『アドレナライズ、0~10冊、分冊版を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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ニューヨークで暮らしていたとき、五番街にあるスクリブナーという書店で一冊の本と出会った。掲載されている絵は、ほとんどが無名の人の作品で、わかりやすく一口で言ってしまえば、子供が描いたような絵だった。デッサンだの、遠近法だのはほとんどでたらめだが、でも、そこには自分なりにこういうふうに描きたいんだという気持ちがこもっている。常々、絵の魅力はそういうものではないかとおもっていたので、彼らの絵に感動した。(「プロローグ」より)
イラストレーター安西水丸が少なからず影響を受けたアメリカン・フォークアーティストたち。彼らとその作品の数々を巡るアメリカ南部へのアート紀行。
アメリカの神々……ハワード・フィンスター
ネヴァダの夕焼け……プリス・バトラー
アトランタの案山子……R・A・ミラー
キルティングの巨人……クリス・クラーク
サンタクロースはやるせない……モーズ・T
アラバマのママ……アニー・T
鉄のロックンローラー……チャーリー・ルーカス
アラバマのワニ……ジミー・リー・サダス
●安西水丸(あんざい・みずまる)
1942年、東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターとなる。広告、装幀、漫画、小説、エッセイ、絵本など、多方面で活躍。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞(1987年)、キネマ旬報読者賞(1988年)等を受賞。著書に、『たびたびの旅』『アマリリス』『がたん ごとん がたん ごとん』『安西水丸 地球の細道』『ちいさな城下町』など多数。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。2014年3月逝去。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ゴーギャンの足跡を辿り、原色の島・タヒチへ旅立つ
2014年3月に急逝したイラストレーターで作家の安西水丸さん。本書は雑誌「旅」(2004年10月号)に発表された彼の文章とイラストスケッチに、雑誌未掲載のイラストと写真を多数追加。水丸さんが他界される10年前の旅の記録です。
“楽園”を求めて南太平洋の島・タヒチへ渡り、晩年の10年余りを過ごして1903年に没したフランスの画家ポール・ゴーギャン。島の女性たちをはじめ多くの作品をこの地で描き遺したゴーギャンの足跡を辿り、タヒチ島、モーレア島、ヒバ・オア島を巡ります。
●安西水丸(あんざい・みずまる)
1942年東京都生まれ。イラストレーター、作家。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)を経て、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーに。装丁、イラスト、漫画、絵本、小説、エッセイなど、多方面で才能を発揮する。朝日広告賞、毎日広告賞、1987年日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年キネマ旬報読者賞受賞。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。
●小平尚典(こひら・なおのり)
1954年福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後は、米国での経験を生かし、メディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子、アラバマのワニ』の他、『おやさと写心帖』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。 -
飛び散る脳漿、溢れる体液、地上は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄と化した
突如あふれるように現れた殺戮“鬼”たち。なんの理由も理解も与えられず、ただ嬲られ殺されるのを待つしかない人間たち。
ヒューマニズムなど嘲笑するかのように繰り返される大量虐殺、精密なスプラッター描写で地獄を描ききり、まさに神がかった著者・友成純一の『凌辱の魔界』と並ぶ世紀の傑作。「電子版あとがき」を追加収録。
●友成純一(ともなり・じゅんいち)
1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
過去二十年間に執筆した書評・エッセイ・評論の中からピックアップ、全面的に手を入れて再構成したものです。一書とするにあたっては、いささか偏ってはいますがブックガイドとしても使えるように最低限の配慮をしました。本文は国内文学・海外文学・その他の三部構成になっています。それなりに流れを考えて配列してありますけれども、もちろんどこから読んでいただいてもかまいません。(「あとがき」より)
泉鏡花、江戸川乱歩、久生十蘭、内田百間、朝山蜻一、中井英夫、ラヴクラフト、R・E・ハワード、ロバート・エイクマン、I・カルヴィーノ、M・シュオブetc.……90以上の作品とその作者について、倉阪鬼一郎は何を感じ、何を考えたか? 怪奇小説家の読書遍歴がわかる作品集。
●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
宇宙からの侵略者襲来! 巨大円盤が建設したゲットーから人類を解放せよ
第二次世界大戦の最中から150年後の世界、それも「ルナ・シティ」と呼ばれる月面基地にほうり出された、日本海軍の最新鋭潜水艦「ゼロ」。地球暦2100年の地球は、他の星からの侵略を受けて破滅寸前であった。月面にいる生き残りの日本人と協力して、ゼロを宇宙船に改造した艦長・森隼人大尉は、地球に戻ってきたが、人類は絶滅寸前まで追い詰められていた。地球を救い、再び緑の星を取り戻すことはできるか!? SF冒険小説。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
広大な銀河を翔ける英傑たちの新しい時代……第二部、開幕!
西暦2644年。太陽帝国四代皇帝・凛斗が非業の死を遂げてから17年余。彼の遺志を継ぐ恒星連邦、北河庚充郎率いるUTIの二大星間国家は冷戦状態に陥っていた。恒星連邦の首都惑星ポートスピアでは、かつての名参謀プラトンとともに大地を耕す一人の若者がいた。彼の名はシオン。ある日、シオンの元に叔父レオンが訪れる。その後ろには少女と見まごうほどの美少年カミーラがいた。彼は最新鋭戦闘艦「ツェルファーレンII号」をシオンの船だと言い、さらにシオンに隠された出生の秘密を語り始めた。シオンとカミーラの邂逅は大銀河(おおぞら)に新たな戦乱を巻き起こす時代の扉を開けようとしていたのだ……。
壮大なスケールで描かれる「星間興亡史」の続編、「星間群龍伝」シリーズ、第1弾。
●羅門祐人(らもん・ゆうと)
福岡県出身。血液型はO型。星座は山羊座。少林寺拳法三段。主な著書は『元祖羅門堂病院』『蒼き波濤』『独立愚連艦隊』『天軍戦国史』『列島大戦NEOジャパン』『超極級戦艦「八島」』など。 -
帝都を脱出した未来の皇帝は、気儘に生きる傭兵団隊長と運命の出会いを果たす
西暦2621年。シリウス星系カイパーベルト鉱山で起こった暴動を鎮圧するために、傭兵レオンは、麾下の自警艦隊を率い出撃する。だが、そこで遭遇したのは太陽帝国第四代皇帝を名乗る、少年凜斗の指揮する帝国艦隊群だった。現実主義者の世慣れた傭兵と、皇帝となるべく育てられた純真な少年。年齢も育ちも違う二人の辺境での奇妙な出会いは、百年の平穏を貪った星間国家を揺るがす、新たな激動の世紀の幕開けとなった……。
果てしなき銀河を群雄が翔る壮大な物語、「星間興亡史」シリーズ、第1弾。「電子版あとがき」を追加収録。
●羅門祐人(らもん・ゆうと)
福岡県出身。血液型はO型。星座は山羊座。少林寺拳法三段。主な著書は『元祖羅門堂病院』『蒼き波濤』『独立愚連艦隊』『天軍戦国史』『列島大戦NEOジャパン』『超極級戦艦「八島」』など。 -
松平定信、真田幸貫父子と不思議な繋がりを持つ“謎の男”、小三郎の犯した大罪とは?
