セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です

『新書、中央公論新社』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1712件

  • 独特の官僚内閣制のもと、政治家が大胆な指導力を発揮できず、大統領制の導入さえ主張されてきた戦後日本政治。しかし一九九〇年代以降の一連の改革は、首相に対してアメリカ大統領以上の権能を与えるなど、日本国憲法が意図した議院内閣制に変えた。本書は、国会、内閣、首相、政治家、官僚制、政党など議院内閣制の基盤を通し、その歴史的・国際的比較から、日本という国家の統治システムを明らかにするものである。
  • シリーズ2冊
    814858(税込)
    著:
    有賀夏紀
    レーベル: 中公新書

    一九世紀末、アメリカは急速な工業化に起因する社会の混乱を克服し、政府・企業・研究機関の三者が協力する体制を確立した。このシステムの下で経済発展は加速し、未曾有の大恐慌と二度の世界大戦を経て、世界をリードする超大国にのし上がっていく――。自由と民主主義の理念、物質的な豊かさが一体となった「アメリカ文明」が世界を席捲する二〇世紀前半を、社会・文化的側面に光を当てながら叙述する。
  • 戦後、日米政府間で誰にも知られず交わされた密約。
    政府首脳だけが把握し、日米安保のかげで、両国間の構造に深く組み込まれてきた。
    ①米兵の裁判権放棄、②日本への核持ち込み、③基地からの米軍の自由な出撃、④沖縄への核持ち込みという四つの密約の正体とは何か。
    なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。
    米国側の史料・新事実を踏まえ、裏交渉の全容を解明。
    ヴェールを剥ぎとり、対米依存の真相に光を当てる。


    【目次】
    まえがき
    序 章 なぜ密約が交わされてきたのか
    「表」の条約・「裏」の密約  密約とは何か  なぜ密約は問題になるのか  本書の目的と方法  本書の構成
    第1章 なぜ米兵を裁けないのか――刑事裁判権放棄密約の実態
    1 刑事裁判権の原理
    旗国法原理  領域主権論  NATO軍地位協定
    2 日米行政協定の改定
    日米の主張  交渉開始  解決の糸口  津田陳述
    3 密約の成立
    津田陳述の密約性  オランダ方式・ドイツ方式  密約の実務
    4 密約の検証
    津田陳述の非公表性  統計データによる起訴率  オランダ・ドイツの裁判権放棄事例  刑事裁判権放棄の透明性の確保

    第2章 日本への核持ち込み――一九六〇年核持ち込み密約
    1 米国の核政策・日本の非核政策 
    米国の核保有数の急増  アイゼンハワー政権のニュールック政策  NCND政策  重光・アリソン口頭了解
    2 安保改定の舞台裏
    岸首相の訪米(1957年6月)  藤山外相の訪米(1958年9月)  米国の核戦略  フォーミュラ案
    3 秘密交渉の内幕
    岸・ハーター交換公文  フォーミュラをめぐる日米交渉  藤山外相の口頭了解  秘密了解をめぐる攻防  日本側の譲歩  「討議の記録」
    4 対米依存構造
    密約調査と外務省報告書  「東郷メモ」  非核二・五原則  核持ち込み密約

    第3章 米軍が自由に出撃するために――一九六〇年朝鮮議事録
    1 国連軍と日本
    「国連軍」の創設  「吉田・アチソン交換公文」  国連軍と戦闘作戦行動
    2 国連軍と事前協議制度
    「吉田・アチソン交換公文」の効力  日本案の内容  日本案への反応  統合参謀本部(JCS)の意見  朝鮮半島有事における例外規定
    3 密約締結の真相
    朝鮮半島有事の検討と米側の要請  日本側の対応  「好意的考慮案」  表向きと裏の取り決めの二重構造
    4 朝鮮議事録
    吉田・アチソン交換公文等に関する交換公文  朝鮮議事録  朝鮮議事録への署名  「事前協議なき出撃」  事前協議制度の形骸化


    第4章 沖縄返還と基地の自由使用――朝鮮議事録の行方
    1 沖縄返還への道のり
    「潜在主権」  ブルースカイ政策  ハルペリンとスナイダー  密使・若泉敬  佐藤・ジョンソン会談(1967年11月)
    2 沖縄返還の対処方針
    「核抜き・本土並み」  ニクソン政権下のNSC  NSSM5号  NSDM13号
    3 作戦使用と事前協議
    愛知・ロジャーズ会談(1969年6月)  共同声明抜粋案と総理の一方的発言案  米側共同声明案  韓国・台湾・ベトナム
    4 共同声明・総理の一方的発言
    安保条約の原則  韓国条項  台湾条項  ベトナム条項  朝鮮議事録の存続

    第5章 沖縄への核持ち込み――一九六九年沖縄核持ち込み密約
    1 沖縄返還交渉と核問題
    日米の立場  第二次日本案  苦悩する佐藤首相  「会談録」  日本側最終打合せ
    2 密使・若泉敬の再起用 
    政治的ホットライン  佐藤首相の曖昧な返答  繊維問題  スタンズ・ペーパー  ホイーラー・ペーパー
    3 核抜き交渉 
    佐藤首相案と若泉案  手続きに関する申し合わせ(シナリオ)  「核抜き」合意
    4 核と繊維 
    合意議事録草案  草案の確定  合意議事録への署名  難航する繊維問題  軍部の説得

    終 章 密約が交わされる構造と深層
    密約の特徴  密約の残した影響  密約が明らかにした課題  
    密約の教訓  日米密約の根源

    あとがき / 密約資料 / 参考資料
    日米密約史 関連年表
  • 出入国管理政策の変遷を論じることは、日本社会がどのように外国人を生み出し、処遇してきたのかを描くことにほかならない。
    本書は、入管体制の成立、法的地位の変化、「多文化共生」の展開、強化される管理と監視、人種差別や労働力の受け入れなど多岐にわたる論点や課題を扱い、80年の軌跡を確認する。

    はじめに

    序 章 本書の対象

    第1章 入管体制の成立―1945~52年
    1 アジア・太平洋戦争の終焉と引き揚げ
    2 移動と「外国人」の管理
    3 非正規の移動とその管理
    4 日本の再独立と「外国人」問題の発生
    5 まとめ

    第2章 「黒船」に至るまで―1952~81年
    1 分断国家と朝鮮人の法的地位―1952~65年
    2 台湾人・中国人の法的地位―1952~72年
    3 入管解体闘争とベトナム反戦運動―1970年代
    4 「黒船」とその余波
    5 まとめ

    第3章 「1990年体制」の成立と展開
    1 旧植民地出身者の「在日」化
    2 2つの「問題」
    3 「1990年体制」
    4 「多文化共生」の展開と課題
    5 まとめ

    第4章 強化される管理と監視―2000年代
    1 「テロとの戦い」と監視技術の向上
    2 「不法滞在者」の排除
    3 「望ましい外国人」の模索 
    4 新しい在留管理制度の成立
    5 まとめ

    第5章 人種差別と出入国管理政策―2010年代
    1 「日本型排外主義」と対抗運動
    2 「日本型排外主義」と出入国管理政策
    3 国籍法と出入国管理
    4 重国籍者をめぐる社会と制度
    5 まとめ

    第6章 労働力の受け入れ―2020年代
    1 人口減少と外国人労働力への依存
    2 技能実習制度の転換
    3 非正規滞在者と収容・送還
    4 まとめ

    終 章 これからの選択
    1 新型コロナと入国規制
    2 入管政策の今後

    あとがき
    主要参考文献
    入管法などの変遷
    入管法の改廃(1997~2024年)
  • 著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編!
    〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、
    読書においてはどのように作用しているのか。
    本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、
    テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。
    一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。
    2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、
    ほとんどフォーカスされてこなかった。
    生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。

    【目次】
    プロローグ
    第1章 ニュースを無料で読む人たち
         ――無料ウェブメディアの行き詰まり
    第2章 本を読まない人たち
         ――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉
    第3章 本と出合えない人たち
         ――無料抜粋記事と電子書籍の限界
    第4章 本屋に行かない人たち
         ――聖域としての書店
    終 章 紙の本に集う人たち
         ――読者と消費者
  • アメリカにおける福音派の巨大な存在感は、近年よく言及される。しかし、彼らはどのように影響力を拡大し、トランプ大統領の誕生や再選、あるいは政治的・文化的闘争に関係していったのか。本書は、第二次世界大戦後のアメリカの軌跡を、福音派とその背景にある終末論に着目して描き出す。そこからは大統領の政治姿勢はもとより、中絶や同性婚、人種差別、イスラエルとの関わりなど多くの論点が見えてくる。


    まえがき

    序 章 起源としての原理主義

    第1章 「福音派の年」という転換点――一九五〇年代から七〇年代
    1 原理主義者と福音派のはざまで
    2「福音派の年」とカーター大統領
    3 終末に生きる選ばれし者たち

    第2章 目覚めた人々とレーガンの保守革命――一九八〇年代
    1 政治的な目覚め
    2 モラル・マジョリティの誕生
    3 レーガン政権と福音派のせめぎ合い――保守革命の裏で

    第3章 キリスト教連合と郊外への影響――一九九〇年代
    1 パット・ロバートソンの政治戦略
    2 フォーカス・オン・ザ・ファミリーと伝統的家族観
    3 クリントンの信仰と六〇年代の精神
    4 ウォルマートとメガチャーチの止まらぬ拡大

    第4章 福音派の指導者としてのブッシュ――二〇〇〇年代
    1 ボーン・アゲイン大統領とネオコンの思惑
    2 九・一一と小説のなかの終末論
    3 信仰の公共性
    4 スキャンダラスな福音派と右派の失速

    第5章 オバマ・ケアvs.ティーパーティー――二〇一〇年代前半
    1 初の黒人大統領と福音派左派
    2 オバマ・ケアと中絶問題
    3 ティーパーティー運動
    4 アメリカ建国偽史
    5 高まる人種間の緊張

    第6章 トランプとキリスト教ナショナリズム――二〇一〇年代後半~
    1 白人とイスラエルの味方として
    2 保守化する司法と中絶・同性婚問題
    3 キリスト教国家と非宗教者

