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『文芸・小説、シティブックス』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全243件

  • 693(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    セックスカウンセリングの看板を新宿の古ぼけたビルに掲げて開業したのが、ドクター槍田伊兵衛。ふたりの美人看護師の助けを借りながら、地道に臨床実験を熱心に繰り広げていくなか。性生活の不満を抱える男女が相談にやってくる。さて、どうやって治療するというのか。しかし、戸惑いは一瞬。女体研究と性行研究をつづけてきたドクター槍田ならではの奇想天外な治療が行われ……。感度バツグンのエロス傑作――。
  • 770(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    病院の廊下で、きりっとした顔立ちの聡明そうな女性とすれ違った時、彼女は本郷敏明に軽く会釈をしてきた。見知らぬはずなのに。
    家人に訊いてみると、伯父の会社に勤めているOLだという。会釈のことが気になって、心がかき乱されてしまう。
    本郷は会釈ひとつで、恋心を抱いたのだ。男の淡い恋心は、はたして、どこに行き着くのか。
    男ならば誰しもが抱く、少しわがままで、少しメルヘンチックな恋情。五つの作品が、男の五つの男のせつない心を描く――。
  • シリーズ56冊
    660693(税込)
    著:
    木谷恭介
    レーベル: ――

    札幌のホテル経営者の朋恵は経営のことで悩み、ひとり気持ちを整理するために襟裳岬を訪れた。
    海霧が迫る岬で、朋恵は女性の殺人死体と遭遇する。
    翌日、日高山脈を挟んで反対側の然別温泉で男の自殺と思われる死体が発見された。二人はともに郵政年金福祉事業団の企画課に勤務していた。
    地元の目撃者や新聞記者の話から、単純な痴情のもつれによる殺人ではないと感じた朋恵は、大学の同級生の峡子に相談する。
    峡子は警察庁に入庁し警視正というキャリアだ。そして紹介されたのは警視庁広域捜査官の宮之原だった。
    宮之原の捜査で、事件は北海道と東京の二点を結び思いもかけないような広がりを見せ、複雑な人間関係が浮かび上がる。
    著者の代表作「宮之原警部シリーズ」注目の一冊。
  • プロレスをはじめとして、スポーツをどこまでも過激に楽しみたい! 正しいオジサンとして、世の中をハスに構えることなく生きていきたい! 当代随一の冒険家が、すべての活字中毒者とスポーツ好きに捧げる体験的超過激ルポ。「東京スポーツをやたらと誉めたたえる、」「なぜかひたすらテニスが憎い」「釣りはスポーツであるかいなか」「さらば鎌倉の満たされぬ女よ」「鍼灸のナゾに挑んだ午後なのだ」など全43本。読み応え十二分。
  • 元風俗嬢という異色の経歴をもつ四宮沙奈江が、公家の家に生まれた優男・警視庁捜査一課の桜小路資朝(さくらこうじすけとも)刑事を相棒にて、難事件に挑む!
    浅草の旅館で若い女性が焼死するという「能登三十六歌仙殺人事件」では、沙奈江は現場から消えた中年男性のこと以上に、被害者の女が燃えさかる炎から守り通した貝殻と西行の歌に着目し、担当刑事となった桜小路の尻をひっぱたくようにして、手掛かりを追って能登に飛んだ。おっとりてしている恋人の刑事を尻目に、沙奈江は鋭い推理によって犯人に迫る! 男を手玉にとる術を知る手練れの女でありながらも、恋人にはウブな少女になってしまう美女だった!
  • 715(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    老いてなお盛んでいられるのは、心身ともに健やかなとき。しかし、年老いた主人公は今、病室のベッドに横たわっている。
    余命いくばくもない老人は、達観しているようでいて、脳内は妄想と欲望と性欲が渦巻いていた。老人だから、命が尽きる寸前なのだから、欲はない、というのは嘘なのだ。
    老人は若くて優しい看護師の情に訴えかけ、乳房に見せてもらう。それだけでは飽き足らず、顔になすりつけたりもするうちに、抑えていた欲望が燃えさかってしまった。ベッドで寝ているだけの男は、妄想と実際の性欲の両方にまみれながら、究極の快楽に浸っていく――。
  • 715(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    高速道路を我が物顔で暴走するトラックを狙った狙撃事件が連続して起きた。大惨事となった。
    犯人の目的は、無茶を運転をするトラックを懲罰的意味合いなのか。
    警視庁の斗樫は、最初の事件の被害者となった山梨の運輸会社に赴き、捜査をはじめた。
    そこには、鬼女となって社会を恨む、ひとりの女の憎悪があった――!