江戸・両国にある「紙屋えろす堂」。蘭方・四ツ目屋といい、張形や吾妻形、媚薬・強壮丸を扱う店である。角行灯の薄闇で男女の悩みごとを処方するのは、主人の紙屋小三郎。長崎・鳴滝塾の留学から江戸に帰ると蘭学迫害の嵐が吹き荒れ、長崎奉行所に記録のない“謎の男”小三郎の身にも追っ手が迫る。幕府密偵・鳥居燿蔵の容赦ない捜査は、仲間の佐久間象山やねずみ小僧にまで忍び寄る……。長編時代小説。
●磐紀一郎(ばん・きいちろう)
1938年、福島県いわき市生まれ。手塚治虫が設立した「虫プロダクション」の文芸部を経て、作家生活に入る。十年間の休筆期間ののち、満を持して発表された『吉宗影御用』シリーズなど時代小説界に新しい風を送り込んだ。 -
天下の御政道に牙をむき、悪法に立ち向かって江戸の町を疾駆する巨躯の黒犬
徳川綱吉の治世。生類憐愍令(生類憐れみの令)が発布された江戸の町では、皆が“お犬様”の脅威に怯えていた。誤って犬に怪我をさせてしまえば遠島。命を奪おうものなら磔、獄門は間違いない。だが、捕縛の手から民たちを救い出す、謎の一団が突如として現れた。彼らは市中の犬どもを蹴散らすために黒犬を使う。それもすさまじいばかりの巨犬である。つややかな漆黒の体毛。頭部から肩口にかけてなびく白いたてがみ。どこからともなく忽然と現れるこの犬を、人々は「お救い犬」と呼び、噂した。一方、幕府は彼らの存在に苛立ち、選り抜きの精鋭から成る「生類改方」を組織、お救い犬の探索を命じた……。長編時代小説。
●磐紀一郎(ばん・きいちろう)
1938年、福島県いわき市生まれ。手塚治虫が設立した「虫プロダクション」の文芸部を経て、作家生活に入る。十年間の休筆期間ののち、満を持して発表された『吉宗影御用』シリーズなど時代小説界に新しい風を送り込んだ。 -
鬼の涙は、ちと苦い……やるせない男と女の閨にまつわる依頼とは
本所回向院裏の一角にある居酒屋「闇弁天」。界隈の者でも客になるにはちょいと勇気がいるが、亭主の名を鬼次という。この異相の亭主には、もう一つの顔があった。悉皆屋(しっかいや)なる、よろず屋稼業。とりわけ、鬼次の稼業は闇中のもの、並な頼み事はいっさい引き受けない。すべての生命の源は、男と女の営みから始まる。本日の願い事は、老旦那から若女房への「形見の張形」だというが……。全八話収録の連作時代小説。
●磐紀一郎(ばん・きいちろう)
1938年、福島県いわき市生まれ。手塚治虫が設立した「虫プロダクション」の文芸部を経て、作家生活に入る。十年間の休筆期間ののち、満を持して発表された『吉宗影御用』シリーズなど時代小説界に新しい風を送り込んだ。 -
「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選
トヨザキはダメ男小説が大好物なのです。ダメな気性の男がダメな言動を繰り返し、ダメな自分を更新し続ける様を遠くから見守る快感を発見して数十年。ついに、ダメ男をテーマにしたこのような本を上梓するに至った次第でございます。(本文より)
『坊っちゃん』『カラマーゾフの兄弟』『シャイニング』etc.etc.……ジコチュー型から尻軽タイプまで、数々の傑作小説に登場する「ダメ男」たち。不朽の名作に、こんな楽しみ方があったとは!
*ないない尽くしのダメ男/フローベール『ボヴァリー夫人』
*橋田壽賀子ドラマもまっ青なダメ男見本市/ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
*ガリ勉型世間知レベル0のダメ男/森鴎外『舞姫』
*今回のまるでダメ男は意外なあの人/ジュール・ルナール『にんじん』
*ライトモチーフ(繰り返し)型のダメ男/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
*子供っぽいジコチュー型のダメ男/夏目漱石『坊っちゃん』
*自分の気持ちに正直すぎるダメ男/岩野泡鳴『毒薬を飲む女』
*偽善的なダメ男/島崎藤村『新生』
*気がつかない星人型のダメ男/近松秋江『黒髪』『狂乱』『霜凍る宵』
*夢みる夢男でダメ男/フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』
ほか
●豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
雨の日に歩いてはいけないお堀ばた、午前2時19分に鳴る公衆電話、自殺者が流れ着く名所……
F市のお城跡に建つ県庁で事務をしている公務員の奈津美。その平穏な日常は、オホリノテを踏みつけたことで揺らぎ始めた。オホリノテ。お堀の手。梅雨になると石垣から這い出してくる、焼け焦げたような色の藻草のことだ。この土地には、奈津美のまわりには、常に死者の影がつきまとう……。
第2回『幽』怪談文学賞大賞受賞作の他、全6話を収録。実話から織り上げたふるさと怪談集。各話のこぼれ話、およびモデルとなった場所をカラー写真で解題していく「電子版あとがき」を追加収録。
*あちん
*2時19分
*タブノキ
*迷走
*向こう岸――あの日
*もうすぐ私はいなくなる
●雀野日名子(すずめのひなこ)
石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。 -
巨大女子学園を支配するのは……ちんまい中学生!?
「わー、合格だ!合格だ!ひゃー」「麻紀みたいな馬鹿が合格するわけないじゃない」「馬鹿ってゆーな!でも入っちゃったんだ。あの……あの日本一の女子校に!」世界最大の学園都市、『自転学園』。島ひとつがすべて学園なのである。中学・高校・大学までの理想的な一貫教育で、その全貌は謎のベールに包まれ、世の男性の羨望の的となっている。加治木麻紀が自転学園中等部に運良く合格し、一年が過ぎたある日、学内で探検部が遭難するという大事件が勃発。学内の話題を独占しているなか、麻紀は偶然にも“学園を統べる魔法の校章”を手に入れたことから、学園内の抗争に巻き込まれてゆく……。
世界標準のスケールで送る、学園ロード・ストーリーが堂々の発進! 反抗する少女たちの冒険と成長の物語。
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。 -
愛する者を殺され、老いた猟師は鬼となって山を降りる……そのとき街は凄惨な狩り場と化した!
前代未聞の事件だった。狩猟解禁日の八ヶ岳山麓で猟師たちが謎の集団に襲われ、大量の銃が強奪されたのだ。地元の猟師・半藤小六は大切な銃を奪われたうえ、目の前で娘夫婦を惨殺された。その一か月後、小六は復讐のため山を降りた。ただ一つの手掛かり、暴走族集団の名を頼りに。喧噪の大都会・新宿を狩り場に、老猟師は着実に獲物の跡を追い始める。その研ぎ澄まされた狩猟本能の前に、敵は一人また一人と血祭りにあげられてゆくが……。長編バイオレンス・サスペンス。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
古代エジプトの怨念が覚醒して東京中の猫が凶暴化、人々に襲いかかる!
日本地質調査隊がナイル河岸で偶然発掘した、奇怪な謎に包まれたミイラ。首が無く、胸にはやはりミイラ化した猫の首が置かれていた。しかも解剖の結果、その猫の脳髄組織は、数千年を経たものとは思われない新鮮さであるという。当然世間は沸き立ち、さらに研究が続行されることになった。16歳になったばかりの修介は、父・治平がそのメンバーの一員であることがうれしい。そして大の猫好きである修介は、愛猫イシスを連れて父の研究室を訪れたが、そこで思わぬ事が起こった。ミイラの脳髄を目にしたイシスが、異常な反応を示したのである。そしてそれが、日本中をパニックに陥れた、恐ろしい事件の始まりでもあった……。アニマル・パニック・ホラー長編。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
ある資産家の死、そして遺族である異母兄弟にのみ公開された遺言書の謎
いま、健雄の心は混乱していた。あの遺言書公開の日の奇妙な光景は、いまも、健雄の心の中に大きくとどめられているのだ。封書のままの遺言書を読みおえたときの、暎二、史子の驚き、そして、その銀一の冷静さは、いったいなんだったのだろう? あのときの、三人の不可解な態度と、こんどの銀一の事故死の間には、なにか関連でもあるのだろうか?(「死者の残照」より)
学習雑誌に掲載されたジュブナイル・ミステリを5本収録した短編集。
*条件反射の少年
*呪いへの挽歌
*悲しき報復者
*青き惑いの午後
*死者の残照
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
宇宙犯罪者を追跡する“駆逐官”に任命されたサメジマは、侵略者から地球を防衛できるか!?
