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『新書、KADOKAWA』の電子書籍一覧

61 ~120件目/全1116件

  • ウクライナ侵攻前夜、ロシアが世界に仕掛けたサイバー戦争の内実に迫る

    たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。
    14年、クリミア半島を併合したロシアは、15年にはウクライナの政府、メディア、交通機関へサイバー戦をしかけた。

    重要インフラに焦点を当てた攻撃は、ウクライナをサイバー戦争の実験場とするものだという一部研究者の警鐘は無視され、ハッカー集団は攻撃性を増した。
    その名は、サンドワーム。

    15年、ウクライナ西部の送電網がハッキングされダウン、広域停電が起こった。同じ集団が、アメリカの電力会社にもマルウェアを仕掛けていた。

    そして2017年、病院、製薬会社、空港、海運、郵便局、原子力発電所--世界中のネットワークが、マルウェアに感染し、莫大な損害を被った。
    なかでも、ウクライナの受けた被害は甚大だった。これがサイバー戦争なのだ。
  • 本当に体にいいの? ベジタリアンとどう違うの? 知られざる世界の入門書

     大豆ミート、卵を使わないマヨネーズ、牛乳不使用のチーズやスイーツなど、肉や魚、卵や牛乳など動物性食材を使わない新商品の発売が相次いでいる。ヴィーガンやベジタリアン向けのメニューは大手チェーン店でも展開されるようになった。たとえばモスバーガー、スターバックス、ドトールコーヒーショップでは植物肉のバーガーを定番化しているし、CoCo壱番屋でも動物由来の原材料を使わないベジカレーが通常メニューとなっている。
     植物肉を扱う企業も日本ハム、伊藤ハムなど多岐にわたり、ファミリーマート、セブンイレブン、ローソンなどのコンビニでも大豆ミートを使用したカレーやパスタがラインナップしている。
     活況を呈するプラントベース(植物由来)の市場だが、一方でヴィーガンの人をみかけることはあまりない。世界に目を移せば、ポール・マッカトニー、ビリー・アイリッシュなど著名人たちが続々と公言している。ロックバンド「クイーン」のギタリストであるブライアン・メイも、2020年からは食事をプラントベースに切り替えたと発表するなど、その潮流は確実にある。
     肉や魚、ハチミツなども含めて動物由来の食品をとらず、卵や牛乳までも口にしないヴィーガン。日本食でいえば、煮干しやカツオのだしもNGだというから、非常にハードルが高く感じる。
     彼らはなぜ、ある意味で極端な食生活を選んだのだろうか。野菜だけを食べていておなかがすかないのか、栄養バランスは大丈夫なのか……。
     非ヴィーガンである記者が、ヴィーガンとして生きる人や代替肉や培養肉の開発者など訪ね歩き、その生き方を探っていく。
  • 縁日を支える独自文化・組織の実情と、暴走する暴排条例の実態を明かす!

    縁日から屋台が消える。
    暴走する暴排条例。反社でないのに排除されている――。
    テキヤ経験者の研究者が祭りを支える人々の実態を取材・調査!
    テキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。

    ソースせんべい、わた菓子、ヨーヨー釣りなど、
    薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか?
    世話人(出店を取り仕切る幹部)を務めた男に帳元(親分)の娘、2人のテキヤのオーラルヒストリーを通じ、戦後から現在までの縁日の裏面史が明らかとなる!
    ■ヤクザとテキヤは祀神が違う
    ■酉の市の熊手の商売は助け合い
    ■昔は刑事さんもお客さん
    ■祭りの混雑をさばくのも世話人の仕事
    ■テキヤ稼業は闇市から始まった
    ■テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ
    ■前金も契約書もない、ご縁による商売

    【テキヤ隠語使用例】
    ・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった)
    ・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた)
    ・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い)
    ・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった)
    ・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう)
    ・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた)


    【目次】
     まえがき
     序章 テキヤ稼業とはなにか
    第一部 テキヤの世界
     第一章 テキヤ稼業の実態――元世話人の回想
     第二章 戦後縁日史――帳元の娘の回想
     第三章 彼らはどこから来て、どこに行くのか

    第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語
     はじめに
     テキヤ用語一覧
      概説/数字/テキヤ用語使用例
      あ~わ行
     裏社会用語一覧
     あ~や行
    あとがき
    参考・引用文献
  • 2023年大河ドラマ「どうする家康」で注目。「最強家臣団」の実力とは?

    多くの優秀な部将を抱えたことで有名な徳川家臣団。そのなかでも側近として家康に仕え、江戸幕府の樹立に功績を残した酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政の四天王に、服部半蔵・渡辺守綱など12人を加えた部将たちは「徳川十六将」と呼ばれ、絵画にも描かれてきた。彼らはどんな人物だったのか。従来のイメージを覆す逸話を紹介しながら、「戦国最強家臣団」の実像に迫る!
  • その胸に抱くのは、天下を狙う野望か? それとも、政権への忠誠か?

    奥州の名家である伊達家に生まれた政宗は、18歳にして家督を相続。会津に覇を唱えた蘆名氏を滅ぼし、南奥の諸家を従えるも、秀吉の天下統一の前に挫折する。その後、豊臣、徳川に従うが、たびたび謀反の噂が立ち、後半生も平穏ではなかった。膨大に残る政宗の書状から、「野望」と「忠誠」がせめぎ合う、70年の生涯を読み解く。

    【目次(予定)】
    序章 伊達政宗の書状

    第一章 戦国大名・伊達政宗
     一、父と駆け抜けた日々
     二、苦戦する政宗
     三、南奧の覇者誕生
     四、家臣との付き合い

    第二章 豊臣大名・伊達政宗
     一、秀吉との出会い
     二、奥羽仕置と「政宗別心」問題
     三、朝鮮出兵と秀吉の死

    第三章 近世大名・伊達政宗
     一、関ヶ原合戦
     二、仙台開府と慶長遣欧使節
     三、大坂の陣

    第四章 元和偃武の世
     一、家康の死と時代の変化
     二、晩年の政宗

    終章 伊達政宗の人となりと死
     一、政宗の趣味と教養
     二、政宗の死

    おわりに
  • 506(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    斎藤環
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    「自分が嫌い」「自分のことを考えるのに忙しい」人が増えている。

    「自分には生きている価値がない」「ブサイクだから異性にモテない」。

    極端な言葉で、自分を傷つける人が増えている。
    「自分が嫌い」をこじらせてしまった人たちの、自傷行為のように見える言動。

    その深層心理にひきこもり専門医である精神科医が迫る。
    誰にでも何歳からでも起こり、一度おちいると出られない、徹底的な自己否定。
    「ダメな自分」の思い込みを見つめ直し、健全な自己愛を取り戻す方法を探る。
  • なぜ強権政治が歓迎されるのか

    「抵抗する者はその場で殺せ」。麻薬撲滅戦争で6000人以上殺す一方で治安改善、経済発展を成し遂げ、支持率82%を記録。なぜ強権的指導者が歓迎されるのか? 現地在住記者が綴った、フィリピンの実像。

    【目次】
    序 章 いままでにない大統領
    第1章 ドゥテルテの町ダバオ
    第2章 麻薬戦争
    第3章 左派的だった国内政策
    第4章 親中に転換させた外
    第5章 高度経済成長と新型コロナ
    第6章 ドゥテルテ・ナショナリズム
    第7章 ドゥテルテ後のフィリピン
    おわりに
  • タテマエに騙されずホンネを直言。人気生物学者による唯一無二の辛口批評。

    科学的事実を歪曲した地球温暖化の人為的影響や健康診断、きれいごとばかりのSDGsや学校制度改革――世界は徐々に破滅にむかって進んでいるけれど、人々はよほど騙されるのが好きに違いない。騙され続ける日本(人)に、有効な処方箋はありやなしや!? 老い先短い気楽さで物申す、バカバカしくも深くてためになる、秀逸なエッセイ。
    妄想はどこから来るのか/人生は計画通りにいかないから面白い/コロナ禍は老化を加速する/温暖化阻止は美味しい商売だ/平等原理主義という病/アホな科学政策が加速させる頭脳流出/ほんとうのSDGs/ブルシット・ジョブ(無駄仕事)に精を出すデジタル庁/右翼、左翼、保守、革新、リベラル/ペットの寿命と自分の余命/専門家は信用できるのか ほか
  • 振り返っている時間はない! 未来に向けて私が伝えたいこと

    (章立てと主な項目)
    第一章 日本は「大地変動の時代」に突入 
    「海の地震」と「陸の地震」/正断層と逆断層/日本列島で地震が起きない場所はない/変動期は今後も続く

    第二章 2035プラスマイナス5年、南海トラフ巨大地震の激甚さ
    なぜ2030から40年の発生を予測できるのか/津波は「ビッグウェーブ」ではない/根室沖巨大地震にも注意を

    第三章 20の火山がスタンバイ状態 
    巨大地震の後には噴火が/「3・11」直後から増えたスタンバイ状態の火山/噴火の三つのモデル/富士山噴火が南海トラフ巨大地震と連動したら

    第四章 富士山噴火をシミュレートする 
    (1)火山灰 
    (2)溶岩流 
    (3)噴石と火山弾 
    (4)火砕流 
    (5)泥流 

    第五章 地球温暖化は自明でない 
    「異常気象」の「異常」は人間にとっての異常/地球は氷期に向かっている/温暖化は自明ではない/異常気象と偏西風/地球のバランス・システム「地球惑星システム」

    第六章 減災の意識を持つ 
    知識は命を救う/指示待ちではなく自発的になるには/正常性バイアスを知る/「空振り」を受け入れる姿勢を持つ/個別「ハザードマップ」の重要性を知る

    第七章 ポストGAFAを見据えて ――必要となる思考、知識、教養
    戦略的な勉強を/知識、アウトプット、教養のサイクル/好きなことより、できること/人生で出くわす「偶然」を楽しむ/スキマにこそ醍醐味が/京都大学の教育法/難しい本は書いた人が悪い/時間を4つに分ける/読書はもっとも効率のいい勉強の手段

    第八章 地球46億年の命をつなぐ 
    「長尺の目」で見る、ということ/ユクスキュルが唱えた「環世界」/アトランティス大陸は実在した?/大噴火は文明を消滅させる/地球科学的な時間と空間を
  • 550(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    編者:
    新名丈夫
    解説:
    戸高一成
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    敗戦早々、海軍最高首脳による秘密会議が行われていた。第一級資料、復刊!

