『実用、文藝春秋、501円~800円』の電子書籍一覧
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SPECIAL FEATURES
頂点をめぐる物語
ダービーの絆。
Derby comes on
[決戦直前インタビュー]
ジャスティンミラノ&戸崎圭太
「2人でダービージョッキーに」
[対抗馬の肖像]
コスモキュランダ
「気鋭の匠が貫く夢」
[国枝栄の悲願]
シックスペンス
「人間万事塞翁が競馬」
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ウラ表紙から
『ウマ娘 プリティーダービー』
16ページ大特集!
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[特別インタビュー]
武豊「鮮やかな復活と、ジョッキーの誇り」
[メイドインジャパンの野望]
イクイノックス
[“ダート三冠”新設]
東京ダービーも見逃すな!
[ナンバーノンフィクション]
競馬人はくじけない
角居勝彦と珠洲ホースパークのいま
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[試練の1年を終えて]
三浦璃来&木原龍一
[狂喜と涙の現場から]
レバークーゼン 120年目の悲願成就
[連載 パリへ翔ける(5)新競技のエース]
Shigekix
[バレーボール独占インタビュー]
石川祐希
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REGULAR
[秘話満載連載]
松坂大輔「怪物秘録」
FACE
花車優(競泳)
SCORE CARD INTERVIEW
登里享平(セレッソ大阪)/鍵山優真/吉原寛人/飯伏幸太
※紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載のないページがある場合がございます。 -
オーストラリアが教えてくれたこと
Dreaming of Australia
南半球の大陸オーストラリア。
近代都市と大自然、永い歴史が共存するこの国へ
いつか行ってみたい……と思いながら、
訪れるきっかけを探している人は案外多いようだ。
日本から南へまっすぐと。時差も僅か。
いまこの時、旅人が向かうべきは
この楽園かもしれない。
20の世界遺産から知る
オーストラリアの奥深き魅力
メルボルン 食と創造のエネルギーの沸点
タスマニア 世界の果ての奇跡
シドニー 美港都市で体感する心地よい美意識
ゴールド・コースト 自然体で楽しむエコライフ
ケアンズ 世界最古の森と受け継がれるスピリット
THE UNENDING ODYSSEY
── 旅するグッチ
シドニーの街の鼓動とともに幕開けの拍手が聞こえる
世界の街角から ラトビア
HOTELS & RESORTS 2024 Spring-Summer
わたしの好きな沖縄
※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合、付録がつかないことがあります。 -
南アフリカ戦での奇跡の勝利で盛り上がるラグビー日本代表。日本ラグビーの歴史を変えた、指揮官エディー・ジョーンズのW杯直前インタビュー、主将、リーチ・マイケルと魂のキッカー、五郎丸歩の対談、日本代表全31選手名鑑、トンガ、アメリカなど対戦国の徹底分析、それぞれの試合の見所など、この一冊でラグビーW杯イングランド大会と日本代表の全てが分かる、完全読本です。(※電子版からは応募できないプレゼントなどがあります)
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娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開!
【娘の心臓に残された時間はたった10年――】
生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。
娘の心臓に残された時間はたった10年。
何もしなければ、死を待つだけの10年。
これを運命だと諦めるか。抗うか。
町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。
実話をもとにした感動のノンフィクション。
2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。 -
不条理な暴力に私たちはどう抗えるのか――
【第53回大宅賞受賞作】
1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。
1972年、キャンパスでいったい何が?
思想家・内田樹氏 推薦!
「同時代を生きた人間として樋田さんがこの記録を残してくれたことに深く感謝したい。
若い人に読んで欲しいと思う。
人間がどれほど暴力的になれるのかは知っておいた方がいい」
【本作原案映画、公開決定!】
『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』
(2024年5月25日よりユーロスペース他で公開)
※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
「週刊文春Woman」◎私を「女」で括らない、週刊文春じゃなかったの? ジェーン・スー ◎ワイド特集 2015年スクープの主役 「衝撃の一言!」小泉進次郎「可愛いねえ」/川島なお美「再婚しないでね」/中川郁子「生足じゃなかった」/武藤貴也「奴隷だよ」/上西小百合「5千万円以上貯金してるんです」ほか◎スクープ秘話満載座談会 「週刊文春」皇室担当記者は見た! ◎伝説の人気2大連載が帰ってきた!●清水ちなみ あの頃、私はOL委員会だった。 ●OL委員会今昔 独身おじさん/バブル崩壊/新入社員改造計画ほか●OL委員会出身 漫画家 西炯子『週刊秋春』を読む女を主人公にする理由 ●ナンシー関「テレビ消灯時間」スペシャル再放送! ●クレームと自主規制に身悶えるテレビに映る今を、ナンシー関はどう書き、どう彫るだろうか 町山広美 ◎決定版 おんなの医学2016・北斗晶の呼びかけに「受診宣言」も続出したが……「乳がん検診」が危ない!・多種類の野菜を小鉢で5品、赤肉は1日おき がんにならない献立1週間ほか[47都道府県178施設] 保存版スーパー開業医リスト◎優秀すぎる女 ヒラリーは米大統領になれるか?◎離婚、がん、奨学金…いまそこにある貧困◎絶対、老後破産しないためのおんなのおカネ術 ◎瀬尾幸子さんの楽ちん一週間レシピ ◎又吉直樹 新・家の履歴書 ◎羽田圭介 この人と一週間 ◎能町みね子が2015年を振り返る! お騒がせ炎上BEST10 ◎阿川佐和子のこの人に会いたいSpecial 大石静 ◎益田ミリ ヒトミさんのこんな毎日 新春スペシャル ◎瀧波ユカリと読む 紳士の雑誌から ◎美容ジャーナリスト歴30年齋藤薫が伝授「美は1日にして成る」17のメソッド ◎グラビア新春美男図鑑 五郎丸歩/福山雅治/松田龍平&瑛太/佐々木蔵之介 日本全国おいしいものお取り寄せ帖 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。※「週刊文春Woman」電子版は、紙版とは一部内容が異なります。書き下ろし小説(桐野夏生氏)は掲載されていません。その他にも掲載されてない記事、ページがあります。ご応募できないプレゼントや懸賞があります。
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人気お菓子研究家の原点!