  • 715(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    おふくろに届けてくれ――。
    坂倉博光は、謎の言葉を遺して突然亡くなった。
    託されたのは位牌。同僚の鈴木克宏は、途方に暮れながらも、坂倉の故郷・高山に向かった。
    鈴木は自分の行動を、お人好しの男の善行と考えていたが、思いもよらず襲われてしまった。
    これは坂倉がもたらした災厄なのか、位牌に秘密があるからなのか。鈴木は危険を承知で、謎を追う――。
  • SFテイストなのだが、いすれの作品もどこか不気味で、どこか怪しい。表題作の「胃袋を買いに。」は、クローン技術が異様に発達した時代での、人々の臓器への考え方をテーマにしている。軽妙である。しかし、軽くはない。「胃袋を買いに。」というタイトルは、新美南吉の「手袋を買いに」をパロディにしたが、だれにも指摘されなかったと、「椎名誠・旅する文学館」内の対談で吐露している。秀逸な短篇揃い――。
  • 750(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    温かみのある眼差しをもって、人との出会いの機微や一瞬のドラマを切り取り、18のドラマとして表す。テレビカメラに向かって深々と頭を下げた母の姿を描き、手袋の片方を残して行方をくらました少年がいて、映画館の片隅でたたずむどうしようもない父のドラマがあった――。心に豊かさと実りをもたらすエッセイ集。
  • 将来への希望と不安を胸に抱く若者は、丘の上の白いアパート「カサブランカ」に住み、夢を実現するために自分の信ずる道を進んでいく。
    若さが織りなす失敗はほろ苦い。若さ故の世間を知らない傲慢さはせつない。ただ、若いからこそ見られる夢は貴重だ。
    アパートの部屋ひとつひとつに育つ夢は、胸が苦しくなるほど美しい。
    志水辰夫の真骨頂――。
  • アメリカで大成功を収めた伯父夫婦が飛行機事故により亡くなり、莫大な遺産をサラリーマンの大野正夫が受け取ることになった。その報せを運んできたのが、アメリカ人の美貌グラマー弁護士。正夫は数十億の遺産で贅沢三昧するのでなく、
    一世一代の大勝負に出るのだった。色と金に惑うことなく、我が道を行く! これぞ忘れかけていた男のロマン――。
  • 792(税込)
    著:
    曽野綾子
    レーベル: ――

    西アフリカの苛烈な大地でのイギリス人宣教師の理想と現実の狭間での苦悩と闘いを記した「二月三十日」(表題作)。他に、かつてブラジルで活動していた日本人の老修道女をブラジルの地に連れて行くなかで、彼女の当時の活動を考える、義父の面倒をみつつも息子のこととなると素直に心を近づけられない女など、それぞれの人生と心の有り様を描いた13の短篇小説。 心にガンガン響く。秀逸。
  • 東大在学中に司法試験に合格した超秀才の稲山威澄は、ハーヴァード大卒という見事な学歴をひっさげ、弁護士事務所を開いた。彼の父は日本最大の広域暴力団のドン。調査員として働いているのは組員の政。事務員の女性はなんと、対立している極北連合の会長の孫・清水さやか。奇妙な人間関係ばかりと承知しているので、稲山弁護士は仕事とプライベートを区別しているつもりだが、依頼されるのは裏のお仕事ばかり。少々不満ながらも、仕事はきっちり華麗に解決していく――。肩肘張らずに気楽に読める痛快極上ミステリー!
