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『ミステリー・推理・サスペンス、幻冬舎メディアコンサルティング(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~50件目/全50件

  • 詐欺師とスパイは、どこか似ている

    サスペンスの女王パトリシア・ハイスミスと、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。
    2大巨匠の作品を、キャラクター造形に注目して読み解く本格評論!
    ハイスミス作品屈指の人気キャラクター、田舎紳士に成り上がった詐欺師リプリーと、ル・カレの描く『スマイリー三部作』でイギリス紳士の素顔に仮面を着けて諜報機関に尽くすスマイリー。
    自分を偽り、他人に成りすます、歪んだ世界の行く末は……?
  • 知りすぎた者は、抹殺される。

    老舗和菓子屋の先代社長の不審死をきっかけに、葛城光一(かつらぎ こういち)は語られざる古代史の世界に迫る。
    個性豊かな仲間と共に真相を求めて日本各地を巡る中、光一を阻む謎の人物がいて……。
    予測不能な展開に息を飲むエンタメ・サスペンス小説!
  • 愛情、後悔、そして謎――。

    火事のあった日のいきさつはこうだ。その日、真琴の父、櫻井良一は仕事が休みの日ではあったが、午後から急ぎの用事があると言って会社に出掛けた。夕方五時頃、仕事を終えたところで、これから実家に寄って帰るつもりだと妻に連絡を入れている。(中略)しかし鑑識の結果、明らかに火元は居間のストーブの火の不始末が原因とわかった。消したつもりのストーブにカーテンの一部が燃え移って全焼したのだ。(本文より)

    事故なのか?放火なのか?
    空白の四時間と三件の火災の謎を解明すべく
    看護学生・篠原あずみの推理が始まる。

    【目次】
    1 はじまりの火事
    2 そして二軒目……
    3 課題
    4 行方不明
    5 ふたたび現場へ
    6 病院バイト
    7 逮捕者
    8 空白の四時間
    9 故意と過失
    10 ライターの持ち主
    11 放火犯
    12 善悪の彼方に

    【著者紹介】
    〈著者紹介〉
    叶浦みのり(かのうらみのり)
    コロナ禍で小説を書き始める。
    趣味は偏った読書。好きな作家は松本清張。
  • 歌の勉強のためにミラノに留学している私(川崎まひる)は、風光明媚な北イタリアの湖水地方でロシアから亡命してきたボリスと知り合う。
    好男子で愛想が良く、そつのない彼に魅かれ、恋に落ちる私。
    だがボリスには誰にも言えない秘密があった――。
    ウクライナ紛争を背景に、ダークウェブを駆使したランサムウエアの陰謀、アメリカ人のスナイパー、身代金の交渉人、マグレブ系不法移民の死が織りなす暴力と恐怖。
    背後に迫る国家の暴虐は、主人公を思いもよらない断崖絶壁に建つ教会に追いつめる――。
    若い女性のひと夏の戦慄の体験を描くピカレスク・サスペンス

    プロローグ
    第一章
    第二章
    第三章
    第四章
    エピローグ
  • 冴えないサラリーマンが、世界を救う?

    不動産会社で派遣社員として働く田賀浩は、仕事帰りの列車で異臭に気づく。臭いの元で見たのはビジネスマン風の男の死体と、その手首につながれたブリーフケースだった。
    出来心でカバンを持ち帰った浩は、正体不明の組織に命を狙われるようになり……。
    ブリーフケースをつけ狙う男たち、謎の宇宙船との邂逅、そして家族に迫る魔の手。
    日本、そして世界を舞台に繰り広げる、アクション超大作。

    【目次】
    第一章 浩、狙われる!
    第二章 浩、不思議な力を得る
    第三章 キングノート
    第四章 黒社会、ネオ香港
    第五章 ゴミ収集船

    【著者紹介】
    上山 照(うえやま てる)
    定年を過ぎた小説乱読ライター、武道の経験有り。十代は、早川SFノベル、創元推理文庫を読み漁り、その後はクリスティ、ラドラム、カッスラー、クランシー等海外作品に浸り、山岡荘八、石坂洋次郎、司馬遼太郎、石原慎太郎等へと続く。
    常に文庫本を手に、会社員として仲間と共に業務遂行の為、国内の主要都市へ昼・夜と幾度も足を運び、別府、有馬、箱根、秋保、定山渓温泉等へも顧客と訪れる。
    海外のニューヨーク、ロス、ホノルル、シドニー、バンコク、シンガポール、香港、上海、北京、ドバイ、ロンドン、パリ、ベルリン、アムステルダム等々へ観光では無く、仕事で前記同様、昼・夜と街中をつぶさに走り回る。その経験が、街の情景描写を書き易くしている。又沢山の素晴らしい方々とお会い出来、その方々から多くの経験談を伺え、ご教示頂けた事が小説を書く上でとても生きている。
    今回の小説は、SFの世界が現実に起こりうる事を期待し、SFの要素を織り込むことでより楽しんで頂けたらと思います。普通の若者が急に力を得る事で気持ちが少しずつ変わっていくストーリーです。力を得る前は淡々とした生活を送り、他人を気にせず毎日を普通に過ごしていた若者が、力により他人を応援し気遣う姿勢へと変わっていく物語です。
  • 4 人の天才科学者 VS 新型ウイルス

