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『実用、日本文学、美術・アート』の電子書籍一覧

1 ~55件目/全55件

  • 第一章 わび茶の創造
     特異なる文化
      孤独な茶の湯 日本文化の特殊性 日本と朝鮮 千利休の位置
     にじり口と廻しのみ
      にじり口の誕生 廻しのみ
    第二章 中世からの離脱
     茶会の構造
      『喫茶往来』 切りすてられた後段
     茶会の空間
      市中の山居 露地のふるまい 籠る
     なぜ点前か
      点前か手前か 亭主と客の空間 茶立人から亭主へ
    第三章 茶人のふるまい
     あぐらから正坐へ
      混みあう茶会 片膝とかしこまる
     あるきかたの源流
      あるく文化 練りあるく 地に足がつく
     茶人のすがた
      客の心得 新シキガヨシ
     茶名と十徳
      仮りの名前 十徳とは何か
    第四章 茶会の趣向
     趣向の成立
      ハプニング 淋間茶湯 『祭礼草紙』の問題 風呂のあがりや
     風流・やつし・見立て
      風流 やつしの美 利休の趣向 付合と見立て
     季節感の登場
      時候のあいさつ 茶会のなかの季節 ばせを忌に薄茶手向くる寒さ哉
    第五章 わび茶の周辺
     茶筅の歴史
      茶筅のおいたち 王服茶筌由来記 茶筅の民俗性
     茶屋の歴史
      煎じ物売り 檜垣茶屋 利休亡魂

    史料による茶の歴史
  • 西洋絵画の美の秘密

    恥じらいながら、生まれたばかりの透明な素肌を露にする愛の女神ヴィーナス、恍惚としてひとり横たわるマグダラのマリア、近代をとりこにした東洋の女奴隷たちの妖艶な姿態―西洋美術の世界を彩る美しいヌードが大集結。性のモラルの厳しいキリスト教社会で裸体を描くことがどうして可能だったのか? その多くが神話や聖書を題材とするのはなぜか? ボッティチェッリ描くヴィーナスのお腹が膨らんでいるわけは? いくつかの鍵を用いて読み解くと、魅惑的な姿に秘められた謎があざやかに浮かびあがる。カラー多数。200点以上の図版とともに楽しくアートの世界へ誘う極上の美術案内。
  • シリーズ204冊
    6601,320(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    突然はじまる介護生活
    本書で「困った」をぜんぶ解決!

    2025年、団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者になります。
    75歳を超えると要支援・要介護の割合が一気に上昇。
    介護生活は誰にでも起こりうるのです。

    はじめての介護は突然やってくることが多く、
    手続き、制度、サービス、お金のことなどではじめて知ることも多くあり、
    たくさんの「困った」が出てくるはず。

    本書では、専門家たちが介護にまつわる制度、手続きなどの基本、お金の話、
    介護生活をサポートしてくれる商品、介護施設の選び方など、
    さまざまな方面から介護について解説していきます。
  • 決定版入門書

    民藝の入門書の定番として長く親しまれてきた柳宗悦の『民藝四十年』。しかし、柳はこの名著をさらに充実させる改訂案を温めていたのだった。本書は柳が生前、『民藝四十年』の初版本目次に書き加えていた15編の論考を新たに増補し、柳の訂正指示を反映させて編んだもの。これにより、柳が「民藝」を通して伝えたかったことがより明確となった。ものの真の美しさを掴み取るにはどうしたらよいのか? 何がものを美しくさせているのか?ものが美しくなる原理が迷える人間の救済にもあてはまるとはどういうことなのか?そのすべての答えがこの一冊の中にある。
  • 何が美術を規定したのか

    現在の美術を作り出した「境界」が引かれ、社会に浸透していく過程を、制度史的視点から捉えた画期的論集。近代において「美術」概念や日本画をはじめとする諸ジャンルは、いかにして形づくられ、純化へと向かっていったか。衝突や動揺を引き起こしつつも、五感の秩序における視覚の優位、工業社会の到来、固有の造型芸術への意志、これら三つが推進力となって「美術」は成立した。だが、その境界は画定し切ったわけではない。裂け目を孕みながら、未完の運動体として今もわれわれの目の前にある。『眼の神殿』と対をなす本書は、新たな作品創造と歴史記述の可能性へと読者を導く。
  • 「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島渚。仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。巻末に坂本龍一による弔辞、大島監督との思い出、小山明子夫人のエッセイを付す。
  • 革命を先導した芸術運動

    既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。
  • NHK Eテレ「マチスコープ」待望の書籍化!街のふしぎを解き明かす図鑑