謎の飛行物体群の攻撃を受け危機を迎えた地球は、南極共和圏連合のガイゼル将軍を指導者に選び、結束を固めた。だがガイゼルは暗殺されてしまい、戦闘機パイロットだったサメジマは、身に覚えのない暗殺者の汚名のもとに、地球追放の極刑を受ける。広大な宇宙空間を漂うカプセル。その中で死を待つだけの彼の目に映ったものは、地球を襲った飛行物体群と戦火を交える、漆黒の宇宙船の姿だった。そして宇宙船に救助されたサメジマは、犯罪者を追跡する“駆逐官(シャット・マン)”の任を引き継ぐことになった!
大宇宙を舞台にしたスペース・オペラ「キャプテン・シャーク」シリーズ、第1弾。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
書評集成2005~2012! 千五百字に詰まった一冊入魂の矜持をご覧じろ
可愛いマシュマロみたいな物語の中に、人間の原罪ともいうべき苦いチョコをしのばせてるつもりで、しかし、そのチョコですら実は偽善という砂糖のコーティングが施されてる。これはそんな物語です。で、大人げないわたしはそういう小説が売れに売れていることが不満で仕方ないのです。ごめんね、意地悪ババアでさ。(本文より)
リチャード・パワーズから太田光まで、厳選82作+その他5作。「本の雑誌」2005年3月号~2012年5月号に掲載された書評を収録。
●豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
深夜の埠頭から始まった暗闘……次々と起きる要人暗殺事件の背景にあるものは!?
東北南部の小横浜と呼ばれる工業港で、深夜、殺人傷害事件が起こった。地元暴力団・交竜会のチンピラ三人が、いとも簡単に、正体不明の男に殺られてしまった。現行犯逮捕された男は、警察へ連行されたが黙秘権を行使。帰宅就寝していた署長が真夜中にもかかわらず駆けつけ、署内には奇妙な緊迫した空気が充満していた。偶然にもこの事件を目撃した地元紙の記者が速報記事を書いたが、なぜか翌日の新聞に載らなかった。殺人者の正体と奇怪な行動とは? 事件の謎を追ううちに判明する、政治闘争と血縁の因縁。三十数年前のブラジル移民の間になにが起きたのか……。長編バイオレンス・サスペンス。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
兄の冤罪を晴らすため動き出した青年は、政治的な思惑が蠢く陰謀に巻き込まれてしまう
警視庁の優秀な警部補・神月修一がある日突然、身元不明の女のアパートで心中事件を起こした。当局の知らせで現場に駆けつけた修一の弟・竜二は、ベッドに全裸で横たわる二人の男女を見つめ、男がまぎれもなく兄の修一であることを確認した。悲嘆にくれる竜二に向かって、当局の捜査官は事件の隠蔽を指示した。それはなぜなのか? 警察大学校の幹部候補生でもある竜二は、尊敬する兄の死に疑問を抱き、独自に調査を開始する。そんな時、久坂史郎と名のる謎の男が、竜二の前に忽然と姿を現した。彼は何者か。そして彼の目的は……。長編バイオレンス・サスペンス。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
未来からやってきた銀髪の美少女マドーラ……彼女の目的は絶滅動物の調査だった
北海道の山中で傷を負い、ヒグマに襲われそうになった少女マドーラを救った修平は、彼女の時走機(タイム・マシン)に同乗して西暦3018年の未来世界へ飛翔する。そして彼は、かつて人類がシマウマやペンギンなどの動物たちに行った殺戮の映像を見せられ、大きなショックを受けた。次に修平とマドーラの二人は、エゾオオカミの調査のために今度は19世紀の日本へと旅立つが、そこでは人類の悲惨な未来を暗示する、人間の狂気を垣間見る……。SFジュブナイル冒険小説。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
失踪を遂げた伝説的な女性パイロット、現代日本で起きた殺人事件との関係性は!?
東京・不忍池からノンフィクション作家、種村誠一の死体が揚がった。種村は戦前の女流飛行家、アメリア・イヤハート失踪の謎を追っていた。彼女は世界一周飛行の途次南方太平洋上で消息を絶ち、一説にはサイパンで日本軍に処刑されたともいう......。種村は「重大な証人がいる」と言ってサイパンへ向かい、その帰国直後に殺されていた。種村はいったいどんな危険な秘密を掴んで帰国したのか? 第二次世界大戦前夜の南洋諸島と現代を繋ぐ、黒い連環を描く。長編推理小説。
●石津嵐(いしづ・あらし)
1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
ひとつの怪奇体験談を聞くと、それに関連した別の体験談を呼び寄せてしまう
小説のネタにと怪奇体験談の蒐集をはじめてからしばらくになる。この本には、とある編集アルバイトが持ち込んできた体験談がきっかけになって増殖した怪異を収録させていただいた。それが最終的には、あの“事件”にまで到ることになってしまったのだが、それは読んでいただければわかることだ。(「はじめに」より)
昔から怪談を集めていたオカルトオタクである著者の体験を小説化。モキュメンタリー・ホラー。
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。 -
星誘い……それは死せる者の魂を天上へと導く人
戦乱の続く時代。戦いを望まぬとの誓いをたて、死者の魂「星垂(ほた)る」を天へと導くという「星誘(ほしいざな)い」の住むお山に、結界で守られた豊かな都「星辰都(せいしんと)」を造った人々がいた。しかし、妄執ゆえに迷った星垂るを消滅させる存在であるはずの「星喰い」が、なぜか星辰都を戦いに巻き込もうと策謀を巡らす。星誘いの娘・耀華に魅せられた少年・冬青。彼が青年となる時、人々の想いは交錯し、運命の織物に一大絵巻が描かれる……。
生者と死者を繋ぐ連環、さまよう魂をめぐる壮大な物語。長編ファンタジー。
●篠崎砂美(しのさき・さみ)
1992年、『魔封の大地アンクローゼ』でデビュー。著書は、『お隣の魔法使い』のようなメルヘンから、『プロジェクト・リムーバー』のようなSF、『魔鏡の理』『星誘いの娘』のような和風ファンタジーまで幅広い。他にも『ファイアーエムブレム』『アーマード・コア』『エメラルドドラゴン』『シャイニング・フォース』『シークエンス・パラディウム』など多くのノベライズや、『妖精辞典 異世界からの来訪者』のような専門書まで手がけている。 -
家族にとって、患者にとって、より良い介護とは何か
母がめまいを訴え、検査を受けた。その結果に医者である息子は驚愕。高血圧、肥満、糖尿、心不全など、恐ろしい生活習慣病の病巣ともいえる患者だった。診断通り、母は病に倒れ、認知症を発症する。ぼけが進行し、人格を失う恐怖と闘う母とそれを支える家族。自分が医者であるがゆえに治療の限界に懊悩し、患者の立場でより良い介護を模索する日々……。看取るまでの9年間を綴る苦悩と葛藤の全記録。
家族の葛藤、薬による治療の意味、ヘルパーや公的援助の受け方、大学病院の使い方など、老人介護に悩む人は必読の一冊。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
今は誰のために時間を使っているのか、自分が今やっていることは何のためか
時間の活かし方はその人の仕事の能力にも関係しますが、生き方にも表れてきます。いかに時間を使うか、そこから出てくるゆとりでどう人生を楽しく生きるか。アイデアを効率よくどう出していくかも、時間の使い方の重要なところではないでしょうか。できるだけ無理のない、それでいて楽しめる生活をしながら生きていくことこそ、最高の時間の使い方と言えるでしょう。(「はじめに」より)
あなたは人生の半分を無駄にしている……なぜいつも時間に追われてしまうのか、なぜ思っていることができないのか、自分のやりたいことを実現するための思考法とは。
第1章 時間はいくらでも作り出せる
第2章 今日からやり方を変えてみよう
第3章 捨てる情報、活かす情報
第4章 発想のヒントはどこにでもある
第5章 私は仕事が楽しくてしょうがない
第6章 「価値ある時間」が人生を決める
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
人間のからだの神秘? 自然治癒力を体内物質の化学的連鎖としてひもとく
いままでにも自然治癒力を高めるさまざまな方法が考えられてきました。けれど、それらの方法はどこか偏りがちで、医学的な論点が少々ぼけていたように思います。病気はよく、気のせいだとか、精神的な問題だとか言われますが、そのことの意味を少し科学的に解析してみると、いろいろと面白いことがわかってきます。(「プロローグ」より)
心とからだ、病気とからだという関係の中で、人間の体内に存在する多くの体内物質のうち、代表的なものや医学上話題になったものをとりあげて解説する。
プロローグ
第1章 心とからだをつなぐ物質
ミステリー小劇場 第一話 男はなぜ証言を変えたのか?