    突如として発生し猛威を振るう変異株。
    圧倒的な感染力と毒性を前に、医療は、人類は、何ができるのか ——。

    感染症研究者の岸辺弘は、鳥インフルエンザウイルスの変異実験が成功したというニュースを目にする。
    時を同じくして飛び込んできた、新型ウイルスによる死亡例の報告。
    自然発生か、はたまた人の手によるものか。

    医学博士・パンデミック研究者の著者による、書き下ろしフィクション。

  • 月と現世の住人が織りなす異色のSFミステリー

    突然の地方赴任、作者不明の詩との出会い、謎めいた美女の出現――。
    幾重にも重なる偶然が、必然へと変貌する。現在と過去、生と死が交錯し、照らしだされる真実とは。

    夏も終わりかけた8 月下旬。東京で順調にキャリアを積んでいた佐伯俊夫は、 I 県・月ノ石町に異動を言い渡される。この地には「月待池」という池があり、赤いトパーズが採れる伝説があった。しかし、採取した者の不吉な末路から、かつてより「憑き魔血池」と忌諱されてきたのだった。この伝説を知った佐伯は、事業で計画中の記念碑に何としても赤いトパーズを使用したいという衝動に駆られ、現在は立ち入り禁止となっている「月待池」に向かう。
    少しずつ、しかし確実に崩壊していく日常の向こうにあるものは一体――。
  • 日本の敗戦からまだ日の浅い時代、誰もが死に物狂いで生きた谷間の数年間を縦糸にし、回想の形で語られる一人の若者の美しい年上の女性に対する憧れを横糸にした、人々の幻滅と再生の物語。

    一九五一年冬。日本海に面した町、鶴前市で火事が起きる。焼けたのは海運業を営む町の有力者、神林禎一郎の家で、焼け跡から家の主の焼死体が発見される。警察は息子の正次の犯人説を取り、彼は放火及び尊属殺人の罪で逮捕・起訴されるが無罪を主張。しかし彼にはアリバイがなく、一方で父親と争っており、動機があった。彼は大学時代の友人である弁護士・掛川邦彦に調査を依頼する。そして調査を進める掛川に犯人の魔の手が――。
    一九五〇年代前半、大陸からの引き揚げ港の町で駆け出しの弁護士が見た人間模様とは? 放火殺人の真犯人は誰か? 登場人物の証言と時系列を組み立てていく内に次第に明らかにされる驚愕の事実。

    【目次】
    プロローグ
    I レッドの章
    II パープルの章
    エピローグ

    【著者紹介】
    そのこ+W
    京都生まれ 東京藝術大学美術学部卒
    二〇〇一年~二〇一六年 イタリア北部・ストレーザ在住
    二〇一七年より東京在住
    神戸を中心に水彩・パステル画の個展活動
    著書:『マグリットの馬』『私の名前を水に書いて』『白い噓』(すべて幻冬舎)
  • 人には誰しも、オモテとウラの顔がある。

    敏腕外科医と評されながら実はヤクザの竜二。看護師として勤める大病院で理事長でもある紗津季。裁判官の傍ら人気漫画家の武田。実直な警察官ながら漫才で頭角を現す畑山。
    ウラの顔を周囲に隠す4人だったが、ある事件に巻き込まれたことをきっかけにそれぞれの運命が交錯して……。
    4人で合計8つの職業をもつ「ギャッパー」たちが大活躍する、痛快エンタメ小説!

    【目次】
    第一章 ギャッパーたち
    (一)畑山耕作
    (二)天地紗津季
    (三)武田賢治
    (四)北島竜二
    第二章 事件
    (一)再会
    (二)抗争
    (三)内紛
    (四)逮捕
    (五)捜査開始…畑山と武田
    (六)太刀恭治
    (七)潜入
    (八)解散
    第三章 その後
    (一)武田賢治
    (二)畑山耕作
    (三)北島竜二と天地紗津季
    あとがき
  • 夢が現実を侵食しはじめた。

    夢という無意識に、翻弄される危うい現実。そこに生まれる混沌を描いた4つの物語。
    地元アイドルとして活動する小森みなみは、悲惨な大怪我を負わされ、その記憶を封印するもフラッシュバックに苛まれる。一人の男性に救いを見出したのだが、その男こそ……。みなみに捧げられた歪な愛のカタチを暗然と描く『特殊愛』。
    友人が惨殺される夢を見た。目覚めて思う、ああ夢でよかった。しかし「私」の腕には――。夢と現実が奇々怪々と交錯する『正の字』。
    包丁を手にした男が押し入ってきた。子供たちを守らなくては! 気が付くと「私」は殺人者になっていた。『守母』。
    人はなぜ死を選ぶのか。突然拉致された早苗は三人の男の死に関わる。死を迎えた男と、その痛々さに直面した女のストーリーを描いた『選択死』。

