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『文芸・小説、まんがびと』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全119件

  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】

    時は平安。夜半、桂川を群れ歩く妖を見た村人が次々に死んでいく。
    全ては羅城門に棲む鬼の仕業。平安京を脅かす魔物を討伐するため、
    源氏のうら若き御曹司・頼義は、とある法師陰陽師のもとを訪ねる。
    男の名は鬼宿法眼。光る君と見紛うほどの美貌とは裏腹に、
    人々から『魑魅魍魎を自在に操る朱雀の鬼』と恐れられていた。
    幾重にも連なる朱の鳥居の先に見える世界は、夢か幻か。
    差し伸べられたその手は一体、誰を救うためにあるのか。
    人間の業の闇が蠢くとき、閉ざされていた魔界への境界が啓かれる――

    【目次】
    序章  遷都 ―せんと―
    一章  深縹 ―こきはなだ―
    二章  魔窟 ―まくつ―
    三章  焔 ―ほむら―
    四章  月宮 ―つきみや―
    五章  鬼星 ―おにぼし―
    六章  奇々怪々 ―ききかいかい―
    七章  曙 ―あけぼの―
    八章  槿花 ―きんか―
    幕章  反魂草 ―はんごんそう―


    【著者紹介】
    沓名凛(クツナリン)
    江戸に塗れた京女。侍をこよなく愛する。
    … 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】
    記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第5巻。

    山岳地帯周辺で起こっている事件解決のため、アンノウンに加わったケイトとともにつむじ風の里に向かう一行。そこで起こる切なさと哀しみが入り混じる出来事とは?そして大教会やその傘下であるエクソシストの実態も徐々に明らかになっていく。


    【著者紹介】
    銀河忍(ギンガシノブ)
    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    織田信忠の父信長は天性の革命家だった。天正三年(1575)五月、信長は長篠の合戦で強豪武田軍を破り、天下一統を五割方成し遂げた。

    信長は織田家の家督を嫡男信忠に譲り、自分は琵琶湖南岸に京の都に匹敵する「平安楽土」、安土城を築いて本拠地とした。

    父信長は信忠に美濃・尾張二ヶ国と岐阜城を与え、「おまえの思う通り存分にせよ」と言う。

    織田軍総大将となった信忠は、父に無断で武田勝頼の人質となっている異母弟御坊丸の救出を企てた。

    武田勝頼の父信玄は天下の名将と定評がある有力大大名だった。信玄は天下一統のため上洛の軍を起こしたが、天正元年(1573)四月、上洛途上で病没した。

    嫡男勝頼は父信玄の跡目を継いだが、武田家重臣達は初めから勝頼を信頼しなかった。勝頼は信玄の後嗣に相応しいことを証明するため、領土拡大に熱中した。

    しかし、長篠の合戦で織田軍に大敗すると、織田信長と徳川家康の反撃に遭い、領土を奪還された。

    勝頼は怒りにまかせて人質の御坊丸や信忠の婚約者だった異母妹松姫を虐待した。

    信忠は御坊丸と松姫を救い出し、美濃に連れて戻った。

    信長・信忠父子は武田勝頼と決着つけて、天下一統を成し遂げようとするが……。
  • 【書籍説明】

    武士は源平だけにあらず。

    いや、むしろ秀郷流藤原氏こそ武士の本流である。

    藤原氏は貴族だけではない。

    藤原秀郷に始まり、その子孫が武士として全国を席巻した。

    これを無視してはならない。

    この思いが今回のテーマである。

    源氏の棟梁は征夷大将軍に就いて幕府を開き、平清盛は20年間政権を握り、平氏の一つの系統である北条氏は執権として鎌倉幕府を牛耳った。

    源平は武士の頂点に立った者を輩出している。

    まさに、武士のトップ、武士の主役だ。

    では、藤原秀郷の子孫、秀郷流藤原氏は脇役か。

    確かに脇役だ。

    だが、武士の世界、武士の文化は武士のトップ、将軍や執権、権力者だけが作ったものではない。

    最前線で戦う者に注目すれば、数々の秀郷流の武士が出てくるし、事件もあれば、面白いエピソードを持つ武士もいる。

    秀郷流の武士を取り上げると、意外と豪華なラインナップになる。

    まずは源平合戦期の少し前から鎌倉時代初期までを取り上げる。

    知って得したと思えるメンバー31人を選び抜いた。

    一部を除き知名度の低い武士が並ぶし、伝承、物語の中にしか登場しない者もいれば断片的な情報しかない者もいる。

    だが、それぞれに面白い。


    【著者紹介】

    水野拓昌(ミズノタクマサ)

    1965年、東京都生まれ。

    法政大学法学部卒業。

    1989年、産経新聞社入社。

    整理部記者、地方支局記者、宇都宮支局次長などを務め、2019年退社。

    『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』(小学館スクウェア)
    『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』(ブイツーソリューション)
    『鎌倉殿と小山3兄弟 ~小山朝政、長沼宗政、結城朝光~』
    『最初の武士は藤原秀郷 平将門を討った名将の知られざる実像と伝説』(まんがびと)などを出版。

    サイト「戦国ヒストリー」で記事を執筆。
  • 【書籍説明】

    天下一統を志す織田信長の嫡男勘九郎信忠は幼い時から利発な子供だった。

    信長の正室美濃御前(濃姫)の養子となり、天下人の後嗣となるべく教育された。

    ただ、信長は生来の自由人・革命家だったので、信忠をあまり束縛しなかった。

    稀代の英雄武田信玄も上洛して天下一統を志したが、跡継に恵まれなかった。

    嫡男は父信玄に反旗を翻して自刃し、次男は盲目、三男は夭逝したため、四男四郎勝頼を後嗣にするしかなかった。

    信玄は上洛途上、勝利を収めながらも病死した。

    信玄は自分の死を秘すように遺言した。

    勝頼の肩には「名将信玄の跡継」の責任が重くのしかかった。

    勝頼は父以上に好戦的になり、領土拡大に熱を入れた。

    織田信忠は父信長とともに各地に出陣し、戦場経験を積んで行った。

    長篠の戦いで、織田軍が大勝利を収め、武田軍は大敗した。

    信忠は父信長から家督を譲り受け、勝頼は武田軍の威信回復に猛進した。

    信忠は勝頼の人質となっている異母弟とかつての婚約者松姫の救出に甲斐に忍び入った。

    優秀過ぎる父を持つ二人の御曹司の生き方は?
  • 【書籍説明】
    天然理心流四代目宗家近藤勇は、名刀を手に入れようと必死で探した。

    その勇に「虎徹を売りたい」という男が現れた。

    売値は破格に安いが、「絶対にだれにも負けない」ことなど、とんでもない条件がついていた。

    勇は条件を呑んで虎徹を購入したが、その直後から次から次へと真剣勝負を求められたり、刺客に狙われたりするようになった。


    勇は幕府の浪士組徴募に応じて上洛する決意をした。

    将軍を警護し、攘夷の先駆けとなるという重大な役目を担って上洛する。

    勇は敵を倒して上洛し、「新選組」を結成して王城の治安維持に努めた。

    だが、新選組局長となっても、命を狙われる。

    勇の盟友土方歳三が、その原因を探り出した。

    勇の持つ「虎徹」には、二百年前の剣客の怨念が宿っているらしい。


    勇は剣客の怨念を断ち切り、虎徹を世の中に役立てようと決意したが……。
  • 【書籍説明】

    織田信長は生まれながらの天才的革命家だった。

    独特の発想と美意識を持ち、徹底した合理主義者だった。

    それ故に、実の父母にも家臣達にも理解されず、絶望的な孤独に苛まれていた。

    母土田御前は弟の信行を偏愛し、信長を廃嫡して信行に跡目を相続させたいと願った。


    父織田信秀が病死すると、信長は織田弾正忠家を継ぎ、駿河の太守今川義元の尾張侵攻を防ぎつつ、尾張国内で勢力拡大に努めた。

    信長の最大の理解者は、美濃国主斎藤道三とその娘帰蝶(濃姫)だった。

    帰蝶は道三の智謀の才を受け継ぎ、信長の正室になると軍師を務めた。

    信長は道三や濃姫の助けを得て、主筋である守護代織田大和守家を滅ぼし、尾張国都清州城を獲得した。

    さらに織田伊勢守家も下し、尾張国内を統一・平定しようとした。


    だが、斎藤道三は嫡男斎藤義龍に謀反を起こされ、討死した。

    信長が最大の味方道三を失うと、同母弟信行は庶兄織田信広と手を組み、美濃の斎藤義龍と示し合わせて謀反の兵を挙げた。

    信行には宿老林秀貞・通具兄弟や柴田勝家が味方した。

    謀反軍は二千近く、信長軍は一千未満。

    信長と濃姫は知恵を尽くして謀反軍と戦うが……。


    【目次】
    悪餓鬼大将
    尾張の猛虎
    虎の息子と蝮の娘
    抹香くわっ
    織田弾正忠
    清州城奪取
    人身御供
    身代わり
    山の神
    蝮の死
    四面楚歌
    謀反勃発
    女軍師
    謀殺
    尾張統一
  • 【書籍説明】

    記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第4巻。

    今回の事件は街そのもの!?

    古都ハーメンを脅かすものはアンノウンの《怪物達》にとっても摩訶不思議な怪現象。

    血相を変え調査に飛び出したレン、動き出したエクソシスト達。

    そしてすれ違っていた歯車同士がついに噛み合いだす……!

