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『実用、文春文庫、1円~、2018年11月3日以前』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全443件

  • なぜ、この事件は強く否定され続けるのか?
    戦後七十周年に下された指令は七十七年前の「事件」取材?

    「知ろうとしないことは罪」と呟き、西へ東へ南京へ。
    いつしか「戦中の日本」と、言論の自由が揺らぐ「現在」がリンクし始める……。
    伝説の事件記者が挑む新境地。

    解説・池上彰
  • 人生の明るい面に目がいくか、暗い面に目がいくか。その差は脳の活動パターン自体に関連していた。エジソン、チャーチル、マンデラ……逆境に打ち勝つ偉人はみな「楽観主義者」。〈楽観脳〉と〈悲観脳〉は何が違うのか、心理学、分子遺伝学、神経科学を横断しながら人格形成の神秘を明らかにする「白熱教室」。解説・湯川英俊
  • 480(税込)
    著:
    津本陽
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    明智光秀、宮本武蔵、蜂須賀小六、塚原卜伝、木下藤吉郎、近藤勇、竹中半兵衛、坂本龍馬、前田利家、山岡鉄舟、黒田官兵衛、清水次郎長、佐々成政、紀伊国屋文左衛門、織田信長、渋沢栄一、豊臣秀吉、徳川慶喜、徳川家康……。

    いずれも時流に乗り、運を開いた男ばかり。
    ある者は天下を取り、ある者は財を成し、ある者は天下の剣豪となった。現代にも通じる処世とその決断。だから歴史はこうなった。
  • 指1本で大男を吹き飛ばす合気を極めた男・佐川幸義。
    「大東流合気柔術」を実際に体験した著者が名人の生涯と合気の秘密に迫る。

    わずかに身体を動かすだけで、つかみかかる猛者たちを宙に吹き飛ばす「大東流合気柔術」。
    その創始者である武田惣角から直伝を受け、さらに高みを目指した伝説的師範・佐川幸義。

    彼の魔法のような強さはどこから来たのか?
    1998年に95歳で亡くなるまで、10年にわたって師事した著者が、高弟たちの証言をもとに描いた本格評伝。
  • 世界のバカはアメリカをめざす!
    過激で“使えない”新語・失言がてんこ盛り!
    サブカルから政治まで、マッドなアメリカがほとばしる

    「週刊文春」連載「言霊USA」をまとめた人気シリーズ、文庫化第4弾。
    アメリカ在住映画評論家の町山智浩氏が、いまアメリカで起きているおバカな出来事、日本では考えられないハチャメチャなニュースを、現地で流行ったスラング、失言、名言をもとに面白おかしく、かつ歴史的な背景も絡めながら解説。
    鋭い毒舌、切れ味抜群のギャグが、よりいっそう過激に炸裂!澤井健氏のイラストも完全収録。

    今回は2015年3月からの一年間の掲載分をまとめている。大統領候補に名乗りを挙げたトランプの姿がようやくチラホラと現れ始めるが、町山氏もまだこの頃はトランプを本気で大統領になるとは思っていなかった。しかし、そうしたマッドな事態が起こりうる予兆は、この頃すでにアメリカを満たしつつあったのだ。
    フランスのテロ、スターウォーズの新作映画(『フォースの覚醒』)や移民排斥問題など、ホットな話題が満載。また、ショーン・ペンのメキシコ麻薬王訪問の舞台裏や、知る人ぞ知るテキサスの「おっぱいレストラン」、ハッパでキメながら大統領選に立候補宣言したカニエ・ウェストなど、サブカルから政治まで、筆者の幅広い持ち味、ユーモアが存分に詰まった、ファン必読の一冊。
  • 海を渡った宣教師と、命を賭した信徒たち。
    殉教をめぐり400年の時を駆ける旅へ!

    16世紀後半、織田信長の時代にローマに送られた天正遣欧使節の4人の少年たちは、帰国後、秀吉による伴天連追放令。キリシタンが迫害される世に何を思い、どう生きたのか。

    また、日本で布教に携わって殉教した外国人の神父たちは、どんな思いで最期を迎えたのか――。

    あらゆる資料・文献を丁寧に読み込み、自ら迫害にまつわる土地を旅して、当時のキリシタンの生き方に迫る。
    長崎、島原城、日野江城、原城跡、大村、鈴田牢……さらには、殉教した外国人神父たちの故郷であるスペインの小さな村の教会まで。

    果たして、日本人にとってキリシタンとは何だったのか――。

    著者は4人の少年たちが8年にわたる訪欧の旅から戻った直後に、秀吉の前で奏でたリュートに強く興味をひかれ、東(日本)と西(ヨーロッパ)の狭間で翻弄された少年たちの気持ちに近づくために、自らリュートを習得した。