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    元刑事が殺された。傍にいるはずの愛犬クロベエがなぜか、消えてしまった――。
    その後、獰猛な黒犬が次々と暴力団員を咬み殺す事件が発生。クロベエが復讐しているのか? 切羽詰まった暴力団は黒犬に懸賞金を賭け、クロベエ抹殺に突き進む(表題作)。ほか、「冬に棲む魔性」「炎の河」「石の花」「海の角」「庭師」の5篇を収録。
  • 693(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    千葉県の外房に位置するリゾートホテルを経営する浦辺智弘は、20歳も下の美穂と再婚を果たした。心身ともに、美貌の若き妻との結婚生活に満足していたが、ある日、妻の内股にキスマークのような痕を見つけた。打ち身などによる青アザなのか、本当にキスマークなのか。妻への信頼がぐらつきながらも、信じたいと思い、ついに真実を見極めるべく、探偵まがいのことをはじめるのだった。男は何歳になっても無垢な想いに突き動かされる!
  • 704(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    「シミタツ」こと志水辰夫が、ある重大な決意をもって発表した作品集である。
    これを最後の仕事にすると決めて犯罪に手を染める男が背負ってきた過去について明かす、という「トマト」。7篇から成る短篇集の最初にこの作品を選んだというのは、シミタツの思い、覚悟の表れと受け取っていいだろう。短篇の名手は、作品を通して読者に思いを伝えられると信じている。著者の尊い思いに触れてみたい――。
  • 故郷に帰って後妻になると決めたホステスの仲子は、東京で既婚者の浦上とデートしたのだが……(「日曜日」)、 やくざと交際をはじめたらしい店のホステスを見守る萩江は、20年前の自分を重ね合わせていた(「裏町」)…。 代表作『恋文』の直後に書かれ、さまざまな男女の機微をあざやかに描いた10篇を収めた短篇集。男と女が交錯する人生とは、なんと滋味深く、愛しいものか――。
  • 715(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    校庭の橡の木が伐られるとわかったとき、広久少年はショックで倒れてしまった。
    伐採当日、現場監督がチェーンソーで足に大怪我を負ったが、広久少年は「自分が引き起こした」と言って行方不明になった。
    植物と意志が通じるのか? 樹木に心があるのか? 人間の愚行を植物は防げるのか?
    植物の不思議と自然の念力と現実の歪みとが混じり合う壮大な物語――。
  • 825(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    3年前、榊原俊孝の弟は本牧埠頭からダイブした車中から発見された。当初は、弟の運転ミスと思っていたが、弟の部屋の整理をしているときに気づいた些細な疑問から、榊原は弟の死に疑問を抱くようになった。そして、思いも寄らぬ事実を、母から伝えられた。弟から中国古美術の唐三彩の水差しを預かった、と。
    骨董や古美術に興味などもったことのない弟が、なぜ、高額な唐三彩を手に入れたのか。資金はどうやって工面したのか。榊原は、真実を突きとめるため、危険を承知で中国へ向かう――。
  • 693(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    これは大人の清廉な恋なのだろうか。打算ずくめの関係なのか。
    密かに自慢だった髪の艶とやわからさに気づいているかのように、津加子の髪に触れてきた辻沢。ふたりは同窓会での再会がきっかけとなり、月に数回会うようになった。互いに強く自制していたことで、体の関係には至っていなかった。だが、それで十分であるはずもなく、ふたりは旅に出ることで、関係を深めようとしていた。既婚者同士が小出しにする欲望と理性が絡み合うと、どうなるのか……。14篇を収めた珠玉の短篇集。
  • 銀座の老舗宝石店に嫁いだ霞魂三郎の妻マリアが、国際詐欺団に巧妙な罠にかかった。負債は十億。夫が出張中による出来事だった。マリアは自分を責め、息子とともに服毒してしまった。悲嘆に暮れる魂三郎は、失意の中、宝石店をたたみ、家屋敷を売った。負債を返すと、妻と息子を奪う原因をつくった詐欺団に復讐することを誓った。
    魂三郎は手元に残ったアムステルダムの宝石店「グレース」の領収書を頼りにオランダに向かった。そして、出会った美女たちとともに、ラスベガス、ホノルル、メキシコシティへと追跡をつづける――。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    東成化工の梶井征一郎専務は、ホステスの美枝とともに赤坂のホテルでヘンタイの限りを尽くしていた。享楽の後に、地獄が待っていた。
