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『文藝春秋、2017年3月16日以前(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全2987件

  • 711(税込)
    著:
    夢枕獏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代だ。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む。野村萬斎・主演で映画化された原作!
  • 華やかな晴れ着姿が美しい「キャンパスクイーン」写真集を無料で配信!

    ミスキャンパス、ファイナリストを中心に構成されたユニット「キャンパスクイーン」。
    彼女たちの完全撮り下ろしのオリジナル写真集シリーズ「キャンパスクイーンコレクション」も、遂に第4弾に突入!
    本作「晴れ着スペシャル 2017」では、慶應義塾大学、成蹊大学、白百合女子大学、中央大学などから、選りすぐりの美女13名が華やかな晴れ着姿をお披露目。
    新年の抱負や、気になる恋愛事情を直撃したインタビューも収録しています。
  • 「コンビニ人間」で155回(2016年上半期)芥川賞を受賞し話題沸騰!
    村田沙耶香さんが、愛するコンビニエンスストアに向け綴ったラブレター形式のエッセイ

    ≪前文お許しください。貴方と出会って17年ほどになりますが、こうしてお手紙を書くのは初めてのことですね。≫

    作家、女優、映画監督など総勢26人が愛するものへの想いを綴ったアンソロジー『ラヴレターズ』(文藝春秋、2016年2月刊)。そこに収録され、偏執的なまでのコンビニ愛がクローズアップされた村田沙耶香さんのエッセイを、『コンビニ人間』発売に合わせて緊急無料配信します。
    最終的に「コンビニと人間はセックスできるのか」という境地まで達する、新芥川賞作家の奇想とイマジネーションのうねり。是非『コンビニ人間』とあわせてお楽しみください!
  • 652(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    大学生・秋内の目の前で、幼い友人・陽介はトラックに轢かれた。いきなり走り出した愛犬のリードに引きずられての、無惨な事故。陽介は助教授のひとり息子だった。あの時、犬はなぜいきなり走り出したのだろう? 居合わせた同級生たちは関係があるのか…現場で感じた違和感が忘れられない秋内は、動物生態学に詳しい間宮先生に相談して、自分なりの捜査をはじめる。そして予測不可能の結末が…! 青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。
  • 774(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場! 映画化原作。
  • 生まれつき心臓がわるく、学校に行ったことがない里香に高校生活を味わわせてあげたい! 裕一はお菓子づくりが趣味の巨漢・世古口司やスケベな悪友・山西保、幼馴染み・水谷みゆきの協力を仰ぎ、たった1日の里香のスクールライフ実現に向けて突っ走る。恰好悪くも必死、そして全速力の10代を描きあげた青春小説のバイブルにしてライトノベルの金字塔、第2巻。
  • 慶應義塾大学、お茶の水女子大学、成蹊大学、白百合女子大学、東洋英和女学院大学、中央大学etc.
    ミスキャンパス、ファイナリストで構成された女子大生たちのユニット「キャンパスクイーン」のオリジナル写真集第二弾は無料配信!

    今回は「晴れ着スペシャル」と題してお贈りします。
    第一弾にはいなかった、2015年のミスキャンパス4名も含む12名の爽やかで艶やかな晴れ着姿を特写。

    未来の女子アナ、タレントはここから生まれる!?
    フレッシュな魅力満載。お宝必至のデジタル写真集です。
  • 509(税込)
    著:
    又吉直樹
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    NHKでドラマ放送スタート!(出演・林遣都、波岡一喜、門脇麦)
    第一五三回芥川賞を受賞し、二〇一五年の話題をさらった「火花」が文庫化。
    受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

    売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。
    神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。
    笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
    第一五三回芥川賞を受賞し、累計発行部数283万部を誇る傑作が待望の文庫化!
  • 724(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第49回吉川英治文学賞受賞作! シリーズ第二弾!
    父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。
    果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。

    人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。
    オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。
    ある日、自分の父であるという「本所のへいぞう」を訪ね、京から若い女絵師が下ってきた……。
    ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!
    特別対談・諸田玲子
    挿画・中一弥

    【目次】
    「寄場の女」
    「刀の錆」
    「仏の玄庵」
    「平蔵狩り」
    「鬼殺し」
    「黒法師」
  • 612(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説!

