歴史の響きを詳細にさぐる。
  • 859(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本人にも親しまれている中国詩の巨星たち。最初の詩人・屈原から、中国革命の星・魯迅まで、明快に面白く描く詩人伝の決定版。熱気と自省、真情溢れる詩魂を語る――中国最初の詩人・屈原(くつげん)から、中国革命の星・魯迅(ろじん)まで、日本でも親しまれている中国詩の巨星たちの、詩と人生を語る名著。深い考察を、平明に面白く伝える著者の筆から、鮮やかに立ち現れる詩人たちの姿と心。激動の中国史に燦然と輝く詩魂が、現代の日本人の胸にひびく、詩人伝の決定版。李庚(りこう)が描く肖像画入り。
  • 埋もれた歴史の謎を追い、中国での発掘調査の成果を報告。地下の世界の物語。地中に眠る真実! 最新中国史事情! ――埋もれた歴史の謎。……地下は人間の営みをのみこんだ宝庫である。最近の中国の考古学の発展は、めざましい。馬王堆の生けるがごとき夫人の遺体の発見、「孫子はふたりいた!」と明らかになった新事実、仏教伝来前後の事情などなど、次々と行われる発掘調査によって解明される、最新中国史事情。地下の世界の物語!
  • 「やきもの」のもつふしぎな魅力。その魅力の謎をとく、陶磁の街そぞろ歩き。陶磁のふるさとに歴史の水脈を探る――中国の「やきもの」の歴史は古い。なかでも景徳鎮は、1000年も前から現在に至るまで、連綿と陶磁の製作生産をつづけている。芸術品から生活品まで、盛衰を経ながらも脈打ちつづけるその伝統と技術の跡を追って、歴史の水脈をさぐり、人々の美意識を、生活の変様を探索する。「やきもの」の街=景徳鎮そぞろ歩き。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    理想の「国」づくりを破綻させた、人間の心の闇を描く傑作歴史長編、完結。激しい内紛で一場の夢と消えた「国」――太平天国上層部の腐敗は進み、激しい内紛の末、東王、北王が粛正され、精強を誇った大軍も弱体化した。新興貿易港・上海に生じた英仏連合軍を抱えた政府軍は、猛反撃に転じ、天王・洪秀全は死を選んで、天京は陥落した。理想を掲げながら、権力への野望に滅んだ、太平天国の光芒を描く、傑作歴史長編、完結。<全4巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    中国史の英雄に出会う旅。史記、三国志、唐詩、西遊記、水滸伝に登場する魅力的な人物とその舞台を語る好著。中国史上の雄大な人間ドラマを活写――史家や軍略家が主命を奉じた苦難の旅、皇帝の大旅行、飢えと非礼の中の亡命者の旅、刺客の悲壮な旅、詩人たちの異郷の旅……。中国史上の英雄たちの旅の現場を辿り、雄大な歴史と風土を目のあたりにする好著。天下を争う人々の興亡を俯瞰し、人間の悲劇に対する深い洞察を読む、興趣尽きない歴史エッセイ集。史実の重みと自由な空想の醍醐味を味わう!
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    清代の中国に興亡した太平天国とは何か? ――北上して天下の中心に出る方針の太平軍は、沿道で兵員を吸収しながら移動を続け、政府軍の大包囲を見事に突破した。将兵の家族も同行する10万人の大軍は、永安、桂林と快進撃するが、蓑衣渡の戦いで思わぬ大敗を喫し、洪秀全の片腕、南王・馮雲山を失う。更に、長沙城の攻防で西王・蕭朝貴が倒れて……。<全4巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    衰退する清朝の根幹を揺さぶった太平天国。天下平定を目前に、平等を唱えつつ激化する上層部の腐敗と権力抗争! 南京を陥落させ、長駆北京へ進撃! ――長沙城を諦めた太平軍は北に進み、北京に賭けて政府軍の抵抗を排して湖北省・益陽城を落し、岳州も占領して大水軍を持った。50万の船団は、長江を埋め、遂に南京を陥落させて国都・天京と改めた。しかし、平等を唱える太平天国の上部に、微妙な力の対立が生じ、天下平定を前に、内外の緊張は頂点に達しようとしていた。<全4>巻)
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    太平天国の興亡を描く傑作大河小説。15年にわたり清朝を震撼させた争乱の発端――アヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて広西省金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。<全4巻>
  • ある男の失踪。その軌跡の果てに浮かぶ謎は!? ――「文化教室」を営む浦上隆志を訪れた初対面の女性・杉坂房子は、こともあろうに、失踪した夫を探してくれと、隆志に頼む。その夫・伊庭潤は、1年前、水墨画教室に在籍したのだという。隆志の奇妙な失踪人探しが始った……。いつかおちいる房子との恋。その語らいの中に浮びあがる隆志の生いたち。滋味溢れる推理長編。<上下巻>