漫画やドラマなどに出てくるさまざまな食べ物。それはどのように扱われているのか? フード理論を知ればもっと物語が面白くなる!
大きな口を開けて美味しそうに食べる人は腹の底を見せているため善人! フード目線から物語における登場人物の性格や感情、状況を読み解く。更に「賄賂は菓子折りに忍ばせる」「失恋のやけ食いはいつも好物」など、よく似た演出を50のステレオタイプに分析。フード理論を知れば、新しい発見や興味が深まること間違いなし!
単行本 『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』 太田出版2012年4月刊
文庫 『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』に改題 文春文庫2024年1月刊
※この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
等身大のイモトが綴る、大好きな人達のこと
イモトアヤコの初エッセイ集!
妊娠・出産・育児の怒濤の日々についての「文庫版あとがき」も文庫で新しく収録!
イモトさんは全力だ。まっすぐだ。人に対しても、経験に対しても。
彼女をどうしても愛してしまう理由が、このエッセイを読んで分かった。
―-西 加奈子
鳥取から上京後、芸能界に入り活躍の場を広げる著者。
世界中を飛びまわる日々のなか、仕事にいつも一生懸命なイモトが、
「背中で見せる理想の上司」「拝啓 安室奈美恵さま」「おもしろ女優」など、
家族や芸能界の友人たちについて綴ったエッセイ集。
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
臨床の最前線にいるトップドクターに、専門分野での最新治療やトピックスを徹底取材。家庭で読む医療の最新案内!
【目 次】
●スーパードクター密着ルポルタージュ 24時間外科医
●特別読物 がんゲノム医療の現在地
PART 1 がん治療の最先端
肺、大腸、胃、乳、子宮、食道、肝・胆・膵、腎・泌尿器、前立腺、白血病、脳腫瘍、ESD(内視鏡治療)、薬物療法、ゲノム医療、放射線治療、粒子線治療、緩和治療
PART 2 難病治療の現在
脳梗塞、脳動脈瘤、脳卒中回復期リハビリテーション、急性冠症候群、心臓弁膜症(弁置換術)、心臓弁膜症(TAVI)、胸部・腹部大動脈瘤、高血圧、糖尿病、腎疾患・透析、認知症、パーキンソン病
PART 3 家庭の最新医療
関節リウマ、甲状腺疾患、アレルギー性鼻炎・好酸球性副鼻腔炎、難聴、網膜疾患、白内障、腰痛、椎間板ヘルニア、変形性ひざ関節症、人工ひざ関節置換術、人工股関節、痔、骨盤臓器脱・腹圧性尿失禁、子宮内膜症・子宮筋腫、不妊治療、歯周病、インプラント、うつ病
●患者が知っておきたい医療の新常識コラム
「保険診療と自由診療」
「がん免疫療法のウソとホント」
「ロボット手術最前線」
「有名人の病気告白は話半分に聞いておけ」
「健康食品やサプリメントでがんは消えるのか?」
「高額最先端医療の是非」
「まずはかかりつけ医」
「依存症治療の真実」 -
2016年アメリカ大統領選を読み解く!
2016年5月24日に渋谷ユーロライブで行われたトークショーの内容を基に構成・加筆した、電子書籍オリジナル。アメリカ在住の町山氏が、アメリカ現代政治史と大統領選のポイントを解説。映画ネタ、ゴシップネタも満載で、楽しみながらアメリカの今がわかる!
【主な内容】
・元々人種差別主義者ではなかったトランプ。では、一体なぜ、数々の暴言を繰り返すようになったのか?
