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『文芸・小説、文春文庫、0~10冊』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全2137件

  • 「普通」とは何か?
    現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

    36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
    日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
    「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

    「いらっしゃいませー!!」
    お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

    ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
    そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

    累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
    世界各国でベストセラーの話題の書。

    解説・中村文則
  • シリーズ4冊
    791(税込)
    著:
    上橋菜穂子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』…世界中で愛される著者の最新作!

    人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫の声を香りで聞く少女アイシャ。旧藩王の末裔ゆえ、命を狙われ、ウマール帝国へ行くことになる。遙か昔、神郷よりもたらされたというオアレ稲によって繁栄を極めるこの国には、香りで万象を知る〈香君〉という活神がいた。アイシャは、匿われた先で香君と出会い……。壮大な物語が今開幕!

    ※この電子書籍は2022年3月に文藝春秋より単行本上下巻で刊行された作品の、文庫版を底本としています。文庫版は4巻構成となります。
    単行本『香君 上 西から来た少女』 → 文庫版『香君1 西から来た少女』『香君2 西から来た少女(ともに2024年9月発売)
    単行本『香君 下 遙かな道』 → 文庫版『香君3 遙かな道』(2024年11月発売予定)『香君4 遙かな道』(2024年12月発売予定)
  • シリーズ2冊
    0770(税込)
    著:
    東野圭吾
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    累計290万部突破。直木賞を受賞した大ベストセラー!

    天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
    福山雅治主演で2008年に映画化され、堤真一、松雪泰子の熱演も話題になった。

    ※この電子書籍は2008年8月に文藝春秋より刊行された文庫を底本としています
  • 就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初のエッセイ集では天与の観察眼を縦横無尽に駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』に社会人篇を追加・加筆し改題。
  • シリーズ2冊
    950(税込)
    著:
    千 花鶏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「あなたを女王にするため、わたしはここに呼ばれました」――
    圧倒的な筆力でWEBを騒然とさせた伝説の大河ロマン、待望の再書籍化!

    【あらすじ】
    小国デルリゲイリアの花街で娼婦に化粧を施す化粧師として働くダイ。そんなダイの下にある日、貴族の遣いと称する男がやってくる。
    彼は、自らが仕えるミズウィーリ家の令嬢専属の職人として、ダイを迎えたいと申し出る。
    男の狙いは、今まさに行われている女王選でその令嬢を勝たせることだった。


    ※この電子書籍はKADOKAWAビーズログ文庫版「女王の化粧師」(全4巻)を3巻分に再編集・加筆修正を施した文春文庫版を底本としています。
  • シリーズ9冊
    711791(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「食と酒」小説の名手が贈る、心温まる居酒屋の物語
    新小岩の居酒屋・米屋は気の利いたつまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も癒されるのだが、じつはとんでもない秘密があって……。
  • 読んで得るもの特にナシ!
    500枚超の楽しいことだけ詰まった大ボリュームエッセイ集。

    対決!レンタル彼氏/ポンコツ!会社員日記/冒険!朝井家、ハワイへ/諦観!衣服と私
    失態!初ホームステイ/本気!税理士の結婚式で余興/阿鼻叫喚!痔瘻手術、その全貌等

    ・ダヴィンチBOOK OF THE YEAR 2017 2位
    ・ブクログ大賞2018 ノミネート
    ・読書メーター OF THE YEAR 2018 3位

    『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを飾り、
    『何者』で戦後最年少直木賞作家となった著者のユーモアあふれるエッセイ集が待望の文庫化。

    日経新聞「プロムナード」連載エッセイや、壮絶な痔瘻手術の体験をつづった「肛門記」を収録。
    また、その顛末が読める「肛門記~Eternal~」書き下ろし!

    ※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 文庫書き下ろしエッセイ2本収録!

    腹痛との戦いに10年ぶりのダンスレッスン……
    『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編!

    単行本 2022年8月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年7月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • シリーズ7冊
    6721,100(税込)
    著:
    若竹七海
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか? 受けてもいない健康診断の、ガンを知らせる通知書が届いた意図は? 瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは? 彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
  • 750(税込)
    著:
    森絵都
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    老若男女に読み継がれる、不朽の名作。

    生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。
    真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになる……。

    実写映画、アニメにもなった、累計100万部突破の青春小説!

    解説・阿川佐和子

    ※この電子書籍は1997年7月に理論社より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
  • ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!

    かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
    ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
    そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

    蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?

    日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
    中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
    二度読み必至の究極の徹夜本です。
  • シリーズ2冊
    682(税込)
    著:
    恩田陸
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    恩田ワールド全開のスペクタクル巨編!国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる!
  • シリーズ2冊
    765(税込)
    著:
    貴志祐介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    晨光(しんこう)学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこんだとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。
  • シリーズ5冊
    801(税込)
    著:
    石持浅海
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます」
    殺し屋が解く〈日常の謎シリーズ〉開幕

    コンサルティング会社を営む男、富澤允。
    彼には裏の仕事があった。
    650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。

    依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
    引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
    ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、標的の奇妙な行動が、どうにも気になる。

    なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
    独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?
    任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。

    殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕です。

    解説・細谷正充

    ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 本屋さんを愛する5人の作家が、
    本屋さんを描く5つの物語


    幼いころに読んでもらった絵本、
    はじめて自分で買った小説、
    発売が待ちきれなかった雑誌、
    人生を変えた一冊……。

    本との出会いを心の栄養にして、
    ひとは成長していきます。

    そんな本を届ける最前線にいるのは、
    ままならないことの多い人生に向き合いながら店を開き、
    日々、お客さんを迎える街の本屋さん。

    人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、
    珠玉のアンソロジー。

    【収録作】
    『続きは書店で』 瀬尾まいこ
    書店でバイトしたいと占い師のもとにやってきた若者。
    店はあと1ケ月ほどで閉店することが決まっていた。

    『歌うように生きて』一穂ミチ
    飲み会で出会った中国出身の劉陸海。
    「桜を見に行きませんか」と誘う彼が指定したのは、
    意外な場所だった。

    『手に取って見てみろよ』坂木 司
    本屋の前でふられた。
    結婚も考えていた職場恋愛の彼女に。
    その勢いで退職し、友人の誘いで雇われ店長に……。

    『小鳥たち』凪良ゆう
    結婚生活を終わらせ、父の書店を継ぐことを決めた。
    改装中のある日、かつて淡い想いを抱いていた同級生がやってくる。

    『見晴らし書店の一日』三浦しをん
    東京の西の郊外で曾祖父がはじめた小さな書店。
    いまは、祖母と父親、失恋した私で営んでいる。
  • 会議に執筆、今年もマリコは大忙し

    祝・連載40周年×古希!
    日大理事長になっても、転んで、旅して、怒ってます。
    最強の「老人初心者」による、痛快アニバーサリー・エッセイ。

    【内容紹介】
    「週刊文春」の看板連載がついに40周年を迎えました(単行本刊行時)。
    マリコは古希(70歳)となり、日大理事長という重責を担う日々に。しかし、偉くなってもマリコは止まらない。

    ◆ 身体はガタがきても、フットワークは軽く
    「老人初心者」を自認する著者を襲ったのは、池袋駅前での派手な転倒とケガ。不眠に悩み、鏡を見ては「顔のパンツ(マスク)」を外す勇気がないと嘆き、眼瞼下垂の手術に心を揺らす……現実に直面しながらも、好奇心は衰え知らず。コロナが明ければ台湾へ美食の旅に出かけ、ルーマニアの演劇祭へ飛び、パリで豪華なランチを堪能する。その驚異的なバイタリティに、読めば元気が湧いてくる!

    ◆ 世相をメッタ斬り&昭和への惜別
    不倫騒動からジャニーズ問題、岸田内閣の顔ぶれ、そして大谷翔平・藤井聡太・羽生善治といった天才たちまで。理事長室から飛び出し、あらゆる世相に独自の視点で切り込む。一方で、西武デパートのストライキや山の上ホテルの休館など、変わりゆく時代の風景に寄せる思いは切なく、同世代の共感を呼ぶ。

    ◆ 特別収録
    本書の最後には、美智子さまへの尽きせぬ敬愛を綴った特別編「美智子さまからのお言葉『どうかゆっくりしていらしてね』」ほか、文庫版特別付録「『皇后は闘うことにした』が生まれるまで」を収録。笑いあり、涙あり、そして深い感動あり。

    肩書きは重いが、腰は軽い!
    作家・林真理子の「現在地」が詰まった、記念すべき最新文庫!

