『新書、音楽、文藝春秋、文春新書、501円~800円』の電子書籍一覧
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まさに筒美京平をめぐる完全版!
「超えられない数字、才能。でも、鍵[key]は残してくれたかも!」――小室哲哉
筒美のシングル売り上げは7560万枚で、2位の小室哲哉(7184万枚)を凌ぐ。作ったのは3000曲近い。名実ともに日本一のヒットメーカーだ。
彼の作曲家としての凄さは、最新の音楽潮流をとりこんで、一般人にわかりやすい音楽として加工し続けたところにある。
●第1部 近田春夫による筒美京平論
著者は、筒美を師匠とあおぎ、生前きわめて親しかった稀有の人物で、多くの音楽シーンもよく知る。「週刊文春」連載「考えるヒット」の筆者としても知られる。
いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」はロックだが和風で小唄調、太田裕美「木綿のハンカチーフ」はフォーク&ニューミュージック風、岩崎宏美「ロマンス」は流行りのディスコサウンド、ジュディ・オング「魅せられて」と庄野真代「飛んでイスタンブール」はエキゾチック。
ほかにも、「スニーカーブルース」、「なんてたってアイドル」、「夜明のMEW」、松田聖子、南沙織、野口五郎、郷ひろみ、中山美穂、少年隊、小沢健二、サザエさん……。
ブーム、かつ、その時流を読んで、ヒットしそうなものを仕掛けていたのである。
●第2部 近田春夫による対話篇
筒美の私生活はほとんど知られていない。実弟・渡辺忠孝氏への近田氏によるインタビューによって、生立ちや音楽との歴史が明らかになる。
さらに、筒美の曲を最も多く作詞した橋本淳氏、それから筒美楽曲のデーヴァともいうべき平山美紀(現・平山みき)氏への近田氏によるインタビューも収録。
ファン垂涎のデータ集付き。 -
不世出の巨匠の人生と作品の凄みとは
生誕250周年――他の音楽家の創作意欲を失わせるほど、すべてのジャンルにおいて史上最高の傑作を作り上げた、その偉業を振り返る -
なぜモーツァルトは就活で苦しんだ? ベートーヴェンが「市民」をつくった? ワーグナー「勝利の方程式」とは?
19世紀に質量ともにピークに達したクラシック音楽は、大都市の市民階級という新しい消費者に向けられた最新の文化商品でもあった。誰が注文し、いかにして作られ、どのように演奏され、どこで消費されたか。クラシック音楽を知れば世界史がわかる! といっても過言ではない。最高の音楽とともに、歴史の流れを明快に解き明かす画期的音楽史。
【目次】
序章 クラシックを知れば世界史がわかる
第一章 グレゴリオ聖歌と「神の秩序」
第二章 宗教改革が音楽を変えた
第三章 大都市と巨匠たち
第四章 ベートーヴェンの時代
第五章 ロマン派と新時代の市民
第六章 “怪物”ワーグナーとナショナリズム
第七章 二十世紀音楽と壊れた世界
おわりに
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