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『文藝春秋、早坂隆(新書、実用)』の電子書籍一覧

1 ~7件目/全7件

  • 東京ドームの脇に「鎮魂の碑」という名の石碑が建っていることをご存知だろうか。
    昭和五十六年(一九八一年)、後楽園球場の時代に造られ、東京ドームの完成に伴って今の場所に移築されたこの碑は、先の大戦で戦死したプロ野球(職業野球)の選手たちの御霊を鎮めることを目的として建立されたものである。「建立の趣旨」として、次のような言葉が刻まれている。

    〈第二次世界大戦に出陣し、プロ野球の未来に永遠の夢を託しつつ、戦塵に散華した選手諸君の霊を慰めるため、われら有志あいはかりてこれを建つ〉

    この碑には、計六十九名の選手が祀られている。名前の列記の中には、沢村栄治のように一般的に知られている著名な選手の名前もあれば、殆ど無名の方もいる。本書では、この碑に名前の刻まれている野球人たちの中から六名を選び、その生涯を紹介する。

    更に、一口に「戦場に散った野球人」と言っても、それはプロ野球の選手だけではなく、学生野球で活躍した者たちも少なくなかったことを踏まえ、「伝説の大投手」こと嶋清一についての章を加えており、計七名の生涯の記録ということになる。この石碑に内包されている血と涙の記憶とは、どのようなものだったのか。時代の不条理とは常に単層構造ではありえず、その実相を描くには百万言あっても足りないが、僅かなりとも鎮魂の一助とすることを目的に著者が精魂こめて書き下ろしたノンフィクションである。
  • 正史から抹殺された甲子園大会の「謎」に迫る! 
    昭和十七年夏の甲子園大会は、朝日新聞主催から文部省主催に変更。さらに、戦意高揚のため特異な戦時ルールが適用され、「選手」としてではなく「選士」として出場することを余儀なくされた。そして、大会後は「兵士」として戦場へ向かった──。球児たちの引き裂かされた青春の虚実を描くノンフィクション大作。

    解説・岡崎満義

    【目次より】
    序章 開幕迄
    第1章 満州のハーモニカ
    第2章 とある予科練生の憂鬱
    第3章 応召した監督
    第4章 台湾から来たチーム
    第5章 少年航空兵に憧れた主将
    第6章 幻のホームラン
    第7章 海軍航空隊の現実
    第8章 戦時下の大記録
    第9章 シベリア抑留
    第10章 撃沈
    第11章 真の最多得点記録
    第12章 焼け落ちた優勝旗
    第13章 一通の戦死公報
    第14章 キノコ雲の下
    第15章 最後の熱戦
    第16章 それぞれの青春と戦争
  • “大虐殺の首謀者”として裁かれた軍人は中国を深く愛していた。ついに明らかになる南京戦の全貌──。

    折り重なる屍体。過酷な戦場の現実。押し寄せる日本軍に中国軍司令官は逃亡する。軍律に厳しい松井と血気にはやる師団長の確執。中国便衣兵の無法と日本兵の混乱……。その時、南京城内で何が起きたのか? 

    南京事件の罪を問われ東京裁判で処刑された松井石根を、中国人は今も「日本のヒトラー」と呼ぶ。著者はこの悲運の将軍の生涯を追いながら、いまだ昭和史のタブーとされる事件全貌の解明に挑む。

    【目次より】
    第1章 日中友好論者への道
    第2章 大亜細亜協会の台頭
    第3章 上海戦
    第4章 南京戦
    第5章 占領後の南京
    第6章 興亜観音
    第7章 東京裁判
    最終章 歿後
  • 戦死者10222名。最後に残ったのは34名。
    玉砕から75年、いま明かされるペリリュー戦の全貌。

    フィリピンの東、小笠原諸島の南西に浮かぶ島国パラオ共和国。
    戦後70年の節目となる2015年4月8日、天皇皇后両陛下(現在の上皇上皇后両陛下)は、この国の南部に位置するペリリュー島を訪問され、日米それぞれの慰霊碑に献花された。
    宿泊されたのは巡視船内、移動は大型ヘリという強行軍であった。