    単行本 2024年3月 文藝春秋刊
    文庫版 2026年3月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • シリーズ累計33万部突破!「龍に恋う」著者のやさしさ満載の最新作。

    皇都から離れた、緑豊かな花森村。
    草花を自由に咲かせる能力をもつ霜子は、その異能ゆえに身内に蔑まれ、ついには陸軍中尉・晴晃との婚約を強いられてしまう。しかし予想に反して、晴晃は快活な青年だった! 二人が徐々に距離を縮める中、不穏な“惑い花”の呪いが村を蝕み始め――。
    瑞々しく美しい和風恋愛ファンタジーの開幕!

    ■ 登場人物紹介
    鹿屋野霜子(かやの・そうこ)
    16歳のときに、神から見出されて異能を開花した。現在は「花贄」として村で孤独に暮らす。

    丹羽晴晃(にわ・はるあき)
    陸軍中尉。見た目に反して快活で素直。霜子の婚約者としてやってきたが、その目的は……?
  • 880(税込)
    著:
    織守きょうや
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    『花束は毒』の著者が放つ、“究極の選択”

    かつてフィギュア・スケートの世界で競った塩澤と志藤。コーチの死をきっかけに、秘められた想いと互いへの猜疑心が疼き始める――。
  • 791(税込)
    著:
    千早茜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    幸せも不幸せも、ぜんぶ私が決める

    離婚って、幸せになるための選択なんじゃない?

    40歳を目前に夫から離婚を切り出されたまりえ。しかし、戸惑いながら始めたひとり暮らしは思いのほか快適で、自らを慈しむ日々は確実に彼女を変えていく。

    そんなときに出会った年下の男性・由井くん。
    そして、コロナ禍という非常事態の発生。想像もしなかった未来がまりえにもたらすものとは――。

    直木賞作家が紡ぐ
    結婚と幸福をめぐる物語

    巻末に金原ひとみさんとの対談「私たちの離婚」も収録。

    単行本 2023年8月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年12月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 困ったことが起きたら、「なんとかしなくちゃ!」

    日常に潜む「キモチワルイ」や「モッタイナイ」を見逃さない主人公・梯結子は商人の家系に生まれた四人きょうだいの末っ子。幼いころからその天才的なひらめきと観察力と調達力で、次々に難題に挑む。混み合う砂場、プライドが傷付くお友達が出るお誕生会、不利な生徒会長選挙でのアピール――誰もが諦めた課題を「なんとかしなくちゃ。」の一心で解決する、新感覚エンタテインメント!(幼少期~大学生編)

    表紙がなぜお城のジオラマ?
    ↑読めばわかります!

    世の中の「キモチワルイ」をスッキリ整理

    痛快!問題解決エンタメ小説

    ↓この難問、解けますか?
    Q. 学生新聞の広告効果を最大化するには?
    Q. 家族の夕食の予定がバラバラ。食材を無駄にせず家計の負担を減らすには?
    Q. 最も効果的に潜在顧客へ届けるポスティング戦略とは?
    (答えは本文に!)

    単行本 2022年11月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年10月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 友達だけど、違う生き物

    夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。彼女が口にした、ちょっと風変わりな目的のために――見知らぬ町で一緒に過ごすうち、そして会話を重ねる度に、サブレをもっと深く知った俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てきて……。特別な夏の4日間が教えてくれた、恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。

    『君の膵臓をたべたい』から10年――
    住野よる史上、最も不器用で愛おしい恋の物語

    言葉にする前の、
    この瞬間だけが
    永遠ならいいのに。

    【登場人物】
    めえめえ(瀬戸洋平)
    サブレに片想いし、彼女と旅に出る高校生
    サブレ(鳩代司)
    命のエネルギーに惹かれる、ちょっと気にしすぎな同級生

    夏休み、夜行バスに揺られ、僕らは世界の輪郭と、言葉にできない想いの行方をなぞっていく。

    単行本 2023年2月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年9月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 1,001(税込)
    著:
    伊坂幸太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    伊坂幸太郎の人気シリーズが新装版で登場!

    小学生の娘を殺された山野辺遼・美樹夫妻は、犯人への復讐心に燃えていた。そんな二人の前に現れた謎の男・千葉。彼は遼の「死」を判定するために訪れた死神だった。行動を共にする千葉と夫婦を待ち構えていたのは、想像を絶するほど凶悪な殺人犯の罠で――。飄々とした死神を引き連れて、夫婦の危険すぎる復讐計画が始まる!