    終 章 アメリカ社会と福音派のゆくえ

    あとがき
    主要参考文献
    略年表
    主要人名索引
  • 明治維新後、欧米をモデルに近代化した日本。他方で中国はその停滞から一転し蔑視の対象となった。
     日清・日露戦争、満洲事変、日中戦争と経るなか、それは敵愾心から侮蔑、嘲笑へと変わっていく。
     本書は、明治から昭和戦前まで民衆の対中感情を追う。
     世論調査がない時代、民衆が愛読した少年雑誌に着目。赤裸々な図版から、古代中国への変わらぬ思慕とは対照的に、同時代中国への露骨な差別意識、感情を描く。図版百点収載。
  • 歴史・文化・社会的に形成される男女の差異=ジェンダー。その差別には近年批判が強く集まる。本書は、実証経済学の成果から就業、教育、歴史、結婚、出産など様々な事柄を取り上げ、格差による影響、解消後の可能性について、国際的視点から描く。議員の女性枠導入=クォータ制が、質の低下より無能な男性議員排除に繫がる、女性への規範が弱い国ほど高学歴女性が出産するなどエビデンスを提示。旧来の慣習や制度を問う。
  • 私たちは製品やサービスを消費して豊かな生活を享受する一方で、気候変動や廃棄物汚染、生態系破壊など多くの環境問題に直面している。経済活動と環境保全は相反する関係にあるが、バランスのよい最適解はどこにあるのか? 本書は経済学の基礎理論を押さえ、それを環境問題に応用して望ましい政策を検討する。旧版にカーボンプライシングなど最新テーマを大幅加筆して、豊かな環境を引き継ぐための制度設計を提示する。
  • かつて「アジアの病人」と呼ばれたフィリピン。近年、サービス業主導で急成長し、経済規模は10年強で3倍となった。人口は1億人を突破し、国民の平均年齢は25歳。「アジアの希望の星」との声さえ聞かれる。一方、貧富の格差はなお深刻で、インフラも不十分。ドゥテルテ大統領の暴言や強権的手法は世界から危惧されている。経済成長著しい島国の魅力と課題に、IMFでフィリピン担当を務めたエコノミストが迫る。
  • 21世紀初頭、世界で初めてオランダで合法化された安楽死。同国では年間6000人を超え、増加の一途である。容認の流れは、自己決定意識の拡大と超高齢化社会の進行のなか、ベルギー、スイス、カナダ、米国へと拡散。他方で精神疾患や認知症の人々への適用をめぐり問題も噴出している。本書は、〝先進〟各国の実態から、尊厳死と称する日本での問題、人類の自死をめぐる思想史を繙き、「死の医療化」と言われるその実態を描く。
  • 明治維新に際し、朝敵の汚名を着せられた会津藩。降伏後、藩士は下北半島の辺地に移封され、寒さと飢えの生活を強いられた。明治三十三年の義和団事件で、その沈着な行動により世界の賞讃を得た柴五郎は、会津藩士の子であり、会津落城に自刃した祖母、母、姉妹を偲びながら、維新の裏面史ともいうべき苦難の少年時代の思い出を遺した。『城下の人』で知られる編著者が、その記録を整理編集し、人とその時代を概観する。
  • ビール、バター、地下鉄料金。需要と供給の関係なく決まる価格が日本には存在する。なかでも「0円端末販売禁止」などで印象が強く、生活と密接な関係にあるのが「携帯電話料金」だ。多くの消費者が「高止まりしている」と感じるその裏に、大きな力が関与している実態があると吉川氏は主張する。それはつまり「官製価格」だ。10年代の日本を占うキーワードとして「ガラパゴス化」を提唱、総務省有識者会議で委員を務める氏は、官製価格化こそが市場からダイナミクスを奪い、経済の停滞を招く元凶と警鐘を鳴らす。官製価格化で私たちの生活はどんな影響を受けているのか? 官製相場や官製春闘はいい結果につながっているのか? そして歪められる価格の裏にはいったい何が? 今すぐ「官製価格化」から脱却しないかぎり、日本に成長は無い!
  • 「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。だが明治二年、築地で牛乳が売り出され、日本人はその味に慣れていった。芥川龍之介の実家も牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期には牛乳を加工したキャラメルが大流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後に児童の栄養を案ずる人々により学校給食への導入が進む。飲み物が語る近代史。
  • カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。
  • 中国の歴史において宦官のはたした役割は実に大きい。清朝の歴史家は、各王朝ともその衰亡の原因が宦官にあったことを指摘する。過去四千年にわたる専制君主と表裏一体をなして生きながらえた宦官の研究は、単なる好奇心を越えて、中国史の重要な課題の一つである。宦官とはなにかから説きおこして、宦官のもっとも活躍した漢・唐・明代を中心に、それぞれの、時代を背景にした特色を指摘する。毎日出版文化賞受賞。
  • 役所仕事で身に付いたノウハウは、必ず人生設計に活かせる。(1)公務員こそ、あえて出世をめざせ、(2)「ゴマすり力」を磨け、(3)「外部」と頻繁に接触しよう、(4)大学教授になるための公務員ならではの方法、(5)50歳を基点としたキャリアプラン術……等々。地方・国家公務員、公立大学教員を渡り歩いた著者による実践的アドバイス。消費税増税論議で、公務員の賃金カットが叫ばれる中、「公務員冬の時代」が来ても、この一冊があれば憂いなし。
  • 日本海軍は、戦場でまみえた相手であるアメリカ海軍に対して、意外なほどの尊敬と共感を抱いていた。それは、戦後の海上自衛隊にも脈々と受け継がれ、彼らの協働態勢が、日米同盟を基底で支えていた。本書は、日米関係の中で特異な地位を占めるこの海の絆を軸にしながら、帝国海軍の英雄たちと異なり、ひたすら訓練に励み、戦うことなく名も知られぬまま去った海上自衛隊指揮官たちの誇り高き姿を綴るものである。
  • 日本の音楽が、世界で存在感を示しています。米津玄師、YOASOBI、Creepy Nutsらの楽曲がグローバルチャートのトップ10にランクイン。J-POPを代表するアーティストたちが続々と海外に進出し、ワールドツアーは各地で熱狂を呼んでいます。なぜ、いま日本の音楽が世界に届くようになったのか? その背景には、2020年代になって生まれた新たな「ヒットの力学」がありました。本書はその構造的な変化を、2016年からの10年間を辿りながら解き明かします。

    CD不況とランキングの形骸化で「ヒットの崩壊」が叫ばれた2010年代から、コンテンツ産業が日本の基幹産業の一つとなった2020年代の「ヒットの復権」へ。この10年で音楽シーン、そして音楽業界に何が起きたのかを、以下の3つのキーワードで読み解きます。

    「バイラル」 ── SNSとショート動画から国境を超えるヒットが生まれる現象
    「アニメ」──アニメとJ-POPが深く結びつき世界に届く構造
    「プラットフォーム」──ストリーミングサービスの普及、そして業界団体と行政の連携

    「音楽には世の中の変化が最初に現れる」──日本発コンテンツの海外売上は約5.8兆円と、いまや半導体や鉄鋼を超える規模に成長。コンテンツビジネス・メディア・エンタテインメント産業に関わるすべての人必読の一冊。

    【目次】
    第一章 2016年、変革の萌芽
    第二章 2019年、音楽シーンの主役交代
    第三章 2020年、コロナ禍で何が起こったか
    第四章 2023年、新たなヒットの方程式の誕生
    第五章 2025年、コンテンツ産業は日本の基幹産業へ
  • サバンナを歩き、極地の海に潜り、大空を飛んで渡る野生動物たち。
    彼らは、どのように食べ、逃げ、眠り、子を育てるのか? 

    本書は、生き物に超小型センサーやカメラを装着するバイオロギングという手法で謎に迫る。
    「ヒヒは多数決で行き先を決める」「アザラシは一晩に四千回も狩りをする」などの発見から、厳しい環境を生き抜く進化のメカニズムが明らかに。
    そこから見えてくる、ヒトの身体や行動に潜む進化的な意味も探る。
    はじめに――バイオロギングが明かす野生動物の非凡な日常
    第一章 サメは横に傾いて泳ぐ――怠ける
    野生動物は働き者か?/カモがネギを背負ってやってきた/機器回収の天国と地獄/体を横倒しにして泳ぐサメ/第三の胸びれ仮説/薄気味悪い北極海の主/体育会系サメ実験/常識外れのスローライフ/ハチドリは鳥界の変わり者/異様なエネルギー節約術/鳥の編隊飛行は本当に楽か/トキは渦の性質を知っている/アフリカゾウしか知らぬ悩み/コアラの直面する大問題/木に抱き付く二つの理由/直立二足歩行は楽なのか/狩猟採集民のエネルギー収支/ヒトのヒトらしい生き方/ランニングに潜む壮大な皮肉
    第二章 アザラシは一晩に四〇〇〇回狩りをする――食べる
    給食大好き人間の末路/淡水湖のアザラシは何を食べるか/エタノールと百万本のバラ/捕獲と機器回収ははらはらの連続/アザラシの狩りは超高頻度/右利き、左利きのある魚/ファストフードは天から降ってくる/ナガスクジラという口の妖怪/クジラはなぜ大きいか/バイソンの呑気にも意味がある/おとぎ話のような科学的発見/都市を生き抜く奥義を身に付けた鳥/うまいものはなぜうまい?/舌という検問所/子どもが野菜を嫌う理由/体が欲する甘みと塩味/酸味とうまみの意味するところ/なぜ麻婆豆腐はうまいのか
    第三章 鳥は飛びながらまどろむ――眠る
    Z氏の謎/眠ることは生きること/片目を開けてまどろむ鳥/オットセイが海面で横臥する理由/鳥は飛びながら眠るのか/男はつらいよ/鳥が見せる二つの寝相の謎/くちばしの意外な機能/アザラシの「ふらふら潜水」/潜りながら眠るという妙技/すべての動物は眠るのか/クラゲの睡眠を調べる/旅先で寝付けぬ理由/月の満ち欠けとヒトの睡眠/一か月周期の不思議なリズム/体内でゆらめく残り火
    第四章 閉経というミステリー――産む、育てる
    どろんと消えたアザラシ母子/超特急の子育て作戦/卵を無駄死にさせるペンギン/マカロニペンギンが教えてくれること/「托卵」という化かし合戦/進化の軍拡競争/氷の消えた南極/海氷消失はペンギンにとって吉か凶か/温暖化が天の恩恵!?/親鳥は太り、雛はすくすくと育つ/極地の動物がくれた教訓/コウモリの母は心配性/外の世界へ飛び立つ日/孤立した池に魚がいるのはなぜ?/鳥の糞からの復活劇/魚は統計を知っている/閉経という巨大な謎/おばあちゃんの生物的役割/シャチやゾウの祖母は孫を世話するか/波平とフネに第四子が産まれたら/ハクジラ類が教えてくれる閉経の進化/五〇歳の閉経、八〇歳の寿命の意味
    第五章 ヒヒのあっぱれな民主政治――群れる
    キャンプ地を襲う静寂の悪魔/集団行動という進化の産物/群れの行先は誰が決める?/ヒヒの民主主義/ハトの群れにリーダーはいるか/渡り鳥の先輩と後輩/ツルの社会教育/海鳥の群れが情報交換!?/ウの情報センター/魚の群れが成立する仕組み/ヒトに友達がいるという謎/世界中の狩猟採集民を調べてわかったこと/他人同士を結び付けるもの/物語の力
    おわりに――生物進化という永遠の謎
  • 植民地時代の対日協力者で「売国奴」とされた親日派。
     独立後の韓国は「反民族行為処罰法」を制定し多数検挙するが、反日闘士だった初代大統領・李承晩は事実上廃案にする。国家機能維持のためには親日派の協力が必要であり実利を取ったのだ。そのため戦後も政治や軍の中枢を親日派は占め続けた。
     だが民主化後、親日派への批判が始まる。21世紀以降は、政治がその清算を強く求め、「日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法」を制定、民間でも『親日人名辞典』アプリが配信されるなど、子孫を含めた糾弾が続く。しかし、その内実は現代政治に強く影響され、「政治カード」として大きく変質している。
     一見すると明確な利益が見出せない問題に、なぜ韓国は1945年の「解放」から80年にわたって莫大な労力を割いてきたのだろうか。親日派から描く韓国近現代史。
  • 「お値打ちセール20%OFF!」
    日本語では漢字・ひらがな・カタカナ、それにローマ字まで同じ文に共存しているが、これほど複雑な文字体系は世界に類を見ない。
    漢字からひらがなやカタカナが生まれたが、それらは独自に発展してきた。
    やがて藤原定家がひらがな文に漢字を所々に混ぜ、仏教説話で漢字カタカナ交じり文が生まれた。
    今ではひらがな文が圧倒的に優勢となった。
    文字が生んだ多様で高度な文化社会の変遷を辿る。