    その時の淫らな姿を隠し撮りされていたのだ。そして、写真のネガ返還の条件は、金ではなく、社の機密文書を持ち出すようにというものだった。
    自分を守るべきか、社を守るべきか。困り果てた梶井は、裏社会に通じている代議士秘書に相談した。事はそれで収束することはなく、さらなる泥沼に向かい、思いがけない展開を見せていく。解決などあり得るのか――。
  • 693(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    経営していた会社を乗っ取られ、老母の介護のために故郷に帰ったものの、男は惑いと悔恨と憎悪に翻弄される「岬」。刑務所帰りの旧友にしつこくつきまとわれた男は、家族を守るために、旧友のいうなりに金を払ったのだが……「再会」。人生の黄昏時にさしかかった男たちの日常と非日常を緻密に描いた7篇からなる作品集――。
  • モテたいと願いながらも現実は厳しく、風俗通いがつづいていた宮田賢太郎28歳。ある夜、スナックで美貌の長谷倫子と出会い、一夜を供にした。話しやすいし、体の相性もぴったり。こんな僥倖を逃してなるものかと、思い切って結婚を申し込んだが、つれなく断られた。別の日、係長の賢太郎に、部下の窪田からお見合い相手と結婚するつもりだとの報告を受け、ついては一度会ってほしいと頼まれた。その女性こそ、まさかの……(表題作「部下の婚約者」より)。生々しいまでに女の生態を表した全7作は、体の芯から蕩けたい人向き――。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    ネズミの異常繁殖によって、北海道大岳町の住人は恐怖の中で生活していた。そんな事態を解決するために、金融業の青江が鼬(イタチ)が町に放った。思惑どおりにネズミの被害は減ったが、錦鯉が喰われたり、鶏舎が襲われたり、乳児が噛まれるという、新たな緊急事態が起こった。鼬の増えすぎたせいだろうと思われたが、警視庁から警察庁に配転された徳田左近は、別の見方を持って、北海道に向かった(「憑神」)。ほかに「幻獣」「禁呪」。
    人間の深淵を描く著者の力作全3篇!
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    ネズミの異常繁殖によって、北海道大岳町の住人は恐怖の中で生活していた。そんな事態を解決するために、金融業の青江が鼬(イタチ)が町に放った。思惑どおりにネズミの被害は減ったが、錦鯉が喰われたり、鶏舎が襲われたり、乳児が噛まれるという、新たな緊急事態が起こった。鼬の増えすぎたせいだろうと思われたが、警視庁から警察庁に配転された徳田左近は、別の見方を持って、北海道に向かった(「憑神」)。ほかに「幻獣」「禁呪」。
    人間の深淵を描く著者の力作全3篇!
  • 小学生時代の感覚、中学生の頃の大人ぶりたい想い、高校時代に芽生えた女性への熱くたぎる衝動、そしてバイクでの一人旅……。
    子どもの時から大学生に至る、男子の年代ごとに湧き上がる感性を、見事に描いた作品集は、「きみ去りしのち」「TOO YOUNG」「センチメンタル・ジャーニー」「煙が眼にしみる」の4篇から成る。
    かつての自分も経験したと錯覚に陥りそうな既視感が、あなたの心を抉る。「シミタツ節」の真骨頂がここにある!
  • シリーズ2冊
    715(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    女は、新婚旅行の途中なのに夫に逃げられてしまったの、といった――。
    北陸本線の列車のなかで、藤家芳行は偶然隣り合わせになった女から、思いもよらぬ告白を受けた。東京への帰宅途中だったが、その告白を女の誘いと受け取った藤家は、行き先を金沢に変えた。
    その時のことを、藤家は一夜の過ち、一夜の出来心と片付け忘れていたが、女は忘れていなかった。
    既婚男の浅はかさと女の妄執が、男の平和な家庭に少しずつヒビを入れていく。繊細ながらも芯の強い妻は、うろたえつつも手を打つことを必死に考えた! 舞台、TVドラマにもなった愛と憎しみの壮大なストーリー!
  • 大坂で、東京で、世界で成り上がるぞ――。
    何が何でも成り上がってやると決意した男の、ホンモノの成り上がり物語だ。
    手を出したのは先物取引にはじまり、メリヤス販売、魚介加工、そしてたどり着いたのがインスタントラーメンだった。
    人々の求めを読み解く力と、先見性に富んだアイデアは、日本人の支持を受け、時代の寵児となっていく。その裏には、男のアイデアと熱意を支える女たがいた――。インスタントラーメンとともに人生を走り抜けた男の、女たちと歩んだサクセスストーリー!