1 心とからだをつなぐ物質とは?
2 アドレナリンはいきいきと生きる原動力
3 うつ状態を改善、免疫力を高める副腎皮質ホルモン
4 脳内モルフィネは難関を乗り越える活力剤
第2章 老化を防ぎ、やる気を作る物質
ミステリー小劇場 第二話 記憶の誤算
1 脳の働きは変えられる
2 若返り物質メラトニン
3 集中力とやる気を生む物質ドーパミン
4 脳内物質の活性化でぼけない脳を作る
第3章 からだが作る薬を活かそう
ミステリー小劇場 第三話 ダイナマイトの報酬
あとがき――希望が自然治癒力を増す
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
覚醒せよ、ジャガーの戦士! はるか中米の奥地で開催される闇の武闘会
幻の地アストランから伝わる秘術ナワール。その力は自身の姿を異形のものに変え、空をも跳ぶことを可能とする。中米の小国ティスタパラパで、闇の呪術師コパンに襲われた日本人留学生・石黒彰は、自身がナワリズムの使い手であることに気づく。マリナルコ寺院の統括者・セリオスの元で修行に励み、戦士となった彰は、闇の武闘会に出場。そこで彼は次々と強敵を打ち破り、秘められていた真の力を解放してゆく!
遠く中米を舞台に繰り広げられる異色のファンタジー・アクション、第1弾。電子版あとがきを追加収録。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。 -
妖気漂う中世の東欧を舞台に、悲運の王子・ラシカの成長を描く正統派ファンタジー
少年ラシカ・ラティスコウは、ルテニア王国第二王子。だが呪術を専らとする異端宗教の司教と王妃の間にできた不義の子だと噂され、生を受けたその時から悲しい運命を背負っていた。父王に疎まれ、人質として弟マレール、武官イーレンタールとともに強国カフタル帝国の中心、リュシプール城に幽閉された。いまだ幼さを残す十四歳の少年をもてあそぶかのように、過酷な運命がラシカを襲う。邪悪なる地霊「オドネ」の復活にまつわる、ラシカの暗い出生の秘密とは……? 電子版あとがきを追加収録。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。 -
身近な病気ほど誤解されている? 小説仕立てで学べる健康防衛マニュアル
都市近郊在住、大黒柱はサラリーマンという平均的ファミリー・最木藤家。気がつけば、6人と1匹中だれかしらの具合が悪くなって大騒ぎ! そこで飛び出すのが、心や体にまつわる健康常識。「風邪は万病の元」「ダイエットでコレステロール値を下げる」「尿の色が濃い時は肝臓が悪い」……でもそれって本当なの? 日常会話に出てくる健康豆知識、そのウソ・ホントを現役医師が解説。ほのぼのコミカルストーリーを楽しみながら医療を学べる、新感覚のシミュレーション小説。
第1話 男も更年期
第2話 百円ダイエットは効くか
第3話 風邪を大学病院で診てもらう
第4話 肝機能ってどんな機能?
第5話 されど頭痛
第6話 あなたはどなた様?
第7話 インフルエンザの最強の治療薬
第8話 治る脳卒中
第9話 胃をのぞく
第10話 続・胃をのぞく
第11話 一発で治す花粉症
第12話 憂鬱な食卓
第13話 日焼けは敵
第14話 医者に治せぬ胸の痛み
第15話 地球が回る
第16話 健康ってなんだ!
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
どうすれば医者とうまくつきあえるか? 診療を受ける上で知っておくこと
聴診器を当てると、すぐに深呼吸を始めたり「そこが痛いんです」と大声を出して説明をしようとする人がいます。診察する医者には大迷惑で、聴診器に患者さんの声が響いてしまいます。他にも、風邪レベルで大学病院へ来る人、前の医者の悪口を言う人、医者のかけもちを隠す人、「テレビで見たんですが」「今日中に書類を書いてください」「薬は飲まない主義なんです」などなど……医者の立場から見た“困った患者さん”とは?
医者も人の子、患者しだいで気分も変わる。だけど、それを表に出せない辛さ。「特別な患者」になるために、知っておきたい医者の言い分。医者の本音を引き出し、うまく利用するための、正しい会話の進め方とは。
第1章 医者も人の子
1 VS初めての医者
2 患者の禁句
3 「特別な患者」になるために
第2章 診察室に入ったら……
1 覚えておきたい、受診のテクニック
2 症状の説明は「わかりやすく」がモットー
3 薬とつきあうための会話集
4 検査の達人になる
5 手術するかしないか、それが問題だ
第3章 頼れる医者、不安な医者
1 あなたのドクターはどんな人?
2 名医ってなんだろう?
3 ダメ医者をマークせよ
4 優良ドクターを見極めるコツ
第4章 本当の「よい病院」の見分け方
1 大学病院の診療科って、どうなってるの?
2 病院ではここをチェック!