    【目次】
    1 ハーミット邸の怪物達
    2 迷宮入りの怪物
    3 運命の線路は交差して
    4 悪夢に魅入られた町
    5 悪夢の時間
    6 覚めぬ現実
    7 ケイト・ブラフォードの憂鬱
    8 背徳の下水道
    9 ハーメンの赤い月
    10 夜明け


    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    本書は、高校で世界史を教えている筆者が、60分ほどの時間でフランス革命の歴史を読み解けるように執筆しました。

    高校の授業を少しだけ詳しくした内容であるため、基本的なことからフランス革命について知りたいという方には最適な本と言えるでしょう。

    特に、フランス革命の映画や漫画をみてその歴史的背景を知りたい方、フランスに旅行に行くので歴史について知っておきたい方、
    高校世界史の授業を復習したい方、世界史の教養を深めたい方などにはお勧めです。

    1章あたり2分程度で、エピソードを楽しみながら読んでみてください。


    加えて、本書を楽しむためのアドバイスを3つ書いておきます。

    1つ目は、「歴史用語を無理に覚えようとしない」ということです。歴史のストーリー、つまり「そんなことがあったのかぁ!」という発見を大切にしてください。

    2つ目は、「地図をみながら読んでみる」ということです。

    3つ目は、「インターネットで人物や建造物などを画像検索してみる」ということです。

    少し時間がかかっても、これらを確認するだけでイメージがぐっと広がると思います。

    さぁ、新しい歴史の世界の扉を開けましょう!


    【著者紹介】
    石井智憲(イシイトモノリ)
    1982年、福島県生まれ
    中央大学文学部史学科西洋史学専攻卒業
    法政大学文学部地理学科(通信教育課程)卒業
    法政大学経済学部経済学科(通信教育課程)卒業
    現在は私立中学校・高等学校の教員として社会科・地理歴史科・公民科を担当
    著書『60分でわかる古代ローマ史 豊富なエピソードで歴史を理解』(まんがびと)
  • 【書籍説明】

    最初の武士は藤原秀郷(ふじわらのひでさと)である。

    このことはもっと注目されてほしいし、もっと議論されていい。

    古い時代から武器を持って戦う武者はいたし、「最初の武士は誰か」なんて史料からは分かるわけもない。

    結論が出ないのだから教科書や参考書で取り上げられないのは当然といえば当然でもある。


    だが、藤原秀郷はそれまでの軍事貴族とは違った一面があった。

    自前の武力で朝廷に仕えるといった中世の武士の姿である。

    本書では、藤原秀郷とライバル・平将門(たいらのまさかど)の実像と伝説、民間伝承、ゆかりの地など多角的なアプローチで迫っていく。

    そして、なぜ「藤原秀郷が最初の武士」なのか、その時代の流れにも追っていきたい。

    戦国時代や源平合戦などに興味がある方も、さまざまなジャンルの歴史好きも、武士の時代を先駆けた藤原秀郷の面白さを堪能してもらいたい。


    【目次】
    第1部 藤原秀郷はどんな武将か
    第2部 秀郷のもう一つの顔「俵藤太」
    第3部 秀郷は「最初の武士」か?


    【著者紹介】
    水野拓昌(ミズノタクマサ)

    1965年、東京都生まれ。
    法政大学法学部卒業。
    1989年、産経新聞社入社。
    整理部記者、地方支局記者、宇都宮支局次長などを務め、2019年退社。

    『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』(小学館スクウェア)
    『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』(ブイツーソリューション)
    『鎌倉殿と小山3兄弟 ~小山朝政、長沼宗政、結城朝光~』『鎌倉殿と不都合な御家人たち ~「鎌倉殿」の周りに集まった面々は、トラブルメーカーばかり?』(まんがびと)などを出版。
    「栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会」のサイト「坂東武士図鑑」でコラムを連載。
  • 【書籍説明】
    新選組の小者の忠助は、「闇風」と呼ばれる盗賊だった。

    たいていは独り働きだが、時には頼まれて大盗賊の下で働くこともあった。

    盗賊の頭ともめて殺してしまい、江戸を離れた。

    盗人の足を洗い、行商などをしていたが、創立間もない新選組の小者になった。

    昔の仲間に見つかって、忠助は盗人仲間に引き戻されそうになる。

    小者の太吉が機転を働かせ、土方歳三に助けを求めた。

    その後、忠助は新入隊士の浅沼亨が盗賊仲間の用心棒だったことに気づくが、隊士として精勤しているので黙っていた。

    だが、浅沼の様子が、しだいに怯懦になる。

    ついに浅沼は「制札事件」で大失敗した。

    実は、浅沼は盗人だった前歴をタネに昔の悪党仲間に脅され、攘夷軍資金強盗一味に加わるよう強要されていた。

    忠助は浅沼に全て打ち明けるように勧めるが、逆上した浅沼に斬られてしまう。

    浅沼は悪党仲間との縁を断ち切ることができるだろうか?


    【目次】
    雪の宵
    闇の風
    脅し
    引き戻し
    仲間
    葱鮪鍋
    手練れ
    出会い
    新所帯
    間者
    凶盗
    降格
    制札事件
    脱走
    襲撃
    女は薬
  • 989(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】

    豊臣秀次は尾張大高村の百姓の子だった。

    母ともの兄サル(豊臣秀吉)が織田信長に仕えて侍になり出世したため、秀次は父や弟と一緒に侍になった。

    秀次は幼い頃から、叔父秀吉の出世のためにあちこちの家に養子に出された。


    秀次は叔父に「励め、励め」と言われるまま学問・武芸に励み、叔父について戦場にも出た。

    気がついた時には、叔父秀吉は天下人にのし上がり、秀次はその後継者になっていた。


    だが、秀次が叔父秀吉から関白職を譲られた直後、秀吉に男児拾丸(後の秀頼)が誕生した。

    秀吉は我が子拾丸に天下人を継がせたいが、それには秀次が邪魔になる。


    秀次はようやく自分の考えで天下を動かせるようになっていた。

    秀吉と秀次の確執が激しくなる中、秀次は歌舞伎踊りの名古屋山三と出雲の阿国と親しくなる。

    そのうち、秀次に「暴虐非道な振舞いをする殺生関白」という噂が立った。

    秀吉は秀次をどう始末するのか?


    【目次】
    暗殺
    出世猿
    織田潰し
    後継者失格
    鶴松
    二代目関白
    拾丸誕生
    花見の宴
    美少女
    好色関白
    対立
    関白無法
    辻斬り
    謀反
    秀次切腹
    夢草紙
  • 【書籍説明】

    いま一番書きたい皆川広照(みながわ・ひろてる)と天徳寺宝衍(てんとくじ・ほうえん)を書く。

    まず、皆川広照は徳川家康との結びつきが非常に興味深い。本能寺の変直後の「伸君伊賀越え」に同行していた可能性がある。

    「そんな話は聞いたことがない」という声も聞こえてきそうだが、注目されていない史料は意外と多い。

    また、宇都宮氏の有能な家臣でありながら、離反し、北条氏に従い、豊臣秀吉による小田原城攻めのときはこの城から脱出。

    北条氏滅亡の連座を免れた。このため世渡り上手のイメージがあるが、それだけではない。

    その後、家康六男・松平忠輝の家老となり、戦国の世が終わった時代にまた一波乱……。

    難しい場面での決断でピンチの連続を乗り越えてきた武将だ。

    一方、天徳寺宝衍は名城・唐沢山城を本拠とする佐野氏の出身。

    外交僧として諸国を渡り歩き、貴族や宣教師とも交流があり、織田信長、豊臣秀吉が関東に進出する際には欠かせない存在だった。

    北条氏や上杉氏の対応についても秀吉から相談され、文禄の役でも九州に同行している。秀吉の知恵袋だったのだ。

    戦国の主役には遠く及ばない弱小領主だが、その生涯は戦国武将らしい冒険に満ちているのだ。

    【目次】
    第1部 戦国時代の関東
    第2部 皆川広照
    第3部 天徳寺宝衍

    【著者紹介】
    水野拓昌(ミズノタクマサ)
    1965年、東京都生まれ。法政大学法学部卒業。1989年、産経新聞社入社。
    整理部記者、地方支局記者、宇都宮支局次長などを務め、2019年退社。
    『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』(小学館スクウェア)
    『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』(ブイツーソリューション)
    『鎌倉殿と小山3兄弟 ~小山朝政、長沼宗政、結城朝光~』
    『鎌倉殿と不都合な御家人たち ~「鎌倉殿」の周りに集まった面々は、トラブルメーカーばかり?』(まんがびと)などを出版。
    「栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会」のサイト「坂東武士図鑑」でコラムを連載。
  • 【書籍説明】

    本書は、高校で世界史を教えている筆者が、60分ほどの時間で古代ローマ史を読み解けるように執筆しました。

    高校の授業を少しだけ詳しくした内容であるため、基本的なことから古代ローマについて知りたいという方には最適な本と言えるでしょう。

    特に、古代ローマの映画や漫画をみてその歴史的背景を知りたい方、イタリアに旅行に行くので歴史について知っておきたい方、
    高校世界史の授業を復習したい方、世界史の教養を深めたい方などにはお勧めです。

    1章あたり2分程度で、エピソードを楽しみながら読んでみてください。

    加えて、本書を楽しむためのアドバイスを3つ書いておきます。

    1つ目は、「長いカタカナの歴史用語を無理に覚えようとしない」ということです。

    歴史のストーリー、つまり「そんなことがあったのかぁ!」という発見を大切にしてください。

    2つ目は、「地図をみながら読んでみる」ということです。

    そして3つ目は、「インターネットで建造物などを画像検索してみる」ということです。

    本書に登場する地名や建造物などを地図や画像で確認するだけで、イメージがぐっと広がると思います。

    さぁ、新しい歴史の世界の扉を開けましょう!

    【著者紹介】
    石井智憲(イシイトモノリ)
    1982年、福島県生まれ
    中央大学文学部史学科西洋史学専攻卒業
    法政大学文学部地理学科(通信教育課程)卒業
    法政大学経済学部経済学科(通信教育課程)卒業
    現在は中学校・高等学校の教員として社会科・地理歴史科・公民科を担当
  • 【書籍説明】

    織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三人の天下人は、妻をどう取り扱ったか?