  • 693(税込)
    著:
    志水辰夫
    レーベル: ――

    老いを意識しはじめた時、滋味溢れる本書を薦めたい。
    友人を亡くしたり、定年を迎えたり、薄毛がさらに細くなったことに気づいたりした時、自分がいきいきと生きていた時のことを懐かしく想うだろう。それは自分が築いた活躍の場所であり、居ていいと認められた場所だった。老い衰える中、活躍の場を失った者は、どう生きるか――。人生の抒情を豊かにを描く比類無き作家「シミタツ」渾身の短篇集!
  • 関越自動車道の高坂SAであった。根室のみる男の相場は三十代後半で流浪者。ただし、根からの流浪者ではない。心の荒廃で窶(やつ)れはてている――。
    「世にも不幸な男の物語」はこうしてはじまる。トラック運転手の根室は、バンパーに凭(よ)りかかっていたヒッチハイクの男を、鋭く観察し、乗せてもいいと判断したところから不幸な男の話ははじまる。男の不幸がどうしてもたらされたのか、驚きの理由が! ほかに「始祖鶏物語」「幽犬」。読み応え十分の中篇が全3篇!
  • 781(税込)
    著:
    小林恭二
    レーベル: ――

    「その日、大坂は朝から陰雨が濡れそぼっていた。」
     この名作は、この一文から始まる。
     時は江戸の末。所は、鄙びた麻布界隈。独り身の男の許に、繁々と通い詰める女がふたり。
     ひとりは美少女。幽霊だった。もうひとりも美女。こちらは狐女。
     ふたりの美少女に惚れられた男は、命まで取られてしまうのか。
     怪異譚、傑作――。
  • 地方の文学賞の応募作「2人の家康」の見事な出来映えに、選者のひとりが驚き感激し、受賞作に推した直後、梗概の砂丘で死体となって発見された。事件は文学賞選考に絡んでの怨みが動機かと思われたが、意外な展開を見せていく。捜査は遅遅として進まないなか、警察は稲山法律事務所に係官を派遣した。
    本作は、著者が生み出した宮之原警部が大活躍するシリーズとは異なる、「軽み」に富んだ推理長編!
  • シリーズ2冊
    693(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    石木響介と見合い結婚し、姑と三人で暮らして一年になる律子は、初めての子を身籠もりながらも平凡な生活に不満を抱いていた。
    ある日、四年前に半年ほど付き合っていた宗田拓也から都心のホテルに呼び出された律子は、一度だけという思いで身を任せてしまう。ところが部屋を出ようとした律子に、夫の響介が交通事故死したという報せを受けた――。
    なぜ夫は死んだのか、自分のせいなのか。次々に分かってくる不可解な事実に疑問を持った律子は、亡き夫の影を追い求め、やがて生まれくる子にある計画を企てる。
    これは、究極の愛の形なのか? 連城三紀彦が問い、そして答えた愛の形とは?
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    魅惑の女性・鷲見玲子を信奉する警察官、現役判事、弁護士によって開かれる私的な法廷がある。被告人は、現在の法律では正当な罰を与えられない悪事を行った者たちである。
    法とは何か、社会正義、必要悪、市民感情とは何か――。日本社会に横たわるいくつもの矛盾を真正面から問いかけ、惑乱の解を突きつける、著者渾身の力作!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    弟の幸次郎が死んだ。急死だったし、変死だった。拳銃を握ったまま死んでいたと、弟と暮らす清美から報された。
    何もせずに時間が過ぎていくのを待つという方法もあったが、おれはそうはしなかった。そんなことはできなかった。
    なぜなら、弟は殺されたからだ。しかも、誰が殺したのかがわからない。警察は自殺とみているようだったが、弟をよく知るおれには信じられなかった。
    弟を弔うには、殺した者を探し出し、それ相応の仕打ちをすることだ。おれは、動く。
    悲憤を抱えた男の本気が、大きな山を動かした――。
  • 一流の官能小説家は、一流の筆力を備えている、といわれる。凡庸な筆力では、昂奮を呼び起こせないというわけだ。
    本書の豊田行二は、一世を風靡した官能小説家であるが、本書において、超一流の筆力を見事に見せつける。
    物語は、作家として成功した大瀬戸三郎が、15年ぶりに帰郷した下関で、かつて恋心を抱いた貴枝子と再会したことからはじまる。濃厚に燃える大人の男と女が、どこに向かうのか。官能と魂の融合を描いた、著者渾身の力作!
