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『文芸・小説、歴史、伝記、学問』の電子書籍一覧

1 ~40件目/全40件

  • シリーズ5冊
    659989(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】

    織田信長は尾張の小大名だが、生まれながらの天才的革命家だった。

    村々で行われる「火起請」という裁判形式を否定し、宗教儀式を利用して女性達をたぶらかしていた淫乱僧を詐欺師として処罰した。

    信長は迷信と慣習の支配する中世社会を打破して、「だれもが自由に安心して暮らせる合理的な世」を拓こうとした。

    信長は天下一統を志して近隣諸国を征服し、破竹の勢いで勢力を拡大した。

    ついに足利義昭を奉じて上洛し、義昭を十五代将軍の座に就けた。

    将軍の権威を利用して、天下の実権を握ろうとしたのである。

    だが、将軍義昭は信長の傀儡であることに我慢できない。

    折しも、都に百鬼夜行の噂が立ち、奇妙な病が流行し、死者が続出した。

    将軍義昭の侍臣も御所の公家衆も、次々に奇病に倒れた。

    陰陽師勘解由小路在富は、流行病は「平将門の祟り」と言う。

    「織田信長が将軍義昭を呪詛して、将門の怨霊を地獄から呼び出した」という噂が広まった。

    信長と濃姫は、呪詛の噂を打ち消し、奇病の流行を止めることができるか?

    【目次】
    火起請
    野望の始動
    秘儀へそくらべ
    詐欺坊主
    疫病流行
    怨霊
    平新皇将門
    深泥池
    陰陽師
    粥施行
    義昭発病
    呪詛返し
    悪魔の指袋
    祟りの元凶
    悪霊退散
    第六天魔王
  • 1,980(税込)
    著者:
    宋恵媛
    著者:
    望月優大
    撮影:
    田川基成
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
    ――斎藤真理子さん(翻訳者)

    本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
    ――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)

    【本書の内容】
    1946年夏。朝鮮から日本へ、
    男は「密航」で海を渡った。
    日本人から朝鮮人へ、
    女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
    貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。

    朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。

    1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。

    「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」

    「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」

    植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。

    この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。

    蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
    ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。

    【洗濯屋の家族】
    [父]尹紫遠 ユン ジャウォン
    1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。

    [母]大津登志子 おおつ としこ
    1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。

    [長男]泰玄 テヒョン/たいげん
    1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。

    [長女]逸己 いつこ/イルギ
    1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。

    [次男]泰眞 テジン/たいしん
    1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。
  • 中世の大ベストセラー『痴愚神礼讃』の名を知る人は多いだろう。ヨーロッパ文化への貢献者に与えられる栄えある賞に今もその名を残す、西洋知性の粋、デジデリウス・エラスムス。宗教改革をはじめ、世俗権力と教会の対立が顕在化し、争いが絶えなかった狂乱の時代を生きた彼は、つねに学問に打ち込み、「何者にもその道を譲らない」という自らの信条が揺るぐことはなかった。派閥に属さない知性的な態度や人間味あふれる魅力的な人柄、「世界市民」としての生き方を、西欧文化を知悉する著者が憧憬をこめて描き出す傑作評伝。 【目次】まえがき/第1章 我、何者にも譲らず/第2章 不信の時代/第3章 変革への底流/第4章 古代へのめざめ/第5章 ふたつの友情/第6章 イタリアへの旅/第7章 ヴェネツィアの印刷業者/第8章 ゆっくり急げ/第9章 『痴愚神礼讃』/第10章 宗教改革の嵐/第11章 嵐のなかの生涯/第12章 自由意志論争/第13章 栄光ある孤立/はしがき
  • シリーズ20冊
    329989(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度)

    【書籍説明】
    文久三年(1863)春、洛西壬生村に十三人の剣客集団が誕生した。「新選組」である。

    京都守護職会津中将松平容保の御預りとなり、上洛する将軍の警護と王城の治安維持の役目に就いた。

    新選組副長土方歳三は、生来不合理なことが大嫌いである。
    謎があれば、寝食を忘れて真相を突き止めずにはいられない。
    副長という激務の傍ら、市井の事件にも首を突っ込むことになる。

    文久三年春、京洛を荒し廻る尊攘浪士の一団があった。
    「神命党」と名乗り、「軍資金調達」と称して裕福な商家を襲う。新選組は天道組全滅に躍起になった。

    夜の市中巡察中、歳三と沖田総司は血塗れの少女に出会った。
    豪商鴻池に押し込んだ神命党に斬られたという。歳三と総司が鴻池に駆けつけると、もう一人少女が殺されていた。

    「神命党の正体は?」「神命党は、なぜ少女達を殺したのか?」

    歳三は神命党の謎を追う。

    (最初にお断りしておきますが、「土方歳三事件簿」はフィクションです。登場人物の出自や年齢が史実と違うところもありますが、御了承ください)


    【目次】

    神命党

    少女殺し

    壬生浪

    預かった娘

    引き込み役

    記憶喪失

    鍼医

    大舞台

    鴻池善右衛門

    新選組出動

    真犯人

    功名手柄

    浅葱の隊服


    … 以上まえがきより抜粋
  • 貴族の文化が花開いた平安の世。宮廷では女性たちが、恋に仕事に学問に、大忙しの日々を送っていた。帝に激しく愛された傾国の美女・藤原薬子、華やかな宮中で軽やかに生きた清少納言、天皇の愛妻となるも悲劇の最期を遂げた藤原定子、千年の時代を超えて読みつがれる『源氏物語』の作者・紫式部、天下一の母と称えられた藤原彰子、平安末期に活躍した歌人・建礼門院右京大夫。きらびやかな時代に、ひときわ輝きをはなった、6人の才女たちの物語。
  • トマス入門の古典