    「平蔵の顔を見た者は、だれもいねぇのよ」。
    盗賊・黒蝦蟇の麓蔵は復讐を遂げるため、いまは平蔵の手先となった女に案内を頼む(「平蔵の顔」)。
    両国橋の界隈で、掏摸を働いていた姉弟に目をつけたところ、思わぬ大事件に巻き込まれる(「繭玉おりん」)。
    火付盗賊改・長谷川平蔵のまったく新しい魅力を引き出した六編。
    特別対談・佐々木譲
    挿絵・中一弥

    【目次】
    「平蔵の顔」
    「平蔵の首」
    「お役者菊松」
    「繭玉おりん」
    「風雷小僧」
    「野火止」
  • 舞台俳優・家福をさいなみ続ける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのかを追う「ドライブ・マイ・カー」。妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み謎に追いかけられる「木野」。封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。村上春樹の最新短篇集。
  • ミスキャンパス、ファイナリストからなる女子大生たち「キャンパスクイーン」。
    2015年度のキャンパスクイーン14名が登場する電子オリジナル写真集第3弾「キャンパスクイーンコレクション Summer Special」から、各人のベストショットを抜粋した無料お試し版をお届けします。プールで、公園で、街中で――時に可愛らしく、時に色っぽい、彼女たちの素顔をキャッチ。貴重な水着ショットもあります!
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 株を始めるならこの1冊、という信用を得てロングセラーとなった『臆病者のための株入門』から8年。『臆病者のための裁判入門』に続き、シリーズ第3弾が出ました!今回は株だけではありません。宝くじ、年金、生命保険、株、投資信託、為替、不動産……。「年金崩壊」「国家破産」等々不安が尽きない時代にどうすれば「虎の子」を守れ、増やせるのか? あなたの疑問にすべて答えます。「億万長者になるのは簡単だ」「宝くじを買う人は資産運用に成功できない」「資産運用の面から見ればマイホームはおすすめできない」「高金利の通貨は長期的には安くなる」など、読み進めるうちに今まで抱いてきた常識が著者の明晰な論理によってガラガラと崩れさります。不安で先行きの見えない時代だからこそ知っておきたい「資産運用の常識」が詰まった一冊です。
  • 長引く不況下、不良債権処理は進まず、苦悩する銀行界。三洋銀行の同期3人は、重役のイスを目指しながら、日夜山積する問題に分刻みで追いまくられている。ある日、同期トップといわれていた支店長が過労で突然死した。相前後して、強力なライバル・富桑銀行との合併話が持ち上がる。推進派、反対派に分かれての、情報戦に裏工作、そして正面突破の奇策。逆転につぐ逆転の末、いったい誰が最後に勝ち組に残れるのか? 男たちの熾烈なサバイバルが始まった。
  • 438(税込)
    著:
    川上未映子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。
  • 612(税込)
    著:
    葉室麟
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    二十年を経て、身分を遥かにへだてた男たちの友情は復活するのか? 江戸の寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部(くさかべ)源五と、名家老と謳われ、南画の名手としても幕閣にまで名声が届いている松浦将監(しょうげん)。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、ながく絶縁状態となっていた。ともに五十歳をこえて二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。松本清張賞受賞の傑作時代小説。
  • 1999年に始まった一個人のウェブサイト「2ちゃんねる」が、どうして、2001年には一日のアクセス800万件、ユーザー300万人という、世界最大のインターネット掲示板に急成長したのか。主催者「ひろゆき」への8万字ロング・インタビューを通じて、「2ちゃんねる」の歴史、現在の盛況、これからの展望までを徹底解剖する。田原総一朗、糸井重里、山形浩生、宮台真司とひろゆきの対談4本も収録。新たに第10章では、ビジネス化も始まった「2ちゃんねる」の動向を「ひろゆき」に問う。
  • 中堅商社のマニラ事務所長小寺は本社の要請で未経験のラワン材取引きに手を染めた。しかし現地の人々との信頼の上にビジネスを進めようとする彼の前に、厳しい現実が次々とたちはだかってくる……。炎熱の地で困難な国際ビジネスに情熱を燃やす男たち。しかもそこは戦争の傷跡を色濃く残す地であった。第二次大戦当時の日本軍とフィリッピン人との関わり合いを一方に、現代の国際商戦をもう一方に置いて語る巧みな展開と、壮大なスケールで描きあげられた直木賞受賞作品。
  • 2017/10 電子書籍版update!!
    ・ちきりん×柳川範之「人生は二回、生きられる?」トーク ライブ・レポート!
    ・ちきりん×安藤美冬「私たちの未来の働き方を考えよう」
    刊行記念対談2本を特別収録