    ■□■目次■□■

    はじめに
    第一章 漢文と漢字
     第一節 無文字社会からの離脱
      五世紀の『宋書』「倭国伝」/五世紀日本の文字資料/倭王武(雄略天皇)/文字による支配権力の誇示/仏教と倭人の読み書き能力の向上
     第二節 律令国家と公文書行政
      文字依存社会への急激な移行/戸籍と計帳による住民の掌握/はじめての日本語記載/難波宮跡万葉仮名木簡/ウタを記載する

    第二章 漢字を使った日本語転記
     第一節 和歌と宣命――日本語を記すということ
      和歌資料の重要性/国家的要請から生まれた宣命
     第二節 祝詞と宣命の先後関係
      祝詞の古さについて/律令宣命の新しさ
     第三節 万葉仮名の森からの解放
      万葉集儀礼歌の行く末/万葉仮名の森を抜ける

    第三章 ひらがなのあゆみ
     第一節 ひらがな文と文芸
      ひらがなの成立/平安時代の古写本の体裁/古今和歌集
     第二節 藤原定家の表記改革
      読めなくなった王朝文芸/定家による歌文の表記改革/古典文芸の表記の変遷
     第三節 平安末期の日本語の歴史的変化
      古代語の音変化/古代語の文法変化
     第四節 定家本『土佐日記』の漢字使用
     『土佐日記』の特異性/定家写本の新たな資料価値
     第五節 貫之自筆本と定家本の和歌の漢字使用の違い
      定家本に注目しよう/読書習慣の変化
     第六節 和漢混淆文に吸収されたひらがな文
      和漢混淆文とは何か/文芸ジャンル「和漢混淆文」の成立

    第四章 近世ひらがな文の展開
     第一節 戦国時代分国法の文体
      中世東国の公文書/伊達家「塵芥集」の文体
     第二節 江戸時代の出版文化と書き言葉
      十七世紀の識字層の拡大/契沖の上代研究と歴史的仮名遣い/仮名遣いを呼び込んだ江戸時代のひらがな文
     第三節 明治普通文と言文一致運動の葛藤
      近代国家にふさわしい文体とは何か/東京語の成立
     第四節 言文一致体の矛盾
      近代社会を揺るがせた仮名遣い改定問題/政治問題化した仮名遣い

    第五章 カタカナのあゆみ
     第一節 漢文訓読とカタカナ
      平安時代を拓いたひらがなとカタカナ/カタカナの起源
     第二節 カタカナの成立とカタカナ文
      漢文訓読の開始/漢字に付着したカタカナ/王朝文語で書かれたカタカナ交じり文/漢字カタカナ交じり文出現の理由/漢字カタカナ交じり文の資源としての漢文訓読語/説話文学のカタカナ交じり文
     第三節 室町時代のカタカナ交じり文
      口語体の漢字カタカナ交じり文/近世古典注釈のカタカナ口語文

    第六章 実用的カタカナ文の展開
     第一節 近世の実用的カタカナ文――明治普通文への資源的準備
      漢字カタカナ交じり文の性格/知的実用文としての展開/近代公文書書式への準備
     第二節 明治政府の公文書書式――明治普通文
      五箇条の御誓文/カタカナ交じりの公文書
     第三節 カタカナ・ひらがな・漢字・ローマ字の共存――大量消費社会と自然科学
      同じ文脈での異種文字の共存/ひらがな文の拡大/ワープロ等の書き言葉への影響

    終章 日本語の書き言葉の不思議
      日本語の無文字体質/ひらがなの消極性/漢字の補助字体としてのカタカナ/カタカナ文成立の契機/明治普通文の有用性/言文一致運動/仮名遣い改定問題/知的文体におけるひらがな文の優位性/慎ましい文字・ひらがなの勝利
  • 難解な中国古典の含蓄深い精神を現代に伝える名手の著者が、青年時代より敬愛し、研究しつづけてきた司馬遷の名著『史記』の精髄を展開し、その歴史観に近代的な照明をあたえて解釈をほどこす。

    古代中国の群像は、宮刑の屈辱に堪えてまで歴史家としての使命に徹した司馬遷によって不朽となった。
    竹簡百三十巻の大著を書いた人、書かれた人の精神は、新鮮な感動を伴って再現される。
    文字を大きく読みやすくして改版。
  • 英語はイギリスやアメリカ、カナダといった母語圏だけでなく、アジア、アフリカ、カリブなど世界各地で公用語となっている。その形は一様ではなく、発音や綴り、語彙、文法が地域ごとに異なる。本書では、世界各地で使用されているさまざまな英語や、その多様性の背景にある歴史について詳細に描く。さらに、グローバル化する世界の中で共通語(リンガ・フランカ)として話されている英語のあるべき今後の姿も記す。

    【目次】

    まえがき
    第1章 複数形の英語――世界に広がる多様な英語変種
    第2章 ブリテン諸島――英語の形成と浸透
     Ⅰイングランド Ⅱウェールズ Ⅲスコットランド Ⅳアイルランド
    第3章 北米――新大陸での定着と拡大
     Ⅰアメリカ合衆国 Ⅱカナダ
    第4章 オセアニア――南半球へと広がるフロンティア
     Ⅰオーストラリア Ⅱニュージーランド
    第5章 アジア――多文化を結ぶ第二言語
     Ⅰ南アジア Ⅱ東南アジア
    第6章 カリブ海地域とアフリカ――クレオールと共通語のダイナミズム
     Ⅰカリブ海地域 Ⅱアフリカ
    第7章 世界の英語の繋がり――変種を超えた共通性
     Ⅰ綴りと発音 Ⅱ語彙 Ⅲ文法
    終章 英語の未来――分裂か収斂か?
     Ⅰリンガ・フランカとしての英語 ⅡEnglishesかEnglishか? Ⅲどのような英語を学習・教育すべきか?
    あとがき
    文献案内/図版出典/世界英語対照年表/用語解説
    人名・作品名・事項索引/語句索引
  • なぜ人は芸術に巨額を投じるのか。
    なぜビジネスの最前線で、アートが求められるのか。
    市場は何に反応しているのか。
    そして、芸術の真価とは何か。 

    「ベネッセアートサイト直島」のプロジェクトを成功に導き、金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館長を歴任。
    アートの真価を問い続ける伝説の美術評論家が、アートを読み解くための「見取り図」を提示する。
    AIがすべてを奪ってゆく時代だからこそ、アートに意味がある。
  • 人口増、鉱物資源など潜在力への注目から、各国が関与を強めるアフリカ。覇権が揺らぐ米国、歴史問題を抱える旧宗主国、進出する中露、地政学的な緊張関係にある中東など、複雑に絡む利害を繙く。アフリカは独立から現在まで、食料難、環境問題、強権化などを抱えつつも、国際情勢の変動にしたたかに対処してきた。その独自の行動原理を読み解く。地域大国エジプトvs.エチオピア、崩壊国家ソマリア、「優等生」ボツワナなどを一望。
    第1章 希望と絶望の交錯する経済大陸
    1 人口増加と経済市場の拡大
    2 人の移動と食料問題

    第2章 国家と政治体制の変容をとらえる視座
    1 脱植民地化から冷戦崩壊後まで
    2 「外向」という分析概念
    3 アフリカにおける民主主義体制?


    第3章 旧宗主国からの再離脱――サヘル地域、西アフリカをめぐる国際関係
    1 「アフリカ+1サミット」開催の動き
    2 アフリカへの関与を深める中国
    3 サヘル・アフリカとロシア
    4 旧宗主国の「撤退」と第二の「脱植民地化」
    5 揺らぐアメリカの関与

    第4章 「アフリカの角」をめぐる地政学―― 中東諸国と米中の思惑
    1 エリトリア独立とソマリア問題
    2 中東諸国の関与
    3 不安定化するアフリカの角

    第5章 南部アフリカの政治変容――「優等生」ボツワナの変化を読み解く
    1 南部アフリカの地域的特徴
    2 民主主義と権威主義の間で揺れるボツワナ
    3 二つの選挙と民主主義

    第6章 日本とアフリカ――TICADは何をめざしてきたか
    1 トップドナーの地位から「ODA冬の時代」へ
    2 平和構築と自衛隊派遣
    3 New TICADへの転換
  • フランス大統領を2期務め、欧州統合の礎を築いたフランソワ・ミッテラン(1916~96)。
    社会党初の大統領として、東西ドイツ統一や冷戦終結など国際政治の激動期を導いた。一方、青年期にはナチスに協力的なヴィシー政府で働いた過去や、大統領期に新自由主義的な政策を実施したことから、権謀術数を駆使した「政治屋」と揶揄する声も多い。
    毀誉褒貶ある足跡から、戦争と革命の20世紀とフランス現代史を辿る。

    ■目次■

    まえがき

    第1章 フランスの地方に生まれて――「王か法王になる」

    第2章 世界大戦との出会い――「フランスを中から目覚めさせる」

    第3章 政界のホープ――「野心は統治者になることに尽きる」

    第4章 大統領への道――「革命とは決別のことである」

    第5章 社会主義から欧州統合へ―― 「私はヨーロッパ建設と社会正義の間で迷っている」

    第6章 ドイツ統一とポスト冷戦時代の始まり――「自らの手でヨーロッパを作り出す」

    終 章 フランスの歴史と政治――ミッテランが遺したもの

    あとがき
    写真出典
    主要参考文献
    ミッテラン略年表
  • 日本の障害者福祉は長年、施設をつくって障害者を収容することに主眼を置いてきた。
    近年、「施設から地域へ」を合言葉にグループホーム等の開設に力点が置かれるようになったが、重度知的障害者の移行は容易ではなく、不適切な施設で虐待に遭う事態なども起きている。
    本当に必要な居場所とはどんな場所なのか、どうすれば創れるのか。
    自宅でも職場でもない「サードプレイス」に着目し、著者自身が実際に作る試みも紹介。

    はじめに

    序章 居場所がない障害者たち

       第1部 障害者福祉の概要

    第1章 障害者であること
     第1節 障害者の定義
     第2節 社会のなかの障害者たち
     第3節 生活の実際

    第2章 障害者福祉の思想
     第1節 基本的人権
     第2節 ノーマライゼーション理念
     第3節 自立生活運動
     第4節 人権モデル

    第3章 支援施策のあゆみ
     第1節 歴史
     第2節 ケアのあり方
     第3節 一人ひとりに寄り添う支援

       第2部 障害者の居場所の創出

    第4章 居場所をつくる活動
     第1節 なぜ「居場所」が必要なのか
     第2節 住まいの場の充実
     第3節 当事者の活動
     第4節 共に生きる

    第5章 障害者グループホームの可能性
     第1節 自宅以外の住まいの場
     第2節 障害者グループホームについて
     第3節 資産活用としての家

    第6章 福祉型サードプレイスをつくる
     第1節 家づくりを始める
     第2節 家の生活空間をつくる――建築士との打ち合わせ
     第3節 家を建てはじめる、完成、その後

    終章 誰もが居場所を持てる社会へ

    おわりに
  • 第二次トランプ政権の発足から一年。
    「自由と民主主義」が揺らぎ、政府解体が進むアメリカの現状を150人以上の証言で描く。
    議会・司法軽視の政権運営、脅かされる「言論の自由」、
    社会から失われる寛容性、関税措置による負の影響……。
    壊れゆく大国の行方を探る。