    「カトリック哲学の第一義的にして基本的な部分が、実は生の賛美、存在の賛美、世界の創造主としての神の賛美であるということを理解しない人は、誰も最初からトマス哲学、言いかえれば、カトリック哲学を理解することはできない」。文学者一流の機知とともに描かれるトマス・アクィナスの肖像。聖人の歩みをたどりながら、哲学は神学に、神学は聖性に依存することをチェスタトンは説く。鋭敏な感覚を通して築き上げられたトマスの理論体系。それは、実際的なものと不可分であるがゆえに、われわれの精神に今も近しい。専門家から無条件の賞賛を勝ち得たトマス入門の古典。
  • 南北戦争の兵役記録には2名の日本生まれの兵士の名がある──サイモン・ダン、ジョン・ウィリアムズ。英語名の彼らは誰なのか? なぜアメリカにいたのか? その人物像は? 人の移動が厳しく制限されていた日本を離れ、アメリカに生きた/生きねばならなかった彼らの消息を、日米両国の資料から丹念に探査する。漂流民、密航者、あるいは幕府使節の脱落者……海を渡った日本人移民の歴史と19世紀中頃のアメリカ社会史が、アメリカ戦史上最大の死者を記録した南北戦争で交差する。 【目次】序章 日系アメリカ人二世テリー・シマとの出会い──はじめに/1 南北戦争に従軍した日本人がいた/2 アジア・太平洋系移民と日本人移民/3 南北戦争に従軍した日本人──これまでの研究と人物像/第1章 南北戦争とマイノリティ──アジア・太平洋系移民/1 南北戦争前の移民動向/2 一八六三年連邦徴兵法/3 アジア・太平洋からの移民兵士/4 中国人兵士の記録/5 中国人兵士の表象/6 マイノリティとしての立場/第2章 日本生まれの二人に近づく──アメリカでの記録から/1 サイモン・ダン/2 ジョン・ウィリアムズ/3 報奨金とブローカー/4 さらなる探索/第3章 漂流者・密航者たち/1 漂流者たち/2 漂流者ジョセフ・ヒコ/3 漂流者の実像/4 密航者たち/第4章 幕末の日本人の移動──使節団と密航者との接点/1 幕末の使節団/2 咸臨丸の概要/3 乗組員と不明者/4 乗組員の記録──センサスと死亡統計/5 万延元年の遣米使節団/6 竹内使節団と池田使節団/7 留学生/終章 旅の終わりに/あとがき
  • 百年戦争下の栄華

    フィリップ・ル・アルディ(豪胆公)、ジャン・サン・プール(無怖公)、フィリップ・ル・ボン(善良公)、シャルル・ル・テメレール(突進公)。これら四人のヴァロワ朝ブルゴーニュ公こそ、中世末期、ヨーロッパ世界において広大な領土の獲得と燦然と輝く文化的達成を現出させた人々にほかならない。彼らの営為によってあらわれる公国の個性とは何か。ホイジンガの『中世の秋』に比肩すると言われる本書は、博捜と実証をもとに、大公たちの生涯と事績、そしてついに成し遂げられなかった夢を光彩陸離たる筆致で叙述する。ブルゴーニュ公国の歴史を包括的にまとめた書として今も揺るぎない地位を占める名著。
  • 【書籍説明】

    いま一番書きたい皆川広照(みながわ・ひろてる)と天徳寺宝衍(てんとくじ・ほうえん)を書く。

    まず、皆川広照は徳川家康との結びつきが非常に興味深い。本能寺の変直後の「伸君伊賀越え」に同行していた可能性がある。

    「そんな話は聞いたことがない」という声も聞こえてきそうだが、注目されていない史料は意外と多い。

    また、宇都宮氏の有能な家臣でありながら、離反し、北条氏に従い、豊臣秀吉による小田原城攻めのときはこの城から脱出。

    北条氏滅亡の連座を免れた。このため世渡り上手のイメージがあるが、それだけではない。

    その後、家康六男・松平忠輝の家老となり、戦国の世が終わった時代にまた一波乱……。

    難しい場面での決断でピンチの連続を乗り越えてきた武将だ。

    一方、天徳寺宝衍は名城・唐沢山城を本拠とする佐野氏の出身。

    外交僧として諸国を渡り歩き、貴族や宣教師とも交流があり、織田信長、豊臣秀吉が関東に進出する際には欠かせない存在だった。

    北条氏や上杉氏の対応についても秀吉から相談され、文禄の役でも九州に同行している。秀吉の知恵袋だったのだ。

    戦国の主役には遠く及ばない弱小領主だが、その生涯は戦国武将らしい冒険に満ちているのだ。

    【目次】
    第1部 戦国時代の関東
    第2部 皆川広照
    第3部 天徳寺宝衍

    【著者紹介】
    水野拓昌(ミズノタクマサ)
    1965年、東京都生まれ。法政大学法学部卒業。1989年、産経新聞社入社。
    整理部記者、地方支局記者、宇都宮支局次長などを務め、2019年退社。
    『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』(小学館スクウェア)
    『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』(ブイツーソリューション)
    『鎌倉殿と小山3兄弟 ~小山朝政、長沼宗政、結城朝光~』
    『鎌倉殿と不都合な御家人たち ~「鎌倉殿」の周りに集まった面々は、トラブルメーカーばかり?』(まんがびと)などを出版。
    「栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会」のサイト「坂東武士図鑑」でコラムを連載。
  • 不幸のいちばんの原因は、ここではないどこかへ行きたいという望みだろうか?