    織田信長・徳川家康の二人は、政略結婚により正妻を迎えた。恋愛結婚したのは、豊臣秀吉だけ。

    当然、信長も家康も多くの側室を抱え、側室に子供を産ませた。恋愛結婚したはずの秀吉も側室が大勢いた。

    信長は天下一統を目前にして謀反を起こされ、妻とともに闘死した。

    秀吉は天下一統を成し遂げたかに見えたが、死後、天下分け目の大戦が起きた。

    家康は天下一統を成し遂げ、泰平の世の基礎を築いた。

    三人の天下人の中で、妻のトリセツを間違えなかったのはだれだろう?
  • 【書籍説明】

    記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第3巻。

    ホワイトチャペルから戻ったアダムとグレーテル。

    しかし休息も束の間、アンノウンの元に新たな事件が迷い込む。

    そして時を同じくして、闇の生き物の宿敵とも言えるエクソシストもまたこの事件の調査に乗り出しているというが…?


    【目次】
    1 銀の十字架、銀の鐘
    2 ハーミット邸にて
    3 ジャック・ザ・キラー
    4 情報の海に生きる男
    5 古城の佇む町
    6 グレンモリス城の怪人
    7 外套と短剣
    8 黒が緋色に染まる時
    9 ひとかけらの勇気
    10 そして怪人はいなくなった


    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    天童武一は、代々高崎藩大河内松平家の剣術指南役を務める家の嫡男に生まれた。
    ある日、天童道場に二十歳ばかりの薬売りが現れ、「一手指南」を申し込んだ。
    武一は容赦なく薬売りを叩きのめした。五年後、薬売りは再び訪れ、土方歳三と名乗って真剣勝負を申し込んだ。
    天童武一は歳三に負け、重傷を負った。そのため武一は廃嫡され、浪人となった。

    武一は傷を治し、土方歳三を倒すことを唯一の目的に剣の修行に励んだ。
    五年後、武市はようやく土方歳三を探し出したが、歳三は新選組副長になっていた。
    武一は食べるために尊攘浪士の仲間になり、「人斬り武一」と呼ばれるようになった。


    【目次】
    石田散薬
    真剣勝負
    新選組
    騒乱池田屋
    人斬り武一
    情報漏洩
    祇園井筒
    剣鬼邂逅
    剣客の矜持
    死闘真葛原
    卑劣戦法
    剣鬼不帰
    飯炊き権助
    黒谷会津本陣
    疑心暗鬼
    愛刀菊一文字
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    おや? こんな時間に訪問者とはめずらしい。

    さあ、中へお入りなさい。外はもう極寒でしょうに。ほら、扉を閉めてストーブの近くへ。

    あなた見たところ巡礼者のようですが、いったいどうしてこんな時間にここへ?

    ……まさか、町へ出る汽車に乗るおつもりだったのですか?

    ……そうですか、図星ですか。残念ですが、今日の最終の汽車はすでに発ってしまいました。次に汽車がここにやって来るのは、夜が明けてからになってしまいます。

    ……歩いて山を下りる方法ですか? ほっほっほ、なかなかに元気なお方ですなぁ。

    ですがやめておきなさい。外は雪をも凍る極寒です。人間の身体では耐えることはできません。

    それに、この山は夜が深まると魔物や怨霊が出没します。あれらは寒さよりも厄介だ。憑かれたら最後、人間に戻ることはできません。

    悪いことは言いません。ここで始発の汽車を待ちなさい。心配せずとも夜が明ければ汽車はやってきますから。

    そうだ、あなたの退屈しのぎに私がいくつか面白い話をして差し上げましょう。じじいの話なぞ耳障りに聞こえるかもしれませんが、暇つぶし程度にはなるかと思います。

    【目次】
    九時(夜明けまで九時間)
    零時(夜明けまで六時間)
    惨時(夜明けまで三時間)


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • 【書籍説明】

    徳川家康は三河の小大名松平家に生まれ、八歳の時から駿河の大大名今川家の人質となって育った。

    成長してからも今川家の被官同様に扱われ、今川義元の姪築山殿と結婚した。

    築山殿との間に、長男三郎信康と長女亀姫を儲けた。

    桶狭間の戦で今川義元が討死し、今川家が衰退すると、家康は今川傘下から脱け出し、尾張の織田信長と同盟を結んだ。

    三河から西を信長に任せ、家康は三河以東に領土を拡大し、三河・遠江を勢力下に収めた。

    同盟者信長が天下一統を成し遂げるにつれて、家康も東海の覇王となった。

    嫡男信康も勇猛果敢な武将に成長した。

    しかし、家康は秘かに信康を嫌い、父子の仲は険悪になっていった。

    信康の行状は凶暴を極め、家臣達の中には信康を嫌悪する者もいた。

    家康家臣団は、筆頭家老酒井忠次と信康後見役石川数正の二派に分かれて勢力を競い合っていた。

    その頃、家康の愛妾お愛の方が妊娠した。

    覇王を継ぐ者は、信康か?それとも、お愛の方の子か?

    【目次】
    吉報か凶報か
    清州同盟
    人質救出
    嫉妬の鬼
    猛勇か蛮勇か
    長篠の戦
    野心家
    たわけの三郎
    家臣団分裂
    父と子
    訴状十二ヶ条
    岡崎城訪問
    恐怖の毒
    安土への使者
    信康切腹
    東海の覇王
  • 【書籍説明】

    記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第2巻。

    アンデールでの事件をきっかけに謎の組織アンノウンと行動を共にすることになったアダムはアンデールから遠く離れたブラックフォレストの町へ。

    そこで出会う組織の仲間や、明らかになる彼らの目的。

    そして次にアダム達を待ち受ける猟奇的な事件の真相はいかに…。


    【目次】
    1 ブラックフォレスト
    2 闇に生まれし者共よ 
    3 グレーテルという女 
    4 切り裂き魔の謎
    5 “白い教会”の村
    6 静かなる狂気 
    7 二面性を持つ男
    8 赤色の音 
    9 ホワイトチャペルの殺人鬼
    10 キラーが闇夜にやって来る


    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    織田信長は尾張の小大名だが、生まれながらの天才的革命家だった。

    村々で行われる「火起請」という裁判形式を否定し、宗教儀式を利用して女性達をたぶらかしていた淫乱僧を詐欺師として処罰した。

    信長は迷信と慣習の支配する中世社会を打破して、「だれもが自由に安心して暮らせる合理的な世」を拓こうとした。

    信長は天下一統を志して近隣諸国を征服し、破竹の勢いで勢力を拡大した。

    ついに足利義昭を奉じて上洛し、義昭を十五代将軍の座に就けた。

    将軍の権威を利用して、天下の実権を握ろうとしたのである。

    だが、将軍義昭は信長の傀儡であることに我慢できない。

    折しも、都に百鬼夜行の噂が立ち、奇妙な病が流行し、死者が続出した。

    将軍義昭の侍臣も御所の公家衆も、次々に奇病に倒れた。

    陰陽師勘解由小路在富は、流行病は「平将門の祟り」と言う。

    「織田信長が将軍義昭を呪詛して、将門の怨霊を地獄から呼び出した」という噂が広まった。

    信長と濃姫は、呪詛の噂を打ち消し、奇病の流行を止めることができるか?

    【目次】
    火起請
    野望の始動
    秘儀へそくらべ
    詐欺坊主
    疫病流行
    怨霊
    平新皇将門
    深泥池
    陰陽師
    粥施行
    義昭発病
    呪詛返し
    悪魔の指袋
    祟りの元凶
    悪霊退散
    第六天魔王
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    すみません、そこのお方。お隣、失礼してもよろしいですか? ああ、どうも。

    この汽車はいつも混むのですよ。今日も座れないのかと、肩を落としていたところなんです。いやあ、助かりました。

    ……おや? あなた以前お会いしたことがありますね。こんな所で再会するとは奇遇ですな。

    以前お会いしたのも確か汽車の中でした。あの時あなたは、私のする話をたいそう面白そうに聞いてくれましたな。いやあ懐かしい。

    ……覚えておられませんか? いえいえ、謝るようなことではございませんよ。人とは忘れる生き物なのです。

    忘れた分、あなたは新たな出会いを経験されたということでしょう。素晴らしいことです。

    今日はどこまで行かれるのです? ほう、無量まで。無量というと、終点ですな。これまた長旅になりますな。

    かくいう私も、その手前まで行くのです。この汽車は亀よりも遅いから、それはそれは長い時間が掛かりますよ。

    しかしあなたは運がいい。私がいれば退屈などさせません。時間は十分にあるのです。以前のように、面白い話をたくさんお聞かせいたしましょう。

    おや、そろそろ発車するようですよ? まもなく扉が閉まるでしょう。もう未練はありませんか?