    ■■■

    年金受給開始年齢の引き上げ、定年の延長など、働き方をめぐる環境は近年驚くべきスピードで変化し続けている。そんな現代日本にあって、あなたは20代で選んだ仕事を70代まで続けるの? 月間200万PVをほこる人気ブロガーちきりんが「人生を二回生きる」働き方を具体的に提案する人生論。 文庫版の解説、柳川範之東大教授による「明るい働き方を実現するための指南書」も収録。
    〈序章〉“働き方本”ブームが示すモノ
    〈第一章〉現状維持の先にある未来
    〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
    〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
    〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
    〈第五章〉求められる発想の転換
    〈終章〉 オリジナル人生を設計するために
  • 612(税込)
    著:
    伊坂幸太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。金城武主演で映画化された原作です!
  • 太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
  • 649(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    注目度ナンバー1の著者による少年小説の傑作! 「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」──家にも学校にも居場所が見つけられない小学生の慎一と春也は、ヤドカリを神様に見立てた願い事遊びを考え出す。100円欲しい、いじめっ子をこらしめるなどの他愛ない儀式は、いつしかより切実な願いへと変わり、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そして彼ら自身に暗い刃を向ける……。鎌倉の風や潮のにおいまで感じさせる瑞々しい筆致で描かれ、少年たちのひと夏が切なく胸に迫る長篇小説。 第144回直木賞受賞。
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 沖縄で買ったやちむん、大人のときめきパジャマ、ギャルっぽくない下着、ちょっと高価な傘……欲しいものがいっぱい! 女子垂涎のお買い物本週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」が書き下ろしを追加して一冊に!山内さんが選ぶ「長く愛せるもの」が満載です。
  • 1972年「赤旗」平壌特派員となった私は、大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一(ユンウォニル)を訪ねた。友は「地上の楽園」で幸せに暮らしているはずだった──なぜ金日成は帰国運動を必要としたのか。書かれざる日本共産党と在日朝鮮人運動の関係とは。「突出する力作」(深田祐介氏)、「人を動かす力をそなえた作品」(立花隆氏)。明らかにされる重大事実とともに理想を信じて北へ帰った人々の悲劇を描き、満票で第30回大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた記念碑的名作。
  • 女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか? 受けてもいない健康診断の、ガンを知らせる通知書が届いた意図は? 瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは? 彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
  • 福島原発から胆沢ダムに至るまで、ダーティ・マネーの臭いがするところには「平成の政商」と呼ばれた水谷功の影がある。小沢一郎との関係、東電のトラブルの裏処理、裏金のつくり方、談合の実態、北朝鮮利権、有名演歌歌手を招いたディナーショー……。その卓越した取材力で日本のタブーに切り込んできた著者が「政官業」癒着の実態を暴いた傑作ノンフィクション。
  • 本書は不遜な歴史書だ!ギリシャの「科学」はポエムにすぎない。物理こそ科学のさきがけであり、科学の中の科学である。化学、生物学は物理学に数百年遅れていた。数学は科学とは違う――。1979年のノーベル物理学賞を受賞した著者が、テキサス大学の教養課程の学部生にむけて行っていた講義のノートをもとに綴られた本書は、欧米で科学者、歴史学者、哲学者をも巻きこんだ大論争の書となった。「美しくあれかし」というイデアから論理を打ち立てたギリシャの時代の哲学がいかに科学ではないか。アリストテレスやプラトンは、今日の基準からすればいかに誤っていたか。容赦なく現代の科学者の目で過去を裁くことで、「観察」「実験」「実証」をもとにした「科学」が成立するまでの歴史が姿を現す。解説・大栗博司 (理論物理学者)
  • 幼馴染のミズ、誉、悠は廃校になった中学の最後の卒業生。揺らぐ三角関係の中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師をめぐる秘密があった。夏が再び訪れ、廃校舎に隠した罪の記憶が三人を追いつめてゆく……。ほの暗い恐怖を漂わせながら、少年少女の関係を瑞々しい感覚で描く。泣きたくなるように切なくて、予測不能に怖い。心がざわつく傑作青春ホラー小説!【扉イラスト・市川春子】
  • 612(税込)
    著:
    角田光代