    【本書の内容】
    フランスのアナキスト、ルイーズ・ミシェル。ズールー人の王、ディヌズールー・カ・チェツワヨ。ウクライナの革命家、レフ・シュテルンベルク――

    より大きな自由とホームの理念のために、目の前の自由とホームを犠牲にした者たちの生涯を辿る旅に出た著者。

    南太平洋のニューカレドニア、南大西洋のセントヘレナ、シベリアの極東海岸沖のサハリン――

    かつて「帝国」の流刑地だった島々を旅するなかで見えてきた、いまなお残る傷跡と亀裂。

    「自由を求めて鼓動する心臓には、ごくわずかな権利しかないようですので、わたしの取り分を要求します。」――ミシェル

    「わたしのただひとつの罪はチェツワヨの息子であることです。何もしていないのに、悪意によって殺されようとしています。」――ディヌズールー

    「もっといい時代がくるよ、モイセイ。ぼくらの星はまだ地平線の上の空高くにある。」――シュテルンベルク

    人生がふたつに引き裂かれたとき、自分を保つのはときにむずかしい。

    故郷(ホーム)を追われる経験は、当人にとって何を意味したのか。故郷(ホーム)を追われた者を受け入れる経験は、その土地に根づく人びとに何をもたらしたのか。

    弱い立場にある者が望まぬ移動と隔離を強いられる現代に放たれた、過去と現在をつなぐ傑作紀行文学(トラべローグ)!

    【本文より】
    本書は流刑者のことを考える一冊として企画されたが、それと同じくらい帝国についての本にもなった。両者はつねに分かちがたく結びついているからだ。それゆえ本書はまた、帝国の双子の犠牲者のあいだにかたちづくられた
    連帯についての一冊でもある。“流刑者”と“先住民”、すなわち追放された市民と植民地化された被支配者のあいだの連帯である。
  • シリーズ21冊
    616737(税込)
    著者:
    藤咲あゆな
    イラストレータ:
    マルイノ
    出版社: 集英社

    時は戦国時代――。時代の波にほんろうされながらも、戦乱の世を果敢に生きた姫君たちがいた。天下統一を目指す豊臣秀吉の思惑により、3人の武将の許に嫁いだ江姫。徳川と豊臣の架け橋となるべく、わずか7歳で豊臣秀頼に嫁いだ千姫。うつけ者とうわさされる織田信長の許へ嫁いだ濃姫。戦国時代を華麗に生きた、7名の姫君たちの物語。 【目次】江姫――戦国の世に咲いた大輪の花――/駒姫――無残な死を遂げた可憐な花――/千姫――東と西の間で揺れた哀の花――/奈阿姫――不幸な女たちを救い続けた清らかな花――/甲斐姫――東国に咲いた勇ましき花――/おつやの方――城を守ったがゆえに甥の信長に殺された悲運の花――/濃姫――戦国の英雄とともに歩んだ、しなやかな花――/用語集/歴史年表/参考文献/あとがき
  • シリーズ9冊
    9901,430(税込)
    著者:
    加藤俊徳
    著者:
    北川チハル
    レーベル: ――

    子どもの集中力を切らさない「1話5分」で、国語力がぐんぐん高まる!●ベストセラー脳科学者考案!かしこい脳を育てる〈脳活性おんどく法〉●1冊12話。各話の最初に4コマ漫画の人物紹介やおもしろエピソードを入れた、子どもが「読みたくなる」伝記。●4年生は〈伝える力〉が育つコラム付き。読むのが苦手な子どもの興味をひき、すらすら読めるしかけが満載!どんな子も楽しく伝記を読むことができます。伝達力、記憶力、理解力、思考力…子どもの脳の8つの力を効果的に鍛える本書オリジナルのおんどく法で、文章の内容をもっと理解できる、人物の気持ちをもっと理解できるようになります。読むのが楽しくなり、国語力がぐんぐん高まります。
  • 独眼龍の野望。東北魂を見ろ! 陸奥・出羽(東北)連合軍を仕立て、日本全国を切り取ってやる! 一度目 〈天正十八年(一五九〇)〉の夏は時間が足りなかった。二度目 〈天正十八年(一五九〇)〉の冬に行った謀は失敗した。三度目 〈慶長五年(一六〇〇)〉の正直。四度目 〈慶長二十年(一六一五)〉の再挑戦は……。秀吉死後、関ヶ原前夜、政宗は家康に呼応し、山形の最上義光とともに会津の上杉謙信を攻め、上杉領の白石城を攻め落とした。しかし中央での東軍と西軍の争いは長期化するとみて、上杉と講和し、南の相馬、北の南部を攻める機会をうかがっていた。しかし、政宗の予想ははずれ、関ヶ原の戦いは一日で決してしまう。石田・徳川の思惑、上杉・最上との複雑な外交戦。秀吉、家康、時の政権を翻弄しながら、戦国の世をしたたかに生き抜いた伊達政宗の新たな人物像を巧緻な筆致で描く。書き下ろし歴史小説。
  • シリーズ3冊
    1,2211,320(税込)
    著者:
    佐藤賢一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオンは16歳でパリ陸軍士官学校を出ると、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ故郷を追われる羽目に。だが、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クーデターでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオンも投獄された。が、男はそこで終わらない。パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。
  • 天才たちのひらめきの秘密とは?