    NHK Eテレで放送中の、街(マチ)の仕組みが直感的にわかり観察力が養われる子ども向けテレビ番組「マチスコープ」(毎週金曜午前7時~放送中。出演・佐藤二朗/2023年6月現在)が待望の書籍化!
    「マンホールの向こうには何がある?」「建物の下はどうなっている?」「橋はどうして落ちないの?」など、街で出会う様々な疑問に対して答える番組は、子どもから大人まで大人気。
    さあ、マチスコープをかけて一緒に街の様々な「?」を探しに行こう!
  • 李朝工芸の聖典

    浅川巧は日本に朝鮮半島の工芸のすばらしさを伝えた先駆者として知られる。ものだけではなく、ものを生み出した民族全体を愛する姿に、民藝の父・柳宗悦は打たれ、生涯の友となった。そして浅川と柳は当時誰からも評価されていなかった李朝工芸に美を見出し、ソウルの景福宮内に「朝鮮民族美術館」を設立する。本書収録の『朝鮮の膳』は膳の歴史や産地、形態、用途、材料、製作法などを紹介したもの。『朝鮮陶磁名考』は器物の本来の名称とその用途などを記録したもの。いずれも90年以上前の著作だが、朝鮮工芸に関する比類なき名著として、日本でも韓国でも読み継がれている。
  • こんなに難しそうなドラゴンも、鶴がベース!誰でも楽しく本格折紙の入門書

    オリジナル作品28作品に伝承作品8作品を加えた全36作品の折図掲載! 本書は、芸術的な難しい折紙に挑戦したいけれど、どれから挑戦すればよいのかわからない、というかたにぴったりの入門書です。
    かわいい動物から、かっこいい生き物までユニークな作品が満載の1冊です。

    【掲載作品】
    ツル、カエル、うさぎ、りす、ねこ、箸袋でつくるダックスフント、ドラゴン、レオパードゲッコー、クラゲ、タコ、りんご、飛行機、ジンベエザメ ほか
  • 絵画のもつ意味、それを“解釈”するにはどうしたらよいか──。その基礎的方法論のひとつとして挙げられるのが図像解釈学(イコノロジー)である。本書は、カラヴァッジョ『果物篭』、ボッティチェッリ『春』、ブロンズィーノ『愛のアレゴリー』、ブリューゲル『バベルの塔』等、重要な名画12作品を取り上げ、関連作品と比較しつつ、その背後にある思想や意味世界への接近を試みる。イメージの読み解きによって、美術の深みと無限の感受性への扉を開ける、美術史入門書の決定版。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    やさしさとは、何だろう。弱さの裏返しとしてのやさしさではなく、世の辛酸を知りぬいて、なおやさしく強く生きることはすばらしい。多くの人に愛されてきた画家・いわさきちひろの絵には、限りない奥行きと魅力に満ちたやさしさがあるという。その美しい人と芸術を、今、遺された子が熱情をもって語る。
  • 1,155(税込)
    著者:
    柳宗悦
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    戦前の沖縄がよみがえる

    琉球王国として独自の文化を形成した沖縄。1938年に初めて現地を訪れた柳宗悦は、工芸品ばかりでなく、建物や人、暮らしぶりにいたるまで、すべてが美しい島々に魅了される。以来、来島を重ね、調査・蒐集を行い、展覧会などを通じてその魅力を紹介した。しかしその夢のような美の王国は1945年の沖縄戦で灰燼に帰してしまう。本書には表題の「琉球の富」をはじめ、柳が沖縄のすばらしさや沖縄の人々への想いを綴った主な論考を収録。あわせて玉陵や識名宮、首里の町並みなど、失われてしまった美しい風景を記録した貴重な写真も多数掲載。戦前の沖縄がここに蘇る。文庫オリジナル。
  • 建築は、一見すると哲学とも思想とも関係のない即物的なもので、定義など簡単にできそうである。ところが、建築ほど定義しづらいものはない――。20世紀末、構築的なものへの批判に晒され混乱をきわめた「建築とは何か」という問いに、著者は建築史と思想史を縒り合わせながら、真正面から立ち向かう。一本の柱が原野に立てられた太古から、ゴシック、古典主義、ポストモダニズム建築まで。建築様式の歴史的変遷の背後にはどのような思想があったのか。本書は、ひとつひとつ思考を重ねつつ、歴史的視座を与えようとした意欲的主著である。著者自身による自著解説を付した、待望の文庫版。
  • 近代建築の過激な夜明け

