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『東洋出版、織本泰子(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~17件目/全17件

  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    後期研修医で落ちこぼれて常勤先の病院を辞めたひろ子。週三回程度の健診アルバイトなどで生計を立てている。
    不思議な経歴を持つS急便セールスドライバーの君と運命的な出会いをするも、卑屈な性格が邪魔して親密になれない。
    ひろ子に医師になれと強いた母。
    ひろ子と母を捨てた父。
    自分は望まれなかった子だと、自尊感情の低さに苦しむひろ子が、父や母とどう折り合いをつけてゆくのか。
    君と結ばれる日は来るのか。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    持って生まれた性格なのか、生い立ちの影響なのか、生命の尊さがよくわからない、ひろ子。
    「人が死ぬのは当たり前。別に驚く事ではない」「全ての人が長生きしたい訳ではない」等の考えを持ち、ひろ子自身、自殺念慮がある。
    しかし、大学で出会った全く価値観の違う勝山に心惹かれ、「この人となら生きてゆけるかもしれない」と思い始める。が、幸せな日々は続かず、ある時、ひろ子の死生観を知った勝山は、ひろ子の人間性を疑い去ってゆく…。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    高校の同級生の智昭と十二年ぶりに再会した。私は医師に、智昭はエリートサラリーマンになっていた。
     何度かのデートの後、意気投合して同棲がスタート。コロナ禍の中、幸せな生活が一年程続いた。
     しかし、ある日を境に、智昭は口をきいてくれなくなった。代わりに、私が何か言うと音楽を流すようになった。すれ違いの毎日。
     そんな智昭に耐えきれず、遂に私は別れを切り出した。智昭の三十二歳の誕生日の前日の事だ。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    ドヴォルザーク作曲の~弦楽四重奏のための『糸杉』~と不思議な経緯で出会った。
    この曲はドヴォルザークが、かつて振られた女性への特別な思いを込めて書いたらしい。そして私に、『本当に好きな人はどうやっても忘れられない。その思いは絶対に断ち切れないものだ』と知らしめているように思えた。
    そう、私には忘れられない人がいた・・・。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    落ちこぼれ医師のひろ子は、前途有望な勝ち組医師の彼氏、直樹との間に小さなズレを感じ始めていた。
    そんな矢先に、地元の中学の同級生、福山と偶然再会する。福山はかつては極めて成績優秀で、東京の名門高校に進学するため地元を離れたのだったが、「実は自分も落ちこぼれだ。就活で全敗した」と打ち明けられる。
    「自分達は負け組。似た者同士」と、ひろ子は福山に心惹かれるが、完璧な彼氏の直樹とも別れられない。
    そんな三人をコロナ禍が襲い・・・。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    アマチュアオーケストラでクラリネットを吹く洋一と不本意な経緯で付き合い始めたひろ子。当初は何度別れようと思ったかしれないが、洋一のクラリネットを聴いた日から迷いが生じた。
    仮に洋一自身を好きでなくても、このクラリネットの音だけで自分は洋一と付き合ってゆけるのではないか? と思い始めていた。しかし、その気持ちの確認のために訪れたコンサートで、かつての恋人星野と再会する。
    二人の男性の間で揺れ動くひろ子の下した結論は…
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    医学部の同級生のシャークとひょんな事から意気投合し、デートを重ねるようになる。シャークは、工学系大学院を出たのち、医学部を再受験したのだが、
    「本当は、アップルのエンジニアになり、スティーブ・ジョブズに認められるのが夢だった」
    と私に話してくれた。そんなシャークに私は惹かれてゆくが、ある日シャークは、
    「自分は性欲のない男だが、それでも自分と付き合うか?」
    と私に確認を求めてくる。
    私はシャークを失いたくなくて嘘をつく。
    そんな二人の同棲生活は・・・。
  • 弟の数幸は幼少期から超問題児。
    思った事を全部顔に出すし、人の嫌がる事も平気でする。
    それ故、公立小学校でいじめに遭い中学校からは無理して私立に通わせたが、いつまで経っても人として成長してくれない。