    母親に捨てられたニュートン、自殺したボルツマン、息子をナチスに殺されたプランク、ユダヤ人としてドイツを追われたアインシュタイン、原爆製造の汚名を着せられたハイゼンベルク……。科学の先端を切り拓いた物理学者たちの発見の陰には、孤独と苦悩の人間ドラマがあった。5つの革命的な知を生み出した天才たちの思考プロセスをたどり、科学はいかにして創られたかを解明する。文系の読者にも面白く学べる全く新しい物理学入門書。
  • 1,155(税込)
    著者:
    梅原郁
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    宋王朝、最後の光芒

    南宋末、フビライ率いるモンゴル軍が南下し、王朝は危殆に瀕していた。政治の中枢は腐敗と混乱のなかにあったが、ひとりの秀才が敢然と挙兵し、防禦にあたる。文天祥その人である。だが大勢に利はなく、あえなく囚われの身となり、その間に宋は三百年の歴史に幕を下ろすこととなる。天祥は、フビライから宰相就任要請があるもこれを固辞。五言古詩「正気の歌」を遺してついに刑場に果てる――。反時代的なまでに儒教道徳に忠実で、純なる人間性を貫いた生涯。それは、人間のひとつの極限をわれわれに突きつける。宋代史研究の泰斗が厚い考証を基に天祥の実像を描いた名著。
  • 私たちが普段読む本には、冒頭に目次や序文や献辞があり、ページ数が振ってあり、文章は句読点で句切られ、時折書体を変えて強調されている。巻末には索引がついていたり、時には正誤表が挟み込まれていたりもする。持ち歩いたり寝そべって読んだりするのに文庫本サイズはとても便利だし、書店に高く積まれたベストセラーには興味をそそられる。

    実は、いま太字で強調したものすべては、今からおよそ500年前、たった一人の人物によって生み出されたものである。グーテンベルクによる活版印刷技術の発明からわずか半世紀後の自由都市ヴェネツィアを舞台に出版の世界に大変革を巻き起こし、現在も使われている書籍の体裁を発明した“出版界のミケランジェロ”ことアルド・マヌーツィオの激動の物語。
  • 【書籍説明】
    武士の始まりであり、多くの名門武家のルーツである藤原秀郷について「すごいんだよ」といろいろ書いているが、秀郷の地元・栃木県でさえ、それほど話題になっていなくて「何とかしなければなあ」と思っている。


    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉時代が注目されるので「鎌倉殿ブーム」に便乗し、秀郷の子孫の中でも特に重要な小山3兄弟(小山朝政、長沼宗政、結城朝光)について書き、改めてこの時代をみてみると、ほかにも興味深い人物はいる。

    こうした人物も紹介しないともったいないなあと思い、今回、面白い人物を選りすぐった。


    何かくくりがある方が分かりやすい。

    鎌倉幕府征夷大将軍・源頼朝の配下には少々激烈な性格であるとか、ひと癖ふた癖あるとか、どうにも間が悪いとかいろいろな意味で都合の悪い面々がいるので「不都合な御家人」でくくった。


    「不都合」といえば、頼朝気に入りの若武者を「家来が少ないので自分で手柄を立てるしかないのだ」と揶揄して頼朝の面目をつぶした小山政光や、
    命令違反のうえ、それを咎める使者に対して将軍の悪口を言いまくった長沼宗政がいて、これこそ不都合な御家人の最たる者で、しかもこの両名は親子なのだが、この話は「鎌倉殿と小山3兄弟」で書いたので省いた。


    それでもエピソードに事欠かない不都合な御家人はほかにもいる。

    そのラインナップが本書だ。


    なお、若干苦慮するのは一番重要な名が不明な人物、不確かな人物がいることだ。

    例えば、北条政子は自身で「政子」と名乗ったことはないはずで、本文でも少し触れるが、この女性は北条政子と書く以外にない。

    源頼朝のブレーン・大江広元は中原広元と名乗っていた時期が相当長いし、安達盛長も最初から「安達」の苗字ではないが、そこにこだわると誰だか分からなくなる。

    また、実名に諸説ある人物もいる。

    いずれもよく知られた名や呼称で説明するしかない。


    また、興味深いエピソードについて『吾妻鏡』や『平家物語』のどこに書いてあるかを明示した。

    『平家物語』の巻数、章段名は入手しやすい岩波文庫版に準拠した。

    両書は現代語訳や注釈付きの書籍も入手しやすいので実際に確かめ、さらに探ってみると面白い。
  • シリーズ11冊
    549880(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】