・今回の大統領選の経緯を分析すると、二大政党制の崩壊のきざし、白人人口の減少、宗教票と共和党の結びつきの変化といった、急速に変わりつつあるアメリカの姿が浮かび上がる。
・結党時、支持層は正反対だった!? 民主党と共和党のねじくれた歴史に迫る。
・トランプだけではない! ポピュリズムによって名を馳せた、歴代のトンデモ政治家をご紹介。 -
――未来を先取りするためには、この一冊があればいい。
いま知っておくべき論点を1テーマにつき見開きで専門家がコンパクトに解説。
【巻頭言スペシャル】橘玲・宮口幸治、ヤマザキマリ・中野信子、斎藤幸平、養老孟司、中西輝政、奥山真司、川越宗一、辻田真佐憲、ポール・ナース
【政治】与良正男、田原総一朗、澤章、香取照幸、濱田真里、楠正憲
【国際関係】藤原帰一、山本忠通、金敬哲、小泉悠、宮本悟、佐藤丙午、永杉豊
【赤い巨竜を解剖する】川島真、阿南友亮、富坂聰、青木節子、竹内亮
【経済】片山修、湯之上隆、森川潤、井出武、酒井真弓、橋本卓典、坂本雅信、柴山和久、岡田光信、成田悠輔
【コロナ後戦略】三神万里子、宮島良明、中島さおり、米村滋人、井上智洋、中山敬一、カタリン・カリココラム
【社会】櫻井龍子、須田桃子、遠見才希子、白河桃子、相馬直子、北原みのり、高木瑞穂、尾島正洋、青沼陽一郎、鹿間羊市、近藤奈香、大島佑介
【文化】勝又清和、澤田瞳子、本郷和人、金承福、與那覇潤、神里達博、加山竜司、松本弥
【生活】三隅良平、伊藤秀倫、山口慎太郎、BUBBLE-B、園都
【芸能】スージー鈴木、名村さえ、川口晃平、タブレット純、中村竜太郎
【スポーツ】四竈衛、野口美恵、飯尾篤史、鷲田康、佐藤祥子、後藤逸郎、内田舞
【皇室】河西秀哉、本郷恵子、片山杜秀、「文春オンライン」編集部、江守敬治、友納尚子
【教育】汐見稔幸、野本響子、松田悠介、柴山翔太、大塚玲子
【科学・医療】宮田龍、高口康太、森さやか、糸井隆夫、木村雄弘、長田昭二、天野敦雄、河合蘭
●特別企画 10年の「論点」 -
歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」
SNSで話題。累計15万部の伝説の名著が、緊急復刊!
『炎環』『雲と風と』『北条政子』『つわものの賦』……多くの歴史小説を著した著者が、歴史上はほとんど無名・英雄の陰に隠れながらも実力を持ったしたたかな仕事師、〈ナンバー2の男〉の生き方を描きます。
『鎌倉殿の13人』ですっかり有名になった北条義時は、永遠のナンバー2.根っからの権力・政治好きにもかかわらず、あえて表には立たず、したたかに、ナンバー2の生涯を全うした。
源義経。同じくナンバー2でありながら、組織のなかの自分の位置づけが出来ず。華やかなスタンドプレーを繰り広げ、ナンバー1が霞むなど数々の致命的失敗をおかした。
徳川秀忠。家康と三代家光の陰にかくれた秀忠こそが、徳川家の最大の功労者。大名の転封、改易、人員の配置転換など重要な施策を行い、幕府の基礎を固めた。メシよりイロより政治が好き。
他、平家政権の仕掛人「平時忠」、途中入社ゆえに栄光と挫折を味わった「明智光秀」、など。
巻末の城山三郎氏との対談には、2024年大河ドラマ『光る君へ』で注目の関白・藤原道長も登場。「この世をば」と詠った彼はナンバー1志向と思いきや、意外にも……。
歴史好きはもちろんのこと、今を生きるビジネスパーソンも必読! 「組織論」本としても読める名エッセイです。 -
五年ぶりに会った長男は「大丈夫だよ」と笑ってくれた。
覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕。
執行猶予満了を前に、清原は想像を絶する苦痛の中でもがき続けてきた。
自殺願望、うつ病との戦い、信頼できる主治医との出会い、
そして、家族との再会。
真っ暗な闇の中でもがき続けるかつてのスターは、
夏の甲子園に決勝戦を観戦に行きたいという願いを抱くが……。
「10年も薬物をやめていた人が再犯で逮捕されたと聞くと怖くなる」
「最後の1回だけ、と考えている自分がいる」
「この4年間、マンションのバルコニーから下を見て、
死にたいと思ったことは、一度や二度ではありません」
「元妻の亜希は、息子たちにぼくの悪口を言わなかった」
「負けたと認めること、怖いと認めること。
それはぼくにとってすごく重要なことでした」
大宅壮一ノンフィクション賞受賞『嫌われた監督』の鈴木忠平による渾身の取材。
文庫化にあたり、解説に、清原氏の薬物依存症治療の主治医である
松本俊彦医師による「人はなぜ薬物依存症になるのか?」を掲載。
※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本『薬物依存症』を改題した文庫版を底本としています。 -
ヒーローか、それとも普通の大名か?
なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは──
織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。
革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。
※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。 -
『怖い絵』の中野京子が、名画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る!