  • 715(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    上高地観光の大型バス3台が銃撃を受け、深い渓谷に墜ちていった。死者105名、負傷者54名という大惨事となった。
    犯人は沼田光義。裁判ではしかし、無罪が言い渡された。
    法にも社会にも正義はないのか。法は、アルコールに酔っていたという犯人を守るのか。
    母と妻娘を喪った真琴悠平は、私的制裁ではなく、思いもよらぬ方法で正義を貫くことを決意した――。
    圧倒的な説得力で迫る、西村寿行渾身の長編問題作!
  • 不倫の成就のひとつの形がここにある――。
    建材メーカーの塩沢工業にとどまらず、タクシー会社の社長を兼務することになった企業戦士の塩沢敏郎。
    社員に畏怖の念をもたれながらも、バランスのとれた経営手腕を振っていたワンマン社長・塩沢の心に、美貌の白川枝里子が忍び込んだ。
    枝里子にのめり込み、愛を注ぐ塩沢。それに応える枝里子。
    ふたりの大人が行く着く先では、何が待っているのか。山岳推理の第一人者が渾身の力で描いた大人の物語――。
  • シリーズ2冊
    693(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    中学生の娘・水絵から思わせぶりな物言いで、電機メーカーに勤めている父・小橋行広が浮気していると、母・知子に伝えたのだった。
    はたして本当に浮気しているのか、中学生の娘に何か思惑があって嘘をついているのか。
    懊悩する母をさらに混乱させるかのように、娘は思わせぶりな言動をつづける。それを裏打ちするかのように、夫が不審な行動をする。
    母・知子は真実を突きとめようとするが、事態は、思わぬところに向かっていく――。
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    夫婦にとって長年念願だったマンションを手に入れた。しかし、幸せは長くは続かなかった。隣室の男の目に見えない嫌がらせは日を追うごとに狡猾で大胆になっていく。
    可愛がっていたカナリアがベランダで死んだのは、隣家が猫にそう仕向けたせいに違いなかった。さらに、愛する妻に向ける変質的な視線は許しがたいものとなった……。
    人の心に潜む悪鬼を炙り出す、西村寿行渾身の短篇の数々――。
  • 693(税込)
    著:
    小玉二三
    レーベル: ――

    「昔から好きだった。初めて会った時から」
    義理の姉を抱きしめながら、未希雄が囁いたのは禁断の告白だった。
    39歳で急死した兄が遺したのは、美貌の妻と、男を知らない19歳の娘。弟の未希雄は、ふたりのか弱い遺族ふたりを扶けようと思いながらも、未亡人となった義姉の熟し切った女の魅力に、気持も性欲も向かってしまった。
    義理の弟という立場、倫理観を棄て、未希雄はどこまで義姉を貪るのか――。心優しい男の揺れる心、惑う欲望を、女性作家ならではの視点で描ききった!