    美濃国主斎藤道三の一人娘帰蝶に、隣国織田家から縁談が持ち込まれた。

    帰蝶を織田信秀の嫡男信長の嫁に迎え、和睦しようという。


    ところが、信長は「大うつけ(大馬鹿)」と悪評が高い。

    帰蝶は信長に興味を持ち、男装して隣国尾張に忍び入った。


    祭の日、帰蝶は、三河から来た人質松平竹千代を連れた信長に出会う。


    帰蝶は信長に誘われるまま、竹千代とともに村童の喧嘩に加わったり大蛇退治を手伝ったりする。

    突然、三人は野臥に襲われ、道三の家臣明智光秀に救われた。

    復讐に燃える信長は野臥の巣窟を襲撃して、野臥の頭領を捕らえた。

    野臥は三河の松平家に頼まれて竹千代を殺害しようとしたのだ。


    やがて、竹千代は三河に帰り、今川家の人質となって駿府に送られた。

    信長と帰蝶はめでたく結婚した。


    信長が尾張を平定して間もなく、今川義元が大軍を率いて攻め寄せた。

    勝ち目のない信長は奇襲作戦を立てるが、その作戦を見破る者が今川軍にただ一人いる。

    成長して松平元康となった竹千代である。

    はたして、竹千代はどう出るか?


    【目次】
    尾張の大うつけ
    小さな客人
    大蛇退治
    猿か人か
    野臥の洞穴
    人質
    婚儀と葬儀
    国譲り状
    今川義元出陣
    松平元康
    信長出陣
    雷雨
    桶狭間
    天下布武

    … 以上まえがきより抜粋
  • 【書籍説明】

    六歳で父を殺され、その仇である坂上主膳を討ち果たす宿命を背負うことになった浅野民治丸、
    長じて後に林崎甚助重信と名乗ることになるこの少年は、その小柄な体格を不利とせず逆に武器に変えるため激しい武術修行に明け暮れる。

    やがて林崎明神より「鞘の内で決めよ」との神託を得て、必殺の秘太刀「居合抜き」を発想した
    甚助は、弱冠二十歳にして遂に坂上主膳を討ち本懐を遂げるも、この時からが決して逃れることのできない「武者修行地獄」の始まりだった。

    日毎に大きくなり、彼の知らないところで一人歩きする「居合遣い・林崎甚助」の名声や噂。それのみならず時を経て明らかになる、
    両親と坂上主膳から主君・最上豊前守までつながる因縁。更には甚助自身の出生にまつわる「悪い噂」が、彼に深い苦悩をもたらすことになるのだった。

    「居合術の始祖」として後の世に知られることとなる「不世出の剣聖」は、果たして何を求め何に迷い、生涯かけて何を目指したのか?


    自ら居合道を嗜む著者が、武芸者の視点からその謎に迫る、著者初の小説にして歴史小説。剣豪ファン、武術ファン必見。


    【目次】
    第1章  発端
    第2章  開眼
    第3章  探索
    第4章  血煙
    第5章  半蔵
    第6章  主膳
    第7章  真相
    第8章  深慮
    第9章  対面
    第10章  本懐
    第11章  贖罪
    第12章  菅野
    第13章  偽物
    第14章  相談
    第15章  暇乞


    【著者紹介】
    鈴木天斗(スズキタカト)
    1974年 宮城県生まれ。
    元々高校時代から作家志望だっ… 以上まえがきより抜粋
  • ほんとうのイノベーションは、ゆっくりと、予想外に始まる。

    ■内容
    いつの時代も、研究者は未知に挑み、人類の発展に貢献してきた。誰も解明していない謎を追う人。社会課題の解決に努める人。いつ、何の役に立つかがわからなくても、未来へより多くのものを託そうとする人。彼らの人生をかけた挑戦の積み重ねの先に、今の私たちの生活がある。そして、その原点にはいつだって飽くなき知的好奇心があった。

    しかし、日本では現在、運営費交付金の減少や科学技術関係予算の過度な「選択と集中」などが原因で、研究者が知的好奇心をもとにした基礎研究を行いづらい状況にある。それゆえ、イノベーションの芽を育てるための土壌が崩れつつある。

    令和の時代において、研究者たちはどのように基礎研究を継続していくことができるのだろうか? 社会はどのようにその活動を支えられるだろうか? そもそも、私たちはなぜそれを支えなければならないのだろうか?

    本書は、各分野の一線で活躍する3名の研究者が、『「役に立たない」科学が役に立つ』をテーマにした議論を中心に、書下ろしを加えたうえでまとめたものである。これからの「科学」と「学び」を考えるために、理系も文系も、子どもも大人も、必読の一冊!

    ■目次
    はじめに 科学とお金と、私たちのこれから(柴藤)

    第一部 「役に立つ」ってなんだ?――プレゼンテーション編
     一 「役に立たない」科学が役に立つ(初田)
     二 すべては好奇心から始まる――“ごみ溜め”から生まれたノーベル賞(大隅)
     三 科学はいつから「役に立つ/立たない」を語り出したのか(隠岐)

    第二部 これからの基礎研究の話をしよう――ディスカッション編
     一 「選択と集中」は何をもたらしたのか
     二 研究者にとって「アウトリーチ活動」とは何か
     三 好奇心を殺さないための「これからの基礎研究」

    第三部 科学と社会の幸福な未来のために――対話を終えて
     一 科学と技術が、幸福な「共進化」をとげるための実践(初田)
     二 個人を投資の対象にしない、人間的な科学のために(大隅)
     三 人文社会科学は「役に立つ」ほど危うくなる(隠岐)

    謝辞 「役に立たない」研究の未来(柴藤)