    【目次】
    はじめに
    第1章 強まる大統領の権力──強行される「政府解体」
    第2章 議会・司法軽視の政権運営──民意は生かされているか
    第3章 揺らぐ「言論の自由」──脅かされる民主主義の根幹
    第4章 危機にさらされる「多様性」──激化する「文化戦争」
    第5章 壊れる移民国家──「寛容な国」の変貌
    第6章 険しい製造業復活の道のり──関税措置による負の影響
    おわりに
  • 「寿司」は今も昔も、多くの日本国民が誇る料理として知られている。特に近年では、海外から寿司を求めて訪れる観光客も増え、世界的にも注目を集める料理である。
    そんな背景も後押しし、寿司を構成する要素の食材(魚、米、醤油など)の生産方法も、業界の拡大とともに様変わりしており、新たなビジネスチャンスを掴める可能性が広がっている。巨大回転寿司チェーン店として知られるスシローや元気寿司等の外食業界も売上を伸ばしており、海外への進出を視野に入れている店舗もある。最近では海外で成功するには寿司職人になるのが一番手っ取り早いという話もある。
    本書は、そんな大革新を遂げている「寿司業界」について、第一線で業界内の調査・研究を行う著者が、業界内でないと知りえないことをまとめたもの。フットワークの軽さと柔らかで読みやすい筆致で、読者を寿司の世界に誘う。
    日々進歩を遂げる「寿司ビジネス」の最新事情を網羅した1冊。
  • ヨーロッパ文明揺籃の地である古代ギリシャの輝きは、神話の世界そのままに、人類史の栄光として今も憧憬の的であり続けている。
    一方で現在のギリシャは、経済危機にあえぐバルカンの一小国であり、EUの劣等生だ。
    オスマン帝国からの独立後、ギリシャ国民は、偉大すぎる過去に囚われると同時に、列強の思惑に翻弄されてきた。
    この“辺境の地”の数奇な歴史を掘り起こすことで、彼の国の今が浮かび上がる。
  • 1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど15ヵ国の元首でもあった。70年間という史上最長の在位期間中、政治に関与し続け、また数多くの事件に遭遇する。W・チャーチルら15人の首相が仕え、「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評された。本書はイギリス現代史を辿りながら、幾多の試練を乗り越え、96年に及んだ生涯を描く。コロナ禍や新国王の戴冠式を増補した決定版。

    【目次】

    第Ⅰ章 リリベットの世界大戦――王位継承への道

    第Ⅱ章 老大国の若き女王――二五歳での即位

    第Ⅲ章 コモンウェルスの女王陛下――一九七〇~八〇年代

    第Ⅳ章 王室の危機を乗り越えて――ダイアナの死と在位五〇周年

    第Ⅴ章 連合王国の象徴として――二一世紀の新しい王室

    補 章 「大王」の死――コロナ、在位七〇周年、そして崩御

    おわりに
    あとがき/増補版へのあとがき
    主要参考文献
    主要図版出典一覧
    エリザベス女王関連年譜
  • 人間は、つねに疑念を抱く生き物である。
    錯覚や幻覚、虚偽(フェイク)や真実(トゥルース)、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。
    ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。
    古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花を開く。

    2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたる手引書。
  • 電子版は本文中の写真の一部をカラー写真に差し替えて掲載。
    小田原城を本拠に雄飛した戦国大名北条氏。今川・武田・上杉ら有力大名とは、激しい攻防を繰り広げる一方、婚姻や養子縁組で同盟関係を結んだ。
    一族の結束を誇り、民政重視の巧みな領国統治で名高い。伊豆・相模・武蔵・下総を版図に収め、北関東の一部をも勢力圏とする。
    だが、豊臣政権と鋭く対立、小田原合戦で敗れてあえなく滅亡した。
    初代宗瑞(早雲)から氏綱・氏康・氏政・氏直まで、宗家五代一〇〇年の歩みをたどる。

    ■目次

    はじめに

    序 章 歴代の身辺・履歴

    第一章 将軍近臣からの転身
         ――初代当主・宗瑞とその時代

    1 京都から駿河へ
    2 伊豆・相模の平定
    3 「武にして禅にゆく人」

    第二章 「相州太守」から関東管領へ
         ――二代当主・氏綱とその時代

    1 武蔵の併合
    2 伝統的権威への対応
    3 領域支配制度の整備

    第三章 最盛期の現出
         ――三代当主・氏康とその時代

    1 関東管領職をめぐる戦い
    2 公方-管領体制の再編
    3 民政の推進
    4 「小田原衆所領役帳」の作成

    第四章 当主と隠居の二頭制
         ――四代当主・氏政とその時代(一)

    1 新たな強敵への対応
    2 当主としての自立
    3 越相同盟

    第五章 「関東八州」の領国化
         ――四代当主・氏政とその時代(二)

    1 甲相同盟下の戦局
    2 織田政権への編入
    3 新たな公権化への道

    第六章 中央政権との交渉
         ――五代当主・氏直とその時代(一)

    1 織田政権下での動き
    2 北条・徳川同盟の成立
    3 豊臣政権への対応

    第七章 小田原合戦
         ――五代当主・氏直とその時代(二)

    1 戦闘準備
    2 小田原開城
    3 豊臣家臣としての再生

    終 章 「典型的」と評された戦国大名の実像

    あとがき
    主要参考文献
  • 森有礼、西村茂樹、西周、加藤弘之、中村正直、福澤諭吉ら錚々たる顔触れが集った知的結社・明六社。本書は、彼らの議論を通して、明治の思想を描き出す。政体、宗教、社会などに関するビジョンや論点を照らし、その内実を照らす試み。

    目 次

    はしがき

    序 章 明治六年の東京物語
    土佐の少年、備中の中年女性/論争の海へ/活動のはじまり/「啓蒙」というレッテル

    第1章 「ふたり」をつくる/「みんな」をつくる――森有礼と西村茂樹
    公私での苦難/後の華麗なキャリア/「哲学的な論争者」という可能性/「妻妾論」への誤解/森の論点/理想の夫婦という秩序/妾と養子/家と血筋をめぐって/「妻妾論」の実践とその帰結/藩の人/「賊」と「民」/「転換説」/「政府与人民異利害論」――「民権」と漸進主義という二つの焦点/「不平の気」と議会制――明治の保守主義の先駆者/「一身にして二生」/「道徳会」の構想/「なかま」としての社会へ

    コラム①歴史と革命―― 箕作「兄弟」
    血縁なき二人/麟祥と翻訳/秋坪と教育

    第2章 「国のかたち」をつくる、「国」を開く――西周と津田真道
    升子の不安/西周の鬱屈/「大君のモナルキ」と「改革之機」/学者職分論論争/応用哲学のこころみ/情実・秘密・愛敵/料理と国学/歴史意識と国家論――「日本国総制度」と徳川合衆国/公議所での活躍/「文明」と欲望を捉える/自由貿易という論点/それぞれの議論のスタイルと政策論/それぞれの死

    コラム②統計と国家――杉亨二
    苦学からの立身出世/統治と為政者への関心/歴史とデータ

    第3章 「宗教」をめぐって――加藤弘之と中村正直
    近代日本初のアンチ・フェミニスト?/学者貴族としてのプライド/蕃書調所・開成所/国権論と国富論/民選議員論争/国家と宗教「米国政教」/女子師範学校での一光景/江戸のメリトクラシー/『西国立志編』/『自由之理』/政治と道徳/論争好きの加藤、争わない中村

    コラム③紙幣と市場――神田孝平
    明六社「通信員」・神田孝平/金融財政政策と議会論/陸奥宗光と異なる歩み

    第4章 演説する/翻訳する 福澤諭吉と阪谷素
    暗殺の季節/『自伝』の沈黙と「大君のモナルキ」/手段としての明六社/営業戦略としての論争/議論への不信/久坂玄瑞との思い出/旅と漢詩/「孔孟の道」の延長線/欲望と気力/儒者から見た政治/会議・公論/演説・翻訳/「自由」のエネルギー/その後

    終 章 「社会」とは何か
    「概括力」/竹越三叉とコペル君のまなざし/明治八年の停刊/勝海舟と福澤諭吉の対面/「交際」という理念

    後書き
    研究案内
    参考文献
    略年表
  • 30年、40年、それ以上にもわたる会社員生活。
    60歳以降もなぜ働くのか、どう働くのか。
    お金のためか、惰性か、それともやりがい?
    今の会社で再雇用、転職、それともフリーランス? 
    渦中の60代はもちろん、「明日はわが身」の50代にとっても、人生後半戦における「働くこと」との向き合い方を考えるうえで欠かせない1冊。

    本書では、企業勤めの50代後半~60代、約5000人を対象とした調査をベースに、シニアの働き方の今を追う。20年以上にわたり、「ずっと正社員だった人」は、どのように働いているのか、後輩たちの中でどうふるまうのか、仕事や報酬に対してどう感じているのかをアンケートから明らかにする。また、企業側は60代人材に何を思いどう運用しようとしているのか、今後どうなっていくのかを調査結果から明らかにする。50代からできる準備や対策のヒントも提示する。
  • 東京23区のマンション平均価格が1億4000万円を超えました。マンションの管理費も修繕積立金も爆上がりの危険がある中、どうやって終の棲家を見つければいいのか。不動産業者と銀行は、あなたの人生に何の興味もありません。なけなしの貯蓄を吸い取られないために、ぜひ自分ファーストで家を選びましょう。全国の不動産売買の現場を歩きつくした不動産評論家が、人生100年時代の不動産の選び方を伝授します。


    【今こそ、自分ファーストで、含み益を実現しましょう!】

    ・タワマンから逃げ遅れるな
    ・これから爆上がりする管理費と修繕積立金
    ・外国人不動産問題の解決方法とは?
    ・3階建てミニ戸建て住宅の落とし穴
    ・親の家、どうすんだ問題
    ・郊外築古マンションの不動産地獄
    ・どうしようもない不動産は国にあげよう
    ・大手不動産業者にとって、あなたのような顧客は「ごみ」
    ・不動産チラシの読み方
    ・牧野独断「住むならここ!」リスト
  • 東西冷戦下、第三勢力台頭の機運を背景に激化した植民地独立闘争、アルジェリア戦争(1954~62年)。
    フランスは兵力を増派して鎮圧を図るも成功せず、巨額の戦費による財政難、国内政治の行き詰まりで第四共和制が崩壊した。ドゴール政権は難局を打開すべく、強硬路線を転換し、ついに独立を承認する。
    約8年に及んだ戦争はフランスと国際社会に何をもたらしたのか。今日の移民問題にも密接に関わる歴史的事件を見直す。



    ■本書の目次

    まえがき

    序章 戦争前史

    オスマン帝国以前/オスマン帝国の支配/フランス占領の開始/アラブ民族主義との結合/カビリーの蜂起/アルジェリアでの同化政策/第一次世界大戦の影響/両大戦間期とENAの登場/第二次世界大戦

    第一章 独立戦争の開始

    「赤い万聖節」/アッバースの反応とFLNへの接近/独立運動の国際化の始まり/バンドン会議とアジア・アフリカの連帯/ナセルの登場とマグレブの参加/バンドン会議の短期的影響/強硬路線とヨーロッパ統合構想との交錯/アルジェリア強硬路線への回帰/ドゥフェール海外領土相と植民地の将来

    第二章 アラブ諸国の参戦とドゴール復帰

    スエズ危機・戦争とアルジェリア問題の連関/スエズ危機・戦争のインパクトとその背景/危機から戦争へ/ハンガリー動乱と「二重の危機」/英仏連合・FTA構想の興亡/スンマム会議からアルジェの戦いへ/拷問、検閲、監獄、収容所/モレ政権崩壊とアルジェの戦いの終結/マグレブの国境紛争/サキエト事件と英米の調停/ドゴールの召喚/アルジェでのコロンによるクーデター/ドゴールの首相就任

