『新書、美術・アート』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全240件
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認知症もガンも、いい〈香り〉で治療する
時代がやってきた!
視覚、味覚、聴覚などと並び、非常に身近な感覚でありながら、科学的にまだ謎が多く残る分野――それが「嗅覚」である。重度の認知症患者の症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげる〈香り〉。これまでの西洋医学では太刀打ちできなかった病状の治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最先端の臨床例からわかりやすく解き明かす。
■目次
第一章 嗅覚のメカニズム~ヒトはどのようにして<香り>を感じるのか
第二章 <香り>が人体におよぼす作用~アロマセラピーのサイエンス
第三章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く<香り>~メディカルアロマセラピーの最新研究
第四章 <香り>の効能を楽しむ~精油の使い方 -
私は2019年から現在まで、某大学で毎年数回の講義を担当させてもらっている。美術家としての私がその時々に考えたこと、伝えたかったことをお話しするのだが、これまでの議論を振りかえってみると、「生き延びる」というテーマに関連した内容が意外に多かった。(「はじめに」より)セルフポートレイト作品で知られ、「私」の意味を追求してきた美術家が、「生き延びるとは何か」というテーマに取り組んだ人生論ノート。
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エンジェルとキューピッドは何が違うのか。キリストがかつて天使とみなされていたのはなぜか。堕天使はいかにして悪魔となったか。「天使」と聞いて、イメージが浮かばない日本人はいないだろう。しかし、天使をめぐる数々の謎に直面したとき、私たちは想像以上に複雑な陰影を彼らがもっていることに気づくはずだ。天使とは一体、何者なのか――。キリスト教美術をゆたかに彩る彼らの物語を追いかけてみよう。
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今日,キリスト教は性に対して厳格,保守的であるといわれる.しかしキリスト教の長い歴史にあって,キリストは性をめぐって,じつにさまざまな姿で語られ,描かれてきた.ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし,ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく.人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る.
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まさしく歴史的な転換点に立つ日本。大震災を経て、とりわけ経済・文化活動のあらゆる側面において根本的な変更をせまられる今、この国に必要な「資源」とは何か? マネーではなく、美を、幸福を、誇りを得るために、立ち戻るべきは「感受性」である──。つねに「ものづくり」の最先端をリードしてきた著者が、未来への構想を提示する。
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かつて大枚はたいた婚約指輪、祖母から譲られた貴石つきのペンダント――タンスの引き出しに眠っていませんか? 宝石商の3代目にしてティファニーと協業した名店SUWAを経営、国立科学博物館で宝石展の監修も務めた斯界のレジェンドが、ジュエリー全般の楽しみ方から資産価値、店で買うときの基準までわかりやすく伝授。その本当の〈価値〉を知らない多くの日本人へ向けて、知っていれば得をする宝石の話。
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NYタイムズではアート関連の記事が頻繁に1面を飾るなど、アートは欧米エリートにとって不可欠な教養である。他方、日本でそのようなことはなく、アートに対する扱いの差が、まさに欧米と日本のイノベーション格差の表れであると、世界97カ国で経験を積み、芸術系大学で教鞭をとる元外交官の著者は言う。アートに向き合うとき最も重要なのは、仮説を立てて思考を深めることである。そこで本書ではアートを目の前にして、いかに問いを立て、深い洞察を得るかについて解説。読み終わる頃にはアートの魅力が倍加すること必至の一冊
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日本書道とは何か?
日本書史の碩学が、近年の新たな研究成果に基づき、日本の書がもつ多様性と深みを新視点から明らかにする。わが国の書の原点を稲荷山古墳鉄剣象嵌銘や聖徳太子「法華義疏」に見、近年中国で見つかった吉備真備の李訓墓誌銘などを例に挙げつつ、その発展史を辿る。さらに三筆・三跡と呼ばれる平安期の能書家、儒者、西行・寂厳から良寛に至る僧侶、頼山陽ら文人の書から、中国基軸の漢字文化史とも異なる、自由で伸びやかな日本独自の文字文化の歩みとしての書道史を描きなおす。 -
「悪魔」の正体は局地風(ゴッホ《星月夜》)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール《デルフト眺望》)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄いかも!? さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。
1章 低地・高緯度のオランダが育んだ「光の絵画」
2章 島国イギリスの気象が生んだ「風景画」
3章 温暖なフランスだからこそ印象派が花開く
4章 豊かな日本の雲と雨
補章 漫画、アニメで描かれる気象現象
気象用語解説 -
春画沼にハマったOLによる本格的考察!