    400年前、その時代を切実に生き抜いたキリシタンの息吹を新たな視点で現代に伝える野心作。

    解説・若松英輔

    「時空と距離を超えて、人々の心が結びつく瞬間が、著者の情熱によって到来する」(三浦しをん)
  • iPS細胞を超える夢の万能細胞として、華々しく発表されたSTAP細胞。そのニュースに日本中が熱狂したのも束の間、論文には次々と疑義が浮上する。一流科学者が揃いながら、なぜ捏造が起きたのか。そしてSTAP細胞の正体とは。独自取材を重ねた記者が掴んだ全貌。大宅賞受賞作に新章を追加した完全版。解説・緑慎也
  • 2018年秋から2019年にかけて、日本史上最大規模のフェルメール展が東京と大阪で開催される。代表作「牛乳を注ぐ女」を筆頭に初来日の作品もあり、大きなフェルメール・ブームとなりそうだ。
    オランダのデルフトという小さな街に生まれ、当初はまったく注目されていなかった寡作な画家が、なぜこのように人気を集めるのか。その魅力はどこにあるのか。日本におけるフェルメール展の企画プロデューサーであり、ノンフィクション作家でもある著者が、その謎に迫る。
    本書では、フェルメールの評価の変遷を全作品の解説と共に紹介し、作品を動かす「フェルメール・マン」と呼ばれる15人の男たちのシンジケートの存在を初めて公開する。世界的に知られた美術館の花形学芸員たちが虚々実々の交渉を繰り広げ、ある条件が揃ったときにだけ、フェルメールは旅に出る……。読めば、展覧会を観る目が180度変わる画期的なドキュメント。全作品をカラー写真で掲載。全点踏破をめざす人に、保存版ルートガイド付き。
  • 815(税込)
    著:
    出口治明
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ライフネット生命の創業者・出口治明会長(当時)が、「歴史を学ぶことは、必ず役に立つ、将来のための教材は過去にしかない」という信念のもと、ビジネスの傍らに長年歴史研究を重ねた成果を世に問うた一冊。
    我々が普通に「世界史の偉人」としてイメージする人物ではなく、あえて「通好み」の10人を紹介している。
    出口氏がイメージする真のリーダーの条件とは、人格が立派であることでも、志が高いことでもなく、「何を成し遂げたか、後世にどのような影響を与えたか」。
    結果責任がすべて、という出口氏のビジネスマンらしい新鮮な視点で選ばれたのが、中世エジブトで奴隷からスルタンになった「バルバイス」、グローバル企業・大元帝国と作り上げた「クビライ」ムガール帝国の雄「バーブル」、中国初の女帝「武則天」、宋の政治改革に挑んだ「王安石」、強国イングランドの基を築いた「アリエノール」、神聖ローマ皇帝として教皇権力と戦った「フェデリーコ三世」、英国を一流国に成長させた「エリザベス一世」、ロシアを強国に育てた「エカチェリーナ二世」、そして近代都市パリを作り上げた「ナポレオン三世」という、世界史の通がうなる顔ぶれ。
    西欧中心の世界史では馴染みがない名前も多く、女性の活躍が期待されるこれからの時代を見据えて、女王、女帝が4人も選ばれている。
    必ずしも「歴史の勝者」ではなく、「英雄」と称えられることはなくとも、自らの環境を切り開き、後世の人間に大きな業績をもたらした人物について、その前後の時代背景を詳説しつつ紹介している。
    歴史を「人生の指針」にしたいと願う人に最適の指南書、待望の文庫化。
  • 「漣さんは〈役者〉として輝いたまま旅立った。俺がこうありたいと思う生き方がここにある」――ビートたけし

    若き日に全てをかけた劇団・転形劇場の解散から、ピンク映画で初めて知った映像の世界、北野武監督との出会い、名監督たちと独自の世界を作り上げていった過程まで――。24時間営業俳優が語る俳優観と撮影秘話は深い余韻を残す。
    大杉漣が残した未発表ノートをもとに、もう一つの顔を浮き彫りにする大杉弘美氏の特別寄稿付き。

    現場で生ききった唯一無二の俳優の軌跡がここに。
  • かつて、会社四季報をめくれば、上場会社の株主欄のいたるところに「竹田和平」という名前を見つけることができた。生前、上場会社百数十社の大株主であり、和製バフェットと呼ばれた竹田和平さん。貧しい菓子職人だった竹田さんはタマゴボーロで成功し、後に日本一の大投資家として名を馳せるようになる。彼の投資の神髄は、意外なほどシンプルなものだった。

    「値上がりを期待して株を買ってはいけない」
    「情報源はひとつで充分。会社四季報を熟読せよ」
    「投資とは結局、経営者の資質を見極めること」などなど。

    しかし、まっとうすぎるからこそ、みんなが見落とす盲点なのだ。さあ、今日からあなたも竹田さん流の旦那的投資術で、豊かで楽しく喜びに包まれた人生を送ってみようではないか。

    解説・真田英里(竹田和平さんの最後の個人秘書)
  • 自分の仕事をもっともっと好きになれ! “文楽の鬼”最後の言葉

    「死ぬまで稽古、死んでも稽古せなあきまへんなぁ」人形浄瑠璃「文楽」の大夫として義理人情を語りつづけて68年。“文楽の鬼”と呼ばれ、語りの力で人びとを泣き笑いさせてきた住大夫師匠が語る、文楽と日本のこれから、そして「自分の仕事をもっともっと好きになれ!」という熱き仕事論。平成30年逝去、その最後の言葉は。
  • 「アダムにはないはずの臍が絵に描かれているのは?」「イエスが12月25日生まれとは聖書のどこにも書かれていない!?」「磔刑にされたイエスが見た光景とは?」。旧約・新約聖書に登場する様々なドラマと絵画の世界を深く楽しく解説。矛盾までが絵の魅力となることを解き明かす驚きと教養に満ちた一冊! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第二弾!
  • 『怖い絵』シリーズ著者の絵画エッセイ

    2017年に兵庫と東京で開かれ、記録的な来場者数となった
    「怖い絵展」。その特別監修者を務めた中野京子さんの
    『怖い絵』シリーズに並ぶ人気作が『名画の謎』シリーズです。

    シリーズ3作目となる「陰謀の歴史篇」では、
    フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲルといった
    時代を代表する画家たちが残した名画の数々を読み解きます。

    そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、
    恋に身を焦がす人々の営みがときに鮮やかに、
    ときに冷酷に描かれています。

    中野節は、今作でも健在。
    画家を魅力し、世間を騒がせた人間たちのドラマに迫ります。

    文庫版の解説は、宮部みゆきさん。
    中野さんの著作の大ファンだという宮部さんが、
    熱い思いを綴ってくださいました。

    絵の中で語られている物語を知れば、
    絵画鑑賞は何倍も楽しくなる。
    そして、
    絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!
  • 特攻作戦の全貌を綿密な取材と膨大な資料を駆使して明らかにした入魂の大作。
    ベストセラー『不死身の特攻兵』の鴻上尚史氏もリスペクトする戦史小説の金字塔!
    菊池寛賞受賞。

    レイテ決戦に執着する大本営が縋った特攻作戦。
    9回出撃しても生還した“不死身の特攻隊員”佐々木友次伍長。
    特攻隊を置き去りにして敵前逃亡した冨永軍司令官。

    特攻隊の命中率は非常に悪かったのに、大本営は米艦撃沈のウソの発表をして、国民をだましつづけた。
    大戦果をあげたはずの特攻隊員が、後で引き返してきたり島に不時着したりすると、この“生きた軍神”を直ちに“処刑飛行”に追い出すのだった。
    次々と消耗品のように死地に投ぜられた若者の群像を描く。
  • 二度と戻れないことを承知で、真珠湾の奥深く向った特殊潜航艇「甲標的」の搭乗員。敵潜水艦の危険を知りつつ、魔の海峡に突入した高雄型重巡戦隊。滅び去ることを目的に沖縄への特攻出撃を命じられた戦艦大和。幕末からわずか七十年足らずで世界三大海軍の一角を占めるようになりながら、3年8カ月の太平洋戦争によって消え去った日本の「いくさぶね」の姿が日米全調査で甦る。
  • ヌードは芸術? それともスキャンダル?
    同じように女性のヌードを描き、まったく異なる評価を得た二作。その理由とは?