    【目次】
    十勝―極上間
    酒豪―京間
    大京―賞間
    大賞―無量間


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • 【書籍説明】

    「鎌倉殿」源頼朝は宿敵・平家を滅ぼし、鎌倉幕府を創設した勝利者だし、
    歴史的にも武士の政権を確立した成功者として捉えられている。

    だが、その血統は悲劇の中で断絶した。

    頼朝の兄弟や近い親族も大半は戦乱や政治的暗闘の中で散った。

    その悲劇ばかりの物語がこの一族の実態でもある。

    『平家物語』をはじめ、『保元物語』『平治物語』『義経記』などの物語に書かれ、史実ではないものも含まれているが、
    そうした伝承が現代でも持たれているイメージを作り出している。

    それらを語る上で、基になる史料は何かと聞かれることもあるので、
    特に興味深いエピソードについては書いてある書名、巻、章段などを明示した。

    なお、その巻数、章段名は巻末の参考文献に掲げた書籍に準拠してある。

    入手しやすい文庫版や図書館などで探しやすい全集などで、実際に確かめてみるのも面白いと思う。


    【目次】

    第1部 頼朝、義経、範頼 平家は倒したけれど
    第1章 源頼朝 13歳の敗走秘話
    第2章 生涯ピンチの連続だった頼朝
    第3章 幕府を揺るがす頼朝の突然死
    第4章 源義経 幼少時代の苦難
    第5章 源平合戦の主役から暗転した義経
    第6章 源範頼 失言で勝ち組から転落

    第2部 頼朝の父と祖父 保元・平治の乱の顛末
    第1章 源為義 保元の乱で一家は敵味方に
    第2章 源義朝 家臣の裏切りで無念の最期

    第3部 頼朝の兄弟姉妹 平家との戦いとその後
    第1章 源義平 清盛の首狙った「悪源太」
    第2章 源朝長 繊細な美少年のはかなさ
    第3章 源義門と希義 頼朝の同母弟
    第4章 全成と義円 義経の同母兄
    第5章 頼朝の姉妹 義朝敗走劇の中で

    第4部 頼朝の令息令嬢 鎌倉政争の渦中で
    第1章 千鶴 3歳で惨殺、八重姫との愛息
    第2章 源頼家 北条氏に消された2代将軍
    第3章 源実朝 暗殺された3代将軍
    第4章 大姫 生涯貫いた義高との悲恋
    第5章 三幡 入内工作中の怪死
    第6章 貞暁 冷遇された側室の子

    第5部 頼朝の叔父たち 同族との戦いに敗れて
    第1章 源義賢 大蔵合戦で甥・義平に敗退
    第2章 志田義広 野木宮合戦で頼朝と対立
    第3章 源頼賢ほか 保元の乱でそろって処刑
    第4章 源為朝 強弓自慢の鎮西八郎
    第5章 源行家 令旨伝達後の迷走
    第6章 乙若兄弟 船岡山で刑死した男児4人
  • 【書籍説明】

    時計塔がシンボルの街、アンデールで出会った少年レスターとゴーストのアダム。

    2人はひょんなことから相次いで起こる行方不明者の事件の真相究明に乗り出す。

    霧のかかる橋で少年が見たものは一体何なのか?

    無鉄砲で姉想いの少年と記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリー。


    【目次】
    1 時計塔と霧の町で
    2 アンデール警察署にて
    3 その少年、レスター・ブラフォード
    4 路地裏の探偵
    5 デール川のゴースト
    6 そしてゴーストと少年は
    7 喪服のレディ
    8 なぜ、彼女は嘆くのか?
    9 ゴーストとゴーストのタンゴ
    10 Unknown ~アンノウン~



    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    徳川幕府の最大の支援者孝明天皇が崩御され、倒幕派はますます勢いづいた。

    十五代将軍に就任した徳川慶喜は幕権の強化と幕威の回復に努めたが、時流の激変に応じるため、土佐の山内容堂と坂本龍馬の進言を受け入れ、大政奉還を決意する。

    大政奉還により徳川政権の温存を図った。

    新選組では、伊東甲子太郎が分派・独立して「御陵衛士」を設立した。

    伊東を支援したのは薩摩藩だった。

    御陵衛士に参加したのは、伊東の同志や門下が中心だったが、試衛館時代からの仲間である斎藤一と藤堂平助が混じっていた。

    江戸っ子平助には、試衛館の仲間を裏切る理由があった。

    無論、近藤勇も土方歳三も伊東一派の裏切りを激怒し、分派・独立を決して許さなかった。

    一方、討幕を主張する長州藩と薩摩藩は、大政奉還を勧めた坂本龍馬を裏切り者と見做して報復を企てた。

    また、大政奉還の真の意味を理解しない見廻組や新選組など幕臣達も、龍馬を憎み、命を狙った。

    藤堂平助は、なぜ新選組を裏切ったのか?

    龍馬暗殺の真犯人はだれか?


    【目次】
    分派独立
    天皇毒殺
    反幕・倒幕・討幕
    大政奉還
    脱隊不許
    獅子身中の虫
    鉄の掟
    討幕派の焦燥
    坂本龍馬
    高台寺党
    近江屋
    龍馬暗殺
    甲子太郎招待
    七条油小路
    裏切りの果て
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    本シリーズは幕末に起源のある商社から、われわれにパワーを与えてくれるメッセージを受け取ろうとするものである。

    今回大都市東京の有力問屋たちは、どのようなメッセージを与えてくれるだろうか。

    「木綿王」薩摩治兵衛の孫、薩摩治郎八。フランス滞在の10年間で、現在の600億円相当の金額を浪費したといわれ、藤原義江、藤田嗣治、早川雪洲らと親交があった。なぜそのようなことが可能だったのか。

    日比谷平左衛門は鐘紡・富士紡を主催者した紡績界の巨人だが、45歳くらいまで運が悪かった。どのようにして紡績界の巨人になったのか。

    鹿島萬兵衛は父・萬平に協力して紡績会社を設立・経営した。この会社は西洋機械による日本初の民営紡績工場で、「始祖三紡績」のひとつと言われる。

    呉服太物問屋店主として家督を継いだ2代目塚本定右衛門は、「多利僅商」から「薄利広商」に運営方針を変換。飢饉の時には蓄財を村の貧しい人々に放出、砂防工事・山林工事を行い、学校も作った。

    先代柿沼谷蔵の養嗣子となり綿糸業を継ぐ。店舗を移転し業務を拡大すると、起業ブームに乗って、下野紡績社長、東京瓦斯紡績社長、富士瓦斯紡績、東亜製粉、帝国海上保険、第一生命保険などの役員などを務めた。どのようにして綿糸業界の泰斗となったのか。

    本書は歴史好き貿易マンに捧げるパワーメッセージ集第6弾である。幕末から明治にかけて貿易に関わった多くの人たちは先輩から何を受け取り、後輩に何を残そうとしたのか。

    【著者紹介】
    姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
    千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
    自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。ペンネームは英語教師だった祖父の名前。
  • 【書籍説明】
    時代は急激に動いていた。長州軍は上洛して御所を占拠しようとしたが、幕府軍の奮戦に敗退した。
    しかし、長州藩は表向き徳川幕府に恭順を示したが、いよいよ倒幕活動に力を入れた。
    長州も薩摩も「攘夷」を唱えながら、欧米文化に傾倒していった。幕府も軍制を西洋化し、フランス軍式調練を採用した。

    徳川幕府最強の戦闘集団新選組も、副長土方歳三の主張で洋式調練に切り替えた。大砲や鉄砲を有効に使うためには、従来の軍学兵法は役に立たない。
    五番隊組長武田観柳斎は長沼流軍学を修め、新選組兵学師範を務めていたが、洋式調練の採用とともに存在価値を失った。
    今さら欧米式用兵術を学ぶ気にもなれず、若い隊士達が新知識・新技術を習得するのを苦々しく眺めていた。
    武田は伊東甲子太郎に接近して身の安泰を図ろうとしたが、伊東の陰謀に巻き込まれてしまう。伊東は新選組を倒幕派に変えようと画策していた。
    武田は新選組に居難くなり、機密漏洩を手土産に薩摩屋敷に逃げ込もうとした。
    土方歳三は武田の脱隊と伊東の陰謀をどう対処するのか?


    【目次】
    洋式調練
    新知識
    留守の間に
    命令違反
    薩長同盟
    奈良出張
    金策致不可
    薩摩屋敷
    薩摩示現流
    薩摩者
    一条から七条
    嘘か真か
    将軍逝去
    斬撃
    竹田街道
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    横浜開港場は、浦賀沖に黒船が来航した後、諸外国の圧力に屈した徳川幕府が、1859年6日2日、世界に向けて開いた貿易窓口である。

    周囲を流れる堀切りによって隔離され、出島さながら関所も設けられたので、その区域一帯は「関内」と呼ばれた。

    海側から関内を眺めると、日本大通りを境に開港場の右側に日本人街、左側に外国人居留地が広がり、
    世界中から一攫千金を夢見た商人が集まって、欲望と期待と不安が入り混じった猥雑なる賑わいを見せていた。

    居留地の外国商人は、開港場から10里40キロまでしか外出できなかったので、貿易取引は開港場内において行われ、
    外国人が日本から輸出する場合は「売込商」と呼ばれる日本人商人から輸出品を購入し、日本へ輸入する場合は「引取商」とよばれる商人へ輸入品を販売した。

    今、われわれはこの横浜開港場における売込商と買取商のことを「横浜商人(地元では浜商人)」と呼び、
    彼らの発するエネルギー溢れるメッセージを聞き取ることにしよう。

    本書は、歴史好き貿易マンに捧げるパワーメッセージ集第5弾である。

    今回は横浜開港場において活躍した横浜商人5人のパワーメッセージを探ってみよう。


    【著者紹介】

    姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)

    千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。

    長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。

    自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。

    ペンネームは英語教師だった祖父の名前。
  • 659(税込)
    著者:
    銀河忍
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】

    地下世界に広がる聖なる火種の村。村人達は古くから伝わる教えにより、自分達を『劣った者』であると信じて質素な生活を送っていた。そんな中、村一番のおてんば少女エイミーは窮屈な生活と教えに疑問を抱き、同じ思いを抱く青年シルヴァンと共に、真実を知る為の計画を立てる。それはこの地下世界からの脱出、すなわち想像だにしなかった世界への大きな一歩だった!