著者は、運命的に出会った葛飾北斎の『蛸と海女』に
魅せられ春画の世界へと足を踏み入れた。
以来、私財を投じて春画を集め、しばしば身体を
張った独自の研究を続けている。
そのアカデミックな考えに縛られない現代的な
視点を交えた解説は、近年ますます注目され、
活躍の場を広げている。
今回は、江戸の性風俗を語るうえで欠かせない27の用語を
それぞれにちなんだ春画とともに紹介。
「おおらか」という言葉で括られがちな江戸の性の善悪の機微や、
当時普及していた迷信、習慣、流行グッズなどの実態を、
時に実験を交えながら解き明かしていく。 -
電子版は本文中の写真の一部をカラー写真に差し替えて掲載。
第二次世界大戦で数千万もの人々を死に追いやったヒトラーとナチス。彼らは新興メディアだった映画をプロパガンダの最大の武器として活用した。一方で戦後、世界の映画産業は、わかりやすい「悪」の象徴として、ヒトラーとナチスを描き続ける。だが、時代とともに彼らの「評価」は変わっていく。本書は、第Ⅰ部でナチ時代の映画を、第Ⅱ部で戦後映画での彼らのイメージの変遷を描き、「悪」の変容と、歴史と「記憶」の関係を探る。 -
『旧約聖書』に登場する、最初の人間アダムとイヴ。二人の名前は「禁断の木の実」「楽園追放」などのキーワードとともに語られ、日本人にとっても馴染み深い。しかし彼らの物語から生まれた、文化、思想、文学・美術作品の多様さは、私たちの想像を遥かに超えるものがある。本書では、美術史的な解説・解釈にとどまらず、アダムとイヴが歴史上いかに語られ、いかに現代社会に影響を及ぼしてきたかを探っていく。
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異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談!
「定年後、居場所がなくなるのが不安です」
「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」
「友だちは必要ですか?」
「絵の見方が分かりません」……
などの質問に、文と絵で回答。
横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!
<本書の内容>
――定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。
生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。
――衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか?
僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、
母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。
――孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか?
孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。
孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。
――絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。
インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。
ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。
――仏教をどのように学びましたか?
僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。
そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。 -
西洋文化の頂点、バロック様式。17世紀を中心に花開いたバロックの建築・彫刻・絵画は、ルネサンス期の端正で調和のとれた古典主義に対し、豪華絢爛で躍動感あふれる表現を特徴とする。本書は、カラヴァッジョ、ルーベンス、ベルニーニ、ベラスケス、レンブラント、フェルメールらの代表的名作を網羅。美術史上の位置づけ、聖俗の権力がせめぎ合う時代背景など、バロック美術の本質を読み解く。カラー写真200点以上。
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人生は「未完成」でいい!
美術家が語るアートと死の共犯関係
◆内容説明◆
人は死んだらどこへ行く?
そんな夢想は結局、「死=無」という地平線上におさまったりする。
だが、死の世界はそんな凡庸なものではない――。
87歳を迎えた世界的美術家が、死とアートの関係と魂の充足について自由闊達につづる。
父母、愛猫の死から三島由紀夫、アンディ・ウォーホルらとの交流の記憶まで。
貴重なエピソードを交え、「死」とは何か?
「死後を生きる」とはどういう境地なのかを考えていく。
「人間は未完で生まれて、完成を目指して、結局は未完のままで死ぬ。これでいいのです」その言葉に触れればふっと心が軽くなる、横尾流人生美学。
本書掲載の著者とアトリエ写真の撮影は森山大道氏。
◆「おわりに」より◆
創作は自分の中の不透明なものを吐き出す作業だけれど、
死について本一冊分語ったわけだが、死を言葉にすることで、
自分の中の死も吐き出されたのかな?
