『文芸・小説、芸能、二見書房、1001円~』の電子書籍一覧
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容貌で人を判断してはいけない、というルッキズム批判というのがあり、そういうことを口にするのをためらう人やたしなめる人がいる。だが、いくら口で言うのをやめても、美貌ゆえに人気があるという現象は止めることができないではないか。それくらいなら、もっと美の範囲を広げるようにすべきではないか、というのが本書の趣旨である。
――「はじめに」より
戦後日本最大の女優、近代日本最高の女性作家、演劇史に残る名場面を演じた女優、国民的漫画家、大人気歌手、記録的長寿番組となった人気ドラマの脚本家、女性版リンドバーグと呼ばれた飛行家…など、著者が気になって仕方がない158人の女性たちの「美」を論じる。
【こんな「美」を紹介しています】
◆ 本当の大人にならなければわからない美しさ
◆ あの谷崎潤一郎が好きだったとくるとオーラが見える
◆ 人柄においてものすごく魅力的な人
◆ ブスだブスだと言われ続けた女優が、死んだあとで見せた美しい姿
◆ 眼鏡やサングラスをかけた姿は美しい
◆ 人柄の魅力が容姿に優る
◆ 薄幸な女を演じると味わいがある
◆ 笑っていたり突っ伏したりするのがかわいい
◆ 顎のしゃくれた顔で、ちゃんと「女」を表現していた女形
◆ 少年時代に好きだった近所の女の子的なところがある
◆ 美とホラーは紙一重
◆ たとえようもない名著
◆ 若ければいいというものではない
◆ 顔は良くないがそこに味がある
◆ 私は、三谷幸喜には嫉妬している
◆ 二人で英国を旅するという夢のような話が舞いこんだ
◆ 私はつくづくお嬢さんが好きなのである
◆ この女と恋愛をしたらさぞ強烈なものになるだろうと思わせるものがあった
◆ エロティックな雰囲気を作り出す才能
◆ 演劇史に残る名場面
◆ 新聞広告に載った写真があまりに美しいので切り抜いてとっておいた
◆ へちゃな顔だちだったが、そこに愛嬌があって人気があった
◆ 桃色の鋼のような声
◆ かわいい同世代の少女として見ていた気持ちは残っている
◆ 美形ではなかったが笑顔に愛嬌があった
◆ エロティックな表情が実にすばらしかった
◆ 人々はその存在に心揺さぶられ、一挙手一投足が気になる
◆ 美とホラーは紙一重
◆ 清潔感が漂っていて好演ったらなかった
◆ 菩薩顔というか、フェロモンを放つ顔だち
◆ 実際に会うと魅力的な人だったのであろう
◆ 年をとってからも、どこかのお嬢さんとして育ったんじゃないかと思えるほどに気品の漂う人
◆ 何と言われてもすごい小説を書いた円地の勝ちだ
◆ ストーリーに傷のあるところがいい
◆ 「名器」の持ち主だった
◆ 二人の文化勲章受章者と結婚した女
◆ 顔だちはちょっと眼鏡美人
◆ サッパリした気性が好感を抱かせる人
◆ 私はどういうものかヌードになる人というのが好きである
◆ 女性版リンドバーグ
◆ 世界初の女性の航空事故での死亡者となった
◆ こんな美人だったのか、と世間を驚倒させたので、この逆転劇はなかなか気持ちがいい
◆ 思われている以上に面白い女優なのである
◆ 人々はその存在に心揺さぶられ、一挙手一投足が気になる
◆ 一本にのみ主演したあたりに、あたかも役が実在の人物のようなリアリティの源泉がある
◆ 最初のほうだけでいいから「渡鬼」を観てごらんなさいと言いたくなる
他 -
執念いヤツらめ
一人の人間が堕ちてゆく 死出の旅
圓朝の大作を濃厚に煮つめ、小説へと昇華した作品である/古今亭菊之丞
――この後女房を持てば 七人まではきっととり殺すからそう思え。
父を旗本に殺されたまま解決もできず、妹も奉公先で惨殺されてしまったお志賀。それから十七年、音曲の師匠豊志賀として生きてきた。稽古はにぎわっていたが、子ほども歳の離れた新吉と男女の仲になり、あまりの入れ揚げぶりに弟子たちも次第に離れていってしまう。そんな中でも通い続けていたお久に嫉妬したためか、顔に腫物ができてしまう。悪化する腫物とともに憎悪ももつのらせ、ついには呪詛の言葉を遺して死んでしまう。新吉は恐れおののきながらお久と下総に駆け落ちをするのだが――
松浦シオリ・装画
名作落語にあらたな命を吹き込む、シリーズ第一弾!
古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。
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