『文芸・小説、日本文学』の電子書籍一覧
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宇宙も音楽も感じられる算数、それはワンダーランド! 神秘性で知られた、東京郊外の桃山町。小学6年生の千葉空良(そら)と河邑(かわむら)ユーキ、紺野アランの3人組は、算術絵馬で名高い地元神社への冒険を始めた。それを機に起こる偶然の暗合――高等数学が得意な転校生の出現、担任の先生から誘われた算数宇宙杯への出場。空良たちはさらに、素数の正体、ゼータ関数の定義を経て、ファンタジックな複素数の世界へ……。数学小説の傑作!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。
小さな庭に、小さな木の生えた小さな家。
ある日、甘えん坊のくんちゃんのもとに、
生まれたばかりの妹がやってきます。
お父さんもお母さんも赤ちゃんにかかりきりで、
ちっとも自分を見てくれない。
さみしさでいっぱいのくんちゃんが出会ったのは、
未来からやってきた、妹のミライちゃんでした。
ちょっと変わったきょうだいの、大きな冒険の始まりです!
細田守監督の書きおろし小説、つばさ文庫版! -
初期楔形文字で記されたシュメールの断片的な神話に登場する実在の王ギルガメシュの波乱万丈の物語。分身エンキドゥとの友情、杉の森の怪物フンババ退治、永遠の生命をめぐる冒険、大洪水などのエピソードを含み持ち、他の神話との関係も論じられている最後の世界文学。本叙事詩はシュメールの断片的な物語をアッカド語で編集しアッシリア語で記されたニネベ語版のうち現存する2000行により知られている。文庫化に伴い「イシュタルの冥界下り」等を併録。
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人気マンガの実写映画を小説化。おかえりなさいお父さん、そしてさよなら…
2011年2月5日映画公開。マンガ家のお母さん、元カメラマンのお父さん、いつも明るい家だけど、お父さんだけ別にくらしてます。やがて来るお父さんと家族の永遠の別れ―笑って泣ける本当にあった家族の物語。【小学上級から ★★★】 -
不可解な心中事件から始まった連続殺人の謎に挑む、名探偵・南条圭の推理。殺害現場には僧正遍昭、在原業平といった六歌仙の歌仙絵が、つねに残されていた。犯人を追う鍵は六歌仙の秘密にあるのだろうか。最も現代的な舞台設定と懐しい探偵小説の世界。古典と現代を結びつける、井沢元彦の歴史ミステリー。
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大手建設会社の鹿谷建業では、専務派と常務派が次期社長の椅子を狙って争っていた。常務派の家田は、年金保養基地計画の利権争奪のため、顧問料の名目で大蔵大臣の愛人に賄賂を届けるが、彼女が殺され家田に容疑が……。殺人事件を描いて、日本的経営風土における奴隷制の悲劇をつく長編サラリーマン推理。
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一流ホテルの社長が誘拐され、結局、奇妙な場所で救出された。その後、犯人から「ホテルの営業を停止せねば、飲食物に毒物を入れる」との脅迫がくる。さらにホテルでのメイド転落死事件も発覚。社長から特命捜査を依頼された畑中は、メイドの死の謎を探るうち、得体の知れぬ巨大な圧力を感じ、闘志を燃やす。
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「食堂のおばちゃん作家」が母をモデルに描いた、昭和の女一代記。泣き、笑い、心温まるあの頃の東京下町物語! 千葉・館山の老舗旅館の娘・朝子は、失恋をきっかけに新宿へ。ウェイトレスをやりながら声優を目指すも、突然、下町の鋏工場へ嫁いだ。舅との確執、夫の不倫、愛人との闘いなど、困難を乗り越えて、強く、楽しく、笑顔で生きていく。集団就職、初めてのテレビ、東京オリンピックなど、昭和の世相や風俗を鮮やかに描く、著者初の自伝的小説。母と娘の感動長編!