    教えで村人達を縛る大司祭やその息子である聖職者ハロルドとドミニクほか、エイミーを取り巻くユニークな登場人物の描写も見逃せない、臨場感のある冒険ストーリーの下巻。


    【著者紹介】

    銀河忍
    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】
    武士の始まりであり、多くの名門武家のルーツである藤原秀郷について「すごいんだよ」といろいろ書いているが、秀郷の地元・栃木県でさえ、それほど話題になっていなくて「何とかしなければなあ」と思っている。


    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉時代が注目されるので「鎌倉殿ブーム」に便乗し、秀郷の子孫の中でも特に重要な小山3兄弟(小山朝政、長沼宗政、結城朝光)について書き、改めてこの時代をみてみると、ほかにも興味深い人物はいる。

    こうした人物も紹介しないともったいないなあと思い、今回、面白い人物を選りすぐった。


    何かくくりがある方が分かりやすい。

    鎌倉幕府征夷大将軍・源頼朝の配下には少々激烈な性格であるとか、ひと癖ふた癖あるとか、どうにも間が悪いとかいろいろな意味で都合の悪い面々がいるので「不都合な御家人」でくくった。


    「不都合」といえば、頼朝気に入りの若武者を「家来が少ないので自分で手柄を立てるしかないのだ」と揶揄して頼朝の面目をつぶした小山政光や、
    命令違反のうえ、それを咎める使者に対して将軍の悪口を言いまくった長沼宗政がいて、これこそ不都合な御家人の最たる者で、しかもこの両名は親子なのだが、この話は「鎌倉殿と小山3兄弟」で書いたので省いた。


    それでもエピソードに事欠かない不都合な御家人はほかにもいる。

    そのラインナップが本書だ。


    なお、若干苦慮するのは一番重要な名が不明な人物、不確かな人物がいることだ。

    例えば、北条政子は自身で「政子」と名乗ったことはないはずで、本文でも少し触れるが、この女性は北条政子と書く以外にない。

    源頼朝のブレーン・大江広元は中原広元と名乗っていた時期が相当長いし、安達盛長も最初から「安達」の苗字ではないが、そこにこだわると誰だか分からなくなる。

    また、実名に諸説ある人物もいる。

    いずれもよく知られた名や呼称で説明するしかない。


    また、興味深いエピソードについて『吾妻鏡』や『平家物語』のどこに書いてあるかを明示した。

    『平家物語』の巻数、章段名は入手しやすい岩波文庫版に準拠した。

    両書は現代語訳や注釈付きの書籍も入手しやすいので実際に確かめ、さらに探ってみると面白い。
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))


    【書籍説明】

    このシリーズは、幕末に起源がある商社に繋がる人たちの人生をたずねて、彼らからメッセージを聞き取り、大いにインスピレーションを得ようとするシリーズである。

    これまで坂本龍馬をはじめ登場した人物はみな日本人であった。

    今回は角度を変えて日本の居留地に進出した外国商館5社からのメッセージを受ける。


    日本に進出してきた外国商社の中でもっとも有名な企業はジャーディン・マセソン商会(以下JM商会)だろう。

    巨大イギリス商社としてアヘン戦争で清国と深く関わると、長崎では代理店グラバー商会が日本の幕府及び西南諸藩と深く関わって両国の歴史に名を残した。

    サッスーン商会もまた清国とのアヘン貿易で名を馳せた大商社だったが、意外にも、日本の居留地貿易ではJM商会を除くと、大商社は成功せず、デント商会などは日本に進出後間もなく倒産した。

    ただし、サッスーン商会はやがてサッスーン財閥となり、ユダヤ系7大財閥と呼ばれる。


    オーガスティン・ハード商会はアメリカの商社で、やはり中国へ進出して茶とアヘンを扱っていたが、特筆すべきは「苦力(クーリー)」と呼ばれる擬似奴隷集団を中国から北米大陸などへ「輸出」したことである。


    クニフラー商会はドイツの商社である。

    1859年に長崎で設立され、土佐藩と艦船ビジネス及び樟脳一手販売で約定を結ぶが、土佐藩の契約不履行で、問題となる。

    後藤象二郎・岩崎弥太郎と交渉したことで知られる。


    シイベル&ブレンワルド商会は横浜で設立されたスイスの商社である。

    生糸輸出に関しては、開港直後はJM商会が資金力に物を言わせて貿易を独占したが、中小商社の時代になると、シイベルは生糸の改良や新規市場として米国市場を開拓するなどの貢献をした。


    当時貿易の主導権が外国側にあったのは、不平等条約で守られていただけではない。

    世界のネットワークを駆使しながら、自社で船舶と銀行を保有して、人材・商品・資金・情報・流通の面ですべて外国側が勝っていたからである。


    日本の商人たちは外国商社を「商館」と呼び、「商館」との取引から貿易のノウハウを学んでいった。

    当時の日本人が感じたであろう貿易に関する刺激を再現できればいいなと考えている。
  • 【書籍説明】
    二十三世紀、地球は宇宙へ進出し、異星人と交流するようになった。
    異星人の中には友好的な種族もいれば、好戦的な種族もいる。地球征服を企む異星人に対抗して、地球防衛軍が組織された。

    近藤勇をリーダーとする試衛館グループは地球防衛軍に参加して戦功を立て、勇は防衛軍提督に、土方歳三は新選隊隊長に抜擢された。

    インド南部で発生した感染症が、あっという間に全世界に拡がり、人類絶滅の危機に襲われた。
    各国の科学者・医学者はワクチン開発に全力を注いだが、ワクチンには重大な副作用があるとわかった。
    その時、異星人種族の一つネリガンがワクチン開発に協力し、人類は滅亡の危機から逃れることができた。

    だが、異星人ヴァルキリや地球人医科学者は、ネリガンを侵略者と決めつける。運輸貿易商の坂本龍馬もその一人だ。

    歳三もしだいにネリガンに対する疑いを深めていく。

    歳三と龍馬はネリガンの侵略作戦を見破ることができるのか?感染症を終息させ、ネリガンの地球侵略を防衛することができるのか?
  • 説明文

    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    商社が生まれた起源は、幕末の志士坂本龍馬の「亀山社中」とも、幕閣小栗上野介が構想した「兵庫商社」とも言われる。

    このシリーズは、その幕末商社の起源から繋がる人たちの人生をたずね、残されたメッセージから、大いにインスピレーションを得ようとするものである。

    今回登場するのは海援隊(亀山社中)で龍馬と行動をともにし、条約改正などで活躍するも日清戦争で苦しむ「陸奥宗光」。

    龍馬と同じ年に生まれ、最近ではNHKの朝ドラや大河ドラマでも人気が出て、大阪経済に貢献するも忘れられた人だった「五代友厚」。

    その五代も登場する大河ドラマ『青天を衝け』の主人公となり、2024年からは新1万円札の顔になる「渋沢栄一」。

    五代が登場した朝ドラ『朝が来る』の主人公で、明治を代表する女性実業家、夫は日本綿花発起人のひとり「広岡浅子」。

    陸奥、渋沢とも縁が深く、足尾銅山の大鉱脈を発見して莫大な利益を得るが、鉱毒事件で歴史の影も味わう「古河市兵衛」。


    今回の5人の人生を要約してみた。

    彼らは商社で働いていたわけでも、貿易の実務に関わったわけでもない。

    しかし、彼らの貿易に関する貢献は、条約改正、大阪経済への貢献、機械式紡績工場設立、繊維商社設立、鉱工業近代化、など貿易のインフラを整備したことである。

    歴史には光と影がある。今回は少し影の方にも気を配って書いてみようと思う。

    本書はそういう彼らの人生を訪ねて書かれた、歴史好き貿易マンに捧げるモチベーションアップのためのメッセージ集である。



    【著者紹介】
    姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
    千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。
    長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
    自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
    ペンネームは英語教師だった祖父の名前。
  • 説明文

    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    商社の起源は坂本龍馬の「亀山社中」とも小栗上野介の「兵庫商社」とも言われている。
    前作では、その思いを継いだトーマス・グラバー、三野村利左衛門、岩崎弥太郎を加えて、5人のパワーあふれるメッセージを見てきたが、
    今回もやはり前作と同じスタイルで、商社の起源に関わる更なる5人の実業家のメッセージを見る。


    更なる5人とは、三野村の声掛けで三井物産の社長として迎えられるも、三野村から「三井の看板は貸すが、経営資金はびた一文出さぬ」と継子扱いされる「益田孝」。

    維新の動乱期に武器の輸入販売で台頭し、財閥を形成するも、「忘れられた人」となる「大倉喜八郎」。

    丁稚から身を起こし、やがて鈴木商店の大番頭になると、会社を日本一の年商を誇る巨大商社に育て上げ、倒産すると借家住まいが判明するという日本経済の怪物「金子直吉」。

    伊藤忠商事と丸紅の実質的創業者でありながら、日本一の借金王になり、庭石まで売却して再建に取り組む2代目「伊藤忠兵衛」。

    商社活動による利益を「浮利(目先の利益)」と戒め、商社活動御法度の流れを築いた「住友政友」

    今回登場する5人のほとんどは幕末に生を受け、維新を経て商社で活躍する人たちである。
    前作の5人、そして今回の5人に共通することがある。
    それは何か。
    それはビジネスおよび人生には必ずチャンスも来るが、危機も来ることである。
    そしてその危機に勇気を持って挑戦したことが共通点である。

    大倉のこういう句がある。
    「知恵比べ 努力比べの今の世に 欲しきは人の勇気なりけり」
    5人の危機に対処する勇気はどのようなものであったか。


    現代は幕末に酷似しているという声がある。
    国家の財政赤字、海外からの自由化圧力、攘夷にも似た排他主義の興隆、金融緩和によるインフレなどの酷似である。
    そうなのかもしれない。
    これからの日本は、新たな仕組みや制度に対応できない旧来型の企業や人材が、淘汰されてゆく時代なのかもしれない。
    そうだとすればこのようなときこそ、幕末明治の実業家たちのメッセージが意味をもって輝いてくるに違いない。


    わくわくする気持ちで第2弾幕末商社考を始めることとしよう。
  • 説明文

    【書籍説明】

    「イイクニ(1192)つくろう鎌倉幕府」
    鎌倉時代といえば、この語呂合わせを思い起こす人も多いのではないか。
    かつて、源頼朝が征夷大将軍に就任にした1192年を鎌倉時代の始まりと学校で教えられた。

    だが、最近の教科書は鎌倉幕府の始まりを守護・地設置の1185年とし、語呂合わせも「イイクニ(1192)」から「イイハコ(1185)」に変わっているとか。

    鎌倉幕府の成立時期は諸説ある。
    ただ、後の武家政権も征夷大将軍をトップとしたのだから、1192年も大きな区切りの一つだった。

    鎌倉時代は戦国時代に比べて地味なイメージだったが、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目を集めている。
    この「鎌倉殿」ブームのうちに、この時代の面白い人物を知ってもらいたい。
    その一番手として取り上げたのが小山3兄弟である。