それはともかく死を恐れる気持ちは
いつの間にか薄められたような気もする。
本書の進行途中で急性心筋梗塞になって死にそこなった。
死んでもおかしくない状態から、
気がついたら(別に気絶をしていたわけではないが)
無事帰還して、
何もなかったように、再び絵を描き始めていた。
電子版のみ横尾氏の作品をカラーで収録。 -
絵に殉じたゴッホの筆遣い、色彩を見極めたセザンヌの眼、人間の生命を彫像にしたロダンの手。優れた絵画・彫刻は、作家の感性と知性が結晶した永遠の芸術である。東西の名品を堪能できる現場が美術館や展覧会だ。本書は、関心を開く・好きを見つける・読む・比べる・敷居をまたぐ・参加する・判るという7つの視点から、読者を現場にいざなう。80点のカラー図版とともに、美術体験の感動に迫り、愉しみ方を伝授する。
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何も閃かない、ネタ切れ、考えが浮かばない、アタマが硬い、センスに自信がない……。悩んでいてもいいアイデアは湧いてこない。それはふいに降りてくるものだ。従来の科学モデルでは説明できない想定外で不気味なものを思いつき、作り出そうとする、計算不可能な人間の創造力。それはどこからやってくるのだろうか。生命科学、哲学、文学から芸術理論までを自在に横断し、著者みずからも制作を実践することでみえてきた、想像もつかない世界の〈外部〉を召喚するための方法。
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民芸運動の創始者として知られる柳宗悦.その生涯は,政治経済的弱者やマイノリティに対する温かい眼差しで一貫している.それはどのような考えからきたのだろうか? それは,「世界は単色ではありえない」という確信に由来するのではないか.文化の多様性と互いの学び,非暴力を重視し続けた平和思想家としての柳を浮彫りにする.
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タダで観られるけど、タダならぬアート=パブリックアートの世界!
前にあるブロンズ彫刻や、広場におかれた立体オブジェ……ふだんなにげなく目にしている街角のアレって、どうしてそこにあるの? この本は、日常風景に埋めておくにしてはもったいない街角アート=パブリックアートの歴史と魅力を紹介するガイドだ。パブリックアートを知ると、街を歩くことがもっと楽しくなる。さあ、パブリックアートをめぐる旅にでかけよう!
【目次】
はじめに
第1章 六本木の巨大なクモのナゾ
第2章 日本はパブリックアート大国
第3章 戦後日本のパブリックアートのながれ
第4章 みておくべき日本のパブリックアート30
1岡本太郎《明日の神話》
2井上武吉《my sky hole 85-2 光と影》
3猪熊弦一郎《自由》
4ナムジュン・パイク《Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix》
5レベッカ・ベルモア《私は太陽を待つ》
6矢橋六郎《緑の散歩》
7ロバート・インディアナ《LOVE》
8イサム・ノグチ《モエレ沼公園》
9岡本太郎《太陽の塔》
10丸の内ストリートギャラリー
11黒川晃彦《リバーサイドトリオ》
12フィリップ・スタルク《金の炎》
13安田侃《妙夢/意心帰》
14アントニー・ゴームリー《ANOTHER TIME XX》
15安藤泉《キリン》
16浅葉克己《石の卓球台》
17佐藤玄々《天女像》
18チェ・ジョンファ《フラワーホース》
19最上壽之《モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー》
20クレス・オルデンバーグ《Saw, Sawing》
21都営大江戸線・駅舎デザイン
22水木しげるロード
23山下恒雄《金鋼鎚起 豊展観守像》
24澄川喜一《東京スカイツリー》
25中谷芙二子《霧の彫刻 #47610 ―Dynamic Earth Series I―》
26三島喜美代《Work 2012》
27籔内佐斗司《犬モ歩ケバ》
28福沢一郎《天地創造》