第5章 医者の言いわけ、病院の言いわけ
1 医者の言いわけ
2 病院の言いわけ
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
診察室で気づいた「性格」と「病気」の関係
長生きの人、そうでない人。うまく病気とつきあって行く人、不満ばかりこぼす人。どうやら患者さんの性格と病気にはどこか関係があるようだ。あるいは病気によって性格も変化してしまうのかもしれない。病気に立ち向かうというと大げさだが、病気というマイナスを自分の生き方にプラスに変える方法はあるはずだ。実際に病気を機会に自分の生き方を変えて、かえって病気をしたあとすばらしい人生を送っている人もたくさんいる。(「はじめに」より)
怒りっぽさは病気のもと? 几帳面な人に多い病気って? 医者にけんかを売る人の心理とは? 診察室で出会った患者さんの人間模様、その病気人生学とでもいうべき多種多様な生き方とは。
第1章 大病を呼ぶこんな性格
第2章 医者が困ってしまう人々
第3章 病気に負けない人の秘密
第4章 現代版・職業病の実態
第5章 マニアな人の不思議な病気
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
市民マラソン、トライアスロン……“走り続ける作家”の走破記録
ミステリ、ホラー、時代小説と様々なジャンルで執筆しつつ、私生活でも多趣味なクラニー先生。その一つが「マラソン」。市民マラソン、トライアスロン、アクアスロン、ウルトラ……20年かかって300試合出場を達成! 地元の月例マラソンでゼッケンを付けることもあれば、地方の大会へも赴く。完走もあればリタリアもある。時には被り物でのコスプレ珍走まで!? カラー写真を多数収録したお気楽エッセイ。読むだけで旅気分、ほっこり心が温まる内容となっています。電子オリジナル。
●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。 -
第二の人生は余分なものを持たない……シンプルで自由な人生のすすめ
捨て去ることで、喪失感はなくなる。守っていこうとするから、喪失感が起こるのであって、求めていくなら、そんなことはまったく問題ない。肩書きも持たず、ものも所有しない潔さこそ、新しい人生の生き方である。それができなければ、新しいスタートには立てないのだ。身軽になることが、いつまでも若々しい脳と体を作る。
はじめに 所有することにこだわらない
第1章 余分なものを持たない……何を捨て、何を残すか
第2章 余分なことを捨て去る脳の作り方……身軽になって、新たな挑戦を!
第3章 こだわりを捨てれば、自由に生きられる……「今」を一番面白くする!
第4章 生きるのが楽しくなる健康法……人生の優先順位を決める
第5章 「最後はひとり」の覚悟……頼らず、潔く!
おわりに 命もお金も脳も使い切る
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
世界を救うのは“科学”であり“技術”ではない……物理学者が語る21世紀という未来
環境問題は科学の問題である。科学の問題であるとは、ごまかしがきかないということだ。21世紀は存在するかという問いは、全人類が21世紀にふさわしい存在になりうるかという厳粛な問いになる。それは例えば、環境問題を解決するにたる頭がもてるかという問いにもなる。全人類が十分に賢くなることが、21世紀を存在させる条件になるだろう。(本文より)
刻々と深まる地球環境の悪化の下で、我々は何を次代に伝えるべきか……。1994年の執筆当時、92歳だった科学者が遺した厳しく烈しいメッセージとは? 今だからこそ読みたい、先見の明に長けた思想書。
●三石 巌(みついし・いわお)
1901年、東京都生まれ。物理学者。東京帝国大学(現東京大学)理学部物理学科および同工学部電気工学科大学院卒業。日本大学、慶應義塾大学、武蔵大学、津田塾大学、清泉女子大学の教授を歴任。還暦を機に医学にも造詣を深め、独自に編み出した「分子栄養学」を創設。理科の教科書、子供のための科学書から専門書まで、生涯著作は300冊以上にのぼる。科学読み物の古典『ロウソクの科学』の訳者としても有名。1997年1月、死去。その2週間前まで、雪山でのスキーを楽しんだ。 -
緊迫のパニック・サスペンス……優雅に世界旅行を楽しむはずの飛行船がテロの標的に!
全長五〇〇メートル、航空技術の粋を結集して大日本飛行船航空が建設した、第一号硬式旅客飛行船「富嶽」は、八〇〇人の乗客を乗せて出発。世界のVIPに混じって、ルマン24時間耐久レースに出場するため、スポーツカーとともに乗り込んだレーシング・ドライバー神田陽一は、飛行船の快適な航行を満喫していた。だが、大日本飛行船航空本社からのスクランブルが、船長の松原にかかってくる。それは過激派が「富嶽」のどこかに爆弾を仕掛けたという緊急連絡だった!
冒険小説の名作「旅客飛行船」シリーズ、第1弾。
●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
大人になってから、どこまで変わることができるか
医者を30年もやってくれば、初対面である程度どういうタイプの人かわかるものだ。しかし、目の前にいる男性は、いままでに出会ったことのないタイプの人だった。「人は思い出を大切にしますよね。思い出ってなんでしょう。過去の経験? あるいは楽しかったことでしょうか。いや、それだけでは思い出にはならないのです」答えをなかなか言わない。自分で発見しろと言いたいのだろう……。
オヤジが亡くなり、ある日突然、知らない人から電話があった。それから始まる7日間。7つの場所へと新しい自分に出会う旅に導かれていった。魂を揺さぶる父と子の感動物語。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
脳のエキスパートが教える45のコツと35のトレーニング!
アレなんだっけなあ? コレの名前なんだっけ? いわゆる「ど忘れ」をしたとき、どうすればすぐに思い出せるのか、あるいは忘れないような覚え方はないのか……本書では、脳科学的な事実に基づいた解決方法を掲載。上手に何かを覚え、必要に応じてすぐに思い出していくことは、脳を活性化させ、認知症の予防にもつながります。
第1章 すぐに思い出す方法
第2章 すぐに思い出せる記憶法
第3章 記憶/想起をスムーズにする脳活性術
第4章 脳活性トレーニング
付録 記憶のメカニズムを知ろう
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
医学博士が教える「脳で心を考える」幸せへの53ステップ
いい車に乗りたい、お金が欲しい、素敵な彼氏が欲しい……、だれもが思うことを、脳の科学という視点から解説します。漠然と心の問題と片づけていたことでも、脳の中の化学的な変化を知ることで、私たちは自分の欲望とどうつき合い、どんな対処方法があるのかがわかってきます。
ビジネス、恋愛、人間関係、健康に悩む人のためのメンタルヘルス。
第1章 Work 職場でふと窓の外を見たとき
もっと自信を持ちたい
ライバルに勝ちたい
出世したい
褒められたい
もの覚えがよくなりたい
もっとお金が欲しい
いい人だと思われたい
いやなことを忘れたい
怒りを鎮めたい
傷つきたくない
スランプから抜け出したい
やる気が起こらない
会社を辞めたい
人間関係を良好にしたい
夢を持ちたい
第2章 Love 幸せそうなカップルを見たとき
男心が理解できない・女心が理解できない
恋人が欲しい
好きな人を振り向かせたい
結婚したい
もっと愛されたい
出会いが欲しい
いい男・いい女とつき合いたい
二股をかけてみたい
不倫をしたい
別れたい
慰めて欲しい
手料理を作ってあげたい
やさしくなりたい
第3章 Life 日々の生活をふと振り返ったとき
単調な毎日から抜け出したい
昔にもどりたい
自分を好きになりたい
軽はずみな行動をつつしみたい
やりたいことだけをして生きていきたい
静かな田舎で暮らしたい
大きな家に住みたい
目立ちたい
旅をしたい
家族との関係を修復したい
いい家庭を持ちたい
第4章 Health 健康でいたい
長生きしたい
痩せたい
もっと眠りたい
タバコを止めたい
もの忘れが心配
生きていることを実感したい
死んでしまいたい
どうして自分だけが病気にならなければいけないのか
薬を使いたくない
ストレスから逃れたい
不安でたまらない
気力が起きない
何をやっても楽しくない
思いきり笑いたい
●米山公啓(よねやま・きみひろ)
医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
白銀に輝く髪と金色の瞳を持つ美青年の正体は……常人ならざる術を操る天狗!?