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ワイン、マティーニ、泡盛……酒の数だけ事件がある。恋人と婚約したばかりの女性が自殺未遂をした。真相を追う神父が何者かに襲われるが……(怒りのアイリッシュウイスキー)。茶道の師範である「私」が通うカウンター・バー。界隈で起きる事件と人間模様の行方を追う、切れ味と芳醇さを兼ね備えた連作ミステリー! 著者の作家生活40周年を記念し『マティーニに懺悔を』を原題に戻して刊行。【解説/関口苑生】
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人生ってのは、なかなか難儀だ。目釜市岬新町――寂れた海辺の倉庫街にて「トナカイ運送」を営んでいる神則道と矢薙圭介。凸凹コンビの裏の稼業は、ワケあり客OKの逃がし屋だ。あるクリスマスの夜、産婦人科医・田巻毬子から「夫の暴力に苦しむ妊婦を助けてほしい」と依頼が入り……。DV・借金・ストーカーまでクライアントの悩みは多種多様。心が震える新感覚バディエンタメ!
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『月柱』『官兵衛さんの大きな夢』等の著者が、2001年から16年に文芸誌『播火』の巻頭に連載した珠玉のエッセイ集。諏訪に生まれ姫路に暮らす作家が日常の中から、一瞬の呼吸のごとき、一瞥の視線のごとき、一握の熱砂のごとき自身の姿を切り取る。「大器、いま鮮やかなる作家が人間の真実を描いたエッセイ」(評論家・森田実)
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朝のラッシュで混雑する地下鉄駅構内で爆弾テロが発生、死傷者三百名を超える大惨事となった。その威信にかけ、捜査を開始する警視庁。そんな中、政府上層部から一人の男が捜査本部に送り込まれてきた。岸辺和也陸上自衛隊三等陸曹―自衛隊随一の爆弾処理のスペシャリストだ。特殊な過去を持つ彼の前に、第二の犯行予告が届く!はたして犯人の目的は、一体何なのか。
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大学生の樋口亜美は、ひょんなことから家事代行会社でアルバイトをすることになった。初仕事は犬の散歩。当日の朝、時計が止まってしまい遅刻をする亜美だったが、誠実な人柄から依頼主の信頼を勝ち取り事なきを得る。しかし後日、亜美が散歩をさせた犬が近所の子供に噛み付き、近隣トラブルに発展しているとの苦情が寄せられた。噛み付いたりしていないと確信する亜美は、このトラブルを解決できるのか――。他二篇。見た目とは違う鋭い推理力の持ち主・亜美が、今日も派遣先で大活躍!
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「ため息に溺れてしまいました。ご迷惑をおかけします」立川市の蔵元医院で、蔵元家の婿養子・指月の遺体が発見された。本人筆跡の遺書が残っていることから警察は自殺と判断。だが患者や同僚からも慕われていた彼がなぜ? 女刑事・羽木薫の捜査で見えてきたのは、権力を巡る開業医一族の闇。そして指月が胸に秘めた、悲しき過去の記憶だった――。優しき医師は自殺か、他殺か。見えていた世界が一変する、衝撃のクライマックス!