命懸けの闘い、とめられぬ恋、英雄達の葛藤、そして、流転の始まり……。ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による“運命”の絵。それは、世紀の瞬間を捉えた名画であり、描いた者の人生を一変させた作品である。絵画エッセイの名手による新シリーズ。絵画は36点をすべてカラー掲載。
【本書の掲載絵画】
ルノワール『シャルパンティエ婦人と子どもたち』
ムンク『叫び』
ジェローム『差し下ろされた親指』
ベッリーニ『好機』
ダヴィッド『書斎のナポレオン一世』
モロー『オイディプスとスフィンクス』
アングル『パオロとフランチェスカ』
ブリューロフ『ポンペイ最後の日』
など
解説・竹下美佐
※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本を改題した文庫版を底本としています。 -
二十世紀中欧の動乱と悲劇を描く一大叙事詩
世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、帝国崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生。
◎祖母は人気ミュージカル「エリザベート」で有名なエリザベート皇后
◎父は男爵令嬢と謎の自殺を遂げたルドルフ皇太子
◎一目惚れのあげく、祖父・皇帝の力で得た初婚の不幸な結果
◎貴賤結婚を忌んだ宮廷儀礼の末に起きたサライェヴォの悲劇
◎オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊に至った第一次世界大戦
◎一市民となった後の、社会民主主義運動家との出会い
◎「同じドイツ民族」を旗じるしにナチスの恫喝で進むオーストリア併合の一部始終
ハプスブルグ家最後の皇女のたどった波乱万丈な八十年の人生を通して、激動のヨーロッパを読む。
※この電子書籍は、2003年6月に刊行された文春文庫版を底本にしています。 -
世界三大海軍の栄光から、その壊滅まで――
1941年秋、世界三大海軍の一つとして、大日本帝国海軍は254隻、109万トンの大兵力を海上に浮かべていた。
しかし戦うこと3年半、40万もの戦死者とともに、そのほとんどが海底に沈んだ。
かつて「国防」の期待を一身に受けた大艦隊が消滅するに至るまでを、
従軍記や日米海軍の提督伝など多角的に、豊富な写真とともに再現する。
激戦の記録、希少な体験談。生残った将兵による「軍艦マイベスト5」。提督たちの列伝。
一冊でたどる大日本帝国海軍の最期。
※この電子書籍は、1985年2月に刊行された文春文庫ビジュアル版『太平洋戦争 日本軍艦戦記』の版をもとにした文春文庫版を底本にしています。一部の画像に見づらい個所があります。また一部の記事は掲載されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。 -
「人間・金子みすゞ」の真の姿に迫る 新しいみすゞ像と名詩60作を徹底解説!
金子みすゞの詩というと、優しくて可愛らしい作風を連想します。しかし残された五百余編は幅広いテーマを含み、意欲的に創作されたものです。一人で生まれ、一人で死んでいく人間の根源的な孤独、子ども心のあどけなさと寂しさ、小さな命の愛しさ、宇宙の成り立ち、さらに童謡詩の範疇(はんちゅう)を超えて、女性の生き方にも筆を広げています。これらの詩は、みすゞの人生の哀歓とも関わっているのです。
金子みすゞの希望と挫折の生涯、大正デモクラシーの理想から生まれた童謡詩の盛衰をたどりながら、珠玉の名詩60編を文学の視点から読解する新しいみすゞ論。NHK「100分de名著 金子みすゞ詩集」で指南役を務めた著者が、番組テキストに大幅に加筆。図版写真97点、実弟の日記を収載の決定版。心に響く暖かな言葉の王国へいざなう。
◆金子みすゞ(かねこ・みすず)
詩人。本名テル。1903(明治36)年、山口県生まれ。下関の書店員だった20歳で詩作を始め、雑誌「童話」「赤い鳥」に投稿。詩人の西條八十に絶賛されるも、生前に詩集はなく、1930(昭和5)年に自死。代表作「私と小鳥と鈴と」「大漁」「蜂と神さま」「こだまでしょうか」。
◆松本侑子(まつもと・ゆうこ)
作家・翻訳家。『巨食症の明けない夜明け』すばる文学賞。『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』新田次郎文学賞。訳書に日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)。著書に、金子みすゞの弟で脚本家の上山雅輔(かみやまがすけ)の日記から判明した新事実に基づいた伝記小説『みすゞと雅輔』。 -
日本最強の池波ファンによる評伝と文芸評論の融合!
