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実用

ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物

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あらすじ・内容

ツキノワグマによる人身事故はなぜ起こるのか—―ツキノワグマと人間の歴史をていねいにたどりながら、生息場所である森の変化、そして人間の生活の変化をふまえて、都市近郊に出現するようになった現代のツキノワグマの生態をとらえなおし、これからのつきあい方を考える。

【著者からのメッセージ】
1980年前後から本格的に開始されたツキノワグマ研究は、人とクマの関係の好ましい在り方についての多くの提言を、さまざまな機会を利用して世に出すことで、普及啓発に一定の役割を果たしてきたといえます。そのため、ツキノワグマに対する一般の認識も、ポジティブとまではいえなくても、ネガティブからは好転してきたと感じていました。
しかし、ツキノワグマの出没が2000年代に入ってから常態化するようになり、そのような年には数千頭のクマが捕獲されると同時に、100人を超える多くの方が負傷される事態となっています。決定的な事故は、昨年初夏に秋田県で発生した4件の死亡事故で、すべての被害者が食害を受けたことから、ツキノワグマに対するイメージは一気に悪くなってしまいました。
その結果、秋田県では未曾有の500頭近くのクマが捕殺されることになり、その影響は本州の他の自治体にも波及しました。こうした状況の背景には、ツキノワグマの分布域が本州全体で拡大している一方で、その管理が適切になされていないという構造的な問題が指摘できます。少子高齢化が進み、限界集落が増える予測の中で、クマとの軋轢は今後も続きそうです。
本書は、一般読者の方を対象とした普及書です。すでに隣人と化したツキノワグマという動物について、まずはきちんと知ってもらいたいという願いで、その生態や現状について、最新の情報にもとづき、できるだけわかりやすくまとめてみました。もちろん自然科学にかかわる多くの方にもぜひ読んでいただき、ご意見をいただければ幸いです。

【主要目次】
第1章 ツキノワグマという動物
1 クマの仲間
2 アジアのツキノワグマ
3 日本への渡来
4 日本のツキノワグマ
第2章 森や人間の変化
1 分布域の急激な拡大
2 人里への出没
3 出没のメカニズム
4 個体数の増加
5 はげ山だった日本の山
6 狩猟者の減少
7 里山の機能喪失
第3章 人間との衝突
1 農業被害
2 林業被害
3 畜産業・水産業被害
4 心理的な被害
5 人身事故の実態
6 ツキノワグマの行動の変化
第4章 姿を消したツキノワグマ
1 九州のツキノワグマ
2 四国のツキノワグマ
第5章 管理や保全のための試み
1 非致死的管理の試み
2 集落に誘引しないための取り組み
3 危機的個体群の保全
4 管理や保全のための普及啓発
第6章 これからどうつきあうか
1 保護管理計画の現状
2 管理や保全の課題
3 モニタリングの課題
4 人身事故を繰り返さないために

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(*詳細)

作品情報

シリーズ
ツキノワグマ(東京大学出版会)
著者
レーベル
――
出版社
一般財団法人東京大学出版会
カテゴリ
実用
ページ概数
341
配信開始日
2023/12/8
底本発行日
2017/8/25
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
  • Android
    (スマホ/タブレット)
  • iPhone / iPad
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  • 実用 ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物

    ツキノワグマによる人身事故はなぜ起こるのか—―ツキノワグマと人間の歴史をていねいにたどりながら、生息場所である森の変化、そして人間の生活の変化をふまえて、都市近郊に出現するようになった現代のツキノワグマの生態をとらえなおし、これからのつきあい方を考える。

    【著者からのメッセージ】
    1980年前後から本格的に開始されたツキノワグマ研究は、人とクマの関係の好ましい在り方についての多くの提言を、さまざまな機会を利用して世に出すことで、普及啓発に一定の役割を果たしてきたといえます。そのため、ツキノワグマに対する一般の認識も、ポジティブとまではいえなくても、ネガティブからは好転してきたと感じていました。
    しかし、ツキノワグマの出没が2000年代に入ってから常態化するようになり、そのような年には数千頭のクマが捕獲されると同時に、100人を超える多くの方が負傷される事態となっています。決定的な事故は、昨年初夏に秋田県で発生した4件の死亡事故で、すべての被害者が食害を受けたことから、ツキノワグマに対するイメージは一気に悪くなってしまいました。
    その結果、秋田県では未曾有の500頭近くのクマが捕殺されることになり、その影響は本州の他の自治体にも波及しました。こうした状況の背景には、ツキノワグマの分布域が本州全体で拡大している一方で、その管理が適切になされていないという構造的な問題が指摘できます。少子高齢化が進み、限界集落が増える予測の中で、クマとの軋轢は今後も続きそうです。
    本書は、一般読者の方を対象とした普及書です。すでに隣人と化したツキノワグマという動物について、まずはきちんと知ってもらいたいという願いで、その生態や現状について、最新の情報にもとづき、できるだけわかりやすくまとめてみました。もちろん自然科学にかかわる多くの方にもぜひ読んでいただき、ご意見をいただければ幸いです。

    【主要目次】
    第1章 ツキノワグマという動物
    1 クマの仲間
    2 アジアのツキノワグマ
    3 日本への渡来
    4 日本のツキノワグマ
    第2章 森や人間の変化
    1 分布域の急激な拡大
    2 人里への出没
    3 出没のメカニズム
    4 個体数の増加
    5 はげ山だった日本の山
    6 狩猟者の減少
    7 里山の機能喪失
    第3章 人間との衝突
    1 農業被害
    2 林業被害
    3 畜産業・水産業被害
    4 心理的な被害
    5 人身事故の実態
    6 ツキノワグマの行動の変化
    第4章 姿を消したツキノワグマ
    1 九州のツキノワグマ
    2 四国のツキノワグマ
    第5章 管理や保全のための試み
    1 非致死的管理の試み
    2 集落に誘引しないための取り組み
    3 危機的個体群の保全
    4 管理や保全のための普及啓発
    第6章 これからどうつきあうか
    1 保護管理計画の現状
    2 管理や保全の課題
    3 モニタリングの課題
    4 人身事故を繰り返さないために

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