    第三章 戦場の拡大と膠着

    戦場の本国への拡張/FLNによる本土でのテロ攻撃/ドゴール外交の始動/GPRAの成立/ドゴールのアフリカ政策の展開/コンスタンティーヌ・プランの発表/「勇者の平和」提案/ドゴールの大統領就任演説/EECの救済とアルジェリアの包摂/シャル計画の開始

    第四章 自決の承認から停戦交渉の模索へ

    ドゴールの「自決演説」/自決演説の意味/ムランでの休戦交渉の「失敗」/知識人たちのアルジェリア/国連での反植民地主義の高まり/OASの台頭

    第五章 エヴィアン交渉

    外交舞台/主要な争点/軍事面での争点/外交交渉での取引/交渉妥結の構造的要因/アラブの連帯、ヨーロッパの連帯/国連の圧力

    第六章 和平協定の締結

    エヴィアン協定における「独立」/脱植民地化の波の中で/脱植民地化の流れへの影響/フランス外交への影響/フランス外交戦略の変化/中東政策の変化/停戦からアルジェリア独立へ/ドゴール暗殺未遂事件/憲法採択とベンベッラ政権の発足

    終章 アルジェリア戦争は何を遺したのか

    休戦交渉以前/休戦交渉以後/独立後のフランス-アルジェリア関係/第三世界の雄との「対決」/ミッテランの登場と「ユダヤ例外主義」/「危機の一〇年」/シラクによる戦争の承認/記憶をめぐる闘いの終焉?/惨劇を繰り返さないために

    あとがき

    参考文献
  • 世界で先行していた物価の高騰=インフレーションが、日本でも2022年春から始まった。
    それまでの慢性デフレから一転したのはなぜか――。
    物価研究の第一人者がその謎を解く。

    物価高騰は私たちの生活を圧迫するが、同時に賃上げを達成すれば、市場は価格メカニズムを取り戻し、日本の経済は好循環で回り始める。
    どうすれば賃金を上げられるのか? 
    政策金利は、財政はどうなるのか? 
    直撃するインフレの実態に迫る。


    ■目 次■

    序 章 新たな時代の始まり

    第1章 賃金・物価・金利の正常化
    1 本章の論点  
    2 慢性デフレとは何だったのか  
    3 賃金・物価・金利の変化  
    コラム:日銀はなぜ2%のインフレを目指すのか  

    第2章 インフレは日本経済をどう変えるのか
    1 本章の論点  
    2 価格メカニズムの正常化  
    3 実質為替レートの正常化  
    4 政府債務の正常化  

    第3章 インフレと日銀
    1 本章の論点  
    2 インフレは一過性か  
    3 物価予測のミスを闇に葬った日銀とエコノミストたち  
    4 「基調的インフレ」とは何か  
    5 植田日銀の利上げは機会主義的  
    6 利下げでトランプ関税に備えよ  
    7 国際的な「同期」が高インフレをもたらす可能性  
     コラム:日銀の追加利上げは「全く理解できない」  

    第4章 インフレと賃上げ
    1  本章の論点  
    2 安いニッポンに賃上げと値上げの自粛は必要ない
    3 最低賃金の引き上げはなぜ必要なのか  
    4 実質賃金改善のために労使は何をすべきか  
    5 「自然」実質賃金という考え方  
    6 トランプ関税を負担するのはいったい誰なのか  
     コラム:賃上げを社会に定着させる方法
     
    第5章 インフレと財政
    1 本章の論点  
    2 賃金と物価を上げるための財政支出をためらってはいけない 
    3 インフレ率2%経済への移行で得られるインフレ税収  
    4 消費税減税で潤うのは買い手ではなく売り手なのか?  
     コラム:高市政権の「積極財政」の可能性とリスク  

    第6章 インフレの変動要因
    1 本章の論点  
    2 令和の米騒動の原因は需要か供給か  
    3 黒田日銀総裁が語った70万字  
    4 パンデミックで迷走した物価統計  
    5 消費者が「見た」価格と「買った」価格はどう違うのか  

    あとがき  
    図表出所一覧  
    初出一覧  
    参考文献
  • 日本人の著者が綴った、広義のキリスト教入門は数多く、ベストセラーやロングセラーも散見される。
    他方、日本人のクリスチャンの数は一向に増えない……。

    本書は、これまで多く出されてきた書籍をたどることで、この国の文化的背景、読者が何を求めてきたのかといった受容の変化などを掘り下げて論じる。
    賀川豊彦、片山哲、矢内原忠雄、南原繁、山本七平、小室直樹、曽野綾子、三浦綾子、『ふしぎなキリスト教』、人気のYouTubeチャンネルなどは、何を語ろうとしてきたのか――。


    目 次
    はじめに 

    序 章 内村鑑三の戦いと予言――読むキリスト教の始まり
    1 十字架の戦士――内村鑑三の無教会主義
    2 ファン以上信者未満の読者たち
    3 キリスト教を阻む不思議な力

    第1章 この宗教文学がすごい!――煩悶青年たちの爆発的ベストセラー
    1 反逆のベストセラー作家ができるまで――江原小弥太の彷徨
    2 キリスト教を突き抜けた男
    3 幽霊屋敷の聖者――賀川豊彦『死線を越えて』
    4 メディアスターの悲劇

    第2章 生まれ変わる聖書と日本人――占領期のキリスト教ブーム
    1 推しの神の子――黒崎幸吉『聖書の読み方』
    2 クリスチャン総理の挫折――片山哲の青い鳥
    3 言論ギャングの逆襲と困惑――野依秀市vs.亀谷凌雲
    4 皇室御用達のキリスト教――ヴァイニング夫人と光の子

    第3章 聖書はファンタジーなのか――学知と信仰のシーソーゲーム
    1 東大総長たちの戦中戦後――南原繁と矢内原忠雄
    2 赤い牧師の逆回心――赤岩栄『キリスト教脱出記』
    3 信と不信の共存――椎名麟三『私の聖書物語』
    4 売れっ子作家たちの契約論――山本七平と小室直樹

    第4章 暁の星の司祭二人――カトリック知識人の登場
    1 正邪の番人――聖人への道
    2 真なる教会の守護者――岩下壮一
    3 聖女を見た外科医――戸塚文卿

    第5章 日本人は神を愛せるか――裁きの神と赦しの神の相剋
    1 あの方に捧げた日本国――志村辰弥と秋田の貴婦人
    2 語られなかった弱虫たちへ――遠藤周作と母なる神
    3 メイド・イン・ジャパンの救世主――井上洋治の南無アッバ

    第6章 善き神はなぜ残酷な世界を創ったのか――苦難への彼女たちの応答
    1 女と男と男の聖愛――三浦綾子の絶望と再生
    2 奇跡は本当に起きたのか――曽野綾子の諦めと回生
    3 受け入れるしかないこの世界――渡辺和子の孤独と覚醒

    終 章 キリスト教入門のゆくえ
    1 入門書の四類型
    2 ハイブリッド化の進展
    3 紙上の教会は永遠に

    おわりに
    主要参考文献
  • 大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観・行動様式を持つ体育会系。
     厳格な上下関係、規範意識の高さなどを特徴とし、爽やか、暴力的、勉学が苦手、就活に有利など様々に語られてきた。
     本書はその起源から、先輩・後輩関係の分析調査、スポーツ推薦入試の軌跡と現状、就職後のキャリア形成の困難まで、彼らを多角的に描く。
     近年、話題となる不祥事の歴史も追い、日本社会で500万人以上とも言われる日本独自の体育会系の実態を描く。
  • 2人に1人はがんに罹り、その75%が65歳以上の高齢者である。今では6割の人々が治癒するが、それでも患者は時として「身体と心の弱者」になってしまう。本書は、がん発生のメカニズムから健康管理、正しい診断と最善の治療、退院後の注意点まで、最新の医学を解説。さらに、高齢がん患者と家族の心をケアするために何ができるか、がんと向き合うための心構えをどう持つか、1万人以上の患者・家族の証言をもとに説く。

    □■□目次□■□

    はじめに

    第1章 高齢がん患者の特徴
     1 超高齢社会の訪れ
     2 高齢者の定義
     3 高齢がん患者の治療
     4 高齢がん患者に対する配慮
     5 高齢がん患者の心
     6 高齢がん患者の療養生活

    第2章 がんという病気
     1 がんの本態
     2 がんの特性――浸潤と転移
     3 がんの分類
     4 遺伝性がん
     5 小児がんとAYA世代のがん、希少がん

    第3章 健康管理とがん対策
     1 がんとの闘い全経過
     2 がんの予防――ゲノムを守る
     3 がん検診と特定健診
     4 日常診療

    第4章 がんと心
     1 心を支える闘い
     2 深刻な事態に直面したときの心の動き
     3 がん治療を受ける患者の心
     4 「がんの社会学」研究
     5 苦痛・悩み・負担を聞き取る
     6 生きる意味――「生き甲斐」と「生かされ甲斐」
     7 現代の死生観

    第5章 治療の準備
     1 病院の選択
     2 医療スタッフとのつきあい方
     3 確定診断への道すじ
     4 治療方針の決定
     5 インフォームド・コンセント(説明と同意)
     6 治療法の選択に迷ったとき
     7 セカンドオピニオン(第二の意見)
     8 患者支援団体・患者会

    第6章 治療の実践
     1 集学的治療と標準治療
     2 がんの手術療法
     3 がんの放射線療法
     4 がんの薬物療法
     5 がん薬物療法による副作用――臓器障害
     6 がん薬物療法による副作用――全身症状
     7 苦痛を和らげる治療・ケア

    第7章 初期治療後の診療と暮らし
     1 経過観察期への移行
     2 自分の暮らしを取り戻す

    第8章 進行・再発がんの治療
     1 進行・再発がん
     2 薬物療法
     3 標準治療が困難な場合
     4 症状緩和と終末期の治療・ケア
     5 やるべきこと、やりたいこと、やれること
     6 患者から学んだこと

    第9章 がんと情報
     1 患者・家族のための情報
     2 民間療法・健康食品

    第10章 がんと暮らし
     1 暮らしを守る
     2 家族・周囲との絆
     3 経済的負担
     4 仕事の悩み
     5 行政による医療福祉サービス

    第11章 家族の役割と心構え
     1 身体と心の弱者
     2 家族の心構え
     3 最期の看取り

    おわりに

    文献
  • “老いるショック”を笑い飛ばそう!