    【目次】
    特殊愛
    正の字
    守母
    選択死

    【著者紹介】
    1980年、東京生まれ。現在リラクゼーションセラピストとして小さいお店を経営。
    幼少時代から、映画を観るのが大好きでした。映画を観た後によく夢を見て興奮しながら親に話をしていました。あるときから私にとって、夢から感動を覚え、それから執筆するようになりました。
  • クリスマスイヴに起こった、前代未聞の「観覧車ジャック」!

    妻との離婚以来5年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。
    楽しい時間は束の間、2人が観覧車に乗った直後、何者かによって観覧車が乗っ取られ、人質となってしまう。
    「小人」を名乗るジャック犯に連絡役として指名された仲山と娘・凛の運命やいかに。
    そして、地上で事件解決の指揮を執っている貝崎は、5年前のクリスマスイヴに起こった未解決事件に関して互いの秘密を握り合う因縁の相手で――。
    絡み合う二つの事件とそれぞれの思惑。ドリームランドを象徴する巨大観覧車に隠された衝撃の真相とは。
  • 一気読み必須のミステリー!
    予想を裏切り続ける怒涛のラストから目が離せない。

    身に覚えのない自分の目撃情報。
    それは、姉、母を死に追いやられた
    妹による復讐の始まりだった。

    大学生のまゆ実は、あちこちで語られる身に覚えのない目撃情報に悩まされていた。
    そんな時、所属しているテニスサークルに、自分とそっくりな伊藤千春が現れる。

    姉と母の自死という衝撃的な出来事をきっかけに復讐を企てる千春と、復讐の対象となるまゆ実、二人の視点によって描かれる復讐劇。
    第三のオンナとは、果たして誰なのか――謎が解き明かされる度、さらなる衝撃の展開に息をのむ珠玉のミステリー小説。
  • 「人生で最も有意義な時間の使い方は、時を忘れ何かに没頭することです」

    馴染みのカフェで、作家の中津川進太郎は原稿の締め切りに追われていた。
    取り乱した様子の中年女性が突如訪れ、
    動揺する中津川とマスターに「ニートの息子が騙されている」と話し始める。
    お人好しで次々と詐欺に会う彼女と、行方不明の息子の行く末は……。
    ほか、2作品を収録した短編集。
  • 白川郷を舞台に繰り広げられるミステリーヒューマンドラマ

    東京で事件を起こし飛騨支局に転勤することになった新聞記者の篠原准一。再起をかけて、白川郷でスクープをねらう。白川郷の合掌家屋に秘められた謎を暴こうと思ったのだ。しかし、村人に聞いても口を閉ざして何も語ろうとしない。篠原はその謎を解いて記事にしようと思った。
    取材を重ねるうちに、それは秘境中の秘境ゆえに成り立つ産業がもたらした「富」だとわかった。篠原は記事にすることが出来た。しかし篠原は取材しながらもっと大きな白川郷の底力に惹かれるようになっていた。それは究極の秘境で育まれた「自己を捨ててみんな一緒に生きる」という村人の利他の生き方だった。篠原は、自分に欠けていたものに気が付き始め――。

    白川村の美しい情景と、古き良き日本人の魅力を再発見する。
    読後、爽やかな感動と、希望をくれる物語。

    【著者紹介】
    遊座 はるか(ゆざ はるか)
    東京都中央区出身
    早稲田大学第一文学部日本文学科卒
    朝日新聞北海道支社主催らいらっく文学賞受賞『美しい記号』(1998)
    朝日新聞北海道版夕刊週一回エッセイ連載『窓辺のミルクティー』(1999~2000)
    浦安文学賞受賞『キヒメ』(2001)
    ちよだ文学賞特別賞受賞『空見子の花束』(2009)
    岐阜県高山市に暮らす(2001~2005)

    装画/挿絵 遊座 武
  • 「俺は何でこんな所に居るんだ?」
    過去に戻ってしまった男が“人生のやり直し”に挑み、待ち受ける結末とは――?