    ■装画
    カシワイ
  • 疫病と政治的混乱の中、最下層民でありながら皇帝にまで登り詰め、約550年に及ぶ明清王朝の礎を築いた朱元璋。何がこの偉業を可能にしたのか。それは「聖賢と豪傑と盗賊の性格をかね備えていた」と清の智者・趙翼が指摘した資質によるものが大きいだろう。紅巾軍に身を投じた当初は盗賊の活動をし、地方政権を樹立するとひとかどの豪傑となり、皇帝となってからは諸々の制度を定め聖賢の働きをした。しかしこの三つの性格は時系列ではなく同時に併存していたのであり、治世中の残忍極まる大粛清も「聖賢」の紛れもない一側面であった。歴史上類を見ない巨人のドラマを、膨大な史料で描き出す。
  • 軍人としての能力と責任

    大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。
  • 【書籍説明】

    徳川二代将軍秀忠の御台所お江は次男国松を三代将軍の座に就けたいが、大御所徳川家康は長男竹千代を世継と定めた。実は、竹千代はお江の産んだ子ではない。

    お江は国松に将軍嫡子として振る舞うようにさせた。

    家康が亡くなると、お江は夫の秀忠に竹千代を廃嫡するように迫ったが、秀忠は承知しない。お江は益々竹千代を憎み、国松を溺愛した。

    竹千代は元服して、三代将軍家光となった。国松も元服して徳川忠長となった。

    将軍が二人いるような、忠長の横暴な振舞いが目立つ。

    お江は家光の暗殺を企むが、家光を警護する柳生十兵衛と花菜緒は刺客を寄せつけない。十兵衛の妹花菜緒は天才的な剣士で、家光の初恋の人となった。

    忠長が催した御前試合で花菜緒が勝ったため、忠長は花菜緒を謀殺した。

    お江が病死すると、忠長の暴虐非道は倍加して、秀忠を激怒させた。

    家光は忠長に蟄居を命じ、秀忠も忠長を許すことなく病没した。

    秀忠の死後、家光は異母弟保科正之を可愛がり、忠長の暴虐を憎んだ。家光は忠長を逼塞から自刃へ追い込んでいく。

    【目次】
    兄と弟
    天下を継ぐ者
    冷たい母
    鴨撃ち
    元服
    三代将軍
    辻斬り
    代理勝負
    九死に一生
    御前試合
    将軍二人
    忠長乱行
    狂乱の果て
    恋の記憶
    … 以上まえがきより抜粋
  • 小学生も大好きな「日本の戦国時代を生きた武将・姫君たち」の人生を描く、新しい児童向け学習まんがのシリーズが誕生! 「学習まんが 日本の伝記SENGOKU」シリーズの第1弾は、2020年大河ドラマの主人公・明智光秀です! 1582年に起こった有名な「本能寺の変」で、あるじの織田信長をうらぎり、自害においやった光秀は、これまでずっと、「うらぎりもの」「ずるいやつ」というイメージで語られてきました。が、本作では、光秀の、「教養があり、武芸にも秀でた、ひじょうに優秀な武将だった」「城主として治めていた土地の領民たちに、とても慕われていた」「妻や子どもを愛して大切にしていた」などの、プラスの側面もていねいに描いています。【シリーズおよび本作品の特長】◆現代小学生が主人公に共感できる絵柄、キャラクター造形にこだわりました! 親しみやすいまんがで、「歴史」「戦国」の入門書としても最適です。◆監修は人気歴史研究家・河合敦先生。巻末にはQ&A形式で、光秀についての河合先生への質問コーナーもあります。質問内容は、「明智光秀のスゴイところは?」「光秀はどうして本能寺の変をおこしたの?」「光秀が本能寺の変をおこさなかったら歴史はどうなった?」「光秀が生きのびたっていう説があるってほんと?」「光秀が現代に生きていたらどんな仕事が向いている?」などなど、おもしろくて歴史への興味がふくらむものばかり!※電子版には、巻末の「おまけページ あそべる口絵」は収録されていません。
  • 戦国時代の51人のお姫さまの生涯を美麗イラストとともに大紹介! 『戦国姫』シリーズに登場したお姫さまだけでなく、新たなお姫さまも登場! カラーイラストもいっぱいの豪華な内容になってます。歴史好きな女の子大満足の『戦国姫』スペシャルブック★【もくじ】当時の国名マップ/茶々/初姫/江姫/お市の方/濃姫/松姫/井伊直虎/瀬名姫/嶺松院/黄梅院/早川殿/綾姫/細川ガラシャ/大祝鶴姫/甲斐姫/千姫/奈阿姫/京極竜子/おね/まつ/豪姫/千代/督姫/小松姫/満天姫/義姫/愛姫/駒姫/寿桂尼/おつやの方/立花ぎん千代/北条夫人/華姫/お船の方/阿保良/五郎八姫/冬姫/お犬の方/諏訪御料人/真理姫/菊姫/深芳野/小少将/妙玖/妻木熙子/千世姫/華陽院/朝日姫/亀姫/熊姫/和子/名場面集
  • シリーズ3冊
    659(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    【書籍説明】
    天正十年六月二日未明、京都本能寺に滞在中の織田信長は明智光秀の軍に襲撃された。信長は応戦の後、火中で自害する。信長の嫡男信忠も二条御所で自害。
    だが、光秀本人は毛利攻略中の羽柴秀吉を支援するため、備中へ赴く途中だった。
    光秀は老ノ坂で本能寺襲撃を知り、急遽京へ上った。火の海の本能寺に飛び込み、信長を救出しようとするが、すでに信長は腹を切っていた。
    信長は信忠自害と知り、「後は竹千代(家康)に」と光秀に遺言する。
    光秀は堺見物中の徳川家康を救出する一方、驚愕混乱する朝廷や町衆の鎮静化を図る。しかし、「明智光秀謀反」の報は各地に届き、逸早く羽柴秀吉が三万の大軍を率いて上洛して来た。
    光秀は汚名を雪ぐ暇もなく、山崎の合戦で完敗した。敗走途中、光秀は自分を謀反人に仕立てたのは、羽柴秀吉と知る。
    光秀は重臣斎藤内蔵助の忠告を受け入れ、死んだと見せかけて、秀吉への復讐を誓う。信長の遺言に従い、徳川家康に天下を取らせる決意をする。
    一方、秀吉は信長の遺児達を巧みに操り、天下人への道を着々と歩み始めた。

