[作品について]主人を毒殺された猿がとった意外な行動を書いた奇談。田中貢太郎・著「日本怪談全集」に収録されている『猿の話』という作品のうちの一話が、この『義猴記』と同じ文章になっているが、そこで田中貢太郎は、出典を「奇説排悶録」であるとしている。なお、中国の古典に詳しい方に、この話について尋ねたところ、清の時代の※[#「衣+者」、第3水準1-91-82]人獲(ちょじんかく)の著した「堅瓠余集」に、「聞耳略」からの引用として、『義猴』という題で同じ話が掲載されていると教えていただいた。(Hiroshi_O)[文字遣い種別]新字新仮名