現役河合塾英語講師が、30余年に亘り心の支えとしてきた池波エッセイ、池波小説のすべてを語る。生誕100年を寿ぐ名作誕生! -
各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある
村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。
父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。
ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。
寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。
中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。
子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。
いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。
村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、
自らのルーツを初めて綴った、話題の書。
イラストレーションは、台湾出身で『緑の歌―収集群風―』が話題の高妍(ガオ イェン)氏。
※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
コロナ禍でさらに進んだ貧困問題
想像を絶する貧困のリアルから様々な支援の方策まで――国内外の最底辺を取材し続けてきた著者が若い世代に全力で届ける感動の講義。
※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
大きな反響を呼んだ「戦争と女性」に迫るノンフィクション。
シベリア抑留者の中に女性捕虜が存在したことは、長く歴史の影に埋もれてきた。戦後七十年以上沈黙してきた女性たちの貴重な証言集。
終戦直後、満洲や樺太などにいた軍人や民間人など60万人近い日本人がソ連によって連行された「シベリア抑留」。その中に数百人から千人近い女性捕虜が存在したことは、長く歴史の影に埋もれていた。関東軍の陸軍病院で勤務していた従軍看護婦や軍属として働いていたタイピスト、電話交換手、開拓団の民間女性、そして受刑者たちが、極北の地シベリアに送られていたのである。その中には「女囚」として10年を超える抑留生活を送った女性や、日本に帰る場所もなく異国の地で人生を全うした者もいる。帰国を果たした女性たちにとっても、故国の人々のまなざしは決して温かいものではなかった。
戦後70年以上、長く沈黙を守ってきた女性たちをインタビューすることに成功し、2014年にNHK・BS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー「女たちのシベリア抑留」は、文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞奨励賞、ATP賞テレビグランプリ優秀賞、ギャラクシー賞奨励賞、NHK放送総局長特賞など、その年のドキュメンタリー部門の賞を総なめにした。その番組を担当した女性ディレクターが綴る本格ノンフィクション。ロシア側から初めて提出された女性抑留者の記録「登録簿」の内容も明らかになる。
※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
日本初刊行、天才のすべてがわかる決定版がついに文庫化
IQ180以上、中学校中退。起業、AppleでSiriの開発に関わり20代で性を変えた無政府主義者が台湾政府で活躍するまで。
※この電子書籍は2022年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)、究極の愛を描く感動巨編映画、その見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。
原作は講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)。
第二次世界大戦で劣悪な環境のシベリア強制収容所に、捕虜として抑留された山本幡男一等兵。
妻やまだ幼い4人の子供とは離れ離れになったまま、消息もつかめない。
栄養失調や過酷な労働作業で命を落とす者、自ら命を断つ者が出るなか、
常に帰国する日を待ち、人間としての尊厳、生きる希望を持ち続けた山本。
絶望の状況において、収容所のひとすじの希望の光でありつづけた山本幡男を二宮和也が、
夫の帰国を心から信じ11年間待ちつづけた妻モジミを北川景子が演じる。
メガホンをとるのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『64―ロクヨン― 前編/後編』の
瀬々敬久監督、脚本は『永遠の0』『糸』の林民夫。
涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。 -
すべての棋士にはドラマがある。
盤上で魂を削りあっている棋士のストイックな佇まいを描きたい、
技術はわからなくても、その筋書きのないドラマを伝えたい。
そんな思いから生まれた、将棋の魅力が詰まった
すべての将棋ファンに送る1冊!
一章 「藤井聡太と若き才能」
棋士18人が証言する「藤井聡太、進化の過程」
「教授」勝又清和七段の<王位戦と藤井聡太>回想録
佐々木大地五段 将棋は生きる希望だった
西山朋佳女流三冠 三段リーグの藤井聡太戦
斎藤慎太郎八段 名人挑戦への道「4強に五分以上で」
広瀬章人八段 対局で感じた藤井聡太二冠の進化と成長
野原未蘭女流1級 秘伝の将棋「英春流」
東大将棋部と藤井聡太ほか
二章 羽生世代と見果てぬ夢
藤井猛と行方尚史、二人は戦友
さよなら、八王子将棋クラブ
深浦康市九段 諦めない「粘りの棋士」
桐山清澄九段 73歳現役最高齢棋士「幕を閉じた順位戦」
豊川孝弘七段 こうしてできたオヤジギャグ
山崎隆之八段 初のA級へ「齢40にして強くなる」など -
激震が走った話題のベストセラー
憂国の研究者グループが、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的研究に基づき検証。韓国に蔓延する「嘘の歴史」を指摘する。
目次
日本語版序文
はじめに
プロローグ 嘘の国
●第1部 種族主義の記憶
1 荒唐無稽『アリラン』
2 片手にピストルを、もう片方に測量器を
3 食糧を収奪したって?
4 日本の植民地支配の方式
5 「強制動員」の神話
6 果たして「強制労働」「奴隷労働」だったのか?
7 朝鮮人の賃金差別の虚構性
8 陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか!
9 もともと請求するものなどなかった――請求権協定の真実
10 厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対
●第2部 種族主義の象徴と幻想
11 白頭山神話の内幕
12 独島、反日種族主義の最高象徴
13 鉄杭神話の真実
14 旧総督府庁舎の解体――大韓民国の歴史を消す
15 親日清算という詐欺劇
16 ネバー・エンディング・ストーリー 「賠償!賠償!賠償!」
17 反日種族主義の神学
●第3部 種族主義の牙城、慰安婦
18 我々の中の慰安婦
19 公娼制の成立と文化
20 日本軍慰安婦問題の真実
21 解放後の四十余年間、慰安婦問題は存在しなかった
22 韓日関係が破綻するまで
エピローグ 反日種族主義の報い
解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子(産経新聞編集委員)
文庫版付記
※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
歴史に秘められた事実を掘り起こした傑作長篇。
明治二年三月二十五日の夜明け。
宮古湾に碇泊している新政府軍の艦隊を
旧幕府軍の軍艦「回天」が襲った――。
箱館に立てこもった榎本武揚、土方歳三らは、次第に追い詰められていく状況を打開しようと、新鋭艦・開陽丸なきあと二番手の軍艦だった「回天」を使い、大胆な奇襲に賭けたのだった。
奇襲には成功したが、外輪船で小回りが利かない「回天」は、新政府艦隊に包囲されて集中砲撃を浴びる――。
一切作者の主観的視点は入れ込まず、事実のみをたどり、「回天」の運命を追いながら、初めて海上から箱館戦争が描かれた。
後に書かれる『天狗争乱』につながる、隠れた名作。
薩摩藩領宝島において、外国の捕鯨船員と島の警備の日本人との間の、小規模ながら戦闘がおこなわれた様子を描く「牛」を併録。
解説・森 史朗 -
社会を変え続けるジャーナリスト、渾身の手記
「そうは言ってもあなたも悪かったんじゃないの?」社会システムの隅々まではびこる性暴力被害者への偏見。立ち上がり闘う魂の記録。
※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
どうすればお金と仲良くなれるのか?