29山口晃《日本橋南詰盛況乃圖》
30レアンドロ・エルリッヒ《雲》
第5章 パブリックアートのこれから
主要参考文献/本書でとりあげた作品リスト -
本書は、十九世紀前半から第二次世界大戦にいたるおよそ一五〇年間の西洋絵画を概観。上巻は近代絵画の先駆者ゴヤから、ボナールに代表されるナビ派まで。下巻は、世紀末絵画から抽象絵画まで。増補にあたりあとがきを新規に収載し、名著をカラーで刷新。
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誰もが知る伝承に隠された、最も恐ろしい真実とは?科学では説明できない出来事や、人々が語り継がずにいられなかった不思議な話。歴史奇譚の魅力に触れたら、あなたはもう、戻れない...。稀代の語り手中野京子が贈る、魅力たっぷりの「怖い話」。
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奈良時代、光明皇后が聖武天皇遺愛の品々を東大寺大仏に献納したことに始まる正倉院宝物。落雷や台風、源平合戦や戦国時代の兵火、織田信長やGHQなど時の権力者による開扉要求といった、数多くの危機を乗り越えてきた。古墳など土中から出土したのではなく、人々の手で保管されてきた伝世品は世界的にも珍しい。千三百年にわたり宝物を守り伝えてきた正倉院の営みを、保存・修理・調査・模造・公開に分けて紹介する。
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15世紀半ば、タロットカードの原型はイタリアの貴族社会で生まれた。
当時は、貴族たちが絵柄に隠された神話や箴言などの「寓意」を読み解く、
教養と想像力の試金石として使われていたという。
以来、現代に至るまで世界各地で、その時々の社会情勢を反映しながら
様々なタイプのカードが生まれてきた。
本書は、東京タロット美術館が所蔵するカードの中から選りすぐりのものを取り上げ、
図像に込められた意味を探るもの。
大アルカナの0番「愚者」の成長物語として読み解く世界は、まさに人生の縮図でもある。
神話や哲学、数秘術といった人類の叡智と出会いながら、
自分の内面に目を向け「愚者」とともに成長してほしい。
巻末には漫画家・魔夜峰央先生と図案作家のイズモアリタ氏による特別対談を掲載! -
愛と哀しみの100年史。
歌手・クミコさん推薦!
「悪魔と神と天国と地獄が一緒くたにある音楽、それがシャンソンなのです」
東京五輪2020の閉会式で歌われた「愛の讃歌」をはじめ、老若男女が一度は聴いたことのある名曲がそろい、越路吹雪、菅原洋一、美輪明宏など不世出の歌手を生み出したシャンソン。
戦後間もなくの大ブームとその後の人気下降の謎に、作家のなかにし礼や歌手の芦野宏といったキーパーソンの軌跡をたどりながら迫る。
シャンソンがいかに日本のポピュラー音楽の礎となり、日本人の音楽観に影響を与えてきたか。
100年にわたる歴史と変遷、そこに躍動するアーティストたちのヒューマンドラマにスポットを当てた初めての書。 -
【推薦!】
蓮實重彦 氏(映画評論家)
「ネオレアリズモ」をいかに相対化するか。
古賀太は、イタリア映画を語る者に求められるこの最低限の資質を、ディーヴァ映画の優雅さや、デ・シーカ主演のカメリーニの秀逸なコメディを語ることで、軽々と超えて見せた。
【豊かな映画文化はなぜ生まれたのか?】
『無防備都市』『自転車泥棒』『道』『8 1/2』『情事』『山猫』『荒野の用心棒』『木靴の樹』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『君の名前で僕を呼んで』……
数々の名作を生み、日本でも絶大な人気を誇るイタリア映画。
アメリカやフランスに比べて、その文化の全容が語られる機会は少ないものの、世界の映画史に大きな影響を与えてきた。
本書ではイタリア映画の歴史を、19世紀から現代までの120年を、約800の作品とともに通覧。
「イタリア映画祭」を立ち上げた著者がその豊かな文化的土壌と、映画の本質を明らかにする。 -
目利きが伝える、大人のための日本美術入門!