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コーヒー好きのフランス人は、どうしてお茶によそよそしいのだろう――
パリに暮らして三十年、フランス料理とワインをこよなく愛好する著者が
五感を通して積み重ねた、歴史と文化の街ならではの心躍る紅茶体験。
お茶とワイン、この二つの飲み物が持つ香りと味は、
人の顔や性格のように変化と個性に富んでいて少しも退屈しない
――「あとがき」より
〈目次より〉
チャールズ二世と紅茶/南蛮屏風と茶/マドレーヌか焼きパンか!/アブダビの紅茶/ティポットが語る十八世紀の優雅/お茶とワイン/マルコ・ポーロと茶と磁器/烏龍茶と石乳香/朝一番に飲むダージリン ほか -
パリに根を下ろして二十余年、毎日の暮らしのなかから見えてきた
素顔の街の魅力さまざま
〈目次より〉
美食は、美徳である/ワインの目覚につきあう/年中無休 チュニジア人の食料品店/包丁を使わないフランスの主婦たち/クリスマスと正月 食卓の舞台裏/私のロイヤル コペンハーゲン/美術館に出かけるぜいたく/伝統の子供服が素敵/黒い服/シャネル――二十世紀の偉大なフランス人/ヴァンドーム広場に五千m2の別荘/ダイアナ妃/額縁のおしゃれ/ガラクタ好き/パリのエレベーター ほか -
同じ時刻に発生した三件の殺人事件。東京、埼玉、栃木の三ヵ所で車ごと焼き殺された三人の男は何者なのか。何故、同じ時刻に殺されたのか。各県警と合同捜査を開始した警視庁捜査一課強行犯担当第六係長南部平蔵の前にいくつもの謎が立ちはだかる。ルーキー刑事友木を加えあの南平班が事件の真相に迫る。
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葬儀屋の矜持、刑事の矜持が絡み合う、衝撃&慟哭のサスペンスミステリー!
廃ビルで中年男性の死体が発見された。身元が判明しない中、葬儀屋が遺体を引き取りにくるが、葬儀屋・御木本悠司は、その遺体を目にした瞬間、刮目した。「これは俺の親父だ」。その偶然に疑問を持った刑事・滝沢圭は、単なる事故死と判断する本部に反発するようにその遺体に固執する。世の中を賑わす幼女連続殺人事件、葬儀屋の葛藤と苦悩、不遇な警察官を親に持つ刑事のトラウマ……様々な要素が絡み合う中、意外な犯人と動機が明らかに! 平和な生活を犠牲にしてでも守らなければならない、刑事と葬儀屋の誇りとは……慟哭の社会派ミステリー。 -
城山三郎賞受賞『亡国記』の著者が放つ、新たな「衝撃の未来」!
IT企業のエンジニア・トガニ・ジェイは、美しい妻とかわいい子供に囲まれ、平凡ながらも幸せな生活を送っていた。
しかし、ジェイは、突如、この生活と世界がおかしいと思い始める。
この世界に住む人間があまりに少ないこと。自分の生活圏が異常に狭いこと。
老人たちの死は日常的にあるのに、その死を埋める新たな誕生がないこと。
セックスに快楽以外の意味がないこと。
そして、8年前以前の記憶がないこと……そのことを妻や子供に問いただしても、「何が不思議なの? おかしいわよ」と首をかしげるばかり。
俺はおかしくなってしまったのか? 突然感じ始めた世界への違和感の真相を探るべく、ジェイは動き始めるが……。
問題作『亡国記』につづく、現代日本に問いかける衝撃の近未来リアルノベル! -
子どもたちの大好きな音がいっぱい! ママたちの声から生まれた知育絵本。
ママたちの声から生まれた、人気あかちゃん絵本「とりがいるよ」シリーズの第3弾!
とりたちが、みんなでおさんぽ。どこへいくのかな。
――とことこ、ぱしゃぱしゃ、ぺったぺった、じゃっぼーん!