    ハプスブルグ帝国の末期に生まれ育ちながら、近代建築の地平を切り拓いた先駆者ロース。その装飾を排した建築作品は、当時のウィーン社会において物議を醸すことになる。文筆活動においても舌鋒鋭くラディカルな文化社会批評を展開したが、本書はそのうち重要な論考を精選した一冊である。有名な「装飾は犯罪である」をはじめとした過激な発言に満ちている一方で、ギリシャ・ローマを範とするような古典主義的な思考も随所に覗く。幅広い交友関係を反映して、シェーンベルクやココシュカなども登場。急速な変化を遂げる激動の世紀末・20世紀初頭のウィーンを中心に、モダニズムの強い息吹に触れることができる。
  • 日本戦後美術は何を問うたか

    「美術」とは何かが問い直される時代にあって、日本の美術家たちは、どのような思想のもとにいかなる創作活動を展開してきたか。具体、ハイレッド・センター、もの派、美共闘、ポストもの派……。戦後40年の日本美術の流れを跡付け、欧米の模倣でもなく、伝統への回帰でもないその逸脱の軌跡の中に、日本固有の「美術」の萌芽を読み取っていく。作品や展覧会をもとに論じるだけでなく、針生一郎、宮川淳らの批評や、李禹煥ら作家の思想も追った。「類としての美術」を提唱した鮮烈な批評にして画期的通史、およそ100頁の増補を加えた決定版。
  • 「ことば」が美術を規定した

    作品じたいは古くからあった。しかし、「日本美術史」という歴史体系は、「ことば」によって近代日本につくられたのである――。本書はまず、明治期に「絵画」などの美術用語が作られていく過程、また「日本画」「西洋画」「歴史画」「裸体画」「風景画」といったジャンルが規定されていく過程を綿密に追う。その背後にあるのは、近代日本で芽生えた国家思想、つまりナショナリスティックな「日本」意識と、欧化・国際化との相克だ。作品・作家を生み出し支えた政治的・社会的機構をとおして、新たに近代美術の深部を抉りだす。
  • ゴダイゴ・デビュー45周年。アニバーサリー決定版の登場!

    日本のロック界を支えてきたゴダイゴは、1976年にデビュー、2021年で45周年を迎えた。
    「ガンダーラ」「モンキー・マジック」「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」など、ポップなヒットメーカーとしての印象が強いゴダイゴだが、正統派ジャパニーズロックバンドとしての評価も高く、同業者のファンも多い。
    半世紀近くの長いキャリアを誇る彼らだが、長らく公式本が出されておらず、本書はファン待望の一冊となる。
    2021年5月に一周忌を迎えたオリジナルメンバーでギタリストの浅野孝已氏への追悼の意味も込めた、ファン必携の書。
  • この世でもっとも純粋で美しいもの――それは愛らしい少女たちの姿。なぜ、彼女たちは時代によって、エロスを漂わせた存在として表現されたり、性をそぎ落とされたけがれない姿で描かれたりと、変貌をくり返してきたのか? そこには人間のどのような理想と欲望が映し出されているのか? あらゆる女性の理想とされたあどけない聖母マリアから、突如挑発的な姿を露わにし始める現代の少女たちまで、200点の名画の裏に隠されたメッセージを読み解く。色鮮やかな図版が誘う究極の美の世界。
  • 神々が愛したかわいくエロティックなクピドたち。古代の英雄や皇帝たちを狂わせ、歴史の運命を大きく動かした少年愛のめくるめく世界。中世キリスト教社会で、激しい抑圧のなか密かに紡がれた同性愛的嗜好。そしてルネサンス期を迎え、ふたたび花開く男たちの肉体美――。西洋美術には美少年を描いた傑作が数多く存在する。彼らはなぜこれほどまでに芸術家たちを虜にし、その創造力をかきたててきたのか? ときに勇ましく、ときに儚げに描かれたその姿に、人類のどのような欲望が刻み込まれているのか? アート入門としても最適。カラーを含む200点以上の図版とともに辿るもうひとつの西洋史。
  • フランス革命直後からパリに陸続と生まれたガラス天井の通り抜けを、「パサージュ」という。オペラ座、パノラマ、グラン・ブールヴァール……時代ごとの街の名所に、パリ市民を導いてきた。夢と欲望が吹き抜けたパサージュの歴史は、パリ近代化の歴史でもある。現存する19のパサージュを、フォトグラファー鹿島直の写真で辿る新しいパリガイド。

    【目次】
    まえがきに代えて

    Ⅰ パサージュへ時間旅行の手引き

    パサージュの定義

    パサージュガイド19の散歩路
    01 ギャルリ・ヴェロ=ドダ
    02 ギャルリ・ヴィヴィエンヌ
    03 ギャルリ・コルベール
    04 パサージュ・ショワズール
    05 パサージュ・デ・パノラマ
    06 パサージュ・ジュフロワ
    07 パサージュ・ヴェルドー
    08 パサージュ・デ・プランス
    09 ギャルリ・ド・ラ・マドレーヌ
    10 パサージュ・ピュトー
    11 パサージュ・デュ・アーヴル
    12 パサージュ・ヴァンドーム
    13 パサージュ・デュ・グラン=セール
    14 パサージュ・ブール・ラベ
    15 パサージュ・デュ・ケール
    16 パサージュ・デュ・ポンソー
    17 パサージュ・デュ・プラド
    18 パサージュ・ブラディ
    19 アルカード・デ・シャン=ゼリゼ