【推薦】
こんなに自由で幅広で、しかも独自目線の漲(みなぎ)っている日本美術ガイドに触れたことがない!
──片山杜秀氏(政治学者、音楽評論家)
【内容】
「西洋美術と比べて、日本美術には馴染みがない」。
そう感じている日本人は少なくないだろう。
しかし、絵画、掛軸、彫刻、陶芸、漆芸など日本美術の深遠な世界を知らずして一生を終えるのは実にもったいない。
本書は世界的オークション会社クリスティーズの日本支社長である著者が、豊富な体験エピソードを交え、豪華絢爛な屏風から知る人ぞ知る現代美術まで、日本美術の真髄を紹介する。
知識をたっぷり吸収したら、本書を携え、美術館・博物館めぐりに出かけてみよう。
美意識が磨かれる、大人のための日本美術入門。
【目次】
はじめに
第一章 日本美術とは何か
第二章 日本美術の妙なる仕掛け
第三章 私が選ぶ一〇人のアーティスト
第四章 日本美術の死角 過小評価の作品たち
第五章 死ぬまでに見ておきたい日本美術一〇〇選
おわりに
【おもな内容】
◎誰が・どこでつくったかという視点
◎舶来文化と「日本の美」の関わり
◎日本人に愛されることで日本美術品となった異国の工芸品
◎西洋の審美眼により「発見」された日本美術
◎「道具」が和の美を醸成させた
◎骨董品と古美術品は違うのか?
◎日本美術「再発見」のキーパーソン1 近代化・国際化を成し遂げた岡倉天心
◎日本美術「再発見」のキーパーソン2 日常の生活道具に美を見出した柳宗悦
◎「割れた茶碗」なのに、なぜ高いのか?
◎日本美術は世界に通用する本物の教養
◎現代に生きる新工芸系アーティストたち
◎「怖さ」を帯びた大正時代の美人画
◎百五十メートルの移動のために一万キロを旅した《洛中洛外図》 -
亀山全吉、香月泰男、菅井汲、イサム・ノグチ、北大路魯山人、柳宗理、瀧口修造、掛井五郎、柚木沙弥郎、石上純也、谷口吉生、F・L・ライト、コーネル、ガウディ、アールト、マッキントッシュ、リートフェルト……etc.ローカル(地域、身近なもの)を大事にしながらグローバル(世界のありかた)につながる――。そんな「グローカル」な精神を宿した美術作品や芸術家を、風土に絡めて語った「芸術風土記」エッセイ。
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ローマ帝国時代、信仰表明や葬礼を目的として成立したキリスト教美術。四世紀末に帝国は東西分裂し、やがて二つの大きな潮流が生まれる。一方は、一〇〇〇年にわたって不変の様式美を誇ったビザンティン美術。他方は、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックと変革を続けたローマ・カトリックの美術である。本書は、壮大なキリスト教美術の歴史を一望。一〇〇点以上のカラー図版と共に、その特徴と魅力を解説する。
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5年に1度行われ、世界三大音楽コンクールで最も権威があるショパン・コンクール。
若きピアニストの登竜門として有名なその第18回大会は、日本そして世界中でかつてない注目を集めた。
デビュー以来 “一番チケットが取れないピアニスト” 反田恭平が日本人として51年ぶりに2位、
前回大会も活躍した小林愛実が4位とダブル入賞をはたし、YouTuberとしても活躍する角野隼斗、
進藤実優、牛田智大、沢田蒼梧らの日本勢も大健闘した。
さらに、優勝したブルース・リウ、同率2位のガジェヴ、3位のガルシア・ガルシアなど、予選・本選を戦ったピアニストたちは皆レベルが高く個性的で、彼らは既存の価値観を覆すような “革命的な” 演奏を見せた。
これまでと大きく変わった今大会の現場では何が起こっていたのか?