  • シリーズ4冊
    770(税込)
    著:
    笑笑生
    訳:
    土屋英明
    レーベル: ――

    世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているはずだが、さてその全訳となると目にした人は少ないはず。なぜなら本書本以外、全訳がないからだ。この本では露骨な性交の描写も訳されている。
    物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる、そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。
    中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。デジタル化にあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。
  • 中央アルプスにそびえる餓鬼岳の乳川谷の上流に独立峠がある。明治期、その峠の向こうに鬼助邑(おにたすけむら)が存在した。廃村になったはずのその邑に、十人ほどの男女が暮らしているという。ある事件をきっかけに、その邑の存在に注目したふたりの刑事が向かった――。だが、そこには、イギリス外務省秘密情報部SIS(前身がMI6)、アメリカCIA、FBI、国防情報部、海兵隊情報部、フランス国家安全保障局、ソ連KGBを巻き込んだ、想像を絶する巨大な組織、計画が横たわっていた。
  • 金が集まるところには、いい女が集まる――。
    世の中の摂理を、身をもって知っているのが、証券会社のカウンターに座る仁科次郎だ。
    彼の目の前には、株のことはわからないけれど、金はもっているという成金の女が座ったり、金欲だけでなく色欲も満たそうとする美女が相談に来る。
    そんな彼女たちの株の指南役になって儲けさせ、上機嫌な彼女たちをいただいてしまう。
    金欲にまみれた女たちの、色欲への貪欲ぶりには驚くばかりだが、仁科次郎は彼女たちをいただくだけでは満足せず、密かに大きな野望を抱いた――。
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    都内でも一等地といわれる渋谷区松濤。
    商社に勤める夫の和智高広と二人暮らしの絢子は、行きつけのブティックを出て拾った現金入りの封筒を持ち帰ったことから、見知らぬ男に拉致され複数の男から陵辱される。その最中、なぜか男は高広についての情報を事細かく訊いてきた。不感症だった絢子が急に淫乱になったことに不審を抱いた高広だったが、これは大きな陰謀の発端にすぎなかった。
    新興宗教から北海道をめぐる国際問題へと、波乱の渦が大きくなっていく――。
  • いい舞台をつくりたい――。
    インタビューで耳障りのいい言葉を語る俳優や演出家は、その想いを純粋に具現化しようとしているのか。
    外からではわからない公演中の舞台人たちの思惑と淫欲を、細部にいたるまで見事に描ききった。今そこで舞台が開演しているよう。
    風俗嬢ばりに体を利用する女優、演出家の色欲、無能ぶりをあぶり出した、赤裸々過ぎる問題作!
  • 693(税込)
    著:
    豊田行二
    レーベル: ――

    「夫婦の夜の営みを撮影してほしい」という依頼が、「しあわせビデオ」という結婚式披露宴のビデオ撮影を業務にしている会社に舞い込んだ。社長の加賀志郎は、喜んでこの依頼を受けた。根っから好きモノの加賀は、この面白い仕事に、個人的な欲望も満足させようと奮闘――。スタイリストやAVに主演する素人ギャル、女性の撮影カメラマン、女流劇画家、人妻作家などなど、手当たり次第に喰い、味わい、仕事の成功の足掛かりにしていく。男の夢とロマンがぎっしり詰まったビジネス欲情ロマン!
  • 715(税込)
    著:
    豊田行二
    レーベル: ――

    西沢雄太郎は、悲しいかな、自他ともに認める醜男である。しかし、悪いことばかりではない。雄太郎が東京デパートという一流デパートに就職できたのは、醜男なら、女性の割合が多いデパートという職場でも問題は起こさないだろう、と人事部が判断したからだった。
    醜男がモテないというのは思い込みに過ぎない。醜男だからこそ安心安全、と思う女性に雄太郎はモテまくった。世の中、何が幸いするかわからない。それとともに出世もしていく。
    醜男と自認する男が、一流デパートでのしあがっていった先に手にしたものとは――。
  • シリーズ2冊
    693(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    著者はあとがきで、この十の物語を書くことになった動機について書いている。
    「愛という言葉を解説するのに、僕にはこの十の物語と本一冊分の字数が必要だったのです。四十近い年齢で漠然と考える恋愛には、恋の甘美さはなく、愛のほうも純粋にそれだけというわけにはいかず、生活の雑事の埃と煤にまみれています。(中略)その埃と煤のほうを書きたかったのだとも思います」(後略)」
    愛という言葉に、誠実に向き合った著者が出した誠実な答えが、この短篇集にある――。
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    ふたりの男が延髄を刺され、トリカブトを注入されて死亡した。つづけて、女性も亡くなった。一見すると、何のつながりもないと思われたが、3人とも茸狩りでペンションに泊まった折、土石流に巻き込まれていた。生き延びた男は、そのことに気づき、思いもよらぬ手段を講じ、殺人鬼に抗していく――。〈表題作「幻獣の森」〉。ほかに「蟹と狼」「変化(へんげ)」「巨猪の山岳」。全4篇とも、脳の奥底を揺さぶる刺激に充ちた作品集。
    西村寿行って、こんにもヤバい小説を書いていたのか――。
  • 旧軽井沢で広大な敷地をもつ元華族の大邸宅で、本物のセレブが参集し、酒と料理と会話を愉しむパーティが催された。深夜になって、参加していた日本のホテル王の姿が見えなくなった。皆で探していると、二階の部屋で短剣を胸に一突きされて殺害されていた。数日後、軽井沢でのパーティに参加していた現職の国会議員が東京湾の倉庫街で殺害されているのが発見された。
    これは連続殺人なのか、はたまた、偶然なのか。元華族の美女が、殺人に関わっているのか――。パーティに参加していた可愛くてしっかり者の女子大生・神谷慶子が事件の裏に潜む動機を探っていく!