    人生後半は思いがけないことの連続です。すぐに息が切れる、立ち上がるのもひと仕事、転んで骨折……加齢現象という未知との遭遇は、前向きに老いを迎え撃つ大冒険の始まり。介護や認知症、老後のお金など、年とともに増えるさまざまな不安は笑ってはねのけましょう。高齢社会の専門家が人生100年時代を生きるすべての人に贈る知恵とユーモア満載のベストセラー、最新データと「猫との老い暮らし」エッセイを増補した決定版。

    目次

    まえがき

    第1章 ローバは一日にしてならず
    1 トイレで死闘―「老いるショック」の教訓
    2 「ヨタヘロ期」がやってきた!
    3 朝起きるだけでも一仕事
    4 ひといき300メートル、座れる場所を求む
    5 「古傷が痛む」は本当だった
    6 ひところび100万円、転倒・骨折しないように
    7 何もしなくても忙しいのがヨタヘロ期
    8 料理が面倒になったら「調理定年」を
    9 買い物が難しくなったら、要注意
    10 シルバーの「老働力」がゴールドを支える
    11 「孤食」になりがちな高齢期、「トモ食い」を実践
    12 「ご馳走する」経済力がほしい
    13 予定を入れて「老っ苦う」の連鎖を断ち切る
    14 笑って泣いて、楽しいデイサービスへ
    15 オペラに行かなくなった理由
    16 インドアの趣味を見つけよう
    17 年を重ねてから気づく親きょうだいの「文化遺産」
    18 青春の思い出を胸に、これが最後のクラス会
    19 「サヨナラ」ダケガ人生ダ

    第2章 老いの暮らし、どうしたものか
    20 体が老いると家も老いる
    21 相続税減税の特例を活用
    22 「片づけ」は拒否していい
    23 プチ「老人性うつ」を経験してわかったこと
    24 財産の捨てどき、活かしどき
    25 同居でも精神的な距離を置く
    26 「あなたの世話にならない」はNGワード
    27 老年よ、財布を抱け
    28 一人暮らしなら「お風呂コール」を
    29 老いてもペットと暮らしたいなら
    30 穴あきセーターもつくろい次第
    31 「終の棲家」の始末をどうするか

    第3章 「金持ち」より「人持ち」でハッピーに
    32 「おひとりさまの老後」を支える人間関係3つのポイント
    33 情けは人のためならず
    34 恨みつらみは「棚上げ」方式で
    35 「後から化けて出るぞ」―ネガティブな感情を逸らすヒント
    36 優秀な吸水パッドや紙パンツでお出かけを
    37 連れ立って「ゆるやか体育会系」
    38 買い物には「甲斐」がある
    39 「病んだら帳」と入院セット
    40 病気になってもあわてない
    41 「お見舞いに来てほしい人リスト」をつくる
    42 お医者様にお願い。「命の主体」をお忘れなく
    43 人を一般名詞でくくらないでください
    44 「形見分け委員」を任命しました
    45 葬儀計画に変更アリ

    第4章 「老いの大冒険」を乗りきろう
    46 平均寿命の変化から見えたこと
    47 2025年問題、約5人に1人が75歳になる
    48 「ファミレス時代」がやってくる
    49 「超高齢社会」×「ファミレス時代」の行きつく先は
    50 高齢期に失うもの―「4つの覚悟」をしておく
    51 「ピンピンコロリ」は幻想です
    52 すべての道はローバへ通ず
    53 夫を亡くしたあとの年金リスク
    54 貧乏ばあさん防止作戦(BBB)
    55 命は長し、働け女たち

    第5章 あなたも私も介護する人される人
    56 私が介護保険制度を目指したきっかけ
    57 介護の「新語」から見えるもの
    58 「同時多発介護」が起きる
    59 「団塊」→「男介」→「老塊」
    60 国の存亡にかかわるからこそ「介護離職ゼロ作戦」
    61 しんどいときは、我慢しないで
    62 介護する側もされる側も「ヘルプ・ミー」を言おう
    63 介護支援ネットワークも利用して
    64 認知症の家族を支える仲間づくり
    65 「ながら介護」と「ともに介護」
    66 介護は情報戦、まずは地域包括支援センターへ
    67 「ワーク・ライフ・ケア・バランス」の時代
    68 あなたも私も「介護され上手」になろう
    69 「子姑」には卑屈にならず、感謝を惜しまず
    70 デイサービスが、ばあさまの地位を変える
    71 もしも認知症になったら
    72 シモの世話はロボット大賛成
    73 「おまかせDEATH(死)」で本当にいいの?
    74 人生に「会議」は馴染まない
    75 延命治療するかしないかは、「命の主人公」に確認を
    76 おひとりさまの在宅死

    第6章 力を合わせて「五つ星の高齢社会」を
    77 ユーモアは老いの味方です
    78 「濡れ落ち葉」でも燃え上がれ
    79 「じじばば食堂」がほしい―食・職・触の「3しょく」は元気の源
    80 人は何歳になっても変わることができる
    81 やる気があれば叶う
    82 人の良いふり見て我がふり直せ
    83 情報力と行動力があなたを変える―ころんでも立ち上がる復元力
    84 人生100年に必要な「第二の義務教育期」
    85 私たちの姿を堂々と見せましょう
    86 平和と豊かさに感謝あればこそ―次世代の希望となるよう
    87 老いてなお「アイ・ハブ・ア・ドリーム」
    88 老年よ、大志を抱け!

    あとがきにかえて――93歳のヒグチより

    〈巻末付録〉平和ボケばあさんの猫暮らし
  • 中国とイスラーム世界が邂逅した7世紀以降、西方や南方から来華したムスリムは、歴代中国の諸勢力が躍進する原動力となり、各地に豊かな文化を根づかせた。
    彼らは、中華文明とどう向き合い、中国社会をどう変えたのか。

    本書は、唐宋代の交易からモンゴル帝国の統治、鄭和の大航海、清への反乱、辛亥革命と日中戦争、現代新疆の実相までを一望。
    時空を超えた1400年の軌跡を、世界史の視座のもと照らし出す。

    【目次】
    まえがき

    序 章 中国ムスリムの概要
    民族別の人口と居住地  三つの主要な集団  ①漢語を話すムスリム回族を中心に  「回族らしさ」とは何か  回族の宗教信仰  移動と定住  ②新疆のテュルク系ムスリムウイグル族を中心に  ③サラール族・東郷族・保安族

    第1章 外来ムスリムの往来と定住唐代から元代
    1 唐とイスラーム世界の邂逅
    2 沿海部における交易活動
    3 中央アジアのテュルク化とイスラーム化
    4 元朝と色目人 

    第2章 土着化の進行明代
    1 社会的地位の変化 
    2 混血と入信 
    4 鄭和の大航海 

    第3章 苦難と変革清代
    1 政策と制度 
    2 思想の深化 
    3 諸イスラーム集団の形成 
    4 ムスリム反乱 
    5 近代的覚醒と国際関係 

    第4章 民族意識の形成中華民国期
    1 新国家への期待と現実 
    2 馬家軍西北地域の回民軍閥 
    3 ナショナリズムの喚起 
    4 民族と宗教 
    5 ウイグル・アイデンティティの芽生え 

    第5章 社会主義時代を生き抜く中華人民共和国期
    1 宗教の破壊と再生 
    2 中国共産党と新疆ムスリム社会 
    3 国際化する新疆問題 
    4 政治宣伝と文化変容 

    終 章 中国ムスリム史が伝えるもの

    あとがき 
    参考文献
    イスラームが動かした中国史 関連年表
  • 一九二〇年代から三〇年代、大阪市は「大大阪」と呼ばれ、人口で東京を抜き、日本最大の都市として存在感を際立たせていた。しかし、大大阪は、中央の東京に対抗することで、むしろ独自性を喪失していく――。本書は、大衆社会におけるラジオ、吉本興業、職業野球、宝塚歌劇など多様な切り口を通じて、その軌跡を追う。「大阪らしさ」の源流を描き出しながら、現在まで続く日本社会の均質性の問題を照らす試み。

    目次

    まえがき

    序 章 大大阪が隔てる二つの世界

    第1章 大阪放送局始末記――「既得権益打破」が生んだもの
    1 放送の主導権を奪え!――新旧実業家たちの攻防
    2 大電買収事件――大阪放送局の前哨戦
    3 日本放送協会へ――そして官僚支配だけが残った

    第2章 ラジオが夢見た国民文化――均質な言語空間の創造
    1 声の中央集権化
    2 BKが夢見た「完璧なコミュニケーション」

    第3章 吉本は「大阪的」か?――「大衆」の発見と「大阪」の没落
    1 吉本と「大衆」の出会い
    2 漫才は「大阪人」のためにあらず
    3 漫才のメディア論

    第4章 職業野球とタカラヅカ――見世物としての近代
    1 阪急文化圏とはいかなる場所か?
    2 職業野球の源流――西洋文化と武士道のキメラ
    3 見世物か? 教育か?――職業野球と宝塚歌劇の共通性

    終 章 文化的であること、放置すること

    あとがき
    主要参考文
  • 国や地域別の幸福度ランキングが、しばしば注目を集める。だが、そもそも幸せの基準は文化によって異なる事実を文化心理学が実証した。一例として幸福感は、欧米では個人的な達成感、日本では対人関係と関連する。本書は国際比較を通し、日本社会における幸せの特徴を探る。また、個人の一時的な感情にとどまらず、地域コミュニティ、職場、学校などの現場における持続的な幸福(ウェルビーイング)についても考える。

    目 次

    第1章 文化心理学とは何か
    文化とは何か/文化心理学とは/「当たり前」を疑う/心理学における認知革命/人類学の知見/比較するということ/文化的自己観/選択をめぐる文化差/文化的自己観と自己認識/認知と文化/分析的思考と包括的思考/文化学習が起こるプロセス/教育やメディアが与える影響

    第2章 幸福の国際比較
    幸せの統計学/幸福というあいまいな概念を測定する方法/ヘドニアとユーダイモニア/幸福の国際比較/平均値の比較、ランクづけの問題点/幸福の意味の歴史的変遷/獲得的幸福と協調的幸福/「幸せすぎると怖い」?/幸福を長続きさせる戦略

    第3章 対人関係、集団意識、自己
    スモールワールド現象とは何か/個人を超えた集団レベルの資源/結束型と橋渡し型/つながりが多ければ多いほど良いのか?/友達とはどのような存在か/友達を選ぶ国・アメリカ/人付き合いの日米比較/評価懸念と同調圧力/言葉遣いは自己意識にどう影響するか/どんなサポートが幸福感を高めるか/他者理解にひそむ文化差

    第4章 主観的なウェルビーイングをどう測定するか
    そもそもウェルビーイングとは/経済指標中心の限界/幸福・生活満足・生活の質/協調的幸福/主観的ウェルビーイングをどう用いるか/比較文化的視点から見た課題/測定テクノロジーの進化/国際的な調査・政策枠組みに見る指標/国内の政府機関の調査/指標活用の展望/場のウェルビーイングを動的に把握する時代へ

    第5章 幸福をはぐくむ地域コミュニティ
    個人の幸福と制度の関係/場のウェルビーイングとは何か/地域コミュニティのウェルビーイング/場所の影響か、個人の影響か/集合活動と相互調整/地域の社会関係資本/地域の幸福感を測定するプロジェクト/自殺率の高い町、低い町/愛着感から開放性へ/幸福、信頼、向社会性の循環/社会的ネットワークの分析から見えること/アートの島が住民にもたらしたもの

    第6章 働く人が幸福な職場とは職場のウェルビーイング/企業の組織風土の4類型/職場の協調性の効果/「保険」としての協調性/2階建てモデルで日本社会を読み解く/組織の設計/日本で求められるリーダーシップ像とは/雇用の流動性が社員に与える影響/採用文化の日本的な特徴/なぜ日本の職場は関係性づくりに消極的なのか/自然とつながりが生まれる「場」をつくるには

    第7章 教育現場のウェルビーイング
    ウェルビーイングは新たなキーワードなのか/これまでの活動に新たな意味づけを/多様なルートをつくり出す/PISAによる国際比較/第4期教育振興基本計画がめざすもの/全国学力・学習状況調査の結果から/教員のウェルビーイング/ハブとしての社会教育主事