    小山3兄弟とは、小山朝政、長沼宗政、結城朝光の3人。
    まず、「こやま」ではなく、「おやま」。
    さらに3兄弟というが苗字が違う。
    弟2人は小山家から独立し、その分家もかなりの有力御家人となった。

    小山朝政は頼朝の関東支配の仕上げとなった野木宮合戦の主将。
    また、頼朝死後の鎌倉で執権・北条義時との政治的駆け引きを展開する。
    対立する御家人を粛清し、権力争いを勝ち抜いた北条義時にも、あまり知られていないしくじりがある。
    それと小山朝政がどう関わるのか。

    長沼宗政は鎌倉の暴言王。
    将軍さえも悪口の対象とした。
    「荒言悪口(こうげんあっこう)の者」(物言いが荒っぽく、口が悪い)と顰蹙(ひんしゅく)も買った。
    当然、粛清の対象となるはずだが、そうはならなかった。
    いったい何を言ったのか。

    結城朝光は若くして頼朝に随身、出世の機会に恵まれた鎌倉随一のラッキーボーイ。
    誠実な人柄が評価されているが、空気を読まない発言もあって、それがまた重大事件の引き金となり、それなのに本人はあまりダメージを受けないという不思議なめぐり合わせがある。

    ともかく3人とも特段に面白い。

    また、小山3兄弟との関係をみると頼朝や北条義時の人物像も違った角度から浮かび上がる。
    「小山3兄弟を知らずして鎌倉時代を語るなかれ」である。
  • 説明文

    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    商社の起源は、幕末期に坂本龍馬がつくった貿易会社「亀山社中」だと言われている。
    また、それより少し後、江戸幕府の勘定奉行などを歴任した小栗上野介(おぐりこうずけのすけ)が建議した「兵庫商社」という会社があり、ここで初めて商社という言葉が使われたとされる。
    いずれも外国との取引に従事する「貿易商社」として設立された民間企業である。

    当時の日本の貿易は居留地で行われたので居留地貿易と言われ、日本企業は居留地の外国企業と取引した。
    亀山社中が取引した相手はトーマス・ブレーク・グラバーの「グラバー商会」であった。

    小栗上野介が官軍に斬殺されると、その遺族をかくまったのが、三井組の大番頭となった三野村利左衛門で、彼はやがて三井物産設立に関わることになる。
    また、龍馬の暗殺後海援隊を引き継ぎ、グラバーとも関係が深く、三菱財閥及び三菱商事の創業者となるのが岩崎弥太郎である。

    このように商社の起源を探ってゆくと、坂本龍馬、小栗上野介、トーマス・グラバー、三野村利左衛門、岩崎弥太郎の5人が深く関わり、現代にまで大きな影響を与えていることが分かる。

    ただし、この5人が生きた時代は、現代のように民間企業が自由に海外に赴き、海外企業と直接取引ができる時代ではなく、
    同時に明治初期の国家財政はきわめて弱体で、多くのインフラが未整備であったから、政治家と実業家が利用しあう政商の時代にならざるをえなかったので、
    現代の商社のイメージとは異なっていたことを理解しなければならない。

    それでは幕末から明治初期の極めて制限の多い環境の中で、彼らは商社の起源に関わるどのような仕事をして、どのような言葉を将来の人に残したのであろうか。
    本書は、歴史好き貿易マンに捧げる5人が残したパワーメッセージ集である。


    【著者紹介】

    姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)

    千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
    自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。ペンネームは英語教師だった祖父の名前。
  • 【書籍説明文】

    天才的革命家織田信長は、長年敵対していた足利義昭と和睦し、義昭を支援していた中国路大大名毛利輝元を臣従させた。
    一方、謀反を起こした羽柴秀吉の家臣達は、信長に捕えられた秀吉奪回と再起を図り、信長と対立する大名を頼った。
    信長は九州に侵攻し、毛利軍と大友宗麟軍が先鋒を務めた。織田軍は竜造寺隆信を討ち取り、南九州の覇者島津四兄弟を降した。土佐の長曽我部元親も降伏して臣下となり、九州に続き四国も平定された。
    征夷大将軍織田信忠は関東支配を狙う北条氏政を滅ぼし、その同盟者上杉景勝を降した。さらに奥州の伊達政宗・安東愛季・最上義光らを服属させて、関東から奥州を平定した。
    信長は戦乱を終結させ新しい世の秩序を整え始めたが、問題は山積している。
    統治の中心地をどこにするか?巨大な織田軍団を維持する費用はどうするか?諸国に溢れる牢人・野伏・海賊達の身の振り方は?そして、秀吉の処罰は?
  • 769(税込)
    著者:
    銀河忍
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】

    地下世界に広がる聖なる火種の村。村人達は古くから伝わる教えにより、自分達を『劣った者』であると信じて質素な生活を送っていた。そんな中、村一番のおてんば少女エイミーは窮屈な生活と教えに疑問を抱き、同じ思いを抱く青年シルヴァンと共に、真実を知る為の計画を立てる。それはこの地下世界からの脱出、すなわち想像だにしなかった世界への大きな一歩だった!

    教えで村人達を縛る大司祭やその息子である聖職者ハロルドとドミニクほか、エイミーを取り巻くユニークな登場人物の描写も見逃せない、臨場感のある冒険ストーリー。


    【著者紹介】

    銀河忍
    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    織田信長は天才的革命家だった。尾張の小大名だった若い頃から「天下一統して新しい世を拓く」という野望を抱いた。信長は流浪していた足利義昭を奉じて上洛し、十五代将軍の座に就けた。足利将軍の権威を利用して、天下統治の実権を得ようとした。
    だが、将軍復権を熱望する義昭と対立するようになり、信長は、ついに義昭を京から追放した。将軍の上に位置する天皇の権威を背景に、天下一統に邁進した。信長は長年の宿敵を次々と倒し、今や天下一統を八割方成し遂げた。
    将軍義昭は「再上洛して幕府再開」の執念に燃え、中国路の大大名毛利輝元と手を組み、信長に対抗した。義昭は織田軍団の出世頭羽柴秀吉を味方に取り込み、信長殺害を計画した。
    だが、信長襲撃は失敗し、信長は怒りに燃えて中国路征服に出陣した。
    信長と義昭の最後の戦が始まる。
    信長は天下一統を成し遂げて、「日本国王」になれるのか?
  • 【書籍説明文】

    織田信長は天才的革命児であった。尾張の小大名にすぎなかったが、破竹の勢いで勢力を拡大し、ついに流浪の足利義昭を奉じて上洛し、十五代将軍の座に就けた。信長は将軍義昭の権威を利用して、天下統治の実権を得た。
    だが、将軍復権を熱望する義昭と対立し、信長は将軍義昭を京から追放した。信長は将軍に代わり天皇の権威を利用し、次々と敵を倒し、天下一統に邁進した。
    信長は天下一統を八割方成し遂げた。残る大敵は、足利幕府再開の執念に燃える足利義昭と義昭と組んだ中国路十ヶ国を領有する毛利輝元、そして、甲斐の武田勝頼だけとなった。
    織田軍団の出世頭は明智光秀と羽柴秀吉。秀吉は光秀に激しい対抗心を持ち、光秀を蹴落とすべく様々に画策した。
    足利義昭と毛利輝元は秀吉の異常に強い出世欲を煽り、信長に対する反感を助長する。秀吉の胸の奥に「次期天下人」の野心が燃え始めた。
    信長に謀反を起こすのは、明智光秀か、羽柴秀吉か?
  • 【書籍説明】

    織田信長は天才的革命児である。尾張の小大名だった若い頃から天下一統の野望に燃え、破竹の勢いで勢力を拡大した。足利将軍の権威を利用するため、足利義昭を奉じて上洛し十五代将軍の座に就けた。だが、将軍の実権を求める義昭と対立するようになり、信長は将軍義昭を京から追放した。信長は天下一統を七割方成し遂げて、名実ともに天下人になろうとしていた。
    信長は子沢山だが、主要な息子は嫡男信忠・次男信雄・三男信孝の三人である。嫡男信忠は優秀だが、次男信雄はとんでもない馬鹿殿で信長の頭痛の種だった。
    信雄が信長の許可も得ず、忍びの国伊賀に攻め入って大敗した。信長は激怒したが、負けたまま放っておいては天下人の沽券に関わる。
    だが、信長の重臣明智光秀も嫡男信忠も、最も信頼する同盟者徳川家康も伊賀者を家臣にして重用している。まともに伊賀征討に乗り出せば、光秀・信忠・家康との間に亀裂が生じる恐れがある。
    軍師濃姫は伊賀を相手にどう戦うか?信長は馬鹿息子にどう対処するか?
  • 【書籍説明】


    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出会ったのは1人ぼっちの女の子。彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジーの最終話です。ついに姿を現したサイデリアル帝国の皇帝ウラノスとの最終決戦!果たしてアルフィーたちはこの聖戦に勝てるのか?そして戦いの後、シャナやナディアはどうなるのか?反乱軍の仲間たちも大集合するクライマックスをどうぞご期待ください。


    【著者紹介】

    銀河忍
    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    最上豊前守に両親らの「落とし前」をつけさせて主家を辞し、浪々の旅に出た林崎甚助。
    しかし執念深い豊前守は、出羽忍びを使うだけにとどまらない恐るべき「追っ手」を二段構えに用意していた。
    次第に追い詰められ心身ともに疲弊していく甚助に、斗内が「鹿島の地に剣聖・塚原卜伝を訪ねて教えを乞うては」と助言する。
    果たして卜伝は甚助に、道標を示す存在と成り得るのか?
    やがて甚助は戦国武将・徳川家康と出会い、図らずも親友となる。さらに彼と斗内を待っていた服部半蔵との嬉しい再会。
    武芸への造詣深い家康との友情は特に、甚助の生涯にわたるものとなったのだった。
    そして長期に渡って甚助と家康の前に、戦国最強の武田家「騎馬軍団」の脅威が立ちはだかる。
    その手始めに襲いかかる武田二十四将の筆頭「武田の赤鬼」山県正景。
    三方ヶ原で手痛い敗戦を喫した家康に、赤鬼の赤備えが迫る中、はたして甚助は親友の窮地を救えるのか?
    そのあげくに始まった家康と山県昌景の一騎打ちは、どんな結末を迎えるのだろうか?
    上巻以上の息詰まる戦闘シーンの連続で描く、謎に満ちた剣聖の半生、その新章の幕が今、開く。