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。テレビに舞台に、人気絶大の鬼平シリーズ第一巻は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。
  • 関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。
  • 35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • 2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。
    「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
  • 編集者の私は、予備校時代を過ごした仙台を30年ぶりに訪れ感傷的になっていた。ハードロックとギターに明け暮れていた浪人時代、レコードを聴きたくて授業をサボって通った国分町のロック喫茶。それがいま目の前にある。まさかこの店が残っていたとは…。タイムスリップしたような錯覚を覚えながら、片想いの“彼女”を思い出しハッとする。閉じていた心の引き出しが開いた瞬間だった。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 「余はこれから何人の女を抱かねばならぬのだろう」――時は平安。清和、陽成、宇多、若くして即位した天皇たちはそれぞれに孤独な屈託を抱えていた。そして、後宮の女たちは、そんな主上のお訪いを来る夜も来る夜もただひたすら待つのだった。 入内できぬ女の思い。后になっても叶わぬ恋。報われることのない帝の愛。いつの世も変わらぬ、身を滅ぼさんばかりの物狂おしい恋情を描いた時代絵巻。新進気鋭の女性官能作家による平安恋物語誕生!
  • アイドルグループSKE48の五期生に合格したのは中学三年生の秋。紅白出場も果たして充実した毎日だった。しかし……忙しくて学校にはほとんどいけない。悩んだ末に大学進学を決意し、高2の冬にSKEを卒業した。だが、進級さえ危ぶまれた成績は壊滅的。髪をバッサリ切り、スマホをガラケーに変え、一日十数時間の怒涛の受験勉強が始まった!元SKE48の菅なな子さんが、グループ卒業後1年余で偏差値69の名古屋大学に合格するまでをまとめた、青春受験ノンフィクション『アイドル受験戦記 SKE48をやめた私が数学0点から偏差値69の国立大学に入るまで』(文藝春秋刊)。本書は、その試し読み版(プロローグと第4章より)と、特別撮り下ろしグラビアを収録した電子オリジナルコンテンツです。
  • これぞライトノベルの金字塔! 2003年、電撃文庫より刊行が開始されたこの『半月』シリーズは、またたく間にライトノベルファンにとどまらない広範な読者を獲得しました。そして2013年、装いも新たに刊行された文春文庫全4巻は、主人公たちの台詞を物語の舞台、伊勢弁に改めたリメイク版です。肝炎で入院中の高校生・戎崎裕一は、エロ本集めが趣味の多田さんや元ヤンキーの看護師・亜希子さんに翻弄される日々の中で、同い年の秋庭里香に出会う。人形のように美しく、本を愛し、そして女王様のようにワガママな里香は、難しい病気をかかえていた――。ドラマ、映画、漫画、アニメになったボーイ・ミーツ・ガールの聖典をぜひ電子書籍で!
  • 里香の主治医、イケメンにして天才心臓外科医の夏目吾郎。裕一と里香の恋愛を応援したり邪魔したり、その不可解な言動に裕一は翻弄されっぱなしだが、その夏目の青春時代が明かされる。「病人って面倒くさそう」と嘯く、臨床ではなく研究志望の野心家が、地方病院でワガママな子供相手に格闘するようになった陰には、最愛の恋人にして妻、小夜子の存在があった――。
  • 春になり、裕一は進級のためレポート三昧の日々。里香の手術はひとまず成功したものの、病状は予断を許さない。やがて二人はマルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』にそれぞれの思いを託し、物語はクライマックスを迎える――。病院という空間で、見えない明日を信じて生きる少年少女を活写し、“巡礼地”をも生んだライトノベルの金字塔、ついに完結!
  • 飲酒で高校を退学処分。水商売でアルバイト。離婚したのち、ガンを患った元夫の最期を看取る──人気漫画家・西原理恵子が波瀾万丈の人生で培った処世術を伝授する! [おカネ][男と女]から[ビジネス][家族][トラブル解決法]まで、あらゆる悩みに痛快な「サイバラ節」でお答えする。メチャクチャいい加減なようで不思議と腑に落ちる、一風変わった現実主義のススメ。毒と優しさが絶妙に配合された“正しくない”けど使える人生指南書。正直者よりウソつきになれ!
  • 「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇を収録したシリーズ2巻目。
  • 京の北、丑の刻に貴船神社に現われる白装束の女。唇には釘、左手には人形、右手には鉄の鎚……自分を捨てた男を取り殺すため鬼と化す。男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!? 嫉妬に狂った女の悲しさを描いた「鉄輪」他「瓜仙人」「這う鬼」「迷信」「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録。平安の世を騒がす魍魎(もうりょう)に立ち向かう、若き晴明と博雅の胸のすく活躍! 「陰陽師」シリーズ第3弾。
  • ミスキャンパス、ファイナリストからなる女子大生たち「キャンパスクイーン」13名の初写真集「キャンパスクイーンコレクション」。爽やかな魅力が溢れる、完全撮り下ろしの本作から、各人のベストショットを抜粋した無料お試し版です。貴重な水着ショットも掲載!
  • 714(税込)
    著:
    文藝春秋
    レーベル: ――
    出版社: 文藝春秋