音の響きに反応して、子どもたちが声をあげてよろこびます。
――「ぱくぱく はい、あーん」と、娘が赤い実を食べさせてくれます。(3歳女の子のママ)
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優等生じゃ自由になれないぜーー。新感覚のクライムノベル待望の文庫化。
両親を不幸な事件により亡くしてしまった18歳の少年。現実に立ち向かう気力を失った彼だったが、謎のサーファー・イヌと出会い、人生を変える一発勝負に出ることに。それはイヌがハワイで計画していた、1回限りの大規模なマリファナビジネスだった。裏世界のフィクサーとの駆け引き、マフィアとの抗争、そして仲間の裏切り……。鎌倉からマウイへと舞台をつなぎ描かれる、新感覚のクライムノベル。 -
生きることの大切さを教えてくれたのはアルケミストと名乗る彼だった――。
中学校の卒業式を終えた日、ひと気のない海辺で自殺を図った少女・琥珀。
次に意識を取り戻した彼女が目にしたのは、会ったこともない赤毛で身体の大きな男性。「ここは、あの世?」と困惑する琥珀に、子供のように無邪気な笑顔を浮かべた男は、自らを「アルケミスト」(=錬金術師)だと名乗る。
彼から「ホムンクルス」だと紹介された白髪の青年・月読を含めた三人で不思議な共同生活を送ることになった琥珀は、次第に、その頑なな心を溶かしていく……。
『魔法使いのハーブティー』の有間カオルが新たに贈る、美しくも切ない感動の物語。 -
モフモフ優しいシロクマが、あなたの悩みにそっと寄り添います。
思い出を残して故郷を旅立ち、別々の地で別々の人生を歩み始めた元幼馴染みたち。
仕事に、家庭に、恋に悩んで立ち止まってしまった彼らのもとへ、あるとき白くてでっかいお友達があらわれた。
のんびり屋で天然で、空気の読めない喋るシロクマに、最初は驚き困惑していた彼ら。けれど、不思議と懐かしい温かさを感じるその振る舞いに、いつのまにか背中をそっと押されていることに気がついた。
やがて、思い出の中に置いてきたシロクマ係長の正体と、“友達”の切ない想いが明らかに――? -
これはきっと、永遠に続く初恋。
“――彼は、あの日の姿のままで現れた”
アラサーOL・香実の会社にやってきた新人は、幼いときに初恋をした不思議な青年の、当時のままの姿をしていた。十三年ぶりに訪れた奇跡の再会に、香実は思い出にある通りの、優しい彼に惹かれていく……でも……。
一体、あなたは何者――?
心のどこかで、繰り返される疑問。果たして青年“樹々”の抱える秘密とは。
彼の謎が明かされるとき、あなたもきっと、“永遠の恋”に巡り会える……。 -
「疾走する新幹線、爆破される」悪夢のような惨劇だった。警視庁公安課の高見沢刑事はテロリストの犯行と断定、捜査を開始した。国家転覆を謀る組織犯罪殱滅に心血を注ぐ彼は、非合法な捜査も厭わない。“金と女”で築いた人脈から情報を入手、盗聴・盗撮を進めるが、すべての情報が指し示す次の攻撃目標は、都庁だった…。元公安警察の著者が描く、衝撃の巨編。
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軽音楽部の廃部を取り消せ!優柔不断が玉にキズの神山啓人は、猪突猛進型幽霊部員の九十九伸太郎に引きずられて行動を開始する。目指すは文化祭での一発ドカン!!のはずが…。周囲の冷たい視線、不協和音ばかりの仲間達、頼りにならない顧問。そこに太ももが眩しい同級生への恋心も加わって―。啓人達は見事にロックンロールできるのか。
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『吾輩は猫である』は全部読まなくていい!『坊っちゃん』はコミュ障主人公!?『それから』に仕掛けられた謎を解こう!漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。
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昭和35年春、中学を卒業したばかりの宮下俊一は、上阪してセロファン印刷の工場に入社する。激しい工場勤務の中で俊一は高校進学を希望するようになる――。高度成長期の日本を舞台に、底辺で生きる若者たちの青春を描く大河小説の第一弾!
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(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。金さえ積めばどんな要望にも応える彼のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ、ある男を別人にしてほしいなど。さらに、整形美女連続殺人事件の謎が……。予測不能の一気読み医療サスペンス×ミステリー!『崩れる脳を抱きしめて』で本屋大賞ノミネート!! 今いちばん勢いに乗るミステリー作家が贈る自信作。あなたも顔を変えますか?(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)
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現場の医師が綴った迫真のサスペンス、待望の電子化! 〈24時間対応〉〈いかなる患者も断わらずに診る〉という診療方針を掲げる希望会総合病院。医療関係者からは異端と見られ、ハードな研修制度で知られるこの病院に、志あふれる産婦人科医・菊池堅一は入職した。しかし現実は甘くなかった。慢性的医師不足、過重労働、そして理不尽な医療訴訟。過酷な労働環境は、精神的にも肉体的にも菊池を疲弊させていく。そして、降りかかった予想外の事件。入院患者の分娩中に救急産婦の治療が重なり、生まれた新生児に障害を残してしまったのだ。人手のない夜勤中での出来事だったが、菊池は適切な医療措置を怠ったとして、巨額の賠償金支払いを求める訴訟を起こされる。はたして菊池に過失はあったのか? 最前線で奮闘する現役医師が、現代日本の医療崩壊の実態をあますところなく描いた渾身作!