    パサージュの歴史

    Ⅱ パサージュ文学全集

    失われたパサージュを求めて
     ギャルリ・ド・ボワ
     ギャルリ・ドルレアン
     パサージュ・ド・ロペラ(オペラ・パサージュ)
     パサージュ・デュ・ポン=ヌフ
     パサージュ・デュ・ソモン

    パサージュを読む
     パサージュ・デ・パノラマ
     パサージュ・ショワズール

    あとがきに代えて
    文庫版のためのあとがき
  • 西洋には残酷美術の名画が数多くある。なぜこれほど凄惨な場面がくりかえし描かれてきたのか? そこに人間のどんな欲望と残虐性を読みとることができるのか? 神話・聖書の怖いエピソードから、魔女狩り、子殺し、ペスト、拷問、処刑などの歴史上の事件まで、図版200点以上を収録。人間の裏面を抉り出す、衝撃の美術史。
  • 902(税込)
    著:
    中井正一
    レーベル: 中公文庫

    「西洋と東洋の美」「中国と日本の美の相違」から始まり、日本の文学に通底する「もののあわれ」「わび」「幽玄美」などを語り、「世界における日本の美の位置」「日本の美を貫くもの」を探究する。ほかに『近代美の研究』から機械やスポーツに関する論考とさらに全集未収録のエッセイ「現代日本画の一つの課題」を増補。初文庫化。
    『日本の美』
    1 西洋の美と東洋の美
    2 中国と日本の美
    3 日本のこころと日本の美
    4 文学――さやけさ・もののあわれ
    5 文学――幽玄・わび
    6 文学――軽み・いき
    7 美術 1
    8 美術 2
    9 美術 3
    10 音楽
    11 舞台
    12 世界における日本の美の位置
    13 日本の美を貫くもの

    『近代美の研究』より
    現代における美の諸性格
    機械美の構造
    スポーツ気分の構造
    近代美と世界観
    思想的危機における芸術ならびにその動向
     (全集未収録論考)
    現代日本画の一つの課題次より
  • 「美術」の起源

    明治洋画の開拓者・高橋由一が構想し、遂に未完に終わった「螺旋展画閣」(1881年)。時代の力動を体現するこの構想は、あるひとつの言葉、「美術」の生成と軌を一にしていた。由一の事業着想の背景、博覧会・美術館・美術学校など諸制度の誕生、フェノロサと国粋主義運動……。入念な史料分析によって、官製訳語がいかにして成立し、定着=規範化していったか、その過程が明るみに出される。鮮烈なまでに露わとなるのは、「美術」という言葉が紛れもなく時代の分水嶺を象っていたことだ。制度論の視角から結晶化していく概念史。それは、以降の美術史研究を一変させた。第12回サントリー学芸賞受賞。
  • コレクションにその名を残した裕福な美術愛好家、松方幸次郎、原三渓、大原孫三郎・総一郎、福島繁太郎との交遊を回想する。松方コレクションの買い付けやモネとの交渉、仏文学者成瀬正一との思い出、原三溪邸に滞日中のタゴールの通訳として寄宿したことを契機に日本美術に目覚めた青年時代、大原コレクションを担った児島虎次郎とのエピソードなどがユーモア豊かに語られる。〈解説〉越川倫明
  • 3,960(税込)
    著者:
    吉村 栄一
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    ファン必携、YMO完全ヒストリー。「2043」の秘密は本書の中に。

     本書は、YMOが結成された1978年から「散開」した1983年直後までを第1部、再生を果たした1992年から2021年初頭までを、第2部としている。
     第1部は、当時の国内外の資料をあらためて精査した上で、多くの関係の方々を取材して得た証言から構成している。
     1970年代末から1980年代初頭の日本にYMOという稀有な存在がどのように誕生し、当時の社会情勢の中でなぜ広く受け入れられ、さらに前例のない形での海外進出を果たすことができたのか。
     ぼくはその当時は地方都市に暮らす10代で、遠い外部から憧憬の眼差しで見つめたかつてのYMOの姿を今回あらためて凝視し直したとも言える。
     ここでは、1980年代から1990年代にかけて構築され、ほぼ完成されていたYMOに関する「神話」を一度頭から追い出して、フラットな気持ちで事実を追い、情報の確認もしたつもりだ。当時、海外からYMOはどう見えて、どう捉えられていたのかも調べてみた。
     第2部の1990年代から現在までは、幸いにも取材者としてYMOとそのメンバーたちに接することが多く、何度かの海外公演にも立ち会うことができた。
     その際に得た本人たちの証言や感慨を原稿に多く組み入れることで、この第2部ではメディアなど第三者のフィルターを通したYMOではなく、自分の目で見て、自分の耳で聞いた事実や言葉を中心に内容を組み立てることができたのは僥倖だった。内部ではないが、そこに近い視点からYMOの新しい歴史を追ったつもりだ。
    (「はじめに」より)