    【目次】
    本能寺襲撃
    信長の遺言
    天下布武
    伊賀越え
    中国大返し
    謀反の真相
    野望と嫉妬
    安土炎上
    明智家滅亡
    清州会議
    無念腹
    隋風
    小牧・長久手
    勝利者

    … 以上まえがきより抜粋
  • 時は幕末。会津藩の武家の娘として生まれた少女・八重は、幼い頃から兄の覚馬によって、銃の手ほどきを受けていた。幸せな子ども時代をすごしていた八重だったが、会津を巻き込んだ戊辰戦争で、銃を手に勇ましく戦うことに。戦後、会津を離れ、京都に移り住んだ八重は、大学の開校を目指す青年・新島襄と出会う。幕末から昭和という4つの時代を駆けた新島八重のものがたり。
  • 戦国時代、あの織田信長を殺した人物。明智光秀と言えば「本能寺の変」を起こした人として有名です。しかしながら、明智光秀は、どんな人物だったのか。なにを求めて生きようとしていたのか。そして、なぜ、本能寺へむかったのか……? 知られざる彼の一生にせまります!【目次】おもな登場人物/まえがき/第一章 地図/第一章 世に出るまで/コラム 戦国時代とは/第二章 地図/第二章 越前から/コラム 光秀ゆかりの人々/第三章 地図/第三章 信長の家来に/コラム ライバル、秀吉/第四章 地図/第四章 一国一城の主/コラム 領主としての光秀/第五章 地図/第五章 信長の右腕に/コラム 本能寺の変をめぐる諸説/第六章 地図/第六章 本能寺の変/コラム 光秀の最期と生存伝説/『明智光秀』年表/あとがき/参考文献
  • シリーズ3冊
    638671(税込)
    著者:
    矢野隆
    イラストレータ:
    森川 泉
    出版社: 集英社

    遠い昔から、日本の各地に築かれた城。そこには、多くの伝説が語りつがれています。水攻めという有名な戦法とは?「備中高松城と秀吉」。一人の足軽の命がけの働きが胸を打つ「長篠城と鳥居強右衛門」。町全部が城の中という、巨大なスケールの籠城戦「小田原城と北条家」。徳川家を二度も撃退した戦上手な親子「上田城と真田一族」……戦国時代、城を舞台に武将たちが戦った4つの熱い物語を収録!【もくじ】はじめに/攻めの決め手は土木工事? 備中高松城と秀吉/味方はかならず来る! 長篠城と鳥居強右衛門/町がまるまるひとつの城! 小田原城と北条家/天下の軍を二度もしりぞけた小城とは? 上田城と真田一族/年表/地図/あとがき/参考文献
  • はげしい戦国の世を勝ちぬいた徳川家康が、江戸に幕府をひらいたのは、1603年。以後265年間、徳川家の将軍たちは、15代にわたって日本の権力の頂点に立ちつづけ、まつりごとを行いました。家康、秀忠、家光、家綱、綱吉、家宣、家継、吉宗、家重、家治、家斉、家慶、家定、家茂、慶喜――平和で、多彩な文化が花ひらいた江戸時代をきずきあげた、個性あふれる15人の将軍たちの人生を、一冊にまとめました!【もくじ】はじめに/系図/年表/第一章 家康・秀忠・家光(初代~第三代)江戸幕府の基礎をかためた将軍たち/第二章 家綱・綱吉・家宣・家継(第四代~第七代)江戸文化が花ひらいた時代の将軍たち/第三章 吉宗・家重・家治・家斉(第八代~第十一代)改革の時代の将軍たち/第四章 家慶・家定・家茂・慶喜(第十二代~第十五代)開国に向かった時代の将軍たち/歴史用語解説/地図/あとがき/参考文献
  • 戦国時代、尾張の小大名に生まれた織田信長は、うつけ(バカ者)と呼ばれながらも、並はずれた行動力と斬新な発想力を駆使してつぎつぎに周囲の敵を撃破。ついに天下を手にするところまでのぼりつめる…! 第一章「信長伝記物語」第二章「信長の、びっくり!なるほど!エピソード集」第三章「信長のまわりの個性的な人たち」第四章「信長が挑んだ戦いと住んだ城」……いろんな角度から、戦国の人気ナンバー1武将・信長を知ることのできる最強の一冊。
  • 今から400~500年ほど前の日本では、力を持っている多くの武将たちが、自らの勢力を拡大しようと各地で戦いをくりひろげていました。運命のライバル、信玄と謙信。「ふつう」でない生き方をした信長。その家臣として光と影のように存在した秀吉と光秀。天下を手にした家康。家康に果敢にいどんだ幸村。先人たちに多くを学んだ政宗。戦国時代を熱く生きた8人の武将の人生を、一冊で!【もくじ】まえがき~本書の構成~/年表/地図/情けは味方! 武田信玄/悩むほど、強くなれる。 上杉謙信/「ふつう」を捨てろ! 織田信長/ひたすら、ひたすら。 明智光秀/人の心に入り込め! 豊臣秀吉/耐える強さを……。 徳川家康/つなぐ名前、残す名誉。 真田幸村/心の目で見よ! 伊達政宗/あとがき/参考文献
  • 今からおよそ400年前、「戦国の世」と呼ばれた時代に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という、天下をめざす3人の武将がいました。炎のようにはげしく生きた信長、風のように出世の道を駆けあがった秀吉、一歩一歩着実に天下とりへの道を進んだ家康――。彼らはどんな少年時代を過ごし、どのような大人になったのでしょう。3人の人生が1冊で読める、新しい伝記物語です。【もくじ】まえがき/炎の英雄 信長/風の覇王 秀吉/道の将軍 家康/織田信長 年表/豊臣秀吉 年表/徳川家康 年表/全体地図/全体年表/参考図書一覧
  • シリーズ2冊
    693(税込)
    著者:
    藤咲あゆな
    イラストレータ:
    マルイノ
    出版社: 集英社