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    魔物に取り憑かれた人間が、いかに弱く、いかに苦しみ、非業に追いやられていくかを突き詰めた作品集だ。
    「海と女と少年」では、失踪した母を捜すために、愛犬とともに家を出た14歳の少年は、あまりにも理不尽な出来事に遭う。その頃、女性の失踪事件が連続して起こっていたことを受け、警視庁特別処理係の徳田左近警視は、そこに何かの怨念、悪霊を感じ取り、動き出した――。これぞ、誰も描くことができなかった世界観!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    広告制作会社を経営する南和彦は、26歳のときに年上の秀子と結婚し2人の娘を授かった。ところが、元来の女好きが昂じて浮気に走り、結果、離婚。浮気相手だった加奈子と再婚し、今はひとり娘の明美と3人で暮らしていた。
    ある夜更けに帰宅すると、自宅に先妻との娘・恵子が訪ねてきており、しばらく住まわせてほしいと言われる。
    8年間音信不通だった秀子と連絡を取るようになった南の浮気性は治ることなく、若いモデルとの秘密の逢瀬を楽しんでいた。元妻と今の妻、そして愛人との間で、南は翻弄されていく。
  • あり得ないほど見事なまでに、特異な短篇集だ――。北アルプス山麓の村で、若者の失踪が相次いだ。究明のために訪れた法師の伊良加は、そこに強烈な霊気を感じ取り、挑んだがはかなくも敗れてしまう。そこで頼ったのが、高僧の紹運だったが、はたして、どうなるのか……。(「情鬼の邑にどらわれし女の物語」より)。九つの短篇すべてが「~~の物語」と題され、全編に描かれる異界と現実の交錯には嘆息――。
  • 初めて制作したアダルトビデオが思いのほか売れ、社長の加賀は業界で少しは名が知られるようになった。加賀の元には、裸になるのを覚悟したかつての売れっ子歌手、元アイドルたちが体当たりの売り込みをかけてくる。女たちの思惑を熟知しながら、加賀は正しく、女たちを奥底まで味わっていく。これはビデオ制作会社社長による女体指南書でもある!
  • 絵本作家夫婦の間に、すっと入り込んだ若者。彼が夫婦に心の隙間をついていく「もうひとつの恋文」、知らず知らずのうちに、不美人ながら尽くす女に心を奪われていく男の心模様を描いた「手枕さげて」など5作品を収録。創作のきっかけになったのが、友人や編集者が何気なく洩らした言葉・フレーズというから、一流作家の創造力に唸ってしまう。このあたりのことは「あとがき」に詳しく書かれている。一読推奨――
  • ふと垣間見せる、日常の中での男の思惑や女の想いが、ふたりの関係を終わらせたり、はじめさせたりする――。
    男は浅はかで女の真の考えをすくい取れないのか? 女はどこまでいっても思慮に富んでいるというのか?
    男と女、夫と妻の関係の剛さや脆さを描く21の短篇集。
    ここまで見事に鋭く日常を切り取れるものか?
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    夏が終わりを告げる頃、北アルプス・赤岳ヒュッテの管理人が遺体となって発見された。山を熟知している管理人が遭難するはずがなかった。人が良い彼がなぜ、殺されなければならなかったのか。そこには、山小屋で起きていたあることが、源流だった――『遭難遺体の告発』。全7篇。アルプスの山々を舞台にした殺意と刑事の活躍を、熱量高く、切れ味鋭く描ききった短篇集。

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