    中野京子の『名画の謎』シリーズ第4弾は、様々な観点から絵画を対決させ、真相を紐解きます。

    ピカソとルノワールが同じテーマで描いた2枚、美しき肖像画の王妃たち、父の悲哀、性愛の絶頂をめぐる情熱……。絵画の世界は広く、奥深い!
    解説・岡本弘毅
  • 「この絵のメインテーマは『電撃的一目惚れ』だ。びびび、ときた瞬間が描かれている」――歓喜と絶望、嫉妬に自己愛、同性愛! 人間臭く、凶暴なエネルギーが渦巻くギリシャ神話はまさに物語の宝庫。エロスに振り回される身勝手な神々の姿を描いた名画を、深い人間解釈と魅惑の文章で読み解いた極上のエッセイ! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第一弾!
  • 特攻作戦の全貌を綿密な取材と膨大な資料を駆使して明らかにした入魂の大作。
    ベストセラー『不死身の特攻兵』の鴻上尚史氏もリスペクトする戦史小説の金字塔!
    菊池寛賞受賞。

    レイテ決戦に執着する大本営が縋った特攻作戦。
    9回出撃しても生還した“不死身の特攻隊員”佐々木友次伍長。
    特攻隊を置き去りにして敵前逃亡した冨永軍司令官。

    冨永軍司令官は特攻隊の出撃のたびに、自分も最後の一機で突入すると激励した。
    昭和20年1月9日、アメリカ軍がリンガエンに来襲するや、冨永軍司令官は特攻隊と諸部隊を置き去りにして逃走した。
    さらに悪辣な計画をたて、最後の一機で台湾に逃げ去ったのだ。この史上最悪の敵前逃亡の真相をえぐる。
  • 特攻作戦の全貌を綿密な取材と膨大な資料を駆使して明らかにした入魂の大作。
    ベストセラー『不死身の特攻兵』の鴻上尚史氏もリスペクトする戦史小説の金字塔!
    菊池寛賞受賞。

    レイテ決戦に執着する大本営が縋った特攻作戦。
    9回出撃しても生還した“不死身の特攻隊員”佐々木友次伍長。
    特攻隊を置き去りにして敵前逃亡した冨永軍司令官。

    特攻隊は“志願”と一般に思われているが、これは全くの間違いで、本人の意思を無視した強制であった。
    「体当り機」は機首に“死の触覚”の起爆剤がついており、爆弾は機体に固着させ、投下装置がなく、体当りをせざるをえないように造られていた。
    この非人道的な“棺桶飛行機”の体当り効果のウソをあばく。

    (*荒垣秀雄氏の解説は収録していません。)
  • 652(税込)
    著:
    吉村昭
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    太平洋戦争時、日本領土内で起こった劇的な出来事を発掘!
    当事者に綿密な取材を行って書き上げられた衝撃の戦史小説

    北海道の海辺の寒村に次々と流れ着く死体の群れ。沖合で潜水艦に撃沈された輸送船では、上陸用舟艇に載れたのは将校ばかりだった(「海の棺」)

    ソ連軍の侵攻にさらされた樺太の炭鉱町で、看護婦たちが集団自決を図った。記者の取材に生き残った元看護婦たちは固く口を閉ざすが……(「手首の記憶」)。

    昭和20年8月22日。戦争は終わったはずの北の海で、ソ連籍と思しき潜水艦の攻撃で沈没した「小笠原丸」の悲劇(「烏の浜」)。

    沖縄戦で軍司令部の散発要員として軍に帯同した理髪師が見た、軍司令官自決の真実(「剃刀」)。

    訓練中に不幸な事故で沈没した潜水艦・伊三十三。9年の歳月を経て引き上げられた艦内の一室からは、生けるが如き13名の遺体が発見された(「総員起シ」)。

    全5篇を収録。
  • 724(税込)
    著:
    吉村昭
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    インド洋を横切り、アフリカ大陸を回りこんで大西洋を北上する3万キロの隠密行!
    第二次大戦中、五回に渡って行われた遣独潜水艦作戦の全貌を描いた著者最後の戦史小説

    太平洋戦争勃発後、連合国側に陸路・海路を封鎖され、日本と同盟国ドイツとの連絡は途絶した。この苦境を打破するため、海軍は潜水艦を単独でドイツに派遣する“遣独潜水艦作戦”を敢行した。

    マラッカ海峡を抜けてインド洋を横断し、アフリカ大陸を南下、喜望峰を回りドイツ占領下フランスの大西洋岸の港まで、はるか3万キロを連合国側の厳重な対潜哨戒網をかいくぐって往復するという、過酷極まりない作戦。
    伊30、伊8、伊34、伊29、伊52。五次に渡る作戦の中で、無事に日本に帰還したのは第二次の伊8一隻に過ぎなかった。

    「文藝春秋」連載中から大きな反響を呼び文藝春秋読者賞を受賞。そして本作が著者最後の戦史小説となった。

    解説・半藤一利
  • 968(税込)
    著:
    高木俊朗
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    太平洋戦争で最も無謀だったといわれるインパール作戦。昭和19年3月、ビルマから英軍の拠点があったインド北東部・インパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。「インパールの悲劇」は“日本の東条”とビルマの“小東条”牟田口廉也の握手から始まった――史実に基づいた考証と冷静な筆致と気迫で、涙と憤りなしでは読めない、第一級の戦記文学を復刊!「何しろわしは、支那事変の導火線になったあの盧溝橋の一発当時、連隊長をしていたんでね。支那事変最初の指揮官だったわしには、大東亜戦争の最後の指揮官でなければならん責任がある。やるよ、今度のインパールは五十日で陥してみせる」功名心に気負いたつ軍司令官・牟田口中将の下、いたずらに死んでいった人間の無念。敗戦後は部下に責任転嫁し、事実の歪曲を押し通した軍人を許すまじ!本書はその実相を書き、牟田口廉也批判の口火を切った『イムパール』に、著者自ら大幅な改訂を加えた文庫決定版。

    【目次】
    戦いの日の回想―序にかえて―
    インド征服の夢
    先手後手
    インパール見ゆ
    狂奔
    雨季
    ビシェンプール攻撃
    壊滅
    死の道
    肉体の限界
    時期作戦準備中
    戦記の中の真実―あとがきにかえて―
    〈インパール作戦〉地図・部隊編成表
  • これが世界基準の教養だ!
    偏差値トラウマを克服し、学べ! もっと学べ!