    【目次】
    第十六章  流浪
    第十七章  鹿島
    第十八章  卜伝
    第十九章  卒業
    第二十章  導師
    第二十一章  家康
    第二十二章  窮地
    第二十三章  再会
    第二十四章   山県
    第二十五章  敗走
    第二十六章  仇敵
    第二十七章  激突
    第二十八章   決着
    第二十九章  珍手


    【著者紹介】
    鈴木天斗(スズキタカト)
    1974年 宮城県生まれ。
    高校卒業後、「人生を知らなければ、いい作家になれない」と思い先ず、就職する。
    目指すは武道を学ぶ者の視点から歴史の裏を読み、謎をひも解く「武芸者ライター」。
    小説の執筆のために社会人になってから様々な武道を学び、主に全日本剣道連盟居合道五段、同杖道四段。現在も居合道六段の合格目指して修行中。執筆のための好奇心は未だ旺盛で今現在もキック、システマ、クラブ・マガ等に興味あり。
    武道以外の趣味としては日本史探求、カラオケ(武道より自信あり)、英会話など。
    著書は他に「運動音痴・臆病・ネガティブだった私でもここまで変われた、杖道の稽古で得られた効果の数々」がある。
  • 【書籍説明文】

    尾張の小大名だった織田信長は「天下一統」の野望を抱き、破竹の勢いで勢力を拡大した。流浪の将軍足利義昭を奉じて上洛し、天下を治める実権を握った。やがて将軍親政を求める義昭と敵対し、ついに将軍義昭を京から追放した。
    信長の大敵武田信玄や上杉謙信は亡くなり、一向宗宗主顕如光佐も降伏して石山本願寺を退去することになった。今や「天下布武」は七割方実現した。
    だが、将軍義昭は「打倒信長・幕府再開」に執念を燃やし、中国路最大の大名毛利輝元と手を組み、信長に対抗した。
    天下一統を目前にして、信長は織田軍団内部に大きな問題を抱えるようになった。信長の拓く新しい世の制度に、ついて来られない老臣達が続出したのだ。
    父信秀の代から仕える宿老達の中には、昔の武功を誇り、天下人である信長の立場や構想を理解しようとしない。昔のままのやり方に固執する。
    一方、信長が育てた明智光秀や羽柴秀吉らの武将は実力を蓄え、今や織田軍団・織田政府の中核をなしている。
    天下一統のためには、不要な老将を追放する必要があるのか?苛酷な老将排斥は、現役活躍中の武将達に不安を与えることにならないか?
  • 【書籍説明】

    シングルマザーが子どもを通じて出会った男性に抱く淡い恋物語と実生活のリアル、筆者が過去に見た夢、幽霊の出るアパートで一人暮らしをする大学生に起きた出来事など、恋愛を起点にうごめく仮想とリアルが絶妙にマッチした兎月ゆりの小説デビュー作。物語に登場する株式会社ZENALが開発した仮想現実を体験する装置ReX-dを取り巻く短編小説集です。
  • 【書籍説明】

    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出会ったのは1人ぼっちの女の子。彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジーです。サイデリアル帝国との決戦に向けて、着々と準備を進めるアルフィーたち。しかし、巨大なサイデリアル帝国と戦うには、まだ戦力に不安が残るようで・・・。果たして一行はどんな戦略で立ち向かうのか?精巧な戦闘シーンが魅力的なシリーズ第7巻をどうぞお楽しみください。
  • 【書籍説明文】

    織田信長は無敵武田騎馬隊を壊滅状態にし、伊勢長島や越前の一向一揆を平定した。天下一統に邁進し、安土築城にとりかかった。残る大敵は、将軍足利義昭と手を組んだ一向宗石山本願寺・中国路最大の大名毛利輝元・北国の覇者上杉謙信である。
    織田家の出世頭は、羽柴筑前守秀吉と明智日向守光秀。二人は各地を転戦し、次々と多大な戦果を挙げた。特に秀吉は野望に駆られるまま、出世の山を駆け登る。その秀吉に、「末は天下人になる」という予言が囁かれた。秀吉の野望は果てしなく広がるが、同時に、秀吉は信長の激怒を恐れた。
    信長の徹底した合理主義と成果主義が、配下の武将を心理的に追い詰めた。松永久秀・荒木村重らが次々と謀反を起こす。光秀と秀吉は謀反人征討に追われた。
    謀反鎮圧の中、秀吉は信長の独裁と酷薄に疑念を抱き、将来に不安を覚えた。
    それでも、秀吉は中国路攻略に励むが、信長への不満が募る。
  • 【書籍説明】

    織田信長は将軍足利義昭を京から追放し、名実ともに天下人として歩み出した。
    しかし、足利義昭は本願寺の顕如光佐や中国路の大大名毛利輝元と手を組み、信長を倒して再上洛する望みを諦めてはいなかった。

    武田信玄は病没したが、跡を継いだ武田勝頼は好戦的な武将で、徳川家康の領国に度々侵攻する。
    信長と家康は鉄砲など新兵器によって、「無敵」と称される武田騎馬隊を破り、勝頼に壊滅的な打撃を与えた。

    信長は琵琶湖畔に安土城を築き始めた。
    城下にキリスト教の教会や学校を建てる許可を宣教師達に与えたところ、信長の使僧朝山日乗から、「キリスト教の布教はスペイン・ポルトガルの植民地政策」という報告がもたらされた。
    だが、信長は南蛮貿易により莫大な利益を上げ、様々な新兵器を入手している。
    南蛮貿易を振興するためには、キリスト教を禁じることはできない。

    信長は奇想天外な戦法を考えつき、キリスト教問題と本願寺合戦を同時に解決しようとする。

    目次一覧
    武田勝頼
    決死の伝令
    長篠の戦
    家督譲り
    安土城建設
    南蛮僧の陰謀
    放火殺人
    異教排斥
    本願寺籠城
    木津川の大敗
    植民地政策
    パードレ虐殺
    取引停止
    鉄甲船出撃
    無敵鉄甲艦隊
  • 【書籍説明】

    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出会ったのは1人ぼっちの女の子。

    彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジー。

    ついに再会を果たしたシャナと生き別れの兄。アルフィーたちは彼から星導力のことやサイデリアル帝国の所業を知らされます。

    また、これまで度々登場してきた天害の成り立ちも発覚し、サイデリアル帝国との対峙を決意。そして一行は牡牛座の国を目指します。

    サイデリアル帝国とアルフィーたちを取り巻くさまざま謎が明らかになる物語の第6話をどうぞお楽しみください。


    【著者紹介】


    銀河忍

    児童書作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。… 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    ウエストホースの町を出てふたご座の国へ向かう一行は学問の町へ。

    そこでは一行が探すシャナの兄が残した言葉の意味を知るため、

    天文学研究所の所長に会いに行きますが、

    突然始まる銃撃戦や現地で聞かされる衝撃の真実など、

    目が離せない展開はとても魅力的です。

    とにかく先が気になって早く読み進めたくなること間違いなしの作品。

    物語も佳境に近づく第5話をぜひ一読ください。


    【著者紹介】

    銀河忍

    児童書作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、

    少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、

    主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
  • 【書籍説明】

    織田信長は足利義昭を将軍に奉じて、天下一統の道を邁進していた。

    しかし、将軍復権と足利幕府再開を目指す足利義昭との間に生じた溝は、深まるばかりだった。

    足利義昭は各地の有力大名に御内書を送り、信長追討を下知した。宗教勢力まで抱き込み、信長包囲網を構築する。

    信長は信頼する義弟浅井長政に裏切られ、生命さえ危うくなる。浅井・朝倉軍に加え、一向宗信徒や比叡山延暦寺まで信長に敵対した。

    ついには、武田信玄が信長討伐の進撃を開始した。信長は絶体絶命の危機に陥る。

    しかし、信長は、強い意志の力と女軍師濃姫や明智光秀・徳川家康・木下(羽柴)秀吉の働きにより、危機を乗り越えて新しい世の礎を築く。

    一方、足利義昭・浅井長政・朝倉義景は天下取りの好機を目前にしながら掴むことができず、滅亡への一途をたどる。

    信長は浅井長政の裏切りが許せない。その激しい怒りに乗じて、木下秀吉は出世の機会を作りだし、ついに小谷城を落として浅井領を手に入れる。
  • 【書籍説明】

    尾張の新興大名織田信長は天性の革命児だった。
    常識破りの傭兵軍団を組織して、尾張を平定し、美濃を奪取した。破竹の勢いで勢力範囲を拡大した。

    信長は天下一統して新しい世を拓こうとしていた。そのためには、足利将軍の権威を借りる必要がある。

    信長は流浪の公方足利義昭に供奉して上洛し、義昭を足利幕府十五代将軍に就けた。

    しかし、幕府再興を望む義昭と、天下一統を望む信長は、お互いの思惑の違いに気づき始めた。

    織田家の武将木下秀吉は新規召抱の明智光秀に激しい競走心を抱き、功名を挙げようと必死だった。光秀を押し退けて京都守護となり、将軍義昭の機嫌を伺う。

    そのうち、織田家の侍が次々と獣に喰い殺される事件が起きた。
    化け猫の祟りという噂が立った。ついに公家にも犠牲者が出た。

    正親町天皇は信長に助けを求めた。信長は濃姫と光秀に化け猫の詮議を命じた。

    化け猫騒動の解決に奔走する中、信長と義昭の対立はしだいに激しくなる。

    【目次】
    本圀寺襲撃
    雪中進撃
    殿中御掟
    京都守護職
    自分勝手流
    牙と鉤爪
    古屋敷の妖姫
    黒猫闇夜
    阿胡女の方
    妖猫退治
    信長の裁断
    将軍御教書
    能興行
    傀儡将軍… 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    ──「あなたに母親は無理」「目が見えなくて何ができるの?」

    周りからの冷たい視線に押しつぶされていた私。
    けれど、娘を通じて、たくさんの温かく優しい人たちと出会い、大切なことに気付きました。

    “工夫次第で今の私にもできることはある。今の私だからこそ、できることがある。” ──


    どんな状況でも自分らしくしなやかに生きる秘訣とは?