    「海軍が最後まで譲らなかったのは、自動的参戦はいやだという一点にありき」(井上成美海軍大将)

    日本海軍はなぜ太平洋戦争に突入したのか?
    この議題を元に、敗戦間もない1945年12月、生き残った日本海軍最高首脳者による、極秘の戦争検討会議が行われていた。
    永野修身元帥以下、開戦前後の軍政軍令の責任者、幕僚など29名が参加し、翌年1月にかけて、この特別座談会は4回行われる。
    記録を託されたのは、戦時中に東條を批判して懲罰召集をされた「竹槍事件」の新名記者だった。
    海軍などの助力で召集を解除され、海軍報道班員として敗戦を迎えた氏が、30年以上秘蔵した後に公開した一級資料、復刊!

    解説・戸高一成

    ※本書は、1976年12月に毎日新聞社より刊行された作品を新書化したものです。底本には1976年の初版を使用しました

    【目次】
    「海軍特別座談会」について<序に代えて>
    大東亜戦争開戦前の国内情勢――特別座談会(昭和20年12月22日)
    三国同盟――第一回特別座談会(昭和21年1月17日)
    満州事変から太平洋戦争へ――第二回第一次特別座談会(昭和21年1月22日)
    日米開戦に至るまでの用兵、戦備――第二回第二次特別座談会(昭和21年1月22日)
    「海軍特別座談会」出席者略歴
    付録 井上成美航空本部長 申継
     陸海軍中央統帥組織
     陸海軍等主要職員一覧表
     年表
     あとがき
     解説 戸高一成
  • 1,034(税込)
    著者:
    山本博文
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    「殉死」は忠義や同調圧力ではなく、下級武士による最後の意地だった!

    江戸時代に社会現象となった殉死は、主君が自然死した場合に家臣や家族など関りがあった者が後を追って自害することを指すが、殉死した多くは主君と近い距離にあった上級武士ではなく、下級武士だったことがわかっている。いったいなぜ下級武士は距離の遠い主のために殉死したのか。殉死は主君の死を悲しみ、死後もお供をするという「忠誠心」によるものと思われがちであるが、そうではない。殉死の本質は、戦争が非日常となった17世紀、戦いに命を懸けることもなくなり、武士、特に体制から疎外された「かぶき者」たちの自己主張のひとつの形であったのだ。さまざまな殉死の実例から、殉死の新解釈に迫った名著復刊。
    ※本書は、1994年に弘文堂より刊行され、2008年に講談社学術文庫で刊行された『殉死の構造』を復刊したものです。底本には講談社学術文庫版第一刷を使用しました。復刊にあたり、著作権継承者の御了解を得て、改題の他、難読漢字に読み仮名を付すなどの表記上の整理を行いました。
  • 敗者が語る歴史の真実

    歴史書は勝者が書いたものだ。朝廷に「反逆者」とされた者たちの史跡を辿り、地域の埋もれた歴史を掘り起こすと、見えてきたのは地元で親しまれる姿だった。古代史ブームをけん引した第一人者が晩年に遺した傑作。

    【目次】
    はじめに
    一 饒速日命と長髄彦
    二 タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争(前篇)
    三 タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争(後篇)
    四 狭穂姫と狭穂彦
    五 熊襲の八十梟帥と日本武
    六 剱御子としての忍熊王
    七 莵道稚郎子と大山守
    八 飛騨の両面宿儺
    九 墨江中王と曽婆訶理
    十 大日下王と押木珠縵
    十一 市辺忍歯別王と皇子たち
    十二 筑紫君石井
    十三 物部守屋大連
    十四 崇峻天皇と蜂子皇子
    十五 山背大兄王と一族の死
    十六 蘇我氏四代 稲目、馬子、蝦夷、入鹿
    十七 有間皇子と塩屋連このしろ
    十八 大津皇子と高市皇子の運命 壬申の乱
    十九 大友皇子の死とその墓
    結 まとめにかえて
  • 不治の病の発病、内定取り消し、1日4回の注射。それでも、やるしかない!

    熱狂的阪神ファンのタレント・千秋さん推薦!
    1型糖尿病患者のプロ野球選手・岩田稔の不屈の半生


    原因がわからず、しかも完治につながる治療法が確立されていない不治の病・1型糖尿病。
    1型糖尿病患者は糖尿病患者全体の1~3%の割合でしかないことから病気に対する世間の認知度は低く、また不摂生が原因となる大多数の2型糖尿病と混同され、偏見や差別に基づく悲しい事件も後を絶ちません。

    阪神タイガースの先発投手として、プロ野球という舞台で活躍する岩田稔選手もまた、大阪桐蔭高校2年生の冬、1型糖尿病を発病したひとりです。高校卒業後は社会人野球に進むことが決まっていたものの、病気が原因で内定が取り消される辛い経験もします。しかし、その悔しさをバネに病気と向き合い続け、大学卒業後に阪神タイガースに入団。第2回WBC(2009年)、日米野球(2014年)では日本代表にも選出され、1日4回のインスリン注射を打ちながら一線級の投手として活躍しています。

    「僕を通じて、もっと多くの方に病気について知ってほしい」
    本書は、「やらな、しゃーない!」という前向きな気持ちで、諦めずに夢を叶えた岩田選手の半生を振り返りながら1型糖尿病という病気について知っていただくと同時に、同じ病気を抱える子どもたちやご家族の希望にもなってほしいという想いで書かれました。
    また、10年間のプロ野球生活でのエピソードを通じ、知られざる苦悩や成功の裏側、これからの目標など、野球人・岩田稔についても率直な想いが綴られています。
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    井上弘美
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    凡句が名句に劇的変身!プロの発想力と技に学ぶ、俳句実作上達法。

    たった17音。ゆえにわずかな違いで凡句が名句になりうる俳句は、言葉本来の技と力が最大限に発揮されている。原句・推敲・添削の三段階を実例で紹介。「言葉の魔法」ともいうべき日本語のすごさがここにある!
  • 都市機能をまひさせ、地球を寒冷化させる……火山と人類の格闘をたどる

    第一章 富士山は噴火するのか
    1.火山噴火の集中期
    災異改元でリセット
    富士山噴火をめぐる「予知」

    2.地球は火山でつくられた
    古代文明を育んだ火山
    地球の構造は半熟タマゴ
    プレートの移動が引き起こす噴火

    第二章 「火山の冬」と気候変動

    1.「火山の冬」の原因は
    氷床コアが語る過去の気候
    寒冷化のメカニズム
    実験場になった火山

    2.535年の歴史ミステリー
    ナゾの超弩級噴火
    共和制ローマの最後
    日本の異変と仏教伝来
    中国に降った黄色い砂塵

    3.迫りくる大飢饉
    中世気候異常期
    17~19世紀の噴火のあたり年
    島民の2割が犠牲になったラキ山
    寒波が招いたフランス革命
    山麓を壊滅させた浅間山
    天明の大飢饉

    第三章 九州南部の縄文文化を崩壊させたカルデラ

    1.巨大カルデラの島
    カルデラが重なる九州
    鬼海カルデラの巨大噴火
    追われた先進縄文人
    壊滅した縄文文化

    2.文明を崩壊させた火山噴火
    出エジプト記
    ミノア噴火
    中国の王朝の衰退
    アトランティス伝説

    3.タイムカプセルのヴェスヴィオ山
    にぎやかな国際都市
    ポンペイ最後の日
    生々しい犠牲者の姿

    第四章 悪夢の時限爆弾―破局噴火

    1.破局噴火とは
    爆発指数で測れない被害
    過去の破局噴火
    今後起きるかもしれない破局噴火

    2.20世紀の火山災害と未来の危険
    米国史上最大の噴火
    報道陣を巻き込んだ雲仙普賢岳
    先住民を追い詰めたピナトゥボ噴火
    カナリア諸島のラパルマ島
    海底噴火と軽石騒動
    ニオス湖――静かな噴火

    3.生態系は噴火からどう回復したか
    救われたジャワサイ
    セントヘンレンズ噴火の教訓
    海鳥の楽園「西之島」

    4.「予知」か「予言」か
    御嶽山噴火をめぐる訴訟
    成功した噴火予知
    レジリエンス社会の構築
  • 「昭和史の語り部」が遺した言葉

    昭和史の語り部・半藤一利氏が自身の戦争体験を交え、第二次世界大戦を通して日本がおかした失敗を検討する。各紙による国際連盟脱退支持、陸軍が不問にしたノモンハン事件大敗、大本営の国際感覚の欠如……山のような史料の背後から日本が陥ったポイントが浮かびあがってくる。「歴史探偵」の原点が垣間見える著者初期の原稿の数々。いま読み直したい傑作が待望の復刊!