  • 寄せては返す歴史の波。営々とはてしのない悠久の流れ。古今東西人類万歳! 生ある地球を語り救う思想と人物! ――古今東西、人類は果てしない歴史の営みを継続してきた。秦の始皇帝陵のおびただしい兵馬俑、草原に展開する遊牧と定住のドラマ……。文明の波は全世界に寄せては返し、人間存在の重みを証明している。過去・現代・未来への流動と息づきを、地球規模で展望し、人の英知と歴史の知恵を模索する名エッセイ。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    神戸異人館で青春を過した女性が語る恋の思い出、奇妙な殺人劇……。情趣あふれる連作推理――柊の樹に包まれ、神戸でも異彩を放つ「とんがり屋敷」は、イギリス系船会社の宿舎だった。そこに17歳で勤め、多くの外人たちと共に青春の充実したときを過した日本女性。彼女が語る古き良き昔の恋や奇妙な殺人劇、それは時代、人種をこえた愛憎ドラマとして清新に今よみがえる。異色の構成による、連作推理小説
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    長安の春秋、唐代の人間模様。夢結ぶ花の都、ローマと並ぶ最大の都の全容。華やぐ長安。さんざめく最大の都! ――長安には、春がふさわしい。漢の時代から、長安は、はなやいだみやこであった。そして唐代には、ローマと並ぶ最大の都だった……。日本にも馴染の深い白居易、李白、杜甫、王維らの詩眼を通して、いにしえの夢のみやこの全容を浮きぼりにする。「西域巡礼」「三蔵法師の道」を併録し、シルクロード、天竺への道をも紹介。
  • 失踪人捜しから浮かびあがる日中戦争の裏面史――失踪した夫探しは、浦上隆志を、はからずも日中戦争の裏面史へ引きずりこんだ……。民族抑圧に抗した明末清初の画家・八大山人への敬慕。中国の故事「銜石」に託して描く、日中戦争下の知日派中国人の苦悩。しだいに明らかとなり、上海に見えかくれする主人公半生の謎。悠々たる筆致でつづる物語は意外な展開に! <上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    海岸通りでひときわ目立つ三色の建物は、海産物問屋の同順泰公司である。ここの3階にある干し場で、コックの杜自忠が殺された。出入口2ヵ所には家人がいたのに、全然気付かぬという。杜の人生は苦難に満ちていた。公司の主人の親友である陶展文の鋭い推理と調査が始まる。神戸を舞台にしてのびやかに描く長篇推理。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    夏の夜の神戸を彩る生田神社の花火。それを、異人館のボウ・ルーム(弓の部屋)から眺める男女の間で、突如、殺人が……。被害者は、メイド・光子の夫の山中。彼は、電灯を消した一瞬にすり替えられたコップを口にして、毒殺された。捜査の進展につれ、居合わせた人々の過去が、次々にあばかれて……。神戸情緒あふれる、本格ミステリ。
  • 歴史の要点は、政権(王朝)の興亡にある。どのような人物が王朝をたて、どう政治をしたか。有徳と暴虐の交替、文化の差が政権を変える有様を、明快平易に語る史書。三皇五帝の神話時代から、祭政一致の神意国家、地方分権の封建制社会、秦の始皇帝による天下統一。再びの動乱、隋による再統一まで。<上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    大らかなロマンを秘める敦煌千仏洞。その偉容を訪ね中国史の奥行きを探る。中国西域の歴史。大佛次郎賞受賞作――シルクロードの途上にあるまち、敦煌。かつて、天竺にむかって三蔵法師玄奘や法顕がたどり、ラクダの隊商が往来した西域のまち、敦煌。大らかなロマンと悠久の歴史を秘めて息づく莫高窟。念願かない、その地を訪れることのできた著者が、胸を燃やしその胸の炎の輝きを情熱こめて綴る旅行記。第3回大佛次郎賞受賞作。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    いまや大頭目にのし上った鄭芝竜は天下をも望み、虎之助は豊臣の遺宝の謎を追うが……。治乱興亡の中国史を彩る男の夢と野望! ――顔思斉の後継者として、半盗半商の大頭目にのし上った鄭芝竜は、天下をも望む勢威を振い、日本女性との子、後の国姓爺・鄭成功も、たくましく成長。南海を制覇し、福建に勢威を振っていた。一方、虎之助は、豊臣の遺宝を追って、日中の海上を転々とする。腐敗と堕落で危機に瀕する明朝は、流賊と満洲族の襲撃で、ついに倒壊した……。波乱興亡の中国史に光る、男のロマンを描く傑作長編。