    知られざる新事実も満載
    ■はじめに
    ■第1部 1978‐1983(全13章)
    ■第2部 1992‐2021(全15章)
    ■おわりに
    ■YMO作品リスト ■YMO年譜 ■引用発言出典一覧
  • デザインの知識が無くても大丈夫! コミケで人気のシリーズが待望の書籍化

    コミケで圧倒的支持を集めたデザイン同人誌、待望の書籍化!!!

    ロゴや装丁を手掛ける人気デザイナー・木緒なちが、培ってきたデザインのノウハウを公開!
    ロゴ・表紙・お品書き……イメージ通りに伝わるデザインを、実例をもとにやさしく解説。
    同人誌版に加えて、本のコンセプトをデザインする「コンセプトを決めよう」、慣れないと分かりにくい印刷所への入稿&イベント当日の準備をまとめた「入稿からイベントの準備へ」を、書き下ろしで新規収録!
    さらに、デザイン系VTuber・葉山みどによるコラム2編も、新たに収録しました。


    【主な内容】

    1章 コンセプトを決めよう
     本のコンセプトの決め方、全体のスケジュールの立て方など、同人誌を作りたい! と思ったら最初に読むべきことを解説。

    2章 ロゴを作ろう -準備編-
     実際に紙と鉛筆からロゴを作る過程をたどり、ゼロから始めるロゴ作りのメソッドを紹介。

    3章 ロゴを作ろう -実践編-
     「きれい」「かわいい」「こわい」「かっこいい」「まじめ」の5種類のロゴの作り方をもとに、作品イメージを伝えられるロゴ作りのワザを公開。

    4章 表紙をデザインしよう
     知っているだけでクオリティアップできるコツやポイントを、5種類の実例から超丁寧に解説。

    5章 お品書きを見直そう
     実際のお品書きをもとにしたBEFORE→AFTERをもとに、気をつけるべきポイントをわかりやすく説明。 

    6章 入稿からイベントの準備へ
     入稿データの作り方、知っておくと便利な基礎知識、さらにイベントに向けたポスターや名刺のデザイン、今の時代には外せないオンライン頒布まで詳しく紹介。
  • 室町時代、足利将軍に仕え、将軍家のサロンにおいて、茶や華、香、室内装飾などを担当した同朋衆。目利きとして活躍した彼らは和歌、連歌、能楽など多くの芸能にも通じ、北山文化、応永・永享文化、東山文化の骨格を築いた。今に伝わる「日本らしさ」を生み出したアートディレクター的集団だったといえるだろう。彼らは能阿弥・芸阿弥・相阿弥など阿弥号を名乗っていたことから、仏教の宗派、時衆との関係が指摘されてきたが、時衆ではない同朋衆もいる。いったい彼らはどこから現れ、どのようにして文化の中心に立ったのか。同朋衆の実像に迫った類のない研究を文庫化。
  • シリーズ34冊
    7742,090(税込)

    ワイルド、ロレンス、フォースターら、近代英米文学の巨匠たちの「ゲイ小説」が一堂に会して登場。大作家の「読み直し」として、またゲイ文学の「古典」としても必読の書。これぞゲイ・キャノン。
  • 1,320(税込)
    著者:
    秦秀雄
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    青山二郎と親交を結び、北大路魯山人に星岡茶寮を任され、柳宗悦の蒐集に協力した稀代の目利き、秦秀雄。すべての古美術に精通したが、伊万里を鑑賞の世界に引き上げた牽引役としてつとに名が高い。本書は、その秦が満を持して刊行した、究極の古伊万里鑑賞案内だ。掲載されている品々は、今も愛好家垂涎の的となっており、蒐集のスタンダードになっている。収められているのは、代表的な染付や白磁から、希少な赤絵、鉄絵、辰砂、鉄砂、瑠璃釉まで、約340点。秦秀雄の眼が射抜いた見どころを、ぜひ味わっていただきたい。幻の名著、遂に文庫化。
  • 660(税込)
    著:
    岡倉天心
    その他:
    宮川寅雄
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    フェノロサの弟子として日本美術学界の巨星・岡倉天心。その代表作。この明治に書かれた茶道論は、現代の茶道界批判としても依然として通用し、茶道を通しての卓抜な東洋思想論としても評価される。――明治美術界の重鎮・岡倉天心が、茶道を通して、東洋精神を西欧に紹介し、内外に名声を博した名著。宗匠臭のないその清新な思想は、近代茶道の美学のバイブルとして評価されるのみならず、膨大な底辺を擁しながら、精神を忘れ、ただ形式に流れる現代茶道への峻烈な批判として、大きな今日的意義を持つ。
  • 遊興と社交の舞台を巡る