    第8章 これからの時代のウェルビーイング
    価値観はどのように生まれ、受け継がれるのか/グローバル化による価値観の変化/日本は個人主義化しているのか/日米それぞれの個人主義観/ひきこもりが増えた理由/自己肯定感の低さは何をもたらすか/「場の正義」から脱出する/「裸の王様」に見る多元的無知/どのように主体性をはぐくむか/開かれた協調性を
  • 新時代の風を一身に浴び、民主的な立憲君主になろうとした昭和天皇。
    しかし、時代はそれを許さなかった――。
    本書は今まであまりふれられることのなかった青年期に至るまでの教育課程に着目し、政治的にどのような思想信念をもっていたかを実証的に探る。
    そしてそれは天皇の実際の振る舞いや政治的判断にいかなる影響を与えたのか――。
    旧版刊行後の約15年で、新たに発見・公開された重要史料や史実を増補。

    はじめに
    昭和天皇の実像とは  あくまで実証的に  思想形成過程に注目

    第一章 思想形成
    一 東宮御学問所
    生い立ち  東宮御学問所に進学  杉浦重剛の倫理学杉浦の天皇観・国家観  白鳥庫吉の歴史  清水澄の法制経済
    二 訪欧旅行
    発端  宮中の職制と元老  外遊の成功
    三 摂政就任「君臨すれども統治せず」  神格化を否定  皇室改革に意欲  研修活動  立作太郎の外交史  清水澄の憲法進講  明治天皇について学ぶ  生物学を趣味とする  アイドルとなる  牧野伸顕の内大臣就任  政治思想の確立

    第二章 天皇となる
    一 田中内閣への不信
    施政方針を明示  直訴頻発の意味  当時の日課  田中義一首相への不信  優諚問題  中国の主権を尊重  即位大礼  剛毅な昭和天皇像の誕生
    二 首相𠮟責事件張作霖爆殺事件  つのる田中首相への不信感  昭和天皇の政党政治観  張作霖事件の進展  𠮟責を決意ついに田中を𠮟責  昭和天皇の発言  田中𠮟責の意味  道徳的な政党政治を追求
    三 ロンドン海軍軍縮条約問題
    浜口を激励  反撥する軍令部  鈴木侍従長の対応 統帥権干犯問題  加藤軍令部長の辞意  右翼の宮中
    側近攻撃  徳治主義の発露  クーデター未遂

    第三章 理想の挫折
    一 満洲事変
    不拡大方針の挫折  最善を尽くしたか  揺らぐ昭和天皇の権威  連盟との対立を心配  犬養内閣の成立桜田門事件  「日支親善は出来得るや」  心労たまる昭和天皇
    二 五・一五事件
    政党政治を見放す  秩父宮との対立  連盟脱退へ 本庄侍従武官長の登場  なお協調外交を追求  軍の政治化に批判的 満洲問題  
    三 天皇機関説事件と二・二六事件
    天皇機関説事件  在郷軍人会パンフレットを批判  孤立した昭和天皇  対中融和を追求  牧野内大臣の引退  二・二六事件勃発  即時鎮圧を決意  陸軍
    への怒り  本庄武官長辞職  近衛首相に期待

    第四章 苦悩の「聖断」
    一 日中戦争
    盧溝橋事件の勃発  対応の誤り  やつれる昭和天皇張鼓峰事件で陸軍と対立  長期化する日中戦争
    二 防共協定強化問題
    念書を書かせる  ノモンハン事件と天津租界封鎖問題板垣陸相に激怒  陸相人事に注文  首相の人選を主導  ドイツの快進撃に幻惑される  第二次近衛内閣の成立  三国同盟を容認
    三 太平洋戦争開戦
    日米交渉に期待  武力行使を強く否定  御前会議で異例の発言  開戦を決断  早期終結を指示  戦況の悪化を懸念  支持を失う東条首相
    四 終戦の「聖断」一撃講和論をとる  早期講和論に転換  ポツダム宣言  一回目の「聖断」  昭和天皇の決断  二度目の「聖断」  「聖断」の意図

    第五章 戦 後
    一 退位問題
    東条に責任を転嫁したか  マッカーサーに責任を認める  免責への動き  世論の動向  「人間宣言」  新憲法の制定  『独白録』の意味  退位論  退位せず  改憲再軍備と政治関与  留位の副産物  戦後巡幸  皇居再建の道のり
    二 講和問題と内奏
    新憲法下の天皇  一九四七年九月の発言  講和問題との関わり  戦後の内奏  内奏継続の意味
    三 「拝聴録」への道
    後半生の主題は戦争責任  世論調査に見る昭和天皇 二度目の訪欧  沖縄への関心  訪米  中国への謝罪  植民地支配への反省  「拝聴録」作成へ  厭世的になる  崩御

    おわりに
    理想実現に尽力  旧憲法と国民に裏切られる  君主としての責任を自覚 戦争責任と向き合う
      
    昭和天皇についての研究史
    参考文献目録
    あとがき
    人名索引
  • 電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。

    広大なユーラシア大陸は中央の乾燥地帯を境に生態環境が二分される。
    日本列島を含む東側では古来、遊牧・農耕・海洋の諸文明が興亡。シルクロードほか陸海の路を介して多彩な物産、また宗教・文化が東西を往来した。
    ソグド商人やペルシア・アラビア商人の活躍、モンゴル帝国の隆盛と解体、明の鄭和の南海遠征、大航海時代の展開から、欧米列強の極東進出、アジア・太平洋戦争まで――。交易をキーワードに壮大な歴史をたどる。

    ■本書の目次

    はじめに

    序 章 風の中の歴史

    1 ユーラシアを吹き抜ける風
    2 新たな歴史観

    第一章 偏西風アジアでの文明の形成
         ――先史時代から紀元四世紀

    1 偏西風アジアの遊牧騎馬文明
    2 偏西風アジアの農耕文明

    第二章 モンスーンアジアでの文明の形成
         ――先史時代から紀元五世紀

    1 モンスーン陸域アジアでの交易
    2 モンスーン海域アジアでの交易

    第三章 広域交易圏の形成
         ――四世紀から八世紀

    1 偏西風アジアでのキャラバン交易
    2 モンスーンアジアにおける港市国家連合

    第四章 一体化する北と南の交易圏
         ――九世紀から一二世紀

    1 北東アジアの新興勢力
    2 モンスーン海域アジアの新興勢力

    第五章 ユーラシア通商圏の形成
         ――一三世紀

    1 新生遊牧帝国の形成
    2 モンゴル帝国とモンスーンアジア

    第六章 通商圏の変調と再編
         ――一四世紀から一六世紀

    1 陸域アジア――カアンを継ぐ者
    2 海域アジア――海禁・朝貢・密貿易

    第七章 信仰、戦争、そして通商
         ――一七世紀から一九世紀前半

    1 偏西風アジア――割拠する諸勢力
    2 モンスーンアジア――新たな参入者

    第八章 欧米列強の極東アジア進出
         ――一九世紀

    1 ロシアの極東進出
    2 イギリスの極東進出
    3 自由貿易と地政学

    終 章 環球の中の日本
         ――二〇世紀

    おわりに

    あとがき
    主要参考文献
  • イスラエルのガザ攻撃が止まらない。
    ガザの一般市民の殺戮はいますぐ止めなければいけないが、国際政治は短絡的な「正義」だけでは回らないという厳しい現実もある。
    イスラエルとイランをめぐり、世界各国が損得勘定で狡猾にうごめく中、相変わらず日本だけがボンヤリしている。
    視野狭窄症に陥り、世界を俯瞰できていない日本の地域専門家の言説に惑わされるな。
    元・外務省中東アフリカ局参事官が、激変する中東の真実を指摘する。
  • 年間160万人が亡くなる「多死社会」日本。
    多くの人はどのように死を迎え、その過程で何が起こっているのか――。
    現役の検視官として3年間で約1600体の遺体と対面した著者が、風呂溺死から孤独死までさまざまな実例を紹介し、現代社会が抱える課題を照らし出す。
    死はすぐ隣にあり、誰もが「腐敗遺体」になる可能性がある……この現実をどう受け止めるべきか。
    そのヒントがここにある!

    【目次より】
    第1章 多死社会と検視官
    1 日本の死の現状/2 検視のしくみ/3 検視官への道

    第2章 ドキュメント検視官24時
    1 検視官の勤務/2 ある日の現場/3 変死事案が止まらない夜/4 死はすぐそばにある

    第3章 意外な死因、さまざまな現場
    1 入浴のリスク/2 致命傷になりうる頭の怪我/3 火災の検視は現場第一/4 川を流れてくる遺体/5 自殺者の想いと最後に見た風景/6 ゴミ屋敷とセルフネグレクト

    第4章 死後の自分はどう扱われるか
    1 街なかに数多く眠る腐敗遺体/2 遺体の早期発見のために/3 人生のエンディングの準備/4 デジタル遺品という悩み/5 引き取り手のない遺体の行方

    第5章 大規模災害、そのとき多数遺体は――
    1 大規模災害が起きたら/2 日本の多数遺体対応の歴史/3 死因究明制度の問題点
  • 一八九〇年四月、紀行文作家として来日したラフカディオ・ハーンは、松江中学へ英語教師として赴任し、そこに理想の異郷を見出した。しかし、その後、熊本で近代化の実態に触れて、彼の美しき日本像は崩壊する。本書は、他のお雇い外国人と異なり、帰るべき故郷を持たない彼が、神戸、東京と移り住むうちに、日本批判へ転ずることなく、次第に国家・民族意識を超越し、垣根のない文化の本質を目ざしてゆく様子を描く評伝である。
  • 1979年にホメイニ―師を中心とした革命で発足したイラン・イスラーム共和国。シーア派の理論に基づいた体制を敷き、中東でも反アメリカ、反イスラエルの急先鋒として存在感を示す。国際的に孤立しようとも核開発を進めて独自の道を歩むが、ここに至るには東西冷戦や中東での覇権争いなど複雑な歴史があった。本書は革命以後の軌跡を政治・経済・社会の側面から迫る。混迷する国際情勢の中、イランはどこへ向かうのか。

    ■目 次■

    はじめに

    序 章 近代国家建設と東西冷戦構造
    1 パフラヴィー朝の成立と近代国家への道
    2 モハンマド=レザー・シャーの専制政治と白色革命
    3 反王政運動と王の国外退去
      コラム① 在外イラン人学生の運動

    第1章 ホメイニー体制と革命勢力の角逐
    1 ホメイニー師の帰還と革命の達成
    2 バーザルガーン暫定政府と憲法制定
    3 イスラーム共和国体制と大統領選挙
      コラム② 反西洋とファストフード

    第2章 イラン・イラク戦争とイスラーム共和体制
    1 押しつけられた戦争と「法学者の統治」
    2 広がる戦火と「コントラ事件」
    3 戦争の終結と新たな体制の模索 
      コラム③ 亡命者とテヘランゼルス

    第3章 ハーメネイー体制と政治的自由
    1 新体制と戦後復興 ラフサンジャーニー政権(一九八九~九七)
    2 体制の変容と政治的自由 ハータミー政権(一九九七~二〇〇五)
    3 体制の問い直しと宗教実践の多義性
      コラム④ レスリングとサッカー

    第4章 新保守派の台頭と「緑の運動」
    1 国際関係の緊張とアフマディーネジャード政権(二〇〇五~一三)
    2 国際的孤立と「緑の運動」
    3 市民生活の変容と核開発問題
      コラム⑤ 科学者と頭脳流出

    第5章 防衛戦略と核問題
    1 革命防衛隊の社会への浸透
    2 革命防衛隊とロウハーニー政権(二〇一三~二一)
    3 核問題の解決と中東情勢の変化
      コラム⑥ 日本とイランの国交一〇〇年

    終 章 暗雲垂れ込めるイスラーム共和体制の未来
    1 ライースィー政権(二〇二一~二四年)への期待と終焉
    2 急変する国際情勢とペゼシュキヤーン政権の発足
    3 イスラーム共和体制の未来