女は三度火を出したら「ひのこだま」になる。大火を出し、余所者の男と蒸発した母親のせいで「罪人の娘」と蔑まれ、つらい奉公生活を強いられている篝(かがり)。その篝に、夏になると決まって会いに来る男がいる。漆黒のインバネスを纏い、白銀の長髪をゆらす美青年の名は、流星(るぼし)。見世物小屋の座長をしている彼は、炎をあやつる篝の異能に興味があるらしい。春には桜に彩られるうつくしい國で、少女の運命はめまぐるしく回り始める……。
カガミコ名義で発表された大正浪漫恋愛ファンタジー「桜の國の物語」シリーズ、第1弾。巻末に「電子版あとがき」を追加収録。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。 -
急襲を受けた城から落ち延びたのは王子デュオンと妹姫ルビアだけだった
遙かな過去、天から降り立った者=〈天上人〉の支配に服すか否かで分かれた人々は、長大な〈万里堰〉で互いを隔てて生きてきた。だが突如、〈堰〉を破った新型兵器“銀竜”が、支配を拒む〈龍の七部族〉のひとつ、晃家に攻め入る。晃家の城は滅び、公子デュオンは盲目の妹姫ルビアを連れて友邦へ落ち延びた。〈堰〉を挟む世界の危うい均衡が、破られようとしていた……。
著者渾身の大河ファンタジー『龍の七部族』シリーズ、第1弾。大幅に加筆修正された朝日ノベルズ版の原稿を元に、電子で復刊! 末弥純によるイラストはソノラマ文庫/朝日ノベルズ版の両方から採録。
●ひかわ玲子(ひかわ・れいこ)
東京都出身。翻訳家として活動したのち、1988年『バセット英雄伝 エルヴァース』でデビュー。『女戦士エフェラ&ジリオラ』シリーズ、『三剣物語』シリーズなどヒロイック・ファンタジー作品で読者の支持を得る。その後、『百星聖戦紀』シリーズ、『クリセニアン年代記』シリーズなど、SFとファンタジーを融合した壮大な世界観の作品、『アーサー王物語』など神話や伝承をもとにしたファンタジー作品を発表する。SF、ファンタジーの評論家としても活躍。 -
あの大作家の、あの力作が……闘う書評家・トヨザキ社長の餌食に!?
親を質に入れても買って読め! 図書館で借りられたら読めば~? ブックオフで100円で売っていても読むべからず!? ベストセラーや名作、人気作家の話題作に「金」「銀」「鉄」3本の斧が振り下ろされる。雑誌「TV Bros.」で連載され人気を博した、ブックレビュアーによる書評集、第3弾。
二〇〇四年の正直書評。(号泣する準備はできていた―江國香織;空の香りを愛するように―桜井亜美 ほか)
二〇〇五年の正直書評。(生首に聞いてみろ―法月綸太郎;奇跡も語る者がいなければ―ジョン・マグレガー ほか)
二〇〇六年の正直書評。(魔力の女―グレッグ・アイルズ;マヂック・オペラ―山田正紀 ほか)
二〇〇七年の正直書評。(快適生活研究―金井美恵子;どれくらいの愛情―白石一文 ほか)
二〇〇八年の正直書評。(エンジェル―エリザベス・テイラー;ゴールデンスランバー―伊坂幸太郎 ほか)
巻末付録 酷評にこそ叮嚀な読解が必要なんです
●豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
極東に侵攻を開始した黒魔術結社のアジト〈邪龍殿〉を破壊せよ!
世界の破滅を目論む闇の魔術的テロリスト団W∵O∵R∵M∵に対抗するため、光の魔術結社S∴W∴O∴R∴D∴の特殊戦闘部員……〈魔術戦士〉が組織された。〈火〉の魔術戦士・志門聖司に、極東侵攻を開始した妖蛆の日本寺院建設阻止の任務が下る。日本の暗黒支配を企む黒魔術師と、志門の壮絶なる魔術的闘争(マジカル・コンバット)が今、始まる!
著者渾身の本格マジカル・アクションシリーズ「魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)」、第1弾。大陸ノベルス版、SQ文庫版、ハルキ文庫版の“あとがき”を併録。
●朝松健(あさまつ・けん)
1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。 -
日本帝国海軍とハワイ王国海軍の共同本拠地を米航空隊が襲う!
明治維新の熱気が冷めやらぬ1881年、ハワイ王国のカラカウア国王がアジア・ヨーロッパ歴訪の途上に大日本帝国を訪れた。当時のハワイ王国はアメリカ系移民が人口の3割を超え、経済的・政治的にアメリカ政府から圧力をかけられていた。その5年後、総理大臣伊藤博文が山階宮定麿王とハワイ王女カイウラニの婚約発表を行う……。20世紀に入ると日本とハワイの関係はさらに深まり、軍事・経済同盟を結ぶ。真珠湾には帝国海軍とハワイ王国海軍が共同で運用する「日本・ハワイ艦隊」の司令部が置かれた。 1940年9月20日早朝、米海軍航空隊がオアフ島の北方から侵入し、真珠湾とホノルルの街に奇襲攻撃を敢行した!
日本とハワイ王国の共同戦線で米国を迎え撃つ「日布艦隊健在なり」シリーズ、第1弾。巻末に電子版あとがきを追加収録。
●羅門祐人(らもん・ゆうと)
福岡県出身。血液型はO型。星座は山羊座。少林寺拳法三段。主な著書は『元祖羅門堂病院』『蒼き波濤』『独立愚連艦隊』『天軍戦国史』『列島大戦NEOジャパン』『超極級戦艦「八島」』など。
●中岡潤一郎(なかおか・じゅんいちろう)
1968年生まれ。獨協大学経済学部修士課程修了後、テクニカルライターに。1996年『決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐 維新篇』で商業デビュー。以降、架空戦記、時代小説を中心に執筆。近作に『同心若さま流星剣』シリーズ、『浪人上様織田信長』シリーズ(いずれもコスミック時代小説文庫)がある。競馬好き。関東圏の競馬場、特に中山競馬場、船橋競馬場によく出向く。 -
外国人から見たニッポン武道とは!? 日本人拳士ロンドン道場痛快修行記
外国で生活すると、かえって日本文化のことがよく分かるようになる、などと言われるが、たしかにそうだろうと思う。武道に関しても、外国人が武道をどのように受け止め、また、どの部分が曲解されているのか、足元をよく見つめ直さなければいけない、と考えるようになった。(本文より)
著者は渡英してロンドン暮らし10年余りの間、英国少林寺拳法連盟のほか、フランス、イタリア、オランダ、ポルトガルの道場を訪ね歩き、現地の拳士たちとの交流を深めていく。各国の拳士との交流を通して国民性・文化の違いを軽快なタッチで描いた、今までにないヨーロッパ紀行・比較文化論。『月刊少林寺拳法』に連載されたエッセイを大幅に加筆。「電子版あとがき」を追加収録。
第一部 波乱のロンドン編
第一撃 ロンドンの道場はフトモモだった!?
第二撃 ブラックベルトの重みを思い知らされた
第三撃 卍のマークは御法度だった
第四撃 武道にもやはり国境はあるのだ
第五撃 ジョークに付き合うのも命懸けだった……?
第六撃 ロンドンで道場通いして、なにが面白かったのか
第七撃 外国メディアに登場する武道とは
第八撃 国際化時代の拳士の信条について
第九撃 「国際化=伝統の全否定」ではないはずだ
第一〇撃 英国の民主主義と日本の子供達について
第二部 怒濤のヨーロッパ大陸編
第一一撃 フランス合宿では昼食にワインが出た
第一二撃 イタリア人をしごくと後が怖い……?
第一三撃 ローマの女子大生は、イタリア拳士をどう見たか
第一四撃 小国オランダが、なぜ武道大国なのだろうか
第一五撃 のどかなポルトガルの厳しい歴史
第一六撃 地球の裏側にもうひとつの「武道」があった
第一七撃 もっとも武道を理解していないのは、実は日本人ではないか
第一八撃 「最強の武道」などという最悪のナンセンス
第一九撃 「We need Sensei」などと言われても困るのだ
最後の一撃 教育を立て直さねば日本の未来はない
●林信吾(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『怪しいイギリス、納得のイギリス映画』(アドレナライズ)、『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。 -
闘うブックレビュアー「トヨザキ社長」の書評集、第二弾!