    文藝芸人

    よしもとと文藝春秋が異例のタッグ!
    まったく新しい文芸誌「文藝芸人」では
    文藝を舞台に松本人志、又吉直樹、福徳秀介(ジャルジャル)といった
    いまをときめく芸人たちが異才を炸裂!

    表紙イラスト:ネゴシックス

    ※電子書籍版には一部掲載されていない写真があります。
  • 2017年1月、俳優の松方弘樹さんが惜しまれつつ亡くなった。
    2016年の2月に病に倒れ、長期にわたる闘病中であった。


    剣客スター・近衛十四郎を父に持つ松方さんは、1960年に映画主演デビュー。
    大映へのレンタル移籍などを経て、70年代には東映実録ヤクザ路線で活躍する。
    また一方でTVドラマ『名奉行遠山の金さん』が人気を博すなど、
    時代劇俳優としての顔も知られている。

    時代劇・映画史研究家の春日太一さんは、松方さんが病に倒れる直前、
    NHK「チャンバラジオ!」の企画で松方さんにインタビューを行った。
    その一時間以上にわたる取材の中、松方さんは時代劇俳優としての自らの歩みを、
    身振り手振りを交え、余すところなく語っている。

    本書の第一部では、その充実のインタビューを完全収録する。
    父・近衛十四郎さんからの教え、サウスポーゆえの苦難、中村錦之助さんへの憧れ、
    さらには勝新太郎さんや深作欣二監督との思い出、そして今後の時代劇への提言など。
    松方さんの時代劇への真摯な思い、役者としての魅力が凝縮されている。

    また第二部では、春日太一さんが週刊文春に連載している「木曜邦画劇場」から、
    松方さんの代表作を取り上げた回をピックアップ。
    『暴動島根刑務所』、『県警対組織暴力』、『修羅の群れ』など、
    松方作品の面白さを徹底解説する。

    「不屈の男」松方弘樹の、時代劇、そして俳優業への深い愛を感じる一冊!