    運送ドライバー・佐野真治は、いつものように高速道路を走っている最中に突然まばゆい光に包まれ、思わず目を瞑ってしまう。
    事故を起こしてしまったのかと恐る恐る目を開けると、そこは全く別の場所で、しかも20年前の世界が広がっていた。
    未来の記憶を持ったまま過去にタイムスリップした真治は、より良い選択をすることで未来を変え、人生のやり直しを図ることに。可愛らしく天真爛漫な女性・美樹との出会い、主任ドライバーへの昇進、運送会社の独立。順風満帆な二度目の人生を謳歌し、幸せな日々を送っていた。しかし、娘の星海(せかい)が生まれると同時に、「またいつか元の世界に戻ってしまうのではないか」という得体の知れない恐怖心がたびたび真治を支配するようになり――。予測できない展開に心を揺さぶられる、サスペンス・タイムスリップ小説。

    <著者紹介>
    半世紀以上の歳月を、プライベートではマンガしか読んだ事のない、大型トラックの運転手を生業にしているおじさんが、仕事中に思いついた事を小説にしちゃいました。
    創作の面白さにハマり、あんな事やこんな事、日常の出来事から非日常の世界まで、新作のアイディアだけは続々と浮かんでます。
    好きな事を好きな様に、のんびりと書いています。
    夏はモヒカンの筆師。
    どうぞよろしくお願い致します。
  • 白昼の喧噪の中で起こった凄惨な事件。
    被害者の男が残したメモ書きは、10年前の悲劇につながる“切符”であった――。

    業界を席捲している裏ロム、「アスラ」。
    悪魔的に客を魅了し、猛烈な連チャンをくり返す。
    「アスラ」を導入した店は売上が二割上がると噂になり、すでに数万個も売られているらしいが、その実態はつかめていない――。

    息もつかせぬ怒涛のミステリー小説。
  • 証拠品なし、目撃者なし、
    犯人への手がかりが一切ない事件。
    難航する捜査を解決に導いたのは
    偶然出くわした一人の美容師だった――。

    新米女刑事×美容師探偵
    異例のコンビが難事件を解決していくサイコミステリ。
  • 次々と報道される殺人事件の被害者は、同じ名前の人物ばかり。
    恐怖におびえる全国の「山本和義」は、SNSを通じて繋がっていく。
    犯人の真の目的とは――。(「本当の自分」殺人事件)

    表題作ほか、「のぞみの結末」「時間にまつわる物語」「雲を描く男」
    「不運な殺人者」「未来から来た男」6編の短編ミステリー小説集
  • セカンドライフは私立探偵! 痛快! ネオ・ハードボイルド小説
    60歳になり定年退職を迎えた松本幸。
    営業マンとして培った人を見る目で身の周りで起きる珍事件をどんどん解決

    行きつけのスナックのママの死の真相に迫る『アカハラとパーチ』
    協力者になって宗教団体の殺人を暴く『遠廻りをする恵子さん』
    保険外交員の殺人事件の犯人を追った『新宿二丁目の高島保険外交員』
    元取引先の女性社員の死体遺棄事件の真相を追う『成見を探せ』
    生まれ故郷で警察の不正に挑む『上りしかない町で』
    リタイアド探偵松本幸が5つの難事件に挑む!
  • 夕方から雨が降った日、ゴミ捨て場で発見されたのは一人の女性記者の遺体だった。
    県警(特殊捜査一課)の流、富永、そして彼らの警察学校時代の教官でもある吉岡らは、ビデオに映っていたカッパを着た人物を捜すが、一向にその足取りは掴めない。
    公園に落ちていた殺された女性のハンドバッグ、殺された刑事の妻、そして警察関係者を狙った人質事件。犯人の手がかりを追っていく中、無関係だと思われた複数の事件が繋がってゆく――。

    事件の真相を追う捜査一課の苦悩や、警察内部の実情をリアルに描く。
    権力、昇進、正義、そして仲間。事件の先に彼らが見る光景とは。

    <著者紹介>
    泉 真一朗(いずみ しんいちろう)福岡県警を2020年に退職し小説を書き始める。
    県警時代は大半を刑事部門で勤務。
  • フリーライター左沢のビジネスパートナーが磐梯吾妻の山中で謎の女と心中した。疑問をもった左沢は事件の真相を明かにすべく捜査を行うが、彼がそこで見たのは、混乱する教育と過当競争を生きた戦後のベビーブーマーたちの深いこころの闇だった。
    団塊世代が残した功罪と、翻弄される団塊ジュニアたちの苦悩を描いたヒューマンサスペンス。

    三苫健太(みとま・けんた)
    福岡市生まれ。システムエンジニアとして長くコンピューターシステムの開発に従事したのち、ライターに転進する。数多のIT関連の技術書を執筆するかたわら、ミステリーや世話もの小説にジャンルをひろげている。剣道教士七段
  • 猟奇的な知能犯を食い止められるか――。

    六本木警察署管内で起こった殺害事件。
    事件の被害者は新宿区を仕切る敏腕刑事だった。
    犯行はこれに尽きず、次々と刑事の不可解な死体が発見され……。
    犯人が刑事を狙う理由とは。
    六本木の刑事・園山をはじめとする強行犯係の仲間と知能犯Xの攻防戦が繰り広げられるサスペンス小説。

    銀ジロウ(ぎん・じろう)

    東京都生まれ。年齢不詳。
    慶應義塾大学法学部法律学科中退。
  • 地元の名士・入間金四郎の百回忌にて、謎の漢詩が公開された。
    それは入間家の隠し財産の存在を示唆していた。