異なる三冊の本をひとつの流れの中で紹介するスタイルで、2000年以降に「GINZA」「ChouChou」「本の雑誌」などに掲載された書評を収録した、クロニクル的なブックガイドです。純文学からミステリー、SF、ファンタジー、歴史小説、実験小説などなど、まさに雑読系。しかも、膨大な読書量に裏打ちされた批評眼と、歯に衣を着せぬ物言いが痛快至極! 小説ファンなら必携の1冊です。
●豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
“それ”は偶然を操り、時を刻む……持ち主を選び、終末を告げる
「やってやるぜ、こいつが告げる“世界の終末”を止めてやる!」19XX年。世界が大戦に揺れる中、極東の島国・日本が突如として消滅した。イギリス東南の端にある古くからの港町、そのストリートで生きる少年アーティは、町で起こった暴動に巻き込まれ“クロノメーター”と呼ばれる装置を手にする。その瞬間、世界は新たな“時”を刻み始めた。大いなる力を秘めたクロノメーターを巡る、各国の思惑。失われた時、記憶。刻一刻と迫る終末の中、出会った世界の運命を握る“鍵”となる少女。タイムリミットは二週間。世界の存亡を賭けた戦いが始まる……。
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。 -
イギリスではなぜ政権交代が頻繁に起きているのか?
英国では保守党(右派)と労働党(左派)の間で政権交代が頻繁に起きている。日本と英国の政治は、どこがどのように違うのか? 日本の野党はなぜ大衆から支持されないのか? 政権担当能力とは? 小選挙区制とは? 現地を訪れて同年配の新人議員から話を聞き、さらには労働党の歴史を研究。労働党政権への道100年を描きつつ、社会主義の今日的存在意義を探る。1999年に出版された内容に加えて、「電子版のための後書き」を追加収録。
●林信吾(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『怪しいイギリス、納得のイギリス映画』(アドレナライズ)、『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。 -
議会政治や選挙の成り立ちから現状まで、その歴史を振り返る
王権に制限を加え、世界ではじめて確立した英国代表議会制……。我が国では近代化の道を歩み始めて以来、様々な面で英国を手本としてきた。議会、そして政党政治もそのひとつである。しかし今日、このふたつの国の政治状況はまるで異なっている。英国を手本にしたはずの日本の議会政治は、似て非なるものになった、と言ってもよい。常識なき政治家、世論の読めない政治家を選ばぬよう、いまいちど民主主義の原点を英国に学ぶ一冊。2001年に出版された内容に加えて、「電子版のための、少し長いあとがき」を追加収録。
●林信吾(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『怪しいイギリス、納得のイギリス映画』(アドレナライズ)、『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。 -
日本人と欧州貴族の子に生まれ、欧州統合の理念を主張してヒトラーに追われた快男児
欧州貴族と日本人の間に生まれ、三大女優の一人を娶り、欧州統合を唱え一世を風靡するも、ヒトラーに追われた快男児。その名もリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーこと青山栄次郎。汎ヨーロッパ主義(パン・ヨーロッパ主義)を提唱し、後の欧州連合(EU)構想の先駆けとなった彼の生涯を追った評伝。「電子版のためのあとがき」を追加収録。
●林信吾(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『怪しいイギリス、納得のイギリス映画』(アドレナライズ)、『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。 -
縦横無尽のブックガイド! 闘う書評家&小説のメキキスト、初の書評集
純文学からエンタメ、前衛、ミステリ、SF、ファンタジーなどなど、1冊まるごと小説愛。「日本文学編」と「世界文学編」、あわせて239作品を紹介した怒濤のブックレビューです。某大作家先生が激怒した伝説の辛口書評を巻末特別付録として収録。
●豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
邪悪、戦慄、非情、恐怖、陰鬱、悪夢……おぞましくも美しい光景がひろがる詩の世界へようこそ
詩、それは心に感じたことを一定のリズムと形式にあてはめ、言葉で表したもの。だが時として、不穏とも思える空気が漂い、読み手を冥き闇の中へと引きずり込む……。“怖い”をテーマに選出した、明治・大正期から現代までの傑作群。数々のホラー小説を手がけると同時に詩人でもある著者が、50篇の詩を巧みに解説する。電子オリジナル作品。
●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。 -
百日間の戦闘で千人の戦死者を出した戊辰戦争最大の戦い
新選組の「誠」、会津の「義」、そして、白河には「仁」の心があった。斎藤一隊長のもと、新選組も参戦した戊辰戦争最大の激戦・白河戦争で敗れ、奥羽越列藩同盟の敗戦が決定的となる。棚倉藩士(白河藩士)の子孫である著者が、戦いに翻弄されながら懸命に生きようとする武士と庶民の姿を描いた、歴史小説の力作。電子版あとがきを追加収録。
●白川悠紀(しらかわ・ゆうき)
1956年生まれ。早稲田大学文学部卒業。高等学校教諭を定年退職。平成19年に小説「浪人」で福島県文学賞受賞。中山義秀記念文学館館長。退職後は中山義秀顕彰会理事。福島県文学賞企画委員。白河市議会議員。 -
信奉者も懐疑論者も必読! スピリチュアリズムを科学でひもとく
スピリチュアル……それは超常現象か、まやかしか? 宗教なのか、それとも実は科学? サイエンスライターでありながらスピリチュアルにすがりたい“植木”と、スピリチュアル世界の住人にもかかわらず科学主義者な“天使”。奇妙な2人組は霊魂の存在となって、スピリチュアリズムゆかりの地や科学的検証の現場を訪れる。時折脱線しながらも対話を続けるうちに、意外な真相が見えてきた!? 今までになかった異色のスピリチュアル解説本。
●植木不等式(うえき・ふとうしき)
サラリーマン、大学客員研究員などを経てフリーランスのサイエンスライター(愉快な原稿の場合はお笑いサイエンスライター)。著書に『悲しきネクタイ 企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究』(地人書館/日本経済新聞社)、『スピリチュアルワールド見聞記』(楽工社)、共著に『トンデモ本の世界』(洋泉社)、訳書に『イスラームと科学』(パルヴェーズ・フッドボーイ著、勁草書房)など。 -
詐欺師が仕掛ける大胆不敵な計画! 数多の嘘はやがて真実になる?
その日はとても晴れていた。霊元魔夜美はご機嫌だった。魔夜美は貧乏だったが、今日はバイト先でお客さんがチップを弾んでくれた。(これで水じゃなくて紅茶が飲める!)しかしうかれる魔夜美が目にしたのはブルドーザーで破壊される一軒の家。「あ、あたしん家だー!」陰険な都知事の陰謀により、父親の死後、唯一残った財産の家を壊された魔夜美。着の身着のまま街を彷徨ううち、一人の男と遭遇する。「あんたセンスあるよ。グリフトセンスってやつ」新都心名うての詐術師・煉四郎。差し出されたその手を取った時、魔夜美の“悪党への道”は開かれた!? 詐術師、罪喰師、モグリの医者。出会う奴らはどいつもこいつも嘘つきばかり。あやしい奴らが跋扈する人工都市・新都心で、魔夜美の新たな生活が始まった!