    「知の怪物」佐藤優氏が母校同志社神学部の学生だけに明かした最強の勉強法!
    神学を知ると現代が見える。文庫オリジナルでお届け。

    なぜ現代日本で得をしない、キリスト教神学を学ぶのか?
    世の中を複眼的に見る「思考力」の最強トレーニングになるからだ。
    国際情勢分析はもちろん、勉強法、恋愛、パワハラやストーカー問題まで、キリスト教二〇〇〇年の議論を生き方にどう応用するかを伝授する。
    学問は必ずあなたの役に立つのだ!

    第1講 神学とは何か――得をしない学問が強い
    第2講 聖書を持って社会へ――プロテスタンティズム
    第3講 不合理ゆえに我信ず――三位一体論
    第4講 絶対に解けないから挑む――キリスト論
    第5講 無駄死にしないために――終末論1
    第6講 過去を振り切って前を見る――終末論2
  • 「昭和史」対話篇、待望の文庫化。
    『世界史のなかの昭和史』が刊行され、代表作「昭和史シリーズ」が完結――それらのエッセンスを、12本の対談で理解できる!

    あの戦争の指揮官たちのそれぞれの戦後。
    硫黄島の戦いに殉じた栗林中将の手紙。
    東京空襲の夜に凧を揚げていた少年。
    「阿部定事件」で中断した国会。
    反安保デモの終わった夜――。

    激動の「昭和史」を目撃した半藤氏と12人の対話がポスト平成時代に問いかける。
    「私たちは『昭和』をこう生きた。君たちはどう生きるのか?」

    もはや対談者の多くが鬼籍に入られたいま、この本そのものが「昭和史」です。

    〈対談者とテーマ〉
    ●澤地久枝――ふたつの戦場 ミッドウェーと満洲
    ●保阪正康――指揮官たちは戦後をどう生きたか
    ●戸高一成――なぜ日本人は山本五十六を忘れないのか
    ●加藤陽子――天皇と決断
    ●吉村昭――東京の戦争
    ●梯久美子――硫黄島と栗林忠道
    ●野中郁次郎――撤退の本質
    ●野坂昭如――繁栄という名の貧窮
    ●宮部みゆき――熱狂の昭和
    ●丸谷才一――戦争と艶笑の昭和史
    ●佐野洋――清張さんと昭和史
    ●辻井喬――希望と喪失の世紀
  • 広島平和記念公園の片隅に、土饅頭と呼ばれる原爆供養塔がある。かつて、いつも黒い服を着て清掃する「ヒロシマの大母さん」と呼ばれる佐伯敏子の姿があった。なぜ、佐伯は供養塔の守り人となったのか。また、供養塔にまつられている被爆者の遺骨は名前や住所が判明していながら、なぜ無縁仏なのか。「知ってしまった人間として、知らんふりはできんのよ」佐伯敏子の言葉を胸に取材を丹念に重ねるうちに、埋もれていた重大な新事実が判明していく──。引き取り手なき遺骨の謎を追う、もう一つのヒロシマの物語。

    第47回(2016年)大宅壮一ノンフィクション賞、第15回早稲田ジャーナリズム大賞受賞作がついに文庫化!

    解説・平松洋子
  • 652(税込)
    著:
    立花隆
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    自殺、安楽死、脳死、臨死体験。
    長きにわたり、人の死とは何かを思索し続けた<知の巨人>が、正面から生命の神秘に挑む。「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を見ようという気持ちで自然に人間は死んでいくことができるんじゃないか」。
    がん、心臓手術を乗り越えた立花隆が、現在の境地を率直に語る。
  • 地方再生の知恵は、「逆境続き」の北陸にあった
    共働き率と出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。北陸ならではの協働システムや教育を取材した画期的ルポ。

    世界が注目!富山市のコンパクトシティ
    ・道路整備率1位がアダに
    ・孫とおでかけ支援事業の狙い
    ・おでかけ定期券で健康になる
    ・世界中から行政視察が
    ・「三十年後の市民の声を聴け」

    福井の幸福度はなぜ高い?
    ・「日本一」「世界一」の企業多数
    ・「一向一揆で負けたから」
    ・若者が作る「鯖江モデル」
    ・女性も羽ばたく協働精神
    ・教育は投資
    ・教師を変えることから始める 他

    解説・佐々木俊尚
  • 甲子園には魔物が棲む──。
    応援には魔曲がある! 高校野球が100倍面白くなる、世界初の甲子園「ブラバン応援」研究本!
    吹奏楽名門校出身の著者が、高校球児と吹奏楽少女の恋を描く少女マンガ『青空エール』(河原和音作)監修をつとめるうち、すっかり応援マニアに。

    「サウスポー」「狙いうち」なぜ応援は懐メロばかり?
    日本一有名な応援曲は○○高校オリジナルだった!
    打線爆発する魔曲「ジョックロック」とは?

    ……などなど、完全ブラバン目線で名門高校顧問やOBに直接取材を重ねた、トリビア満載&マニア垂涎の一冊。
    夏の甲子園100回大会にあわせ、新ネタ大増量で文庫化しました!
  • かつて保守派の論客としてマスコミを賑わせた西部邁氏が、今年1月、78歳で自死した。
    その言論活動の原点は、日米安保条約に反対する武力闘争「六〇年安保」。
    本書は、1986(昭和61)年に著者がはじめて当時の闘争を振り返ったもので、共に戦った盟友たちの内面の葛藤にまで踏み込み、あの闘争とは何だったのかを問い直す。そこには崇高な思想よりも若者としての焦燥感、虚無感などが色濃く現れざるを得ない。「空虚な祭典」の中にいた「哀しき勇者たち」を、著者は時に愛をもって、時に突き放して語っていく。

    【目次】
    序章 空虚な祭典―-安保闘争 ブント 私
    第一章 哀しき勇者――唐牛健太郎
    第二章 優しい破壊者――篠田邦雄
    第三章 純な「裏切者」――東原吉伸
    第四章 苦悩せる理想家――島成郎
    第五章 善良なる策略家――森田実
    第六章 寡黙な煽動家――長崎浩
    終章 充実への幻想――思い出の人々
    あとがき