    四大観、金島、浦戸諸島……。
    松島の知られざる名所や料理処を巡りながら、
    100年前の暗号の謎解きに挑む、長編ミステリー小説。

    プロローグ
    第一章 十三夜
    第二章 小望月
    第三章 十五夜
    第四章 十六夜
    第五章 立待月
    エピローグ
  • 二〇一九年暮、流行ミステリー作家斉田寛は都心の高層マンションの二十二階から転落死して発見された。遺書はなく警察は事故死として処理した。
    世界的なパンデミックの中、ジャーナリストの松野はその死を巡りオンラインとリアルを駆使して故人の周辺の人々にインタビューして回る。果たして斉田は自殺か、他殺か? 斉田が蒐集していた中国古美術を巡って暗躍する香港マフィアの影。家族や友人知人を通して次第に明らかになる流行作家の実像とは? そしてその残酷な結末とは?

    <著者紹介>
    そのこ+W
    京都生まれ 東京藝術大学美術学部卒
    二〇〇一年~二〇一六年 イタリア北部・ストレーザ在住
    二〇一七年より東京在住
    神戸を中心に水彩・パステル画の個展活動
    著書:「マグリットの馬」(幻冬舎)

    *目次*
    プロローグ
    オンライン追悼会
    第一章 自殺しなかった男
     現場検証
     空き巣事件
     芸術家の横顔
    第二章 容疑者たち
     防犯カメラ
     作家の聖域
    第三章 事件の真実
     観音の呪い
     逮捕
     砂山の宝石箱
     レクイエム
    エピローグ
     返還
     トップ・オブ・東京
  • 知的な美貌、溢れるエネルギー、妖艶な瞳――
    待ち望まれた理想の存在、香倶耶。
    いま、その魔性のヴェールがはがされる。
    現代によみがえる「竹取物語」新伝説。

    蜘蛛だ。香俱耶の影が巨大な蜘蛛に変わった。その脚は長く、ゆっくりとうごめいている。やがてそれは、薄い毛に覆われた四本の脚を持つタコのようにも見えだした。……と、そのとき、
    「崇生さん、わたしを見ないで!」
    香俱耶の小さく叫ぶ声が聞こえた。崇生は、声に促されて視線を再び池に戻す。そこでまた香俱耶の声がする。
    「崇生さん、わたしを見ないで!」   (本文より)
  • クルーズ船『はるかぜ』に乗り込んだ大河朔空と芦田涼の卒業旅行(4泊5日)は西日本横断クルーズツアーと称され、神戸港を出るところから始まった。ツアーの参加者は全部で12人。女性同士や夫婦の旅、子ども連れのファミリー旅行と目的はそれぞれだ。心踊らせて乗船した大河と芦田、参加者だったがツアーはその日のうちに不穏な空気に包まれていく。ツアーの責任者・鬼ノ内の誘導で命の交換ゲーム(ライフスワップゲーム)のアプリをDLさせられ12人全員に残りの寿命時間が与えられた。「寿命を交換って? ゲームだよね……?」とゲームを始めた参加者だったが1日目の3月20日、午後7時、参加者の一人である長谷みどりが突然倒れて亡くなった。このゲームを操る鬼ノ内は何者なのか……。果たして朔空と涼は生き残れるのか?
  • あの日、たまたま目を通した、新聞の読者投稿欄掲載の短歌によって、私の人生は劇的に変わってしまった。

    35歳の竹内淳子は、自らの勝気な性格を活かし、新聞社の編集者として充実した日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、読者投稿欄の短歌にたまたま目を通す。なんてことのない短歌だけど、どうしてか心に引っかかる。純粋な興味から投稿者探しをはじめていくうちに、彼女の人生は、大いなる「順番」によって捻じ曲げられていく。不条理に激高し、疲弊する彼女を待ち受けているものとは――。

    <著者紹介>
    髙木弘司(たかぎ・こうじ)
    1963年東京都生まれ。高校卒業後に種々の職を経験し、現在は建設現場の作業員。本作はふと思いついた妄想を作品に仕上げた。海外25か国のひとり旅経験あり。
  • 家族をどん底におとしたとしても、守るべき約束とは――。

    1972年、中国・北京。元海軍将校である徳間は、偶然にも中国の要人の命を助けたことから、ある任務に巻き込まれる。
    その任務は、失敗すれば中国・日本の歴史を大きく歪めてしまうものだった。
    娘・幸子の運命までも狂わせていく中で迎える衝撃のラストとは。
    欲望、親子愛、宿命――。そのすべてが描かれたノンストップ・サスペンス。
  • 第一の事件現場に残されたのは、見るも鮮やかな彼岸花――。

    ある殺人未遂事件をめぐり、派出所勤務の巡査・北村大輔と捜査一課の高倉豊が捜査に乗り出す。
    被害者で重体となった中原純子は、北村の親戚だった。親族を巻き込んでの私情と愛憎が捜査にねっとりと絡んでいく事件の真犯人とは。
    人間関係と捜査の行方を描いた推理小説。