    単行本 2013年8月 文藝春秋刊
    文庫版 2016年7月 文春文庫刊
    文庫新装版 2025年3月 文春文庫刊

    この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。
    新装版には、新たに「著者特別インタビュー」が収録されています。
    また、新装版にあたり加筆修正をしています。
  • 稀代の文学研究者がゆくワンダーランド!

    単なる旅行記ではありません。
    この豊潤すぎる言葉とイメージの
    洪水に打たれて震えろ!
    ――ブレイディみかこ(作家)

    横道さんの知性と“間違う力”に
    度肝を抜かれた!
    ――高野秀行(ノンフィクション作家)

    各誌書評で大絶賛された異色の「当事者紀行」がついに文庫化。
    とにかく凸凹(でこぼこ)な文学研究者がゆく圧巻のワンダーランド!

    ・ウィーンの夜道を“反復”徘徊し、月面世界と接続する
    ・グラナダの“フロー体験”とヴァージニア・ウルフの『波』
    ・美しきソニアと村上春樹をめぐるマインドワンダリング
    ・カサブランカ――“砂塵の水中世界”とムーミン谷…etc.

    奇跡の“ハイパートラベル当事者研究”がここに。

    単行本 2022年4月 文藝春秋刊『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』
    文庫版 2025年3月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 801(税込)
    著:
    織守きょうや
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    未来屋小説大賞受賞!
    芳樹は憧れのかつての家庭教師・真壁が結婚を前に脅迫されていると知り探偵に調査を依頼するが――。完全に騙される傑作ミステリー。

    憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。そこに現れたのは中学時代にいじめに遭っていた従兄をえげつない方法で救ってくれた先輩の理花だった。調査を進めるにつれ、見えてきた真実。背筋も凍るラスト。気鋭のミステリ作家による、衝撃の傑作長編!

    ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人気ミステリ作家の新作が勢ぞろい!

    ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。
  • 880(税込)
    著:
    吉村昭
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    日米の青年が見た「鎖国から開国へ」

    ペリー来航五年前、鎖国中の日本に憧れたアメリカ人青年ラナルド・マクドナルドは、ボートで北海道の利尻島に単身上陸し、アイヌたちに発見される。不法入国者として長崎に収容されたマクドナルドから、若き長崎通詞・森山栄之助は活きた英語を学ぶ。オランダ語には通じていても英語を習得する者の少なかった通詞のなかにあって、森山はペリー一行の首席通詞を務めるなど、開国を迫る諸外国との交渉のほぼ全てに関わっていく。日本とアメリカ、森山とマクドナルド、鎖国と開国、交錯する運命は時代に翻弄されてゆく――。
    彼らの交流を通し、開国に至る幕末期の日本の意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説。
    解説・曾根博義

    ※この電子書籍は、2004年12月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
  • 850(税込)
    著:
    馳星周
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第163回直木賞受賞作! 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作

    傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。
    2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。解説・北方謙三

    「少女と犬」を文庫で初収録。

    ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 犯罪者の心の闇に迫る精神鑑定医。医療ミステリーの新境地!

    精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。

    光陵医科大学附属雑司ヶ谷病院の新人医師・弓削凜は精神鑑定医を目指し、精神鑑定の第一人者と言われる影山司院長に弟子入りする。影山に導かれ、凜は統合失調症、詐病、解離性同一性障害など、様々な事件の容疑者たちの心の闇に迫る。そして凜にも、どうしても精神鑑定医にならなくてはならない秘密の事情があった。

    目次
    プロローグ
    第一話 闇を覗く
    第二話 母の罪
    第三話 傷の証言
    第四話 時の浸蝕
    第五話 闇の貌
    エピローグ
  • 740(税込)
    著:
    千早茜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    親を亡くし一人になった20歳の夏、父よりも年上の写真家の男と出会った――。
    男の最後の写真集を前にあのひとときが蘇る。妙に人懐っこいくせに、時折みせるひやりとした目つき。
    臆病な私の心に踏み込んで揺さぶった。彼と出会う前の自分にはもう戻れない。
    唯一無二の関係を生々しく鮮烈に描いた恋愛小説。 