    【目次】
    第一章 大日本帝国の戦争目的
    新聞がリードした開戦への道
    吉田茂の対中国強硬論 
    大日本帝国の戦争目的
    山本五十六が恐れた「衆愚」集団主義 
    「太平洋戦争ってナーニ?」

    第二章 「大艦巨砲」よ、さらば! 
    ノモンハン事件症候群
    ルーズベルトの甘い言葉
    海軍は「善玉」なるか?
    「大艦巨砲」よ、さらば!
    墓標一万六千浬
    知られざる東条暗殺計画

    第三章 「最後の聖断」が訴えたもの 
    歴史の中の長岡空襲と新潟
    幻のソ連の「日本本土侵攻計画」 
    「天皇制を残さなくてはならない」
    スターリンが決断した「シベリア抑留」 
    「最後の聖断」が訴えたもの 
    敗戦と「どうせ」「いっそ」「せめて」
    敗戦への道と鈴木貫太郎
  • 660(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    石井妙子
    著者:
    岸 富美子
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    満映崩壊後に何が起きたか?当事者による最初で最後の証言で現れた事実!

    社史すら存在しない封印史
    満洲崩壊後、いったい何が起きたのか?
    最後の満映社員が遺した衝撃の「事実」の数々。

    中華人民共和国第一作の映画スタッフは日本人だった。
    甘粕正彦が君臨し、李香蘭が花開いた国策映画会社・満洲映画協会。その実態、特に満洲崩壊後の軌跡は知られていない。
    内田吐夢監督や元社員が詳細を話してこなかったからだ。
    原節子主演の日独合作映画『新しき土』に参加後、満映に入社し、敗戦後は中国映画の草創を支えた映画編集者、岸富美子。
    最後の証言者の氏が遺した秘史の数々!
    ■「精簡」(精兵簡政、人員整理の意)に仲間を追いやった日本人は最後までその非を認めなかった
    ■中国、北朝鮮の映画人を教育したのは元満映社員だった
    ■日本映画界は東北電影製片廠(旧満映)社員だった人にアカとレッテルを貼り、復職を妨害した
    ■一億五千万の中国人がみた『白毛女』の編集者は岸富美子
    ■甘粕の自死は責任からの逃避に過ぎない

    ※本書は2015年8月に文藝春秋社より刊行された『満映とわたし』を改題の上、加筆修正して刊行したものです。

    【目次】
    まえがき
    序 章 出会い
    第一章  映画界に引き寄せられた兄たち
    第二章  第一映画社--伊藤大輔と溝口健二
    第三章 『新しき土』と女性編集者アリスさん
    第四章  満映入社、中国へ
    第五章  甘粕理事長と満映の日々
    第六章  玉砕直前の結婚式
    第七章  甘粕自決、ソ連軍侵攻
    第八章  国共内戦の最中、鶴崗へ
    第九章  「学習会」と「精簡」
    第十章  映画人、炭鉱で働く
    第十一章 北朝鮮からの誘い
    第十二章 国民的映画『白毛女』
    第十三章 満映の技術は中国に受け継がれた
    第十四章 十四年ぶりの祖国
    終 章 日中満映社員たちの戦後
    あとがき
    主要参考文献一覧
  • 1,012(税込)
    著者:
    白井 聡
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    なぜ、この国ではいつも頭から腐っていくのか?構造的理由を解明する。

    衰退途上国から脱け出すために――。
    なぜ、いつも頭(トップ)から腐るのか!?
    不正で、無能で、腐敗した組織が続く構造的理由を、レジーム分析を続ける政治学者が剔抉する。

    悪徳の三拍子がそろった時代。
    不正=間違った政治理念を追求。ないしは、その理念に動機付けられている
    無能=統治能力が不足している
    腐敗=権力を私物化し、乱用している

    第二次安倍政権以降の状況は「体制」と呼ぶ方が的確だ。
    体制とはトップが入れ替わっても権力構造が基本的に変わらない状態を指し、個人名に重きを置く政権とは違う。
    長期腐敗体制と化していった要因を洗い出し、シニシズム(冷笑主義)を打ち破る術を模索する。

    ■日本は腐敗した衰退途上国だ
    ■エリートがしっかりすれば国がうまくいくわけではない
    ■前線だが最前線ではない、という日本の位置 
    ■日本の戦後レジームの本質は朝鮮戦争レジーム
    ■日米の「価値観の共有」は空洞化している
    ■前提からおかしかった「デフレからの脱却」
    ■リフレ派も反リフレ派も勝者ではない
    ■中曽根は対米交渉カードをみずから放棄した
    ■冷戦秩序への回帰は不可能だ
    ■維新の会とデモクラシー
    ■二〇一二年体制と近代国民国家の終わり?

    【目次】
    序 章 すべての道は統治崩壊に通ず――私たちはどこに立っているか?
    第一章 二〇一二年体制とは何か?――腐敗はかくして加速した
    第二章 二〇一二年体制の経済政策――アベノミクスからアベノリベラリズムへ
    第三章 二〇一二年体制の外交・安全保障1――戦後史から位置づける
    第四章 二〇一二年体制の外交・安全保障2――「冷戦秩序」幻想は崩壊した
    第五章 二〇一二年体制と市民社会――命令拒絶は倫理的行為である
    あとがき
    参考文献一覧
  • ドラッカーより直接教えを受けた著者が、ドラッカー経営学の神髄を具体例をもとに解説した3作品を合本で収録! ドラッカー経営学の本質とは? V字回復を実践するためにどう活用すればいいのか? 答えは本書の中にある。

    『究極のドラッカー』
    ドラッカーの教えを実際に受けたベストセラー「財務3表一体理解法」の著者が、その思想をわかりやすく解説。
    いままでの入門書には書かれなかった体系的な解説で、今度こそドラッカーの知識をモノにせよ!

    『現場のドラッカー』
    ドラッカー経営学を現場で活かし切るには、その言葉をどう読み解くか? 含蓄の深さゆえに実践の難しいドラッカー経営学を、ドラッカーより直接教えを受けた著者がわかりやすく解説。
    売上至上主義を掲げて20年間赤字に陥っていた会社が、ドラッカー経営学の実践と共にV字回復し、社員の士気も高まった。
    その事例をもとに、ドラッカー経営学の極意を説く。

    『渋沢栄一とドラッカー』
    正解のない時代にビジネスと向き合った偉大な二人から、未来を切り開く方法と心構えを学ぶ。ドラッカーも絶賛した「日本ビジネスの開拓者」渋沢栄一の本質を見抜く力。

    ※本書は2011年11月刊行の『究極のドラッカー』(角川oneテーマ21)、2019年10月刊行の『現場のドラッカー』(角川新書)、2020年11月刊行の『渋沢栄一とドラッカー 未来創造の方法論』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 1,430(税込)
    著者:
    山本茂実
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    『あゝ野麦峠』著者が遺した、戦記ノンフィクションの一大傑作が甦る!

    太平洋戦争末期、1944(昭和19)年2月に松本百五十連隊はトラック島に上陸した。
    本書は、松本を出営し、トラック島まで辛くもたどりつき、そこで敗戦をむかえる翌45年8月までの戦記である。

    太平洋における日本海軍の最大の根拠地トラック島防衛のため派遣されるも、連隊の主力はトラック島到着直前の二月十七日、
    米機動部隊のトラック島攻撃に遭遇し、その乗船を撃沈されて多数の人員と装備の全部を失うこととなる。
    その後、戦線が硫黄島などに進み、トラック島は補給の途絶したまま、とり残された。
    身一つで救助されてトラック島に到着した連隊主力は、その後の一年半を、空襲にさらされながら、陣地構築と飢餓との戦いを生き抜くことになる。

    生存者に徹底取材し、克明にして膨大なメモからまとめられた無名兵士たちの哀史。末端から見た戦争の実態!

    「この作品は「戦争という巨大な人間の奔流を、特定の個人の小さな私見でなく、多くの生き残り兵を取材して、その生きざまに取組んでみよう」としたものです。
    それがどれくらいかなえられたかはともかくとして、今にして思うとこの時の体験が次の作品『あゝ野麦峠』の手法を身につける為に、決定的だったということです」
    (山本茂実)

    ※本書は、1978年に小社より刊行された作品を復刊したものです。故藤原彰氏(1932-2003)の解説も再掲しました。底本には1979年の5刷を使用しました。
  • 1,034(税込)
    著者:
    呉座勇一
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    日本人の武将像はいかに変化してきたのか?時代ごとの価値観が浮き彫りに!

    妄説、打破!
    信長は戦前まで人気がなかった。秀吉は人たらしでなく邪悪だった!?
    時代ごとに人物像は変化していた。最新研究による実像に加え、虚像の変遷から日本人の歴史認識の特徴まで解析した画期的論考!

    画期的に見える人物像も、100年前の焼き直しにすぎないものが多い。
    織田信長は革命児、豊臣秀吉は人たらしで徳川家康は狸親父。明智光秀は常識人で、斎藤道三は革新者、石田三成は君側の奸で、真田信繁は名軍師。
    このようなイメージは、わずか数十年前にできたものが実は多い。
    彼らの虚像と実像を通して、江戸、明治、大正、昭和と、時代ごとの価値観まで浮き彫りにする!

    ■光秀=「温厚な常識人」は一つのベストセラーがつくった。
    ■油売りでも革新者でもなかった道三
    ■信長は将軍も天皇も尊重していた 
    ■秀吉の評価ポイントは勤王と海外進出 
    ■江戸時代にも三成肯定論はあった
    ■幸村は「軍師」ではなく「現場指揮官」だった
    ■司馬遼太郎の家康論は徳富蘇峰の受け売り!?
    ■歴史小説・ドラマの源流は“蘇峰史観”にあり! 
    ■「野心家・光秀」はなぜ定着しなかったのか?
    ■信長の「勤王」は「革命」だった? 
    ■徳川政権への不満が生んだ秀吉人気 
    ■三成忠臣/奸臣論が見落としてきたもの 
    ■超人化していった真田幸村
    ■賞賛されていた家康の謀略

    【目次】
    はじめに
    第一章 明智光秀――常識人だったのか?
    第二章 斎藤道三――「美濃のマムシ」は本当か?
    第三章 織田信長――革命児だったのか?
    第四章 豊臣秀吉――人たらしだったのか?
    第五章 石田三成――君側の奸だったのか?
    第六章 真田信繁――名軍師だったのか?
    第七章 徳川家康――狸親父だったのか?
    終  章 大衆的歴史観の変遷
    あとがき
    参考文献
  • そこは外国人、高齢者をネトウヨが襲う「空間」と化していた。最前線ルポ!