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。 -
謎の養毛剤が地球を覆いつくす! でもなぜかほんのり温かい“なごみ系”パニック小説
製薬会社に勤務する水木恵は、育毛剤「毛精」の利用者から奇妙な電話――良く効いて髪が生えてきた――を受ける。だがその原因は、元研究員・毛利理が出荷時に紛れ込ませた、「BH85」という実験段階の薬が引き起こしたものだった。おまけにその薬には、髪が生えてくるだけでなく、地球規模でとんでもない効果があって……。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した、新感覚(?)バイオハザード(??)の傑作。巻末に「電子版あとがき」を収録。
●森青花(もり・せいか)
1958年生まれ。1999年、第11回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品、『BH85』でデビュー。長編に『さよなら』。短編に『闇鍋』『龍の壺』『懐かしい町』『ヴェンデッタ』など。近作に『李賀書房』『女優だった』(ともに新紀元社「幻想と怪奇」所収)。趣味は俳句、写真撮影。 -
街に残る川の記憶……かつて川があった場所を写真は正直に伝えてくれる
本書に収められた写真は、かつて東京の街を流れていた川を撮ったものである。その川の多くは、今は暗渠となり、人々から忘れ去られていった。だが、川の軌跡や、流れが作り出した地形は、悠然とそこに存在している。 そして、そこに磁場のようなものを感じ、私はシャッターを切る。「過去」とつながっている「現在」の風景が面白いのだ。(「あとがき」より)
日々刻々と変化する東京の街並み。普段、あなたが何気なく歩いているその道には、かつて川が流れていました。道の途中で、大きくうねる不自然なカーブ。欄干だけ残された道路。雑草に覆われたあぜ道……東京都内、54箇所の“川の名残”を切り取った写真集。
01 井草川(杉並区上井草2丁目)
02 音無川(台東区三ノ輪2丁目)
03 笄川(港区六本木7丁目)
04 空川(目黒区大橋1丁目)
05 百々女木川(板橋区成増3丁目)
06 谷戸前川(目黒区中目黒5丁目)
07 九品仏川(世田谷区奥沢2丁目)
08 小沢川(杉並区和田1丁目)
09 呑川(大田区北千束1丁目)
10 宇田川(渋谷区宇田川町)
11 羅漢寺川(目黒区下目黒5丁目)
12 前野川(板橋区中台2丁目)
13 稲付川(北区上十条4丁目)
14 蛇崩川(世田谷区上馬5丁目)
15 桜川(中央区八丁堀4丁目)
16 小沢川(杉並区和田1丁目)
17 北沢川(世田谷区上北沢4丁目)
18 谷端川(豊島区目白4丁目)
19 呑川(目黒区中根1丁目)
20 蛇崩川(世田谷区三軒茶屋2丁目)
21 桃園川(杉並区天沼2丁目)
22 築地川(中央区築地3丁目)
23 北沢川(世田谷区池尻4丁目)
24 北沢川(世田谷区代田3丁目)
25 蟹川(新宿区新宿6丁目)
26 蓮根川(板橋区坂下3丁目)
27 宇田川(渋谷区元代々木町)
28 渋谷川(渋谷区神宮前6丁目)
29 笄川(港区西麻布2丁目)
30 谷戸川(豊島区巣鴨5丁目)
31 和泉川(渋谷区本町4丁目)
32 藍染川(台東区谷中2丁目)
33 前谷津川(板橋区赤塚2丁目)
34 和泉川(渋谷区本町3丁目)
35 羅漢寺川(目黒区下目黒5丁目)
36 渋谷川(新宿区内藤町)
37 谷端川(板橋区板橋2丁目)
38 渋谷川(渋谷区神宮前1丁目)
39 前野川(板橋区前野町6丁目)
40 いもり川(渋谷区広尾2丁目)
41 築地川(中央区築地3丁目)
42 代々木川(渋谷区神宮前3丁目)
43 藍染川(北区田端3丁目)
44 蛇崩川(目黒区上目黒4丁目)
45 小石川(文京区千石2丁目)
46 逆川(北区滝野川1丁目)
47 和泉川(渋谷区本町4丁目)
48 立会川(目黒区原町1丁目)
49 谷戸川(中野区中野1丁目)
50 九品仏川(目黒区自由が丘2丁目)
51 藍染川(北区田端1丁目)
52 谷戸川(中野区東中野1丁目)
53 前谷津川(板橋区赤塚新町2丁目)
54 桃園川(杉並区阿佐谷北3丁目)
●甲斐啓二郎(かい・けいじろう)
1974年、福岡県生まれ東京育ち。日本大学理工学部卒業後、建設コンサルタントに3年勤務。その後、東京総合写真専門学校にて写真を学ぶ。現在は、雑誌・web・カタログ等の撮影を行ないながら、トーテムポールフォトギャラリーのメンバーとして、写真作品の発表も積極的に行っている。個展に2007年「THE SURFACES」(rotus root gallery)、2009年「THE SURFACES 2」(TOTEM POLE PHOTO GALLERY)、2011年「TOKYO STREAM」(epSITE)等がある。 -
今までは、生きてはいたが、生きていなかったようなものかもしれない
95歳の独居老人、「ひいじい」こと佐藤嘉兵衛。買い物途中の事故がもとで寝たきりになり、ついには孤独のまま飢え死にしてしまう。しかしなぜか「こころ」だけが現世に残ってしまった。さてと、どうしたもんかと嘉兵衛は妙に澄み渡った頭で考える。成仏できないまま、実体のない存在となった嘉兵衛は、親族やご近所の家々を尋ね歩いてゆく……。死後の世界を斬新な切り口で描いたハートウォーミングな長編小説。巻末に「電子版あとがき」を収録。
●森青花(もり・せいか)
1958年生まれ。1999年、第11回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品、『BH85』でデビュー。長編に『さよなら』。短編に『闇鍋』『龍の壺』『懐かしい町』『ヴェンデッタ』など。近作に『李賀書房』『女優だった』(ともに新紀元社「幻想と怪奇」所収)。趣味は俳句、写真撮影。 -
企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究
精神と肉体を合わせて「精肉」と言う。言わないか。万有引力だってつづめて「万引」とは言わない。でも言うことにしてくれ。この本は、会社員の精肉の本である。精神はビジネス書からとった。肉体あるいは行動は、動物の生態と行動に仮託した。両者を駄洒落でつないでつくったのが、それぞれの記事である。(「文庫版まえがき」より)
会社員の悲哀、サラリーマンの忍耐……。いびつなニッポン企業を鋭い風刺で描写し、駄洒落で煙に巻いた唯一無二の社会派サイエンス(?)エッセイの名著が、ついに電子で復刊!
●植木不等式(うえき・ふとうしき)
サラリーマン、大学客員研究員などを経てフリーランスのサイエンスライター(愉快な原稿の場合はお笑いサイエンスライター)。著書に『悲しきネクタイ 企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究』(地人書館/日本経済新聞社)、『スピリチュアルワールド見聞記』(楽工社)、共著に『トンデモ本の世界』(洋泉社)、訳書に『イスラームと科学』(パルヴェーズ・フッドボーイ著、勁草書房)など。 -
モノレール事故のさなか、米国重要機密の入った革鞄を取り違えてしまう
友人同士で小旅行を楽しんでいた五人の男女が、たまたま遭遇した湘南モノレールの事故直後、忽然と失踪した。彼らの身を案じる家族と恋人は、ひとり生還した大江の証言から、残る四人が個別に拉致されたことを知り、独自に捜索を開始する。だが、残された手掛りを辿るうち、事件の背後に隠された米国大統領選挙に絡む大掛りな陰謀が明らかになってきた……。異色のパズル・ミステリ長編。
●斎藤 栄(さいとう・さかえ)
1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
成人向けの内容が含まれる書籍が 57 件あります。
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