    【目次】
    第一章 松方弘樹、時代劇を語る

    第二章 松方弘樹名作案内
    『柳生武芸帳 片目の十兵衛』
    『あゝ同期の桜』
    『忍びの衆』
    『脱獄広島殺人囚』
    『県警対組織暴力』
    『暴動島根刑務所』
    『お祭り野郎 魚河岸の兄弟分』
    『真田幸村の謀略』
    『修羅の群れ』
    『首領になった男』
  • 人が人を裁くとは? 雫井ミステリーの最高傑作

    蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に、時効事件の重要参考人・松倉の
    名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

    最上に心酔する若手検事の沖野は厳しい尋問で松倉を締め上げるが、
    最上の強引なやり方に疑問を抱くようになる。

    正義のあり方を根本から問う、雫井ミステリー最高傑作!
  • 744(税込)
    著:
    千早茜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人

    冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……
    29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。

    29歳のイラストレーター神名葵は、
    関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、
    身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。

    仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、
    大学の先輩だったハセオから電話がかかる。
    七年ぶりの彼との再会で、
    停滞していた神名の生活に変化が訪れる――。

    解説・村山由佳
  • 豊洲への市場移転、東京五輪の費用など、東京都を巡る問題の裏には小池都知事と内田都議の確執があった。都議会のドンこと内田氏を直撃、現在も進行中の“小池劇場”開幕の発端となった「週刊文春」の記事をまとめた電子書籍オリジナルコンテンツ!※本コンテンツは、週刊文春2016年8月4日号、8月11・18日号、8月25日号、9月1日号、9月8日号掲載記事を再編集したものです。本文中に登場する人物の年齢、肩書き等は初出時のものです。
  • 人が人を裁くとは? 雫井ミステリーの最高傑作

    23年前の時効事件の犯行は自供したが、
    老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。

    検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、
    新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。

    しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、
    最上と袂を分かつ決意をする。

    慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨編!

    解説・青木千恵
  • 703(税込)
    著:
    安東能明
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、
    “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。
    「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、
    同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、
    新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。

    多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。
    緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。
    実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、
    さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。

    事件の構図は単純なものと思われたが、
    “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、
    3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。
    東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、
    拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、
    下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。
    するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。
    ほか4編収録。

    警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。
    彼の過去には何があったのか。
    新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。

    解説・村上貴史
  • 世界のミステリー界を騒がせた『ゴーストマン 時限紙幣』。
    「このミステリーがすごい!」第3位、イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞、マルタの鷹協会ファルコン賞ほか日英米でさまざまなミステリー賞を受賞した驚異のデビュー作で登場した犯罪のプロ、ゴーストマン――その誕生を描くアナザーストーリーを無料配信。

    犯罪の痕跡を消し、犯罪者を逃がし、自らも消える――それが私の仕事だ。
    人は私を「ゴーストマン」と呼ぶ。『時限紙幣』でクールな活躍をみせたゴーストマンこと「ジャック」はいかにして生まれたのか? 本名、素顔、経歴、すべてを消したアンチヒーローの物語は、ある夜、麻薬中毒で重態となった女が病院に運びこまれたところからはじまったのだ……
    シャープな文体で贈るノワールの逸品。
  • 1,120(税込)
    著:
    加藤秀行
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    スタイリッシュな文体で、世界の真実に触れる!

    七年間の勤務後、一年間の休暇を取る権利を得た僕は
    、肌寒いバンコクで、車椅子の彼女と会った。
    世界の真実に触れる、芥川賞候補作!

    資本(キャピタル)と個人の適切な距離ってなんだろう?