    あとがき
    主要参考文献
    関連年表
  • 民族や国民をめぐる心の働きを強め、再生産するナショナリズム。
    帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。
    世界で猛威をふるう排外主義・右派躍進の正体とされるが、なぜ同胞愛は憎悪に変わるのか。
    なぜ民族紛争は再燃するのか。
    経済不安との関係とは。

    本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例をふまえナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、私達の心を動かすかの全容を描く。
    俗説を覆し、本質に迫る。


    【目次】
    まえがき

    第1章 ナショナリズムとは何か 議論の概観
    1 出現   
    ネーションはいつからあるのか  近代の社会現象  多様化し日常化するナショナリズム
    2 定義
    言葉の由来 「生まれ」  ①政治の意識として  ②政治運動のイデオロギーとして  日常的なナショナリズム
    3 源泉
    ①近代主義  ②民族象徴主義  ③政治や権力闘争
    4 分類
    「良いナショナリズム」と「悪いナショナリズム」? ナショナリズムとパトリオティズム
    5 まとめ――プラスでもマイナスでもなく

    第2章 ナショナリズムを構成しているもの
    1 三つの意識
    2 三つの意識の背景
    社会学/政治学/心理学  着目点の違い  諸意識の実態  世界各国の実態  意識は時間とともに変わる
    3 意識間の相互連関
    愛国心と排外意識はいつ結びつくの?  個人的差異より社会的文脈が重要?  グローバル化の効果?  国のメンバーシップの性格?
    4 まとめ――ナショナリズムの多次元性

    第3章 何が帰属意識を強めるのか
    1 ネーションへの帰属意識
    地域主義との関係  複数のアイデンティティ
    2 近代化と帰属意識の高まり
    学校教育、鉄道  出版・印刷の普及  軍隊
    3 現代文化と帰属意識
    スポーツの祭典  FIFAワールドカップ  アフリカのサッカー選手権  ラグビーワールドカップ
    4 帰属意識を高める政治
    5 まとめ

    第4章 何が愛国心とプライドを強めるのか
    1 愛国心の多義性・多様性
    愛国心をどう捉えているか  愛国心の国際比較
    2 経済格差との関係
    格差と貧困  政府の陽動
    3 政治的動員・選挙との関係
    選挙と動員
    4 国際環境の影響
    グローバル化の影響  国際紛争と脅威
    5 文化表象としての音楽イベント
    音楽の力  国歌と祭典
    6 まとめ

    第5章 何が排外意識と優越感情を強めるのか
    1 経済不安よりは向社会性?
    経済的な脅威  集団的な脅威  外国人比率の効果
    2 政治状況と排外主義
    ホモナショナリズム/フェモナショナリズム
    3 隠れた反移民感情
    文脈によって異なる「望ましい回答」
    4 国際政治の影響
    外交的緊張
    5 まとめ

    第6章 政治・経済への効果
    1 公共財の分配
    福祉への効果  多民族国家は不利なのか
    2 シンボル操作の効果
    国土・国旗という象徴と寄付  党派的分断を癒す
    3 民主的な規範と政治信頼
    民主主義を促すか  社会的な信頼と負担
    4 経済や資源の開発
    資源ナショナリズム  エコ・ナショナリズム/グリーン・ナショナリズム
    5 まとめ――ナショナリズムの政治経済的効用?

    第7章 暴力・紛争への効果
    1 ナショナリズムと内戦
    貧困と格差  政治的排除の回避  連邦制や選挙制度への効果
    2 ナショナリズムと少数派の弾圧
    暴力と流血が生まれる理由  東欧でのホロコースト
    3 ナショナリズムと国家間戦争
    国民国家と戦争の波  失地回復運動  言説枠組みの影響
    4 ファシズムとセクシュアリティ
    5 まとめ――ナショナリズムと暴力

    終 章 ナショナリズムの実態を見る
    1 何がわかっていて、何がこれからわかるのか
    2 政治をめぐる意識の一つとして
    3 おわりに

    あとがき
    注記一覧 / 参考文献・出典
  • アジア・太平洋戦争による壊滅から経済大国化し、不動の国際的地位を築いたものの、「失われた30年」で低迷する日本。豊かにはなったが、所得や地域間の格差、世界の〝最先端〞を行く高齢化、少子化など「課題先進国」とも呼ばれる。本書は、この戦後日本の軌跡を描く。特に東アジアとの関係、都市と農村、家族とジェンダーといった、大きく変貌した関係性に着目。マクロとミクロの両面から激動の80年を描いた日本現代史。
  • あふれる情報の中で時間に追われ、なおかつプレゼン能力が重視される昨今、読むという行為が疎かになっていないだろうか。本来、書き手の意図を正しく汲み取れて、初めて議論や思索は成り立つのに。本書は解釈学、構造主義、ナラトロジーなど、西欧で発展した読む技法を紹介。詩、小説から評論、法律まで多様なテクストを例示し、技法を応用して読み解く。より深い読解力を身につけたい読者のための、実践的な入門書。

    はじめに 「読めたつもり」の危うさ

    序 章 「読解力の教室」開講の目的と意義
    読解力とは何か/さまざまなレベルの暗黙知/暗黙知を自覚する/前提としての文化的コンテクスト/日本語と「論理」/西洋で発展した読む技法/速読・多読は役に立つのか/文学はむしろ実用的

    第一講 自己解体としての読書 〈地平の融合〉-- 村上陽一郎「自己の解体と変革」を読む
    「読む」意義はどのように変容してきたか/地平の融合/評論の基本構造/結論を先に押さえる/村上陽一郎「自己の解体と変革」を読む/文章から骨組みを抜き出す/「喜ばしき学問」とは/まとめと発展

    第二講 論理は書き手の意図を探るために 〈法的解釈〉-- 日本国憲法を読む
    法解釈の理論はなぜ役立つのか/法令用語ならではの特徴/法令の「及び」「並びに」「かつ」はどう違うのか/法体系の構造化/文理解釈と論理解釈/論理解釈の種類/同性婚に関する法廷の憲法解釈/まとめと発展

    第三講 読みの可能性を広げる〈精読・注釈〉--岡倉天心『茶の本』を読む
    「馬鹿」は罵倒のことばなのか/注釈をつけながら読む/1 文彩(レトリック)/2 アイロニー/3 引用/4 時代状況/5 土地の刻印/まとめと発展

    第四講 同じテーマや同じ書き手を比較する〈テクストの横断〉-- 佐藤春夫「愚者の死」と与謝野鉄幹「誠之助の死」を読む
    テクスト論の現在/同じテーマをめぐるテクスト1 「愚者の死」/同じテーマをめぐるテクスト2「誠之助の死」/伝記的読解/書き手の意図に辿りつくために/同じ書き手によるテクスト1「レーダーホーゼン」/同じ書き手によるテクスト2「風の歌を聴け」/まとめと発展

    第五講 作者や歴史を超える思想〈構造主義〉--芥川龍之介「蜜柑」と梶井基次郎「檸檬」を読む
    ソシュールの一般言語学/構造主義と文学/小説の構造=筋/共通構造を抽出する/「構造」の意義/色彩の物語としての「蜜柑」/「蜜柑」に秘められた複雑な構造/「檸檬」の文学性/まとめと発展

    第六講 語っている/聴いているのは誰?〈ナラトロジー〉--芥川龍之介「藪の中」を読む
    ナラトロジーとは何か/1 時間/2 叙法/3 態/オースティンの言語行為論/芥川最大の「問題」作/比較断章法 藪の中の論点整理/解消されない齟齬/ナラトロジー 藪の中へ/「藪の中」のリアリズム/傍証としての言語行為論/傍証としての伝記的読解/まとめと発展

    第七講 味読のための堂々めぐり〈解釈学的循環〉--神吉拓郎「ブラックバス」を読む
    「循環」と呼ばれる理由/なぜ繰り返し読む必要があるのか/深く読むために通る道/神吉拓郎「ブラックバス」を読む/「ブラックバス」のミステリ構造/タイトルの意味/まとめと発展

    最終講 声なき声に耳を澄ます--宇野邦一『反歴史論』を読む
    難解なテクストに挑戦する/中島敦「文字禍」の注釈/問題を正確に捉える/主張を先取りする/歴史と歴史学/歴史と記憶/闘争の場としての歴史学/歴史と自由/ナポレオンをめぐって/歴史の喜びと苦しみと重さと/まとめと発展

    おわり
  • 「喪失感」とは、大切な人やものを失ったとき、さまざまな悲痛な思いが複雑に絡み合う、誰しもが抱く感情。高齢者専門の精神科医として、多くの患者やその家族と向き合ってきた著者・和田秀樹氏が、自らも60代半ばを迎えたいまだからこそ、心理学を学んできた精神科医として、今を生きる同年代として、喪失感という大きなテーマを、現代風に捉え直しました。
    医療の発達により平均寿命が飛躍的に伸び「人生100年時代」となった現代、人生後半をむかえた人々は、喪失に対する心得にも変化が必要と言います。かつて「老後の始まり」だった60代は、現代では「人生の新しい章の始まり」であると同時に、「家族や友人との付き合いがガラリと変わる転換期」でもある。つまり、喪失感の塊が襲いかかってくる年代なのです。
    本書では「若い頃のように身体が動かなくなった」「周囲の環境が変わってしまった」といった身近なものから、「二度と戻らない物事への後悔」「死」など人生を変えるような大きな出来事まで、相談事例を多く交えながら、さまざまな喪失感とどう向き合い、どう乗り越えていくかの具体的なヒントを紹介。あなたの喪失感や不安をやわらげ、前向きな気づきを与える処方箋のような一冊。
  • 「島耕作シリーズ」作者
    待望の人生エッセイ最新刊 

    人生後半、楽しみの詰まった時間をポジティブに味わい、
    幸せを感じるための実践的生き方のヒント。

    弘兼流・人生訓が満載

    ・「中高年は人と比べてはダメ」
    ・「諦めて次へ、が近道」
    ・「幸せは自分が決めていい」
    ・「大人の恋愛ルールとは」
    ・「新しきを温ねて故きを知る」
    ・「世界共通、一流の10カ条とは」……
  • 2025年に没後10年となる水木しげると、2024年に作家デビュー30周年を祝った京極夏彦。長年にわたって師弟関係にも似た交流を持っていた稀代の妖怪作家2人は、どのように「妖怪」を捉えていたのか。
    彼らが描いた妖怪はどこがどう異なり、何が共通しているのか。
    二大作家の表現を比較検討することで、私たちにとっての「妖怪」とは何かを探る。

    第一章 ゲゲゲの百鬼夜行
    第二章 北西妖怪百景
    第三章 目に見えない世界を信じる
    第四章 この世には不思議なことなど何もない
    終 章 おばけは死なない

    巻末付録 水木しげると京極夏彦をよく知るためのブックガイド
  • クモは人間よりはるかに長い4億年の進化の過程で、糸を生み出した。
    住居をつくるのも糸、餌を捕えるのも糸。
    クモの糸は伸縮性、耐久性などで現代のハイテクをしのぐ高い機能性をもっている。
    高分子化学を専攻していた著者はクモの糸にからめとられて20年余、試行錯誤をくり返しながら、「自然から学ぶサイエンス」を実践してきた。
    安全性を考慮し、リサイクルに配慮した糸をつくるクモに、われわれが学ぶことは多い。
  • 兄秀吉を天下人に押し上げた豊臣秀長。
    補佐役にとどまらず、一時は後継候補と目された実力者だった。
    大河ドラマ主人公の実像に迫る。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。