    そこは、外国人、高齢者をネトウヨが襲う「空間」と化していた。
    団地は、この国の“未来”である。テロ後のパリ郊外も取材した、地べたからの最前線ルポ!!

    団地はこの国の課題最先端「空間」となっていた。
    団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。
    しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。
    排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄……。
    厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか?
    外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ直後のパリ郊外も取材し、日本に問う。

    ■団地は差別と偏見の触覚だ
    ■孤独死に国籍は関係ない
    ■九〇を超える国籍の人が住むパリの団地
    ■「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ」
    ■きっかけはほとんど“ごみ問題”
    ■日系人は合法的労働者供給源だった
    ■ヘイトスピーチを昇華する

    ※本書は2019年3月の小社より刊行した単行本を加筆修正したものです。

    目次
    まえがき――団地は「世界」そのものだった
    第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う
    第二章 コンクリートの箱――興亡をたどる
    第三章 排外主義の最前線――ヘイトへ抵抗する
    第四章 パリ、移民たちの郊外――レッテルを塗りつぶす
    第五章 残留孤児の街――歴史の中に立つ
    第六章 「日本人」の境界――差別と分断に屈しない
    あとがき
    新書版あとがき
    参考文献一覧
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    黒田勝弘
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    在韓40年の記者が指南! 日本人にとっていちばんやさしい外国語

    語順は日本語のまま、文字はローマ字と似た仕組み…
    韓国語は日本人にとって非常に学びやすい外国語だ。
    1970年代に韓国に渡り、ハングルの面白さにはまったベテラン記者が
    習得の極意を紹介。読めば韓国語が話したくなる!

    (章立て)
    第一章 韓国語をおもしろがる
    第二章 韓国語へのはまり方
    第三章 おとなの韓国語を「独楽」する
    第四章 ハングル酔いはこうして解消
    第五章 この一言で韓国語の達人
    第六章 韓国語の極意はパンマル
    第七章 街のハングル探訪
    第八章 韓国語はケンチャナ精神で
    第九章 日韓の誤解を楽しむ
    第十章 私の韓国語小事典
  • 佐藤優による外交論。特にイスラエルとロシアについて分析した作品を軸にした合本版。なぜ、強国なのか? 情報(インテリジェンス)大国なのか? 対露政策でクレムリンはどう攻略すればいいのか? 縦横無尽の分析が凝縮!

    『イスラエルとユダヤ人』
    世界の鍵となる国を第一人者が徹底解説する。
    「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」
    これがイスラエルの国是だ。
    世界の政治・経済エリートへ大きな影響力を有す情報(インテリジェンス)大国。
    中東と世界情勢を分析するには避けては通れない国だが、その実態はあまりにも知られていない。
    「イスラエルは通常の国民国家ではない」と喝破する第一人者が、イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解を読み解く!

    『日露外交』
    戦後70年を過ぎたが、北方領土交渉は実際には進捗したのか、後退したのか?
    ソ連時代からあの国と交渉をし、いまも分析を続ける著者が交渉の実態を解説する。
    本書には現役外交官時代、ソ連崩壊期に上司に黙って匿名で著した『ソ連の「ほんとうのホント」』を初掲載!!!
    外交分析に必要な内在論理は、冷戦期も今も変わっていないのだ。
    外交という“戦争”の肝を抑える、インテリジェンスの指南書。

    『国家の攻防/興亡』
    ロシア、ウクライナ、シリア、「イスラム国」…。「世界の火薬庫」から考える!! 会員制情報誌『エルネオス』での、約9年に及ぶ連載を厳選した本書は、現代の危機・反知性主義との闘いの記録ともなっている。インテリジェンスで読み解く最新の世界史。

    ※本電子書籍は、2020年2月刊行の『イスラエルとユダヤ人 考察ノート』、2017年5月刊行の『日露外交 北方領土とインテリジェンス』、2015年4月刊行の『国家の攻防/興亡 領土、紛争、戦争のインテリジェンス』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 佐藤優による資本主義講座。世界を識るには、マルクスが必要だ。『恐慌論』で知られる労農派の宇野弘蔵を読み解きつつ、我々が付き合わざるをえない資本主義とは何か、明らかにしていく。

    『「資本論」の核心』
    カネによる、支配の手口を見抜く!私たちは、いまも搾取されている階級なのだ。
    世界を識るには、マルクスが必要だ。
    資本主義は強い。いま、これに変わるシステムもない。
    嫌々ながらもつき合わざるを得ない魔物、その見えない怪物の姿を暴いたのが『資本論』である。
    資本主義は階級関係を隠蔽している。私たちは搾取され、支配されている。
    この「事実」から、私たちは出発しなければならない。
    『資本論』の肝をつかむことで、私たちは資本に、国家に潰されない生き方を獲得することが出来るのだ。

    『帝国の時代をどう生きるか』
    現下、世界は新・帝国主義体制である!米露中はじめ、経済では保護主義的傾向が増し、権益のブロック化が志向される。では、国家機能を強化するにはどうすれば良いのか?我々は、厳しいこの世界をどう生きればよいのか?―“現場で腕をふるえる知識人”となる道を示す。

    『国家と神とマルクス』
    「絶対的なものはある。ただし、それは複数ある」自ら“自由主義的保守主義者”を標榜し、いまや左右両翼の活字メディアで最も活躍する著者。深淵な思考の果てに見出したその「多元性と寛容の精神」を支柱に、国家から宗教、歴史まで、内在する論理を真摯に追究してゆく。著者の強靱な「知の源泉」に触れ、私たち読者が現代社会への強烈な覚醒を促される1冊。

    ※本電子書籍は、2016年9月刊行の『「資本論」の核心』、2008年11月刊行の『国家と神とマルクス』、2012年4月刊行の『帝国の時代をどう生きるか』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 教養が身に付いている人は、勉強法と思考法が身に付いている。一生ものの知性を!朽ちない教養をこの手に! 変化は、知性ある者しか読めない。「二時間でわかる哲学」などは、あり得ない。

    『勉強法』
    いま、国際社会は危機的な状況にある。
    構造転換に入った世界の中で、多くの人は何が事実に基づき、何が印象操作に過ぎないのか判断がつかず、混乱している。
    動乱する世界の中、<情報>の洪水に溺れずに生きるためには、インテリジェンスが必要となる。
    その基礎から解説し、分析を真に支える教養とは何か、そして物事の全体像をつかむ知性をいかに身に付けるか、その勉強法を具体的に示す。
    情報の洪水を呑み込むインテリジェンス!!

    『思考法』
    現実は、思想が未だ動かしている。
    いま世界で起きているのは、すでに克服され、古いものになったはずの民族問題であり、宗教問題の再発である。
    歴史とは何か? ヒューマニズムとは何か? 近代<モダン>とは何か? 
    冷戦後、終わったことにされた近代<モダン>こそが未だに世界では影響力を持っている。
    古今の書物に脈々と流れる論理の構造を掴み、解き明かすことで、危機の時代を生き抜く思考法を身に付ける。

    ※本電子書籍は、2018年4月に刊行された『勉強法 教養講座「情報分析とは何か」』と同年5月に刊行された『思考法 教養講座「歴史とは何か」』の2冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 990(税込)
    著者:
    山本 謙治
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    うなぎ、クロマグロ、牛肉……・持続可能な食を実現するための入門書

    環境問題、アニマルウェルフェア、人権・労働問題、フェアトレード、商品・サービスの持続可能性、利益の公正な分配、フードロス。食文化、生産者、自分自信を守るために知っておくべきエシカルの基準を提示する!
  • 元京大病院がん専門医による最良のセカンドオピニオン。

    完治できなくても、進行を抑えて日常生活を取り戻す「劇的寛解」という手がある。最新研究と臨床経験から導き出した食事術で、がんの活動しにくい体内環境へ。元京大病院がん専門医による最良のセカンドオピニオン。
  • バッタ、メダカ、サンショウウオ……危機に瀕した生き物はこうやって護る!

    まえがき
    第一章 たっちゃん池のかいぼり
    第二章 理想の池
    第三章 密放流者との暗闘
    第四章 ビオトープをつくりたい
    第五章 希少種を守り増やせ
    第六章 森のリス、ぜんぶ捕る
    第七章 ハンセン病と森
    第八章 アナグマの父親になりたい
    あとがき
  • 「全社員がリーダーであることを望みます」

    GE(ゼネラル・エレクトリック)でトップ15%の社員が受けられる幹部研修
    ――そこで語られる「リーダーに求められる考え方」「リーダーシップを発揮するために必要なスキル」とは。
    GEのリーダー育成機関「クロトンビル」で活躍するマスター・トレーナーが解説。


    〈目次〉
    第1部 仕事の基本
     序 章 誰もが今より「自分を進化」させられる
     第1章 「Self-awarenessがすべて」
     第2章 「費用対効果の高い意思決定を」
     第3章 「学ぶことをやめたら、会社を去れ」
     第4章 「GEでは七割オッケーならゴーです」
     第5章 「自分の運命は、自分でコントロールしなさい」

    第2部 部下の育て方
     序 章「なぜ、部下を育てないといけないのか」
     第1章「あなたは部下を“エンゲージできているか」
     第2章「部下の“人生の価値観”を把握する」
     第3章「OJD&フィードバック&コーチング」
     第4章「今日から一〇〇日で部下を育てよ」

    第3部 プレゼンの基本
     序 章 なぜ「簡潔さがすべてを解決する」のか
     第1章 なぜ優れた人は「聞き手を知ろう」とするのか
     第2章 なぜ「構造がシンプル」な話は効果的なのか
     第3章 なぜ簡潔な資料が「人を動かす」のか
     第4章 なぜ「一五秒で話す」と記憶に残るのか
     第5章 なぜ質問・反論を「歓迎すべき」なのか


    本書は、小社より刊行された『世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本』(2014年)『世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられているプレゼンの基本』(2017年)『世界基準の「部下の育て方」』(2019年)を合本し、再編集のうえ、改題したものです。
  • 笑って泣けてためになる。子育て世代から共感の嵐!