    <著者紹介>
    蓮居敬陽(はすい けいよう)
    1967年6月24日生まれ 横浜市出身。
    家族の介護をしながら、三十代から小説を書き始めるが、数年にわたって度々中断。
    今回が初めての出版となる。
  • 娘の突然の事故の知らせが、災難にも途切れていた関係を再びつなぎ合わせる。
    身内間の悶着の末、最後に残るものとは。

    娘の運転する自動車が衝突事故に巻き込まれた——。
    ひろみの元に突然入った一本の電話。
    ひろみは、定年を迎えるまで看護師としての職務を全うし、DV夫との離婚の後、
    子供たちと孫と共に平穏な生活を送っていた。
    非情にも突き付けられた娘の死をきっかけとして、遺産目当てに再び元夫がひろみの前に現れる。
    元夫が関心を示すのは、娘の遺産のみ。
    実の親としてあるまじき姿に、ひろみは憤りをおぼえる。
    人間の本性が赤裸々に描写されたフィクション小説。
  • 幸か不幸か、真実は誰にも証明できない。
    「エアリー」を除いては――

    容疑者の心を読み、現場の空気から真犯人につながる臭いを感知する――
    そんな携帯を手に入れた捜査一課の刑事。
    辿り着いた先は事件の真相か、それとも……?『携帯エアリー』

    人生に行き詰まり、あてもなく訪れた某県の山中。
    偶然出会った女性とともに古いつり橋を渡った元也だが、
    渡りきると彼女の姿はおろか、橋さえもが消えていた――!『運命橋』

    ゲストの思い出の人を探す番組の司会者に抜擢された元アイドルの柴田。実は彼自身も、幼い頃に唯一愛情をくれた“あしながおじさん”を探していて――。『救世主の逃亡』
  • 奇怪大島の個性豊かな島民たちが織り成すエンターテインメント小説!

    本島とフェリーで繋がれる離島・奇怪大島。
    「県議候補の渡は、金をばらまいている。」
    久々に奇怪警察署捜査二課に舞い込んできたのは、選挙違反の調査依頼であった。
    しかし捜査を開始するも言質がとれる兆しはなく、何者かによる策略なのか…。
    奇怪大島で渦巻く奇妙な事件が島民たちを巻き込んでゆく——。

    〈著者紹介〉
    ネンキレイスイ(ねんきれいすい)
    昭和31年鹿児島市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、小学校教諭、行政職、管理職を経て、平成29年3月定年退職。平成18年2月脳出血で倒れ、左半身麻痺の後遺症が残っている。著書には、「私の教育論」(H29)(ラグーナ出版)、「還(ひとめぐり)」(R1)(ラグーナ出版)がある。
  • 細菌に浸食された世界、20X9年。
    混沌とした世界に立ち向かい、人の心の深奥をさらけ出す、異色のミステリー小説!

    目まぐるしく変化する社会。
    そこには解決困難な問題が立ちはだかっていた——。
    個性豊かなキャラクターたちの視点から綴られる、世界の行く末とは。

    上野文G(うえの ぶんじ)
    1972年生まれ。都内在住。
  • 「野原さん、私はどこで間違ってしまったのでしょうか?」
    そこで出会った不思議な縁により、徐々に自分の生き方を見つめるようになる。
    目を背けたくなるほどのリアリティで描かれる、あるガードマンの10日間の物語。
    鳩の死骸を使って、ミステリー・サークルがつくられていた——。
    突如公園で起きた不可解な事件をきっかけに、公園警備に配属された野原
    クレーマー、肺がん末期の老人、中華定食屋の女性……。
    緩やかに結びつく人間関係からその本質を洗い出した純文学小説。

    野口 顕(のぐち あきら)

    昭和14年 東京生まれ(卯・七赤)
    昭和27年 高校時代、友人と「同人誌・フロイント」を発行。昭和36年第5号迄発行。
    昭和34年 私立成城大学経済学部入学。同時に同校文芸部に入部。
    卒業迄4年間、部誌「狂童群」に作品を発表。
    ※狂童群は旧制七年制高校時代、大岡昇平氏等が執筆した「白痴群」を継いだ同人誌、部誌。
    ※入学入部時の部長が、当時3年生だった大林宣彦氏(故人)
    昭和38年 某百貨店入社
    昭和40年 会社退社。友人と広告関係の事務所を設立。
    昭和50年 結婚。以後二男をもうける。子供の小学校入学後、PTA会長として地元教育活動、地域活動を行い、子供の入学した高校の父母の会活動等々にも関係する。
    平成20年頃、広告関係業務を辞め現在に至る。

    趣味 ボウリング
       歌舞伎、映画演劇DVD鑑賞
       読書(中国古典、ハードボイルド・ミステリー)
  • イカロスの翼に誘われ
    少女は「秘密」に恋をする。
    雨の朝、事件は起こった。机の中にしかけられた死神のカード。
    犯人として浮かび上がった女子生徒の言葉に隠された大切な思い出とは――。
    美咲ノ杜高校に通う一年生アリ子は、親友ミュウとともに真相を求め立ち上がる。

    凸凹コンビを待ち受ける第二、第三の事件。
    少女たちの祈りの結末は?