麻雀もFXも負け続けのサイバラが、「生涯投資家」村上世彰に投資とお金について教えを乞い、
株とビットコインに挑戦。その結果は文庫特別編「3年後の収支報告」対談で!
村上世彰氏と西原理恵子氏といえば、ともに“お金好き”で知られています。しかし実態は正反対。
村上ファンドをはじめ投資で財をなした村上氏に対し、西原氏は、曰く投資もバクチも麻雀も、実はこれまで負けっぱなし。
そこで本書の前半では、村上氏が西原氏に、
「投資とギャンブルはどう違う?」「買っていい株とダメな株の見分け方」
「損切りのタイミング」「ビットコインの将来性」などについて分かりやすくアドバイス。
後半は実践篇として、西原氏が1000万円を用意し、息子とともに日経225などの株に挑戦!
それまでゲームばかりしていた息子はCNNを見るように……
誰でも投資の極意をつかめるサイバラのイラスト付き!
※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
清張鉄道は旅情・愛憎・ミステリー
松本清張の小説を「乗り鉄」目線で徹底研究。作中の誰が最初にどの路線に乗ったのか、という「初乗り」から昭和の日本が見えてくる。
※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
平成30(2018)年は明治150年となる。NHKの大河ドラマでは、明治維新に大きく貢献した西郷隆盛が主人公の「西郷どん」が放映される。そのスケールの大きさや人間的包容力で、多くの逸話を残している西郷隆盛。維新の志士の中でも特に人気の高い西郷の人物像を、さまざまが角度から探った一冊。まさに「西郷本」の決定版ともいうべき内容です!
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人口100万を超える巨大都市・江戸に暮らす人々は、どんなものを食べていた?
春は白魚、浅蜊、白酒、山菜、竹の子…
夏は茄子、鰹、鰻、鮎、カボチャ…
秋は松茸、鮭、鶉、里芋、梨…
冬は葱、蜜柑、寒天、鰯、山葵…
身分階層の違い、住む場所や気候風土の違いはあるものの、人々は季節の食材を、調理法や調味料などで工夫をこらし、大いに食べることを愉しんでいた!
『幕末単身赴任 下級武士の食日記』のロングセラーがあり、江戸の菓子や食の専門家として多くの時代劇ドラマ・漫画の考証に携わってきた著者ならではの、江戸の食・歳時記。 -
ノンフィクション界のトップランナーによる最高傑作。
ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞、W受賞!
探検家にとっていまや、世界中どこを探しても“未知の空間”を見つけることは難しい。様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。その行為はまだ誰も成し遂げていない“未知”の探検といってよかった。
シオラパルクという世界最北の小さな村に暮らす人々と交流し、力を貸してもらい、氷が張るとひとりで数十キロの橇を引いて探検に出た。相棒となる犬を一匹連れて。この文明の時代に、GPSを持たないと決めた探検家は、六分儀という天測により自分の位置を計る道具を用いたため、その実験や犬と自分の食料をあらかじめ数カ所に運んでおくデポ作業など、一年ずつ準備を積み上げていく必要があった。暗闇の中、ブリザードと戦い、食料が不足し、迷子になり……、アクシデントは続いた。果たして4カ月後、極夜が明けた時、彼はひとり太陽を目にして何を感じたのか。足かけ4年にわたるプロジェクトはどういう結末を迎えたのか。
※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
人生に残念はつきものである
いまだ語られざる「ラーメン行動学」とは。山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見対策を考える。今回も買って損無し!
■「麺はやっぱり太麺」「だしは煮干」「バリカタ」「二郎」など
居酒屋などでラーメンがひとたび話題になると、みな侃々諤々、喧々囂々の大騒ぎに。
しかし、まだまだ語られるべきラーメンの新側面があった――!
ショージ君が考えた「ラーメン行動学」とは。
■メディアに溢れる「ざんねんな人たち」はなぜ、どこが“残念”なのか?
お辞儀ではなく、胸をかきむしってみてはどうか?
手ぶらなのが気になるので、謝罪会見のときは会見専用に開発された数珠を持ってみてはどうか?
山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見の「ざんねん」感を払拭する対策をショージ君なりに考えてみた「残念な人たち」。
――等々。
今シリーズ本も買って損なし、爆笑必須、
期待を裏切らないショージワールド全開の一冊です!
「オール讀物」人気連載、東海林さだお著「男の分別学」シリーズ。
2017年10月号~2019年1月号までの連載13本に加え、
『気がつけばいつもチェーン店ばかりでメシを食べている』の筆者・村瀬秀信さんとの対談「我らが“チェーン店”道」、
月刊文藝春秋特別寄稿「僕とインスタントラーメンの六〇年」も収録!