    解説・石内都

    ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 880(税込)
    著:
    木下昌輝
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    鉄砲をどう運用すべきか。
    天候を予測することはできるのか……。
    織田信長による戦の勝利の裏側には恐ろしいまでの合理的思考があった。
    戦国の世、最も先を見据えていた男が最後に導き出したものは、
    自らの死後、明智を破る秘策だった―。
    独自の着眼で誰も見たことのない信長像に迫る、傑作短編歴史小説集。

    解説・天野純希

    ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 文学賞三賞に輝いた前作『ダブル・ファンタジー』に続く、魂と官能の傑作長編小説。

    脚本家・高遠奈津は、創作の鬼に導かれるようにして夫との穏やかな暮らしを捨てた。
    いくつかの恋を経て、現在は物書き志望の恋人・大林一也と暮らしているが、
    大林もまた奈津の心と身体を寂しくさせる男だった。自分に触れず、遊び歩くばかりの
    大林に気を遣いプレゼントを捧げ続ける日々の中で、元恋人たちと逢瀬を重ねる奈津だったが――
    自由と官能、孤独と愛憎の果てに、奈津がたどり着いた果てとは?

    「週刊文春」連載中から「面白過ぎる」と多くの読者・執筆者を夢中にさせた強烈な吸引力のある一冊。

    解説・辻村深月

    ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 691(税込)
    著:
    千早茜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    放っておいて欲しい。それが僕が他人に求める唯一のこと――

    ファッション誌編集者の羽野は、花と緑を偏愛する独身男性。帰国子女だが、そのことをことさらに言われるのを嫌い、隠している。女性にはもてはやされるが、深い関係を築くことはない。

    羽野と、彼をとりまく女性たちとの関係性を描きながら、著者がテーマとしてきた「異質」であることに正面から取り組んだ意欲作。

    匂い立つ植物の描写、そして、それぞれに異なる顔を見せる女性たち。美しく強き生物に囲まれた主人公は、どのような人生を選び取るのか――。

    ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 850(税込)
    著:
    額賀澪
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    かつては全国大会金賞、マスコミにも頻繁に取り上げられた、名門高校吹奏楽部。
    幼馴染の基(もとき)と玲於奈(れおな)は入部したものの、現在の部にかつての
    栄光は見る影もない。
    そこへ、黄金時代の部長だったレジェンド・瑛太郎がコーチとして戻ってきて、
    あろうことか3年生たちを差し置いて、1年の基を部長に指名する。

    選抜オーディション、受験との両立。嫉妬とプライド渦巻く部で
    孤立する新入生男子の部長は果たして、全国大会開催地・名古屋国際へ
    行くことができるのかー―

    かつての輝きを懐かしむすべての大人たち、
    部活動に青春をささげるすべての中高生の胸に、
    リアルな言葉が突き刺さる王道青春エンタメ小説!

    人気作を連発する額賀澪が、松本清張賞受賞作『屋上のウインドノーツ』
    から10作目に原点である吹奏楽を舞台に挑んだ渾身の大感動エンタメ!

    解説・あさのあつこ

    ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「僕はこの終わらない夜を生きていくしかないんだ」
    残酷なのに柔らかで美しい。至高のアクションホラー!

    作条痕のない窒息死体が連続で見つかった。
    この殺人事件に、あの男は関与しているのか。
    のちに何件もの大規模テロ事件を起こし、特殊能力を持つ「在色者」たちが派遣を争う「途鎖国」で、やがて犯罪者たちの王として君臨する男、神山。
    神山が闇に目覚める瞬間を描く表題作など、傑作ダーク・ファンタジー『夜の底は柔らかな幻』へと続く鮮烈な作品集。

    解説・白井弓子

    ※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 恋愛なき時代のベストセラー恋愛小説、ついに文庫化!
    精神科医・藤代に大学時代の恋人から手紙が――失った恋に翻弄される十二か月。『世界から猫が消えたなら』『億男』著者の恋愛小説。
  • あなたが見ている世界は、ほんとうに「正しい」世界なの?
    天才少女の薫と平凡な雪子――二人の友情の行方は

    天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。
    すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。

    男が先輩の結婚式で出会った美女は、人間関係を「レンタル」で成立させる業者だった――「レンタル世界」。

    既存の価値観を心地よく揺さぶる二篇を収録。

    解説・小出祐介(Base Ball bear)
  • 「じいちゃんなんて、早う死んだらよか」。

    ぼやく祖父の願いをかなえようと、孫の健斗はある計画を思いつく。自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、転職のために面接に臨む日々。
    人生を再構築していく中で、健斗は祖父との共生を通して次第に変化していく――。