<上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本への留学を終えて帰国した童承庭は、政商・永源昌の店で働きながら、反体制運動のレポ役も果していた。が突如、妻が何者かに拉致された……。陰謀錯綜の歴史の裏を暴く長編ミステリ――妻が拉致された。その報をもたらした男が示す紙片には、「とらわれたが拷問には屈しない」とある。確かに妻の筆蹟だ。反体制運動のレポ役・童承庭は、ふるえた。誰が何のために仕組んだ罠なのか? 清朝が倒れ、孫文らの革命勢力が勃興する中国、多様な主義思想の錯綜する歴史のヒダに、推理のメスを鋭く入れる長編。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    青花とは染付の中国名。美しい焼き物に秘められた人間の愛と宿命、日中の歴史の謎。時空を超えて展開する雄大なロマン、アジアの大戦史を舞台に展開する恋愛長編――不思議な物語は、イスタンブールのトプカピ・サライ博物館から始まった。10年間の結婚生活の後、商社員の夫がロンドンで急死した奈美。ハネムーンの地で中国陶磁器の前にたたずむ奈美に、端正な中年の紳士が話しかけてきたのである。夫の急死から立ち直ろうと、実家に伝わる青花(染付)の謎を追う奈美に、その男・林輝南は、清朝末期の青花にまつわる愛の秘話を教え、二人は調査を進めてゆく。<上下巻>
  • 785(税込)
    著・その他:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    二つの国のはざまで青年は運命を生きぬく。上海で生まれ日本で育つ。沸騰する抗日論の中で、世航の運命は? 感動の大河小説完結編――南北統一を果たした中国は、悲願である東三省(満州)を加えた大統一を目指していた。武力進出を企てる日本への憎悪は、全土で燃え上がる。仲間の警告で世航は、テロの巻き添えこそ免れたが、日本で育った華僑として、一ジャーナリストとして、想いは千々に乱れる。日中近代史を描ききった大河小説、ここに完結。<全3巻>
  • 785(税込)
    著・その他:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    戦争前夜の日本と中国、荒波を生きる青年! 25歳の華僑青年・温世航は、関東大震災で被災。失踪した仲間を追う。巨匠が描く日中近代史――華僑貿易商の一族として、上海に生まれ日本で育った温世航(おん・せいこう)。25歳の時、関東大震災に遭う。未曾有の天災に、緊張状態にあった日中関係も良好になるかと思われた。だが朝鮮人虐殺の報は、両国関係に再び暗い影を落とす。仲間の青年の失踪事件を追って、世航は旅立つ。日中十五年戦争前夜を描く大河小説! <全3巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    中国史を彩った美女の魔力。美女に迷って暴走する男たちの本性と、女の妖態を軽快につづる女性論エッセイ。女の「妖しさ」はどこからくるのか? ――美女には、時代によって、はやりすたりがあり、好みにも個人差がある。男心をかき立てる「妖女」の魅力とは何? 少女が見せる妖、男装の女武人の倒錯美、愛らしい醜女の心根、病身美人の抗しがたい良さなどなど、男を刺激し翻弄する、妖しくも愛すべき女。博識のフェミニストが軽快に、女性の魅力を語るエッセイ集。
  • 中国の王朝興亡に見られるパターン、多くの政権は、その内部の実力者に乗っ取られて交替する。世界帝国の唐、短命王朝の続く五代十国、新時代を画した宋、征服王朝の元、中華帝国の復活である明、満州族の王朝の清から中華民国を経て、中華人民共和国が成立するまで。歴史とは何かを、公正な史眼で語る名著。<上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    インド帝国はなぜ滅亡したのか? インドは「我が青春の一部」と語る著者が、東インド会社に屈した謎を描く――生き残る王子はたった一人。流血が王位継承の伝統であったムガル帝国に、東インド会社を尖兵としたイギリスの魔手が迫る。アヘン戦争、明治維新へと続く歴史の前哨戦として、300年を越えるムガル王朝滅亡のひき金をひいたのは誰か……。インドは「我が青春の一部」と語る著者が、熱き思いをこめて描く長編歴史小説。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    相い思う男女が結ばれる青花の縁とは? 緊迫の時に美しく生きる人々を描く長編ロマン。激動の時代の、謎にみちた愛の物語。美しい骨董に秘められた謎を追う傑作長編――一対の壺と皿を発端に、瓶、大陶板と発見されてゆく、一連の青い波濤模様の焼物は何? 大戦のさなか、日中両国に激しく生きた男女の愛の物語を綯いまぜにして、奈美と林輝南の前に明らかになってきた美しい磁器との縁。鮮やかに躍動する波涛文様の磁器にまつわる人々の運命。トルコ、中国、神戸、シンガポールを舞台に、民族の叙事詩を背景に人間の運命を世界的なスケールで描く、感動の大河小説。<上下巻>