    傑作青春学園ミステリー待望の文庫化!
    装画、本文イラスト:ぶーた
  • 大阪に単身赴任していた達郎は、東京にいるはずの妻が金沢で交通事故にあったという報せを受ける。今際の際、妻が言った「テンチョウ」とは誰なのか。なぜ妻は金沢にいたのか。達郎の捜査は、思いもよらぬ方向へ進んでいき……。表題作「店長はどこだ」ほか、「すみれ、フォーエバー」、「記事と広告」、「日本国大統領」の全4作を収録。
    <著者紹介>
    八十島コト(やそしま こと)
    生年   昭和
    出身   神奈川(横浜以外)
    血液型  O型
    趣味   アニメ、将棋
    特技   イラスト、輪投げ
    旅行   商店街、島
    スポーツ 相撲、アーチェリー、ゴルフ(跳ね返りホールインワンあり)
    好物   おにぎり、ぎょうざ、街中華
    音楽   演歌、ハードロック
    酒    にごり酒、カクテル(ショートグラス)
    料理   カルボナーラ、ぶり大根
    茶     抹茶、アイスコーヒー
    氷     宇治金時
    色     パステルカラー
    乗物    地方鉄道、LCC
    持病    脾臓大動脈瘤、逆流性食道炎
    骨折    6ヶ所
    甲子園   出場(スタンド)
    卒業    100期生
    秘書    代議士1年
    営業    アポなし飛び込み
    殺意    1回(ブラック上司)
    日数    会社を辞めたいと思った日>からすが鳴かない日
    肩書    理事長補佐(マンション)
    コンサート 着席、睡眠
  • 10年前に起訴した殺人犯が無理心中?
    検事を退官した“ヤメ検”弁護士・丹前は、それをきっかけに
    自身が関わった事件の知られざる真実に迫っていく。

    長年の夢だった弁護士事務所にかかってきた一本の不審な電話。
    丹前は、相手が奈良地検時代に起訴した殺人犯だと気づくも、彼は山中で恋人とともに遺体となって見つかった。
    他殺を疑い捜査に協力する丹前だが、調べが進むにつれ過去の事件の思わぬ真相が暴かれていき——。
    『真相—ヤメ検が暴く』
    ほか、『詐病―さかな』『十指紋』『うそ発見器』の短編3作を収録。
  • 『天津風の田に毒をまいた。残りの山田錦が惜しかったら、五百万円用意しろ』
    烏丸酒造に届いた一通の脅迫状。
    見れば一本百万円を超える純米大吟醸酒の元となる田の一角が枯らされていた。
    捜査の過程で浮上する、杜氏の死にまつわる事件の疑惑。
    そして、脅迫犯が突きつける、前代未聞の要求とは——。
    密室の謎とアリバイ崩しに挑む、菌も大活躍の発酵醸造ミステリー。
  • エレベーターに乗り合わせた客、被害者が食事をした最上階のレストラン、ホテルの従業員。一流ホテルで起きた殺人事件の捜査で、次々と浮かび上がる容疑者たち。難航する犯人捜しのなか、日本美術を専門とする教授の推理が、意外な犯人を追い詰める。道理教授のミステリー、ここに開幕!
  • 悲しみを湛えた美しき運命。“彼女”の抱く誰にも知られてはならない秘密。謎多き天才が残した魅惑の絵画をめぐり、美術・建築界に渦巻く人間の才能と美醜な欲望を描き切る超大作アートミステリー。
  • 千葉県警佐田署に入った1本の電話から全てが始まった――。交通事故で一人娘を失い、愛する妻とも離婚し、深い哀しみに追いやられた賢太郎。ある雨の日、傘もささずに一人ぼっちで歩く小さな女の子・亜里沙と出会った。少女との出会いが男の心を癒し、悲劇によって傷ついた彼の心は、やがて暴走を始める・・・・・・捜査にあたった刑事が犯人を追い詰めていくなかで見えてきた真実とは――。
  • 捜査の主流に映像捜査、微物鑑識(鑑定)、DNA型鑑定、架電履歴の4点が上げられるが、昨今の初動捜査では先ず防犯カメラの映像収集に走っている。連続発生する事件の担当捜査官は容疑性の高い対象者を抽出し的割り捜査で追い詰める。映像捜査官は張込み捜査や尾行捜査の人的補完と秘匿性を担保する監視システムを自ら開発改善の上、これを巧みに駆使し、合理化、省力化、効率化を図りながら、犯人捕捉の後方支援を実践する。映像捜査官チームは刑事経験豊富な技能捜査官らで編成され、あらゆる難事件の現場要請に応え、捜査力と技術力を発揮し、次々に解決に導いていく。
  • ある日、孤児院で起こった惨殺事件。一人生き残ったアレンに声をかけたのは――。哀しみを背負ったアレンの運命が狂いはじめる。アレンは無残に散らばった死体の中を亡霊のように歩いて行く。しばらく歩いていると見覚えのある死体を見つけたアレンはその死体の前に立ち止まり、ガクッと膝をついた。胸が張り裂けそうになり、涙が溢れ出した。「センリ……」 涙で霞んだ視界の中、名前を呼んで、死体となった友人に手を伸ばした。深い哀しみを背負った人間の罪と罰を問う問題作!
  • 高校最後の夏休み、清水直也は幼馴染の三上健二に誘われて、郊外の廃墟と化した洋館を探険することになった。二人が洋館の敷地に侵入しようとしたその時、背後から声をかけてきた少女がいた。その少女も加わり、開かずの扉を開けようとした瞬間、白い光とともに1925年のフランスへと三人はタイムスリップしてしまった。そして、彼らを保護してくれた富豪の邸宅で次々と起こる密室殺人。フランス革命の亡霊の仕業だと囁かれる一方で、清水たちにも嫌疑がかけられる。疑いを晴らし、現代の日本に彼らは帰ることができるのか。
  • 主人公・聡の親友である一郎は、20歳の夏に両親を事故で亡くす。天涯孤独の一郎を、聡とその妹・朋子が気遣い、悲しみを共有する。三人の交流はさらに深まり、心おだやかに夏休みを過ごす中、一郎の親類を名乗る男が突然現れる。両親の死因、自らの出生の秘密―。十代の若者が背負うには重過ぎる真実。すべてを知った一郎を苦悩が襲う。 そして、壊れかけていたのは一郎だけではなかった。不協和音が響き始める、友人と家族の関係。傷つきながらも惹かれあう、アンビバレントな感情が交錯する青春ストーリー。
  • タクシードライバーの時生は新宿二丁目で出会ったニューハーフの愛の影響で女性の身体を手に入れる決断をする。しかしその資金は不正に手に入れたものだった。女性になった時生は資金の出どころがばれるのを恐れ、後戻りができない旅に出かける。欲望のままに人生を楽しんだ時生を待ち構えていた運命とは…人生を100%楽しみたい人に贈る全力疾走エンターテインメント!
  • シリーズ2冊
    9681,056(税込)