    解説 保阪正康
  • 早逝した天才研究者による科学ジャーナリスト大賞受賞作

    満天に星が輝くこの空のどこかに、生命を宿す星はあるのだろうか。誰もが抱く疑問に、宇宙生命学の泰斗が答える。もし地球の水の量が10分の1だったら? もし太陽系に木星がなかったら? 様々な「if」を想定しながら、生命が存在できる惑星の条件を明らかにする。

    解説・阿部彩子/須田桃子
  • 徹底した現場取材で、長期政権への内幕を暴露!
    中国共産党の原動力は権力闘争だ。地方政治家から国家主席に上り詰め、闘う宿命を背負う男の真実。『十三億分の一の男』を改題増補。

    【目次】
    序 章 「習近平新時代」
    第一章 愛人たちが暮らす村
    第二章 習近平の一人娘を探せ
    第三章 紅く染まった星条旗
    第四章 ドキュメント新皇帝誕生
    第五章 反日狂騒曲
    第六章 不死身の男
    第七章 サラブレッドの悲劇
    第八章 クーデター
    第九章 紅二代
    終 章 宿命
    特別収録 エズラ・ボーゲル インタビュー
    「習近平は最強の独裁者なのか」
    あとがき
    文庫版あとがき
  • 「トンデモ大統領」トランプが出現し、周近平やプーチンと渡り合い、金正恩と丁々発止と口撃しあう。そんな「混迷の現代」を理解するには、彼らの国がどんな経緯で、どのような関係性で立ち上がってきたのかを知ることから始まる。
    季刊誌として毎回特集テーマを掲げ刊行してきた 「文藝春秋SPECIAL」のバックナンバーの、世界史を特集した号から、近現代史の分野でひとつの時代につき一本文章を厳選、時代順に掲載していく、文庫オリジナルならではの一冊。
    問題意識が現代社会の事象と通じる、という視点で、国の成り立ち、宗教の持つ意味、世界との関連性が分かるような選択、構成を目指した。
    ヨーロッパ、アメリカは勿論、ロシア、中国、アラブ、韓国、北朝鮮など、いま国際的に注目されるあの国(あの国家群)は、いかにして今に至ったか。本書を「一気読み」すれば、近現代の世界史の全体像が、深く多面的に理解できる構成になっている。世界史全体の中でこそ見えてくる「現代」がここにある。


    【目次】
    序章
    近現代史を動かした5つの戦争 橋爪大三郎

    第一章「宗教政治」から「国民国家」への脱皮
    ・ルターにも想定外だった宗教改革 澤井智朗
    ・ウェストファリア条約~「世の終わり」からの脱却法 佐藤健志
    ・フランス革命が明かす「暴力」と国家の真実 萱野稔彦
    ・フランス革命も「外圧」の産物だった 中野剛志
    ・ナポレオンが火をつけたロシアの魂 中村逸郎
    ・南北戦争は世界初の「総力戦」だった 阿川尚之

    第二章 「帝国主義」の勃興と終焉
    ・西欧近代史は音楽で学べ! 片山杜秀
    ・ロシア革命 100年後の教訓 池田喜郎
    ・大清帝国はなぜ滅んだか 杉山清彦
    ・「行政国家」がヒトラーを生んだ 大竹弘二
    ・文化大革命 毛沢東世界制覇の野望 楊海英

    第三章 アメリカ歴代大統領の業績を徹底分析
    ・全採点! アメリカ大統領の値打ち戦後編 福田和也

    第四章 岐路に立つ国家
    ・冷戦「冷たい戦争」か「長い平和」か 細谷雄一
    ・韓国大統領はなぜ悲惨な末路を迎えるのか 木村幹
    ・北朝鮮 粛清とミサイルの起源 鈴木昌之
    ・「イスラム国」指導者の歴史観 浅川芳裕

    第五章 トランプのアメリカを分析する
    ・「9.11」がアメリカを変えてしまった 宮家邦彦
    ・実は合理的!? ゲーム理論で読み解くトランプ戦略 吉野太喜
    ・シリコンバレーを支配するイデオロギーの正体 橘玲
  • 米国で一大センセーションを呼んだ衝撃の書
    イエスは平和と愛を唱えた救世主ではなく、剣をとることも辞さない革命家だった――。〈ナザレのイエス〉の弟子たちが遺した文献、史料から、聖書には何が創作され、何が史実から落とされていったかを細密に分析。キリスト教がいかにして世界宗教へと飛躍したかを明らかにし、全米を震撼させた衝撃のベストセラー。解説・若松英輔
  • 1,528(税込)
    著:
    山内昌之
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    今世紀最大の火種を解き明かす
    二十一世紀最大の火種となる「民族問題」。イスラム研究の第一人者が二十世紀までの紛争を総ざらえ。新時代を生きる現代人の必読書。解説・佐藤優

    【目次】
    第一章 イメージとしての民族と国家 ―レコンキスタから冷戦終結まで―
     1 湾岸戦争とボスニア=ヘルツェゴヴィナ内戦
     2 神話・象徴複合としての民族
     3 二つのナショナリズム
    第二章 イスラム史のなかの民族 ―ムスリムと啓典の民―
     1 イスラムにおける民族の系譜
     2 レンズを通して見た非イスラム世界
     3 ムスリム・キリスト教徒・ユダヤ教徒
     4 中東とヨーロッパのキリスト教
    第三章 パクス・オットマニカ ―ミッレト制による「諸民族の平和」―
     1 オスマン帝国とアラブ独立王朝
     2 ボスニア=ヘルツェゴヴィナのイスラム化
     3 イスラム国家とヨーロッパ
     4 多民族と平和共存
    第四章 愛国心か、ナショナリズムか ―ムスリムの見た外国と異民族―
     1 ヨーロッパの中のイスラム
     2 国名のない国家
     3 フランス革命とオスマン帝国
    第五章 ムハンマド対マルクス ―資本主義・労働運動・民族問題―
     1 クウェートとサウジアラビアの原型
     2 「アラブ国家」か、エジプト国家か
     3 民族問題と経済問題
     4 民族モザイクの変容
     5 バルカンの労働運動とアナトリアのアルメニア問題
    第六章 「高貴な民」の目覚め ―アラブ人とトルコ人―
     1 ミッレトから民族へ
     2 「高貴な民」としてのアラブ
     3 イスラムから生まれたアラブ意識
     4 預言者の正系とアラビアのロレンス
     5 中央集権化 対 地方分権化
    第七章 イスラム帝国の終演 ―国民国家に向かって―
     1 植民地分割か、国民国家の成立か
     2 エジプト・ナショナリズムの開花
     3 ムスリムからつくられたトルコ人
     4 イスラムと複合アイデンティティ
     5 ユーゴスラヴィアの「ムスリム人」
    終章 民族と国家のリアリズム ―構想と神話―
    補論 新しい中東の分割と断層線 ―「境界の破枠」と新バルフォア宣言―
    解説 佐藤優
  • 「権力とは財布を握っていることである」

    アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー……。
    彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは、一体何なのか。

    これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、
    会計と歴史のプロフェッショナルが初めて紐解く。

    ・なぜスペイン帝国は栄え、没落したのか。
    ・なぜフランス革命は起きたのか。
    ・なぜアメリカ独立は成功したのか。
    ・なぜ日本は急速に列強へ追いつくことができたのか。

    その歴史の裏には全て、帳簿を駆使する会計士たちがいた!

    【目次】
    ■序 章 ルイ一六世はなぜ断頭台へ送られたのか
    ■第1章 帳簿はいかにして生まれたのか
    ■第2章 イタリア商人の「富と罰」
    ■第3章 新プラトン主義に敗れたメディチ家
    ■第4章 「太陽の沈まぬ国」が沈むとき
    ■第5章 オランダ黄金時代を作った複式簿記
    ■第6章 ブルボン朝最盛期を築いた冷酷な会計顧問
    ■第7章 英国首相ウォルポールの裏金工作
    ■第8章 名門ウェッジウッドを生んだ帳簿分析
    ■第9章 フランス絶対王政を丸裸にした財務長官
    ■第10章 会計の力を駆使したアメリカ建国の父たち
    ■第11章 鉄道が生んだ公認会計士
    ■第12章 『クリスマス・キャロル』に描かれた会計の二面性
    ■第13章 大恐慌とリーマン・ショックはなぜ防げなかったのか
    ■終 章 経済破綻は世界の金融システムに組み込まれている
    ■日本版特別付録 帳簿の日本史(編集部)
    ■解説 山田真哉
  • 日本の政治の巨悪を断罪し糾弾しつづけた、立花隆・不屈の言論活動全記録!

    1976年の田中逮捕から93年の金丸逮捕、宮沢内閣不信任解散、自民党分裂まで、日本政治史上未曾有の混乱の時代に、立花隆が書き続けた1万枚以上の原稿の中からエッセンスを抽出。上巻では、田中のすさまじい権力闘争と、田中型の金権と力・数の政治がいかにして日本の政治を歪め、プロトタイプとなっていったかを検証する。
  • 602(税込)
    著:
    江藤淳
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    日本人の心情を深く揺り動かして止まない
    「西郷南洲」という思想

    軍資金は薩軍七十万に対し官軍四千二百万円。兵力は終には四百対五万。
    西郷隆盛はなぜ、滅亡が明らかな西南戦争に立ったのか? 何に対して戦おうとしたのか?
    「城山」、「抜刀隊」、わらべ唄……。いまなお日本の近代に対峙する「西郷という思想」の意味が、嫋々たる歌の調べにのせて明らかにされる。
    解説・上村希美雄
  • 774(税込)
    著:
    立花隆
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    科学はどこまで臨死体験の核心に迫りうるのか。生物学者や神経学者は、様々な実験や仮説によってそのメカニズムの解明に挑み、成果をあげてきた。しかし、なお謎は残る。蘇生した人々はなぜ、本来、知るはずのない事実を知ってしまうのだろうか。
    構想、取材、執筆に5年。大反響を呼んだ著者渾身の大著。
  • 774(税込)
    著:
    立花隆
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    まばゆい光、暗いトンネル、亡き人々との再会――死の床から奇跡的に甦った人々が、異口同音に語る不思議なイメージ体験。その光景は、本当に「死後の世界」の一端なのだろうか。
    科学、宗教、オカルトの垣根を超え、知の巨人・立花隆が解き明かす人類根源の謎。
  • 日本の政治の巨悪を断罪し糾弾しつづけた、立花隆・不屈の言論活動全記録!

    1992年12月に竹下派=経世会が分裂し、田中派以来の二重権力構造に終止符が打たれた――。下巻では田中型政治に至る保守政治の歴史的暗部に迫る。児玉誉士夫とハリー・カーン、田中以上の巨悪といわれた岸信介。さらにダグラス・グラマン疑惑、リクルート事件、佐川事件を経て金丸逮捕、自民党分裂に至るまでを徹底検証。
  • 京都、大阪、東京……各地で愛される小豆の旨さが詰まった菓子と、それを支える職人達の物語。あんこ名店ガイドとしても役立ちます!

    みずみずしいあんこ、ふわふわのあんこ、ジャンクだけれど泣きたくなるあんこ……あんこが苦手だった著者が「手のひらを返すように」開眼し、京都、大阪をはじめ、全国36軒を訪ねたあんこを知る旅。小豆の旨さの活きる菓子と職人達の物語がぎゅっと詰まった一冊です。7年半分の「あんこ日記」も特別収録。解説・横尾忠則
  • メジャーリーグでもレジェンドとなったイチロー。日本球界で成功をおさめ、メジャーへ旅立ち、シーズン262安打という大記録を成し遂げた頃、彼は、いったい何を考え、何と戦っていたのか。なぜ「天才」と呼ばれることを嫌っていたのか。著者の石田雄太氏は、イチローを徹底的に観察、分析したうえで、本人へ「インタビュー」という真剣勝負を挑んでいく。稀代のアスリート・イチローの真実の姿に迫る!
  • 地図上では勢力が弱まったかに見える「イスラム国(IS)」。だが、その思想は全世界にウイルスのごとく広がり、彼らはテロリストの盟主として空爆の廃墟からよみがえる――ISの本質が「国家建設」にあると独自の視点で看破したベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』に、新章6章を書き下ろし改題。解説・池上彰
  • 異色の顔合わせによる「未公開対談」をお蔵出し!
    明治維新で敗れたばかりに“賊軍”とされた歴史のアウトローたちをめぐる、仁義なき幕末史。「歴史の片隅に追いやられた敗者に惹かれる」と語る文太さん、いまも続く「薩長史観」にもの申す昭和史家・半藤氏が、お互い賊軍の子孫として意気投合。西郷という巨きな男の謎に挑む!
  • 2014年ソチ冬季五輪で、日本の男子フィギュア史上初の金メダルに輝いた羽生結弦。
    史上最年少の12歳で全日本ジュニアの表彰台に上がり、14歳で初出場した世界ジュニア選手権では、すでに「僕が日本で2人目の金メダリストになる」と宣言していた。
    15歳で世界ジュニア優勝、17歳で世界選手権銅メダル、19歳で五輪と世界選手権、GPファイナルの3冠達成。20歳で史上初の300点超えを果たした。