    笑って泣けてためになる。子育て世代から共感の嵐!
    毒親のもとで育ち、二児の母となった著者がその呪縛から解放されるために悩みながら模索する日々を綴った自身初の"子育てエッセイ"。深爪流・子育て論をとくとご堪能あれ。書き下ろし多数。
  • 夫婦2人の公的年金 「月額13万円」時代--長生き地獄を避けるには?

    高齢者の生活を支えてきた公的年金が、今後ずるずると減り続けていく。今から30年後には平均的サラリーマン世帯だった夫婦2人の年金が、月額13万円まで減るのだ。
    そのとき何も対策を取らずにずるずると家計の赤字を続けていたら、確実に生活は破綻する。
    年金減に対処するための方法は、貯蓄を持っておくこと、そして、収入を増やすことだ。
    働き続けたり、投資で収益を稼いだりすることだが、高齢期に月額13万円の勤労収入を得るのは非常に大変だ。
    しかも、働けば税金も社会保険料も増えてしまう。投資で毎月13万円を稼ぐのはもっと大変だ。
    こうした「長生き地獄」を避けるために、私たちは、具体的にどう行動すればよいのか。その対策を提示する。
  • 本場の高速な英会話が聞き取れたとSNS絶賛の英語耳をネットを使って独習

    「あなたはheartとhurt、earとyearを発音し分けられますか?」→英米人にとっては全く違う発音です!

    正しく発音できない音は聞き取れない! シリーズ累計100万部突破の「英語耳」メソッドの核心を凝縮した決定版が角川新書で登場!!
    「本当に高速な英会話を聞き取れた!」「洋画を字幕なしで観られた!」等と実際に高い効果があることでSNSや各種雑誌・書籍等で話題沸騰の「英語耳」メソッドの核心をご紹介。
    20年以上売れ続ける、英会話のリスニング&発音分野の超ベストセラーが伝える「英語耳」レッスンを、ネットを駆使して「独習」するためのノウハウを語る入門書!

    本書は、
    ●ネイティブ並の発音
    ●字幕なしで洋画を観られるリスニング力
    を「同時」に身につけるための一冊。活用するのは、ネット上で無料で見られる英会話動画やオンライン辞書、そしてGoogleが無償で提供している音声認識アプリなど!

    〈「英語耳」メソッドへの読者の皆さまからの反響〉
    「初心者ですが、リスニングのカギは発音にあるということが、とてもよくわかりました」(20代、女性)
    「英語はスポーツのように練習するといいという著者の主張に納得」(30代、女性)
    「半信半疑で始めたが、洋画のセリフがある日突然聞き取れ出して、びっくり!」(30代、男性)
    「この方法で、TOEICの点数がようやく900点を突破。英会話にも自信が」(40代、男性)
    「ネット上の無料動画を見て発音練習し、無料で使える音声認識アプリで自分の発音をチェック! そんな練習ができる時代になったんですね。半年後が楽しみ」(60代、男性)

    ※本書は『改訂版 単語耳』の理論編の内容の一部を再編集し、加筆訂正したものです。
  • なぜ、使わずにはいられないのか

    「させていただく」は正しい? 現代人は相手を敬うためでなく、自分を丁寧に見せるために敬語を使っていた。明治期、戦後、社会構造が変わるときには新しい敬語が生まれる。言語学者が身近な例でわかりやすく解説。
  • 東京にはもう”一流”は来ない――

    ・「チルい」ブームの街は「サイコーにちょうどいい」街へ――
    ・東京はもっと若者仕様になる――

    長く続くコロナ禍は日本の深刻な問題を忘却させてしまった。必ずしも東京に住んでいるとは限らない読者の生活の「未来」を描くのに、何故、「東京」を切り口にするのか。東京をまず「エンジン」として割り切って、その後に日本全体を駆動させる、「新しい東京一極集中」を戦略的に目指すべきだからだ。東京が稼ぎ、それを地方へと再分配する、人口が減少していく時代に必要な地方創生の在り方を提示する。提唱した「ヤンキー経済」が2013年の、「Z世代」が2021年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートした原田曜平による新たな提言。この本を読み終えたら、アフターコロナの日本の「未来」が今よりはっきり見えるようになる。

    【目次】
    はじめに

    序章 今の日本が置かれた状況

    第一部 現在のTOKYO
     第一章 東京は世界で最も熱い?
     第二章 東京の人間が東京の価値を一番知らない
     第三章 東京の魅力は世界に伝わっていない
     第四章 世界中の若者がTOKYOに住みたい
     【座談会】 外国人留学生から見たTOKYO

    第二部
     第五章 「サイコーにちょうどいい」街、東京
     第六章 東京に引き寄せられる若者たちの「思想」
     第七章 TOKYOの課題と未来
     
    おわりに
  • 尖閣から日本漁船が消える日。最前線では毎日なにが起きているのか?

    尖閣から日本漁船が消える日。
    最前線では毎日なにが起きているのか?
    漁業から日中台の国境紛争の現実が見える。
    現地調査を続ける漁業経済学者による、渾身の論考!

    漁業は国際情勢を映し出す鏡だ。
    尖閣諸島での「唯一の経済活動」、それが漁業である。
    海の上に線は引けない。漁業活動は食糧安全保障に直結しているばかりか国土維持活動ともなっている。
    日本の排他的経済水域(EEZ)は世界有数とされているが、実は東シナ海では関係国と相互承認している日本のEEZはほとんどない。
    東シナ海だけではない。日本海でも、オホーツク海でも水域の画定はされていないのだ。
    尖閣諸島水域を中心に東シナ海の操業は中国、台湾に席巻されてままならず、そもそもインドネシア人に日本の漁業界は既に人材も依存してしまっている。
    なぜ危機的な状況に陥ったのか? 日々の食卓の裏にある国境産業の現実を赤裸々に描く!

    ■国境産業は国家の化粧、国力を測るリトマス試験紙である
    ■日本漁船団は排他的経済水域すら失いかねない
    ■遠洋漁業は「流動的国土」。中国は遠洋強国となった
    ■日本は台湾に尖閣諸島の排他的経済水域を明け渡した
    ■東シナ海には二〇〇カイリ時代は到来しなかった
    ■外国人船員が国境の最前線に立っている
    ■外国人依存が日本漁業の思考停止を加速させた
    ■華僑・華人の漁業は南洋で拡大している
    ■日本漁業国有化論という問題提起

    【目次】

    まえがき 東シナ海での出会い
    序章 日本の生命線
    第一章 追いつめられる東シナ海漁業
    第二章 東シナ海で増す中国・台湾の存在感
    第三章 東シナ海に埋め込まれた時限爆弾
    第四章 日本人が消える海
    第五章 軍事化する海での漁業
    終章 日本漁業国有化論
    あとがき――さまよう小舟
    主要参考文献
  • 693(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    堀正岳
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    人生を変えるのは、小さな習慣

    人生・仕事を変えるのは、こんなに「小さな習慣」だった――。
    毎日の行動を、数分で実践できる“近道”で入れ替えるうち、やがて大きな変化を生み出すことができる、そんな小さな習慣「ライフハック」を紹介します。

    【「プリンシプルズ」とは】
     本書の最大の特徴は、ライフハックの背景となっている考え方を、その原理・原則=プリンシプルズに踏み込んで解説を行っているところです。
    (中略)
     元のムーブメントに立ち返ると、ライフハックは忙しくて余裕がなくなっている人や現状に苦しんでいる人に対して、具体的なアクションとして取り入れられる小さな習慣を提示する心強い考え方であることがわかります。
    (中略)
     本書は、読者のみなさんが本当のライフハックをそうでないものから見分け、小さな習慣であるのに長い目で見れば人生を良い方向に変える行動を自分自身の力で見いだせるようになっていただくための原理・原則を伝えることを目的としています。
    (「はじめに」より)

    ※本書は2017年11月に小社より刊行された単行本『ライフハック大全ーー人生と仕事を変える小さな習慣250』を改題の上、大幅に加筆修正したものです。

    【目次】
    はじめに
    PROLOGUE ライフハックとは何か
    CHAPTER 1 時間を生み出すライフハック
    CHAPTER 2 行動に結びつくタスク管理
    CHAPTER 3 集中力と先送り防止
    CHAPTER 4 ツールと人生の仕組み化
    CHAPTER 5 読書と情報整理
    CHAPTER 6 学びとアウトプット
    CHAPTER 7 仕事と生活の環境構築
    CHAPTER 8 心を守るためのメンタルハック
    CHAPTER 9 人生をハックする習慣術
    おわりに
    参考文献
    索引
  • 「究極のネタバレ作品」はなぜこんなにウケ続けるのか!?

    浄瑠璃や歌舞伎にはじまり、1910年の映画化以降、何度も何度も作られ続ける『忠臣蔵』。実は時代によってその描かれかたは変化している。忠臣蔵の歴史を読み解けば、日本映像の歴史と、作品に投影された世相が見えてくる。物語の見所、監督、俳優、名作ほか、これ一冊で『忠臣蔵』のすべてがわかる!