    瑞々しさと可笑しみ漂う筆致で、青年の稚気と老人の狡猾さを描ききった、羽田圭介の代表作。

    新しい家族小説の誕生を告げた第153回芥川賞受賞作が待望の文庫化!
  • 734(税込)
    著:
    朝井リョウ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    【正しい選択】なんて、この世にない。
    「武道館ライブ」という合言葉のもとに活動する少女たちが、最終的に“自分の頭で”選んだ道とは――。

    様々な題材を通して現代を描き続けてきた著者が今回選んだのは「アイドル」。
    視聴者のあいだで物議を醸したドラマ化を経て、待望の文庫化。
    解説には、音楽家として多くのアイドルをプロデュースしてきたつんく♂を迎える。

    結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。
    独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、
    さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。
    しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。
    そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい……。

    「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」
    「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」

    恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル、無料文化、卒業……
    この数年であっという間に市民権を得た言葉たちの中には、
    アイドルという存在から発生したものも多い。
    新しい言葉が生まれた場所から見えてくるのは、今を生きる人々の様々な一面。
    現代社会での生き方を模索するすべての人へ送る、真摯な物語。
  • 968(税込)
    著:
    円城塔
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    わたしは次第に存在していく
    知的で壮大にたくらみに満ちた著者初の「私小説」

    小説の書き手である「わたし」は物語を書き始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。しかしプログラムのバグというべき異常事態が起こり……。文学と言語とプログラミング、登場人物と話者が交叉する、著者初の「私小説」にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。

    解説・佐々木敦
  • 714(税込)
    著:
    宮下奈都
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
    日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!

    ゆるされている。世界と調和している。
    それがどんなに素晴らしいことか。
    言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

    高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
    ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

    解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。

    豪華出演陣で映画完成!
    外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。

    「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
  • シリーズ4冊
    435570(税込)
    著:
    壇蜜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    オリジナル文庫!! 賞味期限切れのソースで運試し。新聞を読んでいると、つい求人欄に目がいってしまう。ショックなことがあると、食事もせずにひたすら眠り、たまたま入ったコンビニで肌着類の品揃えが充実していると、他人事なのにホッとする。抱かれる予定はしばらくなし――。これぞ裸単騎で現代日本を生き抜く33歳女子の生活と意見! 壇蜜はやっぱりスゴかった!!
  • 郷愁を誘う大河的青春吸血鬼小説!

    中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。
    マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、
    人間との同居は彼らの掟では大罪だった。
    禁断の、だが掛けがえのない日々――。

    郷愁を誘う計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。

    【目次】
    ちいさな焦げた顔
    ほんとうの花を見せにきた
    あなたが未来の国に行く

    解説・金原瑞人
  • 897(税込)
    著:
    森敦
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    いまも読み継がれる、芥川賞史上最高作と名高い小説

    出羽の霊山・月山の山ふところにある破れ寺に、ひとりの男がたどりつく。炉ばたでひたすら割り箸を作り続ける寺の男、女たちによる念仏のあつまり、庭を見せようと豪雪にもかかわらず雪かきにはげむ老人……。雪に閉ざされた山間のむらで、不思議な村人たちと暮しをともにするこの男が知った此の世ならぬ幽明の世界。芥川賞受賞作「月山」と、その姉妹篇ともいうべき「天沼」、著者の〈月山への道〉が浮き彫りにされる短篇集「鳥海山」を収録。

    【目次】
    月山
     月山
     天沼

    鳥海山
     初真桑
     鴎
     光陰
     かての花
     天上の眺め

    解説 小島信夫
  • これを読まずして貴志祐介は語れない!