音と言葉を自在に操る著者が検証する。 -
二〇世紀を代表する作家・プルースト(一八七一~一九二二)。その生涯をかけて執筆した『失われた時を求めて』は著名だが、長大さや難解さから挫折する人も多い。本書は絵画を手がかりにそのエッセンスを紹介。彼が作品で描いた恋愛、同性愛、死、ユダヤ人、スノビズム、時間、芸術論などの主題をわかりやすく案内する。この大作の個人全訳を成し遂げた、プルースト研究の第一人者による最良の入門書。図版六九点収載。
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ノスタルジックな写真に見る、鉄道文化の栄枯盛衰――明治5(1872)年10月14日、日本初の鉄道が新橋‐横浜間で開業して今年で150年。鉄道は日本の近代化を支え、地方ごとに独特の鉄道文化が形成された。しかし、戦後にモータリゼーション時代が到来すると、その在り方は大きな曲がり角を迎える。大都市では路面電車が姿を消し、過疎化が進む地方では厳しい生存競争に負けた路線が次々と姿を消していった。そして、現在も生活様式の変化により、存続が危ぶまれる路線が激増している。本書では、昭和・平成の社会を支え、消えていった50の路線の記憶をたどるものである。※テレビ映像からのキャプチャーのため、一部不鮮明な画像があります。
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いままさに黎明期を迎えているNFTアートの世界を第一人者と深く考える!経済、芸術、情報・メディアの専門家を迎えた対談も収録。
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日本人にとって仏像はごく身近な存在である。
しかし、その仏像が、いつ、誰によって、どのような目的で作られたのか、詳しく知らないのではないだろうか。
駒澤大学仏教学部の教授である著者が、奈良・飛鳥時代から平安、鎌倉、室町・江戸時代までを通して、仏像の特徴や変化、鑑賞ポイントを解説。
インド・中国的だった仏像の表情が日本的に変わっていく過程や、仏様の姿勢・ポーズ・着衣・持ち物の意味、仏師のこだわり・新技術、仏教が権力者から庶民へ広がった理由、そして仏教の教えと日本の歴史までもが、仏像を通して見えてくる!
写真をふんだんに使いながら紹介しているので、本書片手に“見仏”したくなる、仏像鑑賞ガイドの新定番!
紹介する主な仏像
飛鳥寺/飛鳥大仏
法隆寺/釈迦三尊像、救世観音菩薩立像、百済観音菩薩立像、多聞天立像、夢違観音菩薩立像
広隆寺/弥勒菩薩半跏思惟像
中宮寺/菩薩半跏思惟像
深大寺/釈迦如来倚像
當麻寺/持国天立像
東大寺/盧舎那仏(大仏)、広目天立像、不空羂索観音菩薩立像、執金剛神立像、金剛力士立像、僧形八幡神像
唐招提寺/鑑真和上坐像、伝衆宝王菩薩立像、伝薬師如来立像
興福寺/旧東金堂本尊(仏頭)、阿修羅像、不空羂索観音菩薩坐像
東寺/五大明王、帝釈天像
聖林寺/十一面観音立像
平等院/阿弥陀如来坐像
三千院/阿弥陀三尊像
願成就院/毘沙門天立像
浄楽寺/毘沙門天立像
浄土寺/阿弥陀三尊像
醍醐寺/弥勒菩薩坐像
建長寺/伽藍神像
長谷寺(奈良)/十一面観音菩薩立像
豪徳寺/釈迦三尊像(三世仏) 他多数 -
日本のデジタルコンテンツは世界が認める文化。環境も需要も、本場だからこそ揃っている。何かを表現したい君、迷わずクリエイターをめざせ! そして最高にぜいたくな生き方をしよう。
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写真に携わるようになって30年以上の時間が経った。(中略)本書では、「撮る者」として、長く写真に関わってきた体験から生まれたことを中心により具体的に語っていきたい。さらに写真教育に携わるようになって感じたことについても触れたい(「はじめに」より)。初心者からプロまで。今こそ考えたい「いい写真」とは? 人物を、風景をどう撮るか。自分の「思い」をどう伝えるか――。著者初の写真論!