※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
「豊田織機」、「トヨタ自動車」の豊田佐吉、喜一郎父子。
「ノリタケ」、「TOTO」、「INAX」、「日本ガイシ」など世界的セラミックス企業集団の源流となった日本陶器の森村市左衛門。
日本のバイオリンを世界品質に高めた「鈴木バイオリン」の鈴木政吉。
呉服業から「松坂屋」で知られる百貨店へと発展させた織田信長の小姓、蘭丸の子孫・伊藤家の伊藤守松。
味噌・醤油製造から財を築き、紡績、鉄道車両、電気、ガスと次々と事業を拡げた、「名古屋の渋沢栄一」こと奥田正香。
木曽川に日本初のダム式発電所「大井発電所」を建設し、大規模な水力発電開発を進めて「電力王」となった福沢桃介……。
江戸期以来の豪商と外来の商人が混ざり、特異な経済発展を遂げてきた名古屋を中心とする中京圏を舞台に、幕末から昭和初期にかけて、日本の実業界を創った男たちの物語。
本名の杉浦英一名義で1956年に刊行された幻のデビュー作新装版
目次
序
●第一章 慶応年間
●第二章 明治初年代
●第三章 明治十年代前半
●第四章 明治十年代後半
●第五章 明治二十年代前半
●第六章 明治二十年代後半
●第七章 明治三十年代前半
●第八章 明治三十年代後半
●第九章 明治四十年代
●第十章 大正元年―三年間
●第十一章 大正四年―八年間
●第十二章 大正九年―十五年間
●第十三章 昭和二年―七年間
●第十四章 結びに代えて
その後の発展/中京財界の特色
あとがき/文庫版のためのあとがき/解説 楠木 建 -
習近平、プーチン、金正恩……独裁の時代の「どうしてこうなった?」を
を池上さんがやさしく読み解きます。
米朝首脳会談は北朝鮮の「勝ち」?/習近平への権力集中と中国発展への反作用/
ロシア軍の軍事演習が怪しい/スウェーデンが徴兵制を復活/世界を揺るがす「世界最貧国」イエメン/
規制だらけの日本の選挙/「リベラル」とは何か?……
あらゆることがスピードアップするも政治は追いつかない。状況を一気に引っくり返す英明な指導者が待望されると警鐘を鳴らす一冊。
過去に学び、未来に備える入門書!佐藤優氏、村上世彰氏との対談も収録。
※この電子書籍は2018年11月に文藝春秋より刊行された単行本『ニュースの”そもそも”池上彰の「どうしてこうなった?」』を
改題、大幅に再編集、加筆修正した文庫版を底本としています。 -
「スクール☆ウォーズ」の舞台となった伝説の伏見工業ラグビー部。泣き虫先生と不良生徒たちが起こした奇跡と絆の物語。
※この電子書籍は2018年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
帝国を解体させたイデオロギーがわかる!
若き外交官として崩壊前夜のソ連に着任し、抱いた恐れ――ロシアはいずれ甦り、怪物のような帝国になる。その現状を大幅増補! -
旅と酒の歌人・若山牧水は、恋の歌人でもあった――。
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく
これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との痛切な恋があった。
若き日をささげた恋人の持つ秘密とは?
恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を、高校時代から牧水の短歌に共感し、
影響を受けてきた俵万智が丁寧に読みこみ、徹底した調査と鋭い読みで、二人の恋をよみがえらせる。
スリリングな評伝文学。
第29回宮日出版文化賞特別大賞受賞作。
『ぼく、牧水!』の対談集がある俳優・堺雅人氏も絶賛。
「解説」は牧水研究の第一人者・伊藤一彦氏(堺氏の高校時代の恩師で、『ぼく、牧水!』の共著者)。
※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
夏目漱石、親鸞、織田信長、明智光秀、勝海舟と西郷隆盛、永井荷風、小林一茶、良寛、太閤秀吉、細川ガラシャ……歴史を彩る文人や武人、22人の手紙。
無心状であれ、恋文であれ、遺書であれ、それらは真率な感情が綴られ、思わず笑ってしまったり、あるいは襟を正したり。
「いろんな人たちと一杯やりながらの会話を楽しむつもり」で、歴史探偵・半藤さんが美しい日本の手紙を読み解いた名著復刊!
ラインやメール全盛の今だからこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 -
少女、聖女、鬼女、そして極道――。
結婚、出産、独立……タブーを打ち破りながら全身全霊で演じてきた女優が語り尽くす。
医者志望の高校生が徐々に女優という仕事に取り憑かれていく。大女優の年代記、仕事論、そして美の下に隠す狂気を語った濃厚な一冊。
※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
人間を“改造”する技術はすでに実在する!