    【目次】
    はじめに
    第一章 「忠臣蔵」概論
     A 6つの見せ場/B 三大キャラクター/C 愛された理由/D 作り手側の事情
    第二章 忠臣蔵は世につれ
     1 江戸時代=庶民たちの反逆
     2 国家のために利用される「忠君」
     3 「義士」から「浪士」へ~『赤穂浪士』
     4 GHQの禁令と戦後の「忠臣蔵」~『赤穂城』
     5 東映の「赤穂浪士」
     6 大河ドラマ『赤穂浪士』
     7 悪役を主役に!~『元禄太平記』
     8 悩める大石~『峠の群像』
     9 ドロドロの人間模様~『元禄繚乱』
     10 TBS三部作
     11 「決算! 忠臣蔵」
    第三章 キャラクター名鑑
     A 四十七士/B 脱落者/C スターのための脇役/D 吉良方のスターたち/E 女性たち
    第四章 オールスター忠臣蔵の系譜
     A 戦前編/B 東映三部作/C 松竹、大映、東宝の動向/D その後の二本/E テレビの動向
    第五章 外伝の魅力
     A 外伝名作五選/B 後日談
    おわりに
    参考文献
    索引
  • 1,056(税込)
    著者:
    佐藤優
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版!

    世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版!
    アメリカの対タリバン戦争敗北は、地政学を軽視した結果である。

    地政学は帝国と結びつくものであり、帝国は国民国家を超える。
    帝国の礎にはイデオロギーがあり、それは「物語の力」が核となっている。
    地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもある。
    危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。
    無批判に受容してはならない政治理論のエッセンスを、国際政治の具体例を基に解説していく珠玉の講義。
    対立が激化する米中、イランを筆頭に勢力圏の再編が進む中東、混迷の中央アジア、ブロック化と理念維持の狭間で苦闘するEU、反日と反韓の疑似戦争が続く東アジア。
    世界はいまだ、グローバルでなくインターナショナルのせめぎあいが中心となっている。
    帝国化する時代を読み解くには、地政学が大きく、有用な鍵となる。

    ■宗主国なき帝国、植民地なき帝国
    ■何が島で何が岩か、暗礁か
    ■「イスラム国」は「原因」ではなく「結果」
    ■琉球占領の計画もあったアメリカ
    ■中国西側が「イスラム国」化する危険性
    ■信頼醸成サミットの目的
    ■国旗・国歌が制定されても民族は形成されない
    ■宗教は重要な地政学の要因
    ■十字軍が再び

    ※本書は2016年7月に晶文社より刊行された『現代の地政学』を改題のうえ、再編集を行い、加筆修正したものです。

    【目次】
    新書版まえがき
    まえがき
    第一講 地政学とは何か
    第二講 ハートランドの意味
    第三講 ヨーロッパと中東
    第四講 海洋国家とは何か
    第五講 二一世紀の地政学的展望
    あとがき
    参考文献一覧
  • 亡国の同盟は、不信と誤認の産物だった。対独関係から描く、日本衰亡の軌跡

    亡国の同盟は、不信と誤認の産物だった。
    『独ソ戦』著者が対独関係から描く、大日本帝国衰亡の軌跡。

    優秀な人びとを抱えながらも、なぜ日本は亡国の戦争に突入したのか?
    亡国への分水嶺となった三国同盟は、そもそも不信と誤認の産物でしかなかった。

    〇外国を崇拝し、その国の人間になってしまったかのような言動をなすもの。
    〇国家が崩壊することなどないとたかをくくり、おのが権力の維持だけをはかるもの。
    〇自らの構想の雄大さを誇るばかりで、足下を見ず、他者をまきこんで破滅していくもの。

    これら、我々に似た人間が敗北必至の戦争につながる同盟締結を加速させたのだ。
    利害得失を充分に計算することなく独と結び、米英と争うに至るまでを、対独関係を軸に分析すると、
    日本の指導者の根底に「根拠なき確信」があり、それゆえに無責任な決定が導かれた様が浮き彫りとなる!!

    「根拠のない確信」が災禍を拡大した。
    ■「駐独ドイツ大使」と揶揄された軍人外交官大島浩
    ■親独に多くが傾いていた海軍中堅層
    ■松岡洋右が国際連盟脱退を決めたのは「引っ込みがつかなくなったから」
    ■三国軍事同盟の条約文は、仮想敵の言葉である英文で作られた
    ■戦争を不可避にした南部仏印進駐は楽観から軽率に行われた

    ※本書は2010年10月にPHP研究所より刊行された『亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか?』を改題の上、この間の研究の進展を反映し、全面的に加筆・修正したものです。

    【目次】

    序に代えて――わたしに似たひとびと
    第一章 ヒトラーに「愛された」日本大使
    第二章 同盟のため奮闘せるも……
    第三章 バスに乗ってしまった男たち
    第四章 独ソに翻弄される松岡外交
    第五章 亡国の戦争へ
    あとがき
    主要参考文献
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    堀江重郎
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    あなたのその不調、加齢や老化ではなくLOH症候群が原因です!

    その不調、原因は老化ではなく、男性更年期障害!Late Onset Hypogonadism(LOH)症候群がもたらすLess Of Hope(失意と絶望)の恐怖――。


    男性はテストステロンが急激に減ることで心身に深刻な症状が起きる。これが男性更年期障害、医学的には「LOH症候群」と呼ばれる病気である。LOHとはLate Onset Hypogonadismの頭文字を取ったもので、加齢に伴ってテストステロンの値が病的に下がるという意味。男性は必ず更年期を迎えるわけではないものの、30代以降の男性なら誰にでも起こる可能性がある――。

    ・あなたの知らないテストステロンの機能と役割
    ・こんな状況のときはLOH症候群を疑うべき
    ・留意すべきは「食事と健康」だけではない理由……

    日本初のメンズヘルス外来を開設、一般社団法人日本メンズヘルス医学会の理事長も務める順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科外科教授の著者が鳴らす警鐘!

    【目次】
    はじめに――あなたの知らない「LOH症候群」
    第1章 テストステロン――外に出かけて獲物を取ってくるホルモン
    第2章 LOH症候群の症状と診断
    第3章 健康診断からLOH症候群を疑う
    第4章 LOH症候群にならないために
    第5章 LOH症候群の最新治療
    第6章 HPテスティングで前向きな健康維持を
    第7章 再び”ヒーロー”になるために
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    望月 衣塑子
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    激動する社会で、記者に求められることは何か? 報道の最前線を活写

    (章立て)
    はじめに
    第一章 会見に出席できなくなった
    第二章 取材手法を問い直す
    第三章 日本学術会議問題と軍事研究
    第四章 フェイクとファクトの境界線
    第五章 ジェンダーという視点
    第六章 ウィシュマさんの死が私たちに問いかける
    第七章 風穴を開ける人たち
    おわりに
  • 大事な場面で、手が動かない。その原因はメンタルではなく脳にあった!

    原因は、メンタルではなく脳にあった!

    大事な場面で、手が動かない。
    突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。
    長年、心の病の印象が強かったが、その原因はメンタルではなく脳にあった!
    そもそもイップスという医学用語はなく、厳密な用語の定義もない。
    不調なアスリートをイップスと噂する状況が続いているが、医学からみていくと局所性のジストニア(不随意運動)といえる。
    運動選手が上達するためには、ある程度の熟練まで反復練習は大事だが、度を越えた量になると、脳から身体への指令が上手くゆかず、制御不能の状態になるのだ。
    脳の誤動作が引き起こすものといってよい。

    イップスの罹患者はその経験を語ることが少ないが、5人のアスリート(岩本勉、土橋勝征、森本稀哲、佐藤信人、横田真一)が取材に応え、罹患と克服の経緯を語ってくれた。
    また、アスリートを支えた指導者や医師にも取材し、指導する側・治療する側から見たイップスも詳述した。
    原因解明と治療法にまで踏み込んだ、イップスの入門書にして決定版!

    ※本書は2018年1月に刊行した弊社単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです

    【目次】
    新書版はじめに
    第一章 捕手にボールが届かない――岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
    第二章 一塁への送球がスライドしてしまう――土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
    第三章 ボールが指にひっかかる――森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手)
    第四章 自分の写真を見たことでパター不振に――佐藤信人(プロゴルファー)
    第五章 パターする腕に電気が走った――横田真一(プロゴルファー)
    第六章 イップスのメカニズム
    おわりに
    参考文献
  • 仕事はシンプルにやりなさい

    38億円の赤字になった年に突然の社長就任。
    そこから2000ページのマニュアルを整え、
    組織の風土・仕組みを改革していくなかで見つけた
    「仕事・経営の本質」とは。
    良品計画元トップが語るV字回復の方法と思考。

    【目次】
    第1部 無印良品は、仕組みが9割
     第1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み
     第2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
     第3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
     第4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」
    第2部 無印良品の、人の育て方
     第1章 無印良品は、なぜ離職率がこれほど低いのか
     第2章 若手社員を「折れない社員」に育てる仕組み
     第3章 「チームワーク」はつくるのではない。育てる
     第4章 モチベーションを引き出す「コミュニケーション」術
    第3部 無印良品が、世界でも勝てる理由
     第1章 「巡航速度」でビジネスを広げよう
     第2章 商品開発は「つくる」より「探す」
     第3章 「MUJIイズム」に国境はない


    ※本書は、小社より刊行された『無印良品は、仕組みが9割』(二〇一三年)『無印良品の、人の育て方』(二〇一四年)『無印良品が、世界でも勝てる理由』(二〇一五年)を合本の上、加筆・改筆をして再編集を行い、改題したものです。
  • クラスに1人以上いる…もう家族だけでは担いきれない

    (目次)
    第1章 「ヤングケアラー」とは
    1.「ケア」とヤングケアラーという言葉が持つ多様さ
    2.ヤングケアラーの定義

    第2章 見えてきた日本のヤングケアラー
    1.大阪府立高校における高校生調査
     ケアをしている高校生はやはりいた/ケアが1日8時間/小学生の時からケア/抱え込む子どもたち
    2.高校教員による認識との比較
     教員も把握しているヤングケアラー/奇跡の調査