  • 785(税込)
    著・その他:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    統一戦争に揺れる祖国、新しい時代の息吹! 孫文の北伐、張作霖の爆殺。大陸を遍歴する世航は歴史の最前線へ。激動の時代の大叙事詩――孫文は、中国全土統一を目指し、北伐を開始。関東大震災から1年、温世航は、貿易商一族の歴史をまとめるため、香港、上海を遍歴する。世航は香港で、学生時代の仲間、同舟会の趙錫堂と再会した。だが錫堂は、孫文に敵対する「商団」に深く関わっていた。そして張作霖の爆死事件。新時代の波に青年は身震いする。<全3巻>
  • 満洲族に攻めこまれた中国大陸で、壮大な敵と戦う若き英雄・国姓爺を描いた痛快歴史長編――福建省の海の実力者・鄭芝竜を父に、日本女性を母に、長崎に生まれた鄭成功は、父ともども明朝復興のために戦う。だが明朝は崩れ去り、満洲族による清朝が誕生しようとしていた。父の鄭芝竜は形勢の不利をさとり、清朝へ投降する。しかし大目標へ若い情熱を燃やし続ける鄭成功の気力はおとろえない。強力な水軍をひきいて彼は負けることを知らず、ついには清朝とオランダの手から台湾を解放した。国姓爺こと鄭成功の感動的な生涯。<上下巻>
  • 大海原に躍動する日本と中国の海将たちの勇姿! ――毛利元就の落し子・佐太郎は、中国有数の豪商・曽伯年から、明朝打倒の支援を頼まれた。陰謀うずまく激浪のただなかに、いやおうなく引きこまれる海の男たちの宿命。国禁を破って活況をていする日明貿易の裏にうごめく影は? 時代をつき動かす歴史のダイナミズムをとらえた感動の海洋大ロマン! <上下巻>
  • 海賊王と日本女性との間に生まれた鄭成功は、崩れゆく明王朝のために、若い情熱を燃やす――福建の海の実力者・鄭芝竜を父に、日本女性を母にして、長崎で生まれた鄭成功は、父ともども明朝復興のためにたたかう。折しも中国大陸は、弱体化した漢民族の王朝(明朝)が叛乱軍にかき乱され、その混乱の機に、北から満洲族の侵攻を許し清朝が誕生しようとしていた。鄭芝竜は投降するが、大目標へ若い情熱を燃やす鄭成功の気力は衰えない。強力な水軍を率いて、ついには清朝とオランダから台湾を解放する。水軍の若き将である鄭成功の前途は? 国姓爺こと英雄・鄭成功の劇的な生涯を描く歴史ロマン巨篇。<上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    首都の輝き、首都の威厳。北京千年の歴史、文化、風俗を伝える魅力の旅行記。千年の歴史を秘める中国首都を探訪――中国の首都として、千年の歴史を秘める北京。そこは時の流れの風化、人の世の変転のなかで、いまなお首都の輝き、首都の威厳を失わない。まちには人々の精気が、活気がみなぎっている。歴史の遺跡をたずね、文明の源流を求めて雄大な王城の地をくまなく逍遙し、肌で感じた北京のすべてを伝える好紀行。
  • 660(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    明朝末期のマカオ、美丈夫の野心家・鄭芝竜と、豊臣の遺臣・安福虎之助との運命の出会い。風雲児の生涯を描く壮大なロマン――東に虎視眈々と機を窺う満洲族、西に流賊・李自成軍が迫る明朝末期、中国南部の港町・マカオで、二人の男が運命の出会いをした。美丈夫の野心家、生れながらの統領の器、鄭芝竜と、大坂落城時、脱出して蘇州の大商人の用心棒となった長身の浪人、安福虎之助である。壮絶な乱世に、南海制覇の野望に燃える男と、夢と生き甲斐を大陸に求めた男の人生の軌跡を描く、歴史長編。<上下巻>
  • 時代を動かす海の男の物語。海洋歴史小説――戦国乱世の日本。天下を狙う群雄が、軍資金づくりの密貿易にはしっていたころ、中国には明朝打倒に燃える豪商の集団があった。彼らは水上生活者に身をやつし、倭寇と組んで着々勢力を扶植する。奇しき人生を生きる毛利の落し子の運命を軸に、中国と日本をむすぶ戦国の水脈を描く、海洋歴史ロマン。<上下巻>
  • ロマンの香り溢れる西域の秘境の旅路。西欧と中国、さらには日本にまでつながるシルクロ-ド。厳しい自然と闘いながら、先人たちが営々と築いたこの東西交流の道をたずね、いにしえ人の夢と憧憬のあと、歴史の息吹きをたどる――中国西域。広大な自然と厳しい環境の織りなす天然の神秘。シルクロードは、そのまっただなかを延びている。西欧と中国、さらには日本にまでつながり、文化と風俗と人情と……あらゆる人間の営みを交流させたシルクロード。先人たちが営々と築いた秘境の旅路をたずね、いにしえ人の夢と憧憬のあとをたどる。

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