DNAを設計し人工生命体を作る――。ノーベル賞受賞のゲノム編集技術や新型コロナワクチン開発、
軍事転用など最先端科学の表と裏。
生命の設計図であるゲノムのデジタル改変を可能にした合成生物学。この技術で、人類は自然に存在しない
生命体を誕生させることに成功した。医療などで応用が期待される一方、軍事転用の危険も指摘される
“神の領域”の科学。第一線の科学者や巨額の投資を行う軍当局を取材し、その光と影に迫る、渾身のリポート。
※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
第47回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作。月刊「文藝春秋」の連載『堤清二の「肉声」』に大幅に加筆したもので、セゾングループの総帥だった堤清二氏が死の一年前、父・康次郎氏そして弟の義明氏との関係をじっくり振り返った一族の物語です。
清二氏が、著者の児玉さんに10時間以上も語った堤家の物語は、愛憎と確執に満ちた肉親相食む世界でした。
康次郎氏は西武グループの礎を築いた実業家であると同時に、強引な手法で「ピストル堤」の異名をとり、異常な好色でも知られていました。清二氏ら七人の兄弟姉妹の母親だけで四人、そのうち二人とは入籍をしませんでした。関係を持った女性はお手伝いから看護士まで相手選ばず、清二氏の母・操さんの姉妹とも関係を持ちそれを操さんも承知していたといいます。その異常な環境で、清二氏・義明氏兄弟は静かな“狂気”を身の内に育まざるをえませんでした。
フォーブス誌の世界長者番付で世界一位に輝いた義明氏と、セゾン文化で一世を風靡した清二氏は、一転して凋落し、軌を一にするように堤家も衰退の一途を辿ります。
西武王国について書かれた本は数多くありますが、清二氏が初めて明かした一族の内幕は、堤家崩壊の歴史であると同時に、悲しい愛と怨念の物語であり、どうしようもない定めに向き合わなければならなかった堤家の人々の壮大な物語です。
※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
人間爆弾「桜花」、人間魚雷「回天」、陸軍水上艇「マルレ」、海軍特攻艇「震洋」、水中特攻「伏龍」、零戦、艦攻、襲撃機……。いずれも異なる兵器で彼らが目指したのは「自死」だった。昭和戦中史の一大悲劇として語られる「特攻」に志願し、生き延びた人たちに戦後生まれの若者がインタビューを試みる。果たして特攻に強制はあったのか、命を賭してまで守りたかったものは何か。いずれの証言も深く胸をうつ。戦争を知らない読者のために詳細な注と、写真・図版を収録。特攻を知る上で不可欠の一冊。
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ドラマ「全裸監督」の土壌はここにある!
90年代のAV業界に革命を起こしたSODの高橋がなりなど、社会の良識から逸脱し破天荒な試みをする人々を濃密に描き出した傑作。 -
その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と
医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。
函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。
裁判の過程で見えてきたのは、そもそも
現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は
認められていないことだった。
ダウン症の子と共に生きる家族、
ダウン症でありながら大学に行った女性、
家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。
多くの当事者の声に耳を傾けながら
選ぶことの是非を考える。
プロローグ 誰を殺すべきか?
その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子は
ダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。
※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
文明史的スケールの問題に挑む!
21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきか。
人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む“生き残るため”の論考集。各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。
【目次】
・序論 文明史的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹
・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦
・頭脳資本主義の到来
――AI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋
・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望
――シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介
・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美
・縮小社会は楽しくなんかない ブレイディみかこ
・武士よさらば
――あったかくてぐちゃぐちゃと、街をイジル 隈 研吾
・若い女性に好まれない自治体は滅びる
――「文化による社会包摂」のすすめ 平田オリザ
・都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する 高橋博之
・少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」 小田嶋 隆
・「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン 姜尚中
内田樹×藻谷浩介の特別対談「世界の人口動態と帝国再編」を収録
※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、
スポーツノンフィクションの名作が、待望の新装版に!
燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、
栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、
良血馬達との決戦に臨むサラブレッ ド―
“勝負の世界に何かを賭け、 喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。
著者の原点ともいうべきスポーツ・ノンフィクシ ョンの金字塔!
沢木耕太郎が、徒弟修業中の自分にひとつの可能な道筋が見えてきた、と語る、自身の出発点ともいえる記念碑的作品。
解説・北野新太 -
ここまで話しちゃっていいの!?
“還暦婚”アガワと“背徳愛”オオイシの赤裸々本音トーク。
『聞く力』シリーズがベストセラーとなる一方、2017年に“還暦婚”を果たした阿川佐和子さんと、『ふたりっ子』『セカンドバージン』などのヒット作を誇る売れっ子脚本家で、実生活でも背徳の愛を重ねてきた大石静さん。
フツーではないオバサン二人が、究極のオンナの生き方を語り合う。
・アガワはなぜ、還暦すぎて入籍したのか
・新婚生活は「聞かない力」が大事
・夫婦長続きの秘訣は食べ物と笑いのツボ
・夫と彼氏の三者面談
・フラれて良かったと思うとき
・理不尽な父親とのつき合い方
・後悔しない親の送り方
・いつ“誘われて”も大丈夫な下着選び
・Tバックってあり?
・ホットフラッシュ、情緒不安定……更年期になったら周囲に宣言すべし!
・パワハラ&セクハラ禁止が男とテレビをダメにした
・「これしかない」という仕事を見つよう
などなど、結婚、仕事から下着選び、更年期との付き合い方……とっておきの人生論!
※この電子書籍は2018年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
天皇みずから「昭和」を生き生きと語っていた!
1990年12月号の月刊文藝春秋に掲載され、昭和天皇が自ら語った昭和史の瞬間として、内外に一大反響を巻き起こした第一級史料。
寺崎英成が記した「昭和天皇独白録」、寺崎のひとり娘マリコ・テラサキ・ミラーの「“遺産”の重み」の2部構成。
伊藤隆・児島襄・秦郁彦・半藤一利各氏による解説座談会も収録。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。