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とくべつじゃない“きょう”という一日。でも、“きょう”は今日しかない。
きのう・きょう・あした。出会ったり、わかれたり。今日しかいっしょにいられない“きょうちゃん”のお願いごと。TwitterやLINEスタンプで大人気のもくもくちゃん初めての絵本。 -
溺れるほどの孤独に心が震える NEWS・加藤シゲアキ初の短編集。
かなわない――。天才肌の彼女に惹かれた美大生の葛藤。
書いた原稿がそのまま自分の夢で再現される不思議な現象にのめりこんでいく小説家の後悔。
幼なじみの秘密を知り、彼との接し方がわからなくなってしまった男子中学生の苦悩。
自分の心に正直でいたいだけなのに。
誰もが胸に抱える生きづらさを鮮烈に切り取った、著者初の短編集。
単行本未収録作品であるタイムリープSF「おれさまのいうとおり」を加えた全7編。
※本書は二〇一五年六月に小社より刊行された単行本に、「小説野性時代」(二〇一六年八月号)に掲載された「おれさまのいうとおり」を加え、文庫化したものです。 -
私が好きになった人は“おおかみおとこ”でした。大ヒット映画の原作小説!
「好きになった人が、おおかみおとこだった。」大学生の花(はな)は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。いつも襟の伸びた同じTシャツを着ていた彼は無口だけどとても優しい人だった。彼がおおかみおとこだと知ったときも、驚きも自然に受け入れることが出来たのが自分でも不思議だった。彼はおおかみと人との間に生まれ、その血を受け継ぐ最後の存在だった。やがて、花は妊娠する。そして彼との悲しい別れ――。一人になった花はおおかみの血を継ぐ二人の子供、雪と雨を独りで育てることに……。 -
直木賞作家の真骨頂! 笑って泣ける人間讃歌。
恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウと名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。
温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。
※本書は2015年7月に小社より刊行された単行本を文庫化したものです。 -
最大の罪は自由で自立した女だったということ――。パウロ待望の新作!
「わたしの最大の罪は、男たちが動かしている世界にあって自由で自立した女だったということ」――。
1917年10月15日、パリ。第一次大戦下のフランスで、謎に包まれた一人の女性、マタ・ハリが、二重スパイの罪で銃殺刑となった。彼女は本当にスパイだったのか。
世界的ベストセラー作家が、多くの史料にあたりながら、その美貌と妖艶な踊りで多くの男たちを虜にした女性の、悲しくも激しい数奇な人生を描いた話題作。
【もくじ】
プロローグ
第 一 部
第 二 部
第 三 部
エピローグ
著者あとがき
訳者あとがき -
一生、忘れられない恋になる。
幼稚園が同じだった夏木蛍と春野さくら。
小学生になってからは、すこし距離ができていたけれど、
今年は席がとなりになった。でも、蛍はもうすぐ転校してしまう…。
「終業式のあと、2人で会おう」
でも、約束した待ちあわせ場所で、蛍は交通事故にあって!?