    「悔しすぎて、嬉しくなってきました」「僕はレジェンドになりたい。羽生結弦の名前を歴史に刻みたい」「これからは自分のなかで戦いを創り上げていかないといけない」「絶対王者になってやる」

    その柔和で端正な容姿からは想像できない強い意志を持った「羽生脳」と、そこから導き出される「絶対王者のメソッド」が浮かび上がる。

    本文カラー写真を再構成し、2016年以降、平昌五輪に向けて更なる進化を遂げていく過程を、「文庫版あとがき 王者のメソッド、最後は挑戦心に戻る」として追加した文庫版を電子化。
  • 「芸能界最強人」は浅草キッドが決める!
    美白の女王・鈴木その子、癒しの女王・飯島直子、格闘技オタク・寺門ジモン……。TVでは分からない芸能界の裏レポート、好評第2弾。

    【目次】
    序章 一騎イズム
    第1章 白色彗星・鈴木その子
    第2章 自称最強! 寺門ジモン
    第3章 癒やしの女王・飯島直子
    第4章 変装免許証事件
    第5章 江頭グラン・ブルー
    最終章 『Dynamite!』に火をつけろ!
    番外編 男のホモッ気・百瀬博教
    文庫版あとがき
    解説 いとうせいこう
  • この一冊を偉大なる梶原一騎に捧げる
    小川直也の暴走ぶりからガッツ石松の鉄拳まで。格闘技の裏の裏まで知っている人気お笑いコンビによる抱腹絶倒の“活字漫才”!

    【目次】
    序章 猪木イズム
    第1章 バッタ屋稼業
    第2章 芸能界最強決定戦 和田アキ子vs.YOSHIKI
    第3章 ラスト・マッチ 前田日明
    第4章 たけしと洋七
    第5章 ロールス・ロイス戦争
    第6章 爆笑問題問題
    第7章 知ってるつもり!? ジャイアント馬場
    第8章 さそり座の男
    第9章 岸部のアルバム
    第10章 泣いたターザン
    第11章 ホモじゃない! 水野晴郎
    第12章 幻の右 ガッツ石松
    第13章 四角いジャングル
    第14章 四百戦無敗の男
    第15章 たけしイズム
    解説 坪内祐三
  • これがプロフェッショナルの凄味!
    名監督との出会い、伝説の俳優との撮影秘話から現在の映画界や芸談、役者論まで!

    80歳を超えてなお活躍する役者 仲代達矢。映画史の生き証人ともいえる氏に、
    岡本喜八、黒澤明、成瀬巳喜男、小林正樹ら名監督との出会いから
    高峰秀子、原節子、夏目雅子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、
    そして現在の映画界に至るまで、
    稀代の時代劇・映画史研究家 春日太一がインタビューし尽くした濃密な一冊!
    文庫化にあたり新章「仲代達矢の現在地」を追加し、大幅加筆。
    主演時代劇『果し合い』の現場ルポも収録。

    【目次】
    はじめに/文庫化にあたって
    序 役者・仲代達矢の誕生
    第一章俳優デビューと『人間の条件』
    第二章黒澤明との仕事――『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』
    第三章京都の撮影所と時代劇――『炎上』『鍵』『股旅 三人やくざ』『切腹』
    第四章仏の喜八――『大菩薩峠』『殺人狂時代』『激動の昭和史 沖縄決戦』
    第五章成瀬巳喜男と木下恵介と女優たち
    第六章海外進出、前衛、左翼、俳優座
    第七章五社英雄と名優たちの情念――『御用金』『人斬り』『闇の狩人』『鬼龍院花子の生涯』
    第八章黒澤明と勝新太郎――『影武者』『乱』
    第九章小林正樹と日本映画の落日――『上意討ち』『怪談』、幻の『敦煌』
    文庫版特典(1)仲代達矢の現在地 第一部 映画出演と舞台出演/第二部 役者論・芸談
    文庫版特典(2)現場ルポ 時代劇『果し合い』での激闘
    おわりに――仲代達矢(書き下ろし)
    仲代達矢出演映画一覧
  • 我々はこの合戦をこのように読み解く!

    歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。
    桶狭間から、幕末維新の合戦まで。
    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。
    合戦を語るほどに日本が見えてくる。
    作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。
    読めば知的好奇心を必ず刺激される。
    トリビア満載の座談会へようこそ。
  • 満州事変、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件……昭和初年から日本を震撼させ、結果として軍部の台頭と日米開戦を招いたテロや陰謀の当事者たちが文藝春秋に寄せた肉声を集成。彼らは何を目指し、どう行動したのか。現代に通じる教訓は何か。日本を取り巻く国際情勢が緊迫するいま、知っておくべき昭和史の真実を集めた一冊。
    (※本書は2015年4月に刊行された「文春ムック 太平洋戦争の肉声 第4巻 テロと陰謀の昭和史」を底本にし文庫化したものです)
  • 「ハッパ(マリファナ)のためにカウボーイとヒッピーが握手する、そんなバカげたことが起こるからアメリカという国は面白い」。「イスラム国」もハリウッド女優のヌード写真流出事件も、政治からサブカルまで、アメリカの「今」をメッタ斬り。「週刊文春」人気連載の文庫版第3弾、澤井健のイラストも完全収録。解説・津田大介
  • 2018年のNHK大河ドラマ「せごどん」の主人公、日本でいちばん親しまれている偉人、と言っても過言ではない西郷隆盛。その大人物然とした我々の知る風貌は、しかし、実は死後にイタリア人画家キヨッソーネが、親族を参考に想像で描いた「肖像画」なのだ(本書カバービジュアル)。実は西郷隆盛には、この肖像画のイメージに似合わぬ、意外なほど激情家の一面を持ち、主君との衝突、心中未遂、過酷な島への流罪、抜擢と左遷の繰り返し、といった波乱万丈の前半生を送っている。
    そして、どう考えても時代に逆行した「西南戦争」の指揮者としての最期。彼は何故ここに至ったのか。それは果たして西郷の理想とした生き方だったのか。
    さらに、その軍神・西郷が何故「浴衣姿で犬を連れて」上野公園に復活するのか?
    我々歴史を愛する者は、その大づかみなイメージに満足せず、人目を引くトピックスだけに目を向けず、彼の生涯を詳細にたどることで、その魅力の「謎」の本質に迫りたいと考える。そこで西郷の生涯を「101の謎」に分け、それぞれ見開き2ページ~4ページでコンパクトに答える形式とした。
    西郷ならよく知っている、そんなに謎があるはずがない……、そう考える歴史好きこそ、本書を手に取ってほしい。よく知られたエピソードの中にも、詳細に見れば「何故、この人は、敢えてこの道を選ぶ?」という疑問が沸いてくる。
    文春文庫が世に問う以上「この一冊で西郷のすべてが分かる」ことをお約束する、しかし、結局「西郷とは何者か」という最大の謎は、各自がみずから解き明かしていただくしかない。この本は特定の「価値観」を前面に出すことはしないが、その材料を余すところなく提供している。西郷を考える前に、まずこの一冊を手に取ってほしい。
  • 平和は終わった!
    「イスラム国」からピケティ「21世紀の資本」まで、
    大困難の時代に必要な50の知識。
    池上さんが「渦中の人」となった朝日新聞問題や
    川上量生さんとのスペシャル対談も収録。