    小石川後楽園、六義園、浜離宮等、大名家が誇った名園はどのように造られ、そこではどのような社交や饗宴が催されていたのだろうか。自然の地形や植生の利用、潮入りの池のような大泉水、回遊様式など、日本庭園の魅力的な特徴を備えた大名庭園。そこを舞台に繰り広げられた茶事から趣向をこらした酒宴など多様な遊興と社交に、本書は注目する。大名庭園は京の公家文化と武家社会をつなぎ、当時の芸能、芸術全体を取り込んで成立したことが明らかになる。西洋の宮殿庭園とも機能を比較する他に類をみない文化史。
  • 1,100(税込)
    著:
    野町和嘉
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    世界初、6700キロのナイル全流域を、1冊にまとめた驚異の写真集。エジプト、エチオピア、スーダン、ウガンダ――4ヵ国を貫流する大河・ナイルのすさまじい自然と、そこに暮らす人々の姿を、映像と文章で再現! 1980年10月から、延べにして13ヶ月を要してたどった、ナイル流域踏査の記録。<『バハル』改題作品>
  • 1,760(税込)
    著者:
    今井 健太郎
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    懐かしくて新しい、銭湯の底知れない魅力を再発見

    癒しの場として、日常生活のアクセントとして、人々が出会う場として、いま銭湯が若い人を中心に大きな人気となっている。銭湯の画期的なリニューアルを多数手がける建築士が豊富なビジュアルと共にその魅力を語る。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    世界中を旅して犬や猫の写真を撮影している著者の、猫のベストショット写真+エッセイ集。猫を愛してやまない人、「旅猫」したい人必携。――考えるだけで、胸が熱くなる。姿を見かけると、もう堪らない。背中やしっぽに触ったら最後、忘れられないよ……。猫はただそこにいる。なのに、なぜ、こんなに愛しいのだろう。世界中を旅する著者が、20年にわたって撮りためた、53ヵ国、105の町や村の猫たち。瑞々しい言葉を織り込んだ、フォトエッセイ。
  • 浄土はものに現れる

    なぜ美しいものを作ろうとも思っていない名もなき工人が、時として驚くべき美を生み出すのか。その理由を解き明かそうとした柳は、『無量寿経』にある「すべてが美しい世界をつくる」という阿弥陀仏の誓いに出会い、はたと気づく。ものの美しさは、この宗教的救済によってもたらされていたのだと。そして、美しいもの=救われたものを日本民藝館に陳列し、人もものも、すべてが救われる「浄土」が現に存在することを、人々に伝えようとした。阿弥陀仏の本願と美を結びつけ、仏教の再構築を構想した柳宗悦。この稀有な思想家の核心に迫った著者初期の代表作を、増補して文庫化。
  • シリーズ2冊
    1,430(税込)
    著:
    木村正俊
    レーベル: 中公文庫

    ヨーロッパ文化の基層の一つをなすケルト文化。その古代から現代にいたる広大な流れを、一書にまとめたのが本書である。めざましく進化・進展しているケルト研究の現状をふまえ、旧版から増補・補遺、表記の修正などをほどこしたうえで、増補新版として中公文庫化した。
    専門性を意識しながらも、一般読者層にも広く読まれるように、わかりやすい記述を心がけており、図版を比較的多く掲載しているのも本書の特徴となる。ケルト人の歴史と文化を知るうえで、必要な知識と情報を幅広く集めた雄編だといえよう。
  • すべての人は笑う前に驚いている――。数々のヒットCMで知られる広告クリエイティブの第一人者が、「起承転結のワナ」「オムニバス禁止令」「ポストイット脚本術」など、豊富な事例を挙げながら、映像や脚本づくりのテクニックを公開。クリエイターのみならず、「伝わる」表現とは何か知りたいあらゆる人に役立つ本。〈解説〉佐渡島庸平
  • 人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンス……。ボッティチェルリの《春》や、ヴァティカン宮殿の署名の間、メディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを、刷新した多数の図版をもとに解き明かす。
  • 坂本龍一言葉辞典、坂本龍一版「現代用語の基礎知識」から世界をみる――