    徳川家康が江戸に幕府を開いてから約250年。外国の脅威が迫るに従い、時代は「倒幕」へと傾いていた。第十三代将軍・家定に嫁ぎ、夫亡き後も徳川家の存続に力を尽くした「篤姫」。婚約者と別れ、公武合体の象徴として第十四代将軍・家茂に嫁いだ皇女・「和宮」。徳川幕府最後の将軍・慶喜の妻となり、「最後の御台所」として大政奉還を迎えた「美賀子」。激動の幕末を「徳川」と共に生きた3人の姫君の物語。【目次】篤姫――徳川を最後まで守った第十三代将軍・家定の正室――/和宮――第十四代将軍・徳川家茂の正室となった皇女――/徳川美賀子――第十五代将軍・徳川慶喜の正室となった公家の姫――
  • シリーズ2冊
    649(税込)
    著者:
    奥山景布子
    イラストレータ:
    RICCA
    出版社: 集英社

    大坂夏の陣で、ぎりぎりまで家康を追いつめた、戦国の人気武将・真田幸村(信繁)。彼には、史実とは異なる「もうひとつの物語」が伝えられています。幸村と、彼の十人の家来たち(十勇士)の冒険物語は、江戸、明治、大正、昭和……と、長い間にわたって、多くの人々に愛されつづけてきました。幸村が得意な「あっと驚く」戦いかた。個性的な十勇士の活躍ぶり……。21世紀に新たによみがえったわくわくドキドキの物語、どうぞお楽しみください!
  • シリーズ4冊
    329(税込)
    著者:
    潮美瑶
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。

    概略

     新選組の鬼副長として有名な土方歳三。バラガキと言われるが、本当に悪ガキだったのか? 松坂屋デパートに勤めていたのは本当か? 歳三の趣味は何? 近藤勇とどちらが強い? 沖田総司は天才剣士か? 歳三はどうして武士になったのか? 上洛して新選組を作ったきっかけは? 今まで書かれなかった歳三の少年時代から上洛するまでを描く。

    目次

    一  バラガキ登場
    二  俳句と石田散薬
    三  天然理心流
    四  二度目の奉公
    五  行商と剣術修行
    六  天才少年
    七  斬人剣
    八  剣客の覚悟
    九  試衛館の仲間
    十  試衛館入門
    十一 桜田門外の変
    十二 宗家襲名
    十三 激動の時代
    十四 清河八郎
    十五 浪士組上洛
    … 以上まえがきより抜粋
  • シリーズ2冊
    5721,408(税込)
    著者:
    中野京子
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    運命の支配か、宿命への挑戦か――。エリザベス一世と熾烈な闘いを繰りひろげたメアリー・スチュアート。血族結婚くりかえしの果てに生を受けたハプスブルクの王女マルガリータ・テレサ。強烈すぎるロシア皇帝イワン雷帝に嫁いだ七人の王妃たち……。数百年の時を越え、王族の生々しい息遣いがここに甦える。『恐い絵』の著者がヨーロッパ王朝の光と闇を辿る歴史読み物。 ※本電子書籍に図版等は収録されていません。
  • 女性が権力を握ったらどうなるか。普通の女性ではなくなるのか、それとも……強大な権力を掌握した四人の女傑――江戸城の独裁者春日局、家康に対抗した淀君、足利幕府の女帝日野富子、尼将軍北条政子…実に“人間くさい政治”を行っていた、彼女たちの素顔に迫る!
  • 徳川家光はコスプレ好き、田沼意次は賄賂をもらわなかった?大蔵大臣が指示したニセ札づくりとは、ニューハーフ文学の祖、紀貫之?有名人のトンデモないエピソードがてんこ盛り。日本史を理解するキーワードは「色と欲」!超人気、駿台予備学校講師の、ちょっとアブナイ笑える講義。

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