『新書、外山滋比古』の電子書籍一覧
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名著復刊! 東大生のバイブル『思考の整理学』の外山滋比古が教える、知的に〈老い〉を愉しむ方法。
東大・京大生のバイブル『思考の整理学』の外山滋比古さんが、自分史を書くコツ=「人生の整理学」を伝授します。「自分史はえらくなくてよい。自分のことを自分で書けばよいのだから面倒がない。書きたいから書く」。今日から誰でもできる、知的に〈老い〉を愉しむヒントがここに。無我夢中で歩んできた人生にちょっと一息。これまでをふりかえってみませんか?
▼「まえがき」より
「なかば無我夢中に生きてきた人が、ちょっと一息つけるようになると、立ち止まって、来しかたをふり返りたくなるようである。
ひところアメリカでは生活の安定した人たちの間で、専門家に頼んで家系図をこしらえるのがはやったことがある。日本では、そういうとき、家系ではなく、自分の歩んできたあとを記録しようとする人がふえている。そして、自分史という新しいジャンルが生まれた。
自分史を書こうと思っている人、そうまではっきりとしていなくても、なんとなく自己表現を求めている人が多くなってきたのは知的生活の向上のあらわれといってよいであろう。この本はそういう人たちに、いくらかでも参考になるようにと願って書かれたものである。
せっかくの自分史である。すこしでもすぐれた作品であってほしい。すくなくとも、第三者にとってまるでおもしろくない、一人よがりだと言われないようにするにはどうしたらよいか、それを主眼にしている。」
▼誰でも今日からできる実践をユーモアたっぷりに紹介
・ 書くことは、知的生活の基本
・ サクセス・ストーリーのほとんどが退屈
・ 自分史は「えらい人」だけが書くものではない
・ 自分のふれたくないところをあえて披露する
・ 言いたくてむずむずするところは抑える
・ 「私」をおさえて「間接法」で書いてみる
・ お手本の文章をみつけて、なんども読む
・ 菊池寛『半自叙伝』は無類の面白さ
・ 内田百けん(門構えに月)『戦後日記』のようにさらっと書いてみる
・ 仲間と雑誌をつくってみる
【目次】
まえがき
I部
自分史とは
心のわが家
自分を書く
書き出し
間接法
II部
書くために読む
エッセイ
『半自叙伝』
作家の自伝
病中日記
さらっと
お酒日記
生活記録
日記
創作的
アルバム
大人のこどもの時
教訓的
自筆年譜
追悼録
III部
雑誌
原稿用紙
筆記具
本にする
エピローグ -
高齢者ともなれば、どんな人間にも後悔、失敗、恥がある。リンゴはキズがあるほうが甘くなるという。人間も同じだ。キズがあることでかえって幸せになれることもあるし、人としての魅力も増す。さまざまなキズを糧にして、歳をとるほど明るく元気になる生き方とは? 260万部を超える大ベストセラー『思考の整理学』の著者で、96歳まで現役で活躍した“知の巨人”が晩年になって到達した卓見の数々。「厄介なことは忘れるに限る」「失敗のない成功は危ない」「気長にかまえ、チャンスに飛び出す者が勝つ」など人間力を養う34話。
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もともと日本語は「終りよければすべてよし」の構造で、重心は末尾の動詞にあった。だが次々と登場した名詞群に関心が移り、バランスが崩れた結果、長く培われてきたおもしろさは失われた。それは翻訳文化の影響だといえる。日本語本来の魅力を取り戻すうえで、話し言葉がもつ豊かさこそ重要なカギとなるのではあるまいか――。日常の言語生活にひそんだ盲点の数々を、英語表現と比較しつつ軽やかな筆致で示唆するエッセイ。
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老いるにもコツあり。
平常心を失うことなく先をゆっくり急ぐ、
中庸の心持ちがいい。
人生100年時代がやってきた。
されど、悩むな、焦るな、欲かくな――。
95歳の著者が自らに課してきた、日々のルールがここに甦る。
人との距離感から清談の方法、生きがいについてまで、
変わりゆく世を淡々かつ快活に生きるための47の智恵。
「日常の繰り返しこそ貴重なレッスン」
知の巨人がおしえてくれる、とっておきの思考法。
【目次より】
I 荷物を持たずに歩く
話し方について
ふるまいについて
心のもちようについて
心理について
休息について
入眠について
散歩について
病気について
師について
意識について
両手について
手紙について
距離感について
幻想について
II 気分が変わるのを味わう
贈り物の昨今
接触の昨今
顔の昨今
反動の昨今
信頼の昨今
常識の昨今
朝食の昨今
好物の昨今
話題の昨今
幅の昨今
美味の昨今
III 話題は遠い人を選ぶ
頭数のヒント
清談のヒント
料理のヒント
常用のヒント
世話のヒント
継続のヒント
応対のヒント
あつらえのヒント
身嗜みのヒント
趣向のヒント
私物のヒント
手習いのヒント
IV 雑念を愛する
定年考
小骨考
写真考
対人考
親切考
会食考
歩道考
活力考
風情考
独歩考 -
95歳、脚下照顧という生き方 頭は明晰に、心は穏やかに当たり前の日常が変わる68の「視点」
かぜと個性
たまにはかぜで寝てみるのもいいものだ。自分の生き方をふりかえられる。かぜは生活の句読点のようなものでもある。テンもマルもない文章は気味が悪い。かぜひきはそんな理屈を考えて、自分を慰める。
それにかぜは個性である。同じかぜでありながら、人によって千差万別。
またなおりかけの気分が実によろしい。弱気を強気にし、悲観的な人間にも希望というものがあると考えさせる。ー本書より
本書は、毎日新聞出版から二〇一〇年三月に刊行された『頭の旅』を改題、加筆修正したものを新書化したものです。 -
知の巨人が考える老後の「生きがいとお金」。
人生100年時代を迎え、「定年後」の時間が断然、長くなった。
「年金が足りない」「受給開始年齢が引き上げられるのでは」「貯金が底をつくかもしれない」――そんな不安の声は尽きない。
そうしたなか、大ヒットの超ロングセラー『思考の整理学』著者で、95歳にして現役で「株投資」を続けている外山滋比古氏は説く。
「もっと前向きに、老後のお金の話をしよう」
不安が消えない時代にだからこそ、上手にお金と付き合いながら、面白がって生きる。年金、貯蓄、相続、仕事、副業、趣味、そして投資――「第2の人生」を楽しく生きるためのヒントがここにある。 -
人間はわが子の育て方が上手でない。本気になってこどもの能力をのばすことを考えないのだ。三歳過ぎまでのこどもは、ほとんどすべての子が天才的能力をもっている。まわりの大人がそう思わないで放っておくので、その能力をつなぎとめられない。ではどうすればいいのか。能力を引き出すために、親は何をすればよいのか。若いときの苦労は買ってでもさせる、人任せにせず親が自分で教える、経験こそが大事である、など子育てで心がけるべきことを提示し、家庭教育の復権を訴える。
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しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く人の記憶に長くとどまる。気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。このレッスンには、教則本も近道もありません。
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