    2017年11月4日から、映画「Ryuichi Sakamoto: CODA」が全国公開となる坂本龍一。
    坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー映画だ。
    また、2017年3月には8年ぶりとなるソロアルバム『async』をリリースし、好評を得ている。
    そんな坂本龍一の言葉辞典、『龍一語彙』の登場。
    「坂本龍一の頭の中にある言葉を覗けば、世界が読み解ける気がする。
    2011年から2017年の激動の7年間に坂本龍一が発した言葉を集めて編集した、
    私たちが世界を知るための言葉辞典」
    坂本龍一がこの7年間にインタビューなどで発した言葉を集めて、「龍一的語彙」と「一般的語彙」を加えて解説していく。巻末には、福岡伸一氏による解説も。
    約500ページ(坂本龍一の撮影による32ページの口絵カラー写真も収録)となるファン必携の一冊。
    坂本龍一版「現代用語の基礎知識」から世界をみる一冊。ファンはもちろんすべての人におくる、世界を読みとくための本。
  • シリーズ12冊
    770990(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    これは可愛すぎる! こねこのビンテージ・コスプレ写真集。1980年代に大ブームを巻き起こした『なめ猫』が帰って来た! すべての猫ブームはこの一冊から始まった。又吉とミケ子の名前は知らなくても、つっぱりルックに身を包んだこねこの姿には、見覚えがあるのでは? モデルねこたちの自然な表情や整列した様子は、貴重な瞬間をとらえていて、とってもキュートです。また一見チープながら、今ではここまで作り込むことは不可能というほどの、細部にこだわった精密な背景や衣装の数々も豪華かつハイテンション! 当時未発表だった写真も今回特別に収録。一家に一冊常備本です!※この作品は1981年にシンコーミュージックより単行本で刊行されたものです。
  • 科学的思考から芸術が生まれる

    芸術にも科学を──。20世紀はじめに“抽象絵画”の概念をいち早く提唱し、絵画作品の新局面を切り開いたカンディンスキーが試みたのは、絵画の構成要素を徹底的に分析し、理論的・科学的に吟味することだった。点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現するのだ。絵画にとどまらず、さまざまな造形芸術に大きな影響を与えた古典的名著。
  • 二十四節気、日本を彩る 生きもの大集合。 美しさ満点の写真図鑑!

    「この本を開くと、木漏れ日や草花の香りを感じ、小鳥たちの声が聞こえてくるような気がいたします。
    私たちが忘れかけていた日本の美しい自然と大切な文化を忘れてはいけないと教えてくれる、素晴らしい本だと思います」
    ――八千草薫(女優)

    移ろいゆく季節とともに、根を下ろす植物、咲く花々、歌い鳴く鳥や虫たち。
    ふと顔を見上げてみれば、私たちの想像を超えた生命のドラマが繰り広げられていることに気づくはず。
    人の暮らしのそばでたくましく生きる、そんな小さな命たちが本書の主役。
    日本ならではの多様な生きものたちを、立春から大寒まで、二十四節気に沿ってオールカラーの美しい写真と文章で紹介。
    自然と暮らすヒントや豆知識も満載。日々の散歩や観察、俳句作りにも役立つ文庫図鑑!
  • 絵画は美しいのみならず、描かれた時代の思想・宗教観を密かに映し出している。ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、デューラーの『メレンコリア』、ジョルジョーネの『テンペスタ(嵐)』。世界の名画のなかでもとくに謎に満ちたこれらの作品から、絵画の隠された謎をさぐる。画家が本当に描きたかったのは何か、何に託してその意図を伝えたか? 美術研究の成果を存分に駆使しながら、絵画に描かれた思想や意味を鮮やかに読み解くスリリングで楽しい美術史入門。
  • 新しい美術史の方法

    有名芸術家の名作はもとより、版画や挿絵、広告や記念碑に至るまで、美術作品が、何のために、どのように描かれてきたか──それが「イメージの歴史」だ。ここではさまざまな学問領域を自由に往来し、ポスト・コロニアル的かつジェンダー的な視線で従来の美術史を書き換える。絵画と社会のかかわりや画像の解釈方法などの理論を踏まえ、さらに西欧文化が繰り返し描いてきたイメージにメスを入れ、その精神的・社会的な背景を明らかにする。レイプを描き続けたのはなぜか、新しい政治形態はどのような画像を生んだか──人間の想像力に新たな光を当てる美術史の誕生。
  • 968(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 河出文庫

    岡倉天心生誕百五十年・没後百年・五浦六角堂再建!数々の奇行と修羅場、その裏にあった人間と美術への愛。清張自ら天心の足跡をたどり新資料を発掘し、精緻に描いた異色の評伝。
  • 壮大な絵画物語を読む