    成人してからも、私の結婚をぶち壊し、職場では不審者と言われ、果ては訴訟騒ぎまで起こして私たち家族を困らせる。
    こんな弟、死んでほしいと本気で思いながらも、何とか弟を理解しようと模索する。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    ある日、iPhoneが乗っ取られていることに気が付いた。
    あらゆる手を尽くし対処したが、つわもののハッカーはどこまでも私を追いかけてくる。
    憎きハッカーに翻弄されるなかで、ひょんなことからハッカーとの言語対非言語の奇妙な交流が始まる。
    不運続きで辟易していた私はいつしか、執拗につきまとうハッカーに救いと癒しを見出していた。
  • 同窓会の幹事に加わってくれないかと、突然の電話で頼まれたひろ子。かつて好きだった高橋君も幹事の一人で、更にその高橋君が自分を推してくれたのだと言う。ひろ子には高橋君のお姉さんを自殺に追い込んでしまった過去がある。なのに、いったいなぜ? 戸惑いながらも、何かに導かれるように幹事を引き受けた。果たして二人の行く末は。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    実の両親なのに分り合えない。
    勝手気ままでまわりのことが考えられない父と、そんな父をかばう母。どちらも大嫌いだ。
    友だちもいないこんなわたしはある日、職場で『あなた』と出会った。あなたは周囲からはまったくよく思われておらず、むしろ嫌われているが、わたしはあなたのことが気になって仕方がない。わたしならあなたをわかってあげられる。そのあなたの純粋な心を汲み取ってあげられる。きっとあなたもわたしのことわかってくれる。そんな二人の関係は……。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    お腹の中に見つけた自分の分身、リトルひろ子に導かれて、かつて好きだった人と再会したひろ子。不本意な別れ方をして以来、お互いが不本意な人生を送っていたが、無意識開拓療法と出会い自分達の深層心理を知り、これでようやく不本意な生き方から解放される。やっと自分達は結ばれると思った矢先、リトルひろ子の正体が判明する。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    心療内科医として勤務する私の病院に、病院待望の血管外科医として新たに勤務することになったあなた。一目見た時からこの人だと思った。結婚とか恋愛とかそんな次元を超えて、私はこの人に会いたかったのだ。ずっとこの人を待っていたのだとなぜか思った。そして不思議な懐かしさに胸が熱く震えた。
    私とあなたとの不思議な関係。そして二人はどのような結末を迎えるのか。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    研修医時代にお世話になった医局長の教授昇格祝賀記念会に参加するため、十年以上ぶりに金沢を訪れた。
    なつかしい顔ぶれの中に、独特な雰囲気を感じ取る。それは私だけにわかる存在。唯一私と同じ感覚を持つ人。そして、ずっと会いたかったその人との再会は、意外な形へ展開していく。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    中世の頃よりヨーロッパに伝わる伝説。
    見た目は女性だが実際は女性ではない「超女性」という存在に、惹かれていく比呂子。ある日超女性の研究をしている知人に肖像画を見せられ驚愕する。そっくりというよりまるで自分そのものに見えた。場所や宗教を超え、自分の存在につい考えてみると、幼いころから母に聞かされていた話を思い出していた。果たして比呂子は現代版の超女性なのか。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    少年が好きな私。同じ健診クリニックに勤務する少年のような君に惹かれている。ある大雪の夜二人きりでクリニックで過ごしたことをきっかけに自分の過去を思い出す。子供時代に受けた傷。存在の否定。やがて成長し少年を好きになるまでの私の物語。
  • 110(税込)
    著:
    織本泰子
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    あなたが突然豹変したあの夜、凍えながら部屋に帰り着いた私はふと気がつくと、無意識のうちに作業をしていた。身も心も、何もかもがぼろぼろになりながらそうして震えながら私は無意識のうちに、あなたと過ごした一番楽しかった想い出の場面を、箱に閉じ込め砂を流し入れていた。

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