    そうまでして両陛下が慰霊のために訪問されたのはなぜか。
    この島こそ、太平洋戦争でも有数の激戦地でありながら、人々の記憶から消えようとしているからではなかったか。

    ペリリュー島にあった大型空港の確保を狙う米軍の総兵力は約4万2000人。
    主力は米軍最強ともうたわれた第一海兵師団であった。
    いっぽう日本の守備隊は約1万人。寡黙な九州男児である中川州男大佐に率いられた「陸軍最強の精鋭部隊」との声もある水戸の歩兵第二連隊が中心である。

    自滅覚悟の「バンザイ突撃」を禁止し、太平洋の防波堤たらんと、守備隊は島じゅうに張りめぐらせた地下壕を駆使して、74日間にもおよぶ徹底抗戦を試みる。
    昭和天皇から発せられた「お褒めのお言葉」(御嘉尚)は異例の11回。
    米第一海兵師団は史上最悪ともいわれる損害をこうむった。

    中川大佐の人生、満洲から転戦した歩兵第二連隊の記録を追いつつ、ペリリューでの壮絶な戦闘を、帰還兵の貴重な証言や現地取材などを通じて描き出すノンフィクション。
  • ときにジョークのような事が起きる国際社会。
    笑えるのはジョーク? それとも現実?

    中国、アメリカ、ロシア、北朝鮮、韓国、中東、日本をネタにした
    ジョークを厳選して収録。

    かつての窮乏キャラから、すっかり金持ちキャラに変身した中国人。
    バブル時代は金持ちキャラだった日本人は、その座を奪われてしまいました。
    ジョークの役どころは、その国に向けられている世界の本音を示しています。

    そしてアメリカでは、ジョーク界待望のニュースターである、あの人が登場。

    トランプ大統領とペンス副大統領とマティス国防長官の
    乗っていた飛行機が墜落した。助かったのは誰か?

    オチは本書でお読みください。

    肩肘はらずに楽しめる上に、気のきいた会話のヒントも満載の一冊です。
  • ユダヤ人「命のビザ」救出劇はもう一つ存在した!

    リトアニアの外交官、杉原千畝(ちうね)が逃げてきた約六千人ものユダヤ人難民に対して特別ビザを発給し、その命を救った救出劇は多くの人に知られている。
    しかし、その二年半前、満州のハルビン特務機関長だった樋口季一郎が、ナチスの迫害からソ満国境の地まで逃げてきたユダヤ人難民に対し特別ビザの発給を実現させた「オトポール事件」は歴史の中に埋没してしまった。

    そのユダヤ人救出劇から5年、北方軍司令官となっていた樋口は札幌・月寒の軍司令部にいた。
    彼の指揮下にあるアッツ島には無数の米軍上陸部隊が押し寄せていた。樋口は現地軍に対して一度は「増援部隊」を送ることを伝えた。しかし大本営の決定により、増援部隊の派遣は中止となる。樋口は涙を流しながら、その命令を現地に伝えたという。

    アッツ島は玉砕。かつて満州の地において多くのユダヤ人を救った男は部下の命を助けることができなかった。オトポール事件の立役者は「日本初の玉砕戦の指揮官」という汚名をかぶることとなってしまう。

    本書は運命に翻弄された元陸軍中将、樋口季一郎の生涯を追ったノンフィクションである。
  • 陸軍士官学校を主席で卒業し、陸軍大学では成績優等者として恩賜の軍刀を授与された「陸軍の至宝」永田鉄山。50歳にして陸軍省の要職、軍務局長に抜擢されたが、その1年後、白昼の陸軍省内で現役の中佐に斬殺されてしまう。後年、「永田がいれば大東亜戦争は起きなかった」とまで評された男は、なぜ殺されたのか。怪文書が飛びかい、クーデター計画が相次いだ陸軍内の「派閥抗争」の渦中で、永田が闘い続けたものとは何か。日本近代史上、類のない衝撃的な事件の真相に迫るノンフィクション評伝。

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