泣きくらしていたさくらの前に、奇跡のようにすがたを現した蛍。
「オレのために泣かないで。それより…つきあってよ。オレの“最後の夏休み”に」
一生、忘れられない恋になる。
涙が止まらない、最高の初恋ストーリー!【小学上級から ★★★】 -
聖なるものと優れた小説がともにもつ、明快にして難解な言葉の有り様を語り、鴎外から中上健次まで百年間の名作小説を、実作者の眼で再検証する。また、外国詩を読み、翻訳する喜びを確認し合う傍らで、自らの表現を更新するたび「+(プラス)1」を切望する、創作時の想いを明かす。日本文学の最前線を半世紀を超えて走り続けた小説家が、それぞれの晩年性(レイトネス)から文学の過去と未来を遠望する対談集。
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事件のカギは、古道具の妖怪たち!?
お紅と清次のお店「出雲屋」は、
江戸で古道具を貸し出しています。
ナベやふとんからふんどしまで、
何でもそろっているけれど、なかには
妖怪となっておしゃべりをはじめた
奇妙なものも混ざっているようです。
「つくもがみ」と呼ばれる彼らは、
いたずら好きでおせっかい。
貸し出された先で起きる事件のうわさで、
今日も出雲屋は大さわぎ! -
つばさ文庫人気シリーズのコラボ! 二人の出会いは事件を巻き起こす!
今日は陸上記録会。会場パトロールをしていたモモが、御筆・桃花をどこかに落としちゃった。その桃花をひろってくれたのは、なんと奈々!? 絶対に出会うことのないはずの二人が、ふしぎな運命にみちびかれて出会ったとき、ある人の「大事なモノ」が消えてしまう大事件が起きてしまって…! つばさ文庫の大人気シリーズ「いみちぇん!」と「1%」が奇跡のコラボ☆絶対見逃せない一冊が登場です。 -
友だちとなかよくなるための、大切な話!
こぐまのクークは、森の学校に通っています。やさしいこうさぎのサーハ、元気なこぎつねのゲンゲンと同じクラス。そこに、町の学校から、あらいぐまのアンが転校してきた! アンは、なんでもはっきり言って、けんかになってしまい……!? サーハの心をきずつけてしまった話や、クークが上級生になぐられてしまう話、ゲンゲンがいなくなっちゃう話など。友だちとなかよくなるために大切な4つの話。かわいい絵もいっぱい! おいしいデザートの料理の作り方もついてるよ! -
2018年8月アニメ映画公開!
ぼくはまだ小4だけど、おとなに負けないほど、いろんなことを知っている。毎日きちんとノートをとるし、本をたくさん読むからだ(キリッ)。ぼくはある日、すごいナゾに出会った。最近、ぼくの住む町では、どこからともなくペンギンの群れが現れるという、あやしい現象がおきている。そしてぼくは、大好きな歯科医院のお姉さんが、コーラ缶をペンギンに変えるところを見てしまったのだ! もしかして、お姉さんが、ふしぎの正体!? ぼくはさっそく、ナゾの研究にとりかかることにした…! -
笑いとユーモアに満ち溢れた、著者・北杜夫の自伝的航海記!
ひょんなことから水産庁の漁業調査船に船医として乗り込み、5か月半の航海に出た著者。ゆく先々は珍事や怪事に溢れていて……笑いとユーモアに満ち溢れた自伝的航海記!
※本書は昭和四十年に小社文庫にて刊行されたものを復刊に伴って改版したものです。 -
天下無敵の剣、無住心剣流の奥義を極めた弟子に譲られる、長谷川道場主の座。常陸幻鬼、三河水鬼、出羽猿鬼の三鬼が修業から江戸に戻り、比留間道場三兄弟との因縁の対決が始まった。息づまる死闘と謎の数々。加えて直心影流毬谷直二郎の剣の冴え。乱歩賞作家が初挑戦したミステリーと剣豪小説の二刀流!