    第3章 私が出会ったヤングケアラーたち
    1.高齢化社会を反映する祖父母のケア
     ひとりきりであることの不安、重責/ケア一色/孤独だった。さみしかった。/「息抜き」がわからない/学校では気絶するように寝てしまう/介護が終わっても罪悪感を背負う
    2.精神疾患の親のケア
     負担の大きい中学校での「お弁当作り」/愚痴を聞き続けたり、激しく叱責されたり
    3.障がいを有するきょうだいのケア

    第4章 ヤングケアラーの語りを通してわかること
    1.ヤングケアラーの担うケア
     本人も周囲も気づきにくい/手伝いとはこれほどまでに違う
    2.ヤングケアラーの価値と2つの理不尽さ

    第5章 ヤングケアラーの生まれる社会的背景
    1.少子高齢化を俯瞰する
     激増する「ケアを要する人」/障がいを有する人や精神疾患の人も増加
    2.社会福祉における家族主義
     ケアは家族がするもの? できるもの?/在宅福祉も家族が前提/増加する虐待/生活の困難さが世代間で連鎖する

    終章 ヤングケアラー支援にむけて
    1.支援のためにできること
     地域で整えたい5つの支援/孤立の解消/学習支援と食事支援/小休止サービス/伴走者が必要だ
    2.学校での理解や配慮、そして支援
    3.福祉の専門職による支援 
     ヤングケアラーは資源ではない/「気づく」「つなげる」という役割
  • 膨大な書状には、将軍を取り巻く人々の思惑が、克明に記録されていた!

    大名の親子の間で交わされた膨大な書状が、熊本藩・細川家に残されていた。そこには、江戸幕府の体制が確立していく過程と、取り巻く人々の思惑がリアルタイムに記録されていた! 江戸初期を知るための必読書。
  • 島津はやはり強かった!? 譲らぬ兄弟の苦闘を描く、決定的評伝!

    九州統一戦の見事な勝利の数々、明軍相手の大勝利、関ヶ原の戦いでの敵中突破、西軍唯一の本領安堵――。「戦国最強」として世に名高い島津氏。しかし、通俗のイメージと学界のイメージが、これほど乖離している大名はいない。実は歴史学者の間では、満足に家臣を統率することもできない、「弱い」大名として理解されてきた。
    家の存続という目的は同じながら、異なる道を選び、譲らぬ兄と弟。言うことの聞かぬ家臣、内政干渉する豊臣政権、関ヶ原での敗北を乗り越えながら、いかにして薩摩藩を築き上げたのか。戦国島津氏研究の第一人者による、圧巻の評伝!

    【目次】
    第一部 戦国期の義久・義弘兄弟―ふたりが目指したもの―
     第一章 島津氏の源流と戦国大名島津氏
     第二章 義久・義弘兄弟の三州統一戦
     第三章 戦国島津氏権力のイメージと実態
     第四章 義久・義弘兄弟にとっての九州統一戦

    第二部 豊臣政権との関係―義久・義弘兄弟の反目―
     第一章 降伏直後の島津領国―混乱と領国経営破綻―
     第二章 義弘の「豊臣大名」化と島津久保の家督継承内定
     第三章 義久・義弘兄弟の対立表面化と「唐入り」準備
     第四章 「日本一之遅陣」と島津歳久成敗
     第五章 島津忠恒の世嗣承認と文禄の「太閤検地」
     第六章 慶長の役と秀吉の死、朝鮮からの撤退

    第三部 庄内の乱と関ヶ原の戦い―晩年の義久・義弘兄弟―
     第一章 忠恒の家督継承と伊集院忠棟誅殺
     第二章 庄内の乱
     第三章 関ヶ原の戦い―義弘が寡兵だったのはなぜか?―
     第四章 関ヶ原の戦後処理―徳川家康との和平交渉―
     第五章 琉球侵攻とふたりの晩年

    おわりに―島津義久・義弘の人物像―
  • 絵を描くのに必要なのは、「絵心」ではなく「コツ」でした

    (章立て)主なもの

    第1章 最も簡単な立体―同次形法
    同じ形を2つ並べると立体になる
    立体の奥行きの決め方
    様々なアングルで表現する
    単体のモノから、複雑なものへ
    机を中心にインテリアを描く

    第2章 最も簡単な立体の応用―平行移動法
    平行移動法の原理
    平面、正面、側面から立体を描く
    平行移動法の立体の見せ方
    平行立体図の構図の決め方
    〈応用〉オーディオセットを正面から描く
    〈応用〉側面、正面からキッチンセットとインテリアを描く
    自動車を3通りの方法で平行立体図に描く

    第3章 簡単に遠近感を出す―相似形法
    相似形を並べると立体になる原理
    相似形法で長椅子を描く
    虫籠を相似形法で描く
    電車を相似形法で描く
    高層ビルを上から見たアングルで描く
    浴室の俯瞰図を描く

    第4章 建築家のように描ける―消点法
    消点をとると立体になる原理
    インテリア(内観)を描くコツ--消点を内側に
    建物の外観を描くコツ--消点を外側に
    横から見た椅子を描く
    消点をとって正面から見た椅子を描く
    リビングの応接セットを1つの消点で描く
    建物の外観を1つの消点で描く

    第5章 陰影は形を立体に見せる
    高さと影の長さは比例する
    陰影をつけると平面図形が立体になる
    食卓を立体的に浮かび上がらせる
    ピラミッドに影をつける
    影と立体図は同じ原理
    平行図形のキッチンセットに影をつける

    第6章 こんな絵も簡単に描ける!―応用編
    カフェを描く(同次形法)
    白川郷を描く(平行移動法)
    町家の家並みを描く(相似形法)
    超高層ビル群を俯瞰する(消失点法)
    人の顔を描く
    人物を描く
    社内や町会の案内チラシをつくる
    最後の手段! 写真を描き写す
    プロにチャレンジ!
  • 無口? 直江兼続に任せきり?  気鋭の上杉氏研究者による決定的評伝!

    軍神・上杉謙信の甥にして後継者の上杉景勝。義兄と争った「御館の乱」、絶体絶命の危機に陥った織田信長の攻勢、「北の関ヶ原」と敗戦による危機……。かつて東国で覇を競った武田、北条が滅びるなか、上杉だけは生き残りを果たす。戦国大名最後の世代として、戦国、織豊、江戸と時代の転換期を生き抜いた、その六十九年の生涯を描く決定的評伝。

    【目次】

    はじめに

    序章 上杉景勝の実家、上田長尾一族

    第一章 戦国大名・景勝
    一、生い立ち
    二、謙信と喜平次
    三、御館の乱
    四、信長との対決
    五、「六十余州越後一国を以て相支え」

    第二章 豊臣大名・景勝
    一、秀吉と景勝
    二、東国仕置
    三、権中納言景勝

    第三章 会津国替えと関ヶ原合戦
    一、豊臣家大老景勝
    二、会津征討
    三、幻の関東討入り計画

    第四章 米沢領三十万石
    一、米沢中納言景勝
    二、米沢城下と藩制の整備
    三、景勝のよこがお

    第五章 米沢藩祖・景勝
    一、景勝の嗜好と周辺
    二、大坂の陣
    三、元和偃武と移りゆく世界
    四、景勝最後の軍役「最上御勢遣」
    五、景勝の遺命

    終章 その後の上杉家

    おわりに
    主要参考文献
  • 旧帝国海軍の戦いを総検証!日清戦争から太平洋戦争は50年戦争であった。

    栄光から敗北まで、その全軌跡!
    日清戦争の勝利から太平洋戦争の敗北まで半世紀。いわば50年戦争であった。
    太平洋戦争の開戦決意と敗北の原因は日露戦争の華々しい勝利を遠因とした面が大きく、
    日露戦争の勝利の要因は、日清戦争の苦悩の勝利から得た教訓に学んだことにあったのだ。
    海軍の艦艇設計思想と戦略思想を踏まえ、海戦図を基にして、
    日露戦争の「完全勝利」の内実をはじめ、帝国海軍の戦いを総検証!
    海軍研究の第一人者が徹底解説。海からみた大日本帝国の興亡史!!

    ■丁字戦法への信頼は日本海海戦前に失われ、極秘の奇襲作戦が作られていた
    ■東郷ターンは無理なもので、丁字戦法も使われなかった
    ■日露戦争の完全勝利は薄氷を踏むものだった
    ■山本権兵衛の存在が日清戦争の両国海軍の明暗をわけた
    ■「高陞号」を撃沈した東郷平八郎や日本海軍への批判は、当時からいくつも存在していた
    ■水雷艇を集中使用して港内の敵艦を攻撃する作戦は日本海軍の威海衛夜襲が最初だった
    ■ミッドウェーの敗戦がもたらした深刻な問題は人事異動の不実施にこそある
    ■太平洋戦争の魚雷戦の失敗は「酸素魚雷の性能が良すぎたため」
    ■大和・武蔵はわずかな被弾で重要な戦闘力を損なう技術上の欠陥があった

    ※本書は2010年12月に小社より刊行された『海戦からみた日露戦争』、11年5月刊『海戦からみた日清戦争』、同年11月刊『海戦からみた太平洋戦争』を合本にし、改題の上、加筆修正したものです。

    【目次】
    新版まえがき
    第一部 海戦からみた日露戦争
    第一章 海軍戦略思想はいかに生まれたか  ほか
    第二部 海戦からみた日清戦争
    第一章 幕末の海軍建設と近代日本 ほか
    第三部 海戦からみた太平洋戦争
    第一章 真珠湾攻撃と山本五十六の真意 ほか
  • 名将か、凡将か? 真贋を問う。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算!