    『黒い家』『悪の教典』『新世界より』『鍵のかかった部屋』……あの緻密な作品群を生み出した知性の意外な素顔とは。
    ホラー、ミステリ、SFなど幅広いジャンルにわたって、挑戦的な作品を書き続けている著者による、デビュー以来の全エッセイから精選したエッセイ集。
    作家としての思索や社会への提言のみならず、ある時は、小説もびっくりのホラーな出来事を、ある時はブラックなユーモアを、ある時は謎の日常生活を、ある時は溢れる野球愛を、絶妙な文章で綴っています。
    謎多き“エンターテインメントの革新者”を、より知るための一冊。

    文庫特別収録として、韓国での講演会の原稿「文学におけるヒューマニズムと悪について」収録。エンターテイメント作品という立ち位置の中で、なぜ大量殺戮などを描くのかが、明晰に述べられた名講演です。

    【目次】
    悪役の特権/なぜ緑色の哺乳類はいないのか/なぜ、エスパーは、少女でなければならないか/偽ドキュメンタリーの真実/極悪鳥/私は監視されている/スッポンの首/チェスボクシング/下品なスーパーヒーロー/台湾の夜市/思い出の『エクソシスト』/異形のまなざし 等
  • 509(税込)
    著:
    又吉直樹
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    NHKでドラマ放送スタート!(出演・林遣都、波岡一喜、門脇麦)
    第一五三回芥川賞を受賞し、二〇一五年の話題をさらった「火花」が文庫化。
    受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

    売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。
    神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。
    笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
    第一五三回芥川賞を受賞し、累計発行部数283万部を誇る傑作が待望の文庫化!
  • 奇妙な旅のはじまり、はじまり
    異母兄の恋人から、兄の失踪を告げられた私は彼を探す旅へ――。
    奈良を舞台に夢と現実のあわいで真実は姿を隠す。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。

    異母兄が奈良で消息を絶った。
    たった二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。
    早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香……。
    旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。
    旅と物語の行き着く先は――。

    「恩田作品には映像に携わる人間を刺激する何かがある。
    撮りたい衝動にかられる。その言葉を発語してみたくなる。
    登場人物を設定された場所に解き放してみたくなる。
    そして、その場所を、実際に訪れてみたくなる」
    (解説・佐野史郎)
  • この殺人事件は真実なのか、それとも幻か!?
    沢渡三姉妹が山奥のホテルで毎秋、開催する豪華なパーティ。
    不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。はたして犯人は――

    沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。
    参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。
    不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。
    これは真実なのか、それとも幻か!?
    巻末には杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。

    「『夏の名残りの薔薇』は本格ミステリという「閉じる」小説形式のルールを遵守しながら、同時に「閉じない」モチーフを小説内に定着させるという、極めて曲芸的な目論見によって書かれた作品である。(中略)小説内の犯人が目論んだ計画とは別に、作者が小説内で狙った仕掛けについても注意して読み進めなければならない――。」
    (解説・杉江松恋)
  • 恩田陸にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー

    舞台は、アパートの一室。
    別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。
    初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。
    濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。
    不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編!