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天正十年六月二日、明智光秀は本能寺に信長を討つ。果して黒幕は存在したのか、したならばそれは誰なのか。幾多の仮説を生んだ日本史史上最大の謎がいま明らかに。誰も気付かなかった歴史の真実、そして新事実の発見により導き出された驚愕の真相とは!? ミステリー界の気鋭がものにする超本格歴史推理。
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政治家の常套句、ヘンテコなCMから女子高生やおばさん語まで。日頃見過ごされがちだが、なんとなく引っかかることばを次々と俎上にあげて本質をズバリ指摘。「ネコの缶詰あります」等思わず笑ってしまう〈ヘンナ語〉も多数収録。現代が、日本が、知らず知らずのうちにわかってしまう画期的な日本語論!
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類稀な審美眼、研ぎ澄まされた美意識は、どのようにして形成されたのか。能に始まり、骨董、茶道、生け花、きものなど日本の古典文化への造詣を最高点まで追求していくさまは、人生に確たる物差しを持つことの大切さを示してくれる。生き方の達人・白洲正子の生涯を通して、日本人が失ったものを問いかける。
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週末の六本木で出会った未知の男女。女は殺され、男は失踪した。続いて発生する連続殺人事件。捜査の展開に伴い、次第に恐るべき犯罪の深層構造が浮かび上がる。一見、無関係な連続殺人を結ぶ共通の糸は何か? 苦悩する捜査陣と奸智に長けた犯人との、手に汗握る攻防。用意された驚くべき結末は。本格推理の醍醐味!
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生き過ぎた――この言葉を残して日本洋画界の大御所は自殺した。遺作の修復を依頼された成美は、彼の弟子となるため彼女のもとを去った美大時代の恋人の死に疑問を抱くようになる。危険をかえりみず、真相を究明する成美。彼女の心の中にあるものは、美術界のタブーヘの挑戦なのか、昔の恋人への愛なのか!?
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江戸の町で樹上に引き上げ、括りつけられた無残な死体がさらされた。見せしめか、それとも復讐なのか。人間業とは思えぬ出来事におののく人々。兄を殺された友人の頼みで、直心影流の若き剣術師範毬谷直二郎が事件に立ち向う。謎の忍術集団を相手に奥儀「千手剣」が唸る、乱歩賞作家入魂の剣術ミステリー。
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【著者の言葉(図々しい自己宣伝)】
この小説は私の処女作です。87年に初版が出てからすでに30年余。豊田商事事件を扱ったという事実が独り歩きして、「事件小説」として受け取られている感がありますが、じっさいは出版当時のポストモダンの思潮の中で、どのような小説が書けるのか? 思考の実験を試みる気分でいろいろ試行錯誤しながら書いた覚えがあります。
だからかどうか、現在、80年代後半のバブルを先駆的に扱った小説として、注目してくださる向きがあることを、少々面映ゆく、しかし、いくぶんか誇らしげに感じる自分がいます。
小説は抜きがたく時代や世代に結びついたものですが、当時を知らない若い人たちが興味を持って紐解いてくれるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。最近の小説の味わいとはまた違った当時の小説状況を振り返ったり、確認するためにも案外と有意味かもしれない――と、ここではせいぜい気張って自己宣伝したいと思います。どうぞ、よろしく! -
不気味すぎる近隣トラブルが日常を蝕んでいく――。戦慄のサスペンス。
私立大学で教授を務める私が、病死した妻の葬儀を終えて帰宅した夜の10時過ぎ、自宅のインターホンが鳴った。「奥様、ご在宅でしょうか?」。インターホンのディスプレイに映る女性の姿に見覚えはなく、私が外に出たときには、女の姿は消えていた。あの女は誰だったのか。そんな思いに囚われながら、私は大学の総長選挙に深く関わっていく。やがて近所のゴミ集積場で身元不明の死体が発見され、私の身の回りで起こる不審な出来事と、混沌とした選挙戦のつながりまで見えてきて――。 -
世界を救うのは、家族の絆!? ひと夏の戦いの目撃者に、君はなる
数学しか取り柄がない高校生の健二は、憧れの先輩・夏希に、婚約者のふりをするバイトを依頼される。一緒に向かった先輩の実家は田舎の大家族で!? 新しい家族の絆を描く熱くてやさしい夏の物語。
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