    名将か、凡将か?
    純粋に「軍人」としての能力を問う。
    太平洋戦争開戦80年。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算!
    戦略、作戦、戦術の三次元で神話と俗説を解体する。

    戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六。
    そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている。
    しかし、これまでの研究は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた。
    戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する!

    ■山本は独ソ和平工作を仕掛けていた
    ■真珠湾攻撃、第二撃は当時から断念やむなしの空気だった
    ■ハワイを爆撃できる航空機を求めていた山本
    ■MI作戦(ミッドウェイ攻略)は最初から杜撰な計画だった。
    ■1930年代の山本の評価は「軟弱な親英米派」
    ■第一次ロンドン軍縮会議では山本は艦隊派に与していた。
    ■航空主兵論に大きな影響を与えた堀悌吉
    ■陸攻は戦略爆撃でなくアメリカ艦隊撃破のためにつくられた
    ■「半年か一年の間は随分暴れてご覧に入れる」の真相
    ■山本は戦艦を捨てきれなかった
    ■ミッドウェイで戦術的怠惰はあった

    【目次】
    序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点
    第一章 雪国生まれの海軍士官
    第二章 翼にめざめる
    第三章 戦略家開眼
    第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ
    第五章 政治と戦略
    第六章 連合艦隊司令長官
    第七章 真珠湾へ
    第八章 山本戦略の栄光と挫折
    第九章 南溟の終止符
    終 章 用兵思想からの再評価
    あとがき
    主要参考文献
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで

    日本は右傾化したのか? 滞在30年の著者が多層的な愛国の姿を提示する

    (章立て)
    はじめに
    第一章 愛国は多層的だ
    第二章 戦前の愛国 ――上からの愛国は命さえも軽んじられる
    第三章 元兵士たちの愛国 ――ナショナリズムの拒絶と新しい表現
    第四章 定まらない愛国 ――島は巨大な墓である
    第五章 戦後の転機 その1――尖閣諸島問題
    第六章 戦後の転機 その2――3.11
    第七章 天皇が示した愛国
    第八章 沖縄の人々
    おわりに
  • 990(税込)
    著者:
    高野隆
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    ゴーンの逃亡は、必然だった――。日本司法の闇に、担当弁護士が迫る!

    「私は日本の司法制度の人質ではない」と述べ逃亡したカルロス・ゴーン氏。担当弁護士が明かす、彼の実像と苦悩とは。そして、諸悪の根源「人質司法」の実態について、自らの経験と豊富な実証を基に、鋭く切り込む!
  • 1,100(税込)
    著者:
    古賀茂明
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    官邸官僚の相次ぐ不祥事。なぜ官邸は暴走してしまうのか。

    首相官邸に属する補佐官や秘書官らいわゆる「官邸官僚」は絶大な力を行使し、「モリカケ問題」など一連の不祥事の温床とも指摘されている。なぜ彼らは力を持ちえたのか。その腐敗の過程を検証し、あるべき姿を説く!
  • 同調圧力よ、サヨウナラ! 人気生物学者が直言する、唯一無二の辛口批評。

    団結や同調を鼓舞する、いかなる装置もクソくらえ! 
    目標設定や効果検証より「みんながんばろう」ばかりを主張する政府、グローバル・キャピタリズムを推し進めるエスタブリッシュメントたち、PCR検査をケチってGo Toキャンペーンに1兆3500億円、マジョリティの尻馬に乗った弱者バッシングだけが生きがいの人々、「日本すごい」の大合唱を続けるマスコミやネトウヨたち――日本列島ならぬ「日本劣等」に暮らす我々に必要なのは、何物にも流されない、共感しない能力だ!人気生物学者が直言する、唯一無二の辛口批評。

    1)日本の幻想
    生きた証
    組織に忠誠を誓うのはなぜか
    日本の下級国民の多くはなぜここまで従順なのか
    囲碁、将棋、スポーツ、オリンピック
    スポーツは危険・取扱注意ということについて

    2)おコトバですが
    感情に訴える言葉に共感しない能力を磨く
    敬称の文脈依存性について
    自然言語は定義できない(概念は実在しない)
    首尾一貫性という呪縛

    3)コロナ狂騒曲
    一所懸命は危険だ
    コロナ禍で分かったムダの効用
    チフスのメアリーとコロナのジョン
    厚労省の利権がらみでPCR検査が進まない
    コロナは社会システムを変えるか?

    4)思い込んだら百年目
    人為的地球温暖化という似非科学を未だに信じる人々
    人為的温暖化とは無縁な台風の被害
    ビーガンという倒錯
    多様性ってなんだろう
    「役に立つ」とはどういうことか

    5)閑居老人のよしなしごと
    家庭菜園に来る害虫たち
    老人閑居してよしなしごとを考える
    私がいじめられなかったわけ
    埋葬と墓に関するいくつかの話
    物々交換の過去と未来
  • その仕事「本当に必要ですか?」

    「労働時間が日本より300時間(/年)短くて、
    時間当たり生産性が1.4倍」のドイツに学ぶ、働き方。

    「決定はすぐやる、作業は明日」
    「会議の目的をはっきりさせる」
    「超・簡潔なメール」……

    ドイツには、自立・独立の強い意識と、
    人生の中での優先順位の明確なつけ方がある。

    リモートワーク全盛で、働き方を否応なしに変えなければならない今、
    ドイツのやり方をヒントにすれば、より快適な働き方・生き方に近づける。

    【目次】
    序 章 生産性、日本とドイツで差がつく理由
    第1章 「自立・独立の考え方」が生産性に直結【意識】
    第2章 報・連・相、会議……「それ本当に必要?」【コミュニケーション】
    第3章 退社時刻を決める、優先順位を考える【時間管理】
    第4章 フラットな組織は「スピード」が速い【チーム】
    第5章 まず「休む」、その後に「仕事」がある【生き方】
    第6章 リモートワークでも「日×独」式の働き方を


    ※本書は、小社より二〇一七年に刊行された『仕事の「生産性」はドイツ人に学べ』に加筆・改筆し、改題したものです。
  • 495(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    冨山和彦
    著者:
    田原総一朗
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    コロナを機とし、「昭和モデル」と決別せよ! 日本社会再生へのビジョン。

    地域経済の復活なしに日本再生はありえない!
    グローバル化とデジタル革命以後の現代日本において、GAFAのようなグローバル企業が誕生したとしても、そこから大きな雇用は生まれない。
    一方で、GDPの7割はローカル経済が占めていて、そこに8割の人が働いており、かつ彼らの多くが日常生活を支える社会に不可欠な仕事についている(エッセンシャルワーカー)。
    そうした人々が確かな待遇を得られる社会になれば日本は再び豊かさを取り戻す。そのための方策が中小企業の生産性を高めるCX・DXなのだ。
    エッセンシャルワーカーが稼げる真に豊かな社会に向けた道筋を、数々の企業再生を手掛けてきた冨山和彦が田原総一朗と語る。
  • 国家に“人事と金”を握られ良心を捻じ曲げられた囚人たちが冤罪を生み出す

    元判事、ベストセラー『絶望の裁判所』著者による、
    司法批判の集大成!

    平成の司法制度改革は大失敗!?
    政府と電力会社に追随した根拠なき「原発再稼働容認」、
    カルロス・ゴーン事件で改めて露見した世界的に特異な「人質司法」、
    参加者の人権をないがしろにした「裁判員裁判」、
    国家が犯人1人に責任を押し付ける「死刑制度」……
    閉ざされ歪んだ司法の世界にメスを入れ、改善への道を示す!

    ● 出世コースに乗れば生涯収入7億超えも!
    「天下り」もあり、国家に逆らえない。
    ● 無罪判決や行政に不利な判決を出した判事たちは
    人事や異動で報復を受けた。
    ● 在野の法律家から判事を選任する「法曹一元制度」を
    活用し、“市民のための司法”を取り戻せ!

    〈目次〉
    第1章 個人としての裁判官とその問題
    第2章 官僚・公人としての裁判官
    第3章 裁判官の仕事とその問題点
    第4章 裁判官の本質と役割――儀礼と幻想の奥にあるもの
    第5章 戦後裁判官史、裁判官と表現
    第6章 法曹一元制度と裁判官システムの未来
  • 最大の政治集団、それは家族と国家である。私たちはその暴力への抵抗者だ!

    最大の政治団体、家族と国家による暴力。
    日々、私たちはそれに抵抗している。

    家族は、以心伝心ではなく同床異夢。
    DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。
    イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。
    絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。
    エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。
    私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。

    被害を認知することは服従ではなく抵抗だ
    ■家族は無法地帯である
    ■愛情交換という暴力
    ■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲
    ■報道では虐待だけが選ばれて強調される
    ■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない
    ■被害者は不幸の比較を犯してしまう
    ■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる
    ■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ
    ■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する

    【目次】
     まえがき――母の増殖が止まらない

    第一部 家族という政治
     第一章 母と息子とナショナリズム
     第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに
     第三章 DV支援と虐待支援のハレーション
     第四章 面前DVという用語が生んだもの
     第五章 「DV」という政治問題
     第六章 家族の構造改革

    第二部 家族のレジスタンス
     第一章 被害者の不幸の比較をどう防ぐか
     第二章 加害者と被害者が出会う意味
     第三章 加害者アプローチこそ被害者支援
     第四章 レジリエンスからレジスタンへ
     第五章 心に砦を築きなおす

     あとがき
     主要参考文献一覧
  • 災害にまつわる憂うつ、不眠、不安、肥満、イライラ……改善できます!

    異常気象や地震、感染症などの自然災害。被災した人も、そうではない人もさまざまな不調が起きています。地域医療に邁進する医師が、今日からできる解消法を提示。防災バッグに入れておきたいカンパンのような本!

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