    「一つの部屋に、男女が一人ずつ。具体的な登場人物はこの二人だけ。そして、章ごとに男の視点と女の視点が入れ代わる。
    読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。
    そして、さらに読み進めれば、二人はある殺人事件に関わっているのかもしれないという予感がしてくる。
    ……まだ、小説を読まないまま、先にこの解説を読み始めた人に伝えられるのはここまでです。」
    (解説・鴻上尚史)
  • 三井物産に35年間在職し、華々しい業績をあげた後、78歳で財界人から初めて国鉄総裁になった“ヤング・ソルジャー”──自らを山猿(マンキー)と称し、欧米流の経営手腕を発揮した高齢のビジネスマンは、誰もが敬遠した不遇のポストにあえて飛び込む。問題の山積する国鉄の改革を通し、明治人の一徹さと30年に及ぶ海外生活で培われた合理主義から“卑ではない”ほんものの人間の堂々たる人生を、著者は克明な取材と温かな視線で描いた。ベストセラー作品を電子書籍化。
  • 以前から書きとめていたものがかなりの量になり、出版をしきりに勧めてくれる人がまわりにいなかったので、自分から出版を交渉した結果がこの本である(「はじめに」)。「今日からタバコをやめられる──でなくても禁煙をやめられる」「女性をとことん賛美する」「何も考えないで楽しく生きる方法」など、恐妻家で助手にも尊敬されない大学教授にして笑う哲学者・土屋賢二が、人間についてテツガク的に考察した抱腹絶倒の処女エッセイ集。ロングセラーであります。
  • 調教(ドレサージュ)によって女は変貌する……。毎夜くりひろげられる美貌の妻の「調教」。そして、仮面をつけた異国の男たちによって弄ばれる妻の白い裸身を、隠し部屋から覗き見る夫の若い医師──。舞台はフランスの古いシャトウ。中世そのままの城内で行われる淫らな“儀式”が外に知られることはない。はたしてこの背徳の行為は、二人の運命に何をもたらすのか? 恋愛小説の第一人者が、「愛と性」の深淵をえがく、官能と背徳の衝撃作。
  • 昼間の公園のベンチにひとりで座っていると、あなたは何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。『東京湾景』の吉田修一が、日比谷公園を舞台に男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。役者をめざす妻と上京し働き始めた僕が、職場で出会った奇妙な魅力をもつ男を描く「flowers」も収録。
  • 550(税込)
    著:
    中上健次
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    作家の郷里・紀州の小都市を舞台に、のがれがたい血のしがらみに閉じ込められた青年の、癒せぬ渇望、愛と憎しみ、生命の模索を鮮烈な文体でえがいて圧倒的な評価を得た芥川賞受賞作。この小説は、著者独自の哀切な主題旋律を初めて文学として定着させた記念碑的作品として、広く感動を呼んだ。『枯木灘』『地の果て 至上の時』と展開して中上世界の最高峰をなす三部作の第一章に当たる。表題作の他、初期の力作「黄金比の朝」「火宅」「浄徳寺ツアー」の三篇を収める。
  • 570(税込)
    著:
    万城目学
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』…奇想天外なストーリーで読者を驚かせ続ける奇才・万城目学の初エッセイ集! 大阪で“阿呆”の薫陶を受けた少年時代、作家を志すキッカケ、“黒い稲妻”ことゴ○ブリとの仁義なき戦い、噛みまくるラジオDJに執筆を阻まれ、「昔にタイムスリップしたらどうしよう?」とマジメに夢想するマキメ。どの話も、作品世界に通じる飄々とした可笑しみに溢れている。自著の意外な元ネタ話も読み逃しなく!
  • シリーズ8冊
    801(税込)
    著:
    司馬遼太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化!

    土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!

    第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、“千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作
  • いま、そこにある個人情報の危機を描く警察小説公立図書館の私企業との提携を進めるエンジニアが誘拐された。サイバー犯罪捜査官とはぐれ者ハッカーのコンビが個人情報の闇に挑む。
  • 音楽は書物と同じくらい人生にとって重要なものという村上春樹が、シューベルトからスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲を、磨き抜かれた文章とあふれるばかりの愛情を持って語りつくした、初の本格的音楽エッセイ。
  • 774(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場! 映画化原作。
  • シリーズ5冊
    781801(税込)
    著:
    坂井希久子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    “色”で江戸の難題、解決します。
    累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、
    文庫オリジナル、新シリーズ始動!

    江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。
    もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?

    お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。
    盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。
    婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。

    そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。
    一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。
    そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります!

    着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、
    色や柄にまつわる知識も満載。
    例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。



    お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。
    白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略)
    「あっ!」
    唐突に、記憶の糸が張り詰めた。
    一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より)



    新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。
  • シリーズ2冊
    880(税込)
    著:
    野口卓
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    切なさに余韻が残る江戸市井の男と女の物語

    「よろず相談屋繁盛記」シリーズで大人気の野口卓が、
    満を持して書き下ろす、待望の時代小説・新シリーズ!

    江戸の町に生きる男と女の、切ない出会いと別れを細やかに紡ぎます。

    両国で川開きの花火が上がった夜、料理屋の奉公人・民恵は、初めて船遊山を楽しむ。
    その時出会った桔梗屋の若旦那が、三月後に驚くべき申し出をしてくるとは思いもせずに。
    (「船遊山」)

    元岡っ引の与助は呑み屋「しのぶ」の女将が、二十年前に取り逃がした盗賊の一味ではないか、
    と疑い、客として足しげく通う。ある日、ときどき見かける老人が声をかけてきて……。(「悔やむ男」)

    浅草寺の四万六千日さまの功徳日に、若い夫婦が子供の小さな手を握りしめながら
    語った、十二年前の出来事。 (「四万六千日さま」)

    腕はいいが寡黙でしょっちゅう女房に逃げられていた金彫師・伊佐は、頼まれ仕事で根付も造っていたが、それが思わぬ評判を呼び……。(「仏の顔」)

    出会い、すれ違い、別れる――。
    せつなくも温かい、“運命”を描く四編。

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