    かつて、××市警察、最高のコンビと呼ばれながら、殺人課を捨てた男「笹井」と殺人課から捨てられた男「東方」。翼を失った二人が再会したのは、再開発計画の夢破れ、廃墟となった忘れられた街だった。そこで巻き起こる連続少女殺人事件。少女たちの死体に刻まれた数字を手がかりに、「忘れられた」二人の刑事が、再び捜査の熱狂に冒されていく。
  • 大学の准教授をつとめる考古学者の神崎悟朗は、研究室で薩道進一郎という生徒に出会う。「薩道」という珍しい苗字に興味を持った神崎が調査を進めていくと、浮かび上がってきたのは、アーネスト・メイソン・サトウという名のイギリス人外交官だった。幕末動乱期に日本語通訳官として江戸幕府の老中たちと渡り合ったアーネスト・サトウは、なぜ日本名として薩道愛之助と名乗ったのか? 進一郎たちの祖先である、備中良井町棚倉の薩道(さつどう)家は、一体どのような背景で突然に誕生したのか? また、薩道(さつどう)家と薩道(さとう)は、どこかで関わり合いを持つのだろうか? <サツドウ>と<サトウ>を巡る謎を解き明かす、「超時空ミステリー」
  • 子連れ心中で妹を亡くした恵理子と、いじめを苦に自殺した子供と後追い自殺で妻を亡くした畑中。最愛の肉親を死に追いやった「犯人」を追う二人は、やがて惹かれ合い、激しく愛し合う。周到に用意された殺人の手段と、A.P.O(米軍郵便局)を使ったアリバイ工作。完全犯罪を成し遂げたかに見えたとき、完璧に見えたトリックがほころび始める。
    官能とサスペンスとトリックが織りなす復讐劇。
  • モデルとして世界的な活躍を願う理果。ほのかに想いをよせる商社マン・冬木からスパイ行為を託され、それをきっかけに運命は思いがけない方向に動き始める。謎の男“J”にファッションショーに誘われ、物語の舞台は香港・上海へ。異国の地で始まるイギリス人デザイナー・ディクソンとの恋、Jから受ける手厚いもてなし……。戸惑いながらも誘惑に流される理果に突然かけられたJの殺害容疑。果たして彼女を罠にはめた人物は何者なのか、そしてその理由は……。仕掛けられた罠の真相、さらにその裏側に秘められた謎の真実。一気読み必至の予測不能ミステリー。

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