    子育てで息詰まっているお母さんはもちろん、人生の壁に直面しているすべての人に。

    YouTube公開のドキュメンタリー「特別なんかじゃないんだよ 全盲ママの子育て」が100万回再生を突破した、
    今話題の全盲ママユーチューバーがやさしく語りかける初の書き下ろしエッセイ。


    【目次】
    経験と出会いが人をつくる
    認めてもらえない世界は苦しい
    孤独感は受け入れられて消えていく
    あるがままを認められて持てる自信
    輪に飛び込む勇気が繋がりをつくる
    共感は心を軽くする
    想像力で分かり合えるのが人と人
    正直に伝えることが心を繋げる
    踏み出して人は変わっていける
    本音の対話が本当の安心感を生む
    思い込みに潜む本音を認めれば心はずっと軽くなる
    工夫してもできないことなら頼ればいい
    遠慮はほどほどに、感謝は言葉以上に行動で


    【著者紹介】
    西田梓(ニシダアズサ)
    1981年生まれ。兵庫県出身。未熟児網膜症により、生まれつきの全盲。一児の母。
    視覚障害を持つお子さんを育てるお母さんの力になるために2014年、HP「Mothers' Cafe」を開設。
    「見えなくてもこんなふ… 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    新選組二番隊組長永倉新八は、市中巡察中、昔知っていた女に出逢った。
    新八に足抜けの手伝いを頼んだ深川女郎お須賀だった。今は、老舗の後妻である。

    新八は松山藩江戸留守居役の次男だが、厳格な父親に反発して家を出た。
    天然理心流近藤道場試衛館の居候になり、剣技を研きながら暢気に暮らしていた。

    お須賀は「足抜けして自由になりたい。そのために金が要る」と言う。
    新八は試衛館塾頭の土方歳三と道場破りをして金を手に入れたが、女は金だけ持って恋人と駈落ちしてしまった。

    その後、お須賀は恋人と別れて京に上り、奉公先の若旦那の後妻になった。
    だが、姑の大内儀は評判の意地悪婆さんで、お須賀は辛い日々を送っていた。

    その意地悪姑が殺された。町方役人は「下手人はお須賀」と考えた。

    お須賀は新八に助けを求め、新八は新選組副長土方歳三に泣きついた。

    歳三は隊務に追われて忙しい。最近、倒幕浪士に拳銃や銃を流す者がいて、活動が激化していた。
    だが、新八に頼まれて、歳三は下手人探索に乗り出した。

    【目次】
    昔の女
    道場破り
    大暴れ
    足抜け
    後始末
    いけず
    姑殺し
    沈黙の目撃者
    親切ごかし
    大裁ち鋏
    どこかで見た顔
    仕掛けた罠
    古屋敷急襲
    下手人… 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出逢ったのは1人ぼっちの女の子。
    彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジーの第四巻。
    シャナの兄を探す旅にナディア姫も加わり、一行はウエストホースの町へ。
    その途中で出会う荒野の双子星、黒豹のマーゴットは敵か味方か?
    再び登場のラッキーグレンダの兄は何と・・・。
    今作もどんな展開になるのかをイメージしながら読めるファンタジーの面白さが存分に盛り込まれた作品となっております。
    どうぞご期待ください。

    【著者紹介】

    銀河忍
    児童書作家。
    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。
    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。… 以上まえがきより抜粋
  • 説明文




    【書籍説明】


    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出逢ったのは1人ぼっちの女の子。

    彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジーの第三巻。

    アルフィーとシャナは獅子座の国へ。

    これまで詳しく明かされなかったアルフィーの過去が明らかになります。

    そして、ナディア姫と再会したアルフィーたちに告げられる衝撃の真実とは?

    今回は獅子座の国の動乱が舞台です。


    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。




    … 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    徳川二代将軍秀忠の御台所お江は次男国松を三代将軍の座に就けたいが、大御所徳川家康は長男竹千代を世継と定めた。実は、竹千代はお江の産んだ子ではない。

    お江は国松に将軍嫡子として振る舞うようにさせた。

    家康が亡くなると、お江は夫の秀忠に竹千代を廃嫡するように迫ったが、秀忠は承知しない。お江は益々竹千代を憎み、国松を溺愛した。

    竹千代は元服して、三代将軍家光となった。国松も元服して徳川忠長となった。

    将軍が二人いるような、忠長の横暴な振舞いが目立つ。

    お江は家光の暗殺を企むが、家光を警護する柳生十兵衛と花菜緒は刺客を寄せつけない。十兵衛の妹花菜緒は天才的な剣士で、家光の初恋の人となった。

    忠長が催した御前試合で花菜緒が勝ったため、忠長は花菜緒を謀殺した。

    お江が病死すると、忠長の暴虐非道は倍加して、秀忠を激怒させた。

    家光は忠長に蟄居を命じ、秀忠も忠長を許すことなく病没した。

    秀忠の死後、家光は異母弟保科正之を可愛がり、忠長の暴虐を憎んだ。家光は忠長を逼塞から自刃へ追い込んでいく。

    【目次】
    兄と弟
    天下を継ぐ者
    冷たい母
    鴨撃ち
    元服
    三代将軍
    辻斬り
    代理勝負
    九死に一生
    御前試合
    将軍二人
    忠長乱行
    狂乱の果て
    恋の記憶
    … 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    永禄十年(1567)八月、織田信長はついに稲葉山城を攻め落とし、美濃を平定した。

    信長は稲葉山城を「岐阜城」と改称し、「天下布武」の意志を明らかにした。

    天下一統のために、信長は足利義昭を奉じて上洛する決意をする。

    足利義昭は有力大名の力を借りて将軍となり、室町幕府の再興を計っていた。越前の太守朝倉義景を頼ったが、義景は覇気に欠ける。
    義昭は、明智光秀の仲介により織田信長を頼ることにした。光秀は信長の正室美濃御前の従兄である。

    永禄十一年(1568)七月、義昭は越前を発って美濃に向かった。

    しかし、朝倉義景は信長に将軍を奪われたようで、承服できなかった。南近江の六角承禎をはじめ信長に敵対する人々と手を組み、義昭が岐阜に到着した後、信長と義昭を暗殺しようとする。

    その頃、美濃御前が前美濃国主斎藤竜興と内通しているという噂が流れ、信長は美濃御前を幽閉した。これを知った光秀は、美濃御前の潔白を証明しようとする。

    信長は光秀の協力を得て、暗殺計画を阻止できるか?

    美濃御前は潔白を証明できるか?

    【目次】
    美濃国奪取
    蝮の遺言
    流浪の公方
    岐阜城
    弓を引く者
    般若
    蝮の娘
    陰謀の網
    小谷城の客
    公方様御成り
    火の襲撃
    裏切り者
    観音寺城落城
    二本の扇

    … 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    荒野を駆ける賞金稼ぎの主人公、アルフィーが出逢ったのは1人ぼっちの女の子。彼女と共に星のきらめく常夜の世界で繰り広げる冒険ファンタジーの第二巻。

    キルローグの街へ行く途中で出逢った緑色のツインテールの少女シャナ。彼女を連れてバイクを走らせるアルフィーが次に目指す街で起こる出来事は果たして・・・。

    男勝りのラッキーグレンダ、乙女座の国で悪事をはたらく金色の用心棒など、新たな登場人物にも注目です。


    【著者紹介】

    銀河忍(ギンガシノブ)

    児童書作家。イラスト作家。

    子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に児童向けの小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。

    「大人でも子どもの心を忘れずに楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。

    デビュー作は「Noir Grand Guignol 第一幕 終焉の調べ」2019年まんがびと刊行… 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】
    新選組三番隊組長斎藤一の父は明石松平藩の下級武士だったが、事情があって上役を斬殺し脱藩した。
    息子を連れて諸国を放浪し、江戸で病死した。斎藤の父を仇と狙う如月秀人は、名を偽って新選組に入隊した。

    その頃、新選組には佐久間象山の息子三浦啓之助が父の仇討のために入隊し、隊中は仇討の話題でもちきりだった。どうやら伍長の倉田重郎も仇討らしい。
    斎藤は苦い思いで眺めていたが、斬込みの最中に襲われて、自分が狙われていることを察知する。斎藤は土方歳三に打ち明けず、独りで敵を探そうとする。
    京都西町奉行所与力杉本雄介は新選組を訪ねて来て、隊士の中に江戸を騒がせた盗賊一味だった男を発見する。杉本は江戸南町奉行所から出向していた。
    杉本は隊士の名前を明らかにする前に、斬殺されてしまう。
    歳三は杉本を殺害したのは新選組隊士ではないかと疑い、捜査を始める。
    斎藤は如月秀人を探し出せるか?
    歳三は杉本殺害の犯人を捕らえることができるか?

    【目次】
    不意討
    恨みの連鎖
    仇討志願
    与力殺し
    記憶の中の顔
    斬込み
    深まる疑惑
    悲願と苦悩
    隊費強奪
    おしゃべり仲居
    仇持ち
    功名男
    不審の究明
    仇討地獄
    … 以上まえがきより抜粋

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