    19世紀ヨーロッパを代表する美術史家・歴史家・文化史家ブルクハルト。本書は、「最大の絵画的物語作者」ルーベンスの生涯を追い、その絵画の本質を神話画・肖像画・風景画など作品テーマに沿って解説する。鋭利な筆によって、ブルクハルトが理想として思い描いていた、「万能の人」としての巨匠の姿が浮き彫りにされる。カラー口絵のほか、図版多数。新訳。
  • シリーズ6冊
    1,2651,430(税込)
    著者:
    ゲーテ
    著者:
    木村直司
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    文豪ゲーテは多くの貌をもつ。その文業とともに、終生情熱を傾けたのが、植物学・動物学・地質学・解剖学・気象学などに及ぶ広汎な自然研究であった。とりわけ形態学と色彩論はその白眉と言うべく、シュタイナーらの再評価を経て、現代的関心もきわめて高い。分析と還元を旨とする近代科学の方法に対して、綜合と全体化を目指すゲーテの理念の背景には、汎知学─ヘルメス学の伝統が控えている。『色彩論』の精髄たる「教示編」に加え、「科学方法論」を併載し、ゲーテ自然思想へのチチェローネとなす。
  • この世ならぬものの光芒

    1920年ドイツ。表現主義と抽象全盛の時代に突如現れ、束の間妖しく輝き、やがてナチスの「血と大地」の神話の陰に消え去った、幻の芸術があった。歴史の狭間に忘れ去られた画家たちの軌跡を克明にたどり、仇花のごとき芸術の誕生と死を通して、ある時代の肖像を鮮やかに描きだした名著。
  • 没後25年、伝説的存在であり続ける人形作家の、最新撮り下ろし写真集。

    本書は人形蒐集家の片岡佐吉が、2001年より15年近くにわたり撮りためてきた可淡人形の作品集である。可淡人形の棲み家を屋内のみならず屋外に求め、撮影された。片岡佐吉は、02年、御徒町の人形博物館「マリアクローチェ」、07年、渋谷「マリアの心臓」、15年、京都・大原の「マリアの心臓」にて、可淡人形の展覧会を開催。人のみならず、生きとし生けるもの、架空の生きもの。すべてが息づく可淡人形の、永遠の棲み家がここに誕生した。


    「情熱的で耽美で、大地から呻き上がるような存在感。可淡が背負っていたものは何か。人の心の底をえぐりとる可淡人形、封印された秘密の扉を僕はこじ開けただろうか。」
    人形蒐集家・写真家 片岡佐吉

    「人形は虚ろ。虚ろであるからこそ、それは見る者・撮る者の精神からさまざまな想いを吸収し、さまざまな“物語”をこの世に現出させるのである。」
    綾辻行人(巻末エッセイより)
  • 1,430(税込)
    著者:
    谷川渥
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    主観的・個人的な感性の問題である“美”にとって、客観的な論理や学問は可能だろうか? 美学的営為はそのはじまりから逆説的事態を宿している。崇高と芸術との内在的関係を問う「崇高と芸術」、身近に芸術を体感できる美術館の逆説をめぐる「比較芸術学と美術館的知」など、美学が孕む諸問題を解き明かす力作論考9篇。
  • 大正・昭和を通じて、女性を熱狂させた挿絵画家蕗谷虹児。一代の流行児の波瀾の生涯を克明にたどり新境地を開く、長篇伝記小説。〈解説〉尾崎秀樹
  • 一連の代表作―麗子像―、そのモデルの回想記。三十八歳で世を去った天才画家岸田劉生を最も身近に見て育った娘が澄んだ眼で記す。
  • 「裸婦の中のもっともすぐれた裸婦、えらび抜かれた裸婦」をめぐって交わされる十二の対話。作品にまつわる伝説や隠された意味が自由に語られる中で、次第に「見る」という行為の意味が明らかになってくる。バルチュス、ベラスケス、ブロンツィーノ、ヴァロットン、クラナッハ、百武兼行、デルヴォーなど、古今東西の芸術作品を独自のスタイルで読み解く美術講義。
  • シリーズ14冊
    576935(税込)
    著:
    澁澤龍彦
    レーベル: 河出文庫

    石、多面体、螺旋、卵、紋章や時計に怪物…「入れ子」さながら、凝縮されたオブジェの中に現実とは異なるもうひとつの世界を見出そうとする試み。さまざまなイメージ、多彩なエピソードを喚起しつつ、人類の結晶志向の系譜をたどるエッセイ集。著者の1970年代以降の、新しい出発点にもなったイメージの博物誌。

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