    僕は一年間のサバティカルを取った。
    誰もが権利を得られるわけではない。
    コンサルティングファームで七年間生き残るのは難しい。海亀みたいなものだ。
    卵から孵る、海にたどり着く、最初の餌を見つける、宿敵から逃れる……
    1/5000の確率であなたは生き延びて成亀になり、
    同じく1/5000をくぐり抜けた恋人に愛を囁くことができる。
    (本文より)
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
    2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

    第6巻に収録されているのは以下の七作品。

    自腹をきって探偵の費用を捻出する鬼平と配下の苦衷が伝わる「礼金二百両」
    伊三次、粂八といった鬼平自慢の密偵がめざましい活躍をみせる「猫じゃらしの女」
    鬼平の部下で小野派一刀流の剣士、沢田小平次が、師の仇と対決する「剣客」
    女密偵おまさが、平蔵への思いと、昔の男との間で悩む「狐火」(「アニメ鬼平」第13話原作)
    病で伏せる平蔵の寝間から大事な煙管が消えた。老人の酔狂を描く「大川の隠居」(「アニメ鬼平」第8話原作)
    ふとしたことから火付盗賊改方の御用をつとめた絵師が悩んだわけが明らかになる「盗賊人相書」
    昔の過ちが二人の人生を大きく変えた。その顛末をつづった「のっそり医者」
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
    2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

    第7巻に収録されているのは以下の七作品。

    かつては知られた盗賊の寂しい末路が描かれる「雨乞い庄右衛門」
    女あそびの好きな、平蔵の長男、辰蔵の助平心が事件につながる「隠居金七百両」
    女だまし専門の引きこみが狙った店の、隠された事情が明かされる「はさみ撃ち」
    ひとりばたらきの女賊おけいの手腕に驚かされる「掻掘のおけい」
    すさんだ生活を送っていた若き日の因縁が、火盗改メ長官となった平蔵と結びついた「泥鰌の和助始末」(「アニメ鬼平」第9、10話原作)
    役目を離れ、老武士の悲願を助ける平蔵。人生の哀歓を描き出す「寒月六間堀」
    かたくなに「盗人の掟三カ条」を守る男たちが意地をみせる「盗賊婚礼」

    解説:中島梓
  • 微笑みの楽園リゾート
    満たされるアジア

    ◎癒やしのタイ
    ・チェンマイ 古都の栄華を再び
    ・最旬! 個性派揃いのリュクスなステイ
    ・美食とクラフトを求めて古都巡り
    ・チェンラーイ 緑の大地に抱かれて

    ◎慈しみのラオス
    ・ルアンパバーン 植民地文化とラオス文化の美しい融合
    ・ルアンパバーンの朝を歩く
    ・瀟洒な館で優美なまどろみを

    ◎潤いのカンボジア
    ・シェムリアップ 世界最大級の遺跡を構えた聖都
    ・シハヌークビル 白い砂浜と小さな島々のリゾートへ 
    ・プノンペン 熱気が溢れる都会をクルージング!

    ◎敬虔なるバリ
    ・誰もが神々の存在に感動する、奇蹟の楽園
    ・祈りに寄り添う、美しい“メイド・イン・バリ”
    ・森に開かれた休息の地、ウブドの心地いい街歩き
    ・非日常感たっぷりのレストランで癒やされる

    ◎伊勢志摩へ

    ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合、付録がつかないことなどがあります。
    また電子版からは応募できない懸賞があります。
  • 「このミステリーがすごい!」第3位
    イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞
    マルタの鷹協会ファルコン賞
    ほか日英米でさまざまなミステリー賞を受賞!

    48時間後に爆発する120万ドルの紙幣。それを見つけ出し、爆発前に回収せよ――犯罪の後始末のプロ、ゴーストマンによる孤独な戦い。5年前のクアラルンプールでの銀行襲撃作戦と、カジノの街での時限紙幣追跡をスタイリッシュに描き、世界のミステリ賞を総なめにした傑作! 解説・杉江松恋
  • 今度の事件は結婚詐欺! シリーズも佳境の第八弾

    知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、
    結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された大友鉄。
    美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。
    真面目で魅力的な女性に見えるが、大友は得意の演技力で美智留に接近し、
    事件の裏に潜む複雑な事情に分け入っていく。

    大人気の警察小説シリーズ第8弾!
  • 現役女子大生、グラビアで注目etc.
    次世代注目キャスター16名出演の豪華写真集のお試し版を無料で配信!

    美人キャスターたちの貴重なグラビアが満載の「原色美人キャスター大図鑑」第3弾から、ページを抜粋した無料お試し版をお届け。
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