「お前を殺す前にわたしはお前に接吻をした、わたしの最期もぜひともお前への接吻で」
――男の激しい愛が悪党に操られて激しさのゆえに悲しく錯乱する。若く美しい妻をめとり、幸福の絶頂であった勇猛高潔なムーア人の将軍オセローは、旗手イアーゴの奸計により、副官と妻との間の不義を疑い、激しい嫉妬に囚われ、次第に正気を失っていく。シェイクスピア四大悲劇のひとつ、純愛悲劇の傑作。
各880円 (税込)
「人間てなんて美しいんでしょう。これはすばらしい新世界」
――絶海の孤島で成長した美しい娘は思わずこう叫ぶ。ここにこめられた何重ものアイロニー。かつてこの幼い娘とともに国を追われたミラノ大公プロスペローは魔法により復讐をはかるが、やがて復讐者への憎しみは赦しへと変わり、平安が訪れる。妖精たちの歌声にみちた魔法の島で織りなされる、詩的情緒あふれるシェイクスピア最晩年の名作。そこにはシェイクスピアならではの苦みも仄見える。
「まあ人間てやつはなんてばかなんでしょうねえ!」
――妖精のいたずら小僧は恋に右往左往する若者たちを見てこう言って笑うけれども、右往左往は人間だけでなく妖精の王と女王も加わって、愛と恋との大騒動。真夏の一夜、深い森を舞台に人間と妖精たちが織りなす幻想喜劇。
「ユダヤ人には目がないっていうのか」
――金・銀・鉛の箱選び、サスペンスあふれる人肉裁判など、エピソードあふれる傑作青春恋愛喜劇の中に、虐げられたユダヤ人シャイロックが暗い影を落とす。
「身にしみて知っております、女の男への愛の大きさを」
――しかし男もまた知っている、女への愛の大きさを、そして、男も女も、報われぬ恋の切なさを。双子の兄妹をめぐっての、もつれた恋の行方や如何に。さらに召使いたちのドタバタ騒ぎによって混乱は最高潮に。笑いの中に哀感の漂う、シェイクスピア恋愛喜劇の最高傑作。『十二夜』の邦題で親しまれていた作品を、より内容にふさわしい『宴の夜』と改題。
「名前にいったい何がある? あの薔薇って名前の花は別の呼び名だって甘い香りに変りはないでしょうに」
――敵対する両家の憎しみを超えて、愛の真実を純粋の目で直視する二人の若い恋人たちは死への道をまっしぐらに突き進む。恋に生き、恋に死んだ若い二人の清冽な青春。
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