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西欧や中国の美術はいわゆるファインアート、権力者による威圧的な造形を主流としているが、日本美術は違う。例えば鳥獣戯画や伊藤若冲の作品のように、遊び心にあふれ見る者を楽しませる造形によって鮮烈に彩られ、「真実」よりも「美しさ」を追求し発展してきた。「わび」「素朴さ」「デザイン性」「文字との融合」「多様性の競演」……世界に類のないそのオリジナリティを、本書では縦横無尽に読み解いていく。世界の周辺文化のトップランナーとしての日本美術の唯一無二性を解析する一冊。
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「クールジャパン」に象徴される各国が競い合うようにおこなっている文化輸出政策。
保守政治家の支持基盤になっている陰謀論者。
政党がメディアや支持者を動員して遂行するSNS工作。
これらの起源は戦時下、大政翼賛会がまんがや映画、小説、アニメを用いておこなったアジアの国々への国家喧伝に見出せる。
宣伝物として用いられる作品を創作者たちが積極的に創り、読者や受け手を戦争に動員する。
その計画の内実と、大東亜共栄圏の形成のために遂行された官民協働の文化工作の全貌を詳らかにしていく。
【本文より】
全てが戦時下に連なるというのはある意味では正しい。
ぼくは戦後から現在に至る生活や政治や文化のあり方が戦後の基調にあり、その表層をお色直し、コーティングしてきた戦後民主主義が衰退して剥離することで、戦時下の様相が復興したと考える。
そしてそもそも戦時下に設計されたそれら文化創造や政治参加のあり方は良くも悪くも(私見ではより悪く)SNSやオンラインと整合性が高いとも考えられるのだ。
だから本書もまた、ぼくは戦時下の「協働する文化工作」をめぐる諸相を「現在」への極めてベタな批評として語ることにする。
(序章 協働する「文化工作」) -
土門拳、植田正治、東松照明、森山大道、荒木経惟、須田一政、杉本博司、佐藤時啓、森村泰昌、畠山直哉……。日本を代表する写真家たちは、何を模索し、何を語ってきたのか。写真家たちの作品と肉声を辿りながら、「現代写真」の流れを一望する。
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日本には七万以上の寺院が存在する。
これらの建築様式は様々だが、その源流は奈良に見ることができる。
なかでも工匠の知恵と工夫と技術革新を直に堪能できるのが、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四寺だ。
そこで、建物の基本骨格や建築の基礎知識を説明し、各寺院建築の具体的な造られ方を、図版や写真をふんだんに使いながらわかりやすく解説。
そうすることで、各技術にこめられた職人の想いばかりか、天皇・藤原氏や僧侶の権勢・思想といった歴史も見えてくる。
建築という視点から、新しい奈良の魅力を照らし出す、今までになかった寺院鑑賞ガイド本。 -
バンクシー、バスキア、真鍋大度、落合陽一、脇田玲、長谷川愛、福原志保、杉本博司……。古来、アーティストは見えないものを見えるようにするような役割を社会の中で担ってきた。アーティストたちに共通しているのは、未来についての「問い」を私たちに投げかけ、常識を打ち破ること――。今、アートに触れる意味とは?「見えないものを見る」には? 稀代のアートディレクターとともに考えるアイデア&イノベーションの育み方。
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元来、美術というものは歌謡曲や映画とちがって、すぐに誰にでも入ってくるような安易なものではない。言語と同じく、ある程度の素養が必要であり、センスや好き嫌いではなく、前提となる知識があってはじめて理解でき、感じることができるものなのだ。こうした知識は日本の学校教育では得られないが、美術館に足を運び、適切な美術書を読むことによって培うことができる。(「まえがき」)美術史家と読む美術の本質に迫る55話。
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ちょっとした子どもの絵、データをもとにしたグラフ、美術館に展示される数々のアート作品。世の中には、言葉以外の形で表現されているものが無数に存在する。しかし、それらから何を読み取り、言葉にすればよいかはあまり教わる機会がない。そこで、様々な実例を挙げながら、特徴の?み方、解釈の方法、言語化する術、社会での論じ方を段階的に解説する。アートと思考と言語が結びつけば、新たな知の興奮が生まれてくる。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。