    「日本が攻撃対象であることを名指しされる時代になりました。
    過去ののどかで平和な時代は終わりを告げたかのように見えます。
    では、どうすればいいのか。
    まずは「敵」を知ることです。
    歴史から現代が見えてくるのです。」――「はじめに」より

    【目次】
    ルール1 組織拡大術――「イスラム国」が急成長したわけ
    ルール2 トラブル解決法――間違いの謝り方が勝負だ
    ルール3 ホンネを見抜く――公開情報から推理する
    ルール4 歴史の勉強法――社会人は教科書「世界史A」を読もう
    ルール5 究極のリーダー術!?――独裁・中国はどこに行く
    ルール6 お金、マネー、資本を知ろう
    ルール7 交渉術、プレゼンテーションを磨け
    ルール8 ビジネスのカギは科学にあり
    ルール9 インタビュー術!――「いい質問」をする秘訣
  • “二十一世紀最大の謎”を描ききった事件ルポの白眉!

    まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。
    解説・永瀬隼介
  • 超ユニークな水族館ガイドの登場です!

    廃館寸前の水族館を独自の斬新な手法で蘇らせてきた水族館プロデューサーの著者。水族館について全てを知り尽くす著者が、数多ある水族館の中から30館を厳選し、その常識的な枠を超えた「展示」の本当の魅力や見所を紹介します。

    斬新な発想力を持つ著者が自ら綴った紹介エッセイは、目からウロコの連続。地球と生き物の命、日本のアニミズム、弱点を武器にする方法などなど、水族館の楽しみ方、奥深さについて縦横無尽に綴ります。

    また、全国各地の水族館を取り上げることによって、その地域ならではの特性や生きもの、自然について学べるのも本書の特長。好奇心を持つこと、学ぶことの本当の面白さを体験できます。

    バブリングをするイルカ、癒しのクラゲ、愉快な海獣たち……水中世界の美しい写真(オールカラー)も必見! 絶体絶命のピンチのとき、癒されたいとき――生きる活力が湧いてくる水族館へぜひ行ってみませんか?
  • 昭和20年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾、ついに終戦を迎えた。開戦からあしかけ5年、太平洋戦争とはいったい何だったのか。硫黄島、沖縄、特攻隊、広島・長崎への原爆投下……。70年前に、日本人が体験した悲劇を繰り返さないためにも、戦争の全貌が読み継がれるべきではないか。稀代の戦記作家が書き残した、半藤一利監修の全4巻、ここに完結!
  • 昭和18年は太平洋戦争の折り返し点というだけでなく、日本の行く末を大きく左右する出来事が続けて起こった1年であった。山本五十六連合艦隊司令長官の戦死、アッツ島での玉砕など、快進撃を続けた日本軍は、マリアナ、ニューギニア、インパールと苦境に立たされていった。敵の攻撃はついに日本本土にまで及び、米英の連合国が日本に突きつけた終戦の条件とは……。苦境にあって日本兵たちは何を考えていたのか。半藤一利氏の解説は各地で繰り広げられた戦闘の意味を問う!
  • ビジネスマンから受験生まで! 昭和史研究の第一人者による唯一&最新の太平洋戦争全史。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃から昭和20年8月15日の終戦まで、快哉と苦渋と辛苦の激闘の戦史を克明に描き出すシリーズ全4巻。第1巻は山本五十六連合艦隊司令長官の秘策が的中した緒戦から南方作戦での快進撃までを収録。巻末のみならず各章ごとに監修者・半藤一利氏の解説付き。総ルビ表記で、大人から子供まで楽しめます!
  • 897(税込)
    著:
    田中澄江
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    春の御前山で思いがけず出会った、薄紅に咲きさかるカタクリの大群落。
    あまりの小ささに草地に身を伏せて、ようやく所在を確かめた早池峰のチシマコザクラ。
    レブンソウとの新しい出会いに、自分の命がその花に添って伸びひろがってゆくのを感じる――

    山と花をこよなく愛し、日本中の山々を踏破した著者が、その豊富な山行の中から、四季折々の山と花の結びつきを100選び、歴史や自身の思い出とともに綴った珠玉のエッセイ。第32回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞作。

    1980年に刊行以来、多くの山好き・花好きの間で読み継がれてきたロングセラー。NHK衛星第2TVで放映された「NHK 花の百名山」、山と溪谷社刊行「花の百名山 登山ガイド」などを生み出すことになった、元祖である。

    「あれらの山々にはどんな木が茂り、どんな水が流れ、どんな花々が咲いているのか」という思いで、生涯山に登り、花を愛しつづけた著者のひたむきさ、純粋さ、喜びが、文章の端々から伝わってくる名作が、活字を大きくして待望の復刊。

    解説・平尾隆弘(初代担当者・神戸外国語大学客員教